前期研修医体験記(2017年)

(2017年)

 

渡邉 竜也

 2年目研修医の渡邉です。昨年はKKR 札幌医療センターで研修を行い、たすきがけで今年北大で研修を行っており、計7か月間眼科を選択する予定です。
 私は医学部入学前から眼科に興味があり、将来の進路として考えていましたが、5年生の時にポリクリで眼科を回った際に参加させていただいた豚眼実習でその思いがさらに強くなりました。風貌からか、一般外科や整形外科の先生方に熱い勧誘を受けることが多くありましたが、元々細かい作業が割と好きなほうで、眼科の顕微鏡を使った繊細な手術に魅力を感じました。
 カメラを通して小さな病変を治療するという点で眼科の手術と似ている部分のある、消化器内科の内視鏡手術など、研修で色々な科を回りいくつか心が揺らぐ科はありましたが、実際に担当した患者さんが術後改善した視力に喜んでいる姿を見ることができたり、ほのぼのとした雰囲気の中にアカデミックな空気が共存する医局カンファレンスに参加する中で北大眼科への入局を決めさせていただきました。
 眼科を研修するまでは内科系しか回っておらず、初めての手術の助手に戸惑うこともありましたが、優しくご指導して下さった先生方にこの場をお借りしまして感謝申し上げます。至らぬ点も多々あるかと存じますが、これからも宜しくお願い致します。