(2013年)

田川 小百合

 北大病院初期研修プログラムのたすきがけコースを選択し、2年時の自由選択で3ヶ月間北大眼科を選択させていただきました。もともと学生の頃から眼科を希望していましたが、1年目に内科で研修した際に「やっぱり内科の方がおもしろい」と思い、2年目で11ヶ月選択する予定であった眼科を3ヶ月へ短縮しました。そんな心持ちで4月から眼科での研修が始まりました。
 最初はスリットの使い方すらわからず、まして眼底はちらりとも見えず、本当につらい日々が続きました。そんな中で、忙しい時間の合間に指導いただき、少しずつ所見が見えるようになってくると、もっと見えるようになりたいと思うようになりました。手術の助手も楽しく、自分でやってみたい気持ちが膨らんでいきました。眼科も面白くなってきた頃に研修は終了し、内科研修が始まりましたが、膠原病内科や糖病・内分泌内科での研修は眼科とも関連がある疾患が多く、今後の眼科医としての人生の中でもとても貴重で興味深い経験ができました。内科を研修している最中も、飲み会やご飯に誘っていただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。また、地方会の指導もしていただき、忙しい合間に時間を割いていただいた先生方には本当に感謝しています。とてもよい経験になりました。
 入局後はさらにご迷惑をおかけすると思いますが、自分のできることをひとつずつ増やしていけるよう自分のペースで頑張りたいと思っています。今後もどうぞよろしくお願いします。