ブラン・ド・ブラン

ブラン・ド・ブラン 
 キュベ・ド・レゼルブ 
   NV ピエール・ペテルス

■ 楽天での最低参考価格:3900円

「フランク・ボンヴィル」のところでも述べたが、僕が好きなブラン・ド・ブランの作り手と言えば、「サロン」、「フランク・ボンヴィル」、「ギイ・シャルルマーニュ」、そしてこの「ピエール・ペテルス」である。ピエール・ペテルス には、この他にNVの「エクストラ・ブリュット」や「ロゼ」、ミレジメの「レ・シェティオン」や「レ・スプリ・ド」などがある。全て試してみたが、最もコストパフォーマンスが良いのはこの「キュベ・ド・レゼルブ」。柑橘とシードル香が混じったようなフレッシュな香り。口に含むと、ブラン・ド・ブランにありがちな酸を感じるだけの平坦で単調なものではなく、とてもリッチでエレガント。それは、温度が高くなってくるとより鮮明に感じられる。酸がしっかりしていてミネラル感もあるので、シーフードはもとより、どんな料理にも合いそうなシャンパンである。恐らく、この価格帯のブラン・ド・ブランの中では、間違いなくトップクラスのシャンパン。ちなみに、パーカーポイントは92点。

以下は「ヴィノテーク誌2011年12月号」田崎真也が利くシャンパーニュ21種のコメントより抜粋

「色調はグリーンがかった淡いイエロー。気泡のキメは細やか。香りは華やかで、黄色いリンゴや洋梨のコンポートやアカシア、金木犀の花に、パンやナッツ、ミネラル香などが調和。味わいは柔らかな果実味から、広がりには爽やかな酸味となめらかな気泡の刺激を感じ、余韻にミネラル感を含むエレガントを残す。」

ブリュット プレステージ  NV 
フランク・ボンヴィル

■ 楽天での最低参考価格:5200円

シャルドネ100%のブラン・ド・ブランである。いずれ改めて紹介したいと思うが、僕が好きなブラン・ド・ブランの作り手と言えば、「サロン」、「ピエール・ペテルス」、「ギイ・シャルルマーニュ」、そしてこの「フランク・ボンヴィル」である。この「ブリュット プレステージ」は、漫画“神の雫”風の表現を用いるなら、「初秋の爽やかな高原の朝である。結実したリンゴの木の下で、少女がソーダ水を飲んでいる」となる。古酒の割合が高いのだろうか?ブラン・ド・ブランでありながら味に厚みがあり、それでいてスッキリとした後味。泡はきめ細やかで口当たりも滑らか。それでいて絶妙な酸。蒸し暑い夏にはピッタリのシャンパンである。

以下は販売店のコメント

「シャルドネの最高のエリア、コートデブランでできる特級畑の葡萄使用。自家栽培・自家醸造の一番自慢のキュベ・プレステージ。香ばしくクリアな果実の香り、すっきりとした中にも品があり、永遠を思わせる泡立が特徴。相性のよい料理は、白身魚のムニエル、ホタテ貝のバターしょうゆ」