神経眼科外来 Neuro-Ophthalmology 

【責任医師】田川 義晃

【担当医師】新明 康弘、荻野 陽、藤田 幸大、新海晃弘、中村佳代子

 いつも患者さんをご紹介くださり、感謝申し上げます。
 2022年度は、新明 康弘、中村 佳代子、田川 義晃、新海 晃弘、片岡 慶次、木野田 さくらで神経眼科外来を行っています。

 新明先生には時計台記念病院から毎週お越しいただき、これまで同様に神経眼科診療をご指導いただいております。診断や治療が一筋縄ではいかないことの多い神経眼科分野において、新明先生なくして本外来は成り立ちません。

 中村先生は、北海道医療センターとの共同研究である、脳脊髄液減少症に対する臨床研究を継続しつつ、その豊富な知識で本外来を導きながら、患者さんに寄り添う診療を行っています。帰宅する患者さんに笑顔が多いと定評があります。

 田川先生は、ドライアイ外来でご多忙の中、痛みなど困った症例に対し貴重なご意見をいただいています。

 片岡先生と木野田先生は、2022年度から本外来メンバーに加わり、診療のみならず臨床研究にも積極的に取り組んでいます。

 片岡先生は、本外来の外来運営にも心を配りながら、精力的に入院患者さんの治療を行っています。2022年度の神経眼科学会ではエタンブト ール視神経症の予後予測に関して報告しました。

 木野田先生は、その問診力で患者さんの隠された外傷歴を暴きます。また積極的に入院患者さんの治療を受け持っています。2022年度の神経眼科学会で、高齢女性に見られた抗MOG抗体陽性視神経炎について報告しました(左図参照)。

 筆者(新海)は引き続き外来・病棟で頑張っています。神経眼科疾患で診療に難渋する患者さんがいらっしゃいましたら、ご忌憚なく本外来に ご相談ください。今後とも神経眼科外来をよろしくお願い申し上げます。

 

図説

高齢女性の両眼に見られた抗MOG抗体陽性視神経炎の造影MRI。発症から3か月経過して受診したが炎症は持続していた。