新入医局員あいさつ 木嶋理紀(11号2006年9月発行)

 今年度、新入局員の木嶋理紀(りき)です。H16年度開始の卒後臨床研修終了者で、本来は遠藤悠美子先生、斉藤理幸先生、董震宇先生、岡田明子先生と同期なのですが、出産のため研修をお休みしていたため、3ヵ月遅れで研修を終了しました。しかし、眼科では今年4月から初めて勉強させて頂いていますので、まだまだわからないことだらけです。今年度はまず外来で半年間勉強させて頂く予定ですが、最初、研修医の皆さんがそうであるように、専門用語も、検査器具も初めて触れるものばかりで、用語集や検査の本を片手に格闘する日々を過ごし、使い方が少しづつ分かってはきたものの、今度は所見がうまくとれず、後から(諸先生方が記入された)カルテを見比べて、悩む日々が続いています。でも幸いなことに先に眼科研修を終えている同期の先生方や同じく研修を始めた臨床研修医の先生方がいらっしゃるので、初歩的なことでも質問・相談ができ、大変恵まれているのではないかと感じています。北大眼科の大きな魅力の1つは、年代にかかわらず、丁寧で熱心に指導してくださる先生が多いことだと思います。中途研修の受け入れ、突然の入局に関して南場先生に多々ご尽力いただいていますし、研修評価やその後もいろいろと北市先生にお世話になっています。また4月からスタートした白内障外来では笹本先生にご指導いただいています。そのほか、1つ1つあげればきりがないほど色々な先生方に、眼科的なこと、それ以外のことも悩みを聞いて頂いたり、アドバイスを頂いたり、教えて頂いたりして、難しく悩む日々ではありますが、充実した日々を過ごしています。なにより、こんな半端な時期の入局者である私を暖かく迎え入れてくださった大野教授、北大眼科医局の懐の深さに感服しております。眼科は、他科では代わりができない、その専門性の高い所見を自分でみることができ、診断し、治療し、経過観察までずっと関わっていける、という点が魅力だと思います。まだまだ最初の段階をクリアできるのは先ですが、自信をもって眼科医です、と言えるようにがんばっていきたいと思います。

 

いつも首から院内PHSぶら下げて頑張っています。(今は大学でも1人1個院内PHSが支給されています)