さっぽろ眼科・眼形成クリニック

院長 石嶋 漢

2020年8月1日、札幌市中央区南1条西14丁目 ウィステリア南1条ビル2階にさっぽろ眼科・眼形成クリニックを開院させて頂きました。大学での専門領域が「眼形成、神経、涙道、腫瘍」と眼球以外の自分にとって、眼の外側をほぼカバーできるクリニックが理想でした。大学で採用できなかった涙道用ジョーンズチューブ、腫瘍を平面で削り取るスキャンレーザー、笑気麻酔の導入、鼻腔腫瘍と涙道評価を同時に行える頭部CTの導入を行いました。特にCTは涙液涙道学会で衝撃を受け、すでに採用しているクリニックに見学に行き、導入に踏み切りました。これで涙道の中と外の評価を行える様になり、更にDCRでの骨の切除方向と量を正確に評価でき、安全性が高まったと思います。

 

開院3ヶ月で4例の悪性疾患を経験し、やはり市中に眠っている悪性疾患の存在を強く感じます。対応疾患は、下垂、内反、流涙症はもちろん、外眼部〜眼窩、結膜などの腫瘍、神経麻痺後眉毛下垂、眼瞼痙攣などです。薬物治療、外科的治療も含め治療しております。CTなどで発見した鼻腔疾患に対しては北大耳鼻科同門のクリニックと連携し対応させて頂いております。眼形成の研修では水門先生が当院で手術できる体制を整え、涙嚢鼻腔吻合術や皮膚移植などの手術も指導していく予定です。2021年1月より「義眼外来」を義眼師の水島先生と行う予定です。義眼に対し幅広い対応が可能になります。白内障手術については、当院では行わず、近隣の先生にご紹介させて頂いております。ご迷惑をおかけしておりますが、今後とも宜しくお願いいたします。

 

また、北大同門会より時計を頂きました。この場をお借りして同門会員の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。今後とも宜しくお願いいたします。