フランス

メルキュレ・プルミエクリュ・レ・ヴレ
 2018年 ドメーヌ・フランソワ・ラキエ

 グラスに注ぐと、ブルゴーニュとは思えないくらいの濃厚な色調。口に含むと、無濾過ワインのような重厚感のあるスパイシーなアタックが押し寄せる。初めは甘みがそれほど感じられないが、時間が経つにつれて甘みと重厚感が増し、さらに、タンニンも増してくる。それでもタンニンはシルキーで柔らかく、2018年という若いワインとは思えないほど。ブルゴーニュワインにしては、コスパとポテンシャルの両方を備えたワインである。(2020年12月試飲)


■ 楽天での最低参考価格:6138円
■ パーカーポイント92+点
■ ぶどうの種類:ピノ・ノワール

以下はパーカードットコムを記載した販売店のコメント
 この2018年のメルキュレ・プルミエクリュ・レ・ヴレは、非常に有望株であり、僅かなボトルの熟成によって、Les Naugesに十分匹敵する今年最高の赤ワインのタイトルを獲得するものである。野生のベリー、フルーツ、カシス、針葉樹林、スパイシーなオーク新樽のアロマが混ざり合い、ミディアムからフルボディでビロードのような触感、そして何層にも重なり合った味わいが、生き生きとした酸、きめ細かいタンニン、そして身にしみるような余韻の中にある。最近の瓶詰めの後、未だ少し閉じているが、少なくとも1年か2年の辛抱でそれが報われることになるであろう。(12th Jun 20200, The Wine Advocateより一部抜粋して転載)

ヴァンソーブル・レ・コルニュ
 2017年 ファミーユ・ペラン

 注ぐと、色こそ濃厚だが、決してインクのような濃さではない。グラスの中に漂う香りは、透明感のある気品を備えている。口に含むと、南仏特有のリッチなテイストながら、決して濃いわけではなく、グルナッシュ特有の甘い陽性的な味というより、むしろシラーによるブラックベリーに香草を浸したような独特なスパイシーさを感じる。酸味や糖度は最小限に押さえられ、全てに偏りがない絶妙なバランス。それゆえに高得点とはならないものの、誰にも好まれ、どんな料理にも合いそうなユーティリティーの高いワインに仕上がっている。2017年という若いワインなので、多少タンニンを感じるが非常にきめ細やかな舌触りで、早飲みできるワインだ

■ 楽天での最低参考価格 2618円
■ Wine Spectator誌92点
■ ぶどうの種類:グルナッシュとシラーのブレンド

以下はワイン販売店が掲載しているWine Spectator誌のコメント
「ラズベリー、チェリー、レッドカラントのクーリのフレーバーがミックスされた、明るくフレッシュなスタイルで、軽いブランブルとミネラルのアクセントが強調されている。フィニッシュを通して、素晴らしくジューシーなエネルギーを表現し、潜在的な深みが現れてくる。 グルナッシュとシラー。2020年から2025年まで飲み頃ベスト。」(Wine Spectator誌2019.12月号より

クロ・ヴージョ ミュジニー グラン・クリュ 
   2009年 グロ・フレール&エ・スール

  

■ 楽天での最低参考価格 8900円(税込9612円)

 暑かった2009年のブルゴーニュはカリ・ピノ(米カリフォルニア・ピノ・ノワール)のようなニュアンスだと言われるが、このグラン・クリュもまさにそのイメージにピッタリのワインだ。グラスに注ぐと蒸せるほど華やかな香りが漂う。口に含むとかなり糖度が高く、それでいて果実味があり、タンニンはシルキーで滑らか。現在でも既に十分早飲みできるレベルである。しかも、ピノ・ノワールであるのにシラーのようなスパイシーさも感じられ、樽香も複雑さを与えている。グラン・クリュのブルゴーニュにしてはコスパも悪くなく、十分お勧めできるワインだ。

以下はインポーターおよび販売店のコメント(一部省略)

 評論家の大御所M.Wのセレナサトクリフ女史に「チョコレートのような味を帯び、力強さをその内部に秘めている。肉付きが豊かでおおらかな後味がいつまでも漂う」と言わしめたクロ・ド・ヴージョ特級!
 グロ・フレールはずばりその斜面上部のシャトー・ドゥ・クロ・ド・ヴージョに隣接し(他に隣接するのはドメーヌ・ルロワとメオ・カミュゼ)しかもミュジニーとも隣接する最高立地に1.5haの小さな畑を所有!年産7,000~8,000本しか造られない貴重なワイン!
 なんとこの2009年のクロ・ヴージョ・ミュジニーで、ロバート・パーカー・ドット・コムで驚異の94点(2019~2029年)を獲得!ワインスペクテーター誌でも92点の高評価(2016〜2032年)獲得!今やパーカーをも凌駕する勢いの、アラン・メドゥのバーガウンド・ドット・コムでも93点(今~2021年+)(Issue 45)で激賞!ベタンヌ&ドゥソーヴでも、3B&Dマークでこのワインが17.5/20(2017~2024年)を獲得!しかもベルナール・グロ自ら「Very very good vintage」と絶賛するグレイト!2009年もの!エキゾティックなアロマとリッチな味わいが特徴の究極のクロ・ド・ブージョ!

カンテサンス 2010年 
    シャトー・ペスキエ

 

■ 楽天での最低参考価格 2130円

 南仏らしいインクのように濃厚なワインカラー。鼻を近づけると複雑な香りが鼻腔を突き抜ける。口に含むと、高い糖度に加えてプルーンやブラックベリーなどが感じられ、スパイシーさもほどほどある。グルナッシュとシラーのブレンドらしいが、グルナッシュ特有の甘い香りはなく、シラー単一と勘違いしてしまうほど。2010年の若いグルナッシュ・シラーブレンドとは思えないくらいタンニンはシルキーで、若飲みできる素晴らしいワインだ。恐らく、誰が飲んでも美味しいと感じられるコスパ抜群の赤ワインである。

以下はインポーターおよび販売店のコメント(一部省略)

 ロバート・パーカー大注目の★★★★4つ星生産者で、「南仏ヴァントゥーのスーパーエステイト(素晴らしい生産者)」と絶賛される造り手!人気生産者であるとともに、AOCヴァントゥーのリーダー的存在でもある。ペスキエのワインのキーワードは“フレッシュ感”、“力強さ”、“凝縮感”、“複雑さ”、“エレガントさ”。最高立地の自然派リュット・レゾネ(減農薬)の畑で生産されるシラー種80%とグルナッシュ種20%をブレンドして作られている。“真髄”と名付けられたこのワイナリー最高峰のフラッグシップワイン。低収量の厳選されたぶどうを、バリックの新樽でマロラクティック発酵し、しかもバレルで12ヶ月以上熟成させて造られる渾身の1本。2009年ヴィンテージは、フランス・アシェットガイド誌2012年版で★★スター、パーカーポイント93点の高評価。さらに、ベタンヌ&ドゥソーヴ2012年版ではB&Dマーク付き高評価、Dussert-Gerber2012年版では2es Grands Vins Classesに選出された。深みがあり、スパイシーで、バリック仕立てのシラーらしい濃厚な味わい。

シャルム・シャンベルタン  2002年
     カミュ・ペール・エ・フィス

  

■ 楽天での最低参考価格 7329円

ワイングラスに注ぐと色は薄めで香りも弱い。しかし、それが逆に落ち着いた品の良い香りに感じられる。口に含むと先ずは糖度を感じ、凝縮された良いヴィンテージのぶどうであることが分かる。ピノ・ノワール特有のイチゴのような香りはするものの、それはフレッシュな感じではなく、実にエレガントである。酸もアフターも適度で心地よいレベル。グッドヴィンテージのグランクリュ(特級畑)であることを考えると、コストパフォーマンスも悪くない。更に良年である2005年も試してみたが、今飲むならこちらの方が遙かに飲み頃でお勧めである。

以下はインポーターおよび販売店のコメント(一部省略)

 ジュヴレ特級最大の所有者ジョセフ・カミュによって設立された。現当主ユベールはその孫に当たり、現在所有する畑の約2/3は特級畑。このドメーヌでは生産量の約70%をドメーヌ元詰めし、残りはネゴシアンに販売。現在は娘のエディーとの二人三脚でドメーヌを運営している。ユベールお気に入りの1920年製のプレス機でゆっくりプレスされたワインは15~18ヶ月、樽熟成。新樽の比率は平均で25%(グラン・クリュに関しては約50%)。できるかぎりシンプルに、人為的介入を最小限に抑え、1つ1つの作業を丁寧に行うことでブルゴーニュの、シャンベルタンの威厳が生まれると言う。数々の賞賛の声があると同時に、「現代風でない」という彼等のワインに対するマイナスの評価も多々存在する。「私達は年間数十万本を生産しているわけではありません。ずっと続けているものはシャンベルタンという特別な土地の魂をワインに宿すこと。伝統に拘るのもそのためで、それがクラシックな味わいと評価されるのは当たり前のこと。それでも我々のワインを認めてくれる人たちがいるのはとてもありがたいし、その人たちのためのワイン造りが今後も続けられれば幸せです。」控えめな口調ながらカミュ 親子のこの一言には彼らの信念が垣間見えるよう。濃縮感よりエレガントさを感じさせるワイン。力強さより優しく長い余韻。奥に潜む、味わいの存在感は、ワイン全体にエネルギーを与えているようにも思える。それを発見したとき、このドメーヌの本当の評価ができるのではないだろうか。

シャトー・レ・ヴィミエール 2009年

  

■ 楽天での最低参考価格 2772円

グラスに注ぐと、やや濃めのワインカラー。グラスに顔を近づけても中からの香りはあまり漂ってこない。口に含むとブラックチェリーのようなベリーの風味と微かに花の香りが広がる。良年だけあって糖度は高めで酸は少なめ。グラスを回すと、グラスの内壁にワインの涙が幾重にも滴る。カベルネ・ソーヴィニョンとメルローのブレンドらしいが、メインのぶどうであるカベルネ・ソーヴィニョン特有の葉巻臭さや土臭さが上手く抑えられていてとても飲みやすい。逆にその分、複雑さは感じられない。しかし、まだ若い割にはタンニンがさほど強くなく、シルキーで早飲みできる良質なワインである。
生産地:ボルドー/オーメドック
ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン70%、メルロー30%

以下はインポーターおよび販売店のコメント

わずか30樽しか造られるない、第一級5大シャトーの原形とも言える極上ボルドー。実に第一級5大シャトーのうち、4つの偉大なるシャトーのコンサルタントを務めるボルドーの神・ジャック・ボワスノが“秘密の庭”と呼ぶ、ボルドー聖地に聳える秘密のシャトーで造られる幻の雫。
「完熟した黒い果実やチェリーの風味がグラスに注いだ瞬間から落ち着いた雰囲気とともに広がり、それを口に含むとカベルネ・ソーヴィニョン主体であることを証明する絶妙の苦味が風味となって相まって見事なバランスを醸し出しているんです」

サン・テグジュペリ 2007年 
         シャトー・マレスコ

 

■ 楽天での最低参考価格 6800円

抜栓してグラスに注ぐと、部屋中に様々なベリーやサクランボ、トピカルフルーツのような陽性の香りが漂う。色は濃いガーネット色をしている。カベルネ・ソーヴィニョン独特の枯れ草や土臭さもなく、艶やかな香りがフワッと優しく鼻腔を突き抜ける。糖度を感じ、エレガントでありながら実に絶妙なブレンドバランスだ。飲んだ瞬間よりもずっとアフターが長く感じられる。2009年(パーカー96点)などの良い年に感じられる複雑さこそないものの、逆にオフヴィンテージだからこそ、今飲んで素直に美味しいと思える1本である。値段を考えるとコスパ抜群の1本。(2013年12月追加)
生産地:ボルドー/マルゴー 3級
ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン50%、メルロー35%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド5%のブレンド

ニュイ・サン・ジョルジュ 
  レ・ムルジュ  
    2007年 アラン・ユドロ・ノエラ

 

■ 楽天での最低参考価格 9187円

 グラスに顔を近づけると、華やかな香りが漂ってくる。口に含むと、タンニンが優しく、シルキーで滑らか。それでいて、どこかしらスパイシーで、エレガントさを感じる。酸も柔らかで僕好み。2007年産ではあるが、既に飲み頃に入っている素晴らしいブルゴーニュワインである。時間が経つにつれてリッチな味わいが深まり、甘く妖艶さすら感じてしまう。本当に美味しいブルゴーニュのピノ・ノワールを飲んでみたい方には、お勧めの1本。

以下はインポーターおよび販売店のコメント

「アラン・ユドロ・ノエラは、古き良き時代のブルゴーニュを作り続ける傑出したドメーヌ。古典的姿ながら20年も30年もしないと飲めないワインではなく、比較的6〜10年ほどで開いてくるワインだ。とは言っても現代的なジューシーなスタイルではない。元々イギリスや本国フランスに固定客が多く、輸出に回る数が少ないために、今までまともな状態のワインが輸入されたことはほとんど無いのが現状。12hもの畑を所有するが、数が少ないのはその人気ぶりを窺える。最も有名なのは“クロ・ド・ブージョ”で、この畑の所有者の中では1、2を争うほどのワインを作りあげる。よっぽど区画が素晴らしいのであろう。どの畑もかなり魅力的で、所有して熟成を待ちたい。開いてくるとそれは魅力的な世界がある。2007年は飲んで美味しいヴィンテージ!味覚的には実に享楽的なワインです!」

ジュヴレ・シャンベルタン  2005年  
     モンジャール・ミュニュレ

 
 

■ 楽天での最低参考価格:5229円

 何だ!グランクリュ(特級畑)のようにパワフルで妖艶な香りは!!口に含むと、適度な糖度と東洋的なスパイスの香りが襲ってくる。良いワインに特徴的なアフター(余韻)も長く、苺のようなニュアンスも感じられる。2005年の村名ワインのせいか、タンニンも落ち着いていてとてもエレガント。思わず、2004年限定のルロワの特別な村名ワイン「ヴォーヌ・ロマネ」が思い浮かんでしまった。抜栓すると、すぐに香りが萎んでしまうブルゴーニュの村名ワインとは明らかに異なり、とてもパワフルで複雑な香り。ブラインドでテイスティングしたなら、間違いなくグランクリュと間違ってしまう。この2005年の村名ワインは、コストパフォーマンス抜群の怪物ブルゴーニュワインだ。もしも、この2005年を見つけたなら、絶対に購入すべし!

以下はインポーターおよび販売店のコメント 

「“誰もがわかる王道のおいしさ”、“素直に表現されたテロワールの個性”とワイナート誌でコメントされています!!以前から、当店で販売もしており、 業務販売でも好評を頂いている造り手です!凝縮した果実の香りやパワフルな味わいは、まさにジュヴレ・シャンベルタン!といえる味わいを楽しませてくれるはずです。安定した品質で素晴らしいアイテムを生産しています。ワイナート誌でも“教科書と言ってもいいほどの、アペラシオンのわかりやすい表現がある”とコメントされており、安心して楽しめるワインです。一人で飲むにもお勧めのアイテムです!」

ミシェル・ガシェ・コート 
    ・デュ・ローヌ 
        2010 セルシウス

 

■ 楽天での最低参考価格:1480円

 グラスに注ぐとシラー種を思わせるスパイシーな香り。それでいながら甘いグルナッシュ種の香りが後から追ってくる。2010年産のワインなので多少タンニンを感じるが、むしろ南仏の割にはしっかりとした酸が印象的。しかし、糖度があるので酸はさほど気にならない。このワインはパーカーポイント93点を獲得しているが、最近のパーカー高得点ワインには、グルナッシュ種(イタリアやスペインのガルナッチャ種、イタリア・サルディーニャ島のカンノナウ種)が多いように思う。一緒に頂いた肉料理との相性も良く、甘みと酸味、そして香りのバランスもいい。新大陸や南仏ワインが好きの方にはお勧めのデイリーワインである。

以下はインポーターおよび販売店のコメント。 

「その味わいたるや、なんというジューシーな果実味!!ラズベリーやチェリーの赤果実たっぷりのいい香り、さらにハーブやふんだんなスパイスも加わり、チャーミングかつ官能的な香りが湧き出るように漂ってくる!!口当たりは極めて滑らか、口に広がるタンニンは豊かな力強く良く熟していて、そしてやはり何と言っても果実味が超ジューシー!!さらに その余韻も複雑かつゆったりと広がっていく!!」 

シャトー・ヌフ・デュ・パプ  
 キュヴェ・プレステージ・ 
   アレクシス・エスタブレ 2001  
ドメーヌ・デュ・グラン・ティネル

 

■ 楽天での最低参考価格:3880円

 南仏の「シャトー・ヌフ・デュ・パプ」にしては、それほど色が濃くない。香りは上品で程良いブラックベリーの香り。口に含むとプルーンのような濃厚なアタックがあるが、後からゆっくりと酸がやってくる。既に10年以上経過しているため、タンニンは滑らかで熟成香もある。若いシャトー・ヌフ・デュ・パプにありがちな高糖度、高タンニン、強アタック、強アフターの角が全て取れ、美味しいシャトー・ヌフ・デュ・パプに仕上がっている。この値段でこのように熟成された飲み頃のシャトー・ヌフ・デュ・パプには、滅多に出会えない。

以下は販売店のコメント 

「“素晴らしいシャトーヌフ・デュ・パプは、人間の本能に働きかけ、飲めば中毒になると言っていいほど人を惹きつける力がある”ザ・ワインアドヴォケイト・パーカーポイント91点の評価!!デキャンター誌 銀メダル。ブランデーに漬けられたプラムやチェリーが混ざった香りに樹脂や森の香り。タンニンも程よく余韻が長い、凝縮した味わいの高級感漂うフルボディー。」

コート・デュ・ローヌ 2010年 
 ドメーヌ・ロシュ・オードラン

 

■ 楽天での最低参考価格:1380円

 南仏らしくフレッシュで甘いプルーンとベリーの様な香り。それでいながら口に含むとスパイシーなアフターが。糖度も酸もほどほどでバランスが良く、どこかしら高級感がある。2010年なのでまだタンニンを感じるが、抜栓して時間が経つにつれて次第に円やかに変化する。翌日飲んでも良いくらいだ。この値段を考えれば、デイリーワインとしては飲むにはかなりお買い得である。

以下はインポーターおよび販売店のコメント。 

 1994年に20ヘクタールの畑を父から引き継いだ現当主ヴァンサンは1998年に醸造所を設立し、当初は樽ごとワインを著名なネゴシアンに販売しておりました。その顧客はジャン・ルイ・シャーヴ、ギガルなどです。特にシャーヴは「J・L・シャーヴ・コレクション」というブランドを立ち上げる際に彼が認めた4人の生産者からブドウを購入しておりました。そのうちの1人がこのロシュ・オードランです。彼の20ヘクタールの畑は、高台の丘陵地にあり、日当たりの傾斜としては抜群の立地にあります。その畑に植わるブドウはどれも樹齢が古く、カリニャンやグルナッシュにおいては樹齢100年にもなります。またシラーでも樹齢40年以上です。これらの古木を彼はなんと有機栽培で育てています。現在は化学肥料や除草剤の使用は一切行っておりません。 

ぶどう品種は、グルナッシュ種60%(セザール同区画55~100年使用)、シラー種15%、カリニャン種15%のブレンド

ミネルヴォワ・キュヴェ 
  ・ラ・バスティード 2008年  
    シャトー・クープローズ

 

■ 楽天での最低参考価格:1365円

 フランス最大のワイン生産地・南仏ラングドック・ルーションの赤ワイン。香りはそれほど強くない。微かに香るプラムとベリーの香りに湿布薬にも似たスパイスの香りが加わる。アフターもほどほどで心地良い。2008年産なので酸を感じるが、適度な糖度とタンニンが加わることで、絶妙なバランスが際立つ。誰が飲んでも飲みやすく、とても軽く感じるので、万人受けしそうなデイリーワインである。抜栓後30〜60分くらい経った方が最も美味しく感じられた。 グルナッシュ45%、カリニャン45%、シラー10%

以下は販売店のコメント

「9~10月初めにかけて収穫されたグルナッシュとそれより1週間遅く収穫されたカリニャンをブレンド。ふたつの品種を個々に別々に除梗、破砕せずにタンクに入れ最高温度32度で発酵。8日後に全ての果粒の果皮を破るために、別のタンクに移して発酵を続け、カリニャンは1ヶ月、グルナッシュは2ヶ月間のマセラシオン。1年間タンクで熟成してブレンド、瓶詰めを行う。ミネラル感のある畑の個性が反映された味わい。」 「シャトー・クープ・ローズは、どのワインもハイレベル!ワイン王国の名物企画『ブラインドテイスティング』では、2002年が78本の中から見事五ツ星を獲得。さらには5人のテイスターのうち銀座「レカン」の大越ソムリエが、一押ししたワイン。今回の2004年はワインアドボケイト誌にてベストバイに選ばれました。お味の方は、ランドックの代表的なブドウ品種であるグルナッシュとカリニャンをうまく表現しており、野イチゴが一番甘くなる区画で栽培。スミレやチェリー、ブラックベリー・リキュールのような香りがハツラツとして、果実の健全さがうかがえます。余韻に残るスミレの香りがなんとも印象的。」