鮨 かんび
呉服町にある人気の寿司店。ビルの1階の暖簾をくぐると通路があり、更に奥に入口がある。店内に入ると、カウンター席8席と完全個室の小上がりが1つある。3月から若手職人がもう1名加わるということだが、現在は店主と若手職人一人の2名体制でやっているため、かなり忙しそうだ。メニューはつまみと握りがセットになったおまかせコースのみで、12000円と15000円の2コース。今回は久々の福岡取材だったので、この店の実力を探る意味で高い方を選択。
この店の特筆すべき点は、何と言っても日本酒のセレクトが良いことだ。メニュー以外にもいろいろと隠れアイテムがあり、この日特に良かったのは、三重の「而今(じこん)」の純米吟醸。コースは茶碗蒸しを含むつまみがいろいろと出て、その後に握り寿司で締めるという大阪スタイル。この日は「毛蟹と真鱈の白子の茶碗蒸し」からスタートし、「イイダコと蒸しアワビの肝ソースがけ」、島根産天然鰻の「うざく」、「三種の刺身の盛り合わせ(甘鯛、星カツオ、ブリ)」、「味付け数の子」、口直しの「新沢庵」、「銀杏の素揚げ」、「ノドグロの味噌漬け」、「ナマコのコノワタがけ」へと続き、その後小振りな握りが10貫と巻物、味噌汁で終了となった。大きな羽釜で炊かれた赤酢の酢飯は美味しく、まさに、日本酒を飲みながらつまみをいただき、最後に握りで締めたいという日本酒好きにはうってつけの寿司屋と言えよう。
正直なところ、握り寿司の評価は2つ星で、つまみが1つ星、トータルで1.5星といったところだが、前述のように、寿司屋にしては日本酒の品揃えが良く、店主の心遣いも素晴らしかったので、最終的な満足度として2つ星評価とした。(2016年2月追加)
福岡市博多区綱場町1-11 飯尾ビル1階
電話番号:092-271-1308(要予約)
定休日:月曜
営業時間:12時〜14時、18時〜22時
予算:おまかせコース12000円と15000円
アクセス:地下鉄箱崎線・呉服町駅の6番出口(エレベーター)を出て左へ。大博通り沿いの最初の角を曲がると左に見えるビル。呉服町駅から徒歩1分
最寄りのランドマーク:地下鉄箱崎線・呉服町駅、大博通り、佐賀共栄銀行
お勧めポイント:つまみが充実した本格的な江戸前寿司店
左のビルですココです!暖簾をくぐると通路が・・・中に更に暖簾の掛かった入口が店内はカウンター席が8席と個室の小上がりが1つあるお酒は日本酒のセレクトが良い。これ以外にもいろいろとあり、この日良かったのは、三重の「而今(じこん)」の純米吟醸15000円のコースの最初は「毛蟹と真鱈の白子の茶碗蒸し」2品目は「イイダコと蒸しアワビの肝ソースがけ」島根産天然鰻の「うざく」は、サッパリとして肉厚「三種の刺身の盛り合わせ(甘鯛、星カツオ、ブリ)」手前から。ボンズ、塩、醤油「味付け数の子」は、数の子が塩素臭くイマイチ口直しの鰹節のかかった味付けの「新沢庵」「銀杏の素揚げ」は、揚げすぎてダメ長崎五島産「ノドグロの味噌漬け」はトロトロで最高の美味しさ!つまみの最後は「ナマコのコノワタがけ」握りの最初は何と「コハダ」。大きな羽釜で焚かれた酢飯が美味しい。締め具合は江戸前風にキッチリと締められている「スミイカ」の白さと赤酢を使った酢飯のコントラストが美しい「本マグロの大トロ」「赤ウニ」ではなく、著しく小振りな佐賀県唐津産の「ムラサキウニ」は、ミョウバンの苦みあって良くない。店主にも言ったが、やはり2月は、札幌の 「鮨 しののめ(→ 札幌グルメバイブル・寿司の頁を参照)」 で食べた「北方四島産・無添加バフンウニ」が最高だと思う 「ヒラマサ」はコリコリとした食感と適度な脂ののりがいい長崎五島産の「真鯛」「サワラ」「ミル貝」茹でたての「車エビ」は香り質共に最高レベル対馬産の「穴子」最後は巻物で(玉子、ムラサキウニ、本マグロのトロ、キュウリ,白ごまとあともう一つの素材は忘れました)