セッション SESSION
天神のビルの2階にある本格派の広東料理店。メインダイニングは縦に細長く、三角形のような形をしている。窓側の席からは大きなガラス越しに外を眺めることができる。席は通常のテーブル席の他に、カーテンで仕切られた3~6名用の個室と5~13名用の完全個室がある。
この日はランチタイムでの訪問。ランチコースは2000円と3000円の2コースがあったが、コースの内容を見て2000円のコースを選択。さらに、アラカルトから焼き物2品を追加注文した。ランチタイムはこの他に、メインディッシュ1品にスープと点心、サラダが付いた1000円と1200円のランチプレートがある。壁側のテーブルにはいろいろなワインや飲み物が氷で冷やされており、まるでフレンチレストランのようなビジュアル。
別注文の「焼きたてチャーシュー(蜜汁叉焼)」はとてもジューシーで、「トントロの焼き物」もまた格別な食感でいい。この店の焼き物は実に美味しい。これに対して、コースの「2種類の前菜の盛り合わせ」のクラゲと豚すね肉ともにイマイチで、クレソンともマッチしていなかった。「揚げた卵と5つの野菜の甘酢餡かけ」の卵はフワッとしていて、火の通し方、塩味ともに良かったが、甘酢とは今一つ合わないような気がした。また、ランチなので牛肉の素材自体は良くなかったが、「豆豉炒牛肉(牛肉の豆豉炒め)」は、火の通し方、味付けともに良く、炒め物もスキルの高さを感じさせる出来だ。日本料理を判断する最大のポイントが「椀」であるように、広東料理のレベルを判断する最大のポイントはスープ「湯」であろう。この日のメニューは「湯」ではなく「魚肚山葯粥(山芋のお粥仕立て)」であったが、これが最高の出来だった。米の代わりに長芋をペースト状にしたすり流し状態のスープに金華ハムや魚の浮き袋などが入っており、コリコリとした浮き袋の食感に加えて、丁寧にとられた湯の深みが素晴らしかった。デザートの「滑らか杏仁豆腐」はトロトロで食感は最高だったが、杏仁の香りに欠けていたのが残念だった。
ちなみに、焼き物に加えて、炒め物とスープ(実際には粥)が良い店はありそうで実はなかなかなく、福岡のランチでこの様なハイレベルな中華料理をいただけるとは思っていなかった。(2017年7月追加)http://www.tenjinterra.com/session/
福岡市中央区渡辺通5丁目25-18 天神テルラビル2階
電話番号:050-5571-4171
定休日:水曜
営業時間:11時半〜14時、17時半〜20時半
予算:ランチコース2000円、3000円、ディナーコース5000円、8000円
アクセス:地下鉄七隈線・南天神駅6番出口を出てすぐ右にあるビル。南天神駅より徒歩1分(大丸福岡天神店の南向かい)
最寄りのランドマーク:大丸福岡天神店
お勧めポイント:本格的な広東料理がリーズナブルな価格で食べられる
ビルの2階です
ココです!
メインダイニングは縦に細長く、三角形のような形をしている
壁側のテーブルにはいろいろなワインや飲み物が氷で冷やされており、まるでフレンチレストランのようなビジュアル
今回注文した2000円のメニュー
メニューのアップ1
メニューのアップ2
コースの「2種類の前菜の盛り合わせ」。クラゲと豚すね肉ともにイマイチで、クレソンともマッチしていなかった
別注文の「焼きたてチャーシュー(蜜汁叉焼)」はとてもジューシーで、「トントロの焼き物」もまた格別な食感でいい
「焼きたてチャーシュー(蜜汁叉焼)」
「トントロの焼き物」
「揚げた卵と5つの野菜の甘酢餡かけ」
卵はフワッとしていて、火の通し方、塩味ともに良かったが、甘酢とは今一つ合わないような気がした
豆豉炒牛肉(牛肉の豆豉炒め)」
火の通し方、味付けともに良く、炒め物もスキルの高さを感じさせる出来だ
魚肚山葯粥(山芋のお粥仕立て)」であったが、これが最高の出来だった
米の代わりに長芋をペースト状にしたすり流し状態のスープに金華ハムや魚の浮き袋などが入っており、コリコリとした浮き袋の食感に加えて、丁寧にとられた湯の深みが素晴らしかった
付け合わせのザーサイ
デザートの「滑らか杏仁豆腐」
トロトロで食感は最高だったが、杏仁の香りに欠けていたのが残念だった
最後はお茶で締める
「大丸百貨店」南向かいのこの角を曲がります
右側の焼肉店「金剛園」が目印です
ここなんですが、「スパイシーチキンカリー Tiki」の木の看板が出てなければ分かりません
焼肉店のお手洗いの前の路地裏を進むと・・・
一軒家のココのようです!
ドアを開けて店内に入ると、1階はオープンキッチンの狭いカウンター席が8席のみ。後から来た客が階段を上がっていくところを見ると、どうやら、2階にも客席があるようだ
黒板メニュー
テーブル上にもメニューがあった
何故か、カレー店のカップラーメンが積まれている
テーブル上には辛味スパイスと岩塩が置かれている
これがお勧めの「スパイスMAXチキンカレー」
ルーはサラサラとした南インド風
ライスはパラパラとしたインディカ米(長粒米)で、このサラッとしたルーに良く合う
ルーを口に含むとクミンを中心としたリッチなホールスパイスの香りが鼻腔一杯に広がる。久々に味わう絶妙かつ完璧なスパイスバランスだ
2番人気の「豚ナンコツと季節野菜のキーマカレー」
粗挽きの豚肉とコリコリとした豚ナンコツの他、豆やパクチーなどが入っている
こちらのライスも、もちろんインディカ米 



































