7.バー、ダイニングバー

アモシ Amoshi

 シャワー通りからの階段を上がると、うっすらと灯りの点る店がある。そこが、今年で7年目を迎えるイタリアン「アモシAmoshi」である。いや、僕のイメージでは、イタリアンというよりもイタリアンダイニングバーと言った方がピンとくる様な気がする。
 コースは2名からの予約制で、一人様だと基本的にアラカルトメニューとなってしまう。しかし、イタリアンというにはアラカルトメニューがあまりにも少なく、やはりイタリアンダイニングバーといった方が正しいと思う。シェフもその辺のことをよくわきまえていて、客の好みを聞いて創作的な料理を作ってくれる。客のリクエストがあれば、パスタであれば自家製生麺でも乾麺でもOKで、味も客の好みに合わせてくれる。22時からはバータイムとなり、フードメニューはおつまみ程度のものとなるが、実際には24時までは料理の注文が可能とのことである。
 それにしても、客のほとんどは常連客のようだが、一人客でもホスピタリティーを感じさせてくれる対応が良かった。本格的なイタリアンではないものの、2軒目にふらっと立ち寄って一杯飲みたくなるようなとても居心地のいい店である。(2019年8月追加)

熊本市中央区下通2-7-32 シャワーヴァレービル2階 地図 
電話番号:050-5595-9978
定休日:日曜(連休の場合には最終日が休み、翌日が祝日の場合には日曜営業)
営業時間:18時〜24時
予算:おまかせコース(2名から)6000円〜
アクセス:熊本市電・辛島町電停を降り、「サンロード新市街」のアーケードを進み、「ベスト電器・熊本本店」、「スターバックス」の角を右折してシャワー通りを進む。2つ目の交差点を左折すると「理容かなやま」の看板が見えるのでその隣。熊本市電・辛島町電停から徒歩6分
最寄りのランドマーク:辛島町電停、サンロード新市街、ベスト電器・熊本本店、シャワー通り
お勧めポイント:ワインバーとしても使えるイタリアン

シャワー通りから入った通りにあります 建物の間の通りを奥に進み、階段を上がると・・・ うっすらと灯りの点る店が。扉を開けると・・・ 左にオープンキッチンのカウンター席、右にテーブル席がある コースは2名からの予約制で、一人様だと基本的にアラカルトメニューとなってしまう。これがこの日のアラカルトメニュー。イタリアンというにはアラカルトメニューがあまりにも少ない22時からはバータイムとなり、フードメニューはおつまみ程度のものとなるが、実際には24時までは料理の注文が可能「不知火産天然鴨の軽いスモーク」  素晴らしい火の通り方おまかせのパスタは、「カブと鴨のコンフィのキッターラ」。ブラックペッパーが効いていて塩味もバッチリ 焼いたバゲットがのっているので分かりにくいが、「フォアグラ入りキノコスープ」阿蘇赤牛のグリル・ヤングコーン添え

バー マーノBAR MANO

 ミシュランガイドにも掲載されたイタリアン「イル カジーノ IL CASINO(→ 熊本グルメバイブル・イタリアンの頁を参照)」のシェフから教えてもらったオーセンティックバー。店主は「バー・ベスパ 熊本(→ 熊本グルメバイブル・バーの頁を参照)出身とのこと。
 店内に入ると、カウンター席の他に、ソファーのボックス席が1つあり、この種のバーとしてはモダンでシックなインテリアがいい。今回飲んだカクテルはどちらも平均点以上のレベルではあったが、あまり味にキレは感じられなかった。
 しかしながら、店主や店員の対応は非常に良く、近くに住んでいたらフラリと訪れたい居心地の良いホスピタリティーを感じるバーである。(2019年8月追加)

熊本市中央区花畑町9-6 森苑ビル5階 地図 
電話番号:096-352-7027
定休日:不定休
営業時間: 17時~翌2時半( 金曜と土曜は翌3時まで)
予算:
アクセス:熊本市電・熊本城・市役所前電停で降り、市役所側に渡る。市役所と市役所別館の間の交差点を左折し、市役所通りを進む。最初の交差点(ファミリーマートがある)を右折したらすぐ右側(ファミリーマートの隣)。熊本城・市役所前電停から徒歩3分
最寄りのランドマーク:熊本市役所、市役所通り
お勧めポイント:居心地の良いオーセンティックバー

このビルの・・・ 5階にあります ココです! 店内に入ると、カウンター席の他に・・・ ソファーのボックス席が1つあり、この種のバーとしてはモダンでシックなインテリアがいい 「ギムレット」 少し甘めで軽く、深みに欠ける 「マティーニ」少しドライすぎる気がする。トロッとした感じもない

バー ステイツ BAR STATES

 開店して35周年を迎える老舗オーセンティックバー。現在はご夫婦と若い店員の3人でやられているようだ。入って右側にカウンター席があり、左側にテーブル席がある。
 もちろんお勧めは洗練されたスタンダードカクテルだが、季節のフルーツカクテルも色々とある。この他にワインが7種とシェリーが10種類あった。
 「タンカレー・ロンドン・ドライ・ジン」を使った「ギムレット」は、ほんのりと甘く、バランスが絶妙。「マティーニ」はトロッとした舌触りで、キレが最高。「XYZ」は、甘さとアルコールのバランスが最高で、これもお勧め。この日いただいた季節のフルーツカクテルは、デコポンとジンのカクテル「オレンジブロッサム」と「ザクロのカクテル」。「ザクロのカクテル」はトニックウオーターを注いだロングカクテルで、サッパリとしていて、ほんのりとした苦味が良かった。これらに対して、「フローズンダイキリ」は、ドライ過ぎてイマイチだった。
 それにしても、この店は通常のオードブルの他に、ナチュラルチーズやサンドイッチ、パスタなどの軽食もあり、さらには焼き上がりに20分かかる「焼き立てパイ」などのフードもあってユーティリティーが高い。加えて、初めての客でも非常に対応が良く、一度来店した客を覚えているなど、とてもホスピタリティのある店だ。(2019年7月追加)
https://www.barstates.com

熊本市中央区花畑町13-23 久保田ビル4階 地図
電話番号:096-324-9778
定休日:日曜
営業時間:18時〜翌2時
予算:カクテル900円〜1500円(ノーチャージ)、グラスワイン赤白共に1000円
アクセス:熊本市電・花畑町電停で降り、「みずほ証券」側へ渡る。「銀座通
り」へ進み、「吉野家」のある最初の交差点を右折すると左側にある。花畑町電停から徒歩3分
最寄りのランドマーク:花畑町電停、みずほ証券、銀座通り
お勧めポイント:熊本ナンバーワンのオーセンティックバー

このビルの・・・ 4階です
ココです! カウンター席「タンカレー・ロンドン・ドライ・ジン」を使った「ギムレット」ほんのりと甘く、バランスが絶妙「マティーニ」 トロッとした舌触りで、キレが最高 ジントニック「XYZ」は、甘さとアルコールのバランスがベストで、これもお勧めデコポンとジンのカクテル「オレンジブロッサム」 「ザクロのカクテル」はトニックウオーターを注いだロングカクテルで、サッパリとしていて、ほんのりとした苦味が良かった「オードブル」

バー・ベスパ 熊本 Bar Vespa Kumamoto

 ビルの地下にある熊本を代表するオーセンティックバー。実はこの店、札幌の他、銀座や福岡、京都なども支店を持つバーなのである。地下の入口の扉を開けると、タバコの臭いが少し気になった。中は、円卓のテーブル席が一つだけとカウンター10席の小さなバーである。雰囲気は街場のオーセンティックバーそのもので、まさにバーの王道を行くクラシカルなバーである。
 カウンター内では、マスター1人で全ての作業を行っている。蒸留酒が充実しているようだが、いつものように「ギムレット」を注文。キムレットは「Noilly Prat Dry」を使用し、小振りのグラスにて供された。氷片がほとんど浮いておらず、甘さもほどほど。ジンの風味が突出しておらず、円やかな舌ざわりと絶妙なバランスで、洗練された味に仕上がっていた。チャームのピーナッツが出されたので、次に「マティーニ」を注文。ドライ、柔らかい、その中間のどれが良いか?ジンの好みを聞かれたので、柔らかいをチョイス。英国皇室御用達の「Boodles British London Dry Gin」が使用されたが、こちらは舌にアルコール刺激を感じた。しかしながら、ドライかつスムースなテクスチャーで悪くなかった。オリーブは別盛りにして、何故か氷漬けに供された。その理由は、オリーブはそのままだと塩分が強いので、ベルモットで一度洗い、冷やして供しているのだという。
 それにしても、ウンチクを語るマスターの話が正しいかどうかは別として、全てにこだわりを感じる素晴らしい店である。(2019年7月追加)
https://bar-vespa.com

熊本市中央区花畑町13-26 第一銀杏ビル地下1階 地図 
電話番号:096-325-9735
定休日:無休(年末年始を除く)
営業時間:【月曜〜土曜】17時~翌1時、【日曜・祝日】17時〜24時
予算:チャージ料は男性1000円、女性500円(19時まではチャージなし)、サービス料10%
アクセス:熊本市電・花畑町電停で降り、「みずほ証券」側へ渡る。「銀座通
り」へ進み、「吉野家」のある最初の交差点を右折すると左側にある。花畑町電停から徒歩3分
最寄りのランドマーク:花畑町電停、みずほ証券、銀座通り
お勧めポイント:こだわりを感じるオーセンティックバー

このビルです ビルの入口横の・・・ 地下への階段を下りると・・・ ココです! 入口前の注意書きガラス戸の扉を開けると・・・中は、円卓のテーブル席が一つだけとカウンター10席の小さなバーである。雰囲気は街場のオーセンティックバーそのもので、まさにバーの王道を行くクラシカルなバーである 「ギムレット」。キムレットは「Noilly Prat Dry」を使用し、小振りのグラスにて供された氷片がほとんど浮いておらず、甘さもほどほど。ジンの風味が突出しておらず、円やかな舌ざわりと絶妙なバランスで、洗練された味に仕上がっていたチャームのピーナッツ「マティーニ」 オリーブは別盛りにして、何故か氷漬けに供された。その理由は、オリーブはそのままだと塩分が強いので、ベルモットで一度洗い、冷やして供しているのだという