5.ラーメン、太平燕

熊本ラーメンと太平燕(たいぴんえん)
 「熊本ラーメン」のルーツは久留米ラーメンなので、スープは博多ラーメンと同様、混濁したトンコツスープである。しかし、それに鶏ガラが加わり、博多ラーメンよりも臭みがなく、マイルドに仕上がっているのが特徴。
 また、昭和30年に創業した「桂花」で調理を担当し、後に独立して「味千ラーメン」を創業した劉壇祥が、ラーメンにニンニクを入れることを思いついたとされている。このため、熊本ラーメンでは、ニンニクを揚げて作ったマー油やニンニクチップ、ニンニクパウダーが入れられている。もちろん、生ニンニクは使わず、博多ラーメンのような紅ショウガも入れない。また、麺は低加水のストレート細麺が一般的で、博多ラーメンのような低加水の極細麺よりもやや太めとなっている。しかし最近では、博多ラーメンの影響を強く受けたラーメン店が続々と開店し、鶏ガラを使わなかったり、博多ラーメンと同じ極細麺を使うなど、その境界線は薄れつつある。
 「太平燕」とは、明治時代に華僑が伝えた福建省の郷土料理を、後に日本風にアレンジした麺料理である。本来の「太平燕」は、アヒルのゆで卵(圧乱と読み方が同音=太平と同意)とワンタンの皮みたいなパスタ(燕)を入れたスープ料理。燕の代わりに春雨を用い、アヒルの卵の代わりに鶏の揚げ卵を用い、熊本で独自の進化を遂げた。元祖は「中華園(熊本市の県民百貨店にあったが2015年に閉店)」とされるが、「会楽園」や「紅蘭亭」を発祥とする説もあり、詳細は不明である。

つけ麺 炎馬

 唐人町にある人気のつけ麺店。店内に入ると、長いカウンターがあり、奥に大きなテーブル席がある。つけ麺は、「白つけ麺」と「赤つけ麺」、鶏ガラを使った「白湯つけ麺」の3種。麺の量は、200g、250g、300gの3つから選べるが、250gと300gは値段が変わらない。
 今回はオーソドックスな「白つけ麺」を注文。出てきた「白つけ麺」のスープはマイルドな魚介豚骨スープで、魚介が抑えられている分食べやすいが、その反面、個性がなくなっている。個性的な「麺屋サキマサ(→ 熊本グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」とは、対極をなすスープである。スープは少しぬるめで、量が少ないのが欠点であるが、変な化学調味料の味がしないのがいい。ツルツルと表面が滑らかな極太麺は、小麦は香らないないものの、レモンを絞って食べるとキリッと味が締まっていい。厚めのチャーシューはやや脱水気味だった。(2019年8月追加)
https://twitter.com/menyaenma

熊本市中央区鍛冶屋町4 地図 
電話番号:096-297-9037
定休日:月曜
営業時間:11時半~14時半、18時~21時半
予算:白つけ麺・のーまる(250g、300g)850円
アクセス:熊本市電・呉服町電停で降り、電車通りがカーブするところにある「出田眼科病院・呉服町診療所(洋館のような建物)」前を通る。「秤屋」の先にある信号を左折して進むと、次の交差点(セブンイレブン)の右側にある。呉服町電停から徒歩6分
最寄りのランドマーク:呉服町電停、出田眼科病院・呉服町診療所
お勧めポイント:オーソドックスながら美味しいつけ麺が食べられる

唐人町の・・・ ココです!店内に入ると・・・ 長いカウンターがあり、奥に大きなテーブル席がある レギュラーつけ麺は、「白つけ麺」と「赤つけ麺」の2種 数量限定で、鶏ガラを使った「白湯つけ麺」もある 「白つけ麺」 白つけ麺」のスープはマイルドな魚介豚骨スープ。魚介が抑えられている分食べやすいが、その反面、個性がなくなっている 厚めのチャーシューはやや脱水気味ツルツルと表面が滑らかな極太麺は、小麦は香らないないものの、レモンを絞って食べるとキリッと味が締まっていい

伝統熊本豚骨 伝

 「味仙拉麺」が経営している深夜営業のラーメン店。メニューを見ると、「伝(オーソドックスな熊本ラーメン)」、「完(コッテリの熊本ラーメン)」、「薫(マー油が香る進化形熊本ラーメン)」というレギュラーメニューの他に、「春」、「金」、「進」、「辛」という季節のラーメンがある。通常のラーメン店にしてはかなりアグレッシブであり、恐らく、この店は「味仙拉麺」のアンテナショップ的な側面を持つのであろう。
 まずは自動券売機で食券を購入。店内はオープンキッチンのL字のカウンター席と丸いテーブル席が2つある。雰囲気は、明るいインテリアの最近のラーメン店である。
 最もオーソドックスな「伝」のスープは、白濁しており、とてもクリーミーで臭みがない。マー油とニンニクチップもくどくなく、むしろ、サッパリとしていて洗練されている。酔っ払っていたら、テーブルに備えられたニンニクチップを追加しても良いくらい。極細麺は博多ラーメンほどの低加水ではなく、程よいコシがあって刻みキクラゲとの食感の相乗効果がある。マーラーマー油が入っている「辛」は、辛口であるが、四川麻婆豆腐ほど辛いわけではない。食べるに連れて徐々に辛さが増していき、ジンワリ汗が噴き出す程度。豚バラ肉とモヤシなどの具材には、八角のような独特のスパイスが入っている。担々麺のようではあるが、胡麻ペーストの味はしない。
 今回の取材ではレギュラー全てと季節のラーメン2種類を食べたが、さすが、大チェーン店がやっているだけあって、どれを食べてもそこそこ美味しい。また、中心街にあり、深夜まで営業しているので、とても使い勝手が良い店だ。
http://www.aji1000.co.jp/brand_den/

熊本市中央区花畑町13-4 地図 
電話番号:096-354-9822
定休日:無休(年末年始を除く)
営業時間:11時半〜翌2時半
予算:伝700円、伝DX1000円
アクセス:熊本市電・花畑町電停で降り、「みずほ証券」側へ渡る。「銀座通
り」へ進み、「吉野家」を過ぎた次の交差点の右角にある。花畑町電停から徒歩2分
最寄りのランドマーク:花畑町電停、みずほ証券、銀座通り、吉野家
お勧めポイント:創作的な熊本ラーメンが味わえる

銀座通にあります 先ずは自動券売機で食券を購入します メニューは、「伝(オーソドックスな熊本ラーメン)」、「完(コッテリの熊本ラーメン)」、「薫(マー油が香る進化形熊本ラーメン)」というレギュラーメニューの他に、「春」、「金」、「進」、「辛」という季節のラーメンがある 3つのレギュラーメニュー「伝(オーソドックスな熊本ラーメン)」、「完(コッテリの熊本ラーメン)」、「薫(マー油が香る進化形熊本ラーメン)」 4つの季節メニュー「春」、「金」、「進」、「辛」 博多ラーメンと同様に麺の硬さを選べます 店内はオープンキッチンのL字のカウンター席と丸いテーブル席が2つある。雰囲気は、明るいインテリアの最近のラーメン店 ニンニクチップ以外にも、おろしニンニク、秘伝の辛味、ゆずコショウなどが用意されている 卓上のニンニクチップ最もオーソドックスな「伝」 マー油とニンニクチップ、キクラゲ、ネギ、チャーシュー 白濁しており、とてもクリーミーで臭みがないマー油をすくうとこんな感じ 極細麺は博多ラーメンほどの低加水ではなく、程よいコシがあって刻みキクラゲとの食感の相乗効果がある マーラーマー油が入っている「辛」 豚バラ肉とモヤシなどの具材には、八角のような独特のスパイスが入っている 担々麺のようではあるが、胡麻ペーストの味はしない

麺屋サキマサ

 自転車で近くを走っていたときに気になった店。調べてみると、福岡の渡辺通にあった有名つけ麺店「つけめん 咲きまさ」が移転してきたのだという。熊本へ移転してきてからも相変わらずの人気店で、土日には行列ができるほど。
 店内は今時のスタイリッシュなラーメン店というよりも、昭和の雰囲気を感じさせるチープめの造り。入って右奥がカウンター席で、手前と左窓側にテーブル席がある。つけ麺には必須の紙エプロンサービスもある。
 先ずは、自動券売機で食券を購入。メニューは通常のつけ麺の他に、「辛つけ麺」や「台湾まぜそば」もある。麺の量は、小盛200g、並盛300g、中盛450g、大盛600gの4種類。今回は「味玉つけ麺」の並盛りで注文。
 この店の麺は、「中華そば とみ田」で使用している専用小麦粉「鳳麟」を使用しているらしい。全粒粉の極太麺はモチっとした食感で、コシがしっかりとしている。柚子皮と魚粉が浮かぶスープは、濃厚な魚介豚骨スープ。豚骨臭さは一切なく、魚介には鰹節や鯖節、煮干しなどを使用し、動物系には豚骨を使用しているという(実際には鶏ガラも入っているらしい?)。濃厚なだけに、つじ田のようなスダチが欲しいところだ。豚バラチャーシューは柔らかくて美味しいが、味玉は普通。魚粉が多過ぎるのか、舌にざらつくのが気になった。最後は煮干の出汁のスープ割りで締める。
 ちなみに、人手不足により、最近夜の営業は行わなくなった。(2019年8月追加)
 https://mobile.twitter.com/menyasakimasa

熊本市南区田迎6-2-20 地図 
電話番号:096-370-9011
定休日:不定休
営業時間:11時〜15時
予算:つけ麺(小盛200g)730円、(並盛300g)760円、(中盛450g)780円、(大盛600g)880円
アクセス:熊本中心部から直線距離で2.5㎞
最寄りのランドマーク:浜線バイパス、JR南熊本駅、まるみつ浜線店
お勧めポイント:福岡にあった伝説のつけ麺店「つけめん 咲きまさ」が熊本へ

まるみつ浜線店の隣の・・・ この建物です 店内は今時のスタイリッシュなラーメン店というよりも、昭和の雰囲気を感じさせるチープめの造り 先ずは、自動券売機で食券を購入。メニューは通常のつけ麺の他に、「辛つけ麺」や「台湾まぜそば」もある。麺の量は、小盛200g、並盛300g、中盛450g、大盛600gの4種類 今回は「味玉つけ麺」の並盛りで注文 柚子皮と魚粉が浮かぶスープは、濃厚な魚介豚骨スープ 豚骨臭さは一切なく、魚介には鰹節や鯖節、煮干しなどを使用し、動物系には豚骨を使用しているという(実際には鶏ガラも入っているらしい?) この店の麺は、「中華そば とみ田」で使用している専用小麦粉「鳳麟」を使用しているらしい全粒粉の極太麺はモチっとした食感で、コシがしっかりとしている

らぁ麺 紬TSUMUGI

 ホテルのビル地下にある深夜営業のラーメン店。店内はカウンター席のみしかなく、メニューを見ると、ラーメンは「鶏白湯らぁめん」、「あっさり塩らぁめん」、「醤油らぁめん」の3種類。サイドメニューには「餃子」や「チャーシュートロロ丼」の他、つまみ用に「キムチ」、「塩タン」、「ハツ」、「ホルモン煮込み」、「チャーシュー盛り合わせ(キムチ付き)」などもある。確かに、深夜営業のためか、ラーメン店にしてはお酒が充実している。
 僕のお勧めは、この店お勧めの「あっさり塩らぁめん」ではなく、数量限定の「鶏白湯らぁめん」。スープは意外にも薄めでサッパリとしていて物足りないが、飲んだ時の締めのラーメンとしては良さそうだ。中細ストレート麺との相性も良く、チャーシューは美味しいが、シナチクや味玉は普通。「醤油らぁめん」は、表面に鶏油が浮かぶサッパリとした清湯スープ。店お勧めの「あっさり塩らぁめん」は、鶏ガラや生姜、ネギなどが香る。スープは、これはこれでかなり美味いスープだと思うが、それでも物足りない気がするのは、やはり魚介の旨味が足りないためだと思う。これは鶏白湯にも醤油にも共通することである。(2019年8月追加)

熊本県熊本市中央区花畑町12-11 グリーンホテル地下1階 地図 
電話番号:096-342-4966
定休日:日曜
営業時間:20時〜翌3時
予算:鶏白湯らぁめん880円、あっさり塩らぁめん780円
アアクセス:熊本市電・花畑町電停で降り、「みずほ証券」側へ渡る。「銀座通
り」へ進み、「吉野家」のある最初の交差点を右折すると右側にある。花畑町電停から徒歩3分
最寄りのランドマーク:花畑町電停、みずほ証券、銀座通り
お勧めポイント:深夜に食べられるサッパリとした鶏ガララーメン

このビルです 1階の入口が、グリーンホテルの入口です 別な入口から、地下への階段を下りますココです! 店内に入るとカウンター席のみ ラーメンは「鶏白湯らぁめん」、「あっさり塩らぁめん」、「醤油らぁめん」の3種類のみ。サイドメニューには「餃子」や「チャーシュートロロ丼」の他、つまみ用に「キムチ」、「塩タン」、「ハツ」、「ホルモン煮込み」、「チャーシュー盛り合わせ(キムチ付き)」などもある 確かに、深夜営業のためか、ラーメン店にしてはお酒が充実している僕のお勧めは、数量限定の「鶏白湯らぁめん」 スープは意外にも薄めでサッパリとしていて物足りないが、飲んだ時の締めのラーメンとしては良さそうだ 中細ストレート麺との相性も良く、チャーシューは美味しいが、シナチクや味玉は普通 「醤油らぁめん」表面に鶏油が浮かぶサッパリとした清湯スープ店お勧めの「あっさり塩らぁめん」鶏ガラや生姜、ネギなどが香る。スープは、これはこれでかなり美味いスープだと思うが、それでも物足りない気がするのは、やはり魚介の旨味が足りないためだと思う。これは鶏白湯にも醤油にも共通すること

魚雷

 藤崎宮にある若者に人気のつけ麺店。左にオープンキッチンの長いカウンター席があり、右側には中で待つためのベンチシートがある。
 まずは、自動券売機で食券を購入。レギュラーのつけ麺は、濃厚な「つけ麺」と辛い「魚雷つけ麺」の2種類で、この時にはこの他に「梅つけ麺」と「炎の激辛つけ麺」があった。麺の量は、大(300g)、中(250g)、小(200g)から選べる。さらに、有料となる大盛りは400gである。また、「つけ麺」には、唐辛子入りのカレールーが無料で付いている。サイドメニューの締めご飯は、カレールーが付く「つけ麺」には「インド飯」、「魚雷つけ麺」には「魚雷飯」と、それぞれのつけ麺に合うようなご飯になっている。
 食券を購入後、食券を店員に渡してカウンター席後ろの椅子で順番を待ち、順番が来たら着席となる。出てきた「つけ麺」を、まずはそのまま食べてみる。麺はプリッとした太麺で美味しい。しかし、そのままでも十分美味しい濃厚魚介スープに、何故か柚子皮が入っている。柚子皮が入るとどうしても苦くなってバランスが悪くなるので、ぜひ取り除いて食べてほしい。チャーシューは柔らかくて美味しく、四角く薄めのシナチクも独特で美味しい。後半に、カレールーと絡めた麺で食べると味が変化して美味しいが、入れずにそのまま食べた方が美味しいような気がする。「魚雷つけ麺」はスープのバランスが悪く、通常の「つけ麺」ほどお勧めではない。また、締めご飯は通常、スープの中にご飯を入れてリゾットのようにして食べるが、この店のスタイルは違っている。スープに入れるのではなく、逆にご飯にスープをかけて食べるのだ。どちらのご飯も生卵の黄身と刻みチャーシューが入っているが、「インド飯」にはカレーパウダーがかかっている点が異なっている。
 行けないけど是非食べてみたいという方は、下記ホームページのオンラインショップからも購入ができる。(2019年8月追加)
http://gyorai.co

熊本市中央区坪井2丁目3-37 地図 
電話番号:096-344-0611
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:11時半〜14時45分、18時半〜21時45分
予算:つけ麺(カレールー付き)850円
アクセス: 熊本市電・通町筋電停で降り、上通アーケードを進む。しばらく進むと、アーケードの屋根がなくなる並木坂に出る。並木坂を進み、広い通り(県道1号)に出たら右折する。なだらかに左に曲がっていく道を進むと、藤崎宮前駅の看板が見え、「ホワイト急便」が見えたらその隣にある。通町筋電停から徒歩8分
最寄りのランドマーク:上通アーケード、並木坂、藤崎宮駅
お勧めポイント:藤崎宮にある濃厚魚介のつけ麺店

だらかに左に曲がっていく道を進み、「ホワイト急便」の看板が見えたらその隣に・・・ ココです! 入口を入ると・・・ 自動券売機がある まずは、自動券売機で食券を購入 食券を購入後、混んでいる場合には、 この様にカウンター席後ろの椅子で順番を待ち、順番が来たら着席となる 紙エプロンがもらえます 「つけ麺」 魚粉が浮かぶ濃厚な魚介豚骨スープ。生タマネギが良いアクセントになっている そのままでも十分美味しい濃厚魚介スープに、何故か柚子皮が入っている 柚子皮が入るとどうしても苦くなってバランスが悪くなるので、ぜひ取り除いて食べてほしい 麺はプリッとした太麺で美味しい 後半に、カレールーを投入 カレールーと絡める 味が変化してそれなりに美味しいが、入れずにそのまま食べた方が美味しいような気がする 「インド飯」には、「魚雷飯」と共通の生卵の黄身と刻みチャーシューが入っているが、カレーパウダーがかかっている点が異なる カレールーを絡めて食べた後のスープを「インド飯」に入れる 「インド飯」の完成 「魚雷つけ麺」

桂花 新幹線口店

 熊本県と東京に多店舗展開する昭和30年創業の熊本を代表するラーメン店。実は、桂花には直営店とフランチャイズ店があり、この「桂花 新幹線口店」は、フランチャイズ店の方である。今でこそ、数多の豚骨ラーメン店があるが、35年前の新宿で「太肉麺・ターローメン(後述)」を初めて食べたとき、初めて経験する独特な麺とその味に衝撃を受けたものである。
 店舗はJR熊本駅の「肥後よかモン市場」内にある。店内は右側にカウンター席、そして左側にテーブル席がある。この店の名物は、キャベツと豚の角煮の入った「太肉麺」であるが、僕のお勧めはスタンダードな熊本ラーメン「桂花ラーメン」の方。本店とフランチャイズ店では、若干ではあるが価格が異なっている。
 出てきた「桂花ラーメン」は、白濁したトンコツスープにマー油が浮かんでいる。トンコツスープは、マイルドで臭みがなく美味しい。具材は、キクラゲでなく茎ワカメ、チャーシュー、シナチク、煮卵、ネギ。スープはトンコツ臭さなど一切なく、以前食べた僕の記憶よりもサッパリと感じる。低加水の中細ストレート麺は、コシがあって僕好み。薄く切られたバラ肉のチャーシューも美味しく、飲んだ後の締めにもいい。
 「太肉麺」のキャベツは、「茹で」か「生」かのどちらかを選べる。具材はキャベツの他、豚角煮、煮卵、ネギ、シナチク、茎ワカメ。トロトロの豚の角煮は、甘くない分、塩分が濃いめであるが美味しい。ちなみに、クレジットカードは使えないのでご注意を。(2019年7月追加)
http://keika-raumen.co.jp

熊本市西区春日3丁目15-1 地図
電話番号:096-355-7288
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:11時〜22時半
予算:桂花ラーメン700円
アクセス:JR熊本駅「肥後よかモン市場」内
最寄りのランドマーク:JR熊本駅
お勧めポイント:新幹線に乗る前に有名熊本ラーメンが食べられる

JR熊本駅「肥後よかモン市場」内にあります ココです 店内は右側にカウンター席、そして左側にテーブル席がある クレジットカードは使えないのでご注意を! 麺のメニュー 定食とセットメニュー スタンダードな熊本ラーメン「桂花ラーメン」 白濁したトンコツスープにマー油が浮かんでいる。トンコツスープは、マイルドで臭みがなく美味しい 低加水の中細ストレート麺は、コシがあって僕好み 「太肉麺」 マー油は浮かんでおらず、「桂花ラーメン」のスープに比べると茶色っぽい麺は同じ低加水の中細ストレート麺

熊本ラーメン 桂花本店

 熊本県と東京に多店舗展開する昭和30年創業の熊本を代表するラーメン店。2010年に倒産し、現在は「味千ラーメン」を展開する重光産業が支援している。実は、桂花には直営店とフランチャイズ店があり、こちらはもちろん直営店であるが、熊本グルメバイブルに掲載したもう一つの「桂花 新幹線口店(→ 熊本グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」は、フランチャイズ店である。今でこそ、数多の豚骨ラーメン店があるが、35年前の新宿で「太肉麺・ターローメン(後述)」を初めて食べたとき、初めて経験する独特な麺とその味に衝撃を受けたものである。
 入口を入ると、手前にカウンター席、そして奥にテーブル席がある。入口から想像したよりも遙かに大箱店である。先ずは、自動券売機で食券を購入。この店の名物は、キャベツと豚の角煮の入った「太肉麺」であるが、僕のお勧めはスタンダードな熊本ラーメン「桂花ラーメン」の方。本店とフランチャイズ店では、若干ではあるが価格が異なっている。
 出てきた「桂花ラーメン」は、白濁したトンコツスープにマー油が浮かんでいる。トンコツスープは、マイルドで臭みがなく美味しい。具材は、キクラゲでなく茎ワカメ、チャーシュー、シナチク、煮卵、ネギ。スープはトンコツ臭さなど一切なく、以前食べた僕の記憶よりもサッパリと感じる。低加水の中細ストレート麺は、コシがあって僕好み。薄く切られたバラ肉のチャーシューも美味しく、飲んだ後の締めにもいい。
 「太肉麺」のキャベツは、「茹で」か「生」かのどちらかを選べる。具材はキャベツの他、豚角煮、煮卵、ネギ、シナチク、茎ワカメ。トロトロの豚の角煮は、甘くない分、塩分が濃いめであるが美味しい。ちなみに、下記ウェブサイトから通信販売も行っているようだ。(2019年7月追加)
http://keika-raumen.co.jp

熊本市中央区花畑町11-9 K-1ビル1階 地図 
電話番号:096-325-9609
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:【月曜〜木曜】11時〜24時、【金曜・土曜】11時〜翌2時、【日曜】11時〜20時
予算:桂花ラーメン680円
アクセス:熊本市電・熊本城・市役所前電停で降り、市役所側に渡る。市役所と市役所別館の間の交差点を左折し、市役所通りを進む。最初の交差点(ファミリーマートがある)を右折し、「天草研究所」のある交差点を渡ると右側にある。熊本城・市役所前電停から徒歩3分
最寄りのランドマーク:熊本市役所、市役所通り
お勧めポイント:深夜までスタンダードな熊本ラーメンが食べられる

このビルの1階 ココです 深夜まで熊本ラーメンを楽しめます!入口を入ると・・・ まずは、自動券売機で食券を購入します 手前にカウンター席、そして奥にテーブル席がある。入口から想像したよりも遙かに大箱店 スタンダードな熊本ラーメン「桂花ラーメン」 白濁したトンコツスープにマー油が浮かんでいる。トンコツスープは、マイルドで臭みがなく美味しい 低加水の中細ストレート麺は、コシがあって僕好み 「太肉麺」 マー油は浮かんでおらず、「桂花ラーメン」のスープに比べると茶色っぽい麺は同じ低加水の中細ストレート麺

天外天 熊本駅店

 熊本駅構内の「肥後よかモン市場」にある人気のラーメン店。それものそのはず、本店は熊本ラーメントップ3の一角を占める人気ラーメン店なのである。「天外天」の特徴は、何と言ってもスープの上にタップリとかけられたガーリックパウダー。インパクトのある個性的な味は、一度食べたら忘れられないほど。店内には本店と同様に長いL型のカウンター席があるが、本店とは異なり、ゆったりと清潔感溢れるモダンなインテリアである。テーブル上には、ニンニク醤油漬と紅生姜、そして替え玉(150円)用のラーメンのタレが置かれており、博多ラーメン寄りの熊本ラーメンである。
 メニューは、ベーシックな「ラーメン」と、それに辛味を加えた「辛口ラーメン」の2つがあり、「辛口ラーメン」は、小辛、中辛、激辛の3つの辛さから選べる。僕のお勧めは「ラーメン」であるが、この店はチャーシューが美味しいので、「チャーシューメン」もお勧めである。「辛口ラーメン」は、飲んだ後なら良いが、「ラーメン」の方がこの店の個性を堪能できる。また、この熊本駅店のサイドメニューには「焼ギョーザ」もあり、プラス250円でライスと半ギョーザのセットにすることもできる。
 「ラーメン」が目の前に運ばれて来ると、ニンニクの香りがプーンと漂う。揚げニンニクが香るオリジナリティの高いスープだ。スープはそれほど混濁の強くない豚骨スープで、系統は違うが、札幌の「担担(→ 札幌グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」を彷彿とさせる。麺は博多ラーメンのような低加水のストレート細麺で、「製麺屋 慶史」によるもの。バラ肉のチャーシューは美味しく、刻みキクラゲや青ネギもいい。
 ちなみに、常連の多くは替え玉を注文していたが、僕的にはニンニクパウダー風味のスープがどうしても胃にもたれるため、多く食べられない。なので、人によってかなり好みが分かれるかも知れない。ちなみに、この店は11時〜22時半までの営業であるが、もしも飲んだ後の深夜に食べたくなったら、「天外天 本店(→ 熊本グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」へ行けば良い。(2019年6月追加)

熊本市西区春日3丁目15-30 肥後よかモン市場  
電話番号:096-354-8458
定休日:無休
営業時間:11時〜22時半
予算:ラーメン700円、チャーシューメン1050円
アクセス: 熊本市電・熊本駅前電停で降りて徒歩1分(JR熊本駅構内)
最寄りのランドマーク:JR熊本駅
お勧めポイント:ガーリックパウダーが印象的な超個性的熊本ラーメン

JR熊本駅構内の「よかモン市場」内にあります ココです! 店内には本店と同様に長いL型のカウンター席があるが、本店とは異なり、ゆったりと清潔感溢れるモダンなインテリア メニューは、ベーシックな「ラーメン」と、それに辛味を加えた「辛口ラーメン」の2つがあり、「辛口ラーメン」は、小辛、中辛、激辛の3つの辛さから選べる この熊本駅店のサイドメニューには「焼ギョーザ」もあり、プラス250円でライスと半ギョーザのセットにすることもできる テーブル上には、餃子のタレの他、ニンニク醤油漬と紅生姜、そして替え玉(150円)用のラーメンのタレが置かれている 僕のお勧めの「ラーメン」。「天外天」の特徴は、何と言ってもスープの上にタップリとかけられたガーリックパウダー。その個性的な味は、一度食べたら忘れられないほどのインパクト バラ肉のチャーシューは美味しい 刻みキクラゲや青ネギもいい 揚げニンニクが香るオリジナリティの高いスープだ。スープはそれほど混濁の強くない豚骨スープで、系統は違うが、札幌の「担担」を彷彿とさせる 麺は博多ラーメンのような低加水のストレート細麺で、「製麺屋 慶史」によるもの 「辛口ラーメン」は、小辛、中辛、激辛の3つの辛さから選べる 「辛口ラーメン」も「ラーメン」と同様に、スープの上にタップリとガーリックパウダーがかかっている 今回は中辛で注文したが、それほど辛くなく程よい辛さだった

いっぷくラーメン

 熊本市郊外にある有名ラーメン店。この店は、トンコツの「(熊本)ラーメン」だけでなく、天草大王100%の鶏ガラスープで作った熊本名物「太平燕(たいぴーえん)」や「天草大王塩ラーメン」も美味しい。中でも「太平燕」は、僕がこれまで味わった中でナンバーワンの太平燕であり、一押しである。
 ファミレスのような外観の店内に入ると、中もファミレスのようなインテリア。手前にカウンター席があり、左側にテーブル席がある。メニューを見ると、前述の麺類の他、トンコツ系では「チャーシューメン」、熊本ラーメンの醤油味版である「醤油麺」、マー油を使用しないラーメン「昭和ラーメン」、野菜タップリで肉味噌の入った「炒菜ラーメン」、ニンニクの芽が入った味噌味の「スタミナラーメン」、ピリ辛の「ピリ辛みそソバ」、「つけ麺」、そしてガッツリ二郎系の「山・マー・醤 麺」などがある。鶏ガラスープには、酸っぱくピリ辛の「酸辣湯麺」などもある。また、ランチタイムには、いろいろなセットメニューが用意されている。
 一押しの「太平燕」は、天草大王から抽出された塩味のスープが秀逸である。ゴマ油が香り、サッパリとしているだけでなく深いコクがある。タップリの白菜とピンク色のカマボコ、そして少量の豚肉やイカ、エビなどの具材が入っている。「太平燕」に必須の玉子は、通常の火の通ったゆで卵ではなく、半熟の味玉が使われている点もいい。春雨の麺は、細麺ながら独特のコシがある。「太平燕」を食べる度に、やり方によってはもう少し美味しくなるのでは?といつも思っていたが、初めて僕の理想に近い進化形の太平燕に出会えた。
 実はこの店では、下通・新天街アーケード近くに「天草大王塩ラーメン」の専門店「マルイチ食堂(→ 熊本グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」をプロデュースしているが、この店の「天草大王塩ラーメン」の方がスープに旨味があって美味しい。
 「ラーメン」は、いわゆるマー油の入った熊本ラーメンである。混濁した豚骨スープをそのまま啜ると、久留米ラーメンのような豚の臭みを感じるが、マー油を混ぜて食べると、クリーミーで逆に後引く味に変化する。麺は無添加の自家製玉子麺で、マルイチ食堂と同じストレートの細麺だ。チャーシューは通常の豚バラか肩ロースから選べるが、肩ロースの方が肉の旨味が感じられる。他の具材は、甘めのメンマと海苔、青ネギなどで、キクラゲは入っていない。
 美味しい太平燕を食べてみたいと思っている方は、是非一度この店の太平燕を味わってみて欲しい。(2019年5月追加)
http://ippuku-ramen.net

熊本市南区田迎町大字田井島221-1  
電話番号:096-378-7934
定休日:不定休
営業時間:【平日】11時~16時、18時~21時半、【日曜・祝日】11時~21時半
予算:太平燕720円、ラーメン570円、天草大王塩ラーメン750円
アクセス:熊本中心部から3.5㎞、JR南熊本駅から2.2㎞
最寄りのランドマーク:東バイパス沿田井島交差点、洋服の青山・熊本はません店、熊本第一病院
お勧めポイント:熊本ナンバーワンの進化形・太平燕が食べられる

東バイパス沿田井島交差点にある「洋服の青山」の看板の横(ラーメンの表示があるところ)にあります ココです! 小さなファミレスのような外観 中もファミレスのよう メニュー1 メニュー2 メニュー3 セットメニューにもできます スープへのこだわり 自家製麺へのこだわり 僕の一押しの「太平燕」 タップリの白菜とピンク色のカマボコ、そして少量の豚肉やイカ、エビなどの具材が入っている天草大王から抽出された塩味のスープが秀逸である。ゴマ油が香り、サッパリとしているだけでなく深いコクがある。「太平燕」に必須の玉子は、通常の火の通ったゆで卵ではなく、半熟の味玉が使われている点もいい 春雨の麺は、細麺ながら独特のコシがある 「ラーメン」 焦がしニンニク油であるマー油が入った典型的な熊本ラーメン 混濁した豚骨スープをそのまま啜ると、久留米ラーメンのような豚の臭みを感じるが、マー油を混ぜて食べると、クリーミーで逆に後引く味に変化する 麺は無添加の自家製玉子麺で、マルイチ食堂と同じストレートの細麺だチャーシューは通常の豚バラか肩ロースから選べるが、肩ロースの方が肉の旨味が感じられる餃子は、少なめの餡がべちゃっとしていて良くない

熊本ラーメン 黒亭 下通店

 下通・新天街アーケードにある人気のラーメン店。本店は、昭和32年創業で、「こむらさき(→ 熊本グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」と並ぶ熊本ラーメンの老舗である。10年以上前にJR熊本駅近くの本店へ伺ったことがあるが、この新しい下通店は初めて。こちらの支店の方が遙かにアクセスが良くて便利だ。
 地下へ向かう階段を降りて店内に入ると、左側にテーブル席、右側にオープンキッチンのカウンター席がある。まずは、自動券売機で食券を購入。迷った末に、店一押しの「玉子入ラーメン」と「餃子」、さらに生ビールが付いている「黒亭ビールセット1600円」をチョイス。第一印象としては、店員の接客が良く、非常に活気のある店だ。見渡してみると、中国人や韓国人らしき外国人が多く見受けられる。
 生卵の黄身が2つ入った「玉子入ラーメン」を、まずはそのまま食べ、後で黄身を潰して食べてみた。その結果、黄身を加えたことによる月見蕎麦ほどの相乗効果は感じられなかった。また、モヤシも特に不要なので、通常の「ラーメン」で十分と思われた。具材のチャーシューは普通で、刻みキクラゲは食感にアクセントが加わっていい。自家製マー油が入らない部分のスープを味わうと、非常にマイルドであり、あまり化学調味料を感じない。近くにある人気店「麺屋 宗運」の豚骨スープに比べると、臭みがなくていい。しかし、自家製マー油を混ぜると、最近のカップラーメンのスープにありがちな独特の焦がしニンニクの風味が加わる。僕はこの香りを好まないが、これにコショウをかけて食べると、不思議なことにこの風味とのバランスがとれ、さらに味に立体感が出るので、是非コショウをかけて食べることをお勧めしたい。麺は低加水のストレートの細麺であるが、博多ラーメンの麺ほど低加水ではない。
 それにしても、実に熊本らしい豚骨ラーメンであり、僕の基準となるスタンダードな熊本ラーメンである。(2019年3月追加)
https://www.kokutei.co.jp

熊本市中央区下通1丁目7-14 ノグチビル地下1階  
電話番号:096-321-6202
定休日:第3水曜
営業時間:【木曜〜月曜】10時半~22時、【金曜〜土曜】10時半~23時、【日曜】10時半~19時
予算:ラーメン700円、玉子入りラーメン900円
アクセス:熊本市電・通町筋電停で降りて「下通・新天街」アーケードを進む。「ビックエコー」を過ぎ、左に「カラオケ館」見えたら、右角のビル。熊本市電・通町筋電停から徒歩4分
最寄りのランドマーク:通町筋電停、下通・新天街アーケード
お勧めポイント:最もスタンダードな熊本ラーメンを味わえる

「下通・新天街」アーケードを進むと・・・ ココです! 店内は明るくモダンな今時のインテリア メニュー1 メニュー2:店のお勧めは「玉子入ラーメン」 メニュー3:店お勧めのセットメニュー メニュー4:ご飯もののメニュー 外国人客向けの店の案内 卓上のスパイス 自家製マー油「焦がしニンニク油」 紙エプロンをもらえる 焼き餃子は普通 店のお勧め「玉子入ラーメン」 自家製マー油が入らない部分のスープを味わうと、非常にマイルドであり、あまり化学調味料を感じない。近くにある人気店「麺屋 宗運」の豚骨スープに比べると、臭みがなくていい。しかし、自家製マー油を混ぜると、最近のカップラーメンのスープにありがちな独特の焦がしニンニクの風味が加わる。僕はこの香りを好まないが、これにコショウをかけて食べると、不思議なことにこの風味とのバランスがとれ、さらに味に立体感が出るので、是非コショウをかけて食べることをお勧めしたい麺は低加水のストレートの細麺であるが、博多ラーメンの麺ほど低加水ではない

こむらさき

 上通アーケードにある元祖熊本ラーメンを標榜するラーメン店。昭和29年の創業で、今年で64年目を迎えるという。僕は20年以上前に一度来店しているが、今回はそれ以来の久々の訪問。店内にはオープンキッチンのカウンター席とテーブル席があり、ラーメン店としては比較的大箱店である。カウンター席の上の壁には、人気店お約束のサイン色紙が貼られている。さすがは老舗店だけあって、店員のキビキビとしたサービスが気持ちいい。
 メニューを見ると、意外なことに、トンコツスープだけでなく鶏ガラスープもあるようだ。トンコツスープには、「ラーメン」、「チャーシューメン」、「王様ラーメン」、「コーンラーメン」、「納豆ラーメン」の5種類があり、鶏ガラスープは、「淡鶏麺」、「和風ラーメン」、「ピザ風ラーメン」、「みそラーメン」の4種類がある。僕のお勧めは、この店のスタンダードである「ラーメン」か、柔らかい豚バラチャーシューがのった「チャーシューメン」。
 今回は取材なので、ベーシックな「ラーメン」を注文。白濁した豚骨スープは全く臭みがなくサッパリしているため、飲んだ後にも最高な一杯となるであろう。この店のラーメンは、熊本ラーメンでポピュラーな黒いマー油が入っていないが、それに代わるのがこの店秘伝のロースト製法で作られた「にんにくチップ(お土産に購入できる)」なのである。これを入れて食べると、スープに深みと香ばしさが増すので、前半はそのまま食べ、後半に入れて食べるとその違いが味わえる。自家製の中細ストレート麺は、博多ラーメンほどではないが、ほぼ似たような低加水麺だ。具材はチャーシューと細モヤシの他、キクラゲ、ネギ、メンマと、どれもスープを邪魔せずマッチしている。
 今回食べてみて、僕が熊本ラーメンを評価する上での基準となる美味しいラーメンだという思いを、改めて確認した。(2019年1月追加)
http://komurasaki.com/index.php

熊本市中央区上通町8-16  
電話番号:096-325-8972
定休日:無休(年末年始を除く)
営業時間:11時〜15時半、18時~21時半
予算:ラーメン600円、特製チャーシューメン1030円
アクセス: 熊本市電・通町筋電停でおり、上通アーケードを進む。しばらく進むと、アーケードの屋根がなくなる手前左側にある(吉野家の隣)。通町筋電停から徒歩3分
最寄りのランドマーク:上通アーケード
お勧めポイント:これぞ熊本ラーメンと呼びたい元祖熊本ラーメン店

通町筋電停から上通アーケードを進みます しばらく進むと、アーケードの屋根がなくなる手前の左側にある(吉野家の隣)ココです!  昭和テイストのラーメンサンプルが・・・店内では、お土産用のラーメンとにんにくチップが販売されている 店内お勧めのメニュー 豚骨スープのメニュー 鶏ガラスープのメニュー セットメニュー、ご飯もの、トッピングメニュー この店の定番である「ラーメン」 熊本ラーメンでポピュラーな黒いマー油が入っていないが、それに変わるのがこの店秘伝のロースト製法で作られた「にんにくチップ(お土産に購入できる)」。これを入れて食べると、スープに深みと香ばしさが増して美味しい
白濁した豚骨スープは全く臭みがなくサッパリとしているため、飲んだ後にも最高な一杯であろう自家製の中細のストレート麺は、博多ラーメンほどではないが類似したやや低加水の麺だ

天外天 本店

 平成元年創業の熊本ラーメントップ3の一角を占める人気ラーメン店。この店は夜間のみの営業なため、深夜に食べるならこの本店で、日中食べるなら「天外天 熊本駅店(→ 熊本グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」である。「天外天」の特徴は、何と言ってもスープの上にタップリとかけられたガーリックパウダー。その個性的な味は、一度食べたら忘れられないほどのインパクト。
 店内は本店とは思えないくらい狭く、長いL型のカウンターのみ。お世辞にも綺麗とは言えないが、常に常連客で混み合っている。テーブル上には、ニンニク醤油漬と紅生姜、そして替え玉(150円)用のラーメンのタレが置かれており、博多ラーメン寄りの熊本ラーメンである。
 ラーメンは、ベーシックな「ラーメン」と、それに辛味を加えた「辛口ラーメン」の2つ。「辛口ラーメン」は、小辛、中辛、激辛の3つの辛さから選べる。僕のお勧めは「ラーメン」であるが、この店はチャーシューが美味しいので、「チャーシューメン」もお勧めである。「辛口ラーメン」は、飲んだ後ならいいかもしれないが、「ラーメン」の方がこの店の個性を堪能できる。
 「ラーメン」が目の前に運ばれて来ると、ニンニクの香りがプーンと漂う。揚げニンニクが香るオリジナリティの高いスープだ。スープはそれほど混濁の強くない豚骨スープで、系統は違うが、札幌の「担担(→ 札幌グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」を彷彿とさせる。麺は博多ラーメンのような低加水のストレート細麺で、「製麺屋 慶史」によるもの。バラ肉のチャーシューは美味しく、刻みキクラゲや青ネギもいい。
 ちなみに、常連の多くは替え玉を注文していたが、僕的にはニンニクパウダー風味のスープがどうしても胃にもたれるため、たくさんは食べられない。なので、人によっては、かなり好みが分かれるかも知れない。(2019年6月更新)

熊本市中央区安政町2-15  
電話番号:096-354-8458
定休日:日曜
営業時間:18時〜翌2時
予算:ラーメン700円、チャーシューメン1050円
アクセス: 熊本市電・水道町電停で降り、テトリア熊本・鶴屋百貨店東館側へ向かう。テトリア熊本・鶴屋百貨店東館側と鶴屋百貨店本館の間の通りを左折する。すぐ右側に蓮政寺公園が見えるので、それに隣接したビルの1階。水道町電停から徒歩2分
最寄りのランドマーク:テトリア熊本・鶴屋百貨店東館、鶴屋百貨店本館、蓮政寺公園
お勧めポイント:ガーリックパウダーが印象的な超個性的熊本ラーメン

左に鶴屋百貨店のパーキング、右に蓮政寺公園が見える 蓮政寺公園のトイレに隣接した・・・・ このビルの1階です ココです! 本店のメニューはこれだけ 店内は本店とは思えないくらい狭く、長いL型のカウンターのみ。お世辞にも綺麗とは言えないが、常に常連客で混み合っている テーブル上には、ニンニク醤油漬と紅生姜、そして替え玉(150円)用のラーメンのタレが置かれている 僕のお勧めの「ラーメン」。「天外天」の特徴は、何と言ってもスープの上にタップリとかけられたガーリックパウダー。その個性的な味は、一度食べたら忘れられないほどのインパクト バラ肉のチャーシューは美味しい 刻みキクラゲや青ネギもいい 揚げニンニクが香るオリジナリティの高いスープだ。スープはそれほど混濁の強くない豚骨スープで、系統は違うが、札幌の「担担」を彷彿とさせる 麺は博多ラーメンのような低加水のストレート細麺で、「製麺屋 慶史」によるもの 「辛口ラーメン」は、小辛、中辛、激辛の3つの辛さから選べる 「辛口ラーメン」も「ラーメン」と同様に、スープの上にタップリとガーリックパウダーがかかっている 今回は中辛で注文したが、それほど辛くなく程よい辛さだった

マルイチ食堂

 「いっぷくラーメン(→ 熊本グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」が経営するセカンドブランド店。繁華街にあるこの店は、何と熊本初の塩ラーメン専門店なのである。店内はカウンター席が7席と2人掛けテーブルが2卓だけしかなく、かなり狭い。この店の売りは何と言っても熊本の高級地鶏「天草大王」を100%使ったスープで、弱火で4時間煮込んで旨味を出しているという。
ラーメンは「天草大王塩ラーメン」1種類のみで、チャーシューメンすらない。麺は「手もみ太麺(実際食べてみると中太縮れ平麺)」か「ストレート中太麺(実際には中細ストレート麺)」から選ぶことができるが、手もみ太麺の方がスープによく絡んでいい。
 出てきたラーメンは、これぞ、ザ・塩ラーメンというようなビジュアル。濁った豚骨スープが人気の熊本では珍しく透明な清湯スープである。口に含むと旨味がある。初めは物足りない感じもするが、食べ進めていくうちに不思議と丁度良く感じられる。もう少し鶏の濃厚な旨味か魚介の旨味があっても良いような気もするが、飲んだ後に食べることを考えればこのくらいが丁度良いのかもしれない。スープは僅かにゴマ油の香りがするが、ゴマ油の他に、鶏油と玉葱の香味油も入っているのだという。チャーシューはトロッとして美味しく、店内が禁煙である点もマルだ!サイドメニューとして、餡から皮まで全て手作りである「(自家製)餃子」があるが、お勧めではない。ちなみに、18時~22時には、お得な「まんぷく夜ご飯セット(天草大王塩ラーメン+餃子4個+小ライス+漬け物)」が、限定20食で食べられる。(2019年7月更新)

熊本市中央区下通1丁目5-21 有楽丁ビル1階
電話番号:096-355-1109
定休日:不定休
営業時間:19時~翌3時
予算:天草大王塩ラーメン780円
アクセス:熊本市電・通町筋電停で降りて「下通・新天街」アーケードを進み、「COCOSA SHIMOTORI」の三年坂通、さらにクラブ通を過ぎ、次の酒場通を右折するとすぐ右側。熊本市電・通町筋電停から徒歩4分
最寄りのランドマーク:通町筋電停、下通・新天街アーケード、酒場通り
お勧めポイント:熊本初の塩ラーメン専門店

「下通・新天街」アーケードを歩いていると、看板が出ています 看板の矢印の方向を見ると、「酒場通り」の文字が・・・ ココです! 店内はカウンター席が7席と2人掛けテーブルが2卓だけしかなく、かなり狭い メニューを見ると、ラーメンは「天草大王塩ラーメン」1種類のみで、チャーシューメンすらない 「天草大王塩ラーメン(ストレート中太麺)」 濁った豚骨スープが人気の熊本では珍しく透明な清湯スープである。口に含むと旨味がある。初めは物足りない感じもするが、食べ進めていくうちに不思議と丁度良く感じられる。もう少し鶏の濃厚な旨味か魚介の旨味があっても良いような気もするが、飲んだ後に食べることを考えればこのくらいが丁度良いのかもしれない。スープは僅かにゴマ油の香りがするが、ゴマ油の他に、鶏油と玉葱の香味油も入っているのだというストレート中太麺は、実際には中細ストレート麺だった「天草大王塩ラーメン(手もみ太麺)」手もみ太麺は、実際食べてみると中太縮れ平麺だった

心生 麺商人

 熊本で話題の津軽ラーメンの専門店。実はこの店、昼は津軽ラーメンの店「心生 麺商人」として、夜はまぜそば専門店「夜の麺商人」として営業する二毛作店なのである。コンクリートの打ちっ放しの店内は、2人用のテーブル席とカウンター席しかなく、ラーメン店としては箱が小さめ。
 「津軽(青森)ラーメン(→ その他日本の旨い店・青森県の頁を参照)」とは、青森市や弘前市を中心とした青森県各地で食べられている醤油ラーメンのこと。その特徴は、何と言っても「煮干し」や「焼き干し」を使用していることであろう。「焼き干し」とは、むつ湾で捕れた良質なイワシのハラワタを取って素焼きにし、それを干して作ったもの。煮干しに比べるとエグ味が少なく、上品な味がする。「日本蕎麦の汁にラーメンを入れているのでは?」と思うくらいスープが澄んでサッパリとした魚介系ラーメンであり、老舗ラーメン店はこのタイプのスープが多い。その一方、最近増えてきたのは、「煮干し」をふんだんに使用したニューウェーブ系である。これらのスープは多量の煮干しを使用しているため、麺が見えないくらい濁っている。「鬼にぼし」とか「こいくち」などと呼ばれ、マニア向けの超濃厚煮干しスープなのである。サッパリ系には細麺あるいは中細麺が使用されることが多いが、これら濃厚系の煮干しスープには、太麺が使用されることが多い。
 この店では両方のスープを味わえるが、煮干しマニアではない限り、濁った「極濃煮干し」ではなく、清湯系の「煮干し中華そば(きほん)」か「背脂煮干し」をお勧めしたい。出汁を味わって欲しいという店主が作るスープは、単に無化学調味料というだけでなく、青森でもなかなか味わったことがないほどの洗練された清湯スープに仕上がっている。自家製麺なのか?モチモチで弾力のある麺は、僅かに縮れていて、太麺にしてはやや細め、中太麺にしてはちょっと太めといったところ。その食感は、津軽ラーメンの太麺と共通する食感がある。また、「背脂煮干し」は今回食べていないが、恐らく津軽ラーメンでいう「バラそば」をイメージしたものと思われる。むしろ、こちらの方が、「煮干し中華そば(きほん)」で感じた物足りなさを補ってくれるものと思われ、よりお勧めできるかも。ちなみに、トッピングでいただいた煮卵も抜群に美味しかった。
 今回は時間の関係上、夜のまぜそばの方は取材していないが、まぜそばに興味のある方はこちらも是非試してみて欲しい。(2019年4月追加)
https://ameblo.jp/miyuco-house/

熊本市中央区出水3丁目4-18  
電話番号:096-364-6377
定休日:木曜(不定休あり)
営業時間:11時~14時半
予算:煮干し中華そば(きほん)680円
アクセス:熊本市電・水前寺公園電停で降り、「出水一丁目交差点」を「松永歯科」の看板が見える斜め通りを進む。道なりに進み、右に熊野坐神社を見ながら更に進むと、セブンイレブンが見えるので、その交差点にある。水前寺公園電停から徒歩6分
最寄りのランドマーク:出水一丁目交差点、熊野坐神社
お勧めポイント:熊本では珍しい津軽ラーメンが食べられる

セブンイレブンのある交差点近くにあります 焼き鳥店の隣です ココです! 店の前にあるボードには、煮干し中華そばと無化学調味料の表示が・・・ コンクリートの打ちっ放しの店内は、2人用のテーブル席とカウンター席しかなく、ラーメン店としては箱が小さめ レギュラーメニュー 季節のメニュー 「極濃煮干し」に関する注意書き 有名店にありがちな有名人の色紙 「煮干し中華そば(きほん) スープは澄んでいて、煮干しラーメンにしては、かなり洗練された味わいに仕上がっている モチモチで弾力のある麺は、僅かに縮れていて、太麺にしてはやや細め、中太麺にしてはちょっと太めといったところトッピングした「煮卵」。味付けや火の通し方が完璧。お勧めだ