15.アクティビティ&エクスカージョン

SPLASH KOBE

 メリケンパークのポートタワー前から出ている神戸港の人気観光ツアー。よく見ると、ボストンのコープレイ・プレイスで見かけたあのカラフルな「ボストン・ダックツアー」の水陸両用車ではないか。大阪道頓堀観光ツアーの水陸両用バスやジープとは違い、この車両は第2次大戦中にGMで作られた本物の軍事車両(コードネームDUKW、愛称ダック)を観光用に改造したもので、日本ではここ神戸でしか乗ることが出来ない。ドーバー海峡を渡ることができる耐航性があり、軍事車両としてノルマンディ上陸作戦でも活躍したらしい。スプラッシュの名の通り、天候によっては水しぶきがかかることもある。なお、ツアー代金は現金払いのみで、大人3000円、子供2000円。通常の神戸港遊覧船の乗船料と比べて約3倍と割高ではあるが、そこは水陸両用車、神戸港ツアーと市街地ツアーの両方を楽しめるのだ。しかし、あくまでもツアーのメインは陸上の市街地で、神戸港の遊覧エリアは狭く時間も短いので、神戸観光を全く体験したことのない人に限って、乗ってみてもいいかも。季節によって運行スケジュールが異なるので、ネットや電話で確認が必要。また、人気ツアーなので予約も必須。

 
電話:078-335-2539
http://www.splash-kobe.jp/

神戸の夜景、景色

 日本三大夜景の1つとして知られる神戸の夜景。何と言ってもお手軽なのは、新神戸駅前のANAクラウンプラザホテルのレストランの窓側(36階のレストラン&バーLEVEL36、34階の中華料理蘇州:東向き、日本料理なだ万:西向き)、ポートピアホテルのアランシャペル(眺望の良い街側はメインダイニングでなく大きな個室であるため、使われてない日のみ利用可能。要確認。)か中華料理の聚景園を利用する方法。JR新神戸駅の横から出ている新神戸ロープウェイは、日中であれば日本三大神滝の1つ「布引の滝」を真上から眺められ、山頂の布引ハーブ園も見学できるが、山間にある頂上展望台からはポートアイランドしか見えないので夜景には適さない。足を伸ばしてまでも夜景を楽しみたい方は、摩耶ケーブルカーか六甲ケーブルを利用しよう。摩耶ケーブルカーを利用する方法は、20分ごとに出ているケーブルカーとロープウェイの両方を乗り継がなければならないのが欠点だが、山頂の「掬星台(きくせいだい)」からは神戸の他、西宮や大阪、さらには関空まで見渡すことが出来、さすがは日本三大夜景スポットと称される素晴らしい眺望。日中に行けば、山頂の星の駅で電動アシスト自転車をレンタルでき(2時間400円)、六甲山牧場まで約15分で行ける。牧場は北海道出身の僕から見るとミニ観光牧場のような感じで、特にそそられないが、牧場に至る下り坂のミニツーリングが実に気持ち良く、下手なアトラクションよりも爽快だ。但し、自動車も走る道なので、くれぐれもスピードの出し過ぎには注意!六甲山牧場に着いたら、駐車場外の専用駐輪エリアに自転車を止め、500円の入場料を払って、まずは「Q・B・Bチーズ館」テラスで、カマンベールチーズ入りソフトクリームを食べながら牧場を眺めよう。六甲ケーブルを利用する方法は、摩耶ケーブルのように乗り継がないため、とても便利。しかし、山頂の「天覧台」からの眺めは、木々が邪魔して「掬星台(きくせいだい)」ほどの開放感はない。ケーブルカーは下の車両のみトロッコ電車のように窓がないので、夏に行くなら六甲ケーブルの方が涼しくていい。特に、山に向かって左側の座席が沢に面して涼しくお勧め。タクシー運転手さんの話によると、摩耶ケーブルは赤字続きで来年でなくなるかもしれないとのことなので、今年行くなら絶対に「掬星台」。

●摩耶ケーブル  
ロープウェイ星の駅までの往復料金1500円
アクセス:JR三宮駅からタクシーで
 15分(1800円前後)、
 新神戸駅からタクシーで7分。


●六甲山牧場   
9時~17時(3/20~11/5は無休、火曜日定休)


●六甲ケーブル  
六甲ケーブル山上駅までの往復料金1000円
アクセス:JR三宮駅からタクシーで
 20分(2740円)、