塩胡椒
唐人町にある人気のフレンチ店。古民家をリノベーションしたという店内は、外からからのイメージとは違い、店内は広く、京都の町家風の重厚感のある雰囲気。ディナーは前日までの予約が必要、というのがこの店のシステム。そのせいか、ランチは混み合うが、ディナーは比較的空いている。また、原価率が高いためなのか、支払いは現金のみである。ワインリストを見ると、ワインはフランスが中心で、値付けもほとんどが5000円前後と良心的。グラスワインは、赤白共に756円からで、リストにはグラスの焼酎もある。
料理はクラシックなタイプのフレンチ。まず出てきたのは、「魚とオマールエビのカナッペ」。塩味がしっかりと素材を引き立たせていていい。1つめの前菜「天然真鯛のカルパッチョ(確か別な名前だったような)」は、昆布締めにしているのか? 適度な塩味とビネガーの酸味、ケイパーの香りが調和していた。バゲットに付いてきた「豚のリエット」は、滑らかな食感で美味しい。2つ目の前菜「天然ハマグリのブルゴーニュバターとラタトゥイユ」はジューシーで、むしろエスカルゴなどよりも美味しい。ラタトゥイユは香草が効いており、野菜の甘みを感じる。3番目の前菜「フォアグラのグリエ」は、ほんのりとした甘さとヴィネガーによる酸味、塩気を纏っていて、それ自体で充分美味しい。下に敷かれた生野菜と一緒に食べるとサッパリはするが、合っているかと聞かれたら、微妙だ。魚料理「オマールエビのグリエ スチームしたポワロネギを添えて」は、酸味のあるポアロネギとバターソースは美味しいが、中途半端なクラッシック感は否めず、もう一工夫欲しい気がした。この日のメインディッシュの肉は、牛肉か仔羊であったが牛肉を選択。牛ランプ肉を使ったステーキは普通であったが、添えられていたポテトグラタンは美味しかった。そして、「ミモレットチーズ」、「デザートの盛り合わせ」、「飲み物」で終了となった。通常、デザートの盛り合わせはプラス 1296円であるが、今回は最も高い8000円のコースだったので追加料金は不要だった。「デザートの盛り合わせ」は、メニューの中からいくつでも注文できる。折角なので、「アールグレイ紅茶のムース」、「ムースショコラ」、「バニラアイス」、「イチゴのシャーベット」、「ピスタチオのアイス」をチョイス。ムースはどれも美味しかったが、アイスは普通だった。
サービス担当が一人しかいなかったが、とくに問題はなかった。しかしながら、これだけのボリュームでこの低価格とは。原価率が心配になるくらいコスパの良い店である。(2019年8月追加)
http://www.shiokosyou.com
熊本市中央区中唐人町13
電話番号:096-322-8487
定休日:月曜
営業時間:11時半〜13時半、18時〜21時(日曜・祝日11時半〜20時半)
予算:【ランチ】1300円、2300円、3300円、5000円、【ディナー】3000円、5000円、6500円、8000円(ディナーは前日までの予約が必要)
アクセス:熊本市電・呉服町電停で降り、電車通りがカーブする方へ向かう。「五福本舗」、「出田眼科病院・呉服町診療所(洋館のような建物)」を右に見ながら細い通りを直進する。さらに「出田眼科病院」を過ぎた交差点を右折すると、すぐ左側にある。呉服町電停から徒歩6分
最寄りのランドマーク:呉服町電停、出田眼科病院
お勧めポイント:コスパの良いクラッシックフレンチ
唐人町の・・・
この町家風の建物です
入口を入ると・・・
古民家をリノベーションしたという店内は、外からからのイメージとは違い、店内は広く、京都の町家風の重厚感のある雰囲気
料理はクラシックなタイプのフレンチ。まず出てきたのは、「魚とオマールエビのカナッペ」
塩味がしっかりと素材を引き立たせていていい
1つめの前菜「天然真鯛のカルパッチョ(確か別な名前だったような)」
昆布締めにしているのか? 適度な塩味とビネガーの酸味、ケイパーの香りが調和していた
バゲットに付いてきたのは・・・
「豚のリエット」
バゲットに塗って食べると、その滑らかな食感がいい
2つ目の前菜「天然ハマグリのブルゴーニュバターとラタトゥイユ」
ジューシーで、むしろエスカルゴなどよりも美味しい。ラタトゥイユは香草が効いており、野菜の甘みを感じる
3番目の前菜「フォアグラのグリエ」
ほんのりとした甘さとヴィネガーによる酸味、塩気を纏っていて、それ自体で充分美味しい。下に敷かれた生野菜と一緒に食べるとサッパリはするが、合っているかと聞かれたら、微妙だ
魚料理「オマールエビのグリエ スチームしたポワロネギを添えて」は、酸味のあるポアロネギとバターソースは美味しいが、中途半端なクラッシック感は否めず、もう一工夫欲しい気がした
この日のメインディッシュの肉は、牛肉か仔羊であったが牛肉を選択。「牛ランプ肉を使ったステーキ」
肉の火の通りは良かったが、ソースも肉質もごく普通であった。しかし、添えられていたポテトグラタンはとても美味しかった
「ミモレットチーズ」
通常、デザートの盛り合わせはプラス 1296円であるが、今回は最も高い8000円のコースだったので追加料金は不要だった
「デザートの盛り合わせ」は、メニューの中からいくつでも注文できる。折角なので、「アールグレイ紅茶のムース」、「ムースショコラ」、「バニラアイス」、「イチゴのシャーベット」、「ピスタチオのアイス」をチョイス。ムースはどれも美味しかったが、アイスは普通だった
紅茶
ホテルの2階へ上がると、エントランスの右側にウェイティングバーがある
さらに通路を進むと、通路を挟むように縦長のダイニングがあり・・・
この日は3〜6テーブル毎に一つのパーティッションに仕切られていた
ランチタイムのグラスワインは、各1種類ずつしかないが、ディナータイムのグラスワインは、シャンパン1種類、赤白各3種類、ロゼが1種類
メニューは季節によっていろいろなプランがあるが、今回はランチとディナー共通メニューで、店名を冠した「セレブリテ」の10500円
まず出てきたアミューズは、「トウモロコシのパンとフォアグラのカナッペ」、「ブータンノワール」、「ウニのロワイヤル」であったが、写真を撮り忘れた。続くスープは、芦北産のアゴ出汁と天草大王、熊本県産野菜から抽出したという「ダブルコンソメ」。旨味は十分だが、逆にアゴ出汁の味と香りが勝ってしまい、煮干ラーメンのスープのような味に
一皿目の前菜は、「初鰹とハマグリ トマトのエキスのエスプーマ仕立て」
添えられた新タマネギスライスのシャキシャキとした食感と筍の食感がいい
熱々の2種のパンは食感も中途半端だが、何よりも小麦の香りに乏しい
二皿目の前菜は「イサキのグリル」
塩加減は良かったが、火が通り過ぎていた
「サフラン風味のカニピラフ」は、実に美味しい
皿に盛り付けたところ
添えられた甲殻類のスープやカニ味噌、オリーブペースト
完成度が高いだけに、添えられた甲殻類のスープやカニ味噌、オリーブペーストなどは、入れない方が良かった
メインの「黒毛和牛のフィレ肉のグリル」
素材自体は美味しいが、フォンドボーと白ワインのソース、トウモロコシのピューレなどを含めたトータルな味はごく普通であった
口直しの「メロンシャーベット」
これはまあ普通
「ババ(ブリオッシュをラム酒に浸したもの)」
アマゾンカカオのブリオッシュに黒糖とゴールドラム酒のアイスをのせたもの。ババと名乗っているにも関わらず、全くラム酒が香らず、完成度は低かった
「エスプレッソ」
「芦北町のほうじ茶」と「小菓子」
「小菓子」
西辛島町電停のある通りから入った・・・
ココです!
ランチを再開したそうです
入口側にオープンキッチンのカウンターが3席があり・・・
奥にテーブル席と個室が2つある。店内は暖色系カラーを基調としたインテリア
アミューズは「カツオのコンソメ」と「カツオの血合を使った血のソーセージ風」
これが「カツオの血合を使った血のソーセージ風」
塩がかかった「ミニ角食」
「肉の前菜盛り合わせ」は写真を撮り忘れた。こちらは、次の「魚の前菜盛り合わせ」
「岩牡蠣」は素材は良かったが、塩味が足りず素材が生かされていない
「ツムブリのカルパッチョ」は、とても美味しかった
「アオサのりのロワイヤル」は、予想通りの味
「ズワイガニのトマトゼリー・ブロッコリーのムース キャビア添え」は。写真を撮る前に食べてしまった。ブロッコリーのムースの味が前面に出てしまっていた
「ホワイトアスパラガスのグリル 天草産穴子のスモークとアワビのソテー」
全体的に悪くないが、アスパラガスがもうひと塩足りない
「燻製にしたジャガイモのビシソワーズ 揚げニョッキ入り」
滑らかで美味しいが、やっぱりもうひと塩足りないために、素材が生かされていない
「八代産トマトのソースにグリルした塩トマトのダブルトマトスパゲッティ 」
トマトソースはぼんやりとした味で深みがなくキレもない。グリルした塩トマトを加えた意味も不明だ。これなら、シンプルな唐辛子入りトマトスパゲッティの方がまだいい
「薪で焼いた黒ムツのグリル グリントマトとともに」
トマトと黒ムツを合わせたことによる相乗効果も相加効果もない微妙な味
「薪でグリルした赤牛のタリアータ」
塩味も火加減も完璧だった。表面がカリッと焼かれていて、スモーキーかつジューシーで、ステーキ店として、これだけを食べに来てもよいくらいの美味しさ
目の前で即席で作られる「イチゴのソルベ」
ライブ感があるだけでなく、甘さも自然で良かった
エスプレッソ
並木坂から入った細い通りの・・・
ココです!
入口の扉を開けると・・・
縦長のテーブル席があり、イタリアンのキャパとしてはは小さめ
グラスワインは、個性の異なる2種類以上が用意されており、この日の赤は4種であった
今回は10000円コース。まず出てきた「冷製の熊本産のゴールドラッシュのスープ フォアグラとサマートリュフを添えて」
フォアグラの塩気とトウモロコシの甘み、サマートリュフの香りが一体となった素晴らしい逸品だった
「温かいオレガノのフォカッチャ」は、香り、柔らかさともに文句なし。しかし、添えられたオリーブオイルは苦みが強く、もう少し苦みが少なくてフルーティな感じであれば良いのだが・・・
「前菜の盛り合わせ」
天草産クエのカルパッチョ、ウナギのヴィネガー風味、シラスのブルスケッタカラスミのせ、アジと野菜のマリネ、バフンウニと根セロリのピューレ、ズワイガニとズッキーニ、天使のエビのマリネ、塩たらとイワシの白トウモロコシの粉で作った餅、煮タコなど。どれも塩味が適度に効いていて、優しい味付けとなっていた
肉の前菜は、ピエモンテ州の郷土料理「牛肉のボリート」
柔らかく煮込まれたコンビーフのような味付けの牛肉に、ホロホロ鳥の旨味のあるスープと酸味のあるパセリの薬味が絶妙に美味い!
一皿目のパスタは、「ウニと卵黄とカラスミのタリオリーニ」
ウニがたっぷりと入ったトマトソースは、卵黄が加えられたことで実に濃厚なソースとなり、ピリ辛がアクセントになっていて飽きがこない
「天草産本マグロのパン粉焼き ズッキーニのピューレ」
塩気のあるカリカリの焼きチーズとズッキーニのほんのり甘いピューレがよく合う
二皿目のパスタ「そら豆のラビオリ サマートリュフがけ」
そら豆とチーズの具材がトリュフオイルと相まって超濃厚になっていた
メインの「トスカーナ産ハトのロースト」
やや甘めのソースとの相性が最高とは言えないものの、火の通し方、塩味ともに悪くはなかった
「ゴルゴンゾーラとタレッジョチーズ」
ゴルゴンゾーラに香りの強い個性的な蜂蜜がかけられているもので、美味しい
エスプレッソ
「3種のドルチェの盛り合わせ」はどれも良かった。
後ろに見える上通アーケードの屋根がなくなったらすぐにある。赤い屋根のイタリア食堂ではなく・・・
看板のないココです!
開店前から待っている人が。らせん階段横のテントのようなところが1階のテラス席です
ナポリピッツァの専門店です
開店前から予約で満員なようです
客席は1階と2階にあり、キッチンも1階です
元はカフェかブティックだったのだろうか?吹き抜けになった倉庫のような空間と2階へ向かう螺旋階段が何とも不思議。らせん階段横のテラス席はほぼ外のオープン状態なので、夏はいいが冬場は厳しそう。
2階席は、吹き抜けの空間を取り囲むように配置されている
メニュー1
メニュー2
メニュー3
メニュー4
メニュー5
ランチセットのドリンク
今回は取材なので、「マルゲリータ」と「クワトロフォルマッジ」の2種類が入ったハーフアンドハーフ「イタリア」を注文
「マルゲリータ」は全体的には良いが、トマトソースとモッツァレラチーズが物足りない感じがする
「クアトロフォルマッジオ」は、ゴルゴンゾーラの風味が抑えられていて、どちらかといえば、万人受けするマイルドでクリーミーなチーズブレンドとなっていた
西辛島町電停近くの通りにある・・・
ココです!
夜のメニュー1
夜のメニュー2
夜のメニュー3
グラスワインは赤が864円、白が756円で、3種類のお試しワインコースもある
キッチンに近いk奥のテーブル席
最初に出てきたのは、「ビーツのスープ カプチーノ仕立」
フワッとした軽い食感とクリーミーな味わいで、細かく刻まれたビーツの食感もいい
2品目は「前菜の盛り合わせ」。「パンチェッタのイチゴ巻き」という取り合わせは初体験であったが、悪くなかった。「自家製リコッタチーズ」はフレッシュかつミルキーで、ボソボソした感じが全くなくて美味しい。「ハーブ鳥のドライトマト巻き」と「スモークサーモン」はごく普通
「自家製のバジルパン」とセモリナ粉で作ったという「自家製パン」は、まるでバゲットの皮のように香ばしく、オリーブオイルとよく合う
「メカブのパスタ」は・・・
ノコギリのようにギザギザしたパスタ。イタリアカラスミのソースが濃厚で美味しかった。恐らく、これまで食べたパスタの中でトップテンに入る美味しさだろう
「ウンブリア産黒トリュフのリゾット」は、米までがイタリア産というこだわりよう。
ポーチドエッグを崩して食べると、まるで天国にいるような美味しさ。ブラボー!
「天草産天然真鯛のカルトッチョ(紙包み焼き)」
非常にシンプルな調理法ながら、塩味がしっかりと効いていて野菜までもが美味しい
写真を撮り忘れた「熊本産赤牛のグリル エシャロットの赤ワイン煮バター添え」。黒人参、スナップエンドウ、レッドドラゴンポテトのグラタンなどといった付け合わせも良く、肉はやや硬めのモモ肉であったが赤身の旨味たっぷり。エシャロットバターの塩味ともよくマッチしていた
デザートの盛り合わせ」は、「生姜のパンナコッタ」、「フランボワーズのジェラート」、「チーズケーキ」の3種類で、これはまあまあの味
プレッソは香り高く、思わず美味しい!と思える味
市役所の裏通りの・・・
独特なウッディーな外観のこの店です
木の温もりを感じさせる店内は、カウンター席のみの小さな店
最初の一皿目は、イタリアの秋の野菜・タルティーボ(チコリの仲間)を使った「タルティーボ・アンチョビとパルミジャーノチーズのサラダ」。タルティーボの柔らかな苦みとチーズが良く合う
二皿目は、「北海道産・真鱈の白子のデュラム・セモリナ粉フリット」
デュラム・セモリナ粉の衣は、かき餅のようにカリッとしていて独特だ
続く3皿目は、「金目鯛のロースト」
モンサンミッシェルのムール貝を使ったスープが、金目鯛に深みを与えている。皮目がカリッと、身がシットリと焼かれていていい
「宮崎・尾崎牛のカツレツ」
火の通し方がミディアムだったせいか食感がやや硬く、もう少しレアな仕上げにした方が良いのではと感じた。また、赤身とチーズとの組み合わせもイマイチ合っていないような気がした
これが岩手産の天然キノコ
「岩手産天然キノコのパスタ」
香茸が加わったことによるキノコの重層香が素晴らしかった。デュラム・セモリナ粉100%で作ったという自家製のタリアテッレは少し細めで、キタッラのような感じだ。
「サルシッチャのリゾット・トリュフの香り」
サルシッチャ(自家製ソーセージ)のリゾットだけでも美味しい上に、トリュフの香りが相乗効果を発揮していた
「シャラン鴨のロースト」
鴨の身の火の通し方もソースも上出来だった。しかし、皮をカリッとさせようという意図で、医療用メスで皮目に細かく切れ目を入れたことにより、カリッとした食感は良くなったものの、逆に一部の皮に火が通りすぎて焦げて苦みが出てしまったのが残念
「焼きチョコレートとジェラート」
クラッシクショコラのようなシットリネットリとした焼きチョコレート。塩のきいたジェラートと和栗の組み合わせが最高だった
エスプレッソ