ワイン酒

荷札酒(にふだざけ) 月白(げっぱく)純米大吟醸 仲汲み

 新潟の加茂錦酒造が造る「荷札酒 純米大吟醸」シリーズは、この「月白」以外にも、「亀の尾」や「播州愛山」、「吉川山田錦」、「備前雄町」、「黄水仙」、「出羽燦々」などいろいろある。中でも、この「月白」が僕のお勧めである。
 口に含むと、口当たりが柔らかく甘みを感じる。新潟の酒らしく、透明感があってスッキリとしている。それでいながら、純米特有の旨味は十分感じられるので、そのまま酒だけ味わっても良いし、食事との相性も悪くない。また、吟醸香はそれほど強くないが、大吟醸ならではのフルーティーさはしっかりと感じられる。どこかしら、三重の「作(ざく)」のモダンな造りと、その方向性が似ているような気がする。
 正直言って、淡麗な味わいの新潟の酒をそれほど美味しいと思ったことは無かったが、この加茂錦と清泉「亀の尾 純米大吟醸(→ 今後掲載予定)」は、素直に美味しいと思える酒だ。純米大吟醸の中取りの四合瓶で2000円台前半という値段を考えてみても、そのコスパは抜群である。(2023年4月追加)

【お酒のデータ】
精米歩合40%  
今回は2022年醸造(タンク168)を試飲
日本酒度+8
岡山県山田錦100%使用
アルコール分15度 

楽天市場での最低参考価格:2280円(720m l

國華 甕貯蔵3年古酒 (43度、720ml) 

 今年2月にファイターズの名護キャンプを訪れた際に、立ち寄った「小料理 ひざくら(→ その他日本の旨い店・沖縄県を参照)」で初めて味わった泡盛。「國華 甕貯蔵3年古酒」は、名護市にある津嘉山酒造所で造られ、3年間じっくりと甕貯蔵された製造量僅かな古酒である。名護は緋寒さくらの名所であることから、国頭(くにがみ)泡盛の華としたいという意味を込めて「國華」と名付けたという。
 グラスに注ぐと色は無色透明で、甕貯蔵であるせいか黄色みを帯びていない。香りは泡盛のニュアンスを感じるが、甘い熟成香の他に僅かにフルーツ香も感じる。口に含むとトロリと甘く、後味にサツマイモのような香りも残る。3年古酒なので口当たりが円やかで、泡盛特有のクセもない。しかしながら、アルコール度数が43度とウイスキー並であるので、そのままストレートで飲むよりも、冷たい水を1:1で加水して飲むと、そのポテンシャルを最大限に引き出せる。(2023年4月試飲)

• 楽天での最低参考価格 4609円

チャッチ ピッコロミニ ダラゴナ 2015年 ブルネッロ ディ モンタルチーノ

 楽天での最低参考価格 6985
 ジェームズサックリング 98
 ワインエンスージアスト97
 ブドウの種類: サンジョベーゼ・グロッソ100

 グラスに注ぐと、それほど強く香り立たないが、とても品の良い香りがする。口に含むと糖度を感じ、花や動物的なニュアンスが鼻腔に抜ける。ピノノワールのように、スッキリと洗練された味わいながら、しっかりと重厚感も備えている。ブルゴーニュ好きにも、ニューワールド好きにも受けそうなワインだ。タンニンは柔らかくシルキーで、重くもなく、かといって軽くもなく、バランスが実にいい。ジェームズサックリング100点を獲得した同じ2015年のリゼルヴァの方が、より複雑で鮮烈な香りがするが、値段を考えれば、こちらの方が圧倒的にコスパが良い。

以下は販売店によるジェームズサックリング・コムのコメント
 桁外れに素晴らしい香り、ドライフラワーやスパイス、そしてフレッシュなマッシュルームなどが次々と感じる。サクランボも。フルボディで果実感のある芯のしっかりとした味わいで実に繊細なタンニン。余韻が長く続いていく。2021年以降に飲むと良い。

フォントディ 2015
 キャンティ・クラシコ グラン・セレツィオーネ
  ”ヴィーニャ・デル・ソルボ”

■ 楽天での最低参考価格 8778円
■ パーカーポイント 96+点
■ ヴィノウス 98+点
■ ジェームス・サックリング 97点
■ ぶどうの種類:サンジョヴェーゼ100%

 グラスに注ぐと、周りに華やかな甘い香りが漂う。グラスを透して見ると、一般的なキャンティよりも遙かに濃い色をしている。口に含むと糖度が感じられ、この畑にとって2015年という年がビッグヴィンテージだったことを窺わせる。その後、鮮烈なブドウの香りが鼻腔に突き抜け、複雑な余韻が長く続く。これだけでも、このワインの高いポテンシャルが分かる。抜栓したての状態では、若いヴィンテージながら、糖度がタンニンを包み込むためか非常にシルキーで、さほどタンニンを感じさせない。しかしながら、時間が経つにつれてタンニンの渋みが徐々に増してくるので、今飲んでも悪くはないが、飲み頃はあと10年くらい先であろう。いずれにしても、キャンティのイメージを覆す華やかで陽性な赤ワインである。(2021年8月試飲)

以下はインポーター・販売店のコメント
フォントディが所有する単一畑「ヴィーニャ デル ソルボ」の樹齢45年を超えるサンジョヴェーゼ100%で造るキャンティ クラシコ グランセレツィオーネ。ステンレスタンクで野生酵母を使い3週間かけて自然発酵でゆっくりとブドウの旨みを抽出していきます。24ヶ月間樽熟成後、約10か月間の瓶内熟成。濃厚なルビー色、ラズベリーや完熟チェリー、スパイシーなニュアンスのあるあまやかで複雑さのある力強い香りが広がります。飲むとしっかりとした存在感のある果実味にミネラルと濃密なタンニンが溶け込んだ重厚感のある味わい。スパイシーなニュアンスのある余韻が長く続きます。

エストレチョ・モナストレ 2015年 エンリケ・メンドーサ

 光を通さないほどの濃密な色調。グラスに注ぐと、爽やかで濃厚なベリーの香りが満ちあふれ、香りをかいだだけで、すぐに素晴らしいワインであることが分かる。
 口に含むと、まずは柔らかい酸が舌を覆い、続いてスパイシーかつ大地の恵みを感じさせるニュアンスが押し寄せる。カリフォルニアやオーストラリアワインほどの高い糖度ではなく、誰もが心地よいと感じる糖度だ。完全有機栽培(未認証)の樹齢70年というモナストレル種を100%使用しているらしいが、バランスに優れ、複雑さも兼ね備えた長熟に耐えうるワインだ。2015年という若いワインながら、タンニンも滑らかで味に高級感もある。もしもセラーに余裕があれば、買いだめしておきたいお買い得ワインである。(202012月試飲)

楽天での最低参考価格 3940
パーカーポイント95
 ぶどうの種類:モナストレル100

以下はワイン販売店が掲載しているコメント

 ダークチェリー、プラム、ブルーベリー、桑の実の凝縮した黒果実のアロマ。クローブ、リコリス、ナツメグ、シナモンのスパイス、ローズマリーやタイムのハーブ、スミレのフローラル、ミネラル、ダークチョコレートやエスプレッソの香ばしさにホイップクリームの甘やかな印象もあります。重厚感のある複雑な香りに期待感も高まります。口中でも緻密で濃厚な果実味、おだやかながら上質な酸、タンニンはベルベットのようにきめ細かくしなやかに溶け込んでいます。フレンチオーク樽がもたらす上品な香ばしさが緻密な果実味と溶け合い、実になめらかでエレガント。とてもバランス良く、複雑でリッチ、豊かな飲み心地。余韻には心地良いビター味とミネラル感が長く続きます。このビター味とミネラル感、上質な酸が全体をタイトに引き締め、ボリューミーになり過ぎず、フィネスを備えた一本に仕上がっています。

メルキュレ・プルミエクリュ・レ・ヴレ
 2018年 ドメーヌ・フランソワ・ラキエ

 グラスに注ぐと、ブルゴーニュとは思えないくらいの濃厚な色調。口に含むと、無濾過ワインのような重厚感のあるスパイシーなアタックが押し寄せる。初めは甘みがそれほど感じられないが、時間が経つにつれて甘みと重厚感が増し、さらに、タンニンも増してくる。それでもタンニンはシルキーで柔らかく、2018年という若いワインとは思えないほど。ブルゴーニュワインにしては、コスパとポテンシャルの両方を備えたワインである。(2020年12月試飲)


■ 楽天での最低参考価格:6138円
■ パーカーポイント92+点
■ ぶどうの種類:ピノ・ノワール

以下はパーカードットコムを記載した販売店のコメント
 この2018年のメルキュレ・プルミエクリュ・レ・ヴレは、非常に有望株であり、僅かなボトルの熟成によって、Les Naugesに十分匹敵する今年最高の赤ワインのタイトルを獲得するものである。野生のベリー、フルーツ、カシス、針葉樹林、スパイシーなオーク新樽のアロマが混ざり合い、ミディアムからフルボディでビロードのような触感、そして何層にも重なり合った味わいが、生き生きとした酸、きめ細かいタンニン、そして身にしみるような余韻の中にある。最近の瓶詰めの後、未だ少し閉じているが、少なくとも1年か2年の辛抱でそれが報われることになるであろう。(12th Jun 20200, The Wine Advocateより一部抜粋して転載)

ヴァンソーブル・レ・コルニュ
 2017年 ファミーユ・ペラン

 注ぐと、色こそ濃厚だが、決してインクのような濃さではない。グラスの中に漂う香りは、透明感のある気品を備えている。口に含むと、南仏特有のリッチなテイストながら、決して濃いわけではなく、グルナッシュ特有の甘い陽性的な味というより、むしろシラーによるブラックベリーに香草を浸したような独特なスパイシーさを感じる。酸味や糖度は最小限に押さえられ、全てに偏りがない絶妙なバランス。それゆえに高得点とはならないものの、誰にも好まれ、どんな料理にも合いそうなユーティリティーの高いワインに仕上がっている。2017年という若いワインなので、多少タンニンを感じるが非常にきめ細やかな舌触りで、早飲みできるワインだ

■ 楽天での最低参考価格 2618円
■ Wine Spectator誌92点
■ ぶどうの種類:グルナッシュとシラーのブレンド

以下はワイン販売店が掲載しているWine Spectator誌のコメント
「ラズベリー、チェリー、レッドカラントのクーリのフレーバーがミックスされた、明るくフレッシュなスタイルで、軽いブランブルとミネラルのアクセントが強調されている。フィニッシュを通して、素晴らしくジューシーなエネルギーを表現し、潜在的な深みが現れてくる。 グルナッシュとシラー。2020年から2025年まで飲み頃ベスト。」(Wine Spectator誌2019.12月号より

リンデス・デ・レメリュリ サン・ヴィセンテ 2015年 レメリュリ

■ 楽天での最低参考価格 2530円
■ パーカーポイント94点
■ ぶどうの種類:テンプラニーリョがメインのブレンド(ガルナチャを含む)
 グラスに注ぐとやや濃めの色をしているが、新大陸のカベルネやシラーのような糖度や濃厚さは感じられない。まるで、ピノ・ノワールとメルローを併せたようなテイストで、スッキリと洗練されている。このテイストならば、ピノ好きの方にも好まれるであろう。新しいワインなのでタンニンを感じるが、これは許容範囲内。驚いたことに、抜栓した翌日の方がむしろ香りが華やぎ、タンニンも落ち着いてさらに美味しく感じられた。これはコスパ抜群のスペインワインだ!

以下はインポーターのコメント
 わずかに紫色の残る濃いガーネット色を放ち、完熟したプラムやブラックチェリーの香りにローストした木樽の要素などが加わり、複雑さを演出!力強い果実味と角の取れた豊かなタンニンが、しなやかな酸味と見事に調和し、まるでジュヴェレ・シャンベルタンを彷彿とさせる男性的で力強い仕上がりとなっています。

ニュイ・サン・ジョルジュ 
  クロ・ド・ラルロ・ブラン 2010年 
               ラルロ


■ 楽天での最低参考価格:7880円

 シャルドネ100%の仏ブルゴーニュワインである。香りの良いワイン、インパクトの強いワイン、濃厚なワインなど、美味しいワインにもいろいろな個性や特徴的があるが、酸、糖度、香り、ミネラル感、アフター(余韻)、喉越し、全てにおいて完璧なバランスのものは少ない。この2010年は、まるで絹のように繊細で、品の良いお嬢様のようなイメージ。同じブルゴーニュの偉大な特級畑「コルトン・シャルルマーニュ」のような品の良い香りや柔らかなミネラル感、そして適度な酸と香りがするのである。どれ一つ取っても出過ぎず、絶妙な至高のバランス。口に含むと、青リンゴとグレープフルーツのような香りも感じる。温度が低いときにはキリッとしていて、夏にはピッタリ。しかし、抜栓して時間が経ち、温度が上がってくると、トロッとしてミネラル感も増してくる。これは、グッドヴィンテージの2010年産だからなのかも知れない。

以下はインポーターおよび販売店のコメント

「やや緑がかった輝きのあるイエローで、白い花や新鮮なフルーツの香り、そしてほのかなハチミツとナッツのニュアンスが上品に拡がります。ボリューム感のある果実味、イキイキとした酸、さらにテロワールに由来する多量のミネラルが複雑な風味を造っています。これから2、3年落ち着かせてあげると、ポテンシャルをフルに発揮してくれそうです。」

キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ
   マルケーゼ 1997年 アンティノリ

  

■ 楽天での最低参考価格 4430円(税込み4784円)

 口に含むとキャンティとは思えないくらい糖度が高く、1997年がこの畑にとって最良の年であったことを伺わせる。14カ月間オーク樽で熟成され、さらに瓶詰めされて1年間熟成された後に出荷されているらしいが、作られて17年という年月が、このワインを実にエレガントな赤ワインへと変貌させている。それにしても、このキャンティは非常にバランスが良く、重厚でありながらタンニンが落ち着いてきており、シルキーである。これまで飲んできた薄っぺらなキャンティは一体何だったのか?と思うほど美味しい。また、ブドウがサンジョベーゼとは思えないくらいベリー系の香りやタバコなどの香りがして、スパイシーなニュアンスもいい。この価格でこのように熟成した素晴らしいイタリアワインが飲めるとは何という幸せ。今飲むならお勧めできる1本である。

以下はインポーターと販売店のコメント。

サンジョヴェーゼ90%、 カベルネ・ソーヴィニヨン&カベルネ・フラン10% と、補完的な赤ワイン用品種のブドウを使って醸される。「マルケーゼ・アンティノリ」は、その名も「アンティノリ侯爵」という、600年以上の歴史を誇る名門アンティノリ侯爵家の名を冠した、ただ一つのワイン。

スサーナ バルボ 
  カベルネ・ソーヴィニョン 2009

  

■  楽天での最低参考価格 2180円

 アルゼンチン初の女性醸造家の作るワイン。グラスに注ぐと、思った通りの深いワインレッド。グラスを近づけるとベリー系の心地よい香りが。口に含むと強いブラックベリーの果実が沸き上がる。酸は穏やかで糖度も適度。強いアタックやアフターこそないが、その分まとまり感がある。2009年のカベルネ・ソーヴィニョンブレンドとは思えないくらいタンニンは滑らか。10%含まれるマルベックの個性が、このワインに独特の深みとスパイシーさを与えている。これで更なる複雑さや華やかなアフターがあれば、高得点の完璧なワインになること間違いなし。抜栓して時間が経つにつれてパワフルとなり、ジビエや羊などの肉にピッタリのお買い得ワインだ。

以下は販売店のコメント

「カシス、ブラックベリーのジャムなどを思わせる果実香、胡椒・シナモンを思わせるスパイス香、燻し香、カラメル香、カカオ香、ヴァニラ香、ミルキーな風味、樽熟成から由来する木質香などを感じます。口当たりは意外にスム ーズで、凝縮した濃い果実味が広がります。酸は比較的穏やかに感じます が、適度なものがありメリハリある味わいです。タンニンは強く僅かに収縮 するものを感じますが、あくまでもシルキーで尖ったところはありません。 凝縮感ある果実味をたっぷり感じ、パワフルで飲み応えありますが、繊細 な印象もありバランス良くまとまっています。余韻は長く、後味に凝縮した 果実の旨味とシルキーなタンニン、樽から由来するナッティーな風味などが 残ります。」

バローロ リゼルヴァ アウダチェ 2006年
          ロベルト サロット

  

■ 楽天での最低参考価格 4053円

 グラスに注ぐとイタリアワインとしては濃めの赤で、口に含むと香りよりも糖度を感じる。確かに糖度は高く、香りはそれ程ではないが、酸と果実味のバランスが良い。モダンバローロの作り手なのだろうか?一口飲んだ瞬間、ネッピオーロ特有のクセがなく、非常に洗練されたモダンな味がする。バローロとしては比較的安めの2006年産の赤ワインなので、既に飲み頃になっているかと思いきや、まだタンニンを感じる。飲み頃になるにはあと数年必要と思われるが、抜栓した翌日に改めて飲んでみると、タンニンが落ち着き滑らかになっていた。なので、今飲むなら前日に抜栓しておけば良いはずだ。(2013年8月)

以下はインポーターと販売店のコメント。

「セレクションした葡萄を使い、大樽で熟成させたワイン。アウダチェは、「勇敢」という意味で、アパッシメントした葡萄を使うというリスキーな方法で作っていることに因んでいます。畑は海抜400m、南~南西向きの粘土石灰質土壌。最も古い畑の葡萄は9月末から10月初め、熟成がベストになったタイミングで、選別しながら収穫します。熟成は、2ヶ月間ステンレス、2年間フランス産の樽、6ヶ月間ステンレスそして6ヶ月間瓶で行います。オレンジ色の混じったルビー。複雑で魅惑的な香り。豊かで柔らかな味わい。個性があり活力にあふれ、しかもデリケートでエレガント、調和がとれています。樽やアーモンドの風味、濃縮されていて、良質のアルコールはよく溶け込んでいて、混じり気のないタンニンです。バランスがよく、長い余韻があります。熟成させることも出来ますが、今すぐにでも楽しめるワインです。」

Farmer’s Leap Shiraz 2004年

  

■ 楽天での最低参考価格 2625円

 優しく香る妖艶な香り。グラスに注ぐとインクのように深いワインレッド。口に含むと、酸が少なく未だ糖度が高い!既に9年を経たオーストラリア産シラーズ(シラー)種の赤ワインであるが、既にタンニンが落ち着き、円やかでシルキー。ブラックベリーを中心としたベリー系フルーツ爆弾のような強いアタック。そしてシラー種特有の長い余韻。単純な果実味だけでなく、複雑さも兼ね備えた素晴らしい陽性のワインだ。マイナーなワイナリーのせいか、この味でありながら、現在のところ楽天で1社しか取り扱っていないというのは驚きだ!!2千円台のワインとは思えない超お買い得ワインである。スクリューキャップなのでブショネの心配も無く、安心して購入できるのもいい。カリフォルニアワインファンなど新大陸系の陽性ワインが好きな方なら絶対に気に入っていただける素晴らしいワインである。
http://item.rakuten.co.jp/vinteccollection/10000002/

以下はインポーターおよび販売店のコメント 

【販売店のテイスティングコメント】
 力強く豊かな味わいで、口全体にプルーン、モカ、スパイスの味がバランスよく広がる。深いブラックチェリーの色は食欲をそそります。18ケ月フレンチ オークで熟成。パーカーポイント90点。

【ワインアヴォゲイド誌2010年12月のコメント】
 2004年産のシラーズは深いガーネットブラックで、獣、スモークベーコン、中国産ドライプラム、クレームドカシス、林床、モカなどが香る。口に含むとリッチでふくよかな香りが広がり、香りはまさに変化し始めていて、酸としっかりとしたタンニンによって上手く構成されている。また、余韻も長くいい感じだ。飲み頃は現在〜2014年までかそれ以上。

クロ・ヴージョ ミュジニー グラン・クリュ 
   2009年 グロ・フレール&エ・スール

  

■ 楽天での最低参考価格 8900円(税込9612円)

 暑かった2009年のブルゴーニュはカリ・ピノ(米カリフォルニア・ピノ・ノワール)のようなニュアンスだと言われるが、このグラン・クリュもまさにそのイメージにピッタリのワインだ。グラスに注ぐと蒸せるほど華やかな香りが漂う。口に含むとかなり糖度が高く、それでいて果実味があり、タンニンはシルキーで滑らか。現在でも既に十分早飲みできるレベルである。しかも、ピノ・ノワールであるのにシラーのようなスパイシーさも感じられ、樽香も複雑さを与えている。グラン・クリュのブルゴーニュにしてはコスパも悪くなく、十分お勧めできるワインだ。

以下はインポーターおよび販売店のコメント(一部省略)

 評論家の大御所M.Wのセレナサトクリフ女史に「チョコレートのような味を帯び、力強さをその内部に秘めている。肉付きが豊かでおおらかな後味がいつまでも漂う」と言わしめたクロ・ド・ヴージョ特級!
 グロ・フレールはずばりその斜面上部のシャトー・ドゥ・クロ・ド・ヴージョに隣接し(他に隣接するのはドメーヌ・ルロワとメオ・カミュゼ)しかもミュジニーとも隣接する最高立地に1.5haの小さな畑を所有!年産7,000~8,000本しか造られない貴重なワイン!
 なんとこの2009年のクロ・ヴージョ・ミュジニーで、ロバート・パーカー・ドット・コムで驚異の94点(2019~2029年)を獲得!ワインスペクテーター誌でも92点の高評価(2016〜2032年)獲得!今やパーカーをも凌駕する勢いの、アラン・メドゥのバーガウンド・ドット・コムでも93点(今~2021年+)(Issue 45)で激賞!ベタンヌ&ドゥソーヴでも、3B&Dマークでこのワインが17.5/20(2017~2024年)を獲得!しかもベルナール・グロ自ら「Very very good vintage」と絶賛するグレイト!2009年もの!エキゾティックなアロマとリッチな味わいが特徴の究極のクロ・ド・ブージョ!

コッリ・ディ・サレルノ IGT 2007年
            モンテヴェトラーノ

■ 楽天での最低参考価格 6980円

 ボルドーを代表するぶどう品種・カベルネ・ソーヴィニヨン60%にメルロー30%、そしてカンパーニャ州を代表する土着品種・アリアニコ10%のブレンドワイン。香りは南仏やニューワールドのシラー種のような妖艶でスパイシーな香り。口に含むとほんのりと甘く、それでいてアフターが長くパワフル。どうしても若いのでタンニンを感じてしまうが、その割りにはシルキーで滑らか。酸もちょうどいい。

以下はインポーターと販売店のコメント。

 あのワイン評論家、ロバートパーカーに「南イタリアのサッシカイア」と賞賛を受け、鮮烈デビューを果たしたスーパー・カンパーニャワイン“モンテヴェトラーノ”。2007年ヴィンテージが2005年に続きイタリア5大ワイン評価誌全てで最高評価を獲得。「色彩はザクロ色で、ベリー系果実やスミレの花などの豊かな香りが、デリケートなスパイス香に包まれます。口に含むと滑らかなタンニンが心地良く、想像を絶するポテンシャルの強さと複雑さ、バランスの素晴らしさが感じられます。濃厚な果実味と、余韻の最後に至るまで魅惑的な南イタリアを代表する偉大なる赤ワインです。」

カンテサンス 2010年 
    シャトー・ペスキエ

 

■ 楽天での最低参考価格 2130円

 南仏らしいインクのように濃厚なワインカラー。鼻を近づけると複雑な香りが鼻腔を突き抜ける。口に含むと、高い糖度に加えてプルーンやブラックベリーなどが感じられ、スパイシーさもほどほどある。グルナッシュとシラーのブレンドらしいが、グルナッシュ特有の甘い香りはなく、シラー単一と勘違いしてしまうほど。2010年の若いグルナッシュ・シラーブレンドとは思えないくらいタンニンはシルキーで、若飲みできる素晴らしいワインだ。恐らく、誰が飲んでも美味しいと感じられるコスパ抜群の赤ワインである。

以下はインポーターおよび販売店のコメント(一部省略)

 ロバート・パーカー大注目の★★★★4つ星生産者で、「南仏ヴァントゥーのスーパーエステイト(素晴らしい生産者)」と絶賛される造り手!人気生産者であるとともに、AOCヴァントゥーのリーダー的存在でもある。ペスキエのワインのキーワードは“フレッシュ感”、“力強さ”、“凝縮感”、“複雑さ”、“エレガントさ”。最高立地の自然派リュット・レゾネ(減農薬)の畑で生産されるシラー種80%とグルナッシュ種20%をブレンドして作られている。“真髄”と名付けられたこのワイナリー最高峰のフラッグシップワイン。低収量の厳選されたぶどうを、バリックの新樽でマロラクティック発酵し、しかもバレルで12ヶ月以上熟成させて造られる渾身の1本。2009年ヴィンテージは、フランス・アシェットガイド誌2012年版で★★スター、パーカーポイント93点の高評価。さらに、ベタンヌ&ドゥソーヴ2012年版ではB&Dマーク付き高評価、Dussert-Gerber2012年版では2es Grands Vins Classesに選出された。深みがあり、スパイシーで、バリック仕立てのシラーらしい濃厚な味わい。

ボデガス サン・イシドロ 
     グラン・レセルバ1974

1993年のヴィンテージ色がかなり濃いだけに、タンニンを感じる1986年のヴィンテージ色はだいぶ落ち着いてきたお勧めの1974年のヴィンテージさすが40年古酒だけあって澱が半端でない。別な容器にデキャンタージュするか、澱が入らないように慎重に注ぎたい色は1986年よりも薄くなっているが、古酒特有のセピア色やガーネット色ではない

■ 楽天での最低参考価格:6134円

 今回、楽天市場で購入できた1974年、1986年、1993年の3ヴィンテージを試飲してみた。スペインのモナストレル種(ムールヴェードル種)を100%使用して作られたというこのワインは、個性がそれほど強くないメルローのようなソフトなイメージの赤ワインだ。良年だった1986年は全体のバランスが悪く、1993年は未だタンニンを感じて若い感じがする。なので、現時点でのお勧めは1974年である。
 グラスに注ぐと、セピア色ではなく、しっかりとした葡萄色をしている。カベルネソーヴィニヨンやテンプラニーリョよりも薄く、カリフォルニアのピノノワールよりも色が濃いといった感じだ。口に含むと、まず、ほんのりとした甘味を感じる。まさに陽性のワインだ。適度な酸と経年による中庸な深み、古酒とは思えない若々しささえ感じる。また、時間と共にエレガントな香りを感じる。複雑さはあまりないが、落ち着いたタンニンと酸化鉄のような熟成香が心地よい。
 フルボディの赤ワインなので、肉やチーズとの相性も抜群。この価格で40年古酒の味わいを十分楽しめるコスパ抜群の赤ワインである。(2016年10月追加)

以下はインポーターおよび販売店のコメント。

 飲み頃42年熟成バックヴィンテージ!ロバート・パーカー氏大注目!スペインの権威あるワイン評価誌“ペニン誌”大注目!造り手は、フミージャ最大規模にしてスペイン全土でも最高のワイナリーの一つ!“ボデガス・サン・イシドロ”!とりわけ、スペインのモナストレル種(ムールヴェードル種)の研究にかけてはスペインのリーダー的存在!なんとこのワイン!ずばり貴重な「プレ・フィロキセラ」の畑のモナストレル100%で造られる究極のグラン・レセルバ!!標高700m~800mの平均樹齢30年!アメリカンオーク24ヶ月熟成!瓶熟成は瓶詰めから今日まで35年近く湿度管理のセラーで保存されていた、まさに蔵出し42年熟成の究極スパニッシュ古酒

エヴォディア 2010 
  D.0.カラタユド アルトビヌム

 

■ 楽天での最低参考価格:1239円

 グラスに注ぐと柔らかいスパイシーな香り。口に含むとグルナッシュ特有の甘い香りとグリセリンのようなトロッとした糖度。舌にはプルーンやブラックチェリーなどのフルーティーな味が広がり、スペインの太陽を感じるワインだ。 アフターも適度で意外と甘さは残らない。2010年産なので、ワインだけ飲むと多少のタンニンを感じるが、料理と共に飲むとそれが全く気にならない。なので、断然食べ物と一緒に飲んだ方が良い。新大陸や南仏ワインが好きの方にはお勧めの1本。

以下はインポーターおよび販売店のコメント。 

    • パーカー・ポイント90点獲得!
    • ステファン・タンザー氏(インターナショナル・ワイン・セラー:IWC)90点獲得!
    • ワインスペクテーター誌の一流テイスター「今ハマっているワイン」のコラムに掲載 。タイトルは“A Lively Value Red from Spain(スペインから来たすごいバリュー赤)”

「ケース買いすることにした。飲むと元気を与えてくれる恵みたっぷりの赤ワイン。今年も強烈に旨い」

 非常にきれいな深いルビーレッド。ハーブ、ミネラル、ブラックチェリーのうっとりする魅力的なかぐわしい芳香、それに続く甘い果実味、スムースな飲み口。果実の風味とカシスやブラックチェリー、ジューシーで豊かな味わい。少しビターで、根皮やたばこ、カカオなど味わいがアクセントとして複雑味を与えています。飲みやすいワインでバランスの良さが信条です。

シャルム・シャンベルタン  2002年
     カミュ・ペール・エ・フィス

  

■ 楽天での最低参考価格 7329円

ワイングラスに注ぐと色は薄めで香りも弱い。しかし、それが逆に落ち着いた品の良い香りに感じられる。口に含むと先ずは糖度を感じ、凝縮された良いヴィンテージのぶどうであることが分かる。ピノ・ノワール特有のイチゴのような香りはするものの、それはフレッシュな感じではなく、実にエレガントである。酸もアフターも適度で心地よいレベル。グッドヴィンテージのグランクリュ(特級畑)であることを考えると、コストパフォーマンスも悪くない。更に良年である2005年も試してみたが、今飲むならこちらの方が遙かに飲み頃でお勧めである。

以下はインポーターおよび販売店のコメント(一部省略)

 ジュヴレ特級最大の所有者ジョセフ・カミュによって設立された。現当主ユベールはその孫に当たり、現在所有する畑の約2/3は特級畑。このドメーヌでは生産量の約70%をドメーヌ元詰めし、残りはネゴシアンに販売。現在は娘のエディーとの二人三脚でドメーヌを運営している。ユベールお気に入りの1920年製のプレス機でゆっくりプレスされたワインは15~18ヶ月、樽熟成。新樽の比率は平均で25%(グラン・クリュに関しては約50%)。できるかぎりシンプルに、人為的介入を最小限に抑え、1つ1つの作業を丁寧に行うことでブルゴーニュの、シャンベルタンの威厳が生まれると言う。数々の賞賛の声があると同時に、「現代風でない」という彼等のワインに対するマイナスの評価も多々存在する。「私達は年間数十万本を生産しているわけではありません。ずっと続けているものはシャンベルタンという特別な土地の魂をワインに宿すこと。伝統に拘るのもそのためで、それがクラシックな味わいと評価されるのは当たり前のこと。それでも我々のワインを認めてくれる人たちがいるのはとてもありがたいし、その人たちのためのワイン造りが今後も続けられれば幸せです。」控えめな口調ながらカミュ 親子のこの一言には彼らの信念が垣間見えるよう。濃縮感よりエレガントさを感じさせるワイン。力強さより優しく長い余韻。奥に潜む、味わいの存在感は、ワイン全体にエネルギーを与えているようにも思える。それを発見したとき、このドメーヌの本当の評価ができるのではないだろうか。

シャトー・レ・ヴィミエール 2009年

  

■ 楽天での最低参考価格 2772円

グラスに注ぐと、やや濃めのワインカラー。グラスに顔を近づけても中からの香りはあまり漂ってこない。口に含むとブラックチェリーのようなベリーの風味と微かに花の香りが広がる。良年だけあって糖度は高めで酸は少なめ。グラスを回すと、グラスの内壁にワインの涙が幾重にも滴る。カベルネ・ソーヴィニョンとメルローのブレンドらしいが、メインのぶどうであるカベルネ・ソーヴィニョン特有の葉巻臭さや土臭さが上手く抑えられていてとても飲みやすい。逆にその分、複雑さは感じられない。しかし、まだ若い割にはタンニンがさほど強くなく、シルキーで早飲みできる良質なワインである。
生産地:ボルドー/オーメドック
ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン70%、メルロー30%

以下はインポーターおよび販売店のコメント

わずか30樽しか造られるない、第一級5大シャトーの原形とも言える極上ボルドー。実に第一級5大シャトーのうち、4つの偉大なるシャトーのコンサルタントを務めるボルドーの神・ジャック・ボワスノが“秘密の庭”と呼ぶ、ボルドー聖地に聳える秘密のシャトーで造られる幻の雫。
「完熟した黒い果実やチェリーの風味がグラスに注いだ瞬間から落ち着いた雰囲気とともに広がり、それを口に含むとカベルネ・ソーヴィニョン主体であることを証明する絶妙の苦味が風味となって相まって見事なバランスを醸し出しているんです」

サン・テグジュペリ 2007年 
         シャトー・マレスコ

 

■ 楽天での最低参考価格 6800円

抜栓してグラスに注ぐと、部屋中に様々なベリーやサクランボ、トピカルフルーツのような陽性の香りが漂う。色は濃いガーネット色をしている。カベルネ・ソーヴィニョン独特の枯れ草や土臭さもなく、艶やかな香りがフワッと優しく鼻腔を突き抜ける。糖度を感じ、エレガントでありながら実に絶妙なブレンドバランスだ。飲んだ瞬間よりもずっとアフターが長く感じられる。2009年(パーカー96点)などの良い年に感じられる複雑さこそないものの、逆にオフヴィンテージだからこそ、今飲んで素直に美味しいと思える1本である。値段を考えるとコスパ抜群の1本。(2013年12月追加)
生産地:ボルドー/マルゴー 3級
ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン50%、メルロー35%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド5%のブレンド

ニュイ・サン・ジョルジュ 
  レ・ムルジュ  
    2007年 アラン・ユドロ・ノエラ

 

■ 楽天での最低参考価格 9187円

 グラスに顔を近づけると、華やかな香りが漂ってくる。口に含むと、タンニンが優しく、シルキーで滑らか。それでいて、どこかしらスパイシーで、エレガントさを感じる。酸も柔らかで僕好み。2007年産ではあるが、既に飲み頃に入っている素晴らしいブルゴーニュワインである。時間が経つにつれてリッチな味わいが深まり、甘く妖艶さすら感じてしまう。本当に美味しいブルゴーニュのピノ・ノワールを飲んでみたい方には、お勧めの1本。

以下はインポーターおよび販売店のコメント

「アラン・ユドロ・ノエラは、古き良き時代のブルゴーニュを作り続ける傑出したドメーヌ。古典的姿ながら20年も30年もしないと飲めないワインではなく、比較的6〜10年ほどで開いてくるワインだ。とは言っても現代的なジューシーなスタイルではない。元々イギリスや本国フランスに固定客が多く、輸出に回る数が少ないために、今までまともな状態のワインが輸入されたことはほとんど無いのが現状。12hもの畑を所有するが、数が少ないのはその人気ぶりを窺える。最も有名なのは“クロ・ド・ブージョ”で、この畑の所有者の中では1、2を争うほどのワインを作りあげる。よっぽど区画が素晴らしいのであろう。どの畑もかなり魅力的で、所有して熟成を待ちたい。開いてくるとそれは魅力的な世界がある。2007年は飲んで美味しいヴィンテージ!味覚的には実に享楽的なワインです!」

マーク・エブラール ロゼ NV

■ 楽天での参考最低価格:3980円

 実は、僕はシャンパンのロゼをあまり美味しいと思ったことがない。独特な透明感のあるピンク色は美しく、ビジュアル的には非常に魅力的ではあるが、その色を演出している微量なタンニンが、シャンパンの味を引き立てているとは思えないのである。むしろ、タンニンが含まれることで野暮ったくなり、シャンパンがもつ優雅さや洗練さを失わせているように思えるのだ。もしかすると、今まで飲んで美味しかったと感じたロゼは、「ジャック・セロス」のロゼNVくらいかも知れない。今回紹介するロゼは、ジャック・セロス以来久々に僕が美味しいと思ったロゼ。「ワイン・アヴォゲイト(パーカーポイント」)では91点、インターナショナルワインセ ラー92点を獲得している。 
 しかし確認してみると、楽天上では「ウメムラ」でしか販売されておらず、現在は品切れのようだが、いずれまた入荷すると思うので、「楽天スーパーエージェント」に登録するか、販売店に直接連絡して予約するかして試してみてほしい。 

以下は販売店のコメント 

「3月に渡仏したときにシャンパーニュを何軒か訪問させて頂き、一番感動した生産者のものを何とか入手してきました。シャンパーニュには312の村があり、現在葡萄栽培者は約5000あります。312の村の中でグラン・クリュの畑は17で、プルミエ・クリュは43あるそうです。今回ご紹介するMarc Hebrartは特級畑とマロウィッシュ・アイに1級の畑を持ち、ピノ・ノワール92~95%で残りはシャルドネを栽培しています。マーク・エブラール は、家族経営のレコルタン・マニピュランで、ドメーヌは、マーク・エブラールによって1963年に創られました。1年目の瓶詰め総数は、たったの280本 でした。その後、畑を買い足して、現在12.5ヘクタールの畑を所有しています。現在39歳になる彼の息子、ジャン・ポールが1997年からドメーヌの跡 を継ぎ高品質シャンパンを作っております。本当に驚かされた事に、ここMarc Hebrartはすべてにおいて手作業でシャンパンを生産しています。・・・今回かなりの量を頂きましたロゼにいたっては、生産本数2500本という僅かな量しか生産できません。この稀少であり素晴らしいシャンパンをぜひご堪能ください。」

アンリ・ビリオ「キュベ・トラディションNV」

■ 楽天での最低参考価格:4179円

NV(ノンヴィンテージ)とは複数年のワインをブレンドしたシャンパンのことを指すが、このNVシャンパンの中でもアンリ・ビリオの「キュベ・トラディションNV」は、ずば抜けてコストパフォーマンスが高いシャンパンだと思う。乳酸菌によって酸を減らすマロラクティック醗酵を行わず、ヴァン・ド・レゼルヴ(古酒)を50%以上と多めに用いているため、NVとは思えないような深遠な香りがする。クリーミーかつキメの細かい味わいで、酸も適度で絶妙なバランス。もしもブラインドでテイスティングをしたなら、良い年の古いシャンパンと勘違いしてしまうほどの濃〜いシャンパン。 
アンリ・ビリオはアンボネイ村の小規模なレコルタント・マニピュラン(RM)で、アンボネイ村の中でも最良とされる丘の中腹部の畑を所有している。現在は、息子セルジュさんとその娘レティシアさんが引き継いでいる。

ジュヴレ・シャンベルタン  2005年  
     モンジャール・ミュニュレ

 
 

■ 楽天での最低参考価格:5229円

 何だ!グランクリュ(特級畑)のようにパワフルで妖艶な香りは!!口に含むと、適度な糖度と東洋的なスパイスの香りが襲ってくる。良いワインに特徴的なアフター(余韻)も長く、苺のようなニュアンスも感じられる。2005年の村名ワインのせいか、タンニンも落ち着いていてとてもエレガント。思わず、2004年限定のルロワの特別な村名ワイン「ヴォーヌ・ロマネ」が思い浮かんでしまった。抜栓すると、すぐに香りが萎んでしまうブルゴーニュの村名ワインとは明らかに異なり、とてもパワフルで複雑な香り。ブラインドでテイスティングしたなら、間違いなくグランクリュと間違ってしまう。この2005年の村名ワインは、コストパフォーマンス抜群の怪物ブルゴーニュワインだ。もしも、この2005年を見つけたなら、絶対に購入すべし!

以下はインポーターおよび販売店のコメント 

「“誰もがわかる王道のおいしさ”、“素直に表現されたテロワールの個性”とワイナート誌でコメントされています!!以前から、当店で販売もしており、 業務販売でも好評を頂いている造り手です!凝縮した果実の香りやパワフルな味わいは、まさにジュヴレ・シャンベルタン!といえる味わいを楽しませてくれるはずです。安定した品質で素晴らしいアイテムを生産しています。ワイナート誌でも“教科書と言ってもいいほどの、アペラシオンのわかりやすい表現がある”とコメントされており、安心して楽しめるワインです。一人で飲むにもお勧めのアイテムです!」

ミシェル・ガシェ・コート 
    ・デュ・ローヌ 
        2010 セルシウス

 

■ 楽天での最低参考価格:1480円

 グラスに注ぐとシラー種を思わせるスパイシーな香り。それでいながら甘いグルナッシュ種の香りが後から追ってくる。2010年産のワインなので多少タンニンを感じるが、むしろ南仏の割にはしっかりとした酸が印象的。しかし、糖度があるので酸はさほど気にならない。このワインはパーカーポイント93点を獲得しているが、最近のパーカー高得点ワインには、グルナッシュ種(イタリアやスペインのガルナッチャ種、イタリア・サルディーニャ島のカンノナウ種)が多いように思う。一緒に頂いた肉料理との相性も良く、甘みと酸味、そして香りのバランスもいい。新大陸や南仏ワインが好きの方にはお勧めのデイリーワインである。

以下はインポーターおよび販売店のコメント。 

「その味わいたるや、なんというジューシーな果実味!!ラズベリーやチェリーの赤果実たっぷりのいい香り、さらにハーブやふんだんなスパイスも加わり、チャーミングかつ官能的な香りが湧き出るように漂ってくる!!口当たりは極めて滑らか、口に広がるタンニンは豊かな力強く良く熟していて、そしてやはり何と言っても果実味が超ジューシー!!さらに その余韻も複雑かつゆったりと広がっていく!!」 

シャトー・ヌフ・デュ・パプ  
 キュヴェ・プレステージ・ 
   アレクシス・エスタブレ 2001  
ドメーヌ・デュ・グラン・ティネル

 

■ 楽天での最低参考価格:3880円

 南仏の「シャトー・ヌフ・デュ・パプ」にしては、それほど色が濃くない。香りは上品で程良いブラックベリーの香り。口に含むとプルーンのような濃厚なアタックがあるが、後からゆっくりと酸がやってくる。既に10年以上経過しているため、タンニンは滑らかで熟成香もある。若いシャトー・ヌフ・デュ・パプにありがちな高糖度、高タンニン、強アタック、強アフターの角が全て取れ、美味しいシャトー・ヌフ・デュ・パプに仕上がっている。この値段でこのように熟成された飲み頃のシャトー・ヌフ・デュ・パプには、滅多に出会えない。

以下は販売店のコメント 

「“素晴らしいシャトーヌフ・デュ・パプは、人間の本能に働きかけ、飲めば中毒になると言っていいほど人を惹きつける力がある”ザ・ワインアドヴォケイト・パーカーポイント91点の評価!!デキャンター誌 銀メダル。ブランデーに漬けられたプラムやチェリーが混ざった香りに樹脂や森の香り。タンニンも程よく余韻が長い、凝縮した味わいの高級感漂うフルボディー。」

コート・デュ・ローヌ 2010年 
 ドメーヌ・ロシュ・オードラン

 

■ 楽天での最低参考価格:1380円

 南仏らしくフレッシュで甘いプルーンとベリーの様な香り。それでいながら口に含むとスパイシーなアフターが。糖度も酸もほどほどでバランスが良く、どこかしら高級感がある。2010年なのでまだタンニンを感じるが、抜栓して時間が経つにつれて次第に円やかに変化する。翌日飲んでも良いくらいだ。この値段を考えれば、デイリーワインとしては飲むにはかなりお買い得である。

以下はインポーターおよび販売店のコメント。 

 1994年に20ヘクタールの畑を父から引き継いだ現当主ヴァンサンは1998年に醸造所を設立し、当初は樽ごとワインを著名なネゴシアンに販売しておりました。その顧客はジャン・ルイ・シャーヴ、ギガルなどです。特にシャーヴは「J・L・シャーヴ・コレクション」というブランドを立ち上げる際に彼が認めた4人の生産者からブドウを購入しておりました。そのうちの1人がこのロシュ・オードランです。彼の20ヘクタールの畑は、高台の丘陵地にあり、日当たりの傾斜としては抜群の立地にあります。その畑に植わるブドウはどれも樹齢が古く、カリニャンやグルナッシュにおいては樹齢100年にもなります。またシラーでも樹齢40年以上です。これらの古木を彼はなんと有機栽培で育てています。現在は化学肥料や除草剤の使用は一切行っておりません。 

ぶどう品種は、グルナッシュ種60%(セザール同区画55~100年使用)、シラー種15%、カリニャン種15%のブレンド

ミネルヴォワ・キュヴェ 
  ・ラ・バスティード 2008年  
    シャトー・クープローズ

 

■ 楽天での最低参考価格:1365円

 フランス最大のワイン生産地・南仏ラングドック・ルーションの赤ワイン。香りはそれほど強くない。微かに香るプラムとベリーの香りに湿布薬にも似たスパイスの香りが加わる。アフターもほどほどで心地良い。2008年産なので酸を感じるが、適度な糖度とタンニンが加わることで、絶妙なバランスが際立つ。誰が飲んでも飲みやすく、とても軽く感じるので、万人受けしそうなデイリーワインである。抜栓後30〜60分くらい経った方が最も美味しく感じられた。 グルナッシュ45%、カリニャン45%、シラー10%

以下は販売店のコメント

「9~10月初めにかけて収穫されたグルナッシュとそれより1週間遅く収穫されたカリニャンをブレンド。ふたつの品種を個々に別々に除梗、破砕せずにタンクに入れ最高温度32度で発酵。8日後に全ての果粒の果皮を破るために、別のタンクに移して発酵を続け、カリニャンは1ヶ月、グルナッシュは2ヶ月間のマセラシオン。1年間タンクで熟成してブレンド、瓶詰めを行う。ミネラル感のある畑の個性が反映された味わい。」 「シャトー・クープ・ローズは、どのワインもハイレベル!ワイン王国の名物企画『ブラインドテイスティング』では、2002年が78本の中から見事五ツ星を獲得。さらには5人のテイスターのうち銀座「レカン」の大越ソムリエが、一押ししたワイン。今回の2004年はワインアドボケイト誌にてベストバイに選ばれました。お味の方は、ランドックの代表的なブドウ品種であるグルナッシュとカリニャンをうまく表現しており、野イチゴが一番甘くなる区画で栽培。スミレやチェリー、ブラックベリー・リキュールのような香りがハツラツとして、果実の健全さがうかがえます。余韻に残るスミレの香りがなんとも印象的。」

雑賀 純米吟醸 にごり ネージュブラン

  

■ 楽天での最低参考価格:1404円(720ml)、2808円(1800ml)

 和歌山県・紀の川市の日本酒である。今年の1月に京都の 「祇園楽味(→ 京都グルメバイブル・日本料理の頁を参照)」 で初めて味わい、これは旨い!と思った酒だ。灯台もと暗しで、実は札幌の 「味百仙(→ 札幌グルメバイブル・日本料理の頁を参照)」 でも飲めたのである。
 今回改めて味わってみると、ファーストアタックは、ほんのりと甘い、いや、むしろスッキリとしたキレのある辛口。それでいながらコクを感じるテクスチャー。この様にスッキリさと深いコクがバランス良くまとまっている酒にはなかなか出会えない。加えて、透明感のあるフルーティーな香りも魅力的。もしも、フルーティーと表現するなら、マンゴーのようなトロピカルフルーツ、甘口ワイン・シャトー・イケムのような深みのある果実香なのである。しかも、五百万石を使用した純米吟醸とは思えないくらい洗練されたアミノ酸を感じる。ここまで洗練されたうす濁りは、「而今(じこん) 特別純米 にごり酒」くらいしか思い浮かばない。
 「味百仙」の店主・長島さんによると、“(うす)にごり”は冬の一瞬にしか出回らない酒なので、もしも見つけたなら絶対に飲むべしとのこと。しかも、今年の「雑賀 純米吟醸 にごり ネージュブラン」は、これまでにないくらいの最高の出来なのである。ちなみに、楽天市場でソールドアウトの場合には、地元和歌山県の酒店のホームページからも購入できる。(2015年2月追加)
http://item.rakuten.co.jp/hasegawasaketen/10030834/ 
http://item.rakuten.co.jp/hasegawasaketen/1003083/

純米吟醸 中垂れ
   墨廼江酒造株式会社

  

■ 楽天での最低参考価格:3150円(1800ml) 

 墨廼江」は宮城県の地酒。原料は好適米の「山田錦」と聞き慣れない「蔵の華」という品種を使って造られている。純米酒と言っても純米特有のアミノ酸が舌に残る雑味感はなく、口当たりがとても柔らかい。吟醸香はなく華やかさに欠けるが、とてもフルーティーで糖度も高い。アルコールをあまり感じないくらいアルコールの刺激感が少なく、とても円やかで飲んでいても疲れない。まるで何年も寝かせたような良質な日本酒のようで、寿司や日本料理を初め、どんな素材にも合いそうな日本酒である。この値段でこの品質、東北の酒のレベルの高さが分かる1本である。 
http://www.hasegawasaketen.com/shop.cgi

以下は販売店のコメント 

「大吟醸と同じ低温発酵もろみで醸した純米吟醸酒の「中垂れ」のみを詰めました。清涼感溢れる香りと、キメ細やかな味わいの調和が見事です。」

出雲富士 吟醸 山田錦 富士酒造合資会社


 

■ 楽天での最低参考価格:3150円(1800ml)

 札幌の地酒でありながら、創作和食店 「うさぎや(→ 札幌グルメバイブル・和食、居酒屋の頁を参照)」 で初めて知った日本酒。ぐい呑みを鼻に近づけと、華やかな吟醸香が漂ってくる。口に含むと、滑らかでシルキーな舌触り。驚くほどスルッと入ってくる。それでいて、甘くフルーティーな香りが鼻腔をくすぐり、久々に美味しいと思った日本酒である。皇太子ご成婚酒にも使われたという福井県の「梵 超吟 純米大吟醸」を、少し荒々しくしたような感じだ。それもそのはず、この酒は原酒なのである。あと1〜2年寝かせれば、より完璧な酒に近づくことだろう。もしもブラインドで飲んで、“これは札幌の地酒だ”と言い当てることが出来る人がいたなら天才だと思う。それほどこの日本酒のレベルは高いのである。間違いなく全国でもトップレベルの酒に肩を並べることが出来る酒であり、北海道の日本酒の実力を示す1本。この酒を造っている日本清酒株式会社は、「千歳鶴」や「ことぶきみそ」、「余市ワイン」ブランドを展開する会社である。これはあくまでも僕個人の憶測だが、もしかするとこれは、千歳鶴の「大吟醸 吉翔」の原酒なのではないかと思っている。全国でもこの酒を販売しているのは、札幌北区にある 「銘酒の裕多加(→ 札幌グルメバイブル・お土産、ショッピングの頁を参照)」 と東区の「マルミ北栄商店」の2店のみ。この2店で購入して飲むか、前述の札幌の「うさぎや」や 「味百仙(→ 札幌グルメバイブルの和食・居酒屋の頁を参照)」 で飲むことが出来る(要確認)。

以下は販売店のコメント 

「最高級の酒造好適米である兵庫県産「山田錦」を丹念に40%まで磨き上げ、果実を思わせる華やかな香りに爽やかな余韻を忍ばせる絶品のお酒です。」

出雲富士 吟醸 山田錦 富士酒造合資会社

 

■ はせがわ酒店での参考価格:4200円(1800ml) 
http://www.hasegawasaketen.com/shop.cgi

 口に含んだ時のすがすがしい吟醸香。それでいながら飲んだ後の重厚な余韻。「十四代」などをはじめ、吟醸香が強くフルーティな酒が現在のトレンドだが、この酒は、香りやアミノ酸、キレなどが決して出過ぎていない絶妙なバランスである。ワインでの評価方法なら、きっと最高評価となるであろう。まさに僕の理想とする日本酒のスタイルだ。飲んでいて思い出したが、以前飲んだ大吟醸はもっと凄かった。もしも、手に入れることができたら、改めてコメントしたい。

以下は販売店のコメント 

「山田錦を40%精米した大吟醸です。酵母には「協会9号」を使用したいわゆる『YK35』商品です。しかも贅沢な「斗瓶囲い」。フルーティーで上品な香り、やや辛口に感じるスッキリとした味わいです。」

純米吟醸 磯自慢 酒友 磯自慢酒造

 

■ 楽天での最低参考価格:6500円(1800ml)

 「開運」や「初亀」と共に静岡県を代表するお酒である。僕は、横山福司さんが杜氏を務めていた頃からのこの蔵のファンである。特に、この蔵を代表する純米大吟醸(通称ブルーボトル)は最も好きな日本酒の一つ。この純米吟醸はブルーボトルほどの艶やかな香りはないが、逆に柔らかいシルキーな口当たりがいい。吟醸香も程良く、純米とは思えないくらいスッキリとしている。それでいながら、ふくよかでリッチな味わいもある。普段日本酒を飲まない方や女性にも受けもしそうな酒である。

以下は酒造のコメント 

「“純米吟醸 磯自慢”は、特A地区産山田錦を高度に精白し、南アルプス・間ノ岳(日本百名山)を源泉とする名水・大井川伏流水を用いて、吟醸冷蔵仕込み室で、低温でゆっくりと発酵させます。長年蓄積した独自の麹造りと優良な酵母(自社保存株)を利用し、丹精込めて手造りされた絶品です。豊かなる含味香、まろやかな味をお楽しみください。かならず冷やしたまま御賞味ください。」

遊穂 純米吟醸無濾過原酒 
御祖(みおや)酒造

 
 

■ 楽天での最低参考価格:2750円(1800ml)

 兵庫県産山田錦と長野県産美山錦を精米歩合55%まで磨いた日本酒である。この酒の最大のお勧めポイントは、その絶妙なバランス。まずは、純米でありながら適度なアミノ酸。続いて、口に含むと出過ぎない程度の心地よい吟醸香と麹の香りがする。それでいてトロッとして滑らかな口当たり。僕はいつもワインで例えるが、間違いなくフルボディタイプの日本酒。これまでの僕の石川県に対する日本酒イメージを180度変えてくれた素晴らしい酒である。

以下は販売店のコメント 

「ねっとりとした日本酒の旨味と調和のとれた酸がお料理の味をより引き立てます。ナッツのような風味が特徴です。味付けのしっかりした、脂の乗った料理との相性が良いお酒です。お召し上がりになる30分~1時間前に冷蔵庫から出していただき、冷えすぎていない温度帯でお召し上がり下さい。」

鶴梅ゆず 平和酒造

 

■ 楽天での最低参考価格:1575円(720ml)、3150円(1800ml)

 和歌山の平和酒造が作る日本酒ベースの柚子リキュールである。2012年に開催された第6回天満天神梅酒大会の和リキュール部門で第1位となった。使用している柚子は、地元県産の紀美野と古座川の契約農家のもの。飲んでみると、驚くほど柚子の香りがフレッシュなのである。また、日本酒ベースなので、アルコールを感じさせないほど円やか。類似の商品がたくさん出回っているが、これほど完成度の高い柚子酒にお目にかかったことがない。ロックで飲んでも良いが、僕のお勧めは炭酸ソーダ割り。ラベルも含めた瓶のデザインもとても素敵だ。非常に品薄の人気商品なので、もしもネットで売り切れの場合には、東京駅のグランスタ(→  銀座グルメバイブルのお土産:東京駅・日本橋周辺編の頁を参照 )の「はせがわ酒店」に行けば買えるかも。

以下は販売店のコメント 

「え!?こんなに柚子の味がするお酒ってあるの??飲めば、その驚きを全身で感じるビックリするほどユズ感たっぷりの「鶴梅ゆず」。その年に収穫した天然の柚子果汁が50%も入った贅沢で体にやさしい味わいは、自然と笑顔になる美味しさです。「鶴梅ゆず」は、柚子の収穫から絞るまでの全てを手作業で行う、手と愛がこもった酒造り。2年熟成の特製純米酒とのブレンドにより、柚子特有の酸味は丸くなり、口当たりはとても滑らか。きめ細かい手作業の数々・・・。このことを知っている人も知らない人も、飲んだ人は口を揃えてこう言います“「鶴梅ゆず」だけは別格だと思う”。酒蔵の思い、情熱。わかる人には伝わるのだと感じます。」

雁木 活性にごり 
発泡純米手原酒 八百新酒造

 

■ 楽天での最低参考価格:1575円(720ml)

 山口県の地酒である。それにしても「獺祭」といい、この「雁木」といい、山口県は何て高いレベルの日本酒を生み出すのであろうか。恐らく、僕の中のでは福井県と並んで日本酒の評価の高い県である。ラベルには発泡純米生原酒と書かれてある。日本酒の好適米・山田錦を100%使用し、精米歩合は60%(40%を削っている)まで磨かれている。「獺祭 発泡にごり酒50」のように、シャンパンのような針金製の留め金ではないスクリューキャップ。意図的な瓶内2次発酵製法ではなく、通常の微発泡生のようだ。色は薄にごりで、泡は柔らかい。先に紹介した「獺祭 発泡にごり酒50」に比べると、甘さが少なくスッキリとした軽い感じ。ワインに例えるなら、キリッとドライな味。なので、アルコールを全く感じさせないほど口当たりが良い。「獺祭 発泡にごり酒50」と共に、日本酒の新たな可能性を感じる一本だ。

以下は販売店のコメント 

舌先をピリッと刺激する発泡タイプの活性にごり酒です。原酒とは言え14度台と比較的軽めで、心地よいすっきりした甘さと爽やかな喉越し、清涼感たっぷりの爽やかな美酒です!食中酒としてはもちろん、フルーツやアイスクリームなどとも相性は抜群!!」

獺祭 発泡にごり酒50 旭酒造

 

■ 楽天での最低参考価格:840円(360ml)、1680円(720ml)

 山口県の地酒である。シャンパンのような針金製の留め金を外し、プラスチック栓を抜くと、フレッシュな麹の香りが広がる。グラスに注ぐと、一般の薄にごり酒よりも色が濃い。泡はシャンパンの様に柔らかい。精米歩合50%なので吟醸表示でも良いはずだが、ラベルには敢えてそれを表示せず、それを示す「50」の文字だけが。口に含むと爽やかで、アルコール度数15度とは思えない口当たりの良さ。純米ながらアミノ酸も出過ぎず、甘さもほどほど。発泡にごり酒としては最高レベルのバランスの良さで、日本酒の新たな可能性を感じる一本である。

以下は販売店のコメント 

「雑誌ダンチュウ08年3月「純米の旨酒25選 ジュワッと弾ける炭酸の魅力 乾杯の酒」で紹介されました!にごり酒というと”あまーくドロッ”としたイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、こちらは 発泡と書いてあるように、シャンパンと同じく瓶の中で2次発酵しているにごり酒。よって、軽快で喉越しが良く日本酒には合わせづらいといわれる脂っこい食べ物なんかにも良く合います。ほどよい甘みと軽やかかつ爽やかな味わいは、日本酒が苦手な方や女性にもオススメ!温度が高かったり、瓶を振ってしまうと噴出すおそれがあるので、必ず冷蔵庫で保存し、飲むときも蓋をゆっくりと何度かに分けて開けていただくと安全です。」

喜正  純米吟醸  ふなしぼり  袋吊り酒

 

■ 楽天での最低参考価格:3150円(1800ml)

 東京都の日本酒と言えば青梅市の「澤乃井」が有名であるが、こちらはあきる野市の日本酒である。口に含むとトロッとして濃厚。ワインで言えばフルボディである。フルーティさも感じ、純米がならアミノ酸度も丁度良い。甘口か?辛口か?と問われれば、どちらかというと甘口である。なので、キリッとした冷やで飲むのがお勧め。

 以下は販売店のコメント 

「山田錦を50%まで磨き上げた純米吟醸です。華やかな吟醸香ですが、邪魔にならない香味で深みのある山田錦本来の旨みがあり 、柔らかな酸味でバランスの良いお酒です。東京にも美味しいお酒があることを知ってください。」

金紋会津 田島 大吟醸 金賞受賞酒

 

■ ウェブでの最低参考価格:5250円(1800ml)、2625円(720ml) 楽天上には見当たらないので、下記の「はせがわ酒店」サイトから購入して頂きたい。 http://www.hasegawasaketen.com/shop.cgi

 福島県会津の酒である。口に含むと非常にフルーティーで華やか。それでいて、精米歩合35%のせいか淡麗で透明感がある。若いせいかアフターにアルコールを感じ、多少角が有るが、スルスルといくらでも飲めるくらい口当たりが良い。

 以下は販売店のコメント

「兵庫県産“山田錦”を35%精米した大吟醸です。恵まれた自然環境を巧みに生かしながら、良質の水と米、そして卓越した蔵人の技により申し分のない逸品を 造り上げています。この大吟醸は、フルティーな吟醸香と、低温でゆっくりと発酵させたことにより、まろやかな味わいをお楽しみ頂けます。」

ブラン・ド・ブラン 
 キュベ・ド・レゼルブ 
   NV ピエール・ペテルス

■ 楽天での最低参考価格:3900円

「フランク・ボンヴィル」のところでも述べたが、僕が好きなブラン・ド・ブランの作り手と言えば、「サロン」、「フランク・ボンヴィル」、「ギイ・シャルルマーニュ」、そしてこの「ピエール・ペテルス」である。ピエール・ペテルス には、この他にNVの「エクストラ・ブリュット」や「ロゼ」、ミレジメの「レ・シェティオン」や「レ・スプリ・ド」などがある。全て試してみたが、最もコストパフォーマンスが良いのはこの「キュベ・ド・レゼルブ」。柑橘とシードル香が混じったようなフレッシュな香り。口に含むと、ブラン・ド・ブランにありがちな酸を感じるだけの平坦で単調なものではなく、とてもリッチでエレガント。それは、温度が高くなってくるとより鮮明に感じられる。酸がしっかりしていてミネラル感もあるので、シーフードはもとより、どんな料理にも合いそうなシャンパンである。恐らく、この価格帯のブラン・ド・ブランの中では、間違いなくトップクラスのシャンパン。ちなみに、パーカーポイントは92点。

以下は「ヴィノテーク誌2011年12月号」田崎真也が利くシャンパーニュ21種のコメントより抜粋

「色調はグリーンがかった淡いイエロー。気泡のキメは細やか。香りは華やかで、黄色いリンゴや洋梨のコンポートやアカシア、金木犀の花に、パンやナッツ、ミネラル香などが調和。味わいは柔らかな果実味から、広がりには爽やかな酸味となめらかな気泡の刺激を感じ、余韻にミネラル感を含むエレガントを残す。」

ブリュット プレステージ  NV 
フランク・ボンヴィル

■ 楽天での最低参考価格:5200円

シャルドネ100%のブラン・ド・ブランである。いずれ改めて紹介したいと思うが、僕が好きなブラン・ド・ブランの作り手と言えば、「サロン」、「ピエール・ペテルス」、「ギイ・シャルルマーニュ」、そしてこの「フランク・ボンヴィル」である。この「ブリュット プレステージ」は、漫画“神の雫”風の表現を用いるなら、「初秋の爽やかな高原の朝である。結実したリンゴの木の下で、少女がソーダ水を飲んでいる」となる。古酒の割合が高いのだろうか?ブラン・ド・ブランでありながら味に厚みがあり、それでいてスッキリとした後味。泡はきめ細やかで口当たりも滑らか。それでいて絶妙な酸。蒸し暑い夏にはピッタリのシャンパンである。

以下は販売店のコメント

「シャルドネの最高のエリア、コートデブランでできる特級畑の葡萄使用。自家栽培・自家醸造の一番自慢のキュベ・プレステージ。香ばしくクリアな果実の香り、すっきりとした中にも品があり、永遠を思わせる泡立が特徴。相性のよい料理は、白身魚のムニエル、ホタテ貝のバターしょうゆ」