サッポロラーメン 月光軒
滝川にオープンした「純連・すみれ」系のラーメン店。元は個室カラオケだったのだろうか?広い駐車場には使われていない個室ボックスが並んでいる。駐車場横には黒の外観の店舗があり、店内は黒と白でコーディネートされている。入り口側から右奥にかけては一部空いたL字型のカウンター席が、そして手前右側にはテーブル席がある。聞くところによると、この店の店主はかつて札幌北区北34条にあった「やぶれかぶれ」の店主であるとのこと。「やぶれかぶれ」と言えば、店主が「すみれ」出身で、「札幌グルメバイブル2005」でも掲載されていた人気ラーメン店である。その後突然閉店し、とても残念に思っていたところ、復活したという知らせが・・・。当時の記事を振り返ってみると、「・・・お勧めは味噌ラーメン。純連・すみれよりもスープの味付けが濃いめで、生姜の風味も強い。もしも、味が濃いと思ったら薄めるスープをもらえば良い。」との記述が。
メニューを見ると、この店のラーメンは基本的に「みそ」、「正油」、「しお」の3種類で、トッピングとしてチャーシューとワンタンがある。この他に「辛ラーメン」があり、これは「みそ」か「正油」を選択できる。また、最近ではこの他に基本の3種の味が選べる「野菜ラーメン」も登場した。
久しぶりに「みそワンタンメン」食べてみると、確かにスープは「やぶれかぶれ」独特のラードの浮いた濃厚なスープである。出身である「すみれ」とは味噌のブレンドが異なるのか?オリジナリティがありながら後味の良いスープだ。同じ「すみれ」出身の 「味噌らーめん専門店 狼スープ(→ 札幌グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」 の「特製味噌らーめん」のスープにも近い美味しいスープである。ワンタン自体は「すみれ」のワンタン同様、特にお勧めではない。ベースの具材はキクラゲ、モヤシ、ネギ、チャーシュー1枚、挽肉、そして細いメンマ。中でも、肩ロースを使ったチャーシューは、脂肪が少なくとても美味しいので、「みそチャーシューメン」もお勧めだ。しかしながら、黄色い中太縮れ麺はあまりコシがなく、ツルツルとした食感にも乏しいのが唯一残念であった。
僕の1番のお勧めは、この店オリジナルの「辛みそラーメン」。ラー油が表面に浮かび、見た目は真っ赤であるが、それ程辛くはなく中辛程度。このデリケートで微妙な辛さが後を引く美味しさなのである。この他に、もちろん「純連・すみれ」系なので名物の「チャーハン」もあるが、香りやコクがなくイマイチだった。ちなみに、Yシャツとネクタイを愛用する僕にとって、この店の紙エプロンサービスや店内が禁煙である点は嬉しいかぎり。現時点で、空知エリアナンバーワンのラーメン店である。(2013年8月追加)
滝川市本町4丁目4-24
電話番号:0125-24-1006
定休日:火曜
営業時間:11時〜15時、17時〜19時45分
予算:みそラーメン700円、辛みそラーメン800円、チャーシューメン900円
アクセス:JR滝川駅を出て左に進み、栄通を直進する。2つ目の信号の暑寒国道を右折し、さらに駐車場のある最初のT字路を左折すると「コリアン・ダイニング オールドニュー(→ その他北海道の旨い店・道央版の頁を参照)」が見えるので、それを過ぎて200m程進むと左側にある。JR滝川駅から徒歩13分。
最寄りのランドマーク:Aiba滝川(旧・高林デパート)
お勧めポイント:復活した札幌「やぶれかぶれ」の味噌ラーメンが食べられる
































































































































駐車場に止めて・・・
店の前の通路を通って進むと
暖簾の掛かったここが入口
看板にlodgeと書いてあるように、2階には2部屋の小さな宿naritaya lodgeも併設 している
人気店なので、遅くに到着する場合には売り切れとなってしまう。予め電話を入れ、蕎麦を取り置きしてもらった方が良い。ちなみに、開店時の11時半の席だけは、1ヶ月前から予約することもできる
店内に入ると、BGMにジャズが流れ、壁や床はコンクリート色という無機質な色調。しかしこれが逆に、テーブルや椅子、照明などの木の温もりをいっそう感じさせ、とくに、カウンター前に広がるブドウ畑や山々の緑を映えさせている。奥のテーブル席横にはガラス越しにワインセラーが見える
セラーの中のワインは自社製ワインだけでなく、他の日本のワインも揃えているようだ
カウンター席前に広がるブドウ畑
カウンター席前に広がるブドウ畑
本日の蕎麦。北海道産の石臼挽き蕎麦にこだわっている
メニュー
夏の蕎麦メニュー
秋冬の蕎麦メニュー
土日・祝日限定メニュー
飲み物とデザートのメニュー
アルコールメニュー
夏期限定「豚しゃぶとねぎ油のぶっかけ」に山ワサビをトッピング
挽きぐるみの細切りの蕎麦はコシがあり、喉越し良く僕好みの蕎麦
薄切りの柔らかい豚シャブと鰹節香る蕎麦つゆ、さらにオイリーな葱油が味に重層感を与えてくれる。さらに薬味のネギと大根おろしが味を締めている
通年して食べられる「茄子とじゃこのぶっかけ」
素揚げされたじゃこの香りと茄子のトロミに大根おろしの辛みが加わり、それに汁の辛さと麺の太さが見事にマッチする
「鴨せいろ」
焼かれた鴨肉は普通だが、焼くことで甘味が増した軟白ネギが美味しい。汁は鴨の旨みが溶け出し、塩味も甘味も含めてトップレベル
最近の蕎麦湯は薄めだが、昨年まではもう少し濃かった
「海苔せいろ」。つけ汁は辛めで僕好み
「海苔蕎麦」
細麺ゆえに温かい蕎麦はどうしてもコシがなくなってしまう
「玉子とじ蕎麦」の玉子は、トロトロで美味しい
仁木のジェラートも置いている
「マロンミルク」は含気率が低くて硬く、しばらく置いてからでなければ食べられない。フルーツ系よりもミルク系ジュラートの方が圧倒的に美味しい
このワイナリーのワインもお土産に購入できる









































































































































本日のメニュー(シェフ・デギュスタシオン)
「王鰈(おうちょう:えりも産のマツカワ鰈)の刺身」ライム、梅干し、和ハーブのサラダを添えて
「イカのフリット」生姜と胡麻を入れ、紫蘇の葉で巻いたもの
最初のパン
無塩バターと外国産の塩。バターの容器にも和を感じます
この塩の結晶をひとかけらつまみ、無塩バターを塗ったパンにのせて食べると、パンがより鮮烈な味わいとなる
「蝦夷鹿肉のタルタル」
鰹節ではありません。ニセコ産ミモレットチーズに、クルミ、マスカルポーネチーズが・・・
「野付産帆立貝のシュークリーム」。ガラスの蓋でスモークを閉じ込めています
ガラスぶたを開けるとこんな感じです。下の粒々はトリュフパウダー
2つめのパンはクルミ入り
「ボタン海老のマリネ」をカクテルグラス入れて
ボタン海老に、大根、海草、ミカンなどが入り、バフンウニがのっています
「きんきのグリル・トマトソース」
きんきが葛切りの上にのっています
「地物野菜のフレッシュサラダ」はこれで3人前です
「熟成じゃがいも”キタカムイ”」
ラクレットチーズ、きのこパウダー、アンチョビとヘーゼルナッツ
「滝川産合鴨のコンフィ」
野菜のクリーム、パンのソース、黒豆、黒コショウ
「北海道産和牛の炭火焼き」
山わさびと仔牛のジュ。下にひいているのはホウレンソウ
「紅茶」も日本茶の茶碗に入れて供される
「林檎のコンポート」
バニラアイスクリームと焦がしビスケットを添えて
小菓子(2人前)






















































































ココです!元は蕎麦屋だった古いを改装しているので、ラーメン店っぽくない
先ずは、自動券売機で食券を購入。メニューは「ラーメン」と「チャーシューメン」の2つだけ
「チャーシューメン」
チャーシューが3枚鎮座したいかにも旨そうなビジュアル
この店は分厚く切られた肩チャーシューが美味しい
加えて、脇役のメンマも美味しい
この店は何よりもスープがいい。豚のゲンコツから抽出したというトンコツスープは混濁しているが、意外とサッパリとしていてコクがある
麺はやや縮れた中細のストレート麺。コシや食感はごく普通だが、実にスープに合っている