3.北海道(道東)

釧路市

釧路ラーメンの特徴は、魚介系醤油スープに細めの縮れ麺をあわせた中華そばである。スープはサッパリとした清湯スープで、もともとは鰹節の出汁を使った日本蕎麦に近いスープであっと言う。動物系のスープは、鶏ガラや豚骨など店によって異なり、具材はネギとチャーシュー、海苔、シナチクだけとシンプルな店が多い。

ラーメン専門店 つる

 釧路市の郊外にある新興住宅地“星が浦”にあるラーメン店。この店は市内中心部の「稲荷小路」で38年間営業してきた老舗で、この新店舗の営業期間を含めると今年で創業53年目になるという。僕も28〜29年前に釧路によく来ていた頃には旧店舗で何度か食べた記憶がある。現在の新店舗は、2代目の若店主がやっているようである。店内に入ると正面にカウンター席が、そして左側に小上がりのテーブル席がある。
 この店のラーメンの素晴らしいところは、鶏ガラベースのスープと魚介系スープのバランスが絶妙であることである。魚介系に由来する酸味もほどよく、スープに心地良い深みを与えている。思わずスープを全て飲み干してしまいたくなるほど美味しい。また、肩ロースを使ったチャーシューもなかなかで、細切りのシナチクも合格点である。麺は釧路ラーメン特有の細めの縮れ麺であるが、この店の麺は通常よりも平麺っぽく、縮れが強めでザラザラとした食感である。(2013年12月追加)

釧路市星が浦北1-2-67  
電話番号:0154-52-8740
定休日:不定休
営業時間:11時〜20時(金曜日のみ15時まで)
予算:正油ラーメン600円
アクセス:市内中心部から帯広方面に15分くらい。JR新大楽毛駅から約3km。
最寄りのランドマーク:ホーマック星が浦店
お勧めポイント:動物系と魚介系のバランスが絶妙なリッチで美味しいスープ

河むら 釧路本店

 釧路市の繁華街・栄町にある釧路ラーメンを標榜する有名ラーメン店。この本店の他、釧路市内には益浦店がある。禁煙の店内は、手前にL字型のカウンターが、そして奥にテーブル席があるが、全体的にやや狭めである。この日は休日の昼間にも関わらず地元の常連客で賑わっていた。この店のラーメンは昭和の香りがする昔風ラーメンであるせいか、客の年令層は高めである。
 この店の売りは釧路ラーメンなので、もちろん僕のお勧めは「醤油ラーメン」。醤油ラーメンは、通常の「醤油ラーメン」の他に、具材にナルトや海苔、煮卵、ホウレン草が入った「昔風ラーメン」もある。「醤油ラーメン」のスープは鶏ガラベースに鰹節などの魚介系の風味が加わり、タマリ醤油のような深みを感じる。まるで日本蕎麦のような魚介由来の酸味を感じるサッパリとした透明なスープだ。表面には鶏ガラベースにしてはかなりの量の油が浮いているが、これはラードを加えて作っているかららしい。麺は細めの特注の縮れ麺であるが、細い割にはしっかりとしたコシを感じる。スープがサッパリとしているだけに、スープにとてもマッチしている。厚めに切られたモモのチャーシューはやや塩辛いが、柔らかくて美味しい。具材はチャーシューやネギの他、細めのシナチクのみと極めてシンプル。恐らく、飲んだ後の締めには最高の一杯となるであろう。ちなみに、平日や深夜まで営業しているので、飲んだ後の締めのラーメンとしてもいいかも。(2014年1月追加)

釧路市末広町5-2  
電話番号:0154-24-5334
定休日:不定休 
営業時間:【平日】11時〜15時、18時〜翌0時、【日曜・祝日】11時〜15時
予算:醤油ラーメン650円
アクセス:JR釧路駅を出て北大通りを進む。「北陸銀行」、「東横イン」を過ぎ、「北洋銀行」の交差点の次を左折(一方通行のため、車は進入禁止)して100mほど進むと左に「オリエンタルプラザ」が見え、その並びにある。JR釧路駅から徒歩15分。
最寄りのランドマーク:北洋銀行釧路中央支店、オリエンタルプラザ
お勧めポイント:釧路ラーメンを代表する有名ラーメン店

帯広市

豚丼 はなとかち

 帯広で行列ができる人気豚丼店と言えば、「ぱんちょ」と「ぶた丼のとん田」の2店であるが、残念ながら、何れの店もグルメバイブルでは星がつくには至っていない。僕がいろいろな有名豚丼店を食べ歩いた結果、最も美味しいと思ったのは、香ばしい香りが食欲をそそる 「十勝豚丼 いっぴん帯広本店(→ その他北海道の旨い店・帯広市を参照)」 であるが、こちらは札幌にいくつも支店があるので (→ 札幌グルメバイブル・北海道料理の頁を参照)、どうしても帯広で豚丼を食べたいときには、JR帯広駅に近いこの店で食べることにしている。
 店内に入ると、入口側にカウンター席と小さなテーブル席があり、さらに奥にもテーブル席がある。この店の人気メニューは、北海道産豚肉のバラとロースの2種類が入った「半ばら豚丼」である。しかし、僕のお勧めはロースのみが入った「豚丼」の方。というのも、脂身の多いバラは脂肪の甘味が美味しいものの、スライスが薄いので、どうしても肉を食べたという実感に欠けてしまうのである。実際、焼肉のカルビとサガリくらいの差があるのだ。この店のもう一つの特徴は、北海道産の山ワサビがのっていること。「ぶた丼のとん田」と同様に、蜂蜜を使ったタレがやや甘めであるため、山ワサビと一緒にいただくとちょうど良い感じだ。ちなみに、「ぱんちょ」と同様、豚丼としてはやや高めの値段設定となっている点がマイナスポイントである。(2017年2月追加)http://www.hanatokachi.com

帯広市大通南12丁目2 佳ビル1階  
電話番号:0155-21-3680
定休日:火曜(祝日の場合は木曜代休)
営業時間:11時〜15時、18時〜19時(日曜・祝日は通し営業)
予算:、豚丼(半盛)660円、(並盛)920円、(中盛)1200円、(特盛)1600円、半ばら豚丼(並盛)920円、(中盛)1200円、(特盛)1600円
アクセス:JR帯広駅北口を出て、南十一丁目通(マツダレンタカー、FUKUIホテルのある通り)へ右折する。「アパホテル」、「焼肉 平和園」を過ぎ、信号を渡ると右側のビル。JR帯広駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:アパホテル、焼肉 平和園
お勧めポイント:ジューシーな道産豚を使った豚丼

どこかというと・・・小さなこのビルです!禁煙であるところもマル!入口側から見た店内メニュー店の一番人気「半ばら丼(中盛り)1200円」山ワサビに加え、一般的なグリーンピースではなく、何故か枝豆がのっています。上がロース肉で、下がバラ肉です 

十勝豚丼 いっぴん 帯広本店

 「豚丼」は昭和初期にその原型が生み出され、50年くらい前から十勝地方の食堂メニューとして登場した。食べログで調べてみると、十勝エリアの写真付き店舗で豚丼メニューを確認できたのは42軒。なので、間違いなくそれ以上の数の豚丼を出す店があり、これほどローカルフードとして根付いているとは驚きである。初めは鰻の蒲焼きをイメージした代用品だったのかも知れないが、豚肉という異なった素材と甘タレが組み合わさることで別次元の美味しさとなり、確かに一度食べるとクセになる味である。実はこの本店は、帯広市郊外にある人気の豚丼店で、何故か帯広にはこの店しかない。これまで僕は、元祖と名乗る店も含めて、数々の帯広豚丼店を食べ歩いてきたが、僕は「十勝豚丼 いっぴん」が最も美味しいと思う。この「帯広本店」の他に、札幌に 「札幌北10条店(→ 札幌グルメバイブル・北海道料理の頁を参照)」 、「札幌ステラプレイス店(→ 札幌グルメバイブル・北海道料理の頁を参照)」 、「札幌手稲店」、「札幌東雁来店」、「札幌平岡店」などがある。
 この本店は郊外店らしく駐車場が広く、豚丼専門店とは思えないくらいの大箱店だ。僕がよく行く「札幌北10条店」と違って調理場が丸見えのオープンキッチンとなっており、それを取り囲むようにカウンター席とテーブル席が配置されている。
 「十勝豚丼 いっぴん」の特徴は何と言っても、細かくオーダー出来ること。例えば、一般に十勝の店では、一口サイズにカットされた豚肉を1枚1枚焼くのが普通であるが、この店は大きめのロース肉を焼いてからカットしている。なので、肉の大きさを注文することができるのだ。肉のカットの仕方は何も言わなければ「普通」となり、他に「小さめ(お勧め)」、「大きめ」、「カットなし (ミニステーキ状態)」の計4タイプある。また、ドンブリにかけるタレの量は通常の他、「なし」、「少なめ」、「多め」に変更できる。もしも、途中で食べ飽きたら、山椒や七味、コショウなどのスパイスをかけて食べれば、さらに味にバリエーションが生まれる。さらに、メニューは肉の量とご飯の量によって、「特盛り(肉1.5倍・ご飯普通)」、「特特(肉1.5倍・ご飯大盛り)」、「大盛り(肉普通・ご飯大盛り)」、「ハーフ(肉半分・ご飯少なめ)」、「ハーフ大盛り(肉半分・ご飯普通)」、「豚丼ご飯少なめ(肉普通・ご飯少なめ)」に分かれているといった具合。
 「味噌汁」と「豚汁」は、栃木県産の無添加味噌を使っており、煮玉子が半分入っている。「豚汁」は普通に美味しいので、「豚丼」と一緒に注文してもいい。しかし、デザートの「もちもち杏仁豆腐」だけはお勧めできない。ちなみに、店で使用している豚丼のタレは甘さが絶妙で、香ばしく焼かれた豚丼にマッチしている。これは、ジンギスカンのタレメーカー「ソラチ」が、低温熟成させて作っているもので、各店の店頭でも販売している。北海道土産としてお勧めである。試したことがないが、下記ウェブ上で「十勝豚丼の具」のレトルトも販売している。(2015年3月追加)
http://www.konnanodo.com/shop/ippin/

帯広市西21条南3丁目5番地  
電話番号:0155-41-1789
定休日:無休(元旦のみ)
営業時間:11時〜21時
予算:特盛り豚丼980円、豚汁200円 
アクセス:JR帯広駅から車で10分
最寄りのランドマーク:MEGAドンキホーテ西帯広店
お勧めポイント:北海道ナンバーワンの豚丼店

このロッジ風の建物が「十勝豚丼 いっぴん 帯広本店」です

キッチンが丸見え状態のカウンター席

メニューは札幌店と共通

僕の定番の「特盛り豚丼(カット小さめ)」と「豚汁」の組み合わせ

醤油專科 ら〜めん 仙人掌(しゃぼてん)

 西帯広のMEGAドンキホーテ近くにある昼間しか営業していないラーメン店。前の駐車場にとめて店内に入ると、奥にカウンター席、そして手前にテーブル席がある。店内はガランとしていて、どこかしら、 「北京亭(→ その他北海道の旨い店・道東の頁を参照)」 に似た雰囲気である。カウンター内には女性店主が1人おり、ラーメンを作っていないときには黙々と大量のシナチクの仕込みをしている。
 食べている時に気がついたのだが、このシナチクこそがこの店の名物なのである。この店のシナチクは細く、実に歯ごたえが良い。ラーメンは、店名通り醤油ラーメンしかない。豚骨ベースのスープに鶏と魚介系風味が加わることで、独特の深い旨味が感じられる。また、化学調味料やラードなどは一切使用していないため、後味がスッキリと心地よい。なので、小ライスを注文し、ライスとスープで締めるのも良いだろう。この店のラーメンには予めコショウがかかっているが、これも「北京亭」と同じスタイル。麵は低加水の中太麵縮れ麺で、「保刈製麵」という地元の製麵店のものらしい。ちなみに、モモ肉を使ったチャーシューも悪くないので、「シナチク チャーシューらーめん」が僕のお勧めである。(2015年2月追加)

帯広市西二十条南3-45-18  
電話番号:0155-34-3110
定休日:月曜、木曜(ただし祝日は営業)
営業時間:11時~16時(祝日は11時~15時)
予算:シナチク チャーシューらーめん880円
アクセス:帯広中心部から車で10分
最寄りのランドマーク:栄通り、オートバックス西帯広店、MEGAドンキホーテ西帯広店
お勧めポイント:無化学調味料の醤油ラーメンとシナチクが美味しい

広い栄通り沿いにあります

これが看板。「しゃぼてん」と読むようです

シンプルなメニュー

カウンター席

テーブル席。このガランとした店内は「北京亭」と何か共通するものがあります

「チャーシュー ら〜めん」の普通盛り

これが名物のシナチク

チャーシューの上にはコショウが・・・

やや混濁した無化学調味料のスープ

中太縮れ麺

美味しいスープに出会えたときにはライスと共に締めたい

麦音

 「手打ちそば  お福(→ その他北海道の旨い店・道東の頁を参照)」 へ行く途中に偶然通りがかり、その目立つ外観に思わず立ち寄ってみた店。ネットで調べてみると、JR帯広駅近くにある「満寿屋」が経営しているようだが、「満寿屋」の古くて地味な外観からは想像できないくらい綺麗で大きいパン屋だ。駐車場も同じ十勝のトップスイーツ店「六花亭」や「柳月」の郊外店くらい広い。
 店内は天井が高く、パン屋としてはかなりの大箱。それにしてもこの店はパンの種類が多い。メインはソフト系パンのようだが、ハード系パンから調理パン、さらにデニッシュなどのスイーツ系パンまで、とにかく種類が豊富。特に、ピザやサンドイッチなどの調理パンが充実している。この店のパンは十勝産小麦にこだわって作られており、店内で販売されている1/3くらいのパンが試食ができる。また、店内にはカフェも併設されており、天気が良ければ外の芝生席やオープンデッキでも食べることができる。まずは、レジで食べたいパンとドリンクの会計を済ませ、ドリンクコーナーでそれを受け取る。広い屋外で風を感じながら頂くパンは、美味しさが一層増すような気がする。
 今回、半年に及ぶ長期取材で、この店で販売されているパンのおよそ2/3を食べた。一番人気は「麦音メロンパン」であるが、それにメープルシロップが入った「メイプルメロン」は何故か人気がイマイチ。両者とも外はカリッとして中に大量の空気を含んでいるため、すぐに萎んでしまうくらいシットリとフワフワである。僕としては、人気の「麦音メロンパン」よりも「メイプルメロン」の方が遙かにお勧めで、「メイプルメロン」は持ち帰らず、焼きたてを是非カフェで頂きたい。また、特にお勧めではないが、「クロワッサン」や「パン・オ・ショコラ」などもカリッとした状態で味わいたければカフェで頂きたい。どちらもバターが香り、表面がカリッと仕上がっているが、どちらかと言えば「パン・オ・ショコラ」の方がいい。「メイプルメロン」以外のお勧めはいろいろあるが、「しみチョコラスク」と「牧場のミルクフランス」、「フロランタン」などが特にいい。「しみチョコラスク」は、ミルクチョコレートに浸された北海道らしいミルクタップリのチョコレートラスクで、通常のラスクとは異なり、キューブ状なので食べた時の食感がいい。これまでありそうでなかったラスクで、値段もお手頃なので帯広のお土産としては最高の逸品。ミルクチョコの「しみチョコラスク」の他、ストロベリーチョコを使った「いちごしみチョコラスク」やホワイトチョコを使った「ホワイトしみチョコラスク」、ビターチョコを使った「ビターチョコしみチョコラスク」などがあるが、お勧めはやはりミルクチョコの「しみチョコラスク」である。「牧場のミルクフランス」は、ザラっとした砂糖の入ったバタークリームがとてもミルキーで、甘さも丁度良い。「フロランタン」は表面がカラメルでコーティングされ、これにオイリーなバターとアーモンドスライスの香りが加わり、カリッとした食感が何とも言えない美味しさ。
 一押しではないが、他に購入しても良いと思われるアイテムとしては、「とかちバゲット」や「ハスカップペリートレッセ」、「あんこラウンド」、「くるみのクロッカン」、「ソフトクリーム」など。十勝産小麦「キタノカオリ」を使用した細めの「とかちバゲット」は、小麦の香りが良くバターを塗って食べると特に美味しい。「ハスカップペリートレッセ」はパウンドケーキのようにシットリとシルキーな食感で、ハスカップの甘さも格別。十勝小豆と十勝小麦で作った円筒形の「あんこラウンド」は、小豆の香りと食感のバランスが絶妙。「くるみのクロッカン」は、フロランタンのようにカリッと堅く、まるで塩味が効いた甘さ控えめのクルミクッキーのよう。「あすなろ牧場」のミルクで作った「ソフトクリーム」は決して甘くなく、まさに牛乳そのもの。暑い夏にはピッタリのお勧めの一品。
 見た目や店のポップが魅力的だが、食べてみてそれほどお勧めできないなあと感じたのは、「フィナンシエ」、「とかち牛カレーパン」、「チャバタ」、「ライ麦パン」、「かぼちゃのカンパーニュラスク」、「ピタパンサンド」、「ピザ」、「カヌレ」、「麦麦ラスク」、完熟小麦パン「トカチブレッド」、「アンドーナッツ」、オーガニック小麦を使った「プティ・ルヴァン」や「ノアレザン」など。
 ちなみに、この店は農業王国・十勝エリアの店だからなのか?早朝から営業している点もいい。(2014年8月追加)

帯広市稲田町南8線西16-43  
電話番号:0155-67-4659
定休日:無休
営業時間:6時55分〜20時
予算:メイプルメロン130円、しみチョコラスク(1袋)257円
アクセス:JR帯広駅から車で10分
最寄りのランドマーク:イトーヨーカドー
お勧めポイント:十勝産小麦にこだわった有名パン店

炉ばた 魚千(うおせん)

 帯広で今最も人気のある居酒屋。店の中に入ると、右手前の小上がりには2つのテーブル席が、そして奥にはL字型のカウンター席がある。店員は女将さんを含めて3人いるが、女将さんの好みなのか?昭和の歌謡曲が店の中だけでなく、店外にも鳴り響く。
 意外なことに、この店の焼き物は炭火焼きではなくガス焼きなのだが、それでもお勧めは焼き魚である。カウンターの上には本日の干し魚が並べられ、この日は「(縞)ほっけ」、「銀ムツカマ」、「まとう鯛」、「かれい」などが見られた。一番人気は脂がのった身の厚い「ほっけ」であるが、今回僕が選んだのは「銀ムツのカマ」。銀ムツのカマは厚さが不均一であるにも関わらず、火の通し方が完璧で、外がカリッと中がジューシーで美味しかった。注文した品はどれもテンポ良く出されるが、焼き魚だけは多少時間がかかる。何故なら、焼き魚はどれも通常の店のものよりも大振りの一級品だからである。もう一つのお勧めは「ホタテ刺身」。この店は小振りな帆立の貝柱を丸のまんま使用する。この食べさせ方は、大振りな貝柱を切って食べるよりも、歯ごたえと言おうかその食感が素晴らしい上に甘みを強く感じる。もしかすると、この食べ方こそ、生の帆立を最も美味しく食べられる方法なのかも。
 値段は通常の帯広の居酒屋の1.5倍くらいでかなり割高感があるものの、その分ボリュームも通常の2倍くらいあり、使用している素材のクオリティを考えれば、比較的リーズナブルな価格とも言える。もしも、帯広で美味しい焼き魚と帆立の刺身が食べたければ、ぜひ覚えておきたい一軒である。ちなみに、平日でも予約ですぐに一杯になってしまうため、事前の予約は必須である。(2014年7月追加)

帯広市西2条9-20  
電話番号:0155-25-1569
定休日:第2、4日曜
営業時間:17時〜23時
予算:ほっけ1400円
アクセス:JR帯広駅を出て、西2条の駅前通り(平原通)を直進し、「柳月」と「インディアン」の交差点を右折すると「帯広ナイトナビ・帯広無料案内所」が見えるので、その隣り。JR帯広駅から徒歩4分。 
最寄りのランドマーク:JR帯広駅、帯広ナイトナビ・帯広無料案内所
お勧めポイント:焼き魚と帆立の刺身が美味しい

突き出しの温泉卵

ボリュームタップリの銀ガレイえんがわ

これで1人前のホタテ刺身

タコやわらか煮

枝豆

女将さんがサービスしてくれた漬け物

漬け物の上にはタップリの山ワサビが

銀ムツかま

手打ちそば お福

 帯広郊外の住宅街にある蕎麦店。店内は奥にカウンター席が3席と手前にテーブル席がある。この店の店主は、かつて東京・南長崎の「翁」で一躍名を馳せた蕎麦打ち名人・高橋邦弘さん(現在は広島県の「達磨・雪花山房」にて蕎麦打ちの指導)に指導を受けた方のようだ。彼の教え子の店は道内でも多く、僕が取材したことがある店だけもウィンザーホテルの「達磨(閉店して、現在は旭川「おかだ紅雪庭」の料理長に)」や伊達の「伊達 翁」、札幌の「そば喜香庵」などがある。
 蕎麦は摩周産・蕎麦を使用した細めの二八蕎麦である。冷たい蕎麦は全般的に喉越しが良くお勧めであるが、日によって多少食感にバラツキが感じられ、安定感に欠ける。使用している摩周産蕎麦は、初夏のこの時期の蕎麦にしては甘みや香りを感じさせていい。ワサビは擦りたての本ワサビを使用しており、つけ汁は比較的辛口で良いのだが、出汁の香りや力強さにやや欠ける。僕の一押しは冷たい蕎麦である「鶏とごぼう(冷)」。小振りなゴボウ天麩羅に加え、鶏団子と鶏ササミの天ぷらが入っているが、これら全ての食感や香り、火の通し方共に申し分なく、大根おろしを加えたつけ汁につけて食べると本当に美味しい。
 一方、「鴨せいろそば」の鴨肉とネギは香ばしく焼かれたものが入っているが、鴨に火が入りすぎ、また鴨肉自体に深みがない。「豚せいろそば」は比較的美味しいが、お勧めと言うほどではない。「海老と季節の野菜(冷)」は、野菜はカラッと揚がっていて悪くないが、海老の素材はイマイチなのでお勧めできない。また、温かい蕎麦も冷たい蕎麦と同じ細打ちを使用しているため、どうしても表面が溶け出してベチャッとした感じになってしまうので、やはり冷たい蕎麦がお勧めである。(2014年6月追加)

帯広市西14条南35丁目 野々村ビル1階  
電話番号:0155-47-7029
定休日:月曜
営業時間:11時〜14時45分、17時半〜19時45分(売り切れ次第終了)
予算:ざるそば730円、鶏とごぼう(冷)1250円
アクセス:JR帯広駅から車で10分
最寄りのランドマーク:イトーヨーカドー
お勧めポイント:摩周産の喉越しの良い蕎麦が味わえる

北京亭

 JR帯広駅から1㎞ほど離れた住宅街にあるチャーシューメンが人気のラーメン店。店内はオープンキッチンのカウンター席だけしかなく、ガランとした殺風景な感じ。ご夫婦なのか、中ではご主人が作り、女性がサービスを担当している。この日は既に昼食時間を過ぎていたが、意外と混んでおり、メニューを見ずにすぐに注文しているところを見ると、ほとんどの客は地元の常連客のようだ。壁に貼られたメニューを見ると、基本的に「ラーメン」と「チャーシューメン」の2種類しかなく、この店の雰囲気にしては値段は高めである。
 一番人気の「チャーシューメン」を注文すると、5分ほどで出てきた。ドンブリ一面にビッシリとチャーシューが敷き詰められており、ビジュアル的にもいい。かけて良いかは聞かれなかったが、コショウがかけられて出てきた。隣の客に出てきた「ラーメン」を見ると、通常の「ラーメン」でもチャーシューが5〜6枚くらい入っている。チャーシューは脂身のないモモ肉の部分を使用しており、味も濃くなくサッパリとした感じ。チャーシューはごく普通のレベルなので、敢えて「チャーシューメン」しなくても、通常の「ラーメン」で十分だと思う。スープは豚骨ベースの醤油味で、やや混濁している。魚介系とのバランスも良く、また忘れた頃に食べたくなるような懐かしい美味しさである。ネットでは旨味調味料のことが取り上げられているようだが、他のラーメン店に比べるとむしろ控えめな方で問題はない。さらに、やや黄色みがかった中細縮れ麺はあまりコシがないが、麵に上手く絡む。(2014年5月追加)

帯広市東三条南16-1  
電話番号:0155-23-2298
定休日:日曜・祝日
営業時間:11時〜18時
予算:ラーメン、チャーシューメン1000円、ラーメン750円
アクセス:JR帯広駅から徒歩12分
最寄りのランドマーク:創価学会十勝平和会館、いちまるイーストモール
お勧めポイント:忘れた頃に食べたくなるような懐かしい美味しさ

たんた家

 タクシーの運転手さんから教えていただいた帯広で人気のうどん店。駅から徒歩10分くらいの距離にありながら、周りは住宅街なので非常に分かりにくい。郊外店なので駐車場は広く、うどん店にしては大箱店である。店内は天井が高く太い梁が印象的な山小屋風の造りで、真ん中にはコの字型のカウンター席が、そして入り口の窓側にはテーブル席がある。
 この店のうどんは、讃岐うどんよりも細めの中太うどん。多加水のうどんなので、コシはないがヌルッ、プヨ、ツルんとした独特の食感がある。店主はこのうどんのことを「極上ねじれ麺」と呼んでいるが、コシが命である讃岐うどんとは対極のうどんだ。
 僕の一押し何と言っても「カレーうどん」。出汁が効いた汁は、辛くないもののスパイシーさがほどほどあり、巣鴨に本店を置く「古奈屋」を彷彿とさせるクリーミーなカレー汁である。線維がバラバラになった牛肉の旨味と玉ネギなどの野菜の旨味が溶け込んでおり、飲み進めるほどに後を引くような美味しさが広がる。メニューを見ると天種のメニューも色々あるが、「海老天」はイマイチである。しかしながら、「海鮮かき揚げ」は抜群に美味しいので、「海鮮かき揚げ」を注文するなら、うどんと別盛になった「海鮮かき揚げぶっかけ」がお勧め。「海鮮かき揚げ」には甘エビや帆立、モンゴウイカ、玉葱などが入っており、サクッとしていて美味しい。ぶっかけの汁に少し浸して食べるともう最高である。さらに、ぶっかけの出汁も美味しく、モチモチしたうどんとの相性も抜群である。但し、ぶっかけは出し汁が繊細であるだけに、添えられた擦り生姜は入れない方が良い。加えて、レモンもうどんにかけるよりもかき揚げの方にかけ、うどんと一緒に食べた方が良かった。また、温かいうどんも出し汁が良いだけに美味しいと言えば美味しいが、温かい汁だとどうしてもうどんのモチモチ感がなくなってしまうのでお勧めできない。
 ちなみに、各うどんは「小天丼」や「五目御飯」などとセットにすることができる。また、通し営業なのでとても使いやすい。(2014年3月追加)

帯広市西八条南15-3-1  
電話番号:0155-23-1070
定休日:木曜
営業時間:11時〜21時
予算:カレーうどん630円、海鮮かき揚げぶっかけ820円
アクセス:JR帯広駅から徒歩12分。
最寄りのランドマーク:パチンコ&スロット イーグルスクエア、帯広第一病院、釧路信用金庫帯広支店
お勧めポイント:トップレベルのクリーミーなカレーうどんが食べられる

らーめんキッチン なると Naru-TO

 帯広市郊外の住宅街にある人気のラーメン店。この店のラーメンの特徴は、何と言っても無化学調味料の鶏白湯スープ。店内は右側にカウンター席があり、左側には小上がりになった広めのテーブル席がある。
 この店の1番人気は「なると醤油(ラーメン)」。スープは15時間かけて作られる濁った鶏白湯スープで、これにマグロ節などでとった魚介系スープを併せ、Wスープに仕上げている。さらに天然発酵調味料(魚醤のような風味?)で作られた醤油ダレや鰹節の香味油が加わることで、干しエビのような乾物の風味も感じられ、味に深みを与えている。2番人気の「きたろう醤油(ラーメン)」は、創業時の店名を冠したラーメン。鶏白湯スープに鰹節香味油を加えた濃厚なスープであるが、魚介の風味が出すぎておらず、実にバランスが良い。「なると醤油」が僕の1番のお勧めだが、この「きたろう醤油」も甲乙つけがたいくらい美味しい。どちらも無化学調味料の鶏白湯スープであるため、後味が良く、意外とサッパリとしていて飲んでも飲み飽きない美味しさである。具材はどちらもチャーシューやシナチク、ネギ、海苔、ゆで卵とシンプル。「きたろう醤油」には更に鶏ツクネが入っている。麺は北海道産小麦粉をメインに、全粒粉をブレンドして作られた自家製麺。基本の麺は中細のほぼストレートに近い縮れ麺で、しっかりとしたコシがあっていい。この他に限定10食の真っ赤な“とうがらし麺”や茶色っぽい“太麺”などもある。
 「なると醤油」と「きたろう醤油」の2つは、「ミニチャーシュー丼」か「ミニしょうが焼き丼」をセットにした「らーめんセット」にすることもできる。中でも「なると醤油」と「ミニチャーシュー丼」の組み合わせがベストであろう。「ミニチャーシュー丼」は、白飯の上に刻み海苔が載り、その上にサイコロ状のチャーシューとタレがかかったもの。ラーメンのチャーシューは少し硬く脱水気味だが、「ミニチャーシュー丼」にするとさほど気にならなくなり、ラーメンのスープとも良く合う。一方、「ミニしょうが焼き丼」はタレがやや甘すぎるような気がする。ちなみに、店内は禁煙になっており、混んでいると多少時間がかかることも。(2014年3月追加)

帯広市稲田町基線13-9  
電話番号:0155-47-5415
定休日:日曜
営業時間:11時半〜14時半、17時〜20時(土曜と祝日は昼のみの営業、またスープがなくなり次第終了)
予算:なると醤油730円、らーめんセット980円
アクセス:JR帯広駅から車で15分
最寄りのランドマーク:帯広工業高校
お勧めポイント:無化学調味料の鶏白湯スープが美味しいラーメン店

四季酒菜 春花(しゅんか)

 別な店を取材するときに偶然通りがかり、入ってみた和食店。店内は左にカウンター席が、右側には小上がりがある。雰囲気は普通の狭いの和食店であるが、BGMにジャズが鳴り響く。客の大半は常連客のようだ。店主は料理だけでなくサービスなども行っているため、とても忙しく、料理が出てくるのに多少時間がかかる。このためか、コースが基本となっており、アラカルトメニューはほとんどないのである。コースは「肴4品コース」と雑炊が付く「おまかせコース」。「肴4品コース」は先付、お造り、焼き物、揚げ物の4品。「おまかせコース」の値段の違いは品数の違いで、最も安い「おまかせ6品コース」は、先付、進肴、お造り、焼き物、揚げ物、雑炊で、最も高い「おまかせ8品コース」は、これに八寸と椀物が加わる。しかしながら、八寸が入る「おまかせ8品コース」は、素材を用意できないことも多いので予約が必要とのこと。なので、今回は最も安い「おまかせ6品コース」をチョイス。
 料理は見た目がとても地味で、飾り気のないシンプルな料理である。また、京料理と言うよりも北海道の郷土料理に近い感じである。素材も良く、味付けも洗練されている。地方の日本料理店としてはコストパフォーマンスが良く、良質な店である。(2014年2月追加)

帯広市西2条南11丁目6−2  
電話番号:0155-27-3117
定休日:日曜・祝日
営業時間:18時〜22時
予算:肴4品コース2100円、おまかせ6品コース3150円、おまかせ7品コース4200円、おまかせ8品コース5250円
アクセス:JR帯広駅北口の右側出口を出て、正面に見える「十勝ガーデンズホテル」へ向かう。「十勝ガーデンズホテル」と「豚丼のぱんちょう」の間の通りを進むとすぐ左側にある。JR帯広駅から徒歩2分。
最寄りのランドマーク:JR帯広駅、十勝ガーデンズホテル
お勧めポイント:コストパフォーマンス最高の良質な和食店

ラ リベラ

 帯広で人気のイタリアンで、この日のディナーも予約で一杯。店は一軒家で、白を基調としたシックなインテリア。店内は天井が高く、テーブル間隔もゆったりとしていて開放感がある。実は7年前にオープンしたのだが、1年前に現在の新しい店舗にリニューアルした。この日は夏休み期間中だったこともあり、ディナーにも関わらず子供連れが目立つ。
 それにしても、この店のシェフはまだ若いが、食材や香草の使い方が実に見事だ。特に、塩味に全くブレがないのが素晴らしい。今回の訪問では魅力的なアラカルトメニューではなく、シェフの「おまかせコース5300円」をチョイス。コースの初めに出てきた「桃と天然ヒラメのカルパッチョ」は、決して平目を美味しく食べさせる食べ方とは思えないが、フレッシュでジューシーな桃と淡泊な平目の組み合わせが実に夏らしくていい。続いて出てきた「芽室産赤ピーマンのインボルティーニ」は、赤と黄色のパプリカの甘さが見事に引き出されていて秀逸だった。「ドライトマトのラビオリ」は、パスタ自体は普通だが、中のドライトマトの甘さと旨味がソースと見事にマッチしていた。そして「手打パスタ・キタッラ」は、珍しいルッコラとアンチョビのソース。「真鯛のソテー」は、冷たい野菜ソースとナスのピューレとの組み合わせがサッパリとしていてこれまた夏らしくて良かった。「牛頬肉の煮込み赤ワインソース」はソースに深みがあり、ジャガイモのピューレや赤キャベツともマッチしていた。また、デザートの「胡麻のパンナコッタ」は、まるでブランマンジェのようにトロトロで最高に美味しかった。さらに、自家製パンも悪くなかった。それにしても、地方店とは思えないくらい、値段と料理のバランスがとれた実にコスパの良いイタリアンである。(2013年8月追加)

帯広市西6条南5丁目3−5  
電話番号:0155-23-8858
定休日:日曜、第1月曜
営業時間:12時〜13時半、18時〜22時
予算:【ランチ】1300円と1900円、【ディナー】お任せコース3700円と5300円
アクセス:帯広駅からタクシーで540円〜600円
最寄りのランドマーク:帯広消防署
お勧めポイント:地方のイタリアンとは思えないくらい良質かつコスパの良いイタリアンが味わえる

麺武 ざぼん

 帯広郊外の住宅街にあるラーメン店。若い店主は「すみれ」で修行したらしく、この店のラーメンは、帯広で唯一味わえる「純連・すみれ」系ラーメンということになる。まずは自動券売機で食券を購入。メニューには、純連・すみれ系のラーメン店の名物「チャーハン」は見当たらない。トッピングの「味玉」は黄味が半生でトロッとしていて、「純連」系とは異なり、「すみれ」系らしく切らずに供される。その一方、スープの色は濃いめで、こちらは「すみれ」系というより「純連」系に近い感じだ。スープを覆うラードはかなり多めでコッテリとしているが、後味は「純連・すみれ」系の中では洗練されている方である。擦った生姜はのっていないものの、代わりに大量のネギがのっているのがこの店の特徴。ネギ以外の具材は、炒めたモヤシと豚挽肉、そして刻みチャーシュー、シナチク。特に、厚切りのチャーシューが秀逸で、僕の1番のお勧めは「味噌ラーメン」プラス「チャーシュー」と「味玉」のトッピング。チャーシューは「厚切りチャーシュー(豚バラ3枚)」と「サイコロ(刻み)チャーシュー(90g)」のいずれかから選択できるが、どちらもお勧め。また、麺は定番の中太の縮れ麺で、こちらはごく普通。 
 店内は禁煙で、子供用の割り箸や子供椅子などが用意されるなど、子供連れにとっては優しいラーメン店である。(2013年6月追加)

帯広市西24条南3丁目56-5  
電話番号:0155-37-0002
定休日:水曜(祝日の場合には翌日) 
営業時間:11時〜15時、17時〜20時(売り切れ次第終了) 
予算:味噌ラーメン780円、厚切りチャーシュー250円、サイコロチャーシュー150円 
アクセス:JR西帯広駅から1.2km。芽室帯広インターチェンジから車で3分。 
最寄りのランドマーク:白樺通、北海道帯広盲・聾学校 
お勧めポイント:帯広で味わえる純連・すみれ系ラーメン

そば処 おびひろ縹(はなだ)

 芽室町の「そば処 縹」で修行した若き店主と御両親でやっている蕎麦店。住宅街にひっそりとあるため、カーナビを使わなければ、かなり分かりづらい。民家を改装した店内にはジャズが流れ、お酒と蕎麦を楽しめるような落ち着いた雰囲気。この店の汁は、冷、温蕎麦の違いによって4種類の鰹節を使い分けているらしい。僕のお勧めは冷たい蕎麦。二八で打たれた蕎麦は、喉越しが良く香りもある。秋から冬にかけての「新蕎麦」は、特に甘みが増して美味しい。添えられた下ろし金で擦られた本わさびをのせて頂くと、特に美味しい。しかし、温かい蕎麦になると、コシがなくなり喉越しも悪くなってしまう。店のお勧めは「えび天おろし蕎麦」と「豚肉せいろ」、「えび天カレー南蛮」の3つ。しかし、食べて比べてみると、店のお勧めの「えび天おろし蕎麦」よりも「えび天せいろ」の方が美味しく、「豚肉せいろ」は帯広らしい一品ではあるが、「鴨せいろ」を上回るほどのインパクトはない。さらに、「えび天カレー南蛮」はスパイシーさが全く感じられず、お勧めと言うほどではない。結論として、僕のお勧めは「冷やしとりそば」と「せいろ」、そして「えび天せいろ」。特に、「冷やしとりそば」は、鶏のささみをのせた“ぶっかけ蕎麦”で、柚子が香り、薄めの汁と冷たい蕎麦との相性もいい。さっと茹でられたレア状態の鶏のささみを汁に浸し、蕎麦と一緒に食べるともう最高である。ちなみに、「えび天せいろ」には別に天つゆが付いてくるが、天ぷらは天つゆでなく、蕎麦のつけ汁につけて食べた方が美味しい。(2012年12月追加)

帯広市西9条南13丁目3-1  地図 
電話:0155-25-5507 
定休日:月曜、第1火曜(祝日の場合には営業して翌日が休みに) 
営業時間:11時半〜14時半、17時〜20時(日曜は昼のみ営業) 
予算:冷やしとりそば900円、えび天せいろ1300円、せいろ蕎麦700円 
アクセス:JR帯広駅からタクシーで3分、徒歩で15分。 
最寄りのランドマーク:十勝勤医協帯広病院 
お勧めポイント:喉越しの良い甘みのあるせいろ蕎麦が楽しめる

モン・トレゾール

 帯広にある知る人ぞ知る隠れた有名菓子店。有名蕎麦店「そば小川」の駐車場に面した同じ建物にあるところを見ると、「そば小川」の身内の方なのだろうか。この店のお菓子は基本的に受注生産。なので、いきなり行っても購入は出来ない。2012年の10月の時点で、10日以上待たなければ購入できないという人気ぶりである。この店を代表作「ケーク・オ・フリュイ」は、杏や干しぶどう、イチジクなど、様々なドライフルーツをキルシュに3カ月以上つけ込み、生地と一緒に焼いたもの。口に含むと、香ばしいバターの香りと奥深いドライフルーツの味が広がる。これでもう少し生地の密度が高く、シットリとしていれば完璧である。1番のお勧めは「ガトー・バスク」。リッチなバターの香りのクリスピー生地が外側を包み込み、中はシットリとしたパウンドケーキ。ラム酒のような複雑なリキュールの香りがしてとても美味しい。「チーズケーキ」は、2種類のチーズをブレンドして作られたベイクドチーズケーキ。サワークリームが加えられているため、ヨーグルトのような爽やかな後味が特徴。「ドゥミ リンツァートルテ」はフランボワーズの酸味が特徴で、しっとり感がなく、こちらは残念ながらお勧めできない。この他にも、いろいろな焼き菓子やモンブランなどのケーキも作っている。日曜日だけは、11時半からシュークリームなどの週替わりケーキを対面販売もしているが、日によっては開店後すぐに売り切れるそうだ。パウンドケーキなども含めて、季節によってつくるアイテムが変わるので、もしも購入する場合には、下記のホームページを見て注文していただきたい。(2013年2月更新)
http://montresor.o-m-a.jp/

帯広市西1条南6丁目20 地図 
電話番号:0155-23-6868 
定休日:月曜、祝日 
営業時間:11時〜19時半(電話受付は11時〜17時、日曜日は11時半〜売り切れ次第終了)  
予算:ケーク・オ・フリュイ2100円、ガトー・バスク3675円 
アクセス:JR帯広駅を出て、西2条の駅前通り(平原通)を400m直進すると藤丸百貨店が見えるので、次の角を右折する。2つ目の 左角に「そば小川」という大きな建物が見えるので、裏にある駐車場側の入り口に進むと右側にある。JR帯広駅から徒歩5分。  
最寄りのランドマーク:藤丸百貨店 
お勧めポイント:パウンドケーキが美味しい菓子店

春香楼 広小路店

 細い小路の奥にある隠れ家的な中華料理店。もともとは広い通りに面していたが、一昨年にアーケードになった広小路に移転してきた。取材した昨年2月は暖房が脆弱だったせいもあって、店の足元が少し肌寒く感じられた。
 移転後の店は、以前の様なオープンキッチンではなくなった。照明が少し落とされ、飲食店としては珍しいグレーの壁紙を使用している。ダウンライトを効果的に使った落ち着いた印象で、入口手前側にカウンター席、そして奥にテーブル席がある。このカフェバー的な雰囲気やグラスワインに力を入れていることなどから考えて、中華ダイニングバー的な使い方をする客層を狙っているのかもしれない。
 以前は温かいアラカルト料理中心であったが、移転後は冷菜を多く使った3つのコース料理のみに。料理は少量多皿構成となっていて、盛り付ける器がずいぶんとオシャレになった。どの料理にも、店主のこだわりと理想が見て取れる。さらに、料理のスタイルが大幅に変わり、これが中華料理なの?というくらい、エスニック料理と言うか、和食にも近い感じとなった。これがシェフのやりたかった中華なの?と、旧店舗の王道料理を知る者とって、シェフの目指す方向性に戸惑いを憶えることも。また、ボリュームも含めて、地元帯広の方がこの中華を理解できるのかどうかも疑問だ。僕的には、ボリュームやデザートを含めて、様々な面で物足りなさを感じるが、地方都市の店としては十分1つ星に値する料理である。さらに、グラスワインも、値段の割には良かったことも付け加えておく。
 ちなみに、住宅街に「春香楼 中央店」なる店もあるが、全く料理は別物なので間違われないよう注意していただきたい。(2020年2月取材)

帯広市西一条南9丁目3-3   地図
電話番号:0155-20-3560
定休日:日曜
営業時間:18時〜22時
予算:3000円、5000円、8000円のコースのみ
アクセス: JR帯広駅北口を出て、藤丸デパートを目指して駅前通を進む。藤丸デパート手前の信号を右折してアーケード街(広小路)を進むと右側にある。JR帯広駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:藤丸デパート
お勧めポイント:地方都市では珍しいヌーベルシノワ

どこにある?(現在は、右の「伊谷呉服店」は解体されてありません) この奥の明るいところです ココです! 新店舗はオープンキッチンではなくなった キッチン前にあるカウンター席 ボトルワインのメニュー。ワインが飲める中華料理店になった? コースは3つだけ この日のグラスワイン この日の8000円のコースは、「ブリの山ワサビのせ」からのスタート 「鳥レバーのコンフィ・行者ニンニクソース」。塩加減といいレアな火の通しといい、行者ニンニクソースとの相性もピッタリ。ビールにも赤ワインにも最高! 「蒸し鶏と赤大根のニラのソース」 意外にもクセがなく、赤大根のシャキシャキとした食感との組み合わせもいい「店主こだわりのチャーシュー」 ソースに胡麻油の風味を感じる。低温調理なのか?見事な火の入り方で、ローストビーフのようにジューシー 「鮑とウルイの自家製カラスミ和え」 茹でた柔らかな鮑に白髪葱のシャキシャキ感。鮑を上回るカラスミの強いクセのある香りを是とするかどうかは、意見が分かれるところ 「フカヒレの煮込み」。味付けは少し甘めだが、牡蠣油を使用していないので、スープの旨味がストレートに伝わってくる。但し、乾物から戻していないのか?フカヒレ自体の旨味は感じられない 「ハーブ牛の十穀米蒸し」 十穀米蒸し自体は、中華ちまきのようで良かったが、肝心の牛肉が脱水し過ぎていて全てを台無しにしていた 「中華風海老のリゾット」 シンプルな塩味なので、海老の豊かな風味を感じる。それにしても、どの料理も塩味がドンピシャで、お見事!プラス300円の「杏仁豆腐」。杏仁豆腐というより、クリーミーなジャスミンジャム入りエスプーマをのせてジャスミンの香りを加えた杏仁豆腐で、杏仁自体があまり香らないのが残念

手打ちそば 匠

 平日は日中しか営業していない蕎麦店。「オベリベリ温泉 水光園」の敷地内にあるところをみると、温泉と経営が同じなのであろう。店内に入ると思ったよりも広く、テーブル席の他に小上がりもある。この店のお勧めは冷たい蕎麦。特に、「本わさびそば」が絶対にお勧め。自分でおろした擦りたての本ワサビをタップリ載せて食べる蕎麦は格別。鮫皮を使っておろすのがポイントで、通常のおろし金で擦った本わさびとは全く香りが異なる。大根おろしや山ワサビなどいろいろな薬味がある中で、改めて本ワサビこそが蕎麦のベストパートナーであることを実感させてくれる。粉ワサビを使用することが多い帯広の蕎麦店の中で、「本わさびそば」は異色の存在と言える。道産石臼挽きの牡丹種と自家井戸水で打たれた蕎麦は、とても香り高くて喉越しが良い。これに対するつけ汁は多少弱いような気がする。もしも温かいつけ汁が好みなら、ビックリするほどたっぷり入った甘めのつけ汁に、鶏のモモ肉とゴボウ、ネギなどが入った「とりごぼうせいろ」も悪くはない。(2012年8月追加)

帯広市東10条南5丁目6  
電話:0155-23-0388
定休日:火曜
営業時間:11時~16時(土日・祝日は19時まで)
予算:本わさびそば750円 
アクセス:JR帯広駅を出て、正面の駅前通(平原通)を進む。藤丸百貨店を過ぎて橋を渡り、しばらく進むと十勝国道に出る。国道に出たら右折して2㎞ほど進むと左側にある。JR帯広駅から徒歩40分。 
最寄りのランドマーク:帯広柏葉高校 
お勧めポイント:北海道では珍しい本わさび蕎麦が美味しい

らあめん とん平

 帯広では珍しく塩ラーメンで有名な店である。ホタテ風味の「塩らあめん」も決して悪くはないが、僕のお勧めは「特中華そば」。中華そばと言えば、僕が帯広で最も好きだったのは「寶来(ほうらい)」の中華そば(この店でのメニュー名はしょうゆラーメン)。「寶来」は一昨年で閉店してしまったため、中華そばの美味しい店はないかと探していたらこの店を見つけた。ベースとなるスープは、丸鶏と豚げんこつに根昆布や椎茸、野菜などを入れて煮て、それに宗田鰹節、鯖節、鯵節を加えて作っているらしい。通常の「醤油らあめん」はインパクトがなくてイマイチだが、「特中華そば」はエビ脂を加えてアクセントを出しているらしい。表面に浮いたエビ脂が多少くどい感じもするが、この地区唯一無二のオリジナリティ溢れるラーメンである。スープが日によって多少ムラがあるのが欠点だが、これがなければ2つ星でもいいくらい。また、サイドメニューの「マヨチャーぶっかけ飯(小)」も美味しい。(2011年8月追加)

帯広市西2条南2丁目2-2  
電話:0155-22-4308
定休日:火曜(祝日の場合には翌日) 
営業時間:11時~15時、17時~20時(土日・祝日は11時~20時) 
予算:特中華そば750円 
アクセス:JR帯広駅を出て、正面の駅前通(平原通)を進む。藤丸百貨店を過ぎて橋を渡り、西2条腎泌尿器科病院が見えたら次の信号を右折するとすぐ右側。JR帯広駅から徒歩20分。 
最寄りのランドマーク:西2条腎泌尿器科病院 
お勧めポイント:エビ油がアクセントの魚介系正油・中華そばが美味しい

北見市

更來(さらい)

 2013年に北見市端野町にオープンした蕎麦店。国道から少し入った住宅街にあり、プレハブのようなチープな外観だが、実はこの店、北見・網走エリアでナンバーワンの蕎麦店なのである。久々に訪れてみるとが、全て小上がりだった店内が改装され、しっかりと新北海道スタイルのコロナ対策がされていた。店内は、左側がカウンター席とテーブル席にリニューアルされ、右側は小上がりがそのまま残っている。

 メニューを見ると、地元食材を使ったいろいろな品々が並んでおり、地産地消にこだわった蕎麦店のようだ。蕎麦は3種類の中から選ぶことができ、2種盛や3種盛にすることもできる。美幌産キタワセの抜き実の二番粉(並粉)を使った中細麺「美」、一番粉を使った真っ白い極細の更級「更」、そしてそば殻を挽き込んだ黒く太い生粉打ちの田舎「黒」がある。僕のお勧めは、冷たい蕎麦も温かい蕎麦も「美」である。「美」は、輪郭のハッキリした食感や喉ごしが最高である。極細の「更」も悪くはないが、多少物足りなさを感じてしまう。「黒」は温冷どちらで食べても食感がイマイチだったので、お勧めできない。


 この店の素晴らしいところは、本格的な江戸前蕎麦店でしか味わうことができない辛口の蕎麦つゆである。本枯節が香るキリッと締まったつゆは、僕の理想とする蕎麦つゆである。食べ慣れていない客のために、“蕎麦を少しだけつゆに浸して食べるように”という注意書きもある。それでも塩分が強いと感じる方のために、蕎麦つゆを割る出汁も添えられている。
 この店の僕のお勧めは、冷たい蕎麦の「小海老の天ざる」と「もり玉」、そして「北海道せいろ」。とくに、カリッと揚げられたプリプリの小海老の天ぷらが美味しいので、「もり玉」に「小海老の天ぷら」を別注文するという欲張りなセットでも良いだろう。天つゆも出てくるが、やはり辛口の蕎麦つゆでいただくのがお勧め。「もり玉」は、平飼い自然卵で知られる「ポカラ農園」の温泉玉子を使用しており、まずは江戸前風の辛めのつけ汁でいただき、その後は温泉玉子を入れたつけ汁でいただくと2倍楽しめる。「北海道せいろ」は鴨せいろの豚肉バージョンであり、温かい汁に地元産のゴボウと豚肉が入っている。これが意外とコクがあって美味しい。最後に、冷たい蕎麦のつけ汁を濃厚な蕎麦湯で割っていただくと、一層満足感が高まる。
 食後に、温かい蕎麦茶とともに蕎麦の実入り「蕎麦くっきー」がサービスで供される。スタッフのサービスも行き届いており、外観からは想像できないくらい素晴らしい蕎麦店である。(2021年7月更新)

北見市端野町3区485-3  
電話番号:070-5068-1133
定休日:月曜(祝日の場合には翌日)、第4火曜
営業時間:【火曜〜金曜】11時〜15時、【土日】11時〜17時
予算:小海老の天ざる(美幌産中細麺)1480円、小海老の天ぷら(単品)700円
アクセス:JR石北本線・端野駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:JAきたみらい端野町SS、北見市立端野中学校
お勧めポイント:地産地消にこだわった蕎麦店

大きな通りから入った住宅街にあります ここです 3種類の蕎麦を選べる 改装された左側のテーブル席 メニュー「冷たい蕎麦1」。冷たい蕎麦は、3種類の蕎麦の中から選べる メニュー「冷たい蕎麦2」 メニュー「温かい蕎麦1」。温かい蕎麦は、2種類の蕎麦の中から選べる。 メニュー「温かい蕎麦2」 メニュー「ご飯もの」 メニュー「蕎麦のトッピング・追加の薬味」 メニュー「お土産品」 この店で使用している素材 新北海道スタイルでコロナ対策もバッチリ 僕の一押しの冷たい蕎麦「小海老の天ざる」。「美」と「更」の2種盛り 「冷やかし」 ぶっかけと思いきや、冷たい蕎麦の上に、甘辛く炒められた鶏のスライスがのったものだった。この組み合わせはイマイチ相性が良くなくお勧めできない。また、親鳥はかなり硬いので若鶏に変更することをお勧めする 温かい蕎麦「おやこ」。ふわふわの卵とじと若鶏の相性が抜群 「小海老天丼(ハーフ)」。プリプリの海老が美味しい 「北海道せいろ」の「黒」と「更」2種盛り。酢の容器のようなものは、つけ汁を割るためのだし汁 そば殻を挽き込んだ黒くて太い生粉打ちの田舎「黒」は、食感がイマイチ 一番粉を使った真っ白い極細の更級「更」は悪くない 通常のつけ汁も付いてくるので両方で楽しめる。つけ汁は江戸前風の本格的な辛めのつゆで美味しい。この塩分に慣れない地元の方向けに、割り出汁も付いてくるという細やかな配慮も・・・ 鴨せいろの豚肉バージョンで、温かい汁に地元産のゴボウと豚が入っている 今流行の蕎麦粉を加えた濃厚な蕎麦湯も甘味があって美味しい 「北見かきあげ(せいろ)」の「美」と「更」。つけ汁にドップリと蕎麦を浸して食べたいという方のために、酢のように見える容器には、塩分調整のための出汁割りが入っている。 地元の美幌産蕎麦の抜き実の二番粉(並粉)を使った中細麺「美」と、一番粉を使った真っ白い極細の更級「更」 「美」のアップ 北見産のホタテと玉葱のかきあげは悪くないが、お勧めと言うほどではない 温かい「北海道カレー(そば)」 かけそばにポークカレーがかかっている分離タイプ スパイシーさはなく、「黒」でいただいたがイマイチ ポークはバラ肉 国産ババ鶏(親鳥)を使った温かい「かしわ(そば)」は、良い出汁が出ていて美味しいが、肉が硬く食感が良くない。味の良い国産ババ鶏(親鳥)は、スープを取るだけの素材として使用した方が良いのではと思う

ぼんち茶屋

 この店は道東産食材にこだわった地産地消を掲げるレストランである。店舗は、古い家屋をリノベーションしたと思われる造りで、1階は喫煙ができるテーブル席とカウンター席、2階は禁煙の小上がりとなっている。一風変わったネーミングだが、茶屋という名前の通り、「冷たいぜんざい」や「カシスの氷菓子」、「きたみ焼きプリン」、「抹茶シフォンケーキ」などの和洋スイーツもいろいろとあるのだ。
 この店にはいろいろなこだわりがある。例えば、コーヒーは網走の 「はぜや珈琲(→ その他北海道の旨い店・網走市の頁を参照)」 の豆を、「鶏のたまごとじ定食」は訓子府西山さんの「命の卵」を、「きたみ バラ豚丼」は北見産のオニオンポークを、「手打ち生パスタ」には訓子府産無農薬小麦を使用するといった具合。メニューは「鮭の麹みそ焼き定食」や「塩さば焼き定食」などの定食類から、「お子様ごはん」や「離乳食」などの子供用メニューまでいろいろとある。僕のお勧めは「鶏と玉ねぎのカリー」と「ブレンド珈琲」。「鶏と玉ねぎのカリー」は、ほどよいスパイス感と北見産玉ねぎの甘さのバランスが良く、ドライカレーっぽい点も含めて札幌にある 「カラバトカリー(→ 札幌グルメバイブル・カレーの頁を参照)」 のパキスタンカレーに近い感じだ。しかし、味付け自体は甘口なので、辛さが足りないという方は辛みスパイスを自分で加えて食べよう。「はぜや珈琲店」の豆を使った「ブレンド珈琲」は、酸味、苦み、フルーツ香、全てが調和した絶妙なバランスで美味しい。道産小麦で作る手打パスタは、味付けは良いのだがパスタの食感がイマイチ。手打ちパスタにこだわらなければ、味付けが美味しいだけに実に惜しいと思う。
 ちなみに、スタッフは全員若いがサービスが心地よく、また店内にはキッズスペースを設けるなど、実にホスピタリティを感じさせるローカルレストランである。(2015年8月追加)

北見市とん田東町474-11  
電話番号:0157-33-5773
定休日:不定休
営業時間:11時〜21時
予算:鶏と玉ねぎのカリー780円
アクセス:JR北見駅を出て国道39号線(大雪大通)を左折し、留辺蘂方面へ進む。ケンタッキーフライドチキンとセブンイレブンのある「とん田東町379交差点」を左折し、「とん田通」を進む。ENEOSのある「南大通」との交差点「とん田東町474交差点」が見えたら、左角にある。JR北見駅から1.9㎞
最寄りのランドマーク:とん田通、南大通、とん田東町474交差点
お勧めポイント:道東食材にこだわったレストラン

1階のテーブル席吹き抜けになっている「鶏と玉ねぎのカリー」は札幌の「カラバトカリー」を甘くしたような感じ辛みスパイス適量の辛みスパイスを入れて食べてみると美味しい「はぜや珈琲店」の豆を使った「ブレンド珈琲」訓子府西山さんの「命の卵」を使った「鶏のたまごとじ定食」ご飯は地元北見市端野町の米を使用手打ち生パスタ「ミートソースパスタ」は、川向産の豚挽肉を使用した自家製トマトソース粉チーズをかけたところ夜のメニューより「道東産小麦生地の包み焼き(鶏肉とたもぎ茸580円)」夜のメニューより「特製 鶏の煮ハム(320円)」夜のメニューより「麹納豆の手巻きレタス(380円)」銀河の里ベリー園のカシスを使った「カシスの氷菓子」そのまま食べると普通だが、ヨーグルトをかけて食べれば美味しい「抹茶シフォンケーキ」にはお茶が付く

たんぽぽ

 北見の住宅街にある塩ラーメンが人気のラーメン店。外観からすると、この店は住宅兼店舗のようである。入口を入ってすぐにオープンキッチンのカウンター席があり、左側にテーブル席がある。
 この店のラーメンは今流行のラーメンではなく、クラッシックなタイプの札幌ラーメンといった感じだ。スープは鶏ガラベースの清湯スープで、昆布を中心とした魚介系の旨みが感じられる。
 この店の僕の一押しは「塩ラーメン」。そして、もう一つお勧めするなら「みそラーメン」である。「塩ラーメン」のスープは円やかで優しく、実に旨みのあるスープだ。一方、麺は中太の縮れ麺で、コシはイマイチ。しかも、この麺自体が「塩ラーメン」に合っているかどうかも微妙である。また、厚めのチャーシューはモモを使っているために硬く、メンマも普通だ。白味噌を使った「みそラーメン」は、スープだけなら北海道でもトップレベルの美味しさ。「塩ラーメン」のスープが美味しい店は、やはり「みそラーメン」のスープも旨いのだ。鶏ガラベースのスープなのでアッサリとしていながらコクがあり、思わず飲み干してしまいたくなるほど。但し、良いのはスープだけで、麺も含めて他の具材のレベルが伴っていないのが残念。前述のように、これで麺とチャーシューだけでも良ければ、さらに評価を高くしても良いくらい。これらに対し、「正油ラーメン」や「カレーラーメン」は全体のバランスが悪くお勧めできない。
 サイドメニューの中で意外に良かったのは「手づくりギョーザ」と「チャーハン」。「手づくりギョーザ」は薄皮に包まれた荒切りの豚肉やキャベツ、ネギなどの餡がとてもジューシーで美味しい。焼き方のスキルはイマイチだがお勧めである。「チャーハン」は玉子とネギ、チャーシューというオードドックスなものだが、細かく切られた塩っ気のあるチャーシューがアクセントになっていて悪くない。(2015年8月追加)

北見市緑町3丁目8-2  
電話番号:0157-36-8008
定休日:水曜、第1、第3火曜
営業時間:11時〜15時、17時〜19時半
予算:塩ラーメン720円、みそラーメン720円
アクセス:JR西北見駅からアンダーパスとなっている大正通を北に向かうと徒歩3分(セブンイレブンの隣)
最寄りのランドマーク:パチンコひまわりウェストサイド店
お勧めポイント:「塩ラーメン」と「みそラーメン」が美味しい

「塩ラーメン」「みそラーメン」「正油ラーメン」「カレーラーメン」「手づくりギョウザ」薄皮に包まれた荒切りの豚肉やキャベツ、ネギなどの餡がとてもジューシーで美味しい「チャーハン」には無料の自家製ザーサイが付く玉子とネギ、チャーシューというオードドックスなものだが、細かく切られた塩っ気のあるチャーシューがアクセントになっていて意外と美味しい。もう少しパラっと仕上がっていれば最高だ

麺屋 かねもり

 北見市の郊外にある人気のラーメン店。店の前の駐車場に駐めて店内に入ると、奥に長いカウンター席が、そして通り沿いにはテーブル席がある。昼間は店主とおばさん(お母さん?)が、夜は店主が1人でやっている。
 この店のお勧めは何と言っても「醤油ラーメン」。少し焦がした様な深みのある醤油に、やや混濁した豚骨ベースのスープが実に上手くマッチしている。これに魚介系の旨味と野菜の甘みが加わることで、得も言われぬ円やかなコクのあるスープになっているのだ。長ネギの他に炒められた玉ネギが入ったダブルネギなのもいい。太めのシナチクにはコショウがタップリとかけられ、刻みキクラゲと共に良いアクセントになっている。チャーシューはホロホロと崩れるくらい柔らかく美味しいが、時に脱水気味で肉の線維を感じることも。小林製麵の黄色の中太の縮れ麺は、それほどコシがなくごく普通。次ぎに良いのがラーメンでなく「チャーハン」。パラパラとはしていないが、チャーシューのタレの旨味がそのままご飯に染みこんだような美味しいチャーハンである。ラーメンとミニチャーハンとのセットもあるので、「醤油ラーメン」とのセットメニューが僕の一押しである。
 一方、「塩ラーメン」のスープもコクがあって決して悪くはないが、醤油ほどの完成度ではなく、コクがありながらも何かしら物足りない感じがする。「味噌ラーメン」は濃厚かつクリーミーな豚骨スープであるが、逆に、豚骨の風味が強く感じてしまい、お勧めできない。
 もう一つのサイドメニューである「チャーシュー丼」も悪くないが、チャーシューが脱水気

北見市春光町2-151-32  
電話番号:0157-33-5150
定休日:水曜
営業時間:【平日】11時~15時、17時~20時、【土日・祝日】11時〜20時
予算:醤油ラーメン750円、ミニチャーハンとのセットメニュー950円
アクセス:JR北見駅から車で5分。JR北見駅から2km
最寄りのランドマーク:北見柏陽高校、コーチャンフォー、ツルハ
お勧めポイント:タマリ醤油の様なコクのある醤油ラーメンが美味しい

調理場側のカウンター席

道路側のテーブル席

醤油ラーメン

シナチク(メンマ)にはコショウが

長ネギの他に炒められたタマネギも入っている

混濁した豚骨ベースのスープ

小林製麵の中太縮れ麺はイマイチ

ミニチャーハンはコクがあって旨い

塩ラーメン

塩ラーメンにはマー油のようなものがかかっている

麵は全てが共通の中太麵縮れ麵

味噌ラーメン

粗挽きの唐辛子がかかっている

卓上にはコショウとともに石垣島産の「島唐辛子」が

手打ち蕎麦 すずき

 「おんねゆ温泉 山の水族館」を訪れた際に客が並んでいたのが気になり、その後取材を行った蕎麦店。店は国道沿いの分かりやすい場所にあり、横にある駐車場も広くて良い。店は古い大衆食堂のような外観なので、決してふらっと訪れるような店ではないが、店内は天井が高く、リフォームもされていて、外観からは想像できないくらい綺麗である。
 入り口を入って左側にテーブル席が、そして右側に小上がりがある。メニューを見ると、冷たい蕎麦と温かい蕎麦がそれぞれ4種類ずつしかなく、蕎麦屋で定番の天種メニューは残念ながら見られない。
 この店の蕎麦は細打ちの生粉打ち(蕎麦粉十割)蕎麦であるが、それ故に温かい蕎麦になると喉越しが悪くなってしまい、お勧めできない。なので、食べるなら冷たい蕎麦である。冷たい蕎麦は「せいろ」や「鴨せいろそば」、「とろろそば」、「おろしそば」の4種類あるが、「せいろ」か「鴨せいろそば」がお勧め。実は、初めて訪れたときの蕎麦は喉越しも良く甘みを感じ、2つ星でも良いかなというくらいのなかなかのレベルであった。しかし、2回目に訪れた時の蕎麦は、あれ?と思うくらい喉越しがイマイチで、出来には多少ムラがあるようだ。
 ちなみに、「鴨せいろそば」には鴨のつけ汁の他に、「せいろ」のつけ汁と薬味も付いて来るので、両方の味を一度に味わえてお得と言える。また、蕎麦粉を加えているのか?蕎麦湯は通常よりも濃いめである。(2014年8月追加)

北見市留辺蘂町温根湯温泉47  
電話番号:0157-45-2338
定休日:火曜、第3水曜
営業時間:11時半〜売り切れ次第終了
予算:せいろ800円、鴨せいろそば1300円
アクセス:JR北見駅から車で30分くらい
最寄りのランドマーク:おんねゆ温泉
お勧めポイント:留辺蘂・温根湯温泉エリアで最も美味しい蕎麦屋

せいろ

初回訪問時の蕎麦

薬味は本ワサビ、おろし大根、ネギ

濃いめの蕎麦湯

鴨せいろそば

2回目に訪れた時の蕎麦

鴨せいろのつけ汁

にしん蕎麦

おんねゆ温泉 山の水族館

 “北の大地の水族館”をテーマにした留辺蘂町の小さな水族館。淡水魚に特化したこの水族館は、リニューアルする際に水族館プロデューサーの中村 元さんがプロデュースしたことで一躍話題となった。この施設の水は地下水から引き込んでいるため、時には混濁することもあるという。世界初の冬に凍結する水槽もあるため、冬に訪れると凍結した氷の下で泳ぐ魚を眺められるらしい。
 この水族館を一躍有名にしたのは、滝壺を下から眺められるという日本初の水槽。この水槽には多くのオショロコマが群れているが、滝の流れ落ちる水泡のエリアでジッと餌が落ちてくるのを待つ群と、深く暗い石陰でジッとしている2群に分かれていたのが、渓流釣りをする僕にとって興味深かった。また、日本最大の淡水魚である1mクラスのイトウが泳ぐ姿も壮観。北海道の淡水魚だけでは物足りないと思ったのか、別なエリアには何故かアフリカ、東南アジア、アマゾン、アメリカ南部の熱帯魚を集めたエリアもある。鮭が遡上することで有名な水族館 「標津サーモン科学館(→ その他北海道の旨い店・道東の頁を参照)」 と比べると規模的には多少物足りないが、水槽の水位を変えてヤマベの遡上する様子を見せたり、金魚を万華鏡にして見せたり、魚に触れることができるエリアがあったり、狭いながらも良くできた水族館である。
 ちなみに、留辺蘂町と言えば肌がすべすべになる温根湯温泉の他、カラマツを使った木工製品の街としても知られている。この水族館の隣には「果夢林の館」があり、ショップでは様々な地元の木材を使ったクラフト製品が販売されている。自分で組み立てる「木材玩具キッド」や餅をつく「杵セット」、「キーホルダー」、「表札」、「置物」、「鉛筆削り」などなかなか魅力的なアイテムが揃っている。施設の前の広場には世界最大級の鳩時計とからくり時計が一体になった高さ約20mの「果夢林」があり、1時間毎に時を告げるので、これもついでに見ていこう。(2014年8月追加)
http://onneyu-aq.com 

北見市留辺蘂町松山1番地4  
電話番号:0157-45-2223
定休日:12月26日〜1月1日
営業時間:【4月〜10月】8時半〜16時40分、【11月〜3月】9時〜16時10分
予算:大人670円(JAF割引510円)、中学生440円、小学生300円
アクセス:JR北見駅から車で30分くらい
最寄りのランドマーク:おんねゆ温泉
お勧めポイント:小さいながらなかなか良く出来ている淡水魚に特化した水族館

国道のホクレンガソリンスタンドの信号を曲がる

野生のキタキツネが出没するらしい

エントランスには滝壺水槽が

オショロコマ(カラフトイワナ)が群れている

日本最大の淡水魚であるイトウ

水位が変化することでヤマベの生態が分かる

金魚の万華鏡

子供には楽しい魚に触れることの出来るエリア

木工クラフトショップ果夢林の館

クリック動画

香味自家焙煎珈琲 おいでや

 北見郊外にあるマニアックな珈琲店。以前は何の店だったのか?外観は居酒屋のようで冴えないが、中に入ると天井が高く観葉植物が置かれ、木の温もりを感じるインテリア。昼間でも店内は薄暗く、夜はキャンドルがきらめく。今のところ、北見の人には理解してもらえないのか客がほとんどおらず、逆に静かで居心地がよいくらい。若い店主の生出(おいで)さんはピアノを趣味としているらしく、店内の中央には大きなグランドピアノやギターが置かれている。店主のフェイスブックによると、このスペースでは定期的にコンサートが行われているそうだ。
 豆は全て店主による自家焙煎で、中には僕が初めて耳にする農園もあった。この日のストレートコーヒーは8種類で、これにブレンドが4種類あった。カウンター席にはサイフォンが見えるが、注文したコーヒーは全てネルドリップで抽出されていた。コーヒーは少し薄めで量が多い。なので、濃めが好きな方は“予め量を少なく濃めに”とリクエストした方が良いかも。コーヒーには気まぐれの小菓子が添えられるが、ある日に出てきた焼マシュマロはトロッとして美味しかった。
 特に、深煎りの「エチオピア・イルガチョフ・アリューシャ」はライチのような香りが素晴らしくお勧め。これはレギュラーメニューにある「エチオピア(モカ)」とは異なるレアコーヒーである。深煎りの「インドネシア(マンデリン)」はバニラのような香りと優しい甘さを感じる。しかしながら、「タンザニア」は大人しくインパクトに欠けるのでお勧めではない。
 スイーツは「焼ブリュレ」や「ぜんざい」、「ゼリーパフェ」、「ハニートースト」、「メイプルトースト」などがあり、この他「本日のジュース(この日はキウイのフレッシュジュース)」なども。その他にそれにしても、この店は自家焙煎珈琲店にしては価格も安く、とても良心的で素敵な喫茶店である。なお、店内では自家焙煎の珈琲豆も購入できる。(2014年2月追加)

北見市大正138-2  
電話番号:0157-36-6177
定休日:不定休
営業時間:13時〜21時
予算:ブレンド・ストレート共に400円くらい
アクセス:北見中心部より夕陽ヶ丘通を進み、「イオン」、「ケーズデンキ」を過ぎ、3㎞ほど進むと「マルハン北見店」が見えるのでその並び。
最寄りのランドマーク:マルハン北見店

麺屋 創介

 北見にある魚介系スープが人気のラーメン店。店内にはカウンター席やテーブル席の他、小上がりがある。実はこの店の若い店主は「弟子屈ラーメン」の出身。しかしながら、「弟子屈ラーメン」とは方向性の全く異なるオリジナルのラーメンである。オーソドックスな定番ラーメンはもとより、ニンニクの効いた二郎系ラーメンから魚介つけ麺や海老そば、さらに辛そばまで、今流行の様々なジャンルのラーメンが全て揃っているのだ。この手の“百貨店ラーメン店に旨い店なし”というのが僕の定説だったが、この店のラーメンはその概念を覆す美味しさ。麺は「太めん」、「中太ちぢれ」、「細めん(中細ストレート麺)」の3つがあり、注文するラーメンによって選べる麺が異なる。
 特にお勧めなのが、「しょうゆらーめん」と「細麺」の組み合わせ。スープは塩ラーメンの様に色が薄めで、やや混濁している。鶏ガラベースに豚骨をブレンドしているのだろうか?鰹節が香り、これが出すぎておらず、動物系スープとのバランスが絶妙なのである。魚介系スープが売りの店でありがちな煮干しのネガティブな面が全く出ていない。もちろん、このスープには中細ストレート麺の「細めん」がドンピシャ。極太のメンマは好みが分かれるかもしれないが、バラ肉を使ったトロトロのチャーシューはかなり美味しい。さらに、中が半熟でトロッとした「味玉」も最高に旨い。微かに海老が香る「しおらーめん」や「海老SOBA正油」も「細麺」との相性が抜群で、これもかなりのハイレベルでお勧め。「つけめん」のつけ汁は、「しょうゆらーめん」のスープに背脂を加えて味を濃くしたような感じのスープで、今流行のつけ麺のつけ汁とは異なり、濃厚さはなく、魚介の香りもそれほど強調していない異色のつけ汁だ。また、太麺もコシがあって中々良く、“あつもり”も可能である。しかし、もしもつけ麺を食べるなら、「唐つけめん」が絶対にお勧めだ。麺にこんもりと刻み海苔が載り、つけ汁の背脂とキャベツの組み合わせも絶妙で、スープの旨味と辛さのバランスが際立っている。夜限定の海老スープのつけ麺「海老のしずく」は、意外にも海老の香りが控えめで濃厚さもなく、細麺との組み合わせも含めて大人しい感じだ。「みそらーめん」あるいは「辛みそらーめん」は、味噌にローズマリーのような香草風味が加わり、専用の中太縮れ麺はコシがなくお勧めできない。
 ちなみに、もしもスープが気に入った場合には、残ったスープにライスを入れて食べる「お茶漬け」といったサイドメニューや、鰹節やチャーシュー、刻み海苔、ネギ、からしマヨネーズなどが載った「おかかチャーシュー飯」などもある。それにしても、札幌にあっても十分やっていけそうなくらいの素晴らしいラーメン店である。(2013年11月更新)

北見市北進町4-1-18 北進フリーダムビル1階  
電話番号:0157-22-0022
定休日:月曜
営業時間:11時〜15時、17時〜21時半(土日・祝日は11時〜20時)
予算:しょうゆらーめん750円、味玉100円、チャーシュー(2枚)120円
アクセス:JR北見駅から1.7km
最寄りのランドマーク:山下通、とん田通、美芳町8丁目交差点
お勧めポイント:地方都市のレベルとは思えない素晴らしい魚介系ラーメン

しょうゆらーめん



しおらーめん



海老SOBA正油



つけめん



唐つけめん



海老のしずく



辛みそらーめん



おかかチャーシュー飯



お茶漬け



麺屋 はる吉(はるきち)

 北見・網走エリア唯一の「純連・すみれ」系ラーメン店である。店主はすみれ系ラーメン店である 「麺屋 彩未(→ 札幌グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」 の出身らしい。店はどうしてこんなところに?と思うくらい北見市のかなり郊外にある。店内に入ると奥にL字型のカウンター席が、そして手前にはテーブル席がある。調理場がガラスで仕切られているので、店内が油臭くないのがいい。
 先ずは1番人気である「みそらーめん」を注文し、「味玉」をトッピング。スープはラードタップリの黄土色をしており、麺は黄色の中太縮れ麺。スープや麺は、「純連・すみれ」系ラーメン店としてはごく平均的なレベル。具材は炒めたモヤシと豚挽肉、シナチク、九条ネギ、刻みキクラゲ、チャーシュー、そして「麺屋 彩未」と同じ擦り生姜がのっている。「味玉」やシナチク、チャーシューなどは美味しかったが、チャーシューは「麺屋 彩未」とは異なり、かなり薄っぺらで食べ応えのないものだった。さらに、せっかく北見に来たので、北見名物のホルモンを使ったメニュー「激辛ホルモン飯」も注文。ホルモンは甘辛で柔らかくて美味しかったが、メニュー名に違わず本当に激辛で、マヨネーズをかけても辛さは変わらなかった。なんでも、使っているのは札幌市の「ミートショップいとう」が韓国唐辛子とハバネロを用いて作ったという豚味噌ホルモンらしく、ネーミングは「激辛なんDEATH!!!!」という。下記サイトから購入できるので、激辛マニアなら一度試してみてはいかが。(2013年8月追加) 
http://www.namara.co.jp/products/detail.php?product_id=13

北見市大正269-61  
電話番号:0157-36-8075
定休日:月曜
営業時間:11時〜15時、17時〜19時半
予算:みそらーめん700円、みそちゃーしゅーめん900円
アクセス:JR北見駅から5km
最寄りのランドマーク:北見緑陵高校
お勧めポイント:北見・網走エリア唯一の純連・すみれ系ラーメン店

こだわりとんかつ かつ徳

 北見に本拠地を構える「北一食品グループ」が多店舗展開するトンカツ専門店。「北一食品グループ」は、「こだわりとんかつ かつ徳」の他、「回転寿司 トリトン」、「べんとう家 ごはんごはん」、「遊食厨房 いっこん家」、「ノース・ベスト・ファーム」なども経営している。「こだわりとんかつ かつ徳」は、北見に1店と札幌に2店、計3店舗があり、いずれの店も隣に「回転寿司 トリトン」を併設している。“多店舗展開しているような大規模店に美味しいところなし”というのが僕の持論だが、この店と名古屋の 「まるや本店(→ 名古屋グルメバイブル・ひつまぶし お勧めベスト8の頁を参照)」 だけは、これが当てはまらなかった。北見店も含めて全店を食べ比べてみたが、どの店も揚げ方はほとんど変わらない。何の油を使用しているのだろうか?油ぎれがとても良く、軽めに仕上がっている。なので、札幌では珍しく、塩でも食べられるようなカツなのである。火の通し方も良いので、シーフードのカツも美味しい。味噌汁は「季節の具材の味噌汁」と「豚汁」から選べるが、「季節の具材の味噌汁」の方がお勧め。最近の他のトンカツ店同様、御飯、味噌汁(豚汁)、キャベツのお代わりは自由なので、最初に「豚汁」、そしてお代わりは「季節の具材の味噌汁」といったことも出来る。エビフライなどのシーフード類は、ソースではなく、まずテーブルのミルで塩をまぶし、その上にタルタルソース(お代わり可)を塗って食べるのがお勧め。シーフードを食べる順番は、まずは水分の多いホタテ、次に火の通りが重要なエビの順で食べよう。ヒレカツも塩に辛子といった食べ方でも美味しい。ソースは甘口と辛口の2種類があるが、辛口がお勧め。まずは、小さなすり鉢に煎りゴマを入れてテーブルにあるスリコギで擦り、そしてソースを入れて準備完了。キャベツは3種類のドレッシングかソースで食べるが、「和風ごまドレッシング」が僕の好み。カツの一押しは「かつ徳御膳」。うっすらとピンク色に揚げられた熟成肉とエビフライのコンビネーションが最高で、塩とソースの両方で食べられるのもいい。もしも、ロースが好きなら、蔵王香草豚の「熟成極上とろロースかつ」がお勧めだ。250gものボリュームがあり、サシが入った肉と脂身が甘くとろける。脂身はちょっとと言う方には、一切れ一切れ揚げられた蔵王香草豚の「熟成ヒレカツ」の方が、サッパリと旨味があって美味しい。シーフード好きなら、エビフライ、ホタテフライ、ズワイガニのフライ、鮭フライが入った「オホーツク御膳」がいい。さらに、欲張りな方には、エビフライやヒレカツなどを1つ単位で追加もできる。季節メニューとして、各地のブランド素材を使用するのもこの店の特徴。秋から冬にかけての現在は、北海道日高産の「銀聖・鮭」であるが、冬から春にかけては「豊後水道のブリ」、春から夏にかけては「対馬産アジ」、夏から秋にかけては「天然の大エビ」などが登場する。季節のカツの中で僕が最も好きなのは「アジフライ」で、まずはソースで食べて飽きたら、大根おろしに醤油をかけて食べればもう最高である。それにしても、チェーン店でありながら、塩でも食べられるレベルの高いカツに加え、御飯や味噌汁まで美味しい店なんて、日本全国を捜してもなかなかないと思う。(2012年12月追加) 

【北見店】  
北見市美芳町2丁目1-20 
電話番号:0157-31-8888 
定休日:無休 
営業時間:11時〜21時半 
予算:かつ徳御膳1380円、熟成極上とろロースかつ定食1580円、オホーツク御膳1480円 
アクセス:JR北見駅より車で5分。イオン北見店、ケーズデンキのすぐそば 
最寄りのランドマーク:イオン北見店、ケーズデンキ 
お勧めポイント:塩でも食べられる美味しいトンカツ

網走市

中華料理&居酒屋 むぎた

 最近、ラーメン屋の延長線上にある本格派を気取らないB級中華「街中華」がフードジャンルとして確立し、グルメ番組でも取り上げられるほど一部のファンに人気がある。そのジャンルで、間違いなく北海道トップであろうと思われる店を見つけたので、今回紹介したい。
 その店とは、網走にある中華居酒屋ならぬ「中華料理&居酒屋」である。中華居酒屋は札幌でもたまに見かけるが、「中華料理&居酒屋」というのは見たことがない。店舗は繁華街にある古いビルの1階にある。外観は地方によくある居酒屋風で、決して僕が一見で入ろうと思うような雰囲気ではない。しかしながら、僕の乗ったタクシーの運転手があまりにも勧めるので、今回訪問することに・・・。
 店内は入口側に狭いカウンター席があり、奥に小上がりのテーブル席が2つある。運転手からは人気だとは聞いていたが、確かに常連で常に満杯のようだ。なので、初めて行く場合には予約が必要な店かも。カウンター内では、年配の親父さんがフライパンを振り、サービスは気風のいい女将さんと、初々しい東京農大生のアルバイトが担当している。
 メニューを見ると、中華料理メニューと刺身などの純和風の居酒屋メニューの両方があり、こんなのあり?と思えるくらい不思議な感じがする。しかし様子をうかがっていると、客が注文する品のほとんどは中華料理なので、居酒屋メニューは特になくてもいいのでは?と感じた。
 僕のお勧めは、何と言っても北海道ナンバーワン、いや全国トップクラスの美味しさと言っても過言ではない「焼餃子(焼き餃子)」。全国の焼き餃子を食べ歩いた僕が、実際、北海道で本当に「旨い!!」と思えたのはこの店だけである。大きさ、焼き方、皮の薄さと餡のバランス、どれをとっても最高なのだ。餃子は適度な大きさであることが重要で、ジャンボ餃子などは論外である。しかも、片面がムラなくカリッと焼かれ、噛むと肉と野菜のジューシーかつコクのある旨味が溢れ出すことが肝心だ。この店の焼き餃子はそれを正に実現しており、生ビールと共にエンドレスで食べていたいほどの美味しさである。
 僕が街中華の名店と言うからには、焼き餃子以外の料理も押し並べて美味しい。前菜であれば、「麻辣魷片(イカの湯引き麻辣風味)」、「香味鶏肝(鶏砂肝の香味ソース)」、「雲白肉片(ゆで豚の四川風甜麺醤ソース)」の3つがお勧めだ。どれもが四川料理なので、もしかすると、ご主人は四川料理が専門なのかもしれない。炒め物であれば、「宮保鶏丁(鶏肉とカーシュナッツのピリ辛炒め)」や「炒八宝菜(ハッポウサイ)」、「芙蓉蟹(カニ玉)」、「回鍋肉片(ホイコーロー)」、「麻婆豆腐(マーボードウフ)」など。ご飯ものであれば、「什景炒麺(五目あんかけ焼きそば)」や「什景飯(五目あんかけご飯)」がいい。
 それにしても、野菜以外の素材は冷凍ものが多く、本格的な中華とも言いがたいが、ローカルな「街中華」の店として考えれば、化学調味料に頼らない素晴らしい店である。また、日曜日も営業しており、夜遅くまで使える点もいい。これで、店内が禁煙であればパーフェクトなのだが。(2018年3月追加)

網走市南三条西1丁目 第1司ビル1階 
電話番号:0152-44-8021
定休日:月曜、火曜
営業時間:17時〜24時
予算:麻辣魷片400円、香味鶏肝450円、雲白肉片600円、焼餃子400円、芙蓉蟹800円、什景炒麺800円
アクセス:網走セントラルホテルの裏通りにあるビル
最寄りのランドマーク:網走セントラルホテル、網走バスターミナル
お勧めポイント:北海道ナンバーワンの焼き餃子が食べられる店

網走セントラルホテルの裏通のこのビル 1階にあります 外観は地方によくある居酒屋風のココです! 店内は入口側に狭いカウンター席があり、奥に小上がりのテーブル席が2つある 壁のメニューには、居酒屋メニューの他に、本格中華店でしか見かけない「紅焼排翅(フカヒレの姿煮)」が・・・ 中華メニュー1 中華メニュー2 居酒屋メニュー ドリンクメニュー 北海道ナンバーワン、いや全国トップクラスの美味しさと言っても過言ではない「焼餃子(焼き餃子)」。全国の焼き餃子を食べ歩いた僕が、実際、北海道で「旨い!!」と思えたのはこの店の餃子だけだ! 大きさ、焼き方、皮と餡のバランス、どれをとっても最高。餃子は適度な大きさであることが重要で、ジャンボ餃子などは論外である。しかも、片面がムラなくカリッと焼かれ、噛むと肉と野菜のジューシーかつコクのある旨味が溢れ出すことが肝心。この店の焼き餃子はそれを正に実現しており、生ビールと共にエンドレスで食べていたいほどの美味しさ
「麻辣魷片(イカの湯引き麻辣風味)」 冷凍イカとは思えないほど火の通し方が絶妙で、シャキシャキとしたキュウリと痺れる花山椒がよく合う。これに生姜が加わるバージョンもある 「香味鶏肝(鶏砂肝の香味ソース)」 酢醤油と山椒の相性が抜群で、砂肝も冷凍物とは思えない美味しさ。時よって味が付けが微妙に変わり、バリエーションがあるようだ 「雲白肉片(ゆで豚の四川風甜麺醤ソース)」 本格的な四川料理店で食べるものよりも辛くなく、この店オリジナルの甘めのソースがクセになる 「麻婆豆腐(マーボードウフ)」 花山椒の辛さが程よく、牛挽肉と豆豉の深いコクが後を引く。全てが素晴らしいバランスとなっていて、見た目よりもかなり美味しい 「回鍋肉片(ホイコーロー)」 大きめの豚バラ肉が印象的。銀座の人気店「趙楊」のような、甜麺醤の甘みがあまり突出していないバランスのとれた本格的な美味しさ 「宮保鶏丁(鶏肉とカーシュナッツのピリ辛炒め)」。野菜や鶏肉、全ての火の通り方、塩味は完璧だ 「青椒牛肉絲(チンジャオニュウロース)」 麻婆豆腐もそうだが、この店は豚肉ではなく牛肉を使用しているので、味に深みがある。もう少し肉の切り方が太めにした方が僕好み 「乾焼蝦仁(エビのチリソース煮)」のエビは大ぶりでプリッとしていて美味しいが、「蝦仁沙律(エビマヨ)」はイマイチだ 「芙蓉蟹(カニ玉)」 酢の酸味が前面に出ていないタイプなので、トロッとした玉子と蟹の旨味が感じられる美味しさ 「紅油水餃(四川風水餃子)」は普通 「糖醋肉塊(中国黒酢のすぶた)」 見た目通り、普通に美味しい 何故かこの店の人気メニュー「むぎた風ステーキ」 クラシックな甘めのバターニンニク醤油味なので、年配客受けするのかも 「蟹肉炒飯(カニチャーハン)」は普通 「天津叛(テンシンハン)」は美味しい 「什景炒麺(五目あんかけ焼きそば)」は​お勧め!

Rimo

 JR呼人駅近くの国道39号線沿いにある人気のジェラート店。この店はかなり以前からこの場所にあり、10年以上前に何度か食べたことがあるが、その頃のジェラートといえば、地方によくある垢抜けないアイスクリームという感じだった。確か、その頃には中標津にも支店があって、そちらでも何回か食べた記憶がある。
 いつ頃からか分からないが、最近この店が本格的なイタリアンジェラート店に生まれ変わったという情報を聞きつけ、今回再取材となった。ネットによると、イタリアCARPIGIANI社製のジェラートマシンを使用しているという。この機械はショートケーキの生クリームのように滑らかなジェラートを作ることができ、札幌の 「BARNES(→ 札幌グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」 でも使われているらしい。
 店の前には広めの駐車場があり、そして後ろには深い緑の森が広がる。同じ敷地内の並びに、ミラノで流行っているイタリアン揚げピザ(パンツェロッティ PANZEROTTI)の専門店があり、両店の間にある芝生席や店の前のウッドデッキでもアイスを食べることができる。木の温もりを感じる店内に入ると、 左にイートインスペースとお土産用冷凍アイスのフリーザーがあり、正面右側にジェラートの入ったショーケースがある。まずは、ショーケース右横にあるレジでお金を払ってプラスチックの食券を受け取る。そして、それをショーケース前の店員に渡して食べたいジェラートを告げる。以前に比べるとメニューが大幅に増え、しかもジェラートのディスプレイも含めてかなり洗練されたものとなった。もしかすると、機械を買い換えただけでなく、ジェラート職人も変わったのかもしれない。しかしながら、ホームページを見ると、創業時からあった「またたび」や「ハスカップ」などの地物フレーバーは今も残されているようだ。
 メニューは日替わりでジェラートが7〜8種類、ソルベ(シャーベット)が2〜3種類並ぶ。さらに、夏季限定の「ソフトクリーム」が1種類ある。僕の一押しジェラートは、「アールグレイ」と「ピスタチオ」、「チョコミント」の3つ。「アールグレイ」には茶葉の粉末が練り込まれており、香りも十分で上出来。「ピスタチオ」は、ピスタチオのリッチな濃厚さをミルクの爽やかな甘さが優しく包み込んでいる。「チョコミント」は、ミント系アイスが好きでない僕でも思わず美味しいと感じてしまう逸品だ。基本的に「ソルベ」はあまりお勧めではないが、もしも食べるなら「マンゴーソルベ」がいい。「ソフトクリーム」は、前述の「BARNES」を彷彿させる最高に滑らかなホイップクリームのようなソフト。イタリアCARPIGIANI社製のジェラートマシンのポテンシャルを体感するには最適の一品である。(2015年8月追加)
http://www.risunomori.com/archives/category/item

網走市呼人418  
電話番号:0152-48-3053
定休日:不定休
営業時間:【夏期】10時〜18時、【冬期】10時〜16時
予算:シングル330円、ダブル420円、トリプル470円
アクセス:JR呼人駅から国道を女満別空港方面に向かうと徒歩10分
最寄りのランドマーク:金印わさびオホーツク
お勧めポイント:地元・網走の牛乳を使って作った本格的イタリアンジェラート

網走から美幌・北見方面へ向かう国道39号線沿いにありますアイスクリーム店とイタリアン揚げピザの店の間にある芝生席店の前にあるウッドデッキ席天井が高く、天窓から光が入るので明るい右奥のレジ側からショーケースを見たところこの日は3種トリプル(T)をカップでいただく本日のジェラートとソルベ1本日のジェラートとソルベ2本日のジェラートとソルベ3本日のトリプル。左が「抹茶とチョコチップクッキー」、右が「マンゴーソルベ」。「抹茶とチョコチップクッキー」はチョコチップクッキーの味が勝って抹茶の味が消している回転さると、左が「マンゴーソルベ」、右が「チョコミント」となるシングルの「キャラメル」は、キャラメルと言うよりまるで黒糖のような香り本日のダブルは、左が粗挽きコーヒーに蜂蜜が入った「Magico」、右が「アールグレイ」。「Magico」のコーヒーは深入り・エスプレッソでないため、コクに乏しく物足りない本日のダブルは、左が「クリームチーズ」、右が「イチゴソルベ」。「クリームチーズ」はクリームチーズの特徴が出ていて悪くないが、「イチゴソルベ」は甘過ぎで良くない本日のダブルは、左が「ミルク」、右が「ショコラータ」。「ミルク」は悪くないが、どうせ食べるなら「ソフトクリーム」の方がいい、「ショコラータ」はカカオの香りに乏しい本日のダブルは、左はミルクにイチゴジャムが入った「ストロベりっち」、右が人気ナンバーワンの「ピスタチオ」札幌「BARNES」の「濃厚ミルクソフトクリーム」に勝るとも劣らない滑らかでクリーミーなホイップクリームのようなソフトショーケースの左側には冷えたレモンハーブ水のサーバーが置かれ、無料で飲むことができるイートインスペースの右側には、お土産用アイスが入ったフリーザーがあるフリーザーの中のお土産用アイスお土産用アイスのメニューの一部イートインスペースに張られていた隣のイタリアン揚げピザ専門店「RISUMORINO」の広告

はぜや珈琲

 網走の丘の上の閑静な住宅街にある自家焙煎の珈琲店。店内には狭いながらもウィンドウ側に9席のカフェスペースがあり、店の前には緑の素敵なロケーションが広がっている。店の奥にはロースターがあり、この日はブレンドが5種類、ストレートが13 種類、計18種類の豆が。カフェスペースで頂くコーヒーは、ペーパードリップとカフェプレス式のスチームタイプのコーヒーに分けられるが、勧めはストレート豆のドリップコーヒーである。ドリップコーヒーは1杯450円で、2杯目からは300円となる。もちろん、2杯目の豆も選ぶことができる。4種あるブレンドコーヒーの中で、「あじぶか」は最も深煎りであるが、リッチな苦みと酸味のバランスが素晴らしく僕好み。しかし、ほんのりとした苦みで中煎りの「まろやかブレンド」は、中庸で特徴がなくお勧めできない。ストレート系では、深煎りの「マンデリン」はブルーマウンテンのような柔らかな酸味と甘い芳醇なアロマが心地良くお勧め。「ブラジル」は中深煎りと深煎りの2種類があるが、深煎りの「ブラジル」は酸味がほどほどあり、キリッとした苦みが強調されていながら後味にキレがあってサッパリとした感じ。どこか 宮越屋珈琲店(→ 札幌グルメバイブル・新千歳空港の頁を参照) の「フレンチブレンド」にも似た感じで、こちらも僕好みの味。中深煎りの「エチオピア」は、柔らかな酸味と妖艶なアロマ(店の説明では桃のアロマ)を感じ、こちらもお勧め。「ケニア」は凝縮された酸味と苦みを感じ、心地よい長い余韻が続く。ちなみに、「エスプレッソ」と「カプチーノ」はブレンドの違いにより「フルーティー」と「ショコラ」の2種類があるが、前述のようにお勧めではない。 
 また、スイーツの「ガトー・オ・ショコラ」は、シットリとしたチョコテリーヌのようでカカオの風味はそれ程感じられず、ちょっと物足りない感じ。「チーズケーキ」はベイクドタイプのチーズケーキで、ネットリとしたコクがある。さらに滑らかであれば完璧なのだが、十分合格点と言えよう。
 ほとんどの客は店内で飲むのではなく豆だけを購入に来る客で、年配客に人気があるようだ。もしも、決まったコーヒーがないのなら、まずは店主にロースト仕立てのストレートコーヒーを尋ねるか、その日のお勧めを聞いて、まずはそれを飲んでみるのが良いだろう。この様なハイレベルの珈琲店がなぜ網走にあるのかは分からないが、いずれにせよ、北海道トップレベルの珈琲店である。(2013年5月追加)

網走市駒場北3丁目9-7  
電話番号:0152-67-9800
定休日:日曜 
営業時間:10時〜18時(コーヒーの販売は19時まで) 
予算:ドリップコーヒー450円 
アクセス:JR網走駅を出て右へ、南中央通を「道の駅流氷街網走」方向へ進む。「網走セントラルホテル」、「ミスタードーナッツ」を過ぎ、「道の駅流氷街網走」の手前信号を右折して本通を駒場方向へ進む。片道2車線の坂を上ると「ENEOS」が見えるので道なりに左折していく。「セブンイレブン」を過ぎ、400mほど進むと「セイコマート駒場北」が見えるので、その手前の道を左折すると突き当たりにある。JR網走駅から車で5分。 
最寄りのランドマーク:道の駅流氷街網走、セイコマート駒場北 
お勧めポイント:道東エリア最高レベルの珈琲店

中華工房 菜華(さいか)

 かつて道東を代表する中華料理店と言えば、網走セントラルホテルの中華であった。現在はシェフが辞めて当時の面影はないが、菜華のオーナーシェフの河端さんは、かつてのセントラルホテル出身の料理人である。この店を開業する前は、網走ロイヤルホテルの料理長として腕をふるっていた。店を訪れると、外観や内装はごく普通のラーメン店のようでテンションが下がるが、料理のレベルに関しては、道東地区の中華料理店では頭1つ抜きん出ている。グランドメニュー(レギュラーメニュー)を見ると、酢豚や焼き餃子、麻婆豆腐、天津飯、鶏の唐揚げなど、よく見かける気をそそらない品々がラインナップされている。これらメニューは、味つけも内容も地元の好みに合わせたもので、彼本来の実力が発揮されていない。もしも、この店の醍醐味を味わいたいのなら、メニューにない料理(前日までに要予約)を味わってほしい。僕のお勧めは、「砂肝の辛子炒め(特にお勧め)」、「鯖とタマネギの炒め物(特にお勧め)」、「桂花豆腐(特にお勧め)」、「豚肉と玉子の炒め」、「アスパラとアサリの炒め」、「大正蝦の四川炒め」、「カニのニンニク蒸し」、「油淋鶏(鶏唐揚げの甘酢かけ)」など。予算に余裕のある方で、せっかく網走に来たのだから網走らしいものを!という方には、「メンメ(きんき)の広東風蒸し物」がお勧め。また、グランドメニューの中から注文する場合は、「チンゲンサイとカニのあんかけ(特にお勧め)」、「モンゴウイカの広東風炒め(特にお勧め)」、「カニ玉(塩味が特にお勧め)」、「ハムスイコー(中華風ピロシキ)」、「春巻き(ホワイト)」の他、ご飯物では「豚肉のあんかけご飯(特にお勧め)」、「チンゲンサイとカニのあんかけご飯(特にお勧め)」、「五目あんかけご飯・焼きそば」などがお勧めである。(2012年6月追加)

網走市南4条西2丁目1    
電話:0152-44-1350
定休日:不定休
営業時間:11時半~14時、17時~20時半
予算:豚肉のあんかけご飯890円 、チンゲンサイとカニのあんかけご飯945円
アクセス:JR網走駅を出て右に進み、北海ホテル、ケンタッキーフライドチキンを過ぎ、網走セントラルホテルから2つ目の角を右折するとすぐ右側。JR網走駅より徒歩10分。
最寄りのランドマーク:網走セントラルホテル
お勧めポイント:網走・北見地区唯一の本格的中華が味わえる

鳥ひろ

 店主は東京の焼き鳥店で修行し、この網走で本格的な焼き鳥店を開いた。使用している素材こそブランド鶏ではないが、岩手県産の柔らかい良質な生肉を毎日仕入れている。どの串も外側がカリッと中はジューシーで、塩味がビシッと効いている。グランドメニューにはないが、あったら是非注文してほしい串は「ひざ軟骨」と「ハツ」。「ひざ軟骨は」はコリコリとした食感が絶妙で、「ハツ」はジューシーで味が濃い。「だんご」には軟骨が入っており、ウズラ玉子入りの特製おろしダレに七味と山椒を入れてつけて食べると最高である。「ささみ」は本ワサビと山わさびの2タイプがあるが、本ワサビの方が旨い。レアに焼かれたささみの食感は、チューブわさびであることを忘れさせるくらい美味しい。また、この店の「ポンチリ」は珍しく、僅かに骨の食感を残している。串以外のメニューでは、「手羽先から揚げ」や冬季限定の「煮込み」がいい。さらに、山椒と七味をかけて頂く締めの「そぼろご飯(スープ付)」も外せない。網走にしては価格設定が比較的高めだが、素材の質と串の完成度を考えると決して高くない。(2012年6月追加)

網走市南3条東1丁目    
電話:0152-45-5150
定休日:日曜
営業時間:17時半~22時半
予算:ささみ、だんご、レバー各1本200円 、手羽先、ポンチリ各1本300円
アクセス:JR網走駅を出て右に進み、北海ホテル、ケンタッキーフライドチキン、網走セントラルホテルを過ぎ、ミスタードーナッツの信号を右折。一つ目の左角にある。JR網走駅より徒歩12分。
最寄りのランドマーク:ミスタードーナッツ
お勧めポイント:ローカルでは珍しい本格派の焼き鳥店

弟子屈町

屈斜路湖ナチュラルオーベルジュ 昊 SORA

 高級リゾートで有名な鶴雅グループが展開するオーベルジュ。カナディアンパインだろうか、巨大なログハウスの建物は、思わず「凄い!」と声が出てしまうほど見事。正直、屈斜路湖にこのような素敵な建物が存在するとは・・・。聞けば、冬季は営業していないとのこと。また、オーベルジュ(旅籠)であるのに、宿泊できる部屋はたった2部屋。まさに、秘密にしておきたいとっておきの隠れ家。ここのレストランは宿泊者以外も利用でき、この夏、釧路の梯先生夫妻に招待され、訪れた。実際食べてみて、失礼ながら、鶴雅グループの中で一番美味しいのでは?と思ったくらい良かった。宮西シェフの料理は、正統なクラシカルフレンチではあるが、素材、火の通し方、塩加減どれも申し分ない。道東に来たら必ず訪れるべきレストランだ。さらに、もしも時間に余裕があるなら、屈斜路湖から釧路川源流部に至るカヌーツーリングも是非試してみて欲しい。都会の喧噪を忘れ、癒されること請け合い(リバー&フィールド、015-484-2002)

弟子屈町屈斜路湖269   
電話番号:015-484-2538
営業時間: 11時半~14時、 18時~20時(要予約) 
定休日:日曜日
予算:ランチ1260~3990円、ディナー8400~12600円 
アクセス:中標津、弟子屈、釧路方面から来るときには、国道243号線和琴半島入口交差点より約500m。女満別、網走方面から来るときには、国道243号線左手、屈斜路湖プリンスホテルより約2㎞。中標津空港から50㎞。

オーチャードグラス

 JR川湯温泉駅の駅舎内にあるレストラン。1987年にJR川湯温泉駅が無人駅になったのを契機に、JR川湯温泉駅駅舎をリフォームしてオープンした。駅舎横には川湯らしく足湯も備えている。JR川湯温泉駅は基本的には無人駅であるが、レストランの入り口横には現在もキップ売り場があり、不定期で臨時のJR職員が駐在しているようだ。
 店内は、入口側と奥の2つのエリアに分かれている。手前はかつての駅の事務室で、天井が高く重厚感のある奥は、かつての駅長室である。手前はアメリカンダイナーのような雰囲気で、カウンター席の他にテーブル席もある。奥のエリアにはミュージックボックスやストーブが置かれ、ゆったりとテーブル席が配置されている。実はこの店、向かいにある人気カフェ「森のホール(→ その他北海道の旨い店・道東版を参照)」も経営しているのだ。なので、この店でも姉妹店「森のホール」のスイーツが味わえる。しかしながら、この店で味わえるスイーツはごく限られたものしかないので、食べるならば、この店での食事した後に「森のホール」で頂くことをお勧めしたい。
 僕の一押しは、5月〜11月の季節限定の「フルーツサンデー」で、ベースとなっているソフトクリームがとにかく美味しい。滑らかかつクリーミーで、しかもサッパリとしている。さらに、フレッシュフルーツやラズベリーソースとの相性も抜群だ。近くに来たなら、これだけでも食べに行きたいほどの逸品である。さらに、食事なら「ハンバーグ」がいい。フンワリと焼かれたハンバーグは、特製のデミグラスソースと良くマッチしている。このレストランの名物である「ビーフシチュー」は、デミグラスソースに深みがあり、肉も軟らかくて美味しいが、塩味が強めでお勧めというほどではない。「特製オムライス」も人気商品であるが、ケチャップライスとデミグラスソースのバランスがイマイチで、こちらもお勧めではない。この他に、「ハヤシライス」や「スパゲッティ」、「ピザ」などもある。もしも鉄男や鉄子を自認するなら、是非一度は訪れてみたい駅舎レストランである。(2021年1月更新)

弟子屈町川湯駅前1-1-18 川湯温泉駅舎内 
電話番号:0154-83-3787
定休日:火曜(7月〜8月は無休)
営業時間:10時〜17時半
予算:ハンバーグ(サラダ、ライス付き)1100円
アクセス:JR川湯温泉駅内
最寄りのランドマーク:JR川湯温泉駅
お勧めポイント:JR川湯温泉駅駅舎をリフォームしたレストラン

現在の川湯温泉駅駅舎横には川湯らしく足湯も備えていますこれが足湯です駅の入口には、レストランの看板が・・・JR川湯温泉駅は基本的には無人駅であるが、レストランの入り口横には現在もキップ売り場があり、不定期で臨時のJR職員が駐在しているようだ改札口の左がレストラン現在も網走〜釧路間を、1〜2両編成のワンマン列車が走っている駅のプラットホーム改札口の左側にあるレストラン入口側と奥の2つのエリアに分かれている。手前はかつての駅の事務室で、アメリカンダイナーのような雰囲気(カウンター席)手前エリアのテーブル席奥のエリアにはミュージックボックスやストーブが置かれ、ゆったりとテーブル席が配置されている天井も高いミュージックボックスシックなレトロ調5月〜11月の季節限定の「フルーツサンデー」ベースとなっているソフトクリームがとにかく美味しい。滑らかかつクリーミーで、しかもサッパリとしている。さらに、フレッシュフルーツやラズベリーソースとの相性も抜群「ハンバーグ」フンワリと焼かれたハンバーグは、特製のデミグラスソースと良くマッチしているこのレストランの名物である「ビーフシチュー」デミグラスソースに深みがあり、肉も軟らかくて美味しいが、塩味が強めでお勧めというほどではない食事に付くサラダ「特製オムライス」も人気商品であるが、ケチャップライスとデミグラスソースのバランスがイマイチ

森のホール

 JR川湯温泉駅前にある素敵なカフェ。実はこのカフェ、向かいにあるJR川湯温泉駅の駅舎にある 「オチャードグラス(→ その他北海道の旨い店の頁を参照)」 が経営している。「オチャードグラス」は食事メインのレストランで、この店はスイーツと軽食のカフェという位置づけのようだ。店の前には「スイート・ドゥ・バラック・カフェ」と「森のホール」の2つの名前が表示されているが、元々は2005年に旧国鉄の鉄道官舎長屋を改装し、「スイート・トゥ・ハラック・カフェ」という名前でパンとケーキ、焼き菓子などを販売していたようだ。2011年に隣りにあった古い民宿をリノベーションして「森のホール」というカフェを備えた店舗とし、2つを繫いでリニューアルオープンしたらしい。店内は天井が高く開放感があり、とても素敵な木造建築である。定期的にコンサートも開かれているようで、その時は早めのクローズとなる。 
 テイクアウトは入り口のレジで、カフェメニューは左奥にあるレジで先ず会計を済ませ、席で待つ。注文した品は店員が席まで運んでくれるが、後片付けはなど自分で行うセルフ方式である。もちろん店内は禁煙。大きめのテーブルがゆったりと配置され、数が少ないため、混んでいるときには相席となる。 
 ケーキや焼き菓子などのスイーツの他、クロワッサンやイングリッシュマフィンを使ったサンドが美味しい。特に「イングリッシュマフィンサンド」は手作りの大きなマフィンに旬の具材を挟んだボリューム満点の品。この日はベーコンエッグであったが、スイーツと一緒に注文したら食べきれなかったほど。正直、ケーキやパンはプロっぽい味ではない。つまり、それ程スキルの高い洗練された味ではないのである。ホームメイドタイプの実直な感じで、これはこれで良いのではと思う。1番人気はロールケーキで、「米粉のいちごロール」、「フルーツロールケーキ」の順で人気がある。特に「米粉のいちごロール」はすぐに売り切れとなってしまう。しかしながら、米粉ロールを使ったケーキであれば「モンブラン」の方が僕のお勧め。また、スイーツを食べるなら飲み物付きのケーキの盛り合わせ「あそーと」がお勧めである。その日の時間帯によって盛り合わせの種類が変わるが、基本はフレッシュフルーツ入りアイスクリーム+ケーキ3種の4点盛となる。また、オーダーの時にリクエストすれば、食べたいケーキを1つ入れてもらえることも。その他のお勧めスイーツは、旧店名を冠した口溶け抜群のチョコケーキ「バラック」やバニラビーンズ入りのカスタードクリームが美味しい「シュークリーム」、そして「キャラメルのムース」など。さらに、「焼きドーナッツ」は、通常のドーナッツというよりはパウンドケーキに近く、こちらも美味しい。ちなみに、コーヒーやエスプレッソなどは香りに乏しく、ごく普通である。

 食事は日替わりで、ライスとおかずが別盛になった「森ごはん(この日は鶏モモ肉と煮込み野菜のトマトソース)」とワンプレートになった「森どんぶり(この日は揚げ豚肉と野菜のネギソース)」の2つ。しかしながら、姉妹店の「オチャードグラス」の方でまず食事をとり、その後にこの店でゆったりとデザートと飲み物を頂くというパターンの方がベストだと思う。それにしても、この店でボーと座ってくつろいでいると、ゆったりと時間が流れているような気がして癒されるなあ〜。(2013年6月追加) 

弟子屈町川湯駅前2-1-2  
電話番号:01548-3-2906
定休日:火曜、第2第4月曜 
営業時間:9時半〜18時 
予算:あそーと850円、モンブラン330円 
アクセス:JR川湯温泉駅前 
最寄りのランドマーク:JR川湯温泉駅 
お勧めポイント:旧国鉄の鉄道官舎長屋と古い民宿をリノベーションして繫いだ素敵なカフェ

中標津町

木多郎倶楽部 中標津店

 札幌にある 「木多郎 澄川本店(→ 札幌グルメバイブル・カレーの頁を参照)」 が展開するフランチャイズチェーン店である。フランチャイズ店の中でも、この店のスープカレーは「木多郎 澄川本店」にかなり近い味だ。今年で8年目を迎える店内に入ると、手前にテーブル席が、左奥にカウンター席がある。ご主人がサービスを、調理を奥さんが担当している。店内の壁には写真家であるご主人が撮影した見事な屈斜路湖の風景写真が展示されている。
 僕のお勧めはもちろん定番の「ベーコンエッグ野菜」。この店の卵はキッチリと火が入っており、ベーコンは澄川本店と同様に薄くて小さめにカットされている。味はどちらかと言えば、澄川本店や他のフランチャイズチェーン店よりもやや甘く感じるが、後からジンワリと辛さがこみ上げてくるいい感じだ。ライスは白飯でも雑穀米でもターメリックライスでもなく、熊本産トウキビを乾燥粉砕した「とうきびこざね」入りの白米である。ちなみに、ラッシーは「マンゴー ラッシー」がお勧めである。(2014年1月追加)

標津郡中標津町東六条北1丁目4-2  
電話番号:0153-73-2111
定休日:火曜
営業時間:【平日】11時半〜14時半、17時半〜20時、【日曜・祝日】11時半〜18時半
予算:ベーコンエッグ野菜1050円
アクセス:根室・中標津空港から車で5分
最寄りのランドマーク:長崎屋・コープさっぽろ
お勧めポイント:ベーコンエッグ野菜のスープカレーが美味しい

トラットリア ナッカリーノ

 中標津の街の外れにあるトラットリア。店名はトラットリアであるが、実際はスパゲティー店といった方が正しいかも知れない。というのも、メニューを見ると、サラダがメインの前菜と、パスタ、ピザ、デザートぐらいしかないのである。店内はまるで牧場の納屋のようにガランとしたカントリーなインテリア。ランチタイムには家族連れが多いせいか、カウンター席やテーブル席の他、地方店らしく小上がりまである。ランチタイムにはセットメニュー(3種のスパゲティーから1品+飲み物+ミニデザートもしくはサラダ)があるため、かなり混み合う。また、ある日のディナータイムに子供がカウンターで勉強していたところを見ると、恐らく家族でやっているのであろう。
 メニューを見るとパスタの数が凄い。この日は日替わりが8種(ランチタイムは3種)とレギュラーメニューが15種類、計23種類あった。前菜の「上富良野産ポークのサラダ 鶏レバーのパテ添え」は、鶏レバーのブルスケッタと豚肉のグリルがのったサラダで、1人では食べきれないほどのボリューム。鶏レバーのブルスケッタはイマイチだったが、豚のグリルや野菜サラダは美味しかった。地元に勤務している田邊先生によると、この店はトマト系ソースが美味しいということで、「アマトリチャーナ」も注文。自家製ベーコン(パンチェッタではない)を使用しており、火の通し方もアルデンテでトマトソースも良かった。田邊先生のお勧めは、ニンニクやアンチョビの入ったトマトソースにツナとキノコが入った「ボスカイオーラ」。そして、田邊先生の奥さんのお勧めは、自家製スモークサーモンをクリームソースで和えた「スモークサーモンのトマトクリームソース」。クリーム系パスタはどちらかと言えば好みでない僕だが、確かにトマトの酸味がスモークサーモンと絶妙に合うのである。従って、「スモークサーモンのトマトクリームソース」は僕の一押しでもある。「粗挽き肉の自家製ミートソース ビアンコ 黒胡椒風味」は、塩味の挽肉にブラックペッパーがピリリと効いてこれも最高に美味しい。「鰯と長葱のスパゲティー」は、鰯と長葱の香りが一体となっており、これも素晴らしい逸品。どうやら、この店はトマトソースだけでなく、塩味のスパゲティーもかなり美味しいようだ。
 デザートの「杏仁豆腐」は食感がちょうど良く、爽やかなライチシロップとも良く合っていて美味しい。また、「ミルクジェラート」は、練乳風味のミルキーでサッパリとした味。含気量が少なく、まるでアイスミルクのようなザラッとした舌触り。プレーンの他、ベリーソースやカラメルソース、チョコソースをトッピングできる。一方、「紫芋のカタラーナ」はごく普通。
 トラットリアと考えれば多少物足りない感じもするが、スパゲティー店と考えれば間違いなく北海道トップクラスである。ランチタムは混み合い、出てくるのに時間がかかることも。ちなみに、この店の客は喫煙率が高いだけに禁煙でないのが唯一残念である。(2013年10月追加)

中標津町東中2-10  
電話番号:0153-73-5901
定休日:水曜、第3木曜
営業時間:11時〜14時半、17時〜19時半
予算:ボスカイオーラ1380円、スモークサーモンのトマトクリームソース1280円、ランチセット1350円
アクセス:中標津空港から車で6分。
最寄りのランドマーク:もりたセレモニーホール
お勧めポイント:スパゲッティーが美味しいトラットリア

ラウキカ LAUKIKA

 道東地区最高レベルの焼き菓子専門店。この店の焼き菓子は、見た目も美しく食欲をそそる見事な焼き菓子である。白い建物の入り口を入ると正面がショップになっていて、左には小さなイートインスペースがある。かつては生クリームを使ったケーキやプリンなども売っていたが、現在は予約注文がない限り焼き菓子だけしか作っていない。特に震災以降、店主は原材料をより厳選し、オーガニックにこだわるようになった。なので、アイテム数も最盛時の2/3程度まで絞り込んでいる。
 一押しはフワフワのダックワーズのような丸いメレンゲ菓子「ムランダ」。その他のお勧めは、その日のタルトとアーモンドのクッキー「ブルトン」。最近の人気は「キャラメルのタルト」である。しかし、フィナンシェとマドレーヌの良いとこだけを取ってシットリとさせたような焼き小菓子「キュビット」である。現在は作られていないようだが、もしも復活したときには是非購入してみてほしい。また、一杯一杯丁寧に入れられたコーヒーも美味しく、特にハイロースト・ブレンドの「フレンチロースト」がお勧め。なお、店内では携帯電話および写真撮影は禁止なのでご注意を。(2012年7月更新)

中標津町西3条北8丁目3-1  
レグルス1階
電話:0153-72-7879
定休日:火曜、水曜
営業時間:月曜・木曜~土曜:11時~20時、日曜:11時~18時
予算:焼き菓子は350円前後が多い。フィナンシエ200円
アクセス:根室・中標津空港から車で10分。
最寄りのランドマーク:日専連JRトラベル、末広公園、桜ヶ丘公園
お勧めポイント:焼き菓子とコーヒーが美味しい店

フェネトレ

 この店の若きオーナーシェフは札幌のフレンチ店で修行をしたらしいが、とにかくその感性が素晴らしい。料理にイマジネーションに溢れているのだ。料理に よっては、東京や札幌でも見かけないような一品に出会えることも。失礼ながらこの町の規模ではリゾート地でない限り、このような本格的なフレンチ店には出会えないだろうし、あったとしても比較にならないくらい傑出しているのである。春から初夏にかけての別海産のミルクラムや春の道東のサクラマスなど、とにかく地元素材に対するこだわりも感じられる素晴らしい店だ。(2012年6月追加)

中標津町大通南2-4-1  
電話:0153-72-3775
定休日:月曜、火曜(月曜が祝日の場合には火曜、水曜)
営業時間:11時半~14時、18時~20時半
予算:ランチコース1200円、ディナーコース3500円、5000円
アクセス:根室・中標津空港から車で10分。
最寄りのランドマーク:ホテル・ビズ・イン
お勧めポイント:イマジネーションあふれる若手シェフの有望フレンチ店

牧場(まきば)のソフト中標津店

 フランチャイズのソフトクリーム店であるが、他店とは異なったオリジナルテイストのメニューで勝負している。お勧めは「マンゴージュレ」と「完熟バナナソフト」。「マンゴージュレ」のベースとなっているミルクソフトはサッパリとしていて程良い甘さ。さらに、これにマンゴージュレとナタデココが加わることで、相乗的な最高のハーモニーを奏でている。「完熟バナナソフト」は懐かしいバナナアイスの風味がして、僕の心の琴線を刺激する。この種のソフトでありがちな人工甘味料的な嫌みがなく、自然でこれ以上ない完璧な味がする。(2012年6月追加)

中標津町東39条南1丁目1-6  
電話:0153-73-1210
定休日:無休(12月中旬~3月初旬まで閉店)
営業時間:10時~18時(天候によっては17時半まで)
予算:マンゴージュレ400円、完熟バナナソフト250円
アクセス:根室・中標津空港から車で13分。
最寄りのランドマーク:パチンコひまわり
お勧めポイント:オリジナルテイストのソフトクリームで勝負するチェーン店

ラ・レトリなかしべつ

 秋元 康など芸能界にも熱狂的なファンを持つ有名アイスクリーム店。店内には喫茶スペースがあり、出来たてのイタリアンジェラートの他、ソフトクリームや飲むヨーグルトなどが頂ける。店内で食べるなら、イチゴなどのフルーツ系のジェラートがお勧めであるが、夏以外の季節は回転が悪いせいか、日によって多少ざらついた感じがすることも。なので、むしろテイクアウトや宅配用の「なかしべつミルクアイスクリーム」の方が、滑らかさが安定していて美味しい。無添加の中標津産生乳で作られた「なかしべつミルクアイスクリーム」には、ミルクの他、紅茶と抹茶味がある。どれも美味しいが、僕の一押しは紅茶味である。含気率が低いイタリアンジェラートタイプなので、冷凍室から出してすぐに食べずに、軽く押せるくらい柔らかくなった時が食べ頃。ちなみに、「のむヨーグルト」や一見ハードタイプのウォッシュタイプチーズ「ブリック・ド・ナカシベツ」もお勧め。ソフトクリームはお勧めでない。なお、下記アドレスから購入できる。 (2012年6月追加) 
http://www.laiterie.co.jp/item/

中標津町北中9番17  
電話:0153-72-0777
定休日:火曜
営業時間:10時~17時
予算:イタリアンジェラート(ダブル)350円、のむヨーグルト(グラス)250円
アクセス:根室・中標津空港から車で3分。
最寄りのランドマーク:根室・中標津空港、緑ヶ丘森林公園
お勧めポイント:芸能界にも熱狂的なファンをもつ有名アイスクリーム店

標津町

標津サーモン科学館

 知床半島のつけ根にあたる「標津サーモンパーク」内にある水族館。このエリアには子供が遊べる公園や遡上したサケを直接橋の上から眺められる観覧橋、そして水族館である「標津サーモン科学館」がある。この水族館はサケ科の魚類の展示数が日本一を誇る。館内のシアターではサケの映像が見ることができ、「魚道水槽」では館内の魚道を遡上するサケを観察できる。また、北海道に住む幻の魚「イトウ」なども見ることができる。体験型水槽では「ドクターフィッシュ」が手の角質層を食べてくれるのを体験できたり、「チョウザメ」水槽では、チョウザメにパクッと甘噛みしてもらえたり餌やり体験も出来る。
 もしもこの施設に行くのなら、9月〜11月初旬までのサケの遡上シーズンに訪れたい。まずは「標津サーモン科学館」の後ろにある標津川に架かる観覧橋からサケの大群を眺め、それから「標津サーモン科学館」を見学しよう。また、「標津サーモン科学館」には30mのタワーがあり、そこからは知床連峰や北方領土の国後島、冬期の流氷などを見ることができる。さらに、入り口近くの売店ではサケ科魚類のグッズなども購入できる。
 さらに、時間に余裕がある方は、「標津サーモン科学館」から244号線を北へ数㎞進み、忠類川に架かる橋の上からのサケの遡上見学もお勧めしたい。忠類川は標津川とは違った清流なので、また趣が異なるのである。(2013年10月追加)

標津町北1条西6丁目1-1-1  
電話番号:0153-82-1141
定休日:5月から10月は無休、その他の月は水曜休館(12月〜1月閉館)
営業時間:9時半〜16時半
予算:大人610円、高校生500円、小中学生200円、70才以上500円
アクセス:中標津空港から車で20分。標津の中心部からすぐ。
最寄りのランドマーク:標津町国保病院
お勧めポイント:シーズンには遡上するサケを見ることができる

美幌町

点香苑

 たまに近くを車で通ると購入する美幌町で人気の点心専門店。週末には多くの地元客で賑わい、夜を待たずして売り切れてしまうことも。ガランとした店内にはイートインスペースもあるが、ほとんどの客はテイクアウトする。点心はピリ辛味噌味の「鶏肉まん」や「餃子」、「肉しゅうまい」、「海老しゅうまい」、「鶏の唐揚げ」などいろいろあるが、僕のお勧めは「豚まん」のみ。「豚まん」は通常の肉まんよりも一回りほど大きく、ボリューム満点。何と言ってもこの「豚まん」の肉餡が美味しい。肉餡は豚肉の旨味や玉葱の甘みに、コショウのスパイシーな風味が加わり、地方の肉まんとしては上出来である。網走や北見にある類似の肉まん店と比べてみても抜きん出た美味しさだ。これでもう少し饅頭の生地がフックラとして美味しければ更に評価が高くなるのだが。(2013年11月追加)

美幌町字大通南2丁目1-3  
電話番号:0152-73-5644
定休日:月曜(祝日の場合は営業)
営業時間:11時〜売り切れまで
予算:豚まん198円
アクセス:美幌中心部から津別方面へ向かい、美幌警察署向かいの角。JR美幌駅から1.7km
最寄りのランドマーク:美幌警察署
お勧めポイント:ボリューム満点の美味しい豚まん

Rest & Coffee 美幌亭

 美幌町にある洋食店。洋食店とは言っても地方の店らしく、蕎麦やうどん、ラーメンから丼物まである。駐車場も店内もかなり広めの大箱店であるが、週末は常連客で賑わう。
 僕の一押しは、チーフのお勧めでもある「オムハヤシライス」。半熟の薄焼き玉子が白いライスを覆い、さらにそれをハヤシライスソースに取り囲む。優しい酸味を感じるソースはほんのりと甘めで、細かく切られた牛肉と玉葱がタップリ入っていて美味しい。表現がちょっと悪いかもしれないが、他の北見・網走エリアの洋食店と比較しても、かなり真面目に作られていることが分かる。それは肉料理の肉は冷凍ものを一切使用しないという実直さにも表れている。これ以外のお勧めは「ビーフドリア」で、入り過ぎなくらいチーズがタップリと入ったビーフシチュー入りドリアである。この店のデミグラスソースが美味しいだけに、これもまあまあイケル。しかし、洋食屋の定番である「ハンバーグのチーズ焼き」は意外にもごく普通で、同じデミグラスソースを使ったチーズ焼きなら「ポークチャップチーズ焼き」の方が美味しい。ちなみに、洋食屋のもう一つの定番“生姜焼き”は豚ではなく「若鶏のジンジャーソース」しかないが、こちらも特にお勧めではない。(2013年11月追加)

美幌町稲美150-9  
電話番号:0152-73-3940
定休日:水曜
営業時間:11時〜20時45分
予算:オムハヤシライス1050円
アクセス:JR美幌駅から津別方面へ向かい、途中で左折して美幌国道を進み、旭小学校の向かい。JR美幌駅から2.7km
最寄りのランドマーク:美幌国道、旭小学校
お勧めポイント:オムハヤシライスが美味しい洋食店

喫茶室 豆灯(とうとう)

 古い住宅を改装したカフェ。靴を脱いで上がると、店内は床張りになっており、昭和の風情を感じさせる裸電球が印象的。玄関には小さな焙煎機が、そして店内には大きな焙煎機と薪ストーブがあり、インテリアとして溶け込んでいる。奥には今では珍しくなった縁側と庭もある。ご夫婦で経営されているのだろうか?小さな女の子が1人おり、サービスは奥さんが担当し、ご主人がコーヒーをいれている。
 店内は禁煙で、飲み物は深煎り〜中煎りの自家焙煎コーヒーと静岡県産・水車むらの無農薬紅茶、そして「コーディアル」と呼ばれるフルーツやハーブを砂糖水に漬け込んだものがある。この他にスイーツとして「NYチーズケーキ」や「ガトーショコラ」、「スコーン」、「カスタードプリン」なども。
 この日のコーヒー豆は、ブレンドはモカがメインの「マイルドブレンド」、コロンビアがメインの「ビターブレンド」、そしてマンデリンがメインの「ストロングブレンド」の3種類。そして深煎りストレートは、「マンデリン」、「ペルー」、「トラジャ」、中深煎りストレートは「グアテマラ」、「タンザニア」、「コロンビア」、「ケニア」、中煎りストレートは「ブラジル」、「モカ」、「コスタリカ」であった。使用する豆の量が少ないのか、入れ方のせいなのかはよく分からないが、この店で飲むコーヒーはどれも薄めでアロマに欠ける。もう少し濃めに入れてくれた方が、コーヒーの個性が引き出されるのではと思った。「ストロングブレンド」は、酸味・苦み・香りのバランスが良く、とてもマイルドなコーヒー。これのベースとなっている深煎りのストレート「マンデリン」も基本的に同じ印象で、マンダリン特有のバニラ香や品の良い酸味、甘みなどはあまり感じられない。「モカ」は、フルーティーかつ複雑な酸味があって1番のお勧めだ。それは、 「はぜや珈琲(→ その他北海道の旨い店・道東の頁を参照)」 の「エチオピア」のような香りに近い。また、「グアテマラ」は軽い酸味と柑橘系を思わせる優しい香りが良く、これもお勧め。「ケニア」は味に深みがありながらも絶妙なバランス。そして「タンザニア」は、上品な飲んだアフターの香りは良いが、全体的に大人しくお勧めできない。ちなみに、飲み物のお替わりは100円引きとなる。
 「ガトーショコラ」は、シットリネットリとしていてカカオの苦みと甘みのバランスが良くお勧め。また、ほんのり温かな「スコーン」は、サクッとホロホロと崩れる食感が良くお勧め。「プレーン」と「チョコ」が1つずつ付くが、何れも小麦とバターの風味が良い。「プレーン」はクリームやジャムと一緒に、チョコとクルミが入った「チョコ」はコーヒーと共にそのまま食べても美味しい。「NYチーズケーキ」はシットリとしたベイクドチーズケーキで、コクに欠け、後味に酸味が残って何かしら物足りない。これで洋酒漬けのレーズンでも入っていれば複雑な香りと甘みが加わり、バランスが良くなるのではと感じた。
 この店のシンプルな木の椅子は、決して長時間座るのに適しているとは思えないが、店内に流れるジャズや柱時計が時を刻む色、そして縁側から聞こえる木立のざわめきなどを聞いていると心地よく、ゆったりとした時間が流れているように思えるから不思議だ。子供が店にいるときには、前述のような静けさを感じることができないが、可愛らしい声を聞いているとアットホームな別は癒しを感じられて悪くない。(2013年9月)

美幌町仲町2丁目80-1  
電話番号:0152-72-5675
定休日:木曜、第3水曜
営業時間:11時半〜19時
予算:モカ450円
アクセス:JR美幌駅から徒歩8分。
最寄りのランドマーク:美幌町立国保病院
お勧めポイント:古民家の雰囲気に癒される素敵なカフェ

遠軽町

フォレスト 道の駅店

 丸瀬布町は古くから林業で栄えた街である。平成の大合併により、遠軽町、丸瀬布町、生田原町、白滝村が合併して現在は遠軽町丸瀬布となっている。オートキャンプ場である「丸瀬布森林公園いこいの森」には、かつて森林鉄道として使われてきた1928年製の「雨宮21号」が公園内を走っている。また、哀川翔さんお気に入りの「丸瀬布昆虫生態館」や「丸瀬布温泉」などもある人気エリア。
 この「フォレスト 道の駅店」は、丸瀬布インターチェンジからほど近い「道の駅まるせっぷ」内にある食堂兼売店である。店内にはお土産品の他、丸瀬布の木材を使ったクラフト製品なども販売されている。さらに、別棟にも木材を使ったクラフト工芸品や自動演奏をするグランドピアノなどが展示されている。
 この店のお勧めは、ズバリ!「ソフトクリーム」。まずは自動券売機で食券を買い、ラーメンなどを受け取る口でなく、左端の食器返却口の方に食券を出し、ソフトクリームを受け取る。「ソフトクリーム」は脂肪分が抑えられたサッパリタイプのソフト。しかし、それでいながら生乳特有の濃厚な風味があり、食感は含気率の低いジェラートのように滑らか。濃厚さとサッパリさを兼ね備えた良質なソフトクリームである。近くに来たなら、そのミルキーさを味わってみてほしい。(2015年7月追加)

遠軽町丸瀬布元町42-2 道の駅まるせっぷ内  
電話番号:0158-47-2238
定休日:無休
営業時間:【夏期】9時半〜18時、【冬期】9時半〜17時頃
予算:ソフトクリーム250円
アクセス:丸瀬布インターチェンジから中心部へ向かうと1㎞ 
最寄りのランドマーク:旭川紋別自動車道・丸瀬布IC
お勧めポイント:濃厚でありながらサッパリとした後味のソフトクリーム

入口を入ると売店が見え、左奥が食堂となっている

まずは奥にある券売機で食券を購入

何故か食器返却口でソフトクリームを受け取る

丸瀬布の木材を使ったSL雨宮21号のプランターが販売されていた

ノルディックファーム 生田原本店

 新千歳空港の頁でも紹介した遠軽町・生田原で牛乳や乳製品を販売する牧場ショップ。赤井川村の 「山中牧場(→ その他北海道の旨い店・道央の頁を参照)」 や十勝の 「パパラギキッズ(→ その他北海道の旨い店・道東の頁を参照)」 と共に、北海道トップ3のソフトクリームである。中でも、この 「ノルディックファーム(→ 札幌グルメバイブル・新千歳空港の頁を参照)」 がその頂点にあると僕は考えている。
 店内ではソフトクリームやジェラート、牛乳、プリン、生キャラメル、冷凍チーズケーキなどが販売されている。僕の1番のお勧めは、もちろん「ソフトクリーム」。バニラとココア、ミックスの3種類があるが、特にお勧めしたいのが「バニラソフトクリーム」。コク、滑らかさ、ミルクの風味など、ソフトクリームに必要な要素を全て満たした完璧なバランス。まさに、僕が理想とするソフトクリームであり、新千歳空港よりもこの生田原本店で食べる方が美味しいような気がする。また、「ココア」はチョコレートの細かい粒が入っているため、食感が多少ざらついた感じがするが、時間差でチョコが口の中で溶け出すため、後味に深みが出てこちらも悪くない。しかしながら、両方の「ミックス」は、どちらも中途半端な味となってしまうため、お勧めできない。もう一つお勧めしたいのが、新千歳空港ではすぐに売り切れとなってしまう人気の冷凍チーズケーキ「半熟チーズケーキ シャンティ」。この本店では大きなパック詰めの箱しか販売されていないが、あったら是非購入して食べてみてほしい。さらに、「オホーツク牛乳 牛乳プリン」もソースのようにトロトロで滑らかで美味しい。風味を出すためにバニラが入っているようだが、むしろキャラメルのような独特のコクを感じる。本店限定販売の「生キャラメル」は、以前と作り方が変わったのだろうか?コクがなくなり、ぼやけた味のバタークリームのようになった。しかも、相当温度を低くしておかなければ、“え〜!”というくらい一瞬で溶けてしまい、お勧めできない。(2013年9月追加)

遠軽町生田原伊吹17-4  
電話番号:0158-45-2588
定休日:無休
営業時間:10時〜18時
予算:ソフトクリーム250円、オホーツク牛乳 牛乳プリン300円、半熟チーズケーキ シャンティ(8個入り)1995円
アクセス:JR生田原駅を出て左へ進む。国道242号(置戸国道)を北見方面へ向かい、生田原中学を過ぎると左側にある。JR生田原駅から2km
最寄りのランドマーク:生田原中学
お勧めポイント:北海道ナンバーワンのソフトクリームが食べられる

津別町

つべつ 西洋軒

 津別にある食べログ高評価のレストラン。現在はfacebookやTwitterをやっている三代目の若店主が経営している。メニューを見ると豚丼からラーメン、カレー、焼きそば、カツ丼、餃子、喫茶メニューまであり、現在のこの店のメインが何なのかはよく分からないが、店名からすると、元は洋食店だったのかもしれない。店内は左手前にカウンター席が、右側にテーブル席があり、カウンター内の棚にはラグビーのユニフォームなどスポーツ関係の記念品が展示されている。
 なぜ津別で十勝名物の豚丼なのかはよく分からないが、食べログで高評価なのは「豚丼」なのである。“究極の豚丼”と銘打っている豚丼は、赤身の多い「ロース豚丼」と脂身の多い「バラ豚丼」の2種類がある。帯広の豚丼店には、炭火で焼く店、フライパンで焼く店、ロースターで焼く店の3タイプがある。この店は近隣にある大空町の「北斗ポーク」を使用し、フライパンで焼いている。北斗ポーク」は柔らかくて豚の臭みもなく美味しいが、豚丼自体は十勝の豚丼とさほど大きな違いはないので、わざわざ津別に来てまで食べたいというほどのものではなかった。むしろ、僕のお勧めは「塩ラーメン」。これが函館の「塩ラーメン」に負けないくらいの素晴らしいスープなのである。透明な鶏ガラベースのスープは、これに野菜の甘みや深み、昆布の味わいなどが加わり、シンプルながら重層感を感じさせる。麺はコシのない細めの縮れ麺なので、麺にこだわる人には向かないが、この繊細なスープにはこの麺がマッチしていると思う。チャーシューこそパサついてイマイチだったが、それ以外のワカメやシナチクなどの具材は良かった。もしも塩ラーメン好きの方なら、ドライブで津別を通るときに一度味わってみても良いかも。(2013年10月追加)

津別町東4の3  
電話番号:0152-76-2616
定休日:月曜、第4火曜
営業時間:11時〜19時
予算:塩ラーメン680円、豚丼980円
アクセス:女満別空港から240号線(釧北国道)を通って津別町に入り、セイコーマート、津別郵便局を過ぎた交差点を右折するとすぐ左側。女満別空港より車で20分
最寄りのランドマーク:津別郵便局

 
 

清里町

さくらの滝 (動画あり)

 斜里川は環境省の水質調査で日本一になったこともある清流。この川にはオショロコマ(カラフトイワナとも呼ばれ、この降海型はドリーバーデン)やエゾイワナ(北海道で言うイワナで、この降海型はアメマス)など約20種類もの魚が住むとも言われている。最も多く生息しているのが清流の女王「ヤマメ(山女魚)」で、体にある大きめの紫色の斑点(パーマーク)が特徴。ヤマメとは通年して川で生息するものを言い、1〜2年川で過ごした後に川を下って日本近海を回遊し(鮭はベーリング海まで回遊)、そして産卵のために再び生まれた川へ戻ってくるものを「サクラマス」と呼ぶ。成長年数や戻ってくる川によって個体の大きさも様々で、30㎝くらいのものから60cmを超えるものまでいる。ヤマベは海へ下るときにパーマークが消えて銀色(スモルト)となり、サクラマスとして海から遡上するときにも銀色のままである。しかし、川で過ごすと徐々に銀色がくすんで青緑がかった黒色を帯び、さらに9月の産卵期になると赤みを帯びた桜色の婚姻色となり、産卵を終えると死んでしまう。この産卵期にサクラ色になること、あるいは遡上時期がサクラの咲く時期と重なることが名前の由来になっている。
 この斜里川に上ってくるサクラマスの数は、僕の知る限り日本でナンバーワンではないかと思っている。斜里川を上って来たサクラマスは産卵に適した上流部を目指すが、中流部にある「さくらの滝」と呼ばれる2mの滝がそれを阻む。「さくらの滝」は文字通り、遡上するサクラマスの遡上が見られる滝である。その姿をじっと観察してみると、僅か2mの滝ながら、サクラマスにとってはかなりハードルが高いようで、これまで僕が見ている間に上りきったサクラマスは僅か1匹だけといった超難関なのである。
 僕は滝を一途に上る力強いサクラマスの姿が好きで、飽きもせずに、かれこれ10回ほど訪れている。ちなみに、僕の経験からすると、遡上のピークは6月中旬〜7月初旬くらいだと思う。同じ清里町にある「神の子池」と共に、この季節に知床を訪れた際には、是非立ち寄って自然の素晴らしさを体験してほしいスポットである。(2014年2月追加)
http://www.kiyosatokankou.com/sakuranotaki.html

北海道斜里郡清里町   
アクセス:清里町のJR札弦駅〜JR緑駅の間にある。中標津空港や女満別空港から車で1時間強くらい。

湧別町

麺屋 おほーつく

 サロマ湖近くの238号線沿いにある昼間しか営業していないうどん店。外観はうどん店とは思えないロッジ風の建物で、中に入ると天井が高く、ウッディで明るい。メニューに“かしわ天(鶏天)”などや“ちくわ天”などがあるところを見ると、本格的ではないものの、讃岐うどんを目指したうどん店のようである。北海道産素材と道産小麦で作られるうどんは、通常の讃岐うどんより細めであるが、角がしっかりと四角い讃岐風のうどんである。
 メニューを見ると、讃岐うどんの定番“釜揚げ”や“釜玉”などはレギュラーメニューの中には見当たらない(冬季〜春限定の「流氷釜揚げ」はある)。ほとんどのメニューが“ぶっかけ”で、レギュラーの温かいうどんは「カレーうどん」や「肉うどん」、「きつねうどん」、「かやくうどん」くらいしかない。“ぶっかけ”は麺と汁が別々に供されるが、麺や汁が温かい「温」と麺や汁が冷たい「冷」の2種類がある。温かいうどんはすぐにコシがなくなってしまうため、コシがあってモチモチとした冷たい麺の方が圧倒的にいい。
 “ぶっかけ”の汁は美味しいが、甘くて味にキレがない。なので、僕の唯一のお勧めは、レモンが付く「かしわ天ぶっかけ(冷)」である。レモンを搾り一味をかけて食べると、レモンの酸味で甘い汁が引き締まって美味しく感じられる。付いてくる汁の量は何故か少なめなので、もう少しかけたいと思う方は店員に追加を要求すればいい。また、この店の「かしわ天」は讃岐うどんの「かしわ天」とは異なり、鶏のモモを使った生姜醤油味の「かしわ天」で、北海道の「ザンギ」や大分の「とり天」に近い感じがする。食べログで人気の「カレーうどん」は、カレーライスのような横長のドンブリで出される。スパイシーさは全くなく、汁がサラッとしているため、麺にも絡まなくてお勧めできない。さらに、店主お勧めの「えびもちぶっかけ(冷)」は、エビ天と揚げた餅のアイデアこそ悪くないが、前述のように汁が甘いという理由でそれほどお勧めではない。
 ちなみに、店内は禁煙で、夏にはテラス席もあるらしい。もしも、札幌にあったら掲載するかどうか迷うところだが、道東エリアのうどん店としては至極真っ当であり、サロマ湖や能取湖などをドライブするときには立ち寄ってみても良い店である。(2014年3月追加)

紋別郡湧別町北兵村三区46  
電話番号:01586-2-3988
定休日:水曜(水曜が祝日の場合は翌日)
営業時間:11時〜15時
予算:かしわ天ぶっかけ800円
アクセス:238 号線(オホーツクライン)と242号線(置戸国道)の交差点
最寄りのランドマーク:ホーマック ニコット
お勧めポイント:道産小麦を使用した冷たいうどんがモチッとして美味しい

大空町

女満別空港・
Cafe Restaurant PILICAの
ソフトクリーム

 女満別空港の中のレストランにあるカフェレストラン。先日、天候が悪く飛行機が遅れたので久々にこの店に入ってみた。店内はテーブル席のみの大箱店である。メニューを見ると、和洋なんでもありのどこにでもありそうなレストランメニューである。なかでも、客のほとんどが注文しているのがラーメン。なので、外れのなさそうな「スパイシーカレーラーメン」をまずは注文。「スパイシーカレーラーメン」には具材がたくさん入った「北海道スパイシーカレーラーメン」もあるようだ。さらに、目にとまったのが 「ノルディックファーム生田原本店(→ その他北海道の旨い店・道東の頁を参照)」 の「牛乳ソフトクリーム」。以前からあったっけ?と思いつつ、こんなところでノルディックファームのソフトクリームが食べられるとは思ってもみなかったのですぐに追加注文。「牛乳ソフトクリーム」はカップとコーンのいずれかを選ぶことができるが、カップの方を注文した。
 「スパイシーカレーラーメン」のスープは、スパイシーと言うほどのものではなく、甘口〜中辛程度の野菜の甘みを感じるスープだ。特にチャーシューが美味しく、チャーシューメンにすれば良かったと思ったほど。麺は中細の縮れ麺でコシがない。恐らく、旨み調味料の味が気にならなければ、そこそこ美味しいラーメンである。
 期待していた「牛乳ソフトクリーム」は、まさに生田原本店で食べたのと同じ期待通りの美味しさ。それは、ありそうでないくらい瑞々しくて滑らかな食感。牛乳そのものストレートなコクと風味は、やはり「ノルディックファーム」ならではの美味しさだ。(2015年12月追加)

網走郡大空町女満別中央201-3 女満別空港ビル2階  
電話番号:0152-74-4158
定休日:無休
営業時間:8時~19時40分
予算:牛乳ソフトクリーム300円
アクセス:JR網走駅から車で25分

店内の様子今回は「スパイシーカレーラーメン」を注文したが、「北海道スパイシーカレーラーメン」はこんな感じ本メニューと別なメニューなので、以前はなかったのかもしれないこれが「スパイシーカレーラーメン」このチャーシューが旨いスープはスパイシーと言うほどのものではなく、甘口〜中辛程度の野菜の甘みを感じるスープだ麺は中細の縮れ麺でコシがないこれがノルディックファームの「牛乳ソフトクリーム」水分が多く低含気率なのか、ありそうでないくらい瑞々しくて滑らかな食感。牛乳そのものストレートなコクと風味は、ノルディックファームでしか味わえない美味しさ