廣岡季里子 大学院卒業(修士課程) 2014年

 2013年の春に大学院修士課程に入学してから、はや2年が経ち卒業を迎えようとしています。大学院ではLaser speckleflowgraphy(LSFG)という血流解析装置と光干渉断層計(OCT)を使用し、AZOOR complex や原田病の脈絡膜循環と形態について臨床研究を行ってきました。

 指導の齋藤航特任准教授には、ここで書こうと思うとアニュレポ1冊になってしまうほどお世話になり、同時にご迷惑もたくさんおかけしました。聞くほどでもないことまで質問し、更にそれの繰り返しで、「航先生、航先生!」が口癖になり、“航先生”とタイピングするのはとても速くなりました(笑)。しかしそのおかげで疾患知識や解剖をはじめ、学会発表や論文執筆のノウハウをたくさん勉強させていただきました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 大学院で学び勉強したことが、論文というかたちで目に見えて世に残ることが一番の誇りです。大学院在学中には3本の論文がaccept され、その論文作成を通して多くのことを学ぶことができました。年末にaccept された原田病の論文は、初めて執筆したcase series でもあり、自分自身大変思い入れの強いものでした。また本論文作成時、石田教授には御用納めの時間を削ってまで(1時間も!)revise原稿の直しをしていただき、その後の教授との乾杯は至福の時間でした。ただ論文を書くのではなく、論文を書くためにたくさんの関連論文を読んでその疾患について調べ、更に英語表現を勉強したり、専門学校卒の私にとってはすごく大変な時間でしたが、今思うと有意義で自分自身大変成長させていただきました。

 自分はまだ何をするのにも時間がかかりますが、石田教授をはじめ、いつも丁寧に優しく御指導してくださる齋藤航先生、鋭い意見をくださる野田航介先生、同じ臨床研究チームの齋藤理幸先生、大学院の先輩でもありORT の先輩でもある橋本さん、また講義や学会などで
外来を抜ける際も快く応援してくれたORT の皆様のおかげで無事卒業を迎えることができました。プラスアルファでは、誰かが自分の論文を読んだり、いつか自分の論文が引用されたりと、そんな期待を糧にここまで頑張ってきました。

大学院で研究を行うことで、臨床疾患や検査の知識も増え、実際の臨床にフィードバックできている瞬間は嬉しく思います。この経験が北大眼科の臨床の質をあげ、患者様のためになっていくことを信じ、今後も精進してまいりますので御指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。