2.日本料理、居酒屋、おでん

京橋もと(酛)

 かつて、「銀座グルメバイブル2012」を発刊したときに、1つ星で登場した店である。当時は新橋に店を構えており、店名は「酛(もと)」。30種類くらいの日本酒がラインナップされていて、あまり聞いたことがない小さな蔵を中心とした酒が揃っていた。また、当時の店は非常に狭く、10人も入れば満員という状態で、食事はコースの他にアラカルトもあった。
 その後移転に伴い、現在の京橋にリニューアルオープン。店主によると、常連客の多い新橋での移転も考えたが、華やかな銀座を避け、更にその先にあった落ち着いた佇まいの京橋に決めたという。確かに、現在の店は通りから少し入ったところにひっそりとあり、隠れ家的な雰囲気を持っている。
 店内に入ると、オープンキッチンのカウンター席のみで、キャパは当時とそれほど変わらない。雰囲気はモノトーン調のシックな感じで、BGMにはジャズが流れ、普通の居酒屋だった前店とは全く異なった店に生まれ変わった。また、料理もお任せコースのみとなり、それに合わせてサービス担当の店主が客好みの酒を勧めてくれる。料理人は2人とも若いがセンス抜群で、素晴らしい酒のアテを次々と出してくれる。店主の日本酒のセレクトの素晴らしさ、それに合わせた最高のアテといい雰囲気、この三拍子全てが揃っている居酒屋は、ありそうで実はなかなかない。近くにあれば、毎週でも通いたくなる店であり、日本酒好きには一度は訪れて欲しい店でもある。(2020年1月追加)

中央区京橋2-6-13 イーストビル1階 
電話番号:03-3567-7888
定休日:日曜・祝日(不定休あり)
営業時間:【月曜〜金曜】16時〜22時半、【土曜】15時〜21時
予算:15000円くらい(コース+日本酒4〜5杯で)
アクセス:東京メトロ銀座線・京橋駅6番出口を出て、次の角(レム東京京橋の横のセブンイレブン)を左折する。「天ぷら 深町」を過ぎ、宝くじ売り場の向かいのにある細い通り(エトワール画廊と日本橋焼餃子・極の間)を左折すると右側にある。京橋駅より徒歩2分
最寄りのランドマーク:レム東京京橋
お勧めポイント:日本酒好きには一度は訪れて欲しい素晴らしい店

京橋駅6番出口を出て、次の角(レム東京京橋の横のセブンイレブン)を左折する。「天ぷら 深町」を過ぎ、宝くじ売り場の向かいのにある細い通り(エトワール画廊と日本橋焼餃子・極の間)を左折すると・・・ 右側にある ココです! 店内に入ると、オープンキッチンのカウンター席のみで、キャパは当時とそれほど変わらない。雰囲気はモノトーン調のシックな感じで、BGMにはジャズが流れ、普通の居酒屋だった前店とは全く異なった店に生まれ変わった。カウンター内にいるのは店主 料理はお任せコースのみとなり、それに合わせてサービス担当の店主が客好みの酒を勧めてくれる。先ず出てきたのは、而今の純米吟醸。広島の八反錦生の柔らかい口あたりがいい。素晴らしいバランスだ!本日最高の一杯 「真鱈の白子と海老芋」は。擦った柚子皮の入っている。トロミのついた出汁が素晴らしい サッと締められた「宮城の金華サバの刺身」 適度な脂がのった身が素晴らしい 盛り付ける直前に切られた松坂牛のローストビーフを使った「ビーフシチュー・冬トリュフ添え」 煮込んでいないので、ビーフシチューというよりも「温いローストビーフのデミグラスソース」といった感じだ。ミディアムな火の通し方も良く、素材が良いだけでなく、ソースの酸味と苦味も絶妙なバランスだ 2杯目は茨城県の森嶋・山田錦・純米吟醸生。微発泡の輪郭のハッキリとした現代的な洗練された良い酒だ。日本には未だ知らない酒があると実感 八寸のような酒のアテがいろいろと出てきた。まさに、日本酒党の天国である。「金沢の絹モズク」、「帆立のXO醬」、「ホヤの塩辛」、「ナッツ入り干し柿バター」、「ガゴメ昆布明太子」、「牡蠣の薫製バルサミコ仕立て」、「コノワタ」、「子持ち鮎のコンフィ・山椒のせ」。どれも素晴らしいが、「帆立のXO醬」、「ナッツ入り干し柿バター」が特に良かった。アテが良いのでついつい酒が進んでしまう 埼玉の「五十嵐」も輪郭のハッキリとした現代的な酒 「カラスミ」は、炙りとそのままを2種 大阪のかたの桜・雄町生原酒は、ふくよかでバランスが良いが、新酒なのか?アルコールが硬くなじんでいない 「サワラの天ぷら」は、ピリ辛のポン酢に浸っている。下に敷かれた長芋の食感もいい 「銀杏の素揚げ」は、パルミジャーノチーズをのせていただく。ナイスアイデア!
新潟の「山間(ヤンマ)」。同じ新潟の銘酒・久保田(クボタ)に対抗できる酒として造られたという。クボタ vs ヤンマーなのである 「茶碗蒸し」には、柚子香るハマグリの出汁餡とハマグリの身、そして北海道興部産のガチュカバロチーズが入っている 炊きたての「穴子の土鍋ご飯」 海苔の味噌汁と香の物。ご飯はツヤツヤで美味しい デザートは「とちおとめとバニラアイス」バニラアイスはハーゲンダッツのような味で、イチゴのコンフィチュールとドライイチゴ、ナッツが入っている

徳うち山

 名前が示す通り、店主の工藤さんは「銀座 うち山」から独立した料理人である。店は「銀座 うち山」からほど近く、こちらの店の方が歌舞伎座裏の小路という分かりやすいところにある。
 店内は、入口近くに個室が1つとテーブル席が3つ、そして右側にカウンター席がある。料理は「銀座 うち山」よりも味にメリハリがあり、味付けもはっきりしていて美味しいが、今回いただいた夜のコースに関しては、コストパフォーマンスはさほど良くなかった。また、お酒の価格設定も若干高めなのが気になった。締めの御飯は「銀座 うち山」と同じ「鯛茶漬け」であり、これは悪くない。ちなみに、専属のサービス担当がいないので、フォーマルな食事や接待などにはあまり向かないかもしれない。

中央区銀座3-12-9   
電話:03-3544-1091
定休日:日曜・祝日 
営業時間:11時半~14時、17時~21時 
予算:ランチ:鯛茶漬け1500円、5000円 、ディナー:10500円、15750円、18900円
アクセス:東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線)銀座駅A6番出口を出て逆側の築地側に向かう。広い昭和通りの信号を渡り、歌舞伎座に向かわず、「PRONTO」前の歩道を左へ曲がる。「吉野家」が見える一つ目の信号を右折し、2つ目の角を右折するとすぐ左。東京メトロ銀座駅(4丁目交差点)から徒歩10分。 

最寄りのランドマーク:歌舞伎座(工事中)

菊乃井 赤坂店

 2020年ミシュランガイド東京で2つ星を獲得した店。「菊乃井」は、京都の日本料理店の中でも僕の最も好きな店の一つ。赤坂店のエントランスに続く通路には竹が植えられ、京都らしい風情が演出されている。この店は、価格設定や店の規模から考えて、 京都円山公園近くにある本店と木屋町の「露庵菊乃井」との中間的なグレード。また、この店と京都の店とは定期的な人事交流があるらしく、料理のレベルも京都とほぼ変わらない。かつて、同じ週に京都木屋町の「露庵菊乃井」とこの店の両方を食べ比べたことがあるが、料理の質も献立内容もかなり類似していた。 開店当初は夜のみの営業であったが、現在は昼も営業しており、とても使い勝手が良くなった。

港区赤坂6-13-8   
電話:03-3568-6055
定休日:日曜(月曜は夜のみ営業)
営業時間:火曜~土曜12時~13時、17時~21時、月曜17時~21時
予算:昼:高台寺御膳5250円、昼懐石10500円、夜:懐石15750円、18900円、21000円
アクセス:東京メトロ(丸ノ内線、銀座線)赤坂見附駅のエスカレーターを上り、ベルビー赤坂1階に出る。赤坂エクセル東急ホテルが見える広い外堀通りとは逆の右の裏通りに出て左へ。「赤坂アルトビル」を過ぎ、「三菱東京UFJ銀行」、「サンクス」を過ぎ、2つ目の交差点(右角にセブンイレブンとバンコク酒場)を右折する。しばらく進むと左に東京メトロ(千代田線)赤坂駅2番、6番出口を通過する。「スギ薬局」手前、“秋田産生ハム直売店”と張り紙のある青色のレストラン「GRAN VIA」の小路を左折。すぐに突き当たるので右折するとすぐ右。東京メトロ赤坂見附駅から徒歩10分。赤坂駅から徒歩4分。

最寄りのランドマーク:国際新赤坂ビル西館

お勧めポイント:京都の本店と変わらぬ京料理が楽しめる

龍吟

 銀座の日本料理店「小十」がミシュラン3つ星を獲得する以前、小十の店主・奥田さんから、彼と同じ「青柳」出身者がやっているという「龍吟」と「かんだ」を紹介された。その後両店を訪れたが、3店の中で「龍吟」が最も良かった。しかしながら、3店の中で「龍吟」だけがずっとミシュラン3つ星とはならず、これがとても不思議だった。今年のミシュラン最新版で初めて「龍吟」が3つ星となり、やっとモヤモヤがなくなった。
 龍がモチーフの店内は、まるで中国喫茶のような感じで、このインテリアは外国人受けを狙ったものだろうか。最近、「ザ・ワールド50レストラン」のランキング第20位に選ばれたせいか、店内には外人客が目立つ。この店には、流暢な英語で料理を説明できる女性店員もおり、英語圏の外国人客を連れて行った時の説明の煩わしさがなくていい。特筆すべきは、サービスがトップクラスのフランス料理店にも負けないくらい素晴らしく、ワインの品揃えも和食店ではあり得ないくらい凄いこと。加えて、料理には日本的美意識と遊び心が溢れていてサプライズ感もある。もちろん、掲載している以上、美味しいことは言うまでもない。18時からの予約の他に、21時半頃からの2回転目の予約も受け付けているので、学会の会議やイブニングセミナーなどで遅くなった時にも間に合うのが嬉しい。

港区六本木7-17-24 サイド六本木ビル1階   
電話:03-3423-8006
定休日:日曜・祝日
営業時間:18時~22時半
予算:おまかせコース23100円(21時以降はアラカルトも可能) 
アクセス:アクセス:東京メトロ(日比谷線)、都営地下鉄(大江戸線)六本木駅2番出口を出て、「明治屋」横のファミリーマート角を右折。しばらく進むと右角ビルの1階。地下鉄六本木駅から徒歩3分。

最寄りのランドマーク:明治屋

お勧めポイント:唯一無二の日本料理店。遅い時間帯でもOK

幸村

 カウンターとテーブルが1つだけの地味で小さな店。しかしながら、この店の料理には華があり、しかも美味しい。シャンパンや日本酒などの酒のセレクトも良く、特に「黒龍・しずく」が良かった。
 僕がこの店で最もお勧めしたいのは、裂いた松茸をハモで巻き、炭火で焼いた秋の名物料理。この料理は、実にシンプルではあるが、松茸の香りとハモのジューシーな味わいの織りなすハーモニーが堪らない。今回はまだ時期が早く、残念ながらいただくことが出来なかったが、もしも名残ハモの秋の時期に行くのなら、最高の店であろう。特に、最後を飾る季節の土鍋ご飯がとても美味しい。余った御飯を、おにぎりにしてお土産にしてくれる心遣いもありがたい。
 それにしても、看板が出ておらず、店の入っているビル自体も分かりにくいので、知らない人だと通り過ぎてしまうかも。

港区麻布十番1-5-5 YUKEN AZABU10ビル3階   
電話:03-5772-1610
定休日:不定休
営業時間:17時半~20時
予算:お任せコース22000円
アクセス:東京メトロ(南北線)、都営地下鉄(大江戸線)麻布十番駅の5a出口を出て左の六本木ヒルズ方向へ進む。途中、「ENEOS」、「docomo麻布十番店」、「港区麻布十番公共駐車場」を過ぎ、「つけ麺大王」並びにある「ELAN」の入っているビル。手前横の階段を上がるとエレベーターがある。東京メトロ麻布十番駅から徒歩4分。

最寄りのランドマーク:港区麻布十番公共駐車場

お勧めポイント:松茸のシーズンには絶対に訪れるべき店

新ばし 笹田

 「京味」出身の日本料理店として知られている店。価格は「京味」のおよそ半額程度で食べられることから、食べログの人気店となっている。店は、「京味」から歩いて3分程度のところにある。カウンターのみの店内は、店外に出るにも後ろを通れないほど狭く、デートや接待には向かない。料理はどれも平均的に美味しく、欠点というほどのものはない。しかし逆に、正直、これは!というものもなかった。しかし、最後を締める銀しゃりは、京味同様すこぶる美味しい。最後に敢えて言わせてもらうなら、カウンターのみの日本料理店であるのにもかかわらず、予約は2名からという縛りは、是非なくして欲しい。

港区西新橋1丁目23-7 プレシャスコート虎ノ門1F(移転しました)   
電話:03-3507-5501
定休日:日曜・祝日
営業時間:18時~22時
予算: 12600円、14000円
アクセス:東京メトロ(銀座線)新橋駅、JR新橋駅の日比谷出口あるいは烏森出口を出る
と「ニュー新橋ビル」が見える。その浜松町駅側の通りの 「ケンタッキーフライドチ
キン」、パチンコ店「ビックディッパー」を過ぎ、「アコム」、「文銭堂本舗」、
「志乃だ寿司」を過ぎ、更に広い日比谷通りの信号 を渡る。「HANABISHI」の横を直
進し、更に進むと左に「NATURAL ローソン」、「香港屋」、右に「小諸そば」がある
ので、それを過ぎた「高田屋」、「EVERY」角を右折するとすぐ左。新橋駅から徒
歩10分。

最寄りのランドマーク:志乃だ寿司、HANABISHI

お勧めポイント:新橋界隈では適正価格のスタンダードな日本料理店

日本料理 賛否両論

 テレビの番組でお馴染みの若き料理人・笠原氏の店。彼はもともと「正月屋吉兆」で修業をしていたが、父親の死に伴って武蔵小山の焼鳥店を継いだ。実は、この時から焼鳥の他に日本料理も供してしており、その美味しさが評判であった。しかし、その後焼鳥店は閉店となり、2004年に現在の日本料理店を開いた。
 店は住宅街の寂しげな通りにぽつんとあり、外観も含めてあまり日本料理店らしからぬカジュアル。しかし、その外観や内観とは裏腹に、料理は真っ当な日本料理である。特に、彼の料理に対する感性が素晴らしく、ある日に出された締めの「鯛茶漬け」などは、最高に美味しい逸品だった。
 昼のおまかせコースは6,900円で、夜のおまかせコースは、6,900円と9,500円の2コースある。どちらのコースもコストパフォーマンスは抜群である。人気店なので早めの予約が必要であるが、美味しい日本料理が食べたくなった時には、気軽に行けるお勧めの店である。また、土曜日限定ではあるが、ランチをいただけるようになったのは嬉しいニュース。

渋谷区恵比寿2-14-4 太田ビル1階   
電話:03-3440-5572
定休日:日曜・祝日
営業時間:18時~23時
予算:おまかせコース6300円(8400円は要予約、22時以降は酒肴コース・ミニコース3150円やアラカルト注文も可能) 
アクセス:アクセス:東京メトロ(日比谷線)広尾駅2番出口を出て、右手ワインや角の通り「広尾商店街」に入る。突き当たりの寺を左へ道なりに進み、角にセブンイレブンのある「広尾5丁目交差点」の信号を渡る。小さな川を過ぎて最初の信号を右に曲がると緑の通学路表示が見える。数十メートル進むとY字路になる手前の左側(小さな児童公園向かい)。地下鉄広尾駅から徒歩6分。

最寄りのランドマーク:都立広尾病院(裏)、広尾商店街

お勧めポイント:日本料理初心者向き。遅い時間帯でもOK

肴や 味泉

 太田和彦氏の「ニッポン居酒屋紀行」で知った店。後にミシュランガイドで1つ星を獲得したが、高額設定の居酒屋にしては店内が異常に狭く、肩肘が触れ合うほど窮屈。しかし、普通の居酒屋と考えればとても素晴らしく、日本酒好きや焼酎好き(黒糖焼酎が充実)には堪らない店だと思う。特に、刺身などの生ものがいい。刺身は単品注文がお勧めだが、「刺身盛り合わせ」の方がお得になっている。生もの以外のお勧めは、「おすすめ野菜の盛り合わせ」、玉葱のたっぷり入った「自家製特大さつま揚げ(小さいものも作ってもらえる)」、「特製コロッケ」、「豆腐のみそ漬け」、「極上クジラベーコン」など。店の一押しの「煮穴子」は、煮穴子を更に炙ったもので、とても良くできている。しかし、この日の穴子は泥臭かったので、産地の水質に影響される穴子はお勧めではない。
 日本酒は純米酒にこだわった品揃えで、弘前の地酒「豊盃」の純米搾りたて生原酒、山形の「十四代」中取り純米大吟醸(お一人様一杯限定)、福島の「飛露喜」の純米吟醸生、福井の「黒龍」の純吟、埼玉の「神亀」純米などが良く、焼酎は、「百年の孤独」、「月夜の梟」、熟成した黒糖焼酎などがいい。

中央区月島1-18-10   
電話:03-3534-8483
定休日:日曜・祝日、月曜日
営業時間:17時半~22時半
予算:刺身盛り合わせ(一人前)1500~2000円、おすすめ野菜盛り合わせ(一人前)800円くらい、特大さつま揚げ900円、豆腐のみそ漬け600円
アクセス:東京メトロ(有楽町線)月島駅7番出口を出て左の「月島西仲通り商店街」へ向かう。「みずほ銀行ATM」の角を右折し、ローソンを過ぎて止まれの標識の角を左折するとすぐ。東京メトロ月島駅から徒歩3分。

最寄りのランドマーク:月島西仲通り商店街1番街

お勧めポイント:日本酒が揃った下町の高級居酒屋

ラ・ボンバンス La BOMBANCE

 “La BOMBANCE”とはフランス語で“ご馳走”という意味らしいが、フランス料理店ならともかく、日本料理店らしかぬネーミングである。ミシュランでは1つ星を獲得し、新日本料理にジャンル分けされている。店は人通りの少ないビルの地下にあり外からは看板が目立たないため、よほど注意していなければ通り過ぎてしまうほど。しかし、目立たない外観とは裏腹に、階段を下りて中に入ると、そのモダンジャパネスクともいえるシックなインテリアに感嘆。トイレの入り口などは、外人受けしそうな茶室のにじり口をイメージしたものとなっている。席は長いカウンター席(一部が対面式に)がメインで、横には半個室の4人掛けのテーブル席がある。テーブルには葉書型のメニューが添えられているが、読んでみても謎々クイズのようになっていて、想像力をかき立てるような仕掛けである。例えば「33b ao10 bar℃」は「炭火・青唐辛子・地鶏(バード)焼き」といった具合。料理は確かにエスニック的な要素もあるが、真っ当な美味しい日本料理に仕上がっており、料理長である岡元さんの技術の高さが窺える。このエリアでこの雰囲気とこの料理レベルを考えると、かなり満足度の高い良質な店だ。

港区西麻布2-26-21 ニューシティーレジデンス地下1階    
電話:03-5778-6511(受付は12時以降) 
定休日:日曜・祝日 
営業時間:18時~21時 
予算:コース10800円 
アクセス:東京メトロ(日比谷線)、都営地下鉄(大江戸線)六本木駅2番出口を出て西麻布方面へ進み、「明治屋」、「zaboo」を過ぎ、西麻布交差点の信号を「三菱東京UFJ銀行」側に渡る。直進してしばらく進むと「FUJI FILM」のビルが見えるので、その手前のビル(小さいオレンジの看板が目印)。東京メトロ六本木駅から徒歩10分。 

最寄りのランドマーク:FUJI FILMビル 

お勧めポイント:ニューヨークにありそうな新日本料理店

琥珀

  席につくとまず飲み物を聞かれたので生ビールを注文すると、「ザ・プレミアム・モルツ」であった。 小さな銅のグラスで出されるが、この出し方やビールのチョイスからして、店主の 食に対するこだわりが伝わってくる。その後、食べられないものや苦手食材などを聞かれるが、そもそもこの店にはメニューというものが存在しない。つまり、店主の任せ一本なのである。 唯一選択できるのは、メインの魚料理と肉料理、そして締めの御飯だけである。また、客全員分の同じ素材や同じ料理を用意している訳ではなく、客の好みや食べ具合などによって少しずつ料理を変えて出しているのだ。なので、用意している料理の品数は驚くほど多い。
 まず、酒のアテとなる小皿が何品も続き、そしてメインディッシュ、ご飯となる。メインディッシュは魚と肉であるが、これらを完食するとかなりのボリュームがあるので、 まさに体育会系の店である。 しかし、この店に来たのなら、これら全てを平らげなければ、この店の醍醐味は味わえない。なので、小食の方は量を調整してもらうか(たぶん値段は変わらないかも)、残りを食べてくれるような大食漢の方と一緒に行くべきであろう。
 魚はその日に仕入れたものの中から「焼き魚」か「煮魚」を選択できるが、「ノドグロの焼魚」か「キンキの煮付け」がベスト。そして肉は、ステーキでなく絶対に「ビーフカツ」を注文してほしい。サクッとした衣とミディアムレアに揚げられたヒレ肉は、赤肉の旨味があって最高に美味しい。さらに、お腹に余裕のある方は、ビーフカツと一緒に別なフライ(もしあれば鯵フライ)も注文してほしい。締めの御飯でこの日僕がチョイスしたのは、「トビッコ入り中落ち丼」。 マグロの中落ちとトビッコの食感が絶妙で、一緒に出された「岩のりの味噌汁」との相性も抜群だった。また、ある日食べた「ウニの混ぜ御飯」も濃厚で実に美味しかった。
 お酒は福井の地酒が1種類の他、焼酎やグラスワインなどもあるが、アルコール類はあまり期待しないで欲しい。気さくに話してくれる店主の人柄も良く、僕が東京に住んでいたら週一くらいのペースで行きつけにしたい店である。

新宿区神楽坂3-4   
電話:03-5225-0807
定休日:日曜・祝日 
営業時間:17時半~22時半 
予算:コース13000円、15000円、17000円 
アクセス:東京メトロ(東西線、南北線、有楽町線、大江戸線)神楽坂駅のB3出口を出て、早稲田通りを右へ上る。「ファミリーマート」、「天下一品」を過ぎ、左に「松屋」、「牛鍋ますだや」が見えたら、その角を左折。すぐ右側に牛のマーク「ASADOR EL BUEY」が見えるので、その隣の新しい建物。飯田橋駅から徒歩3分。 

最寄りのランドマーク:松屋 

お勧めポイント:斬新さや新しい可能性を追求する日本料理

一即夛(いっしょくた)

 エレベーターで2階に上がると、左の一番奥に見える小さな店。エレベーターで行くと看板が目立たないが、よく見るとドアの右側にひっそりと看板がある。この店はカウンター席が12席しかないが、奥の席はパーティションで仕切られた対面式テーブルのようになっている。 → 対面できるテーブル席のようになっている。
 席につくと、飲み物を聞かれたので生ビールを注文すると、それは「ザ・プレミアム・モルツ」であった。ビアグラスのように小さな銅容器で出されるが、この出し方やビールのチョイスからして、店主の食に対するこだわりが半端でないことが伝わってくる。その後、食べられないものや苦手食材などを聞かれるが、この店にはそもそもメニューというものが存在しない。店主の任せ一本なのである。唯一選択できるのは、メインの魚料理と肉料理、締めの御飯だけなのだ。また、客全員分の同じ素材や同じ料理を用意している訳ではなく、客の好みや食べ具合などによって少しずつ料理を変えて出しているようだ。なので、用意している料理の品数は驚くほど多い。
 一口にこの店の素晴らしさを伝えるなら、とにかく厳選された素材とその調理の仕方が際だって優れていること。塩加減や火の通し方はほぼ完璧で、どの品にも店主のセンスを感じさせる。また、店主がほぼ1人で調理しているにもかかわらず、料理がとてもテンポ良く出される点もいい。酒のあてとなる小皿が何品も続き、そしてメインディッシュ、ご飯となる。メインディッシュは魚と肉であるが、これらを完食するとかなりのボリュームがあり、女性客を連れたカップル客を多く見かけるが、まさに体育会系の店である。
 この店に来たのならこれら全てを平らげなければ、この店の醍醐味を体験できない。なので、小食な方は量を調整してもらうか(たぶん値段は変わらないかも)、残りを食べてくれるような大食漢の方と一緒に行くべきであろう。魚はその日に仕入れたものの中から「焼き魚」か「煮魚」を選択できるが、「ノドグロの焼き」か「キンキの煮付け」をチョイスするがベスト。そして肉はステーキでなく絶対に「ビーフカツ」を注文してほしい。サクッとした衣とミディアムレアに揚げられたヒレ肉は旨味十分で最高に美味しい。お腹に余裕のある方は、ビーフカツと一緒に別なフライ(もしあれば鯵フライ)も注文してほしい。そして、締めの御飯でこの日僕がチョイスしたのは「トビッコ入り中落ち丼」。マグロの中落ちとトビッコの食感が絶妙で、一緒に出された「岩のりの味噌汁」との相性も抜群だった。また、ある日食べた「ウニの混ぜ御飯」も濃厚で実に美味しかった。
 お酒は福井の地酒が1種類の他、焼酎やグラスワインなどもある。気さくに話してくれる店主の人柄も良く、僕が東京に住んでいたら週一くらいのペースで行きつけにしたい店である。コース1人当たりの値段はおよそ1万円強くらいであるが、素材や料理の内容を考えると、その倍を支払っても納得できるくらいの満足感が得られる。なお、店内は禁煙であるのでご注意を。(2014年4月更新)

港区西麻布1-10-16 西麻布ロイヤルビル2階    
電話:03-3746-2877
定休日:日曜・祝日 
営業時間:18時半〜24時
予算:1万円強
アクセス:東京メトロ(日比谷線)、都営地下鉄(大江戸線)六本木駅2番出口を出て、「明治屋」、「zaboo」を過ぎ、さらに2つめの「ファミリーマート」を過ぎて、「ハレノヒ」の角を右折。「長寿庵」が見える2つめの交差点(T字路は除く)を左折すると、左側に見える白い4階建て飲食店ビル。地下鉄六本木駅から徒歩7分。 
最寄りのランドマーク:明治屋 
お勧めポイント:美味しいつまみをたくさん食べて最後はボリュームタップリのメインディッシュを頂くという、まさに食いしん坊のパラダイス

パプリカのスープと生ビール

ローストビーフ

空豆の塩ゆで

刺身(平貝、イカ、サヨリ、真鯛

生のノレソレ(穴子の幼魚

マグロの中落ちと葉ワサビ

活ボタン海老の刺身

カツオの刺身

アジ?の胡麻和え

湯葉豆腐と塩水ウニ

ホタルイカの酢味噌

煮アワビ

豆苗のおひたし

煮染め

新明先生注文の煮魚(黒ムツ、金目鯛)

僕が注文した焼き魚(マナガツオ)

ビーフカツと牡蠣フライ(2名分)

マグロの中落ち丼(トビッコと煎り金胡麻)

ながずみ

 赤坂にあるカウンターだけの小さな日本料理店。店内に入るとコの字のカウンターがあり、客の中心にあるカウンターという舞台で、店主が料理を作るという趣向らしい。福岡県の長住(ながずみ)出身の店主は未だかなり若く、和食店では珍しい長髪。聞くところによると、彼はミシュランで星を獲得した 最年少のオーナーシェフらしい。
 料理はコースのみであるが、 途中でおでんが出るところが面白かった。中でもF1和牛(和牛:今回は赤牛とホルスタインの一代交配種)の焼きものが、特に美味しかった。そして、最後の締めを飾る「鯛味噌御飯」や「お茶漬け」もさっぱりとしていて良かった。酒の種類が少ないのが欠点であるが、コースの値段を考えるとコストパフォーマンスは悪くない。

港区元赤坂1-5-3   
電話:03-5410-1919
定休日:不定休 
営業時間:18時?22時半 
予算:12000円
アクセス:東京メトロ(丸ノ内線、銀座線)赤坂見附駅の元赤坂口:B出口を出て右へ外堀通り沿いに進み、すぐに左折。そしてまたすぐに右折するとすぐ左側。東京メトロ赤坂見附駅から徒歩2分。 
最寄りのランドマーク:ベルビー赤坂 
お勧めポイント:若い料理人が作るモダンな日本料理

酒仙 しんばし光寿(こうじゅ)

  サラリーマンの街・新橋には、かつて「酒仙 しんばし光寿(こうじゅ)」と「酛(もと)」という人気の日本酒居酒屋があった。両店の大きな違いは、「しんばし光寿」が純米酒を中心とした有名蔵の酒が定番として揃っているのに対し、「酛(もと)」では聞いたことがない小さな蔵を中心としたこだわりの酒が揃っており、それを固定せずに入れ替えるシステムだった。しかしその後、「酛(もと)」は京橋に移転し、「京橋もと」というワンランク上の日本酒居酒屋に生まれ変わった。
 この店には約40種類の日本酒があり、このエリアにしては酒の価格設定が高めである。食べ物のメニューもそれほど多くはないが、酒がメインと考えれば、アテとしては、決して悪くはないと思う。まずは靴を脱いで上がるのだが、席は掘りごたつ風になっているのでくつろげる。さらに、予算に問題がなければ、ここでしか飲めない大吟醸 「辻寛文」もぜひ飲んで頂きたい。

【酒仙 しんばし光寿】    
港区東新橋1-2-17 下島ビル地下1階 
電話:03-3575-0939
定休日:土日・祝日、土曜は不定休 
営業時間:17時半~23時半 
予算:6000円〜7000円
アクセス:東京メトロ(銀座線)新橋駅、JR新橋駅から「ゆりかもめ新橋駅」側に向かう。2C出口を出て、広い第1京浜を左へ浜松町方面に向かうと10m。新橋駅から徒歩1分。 

最寄りのランドマーク:ゆりかもめ新橋駅

蕎麦 流石(さすが)本店

 2016年ミシュランで1つ星を獲得した蕎麦店である。本来は蕎麦の店であるが、今回は居酒屋としての紹介である。店主は神田で「いし井」を開店し、その後修善寺へ店を移転させて「朴念仁(ぼくねんじん)」を開いた。修善寺に宿泊した折に僕も訪れたことがあるが、とにかく混んでいたことと、「桜海老のかき揚げ」と「焼き味噌」、「だし巻き 玉子」などが美味しかった印象がある。残念ながら蕎麦は、極細ということ以外とくに記憶に残っていない。
 この店が銀座に移転して「流石」という店名に変わり、ビルの地下にあったときに一度訪れてみたが、印象は同じだったように思う。その後訪れることはなくなってしまったが、永田眼科の黒田先生に居酒屋としての使い方を教わり、この店の別な魅力に気づいたのである。なので、この店は蕎麦だけを食べる店としてお勧めしているわけではない。酒のアテが充実しているので、それを肴にワインや日本酒などを飲み、最後の冷たい蕎麦で締めるという使いがベスト。
 蕎麦は蕎麦100%の極細の生粉打ちで美味しい。しかしながら、汁が弱いことが全体のバランスを悪くしている。汁は本枯れ節によるスモーキーさは素晴らしいが、やや(塩)辛さや甘みに欠けるのだ。(2016年1月更新)
http://ginza-sasuga.jp/honten/index.html

中央区銀座2-13-6 東二ビル2階    
電話:03-3543-0404
定休日:日曜・祝日 
営業時間:11時半~14時、17時半~23時半 
予算:流石コース7000円 
アクセス:東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線)銀座駅A6番出口を出て逆の築地側に向かう。広い昭和通りの信号を渡り、歌舞伎座に向かわず、「PRONTO」前の歩道を左へ曲がる。「ビックヴィジョン」、「QBHOUSE」の交差点角右折し、「函館らーめん 船見坂」を過ぎ、2つ目の角を左折するとすぐ左。東京メトロ銀座駅(4丁目交差点)から徒歩10分
最寄りのランドマーク:ホテル銀座ダイエー

銀座 ささ花

 学会場である東京国際フォーラムから最も近く、日本酒が美味しい和食店である。地下に降りると、手前にカウンター席が8席、奥にテーブル席と小上がりがある。料理はどれも美味しく関西風の味付け。料理だけ食べていると、京都の割烹で食べているような錯覚にとらわれる。日本酒は吟醸と大吟醸がほとんどだが、日本酒の価格設定はこのエリアにして至極妥当なもの。この日良かったのは熊本の「香露 大吟醸」と山口の「獺祭(だっさい)大吟醸」。しかし、アラカルトの料理は一品一品の量が少なく、コストパフォーマンス的には良くない。しかしながら、学会場近辺で美味しいものを食べて日本酒を飲むにはうってつけの店であろう。

住所:中央区銀座1-4-9 第1田村ビル地下1階    
電話:03-3561-3761
定休日:無休 
営業時間:平日:17時~22時半、土日・祝日:12時~15時のランチ営業あり、17時~21時 
予算:お任せコース6300円~12600円、太刀魚いぶし焼き1680円、牛すじ840 円 
アクセス:①JR有楽町駅・東京国際フォー ラム口を出て、東京国際フォーラム手前を右に曲がる。高速の下を通り、外堀通りを渡って 沖縄ショップ「わした」を過ぎるとすぐ左側。②東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線・銀座駅から数寄屋橋交差点へ出て、外堀通りを東京駅方向へ進む。「カラオケ館」、「東映会館」、「マロニエゲート銀座」を過ぎた次の交差点(CAFE de GINZAと銀座わしたショップの間の通り)を右折するとすぐ左側。JR有楽町駅(東京国際フォーラム)、東京メトロ銀座駅(数寄屋橋交差点)から徒歩5分。
最寄りのランドマーク:マロニエゲート銀座
お勧めポイント: 学会場である東京国際フォーラムから最も近い日本酒の美味しい和食店。

銀座 しまだ

 新橋の「イタリアンバル ピッコロ(→ 銀座グルメバイブル・イタリアンバールの頁を参照)」が激安の体育会系立ち飲み店とすれば、こちらは上質でワンランク上の立ち飲み居酒屋である。黒板のメニューを見ると、“おばんざい”中心の メニューが並び、中には僕の食欲をくすぐる品々も多数。料理は居酒屋というよりほとんど割烹レベルに近い。お勧め は「ズワイガニコロッケ」や「伊勢エビジュレ」、手打ちの「からすみそば」など。また、僕がまだ食べたことのない「からすみそば」のパワーアップ版「バチコ(くちこ)そば」のお値段は何と6,000円である。立ち飲みスペース以外には4人掛けのテーブル席が1つだけあり、3〜4名ならテーブル席を予約することも可能。

中央区銀座8-2-8_ 高坂ビル1階    
電話:03-3572-8972 
定休日:日曜・祝日 
営業時間:17時〜 23時 
予算:ズワイガニコロッケ1,000円、伊勢エビジュレ1,600円 
アクセス:①東京メトロ(銀座線)新橋駅、JR新橋駅銀座口を出て、カラオケBIGECHO向かい「天久利」、「まぐろ市場」側に渡る。高速の下をくぐり、静 岡新聞ビルを過ぎる。「アシックス」の信号を左折し、中華料理の「維新號」を右折して小路を進むとすぐ左。新橋駅から徒歩3分。②東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線)銀座駅A2番出口を出て、銀座中央通りを新橋方面に進む。「フェラガモ」、「とらや」の前を通り、赤褐色の建物「資生堂ビル」の交差点を右折。しばらく直進して「和蘭豆」を過ぎてすぐの小路を左折。少し進むと右側に。東京メトロ銀座駅(4丁目交差点)から徒歩6分。 

最寄りのランドマーク:静岡新聞ビル、資生堂ビル 

お勧めポイント:ワンランク上の上質な立ち飲み居酒屋

銀座あさみ

 京料理の店だが、この店のお勧めは「鯛茶漬け」。鯛料理の専門店なども含め、いろいろな店の鯛茶漬けを食べてきたが、僕が美味しいと思ったのはこの店と「賛否両論」くらい。切られた鯛は、ゴマ醤油に浸った状態で小鉢の中に入って出てくる。これをかき混ぜてタレと共に御飯にのせ、擦りたての山葵をのせてお茶を注ぐと最高に美味しい!但し、鯛茶漬けの単品は、お昼のランチでしか食べることができない。もちろん、夜の京料理のコースでも、最後の御飯に鯛茶漬けが出されるが、あくまでもお勧めは鯛茶漬け。お昼の鯛茶漬けには、小鉢、お新香、モズク酢、お菓子がつく。鯛茶漬けだけでは物足りないという方は、前日までの予約で「鯛茶漬けとお弁当のセット」が頂ける。但し、短時間で客が入れ替わる昼のランチタイムは、心地よいサービスは望めない。また、人気店なので、昼は予約が必須。個室だけでなくカウンターもあるので、1人飯にもいい。

中央区銀座8-16-6 ときわぎ館1階   
電話:03-5565-1606
定休日:日曜・祝日
営業時間:11時半~14時、17時~22時
予算:昼のみ:鯛茶漬け1500円、鯛茶漬けとお弁当のセット3500円
アクセス:①東京メトロ(銀座線)新橋駅、JR新橋駅1番出口を出て直進し、「新橋玉木屋」の信号を汐留方面(海側)へ渡る。「宮越屋珈琲店」を過ぎ、「三井ガーデンホテル」前の歩道橋を登り、シェル石油ガソリンスタンドの入った「銀座COMビル」の直進側階段へ降りる。更にアップルパークの見える汐留側に進み、コンビニ「ポプラ」を過ぎた角を左折してすぐ。東京メトロ・JR新橋駅から徒歩8分。②(都営大江戸線)築地市場駅A3番出口を出て右へ進み、黒い塀の「東京吉兆」の交差点を左折。しばらく直進すると右。(都営大江戸線)築地市場駅から徒歩3分。

最寄りのランドマーク:三井ガーデンホテル(RICHO)、東京吉兆

お勧めポイント:鯛茶漬けが旨い!

 

 

赤坂 詠月

 赤坂の飲み屋街のビルに入っている店の扉を開くと、その狭さにびっくり。席数が僅か10席しかないのである。このような小規模で本格的和食店は、神戸版で掲載した芦屋の「食楽 板垣」くらいしか思い当たらないが、この店は板垣よりも更に狭くて小さい。日本料理店には、「吉兆」や「菊乃井」のような遊び心があり、華のあるタイプと、「招福楼」や「京味」のように、素材力を引き出すために余分なものを削ぎ落とし、シンプルな料理を出すタイプとがある。この店の料理は後者で、地味なだけに評価が分かれると思うが、実直で熱心な店主の情熱が料理に表れている。
 お昼はランチメニューだけなので、コースを味わえるのは夜のみ。当日予約だと8400円と10500円の2コースのみだが、前日以前の予約なら12600円の高いコースも頂ける。8400円のコースでも十分満足できる内容となっており、日本酒や焼酎などのお酒が比較的揃っている点もいい(メニューに載っていない日本酒もあるので、要確認)。しかし、雰囲気を重視する方や接待、デートなどには向かない。

港区赤坂3-11-7 ソシアル赤坂ビル4階   
電話:03-6277-6293
定休日:日曜・祝日
営業時間:18時~23時(ランチは月曜から金曜の11時半から13時半まで)
予算:夜:8400円、10500円
アクセス:東京メトロ(丸ノ内線、銀座線)赤坂見附駅のエスカレーターを上り、ベルビー赤坂1階に出る。赤坂エクセル東急ホテルが見える広い外堀通りとは逆の右の裏通りに出て左へ。「赤坂アルトビル」を過ぎ、「三菱東京UFJ銀行」を過ぎ、「サンクス」を過ぎるとすぐ右のビル。東京メトロ赤坂見附駅から徒歩4分。

最寄りのランドマーク:ベルビー赤坂、三菱東京UFJ銀行

お勧めポイント:赤坂の飲み屋街にあるハイコストパフォーマンスの和食店。