USHIGORO S. GINZA
焼肉“うしごろグループ”は、株式会社サングSangueが運営する焼肉店。完全個室の高級焼肉店「USHIGORO S.(西麻布、銀座、新宿)」から、通常の焼肉店「焼肉うしごろ(銀座店、新宿三丁目店、表参道店、池袋店、横浜店)」、ホルモンがメインの「焼肉ホルモンうしごろ(銀座店、中目黒店)」、ワインと焼肉の「うしごろバンビーナ(恵比寿本店、恵比寿ヒルトップ店、新橋店、渋谷店、銀座店)、日本酒・焼酎と焼肉の「焼肉と和酒うしごろ貫(恵比寿本店、五反田店)」、肉割烹の「上・西麻布」などまで、様々なブランド焼肉店を展開している。
これまでの銀座グルメバイブルでは「うしごろバンビーナ銀座店(→ 銀座グルメバイブル・肉料理の頁を参照)」が3つ星の高評価だったので、さらに、グループトップのフラグシップ店である「USHIGORO S. GINZA」にも興味がわいた。取材のことをグルメ仲間である名古屋の臼井先生に伝えたところ、快諾しての一緒の訪問となった。2023年9月現在、この「USHIGORO S. GINZA」は、食べログ4.19という高得点の店である。
ビルの6階にある店舗は、シックな暗色調の完全個室が11部屋のみと、比較的こぢんまりとしている。それぞれの部屋には、調理をしてくれるサービスの人がつく。ワインリストを見てみると、シャンパンはグラスが2500円から、ボトルが15000円〜110000円、白はグラスが1800円から、ボトルが12000円〜150000円、赤はグラスが2000円から、ボトルが12000円〜1880000円のDRCの2009ラターシュまで、さすがは銀座というようなバブリーな品揃え。
初の訪問でのオーダーは、もちろん皆さんが最も興味のありそうな最高額の31000円のコース。まずは、本日の牛肉を事前に披露してくれた。コースの1品目は、「トリュフとスッポンの牛コンソメ」。塩味がちょっときつめだったが美味しい。2品目は、「厳選赤身と海鮮の手巻き」。牛肉の赤身とカニの身を手巻き寿司でいただくのだが、これはちょっと微妙。3品目の「キャビアと和牛の燻製タルタル」は、かなり美味しい。4品目は、「旬野菜6種」。中でも、「春菊のおひたし」と「長野の市田柿とエシュレバター」が、絶妙な素材の組み合わせだった。5品目は「究極の黒タン 厚切り」で、青唐辛子味噌とレモンの2種類の食べ方でいただく。6品目は「特選ハラミ」で、これは塩味が強めだった。ここで口直しの「サラダ」が出たが、胡麻油風味の塩味なので、サッパリとして良かった。7品目は「シャトーブリアンカツサンド 白トリュフ添え」。甘めの自家製トリュフソースにカツを浸してトーストにのせ、これにトリュフバターと白トリュフのスライスが加わる。もちろん肉はミディアムレアに火が通っていて軟らかく、この組み合わせで美味しくないはずがない。8品目の「特選ロースのしゃぶしゃぶ」は、生肉に熱々の出汁をかけていただく。サッと火が通ったレアな肉も良いが、出汁が香っているので更に美味しい。9品目の「本日の厳選部位」は、肩三角の“クリ”。こちらもタレが甘めなのが気になった。10品目は「黒トリュフとザブトンの焼きすき焼き」。濃厚な味に、香りの弱い黒トリュフという組み合わせは、少々もったいないような気がした。甘く味が濃いだけに、むしろ白ご飯に乗せて食べさせてほしかった。ここで、口直しの「水キムチ」が出たが、シンプルながらこれはいける。11品目は、締めの「白トリュフと和牛の土鍋ご飯」。生の牛ヒレ肉にトリュフオイル、さらに白トリュフのスライスが加わり、ご飯の余熱でサッと火が通るのだが、これが意外にも美味しかった。肉がヒレというところがポイントで、これがサーロインなら合わないと思った。最後のデザートは「さつまいものパートフィロ包み 塩アイス添え」。さつまいもの春巻きと塩アイスの組み合わせだが、これが意外にも美味しかった。
味の印象はそれぞれの部屋につくサービスの方のスキルによるところも大きいと思うが、全体的に甘めだったり塩味がばらついていることに加え、素材のポテンシャルを十分引き出せていないものもあった。なので、最高レベルの高級素材を用いてはいるものの、値段に味が伴っておらず、コスパ的にみて1つ星の評価とした。ちなみに、「焼肉うしごろ」の製品は、下記のアドレス「UCHIGORO eGift」からも購入することもできる。また、各店舗のテイクアウトやデリバリーも行っているようだ。(2021年12月取材/2023年9月追加)
https://uchigoro.com
https://sangue.co.jp/togo
http://ushigoro-s.com
中央区銀座7丁目7-7 GINZA777 ADC BUILDING6階
電話番号:03-6419-4129
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:【月曜と火曜】17時〜23時半、【水曜〜金曜】12時〜15時、17時〜23時半、【土日・祝日】12時〜15時、16時〜23時半、
予算:【ランチ】11000円、【ディナー】15500円、18000円、22000円、31000円
アクセス:東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線・銀座駅A3、A4出口を出て左へ、中央通りを新橋方面へ進む。GINZA SIXを過ぎ、銀座ライオン、サルヴァトーレ・フェラガモのある交差点を右折し、アンブローズのある次の交差点をすぐ左折する。本店・浜作を過ぎ、銀座鈴らん通り少し進むと右側に見える。東京メトロ・銀座駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:サルヴァトーレ・フェラガモ銀座本店、銀座鈴らん通り
お勧めポイント:個室で楽しめる人気の高級焼肉店
1階にリカーショップが入っている このビルです。全てが個室なので、店内の様子はホームページから見てください ドリンクメニュー シャンパンリスト。シャンパンはグラスが2500円から、ボトルが15000円〜110000円、白はグラスが1800円から、ボトルが12000円〜150000円、赤はグラスが2000円から、ボトルが12000円〜1880000円のDRCの2009ラターシュまで、さすがは銀座というようなバブリーな品揃え 初の訪問でのオーダーは、もちろん皆さんが最も興味のありそうな最高額の31000円のコース。本日のメニュー1
本日のメニュー2 まずは、本日の牛肉を事前に披露してくれた コースの1品目は、「トリュフとスッポンの牛コンソメ」。塩味がちょっときつめだったが美味しい 2品目は、「厳選赤身と海鮮の手巻き」 牛肉の赤身とカニの身を手巻き寿司でいただくのだが、これはちょっと微妙 3品目の「キャビアと和牛の燻製タルタル」は、かなり美味しい 4品目は、「旬野菜6種」。中でも、「春菊のおひたし」と「長野の市田柿とエシュレバター」が、絶妙な素材の組み合わせだった 5品目は「究極の黒タン 厚切り」で、青唐辛子味噌とレモンの2種類の食べ方でいただく 6品目は「特選ハラミ」で、これは塩味が強めだった ここで口直しの「サラダ」が出たが、胡麻油風味の塩味なので、サッパリとして良かった 7品目は「シャトーブリアンカツサンド 白トリュフ添え」 。シャトーブリアンのカツ を・・・ 甘めの自家製トリュフソースにカツを浸して・・・ そして半分に切ってトーストにのせ、これにトリュフバターと・・・ さらに、この白トリュフの・・・ スライスを加えます 白トリュフはまるで鰹節状態。ミディアムな火の通しは完璧 もう1枚のトーストをのせて完成。この組み合わせで美味しくないはずがない 8品目の「特選ロースのしゃぶしゃぶ」は、生肉に熱々の出汁をかけていただく サッと火が通ったレアな肉も良いが、出汁が香っているので更に美味しい 9品目の「本日の厳選部位」は、肩三角の“クリ” こちらもタレが甘めなのが気になった
10品目は「黒トリュフとザブトンの焼きすき焼き」 濃厚な味に、香りの弱い黒トリュフのスライスという組み合わせは少々もったいないような気がした 甘くて味が濃いだけに、むしろ白ご飯に乗せて食べさせてほしかった ここで、口直しの「水キムチ」が出たが、シンプルながらこれはいける11品目は、締めの「白トリュフと和牛の土鍋ご飯」 生の牛ヒレ肉にトリュフオイル、さらに白トリュフのスライスが加わり、ご飯の余熱でサッと火が通るのだが、これが意外にも美味しかった 肉がヒレというところがポイントで、これがサーロインなら合わないと思った お椀に盛りつけて完成 味噌汁 最後のデザートは「さつまいものパートフィロ包み 塩アイス添え」 さつまいもの春巻きと塩アイスの組み合わせだが、これが意外にも美味しかった