9.焼鳥、肉料理、カツ、韓国料理

USHIGORO S. GINZA

 焼肉“うしごろグループ”は、株式会社サングSangueが運営する焼肉店。完全個室の高級焼肉店「USHIGORO S.(西麻布、銀座、新宿)」から、通常の焼肉店「焼肉うしごろ(銀座店、新宿三丁目店、表参道店、池袋店、横浜店)」、ホルモンがメインの「焼肉ホルモンうしごろ(銀座店、中目黒店)」、ワインと焼肉の「うしごろバンビーナ(恵比寿本店、恵比寿ヒルトップ店、新橋店、渋谷店、銀座店)、日本酒・焼酎と焼肉の「焼肉と和酒うしごろ貫(恵比寿本店、五反田店)」、肉割烹の「上・西麻布」などまで、様々なブランド焼肉店を展開している。
 これまでの銀座グルメバイブルでは「うしごろバンビーナ銀座店(→ 銀座グルメバイブル・肉料理の頁を参照)」が3つ星の高評価だったので、さらに、グループトップのフラグシップ店である「USHIGORO S. GINZA」にも興味がわいた。取材のことをグルメ仲間である名古屋の臼井先生に伝えたところ、快諾しての一緒の訪問となった。2023年9月現在、この「USHIGORO S. GINZA」は、食べログ4.19という高得点の店である。
 ビルの6階にある店舗は、シックな暗色調の完全個室が11部屋のみと、比較的こぢんまりとしている。それぞれの部屋には、調理をしてくれるサービスの人がつく。ワインリストを見てみると、シャンパンはグラスが2500円から、ボトルが15000円〜110000円、白はグラスが1800円から、ボトルが12000円〜150000円、赤はグラスが2000円から、ボトルが12000円〜1880000円のDRCの2009ラターシュまで、さすがは銀座というようなバブリーな品揃え。
 初の訪問でのオーダーは、もちろん皆さんが最も興味のありそうな最高額の31000円のコース。まずは、本日の牛肉を事前に披露してくれた。コースの1品目は、「トリュフとスッポンの牛コンソメ」。塩味がちょっときつめだったが美味しい。2品目は、「厳選赤身と海鮮の手巻き」。牛肉の赤身とカニの身を手巻き寿司でいただくのだが、これはちょっと微妙。3品目の「キャビアと和牛の燻製タルタル」は、かなり美味しい。4品目は、「旬野菜6種」。中でも、「春菊のおひたし」と「長野の市田柿とエシュレバター」が、絶妙な素材の組み合わせだった。5品目は「究極の黒タン 厚切り」で、青唐辛子味噌とレモンの2種類の食べ方でいただく。6品目は「特選ハラミ」で、これは塩味が強めだった。ここで口直しの「サラダ」が出たが、胡麻油風味の塩味なので、サッパリとして良かった。7品目は「シャトーブリアンカツサンド 白トリュフ添え」。甘めの自家製トリュフソースにカツを浸してトーストにのせ、これにトリュフバターと白トリュフのスライスが加わる。もちろん肉はミディアムレアに火が通っていて軟らかく、この組み合わせで美味しくないはずがない。8品目の「特選ロースのしゃぶしゃぶ」は、生肉に熱々の出汁をかけていただく。サッと火が通ったレアな肉も良いが、出汁が香っているので更に美味しい。9品目の「本日の厳選部位」は、肩三角の“クリ”。こちらもタレが甘めなのが気になった。10品目は「黒トリュフとザブトンの焼きすき焼き」。濃厚な味に、香りの弱い黒トリュフという組み合わせは、少々もったいないような気がした。甘く味が濃いだけに、むしろ白ご飯に乗せて食べさせてほしかった。ここで、口直しの「水キムチ」が出たが、シンプルながらこれはいける。11品目は、締めの「白トリュフと和牛の土鍋ご飯」。生の牛ヒレ肉にトリュフオイル、さらに白トリュフのスライスが加わり、ご飯の余熱でサッと火が通るのだが、これが意外にも美味しかった。肉がヒレというところがポイントで、これがサーロインなら合わないと思った。最後のデザートは「さつまいものパートフィロ包み 塩アイス添え」。さつまいもの春巻きと塩アイスの組み合わせだが、これが意外にも美味しかった。
 味の印象はそれぞれの部屋につくサービスの方のスキルによるところも大きいと思うが、全体的に甘めだったり塩味がばらついていることに加え、素材のポテンシャルを十分引き出せていないものもあった。なので、最高レベルの高級素材を用いてはいるものの、値段に味が伴っておらず、コスパ的にみて1つ星の評価とした。ちなみに、「焼肉うしごろ」の製品は、下記のアドレス「UCHIGORO eGift」からも購入することもできる。また、各店舗のテイクアウトやデリバリーも行っているようだ。(2021年12月取材/2023年9月追加)
https://uchigoro.com
https://sangue.co.jp/togo
http://ushigoro-s.com

中央区銀座7丁目7-7 GINZA777 ADC BUILDING6階  
電話番号:03-6419-4129
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:【月曜と火曜】17時〜23時半、【水曜〜金曜】12時〜15時、17時〜23時半、【土日・祝日】12時〜15時、16時〜23時半、
予算:【ランチ】11000円、【ディナー】15500円、18000円、22000円、31000円
アクセス:東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線・銀座駅A3、A4出口を出て左へ、中央通りを新橋方面へ進む。GINZA SIXを過ぎ、銀座ライオン、サルヴァトーレ・フェラガモのある交差点を右折し、アンブローズのある次の交差点をすぐ左折する。本店・浜作を過ぎ、銀座鈴らん通り少し進むと右側に見える。東京メトロ・銀座駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:サルヴァトーレ・フェラガモ銀座本店、銀座鈴らん通り
お勧めポイント:個室で楽しめる人気の高級焼肉店

1階にリカーショップが入っている このビルです。全てが個室なので、店内の様子はホームページから見てください ドリンクメニュー シャンパンリスト。シャンパンはグラスが2500円から、ボトルが15000円〜110000円、白はグラスが1800円から、ボトルが12000円〜150000円、赤はグラスが2000円から、ボトルが12000円〜1880000円のDRCの2009ラターシュまで、さすがは銀座というようなバブリーな品揃え 初の訪問でのオーダーは、もちろん皆さんが最も興味のありそうな最高額の31000円のコース。本日のメニュー1
本日のメニュー2 まずは、本日の牛肉を事前に披露してくれた コースの1品目は、「トリュフとスッポンの牛コンソメ」。塩味がちょっときつめだったが美味しい 2品目は、「厳選赤身と海鮮の手巻き」 牛肉の赤身とカニの身を手巻き寿司でいただくのだが、これはちょっと微妙 3品目の「キャビアと和牛の燻製タルタル」は、かなり美味しい 4品目は、「旬野菜6種」。中でも、「春菊のおひたし」と「長野の市田柿とエシュレバター」が、絶妙な素材の組み合わせだった 5品目は「究極の黒タン 厚切り」で、青唐辛子味噌とレモンの2種類の食べ方でいただく 6品目は「特選ハラミ」で、これは塩味が強めだった ここで口直しの「サラダ」が出たが、胡麻油風味の塩味なので、サッパリとして良かった 7品目は「シャトーブリアンカツサンド 白トリュフ添え」 。シャトーブリアンのカツ を・・・ 甘めの自家製トリュフソースにカツを浸して・・・ そして半分に切ってトーストにのせ、これにトリュフバターと・・・ さらに、この白トリュフの・・・ スライスを加えます 白トリュフはまるで鰹節状態。ミディアムな火の通しは完璧 もう1枚のトーストをのせて完成。この組み合わせで美味しくないはずがない 8品目の「特選ロースのしゃぶしゃぶ」は、生肉に熱々の出汁をかけていただく サッと火が通ったレアな肉も良いが、出汁が香っているので更に美味しい 9品目の「本日の厳選部位」は、肩三角の“クリ” こちらもタレが甘めなのが気になった
10品目は「黒トリュフとザブトンの焼きすき焼き」 濃厚な味に、香りの弱い黒トリュフのスライスという組み合わせは少々もったいないような気がした 甘くて味が濃いだけに、むしろ白ご飯に乗せて食べさせてほしかった ここで、口直しの「水キムチ」が出たが、シンプルながらこれはいける11品目は、締めの「白トリュフと和牛の土鍋ご飯」 生の牛ヒレ肉にトリュフオイル、さらに白トリュフのスライスが加わり、ご飯の余熱でサッと火が通るのだが、これが意外にも美味しかった 肉がヒレというところがポイントで、これがサーロインなら合わないと思った お椀に盛りつけて完成 味噌汁 最後のデザートは「さつまいものパートフィロ包み 塩アイス添え」 さつまいもの春巻きと塩アイスの組み合わせだが、これが意外にも美味しかった

うしごろUSHIGOROバンビーナ銀座店

 異なる牛肉の部位を、1枚1枚コース仕立で食べさせてくれる焼肉店。実は、新丸ビルにある同じタイプの有名人気焼肉店(グルメバイブルに未掲載)にも前日取材に行ったが、味もサービスも圧倒的にこちらの方が良かった。
 店内は天井が高く、窓側に直線的に並ぶテーブル席があり、反対側にはボックス席がある。高級感こそ感じられないものの、焼肉店にしてはかなりスタイリッシュである。この日はランチタイムでの訪問。ボトルワインは、4800円のお手軽ワインから14万のシャトー・マルゴーまでと幅広く、焼肉店にしては比較的ドリンクが豊富である。ランチコースは4つあるが、昼でも夜のグランドメニューコースがオーダー可能なので、是非グランドメニューのコースをいただきたい。また、アラカルトメニューからは好きな部位を一枚単位で注文することができるので、まずはコースで注文し、気に入った部位を追加で注文するのがベストだ。
 この店の焼肉は、基本的に店員が最高の状態で焼いてくれる。どの料理も塩味がドンピシャで、味に全くブレがない。もちろん、A5ランクの和牛の肉質も最後を締めくくるデザートも銀座焼肉部門トップレベルの美味しさ。さらに、ストローに紙素材を使うなど、とても環境意識の高い店でもある。
 それにしても。銀座の一等地にあるにもかかわらず、京都の同じようなコース料理の肉料理店の半分くらいの値段で食べられるとは、何と素晴らしい店であろうか!なので、一人焼肉の方にも絶対お勧めである。ちなみに、銀座エリアにはこの他に銀座1丁目の「うしごろ銀座店」もあるが、そちらの方は未だ取材できていない。(2020年2月取材)
http://ushigoro-bambina.com/ginza/

中央区銀座5丁目6‐13 西五番街ビル3階  
電話番号:050-5592-6597
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:【月曜〜金曜】17時〜23時(ランチセットは14時まで)、【土日・祝日】12時〜22時
予算:【ランチ】3000円、3500円、4500円、5500円、【ランチ以外】6500円、7000円、8500円、10000円
アクセス:東京メトロ銀座線、日比谷線・銀座駅A2出口を出て、「TASAKI」、「GU」を過ぎた交差点を右折する。みゆき通りを進み3つ目の並木通りとの交差点の右角のビル。銀座駅から徒歩4分
最寄りのランドマーク:TASAKI銀座本店、GU、みゆき通り、並木通り
お勧めポイント:コース料理のコスパが最高なA5ランク和牛の焼肉店

このビルの3階にあります 写真はピンぼけですが、店内は天井が高く、窓側に直線的に並ぶテーブル席があり、反対側にはボックス席がある。高級感こそ感じられないものの、焼肉店にしてはかなりスタイリッシュ ランチ「赤身ランチ3400円」 ランチ「霜降りランチ3400円」 ランチセット「特選4600円」 ランチコース「極選6000円」 夜のグランドメニューのコース。左が今回注文した「極み赤身コース1万円」で,右が「極みコース1万円」 夜のグランドメニューのコースの食事は、この麺メニューからか・・・ この飯メニューの中から1つ選べる 夜のグランドメニューのコースのデザートは、この中から選べる アラカルトメニュー「極舌」 アラカルトメニュー「極選」 左から「炙り刺し」、「ユッケ」、「ローストビーフ」の3品。「炙り刺し」は生姜醤油でいただく。胡麻油が効いた「ユッケ」は旨味があり、おかわりしたいほどの美味しさ。「ローストビーフ」は、和風ソースがいい 醤油ドレッシングの「サラダ」も美味しい。キュウリの皮が剥いてあり、調理の仕方が繊細 ゴボウだけしか見えないが、食べた後で写真を撮っていないことに気付いた。本当はこの皿は「季節のナムル」。左から味噌味の「原木椎茸」、「青梗菜」、「ゴボウ」がのっていた これからスタートする焼肉の薬味 3種の肉が出てきた。下から「タン芯の厚切り」、「塩ハラミ」、「イチボ」 「タン芯の厚切り」は、半分をレモンで、もう半分を味噌をつけてでいただく。柔らかく熟成感を感じる美味しいタンだ。「塩ハラミ」はワサビでいただいたが、ジューシーで柔らかだった。「イチボ」は脂身と旨味のバランスが最高で、この日一番の肉だった。なので、何も加えずんい塩味でそのまま食べるのがベスト。あまりの美味しさに、またもや撮り忘れてしまった 前脚の「クリ」の焼きしゃぶは、ポン酢とカイワレでいただく。この後に「タンのつみれとモズクのスープ」が出てきたが、またまた撮り忘れた。トロッと滑らかな優しいスープだった 「シャトーブリアン」は、ヒレの中心の希少部位 やや甘めのタレで、「シャトーブリアン」のとろける美味しさとは、このことを言うのだ 口直しの「水キムチ」も味わい深く、最高に美味しい 「ザブトン」をすき焼き丼風にしていただく 「ザブトン」のアップ ご飯を半分に分けて、黄身につけた牛肉で半分のご飯を巻いて食べる。残り半分のご飯は、タレを黄身の中に投入し卵かけ御飯のようにして食べる 「内もも」を30分以上かけて低温で焼いたというステーキは、山わさび、塩、もろみ醤油などでいただく。肉の線維がしっかりとしていて脂もあるが、赤身の旨味が十分。塩と山ワサビで食べるのがベスト 左から「シンシン」と「ランボソ」。「シンシン」は見た目は細かい脂身が入っているが、赤身の旨味がある。「ランボソ」は、シンシンよりも更に力強い赤身の旨味がある。両者ともお勧め あまりの美味しさに、1枚ずつ塩で追加注文。肉質抜群のこの店では、やはり塩で食べるのがいい。「コムタンラーメン」 乾麺の様な低加水の細麺。スープはサッパリとしていて、最後の締めには最高。添えられたマー油を、後半に追加して食べると味変を楽しめる 「白い!コーヒーブランマンジェ」は、白いがコーヒーの味がする。食感はとろけるように柔らかく、しかも滑らか。最後まで手抜きなしの美味しさ

串かつ 凡 銀座

 大阪の北新地にある串カツ専門店。大阪の他に、東京やパリにも支店があり、大阪グルメバイブル(→ 大阪グルメバイブル・串カツの頁を参照)にも掲載されている。また、「串かつ 凡」は、ミシュランガイドの1つ星を獲得したことでも知られる人気店である。 
 ビルの3階にある店内は、コの字型のカウンター席とテーブル席、そして個室がある。カウンターの中央には銅板で覆われた揚げ場がある。メニューを見ると、ボトルワインはそれなりにあるようだが、日本酒や焼酎は少なく、グラスワインは850円〜1900円であった。
 串カツの味つけは、「出汁割り醤油」、「辛子ソース」、「黒ソース」、「塩」の4つが基本。ストップと告げなければ、串揚げは全部で30種ほど用意されているそうだ。この日のコースは、「穴道湖の白魚」からスタートし、「赤酢の酢飯の串揚げに中トロと葉ワサビの醤油漬け」、「魚介いろいろ詰め」、「山形牛のシャトーブリアン」、「堀川ゴボウ」、「車海老」、「椎茸の肉詰め」、「アボカドのクリームコロッケ」、「子持ち昆布 ウニとキャビアのせ」、「フォアグラとズッキーニ」、「口直しの豚汁うどん」、「タラの芽」、「牡蠣の昆布締め」、「北海道八雲豚」、「オニオンヌーボー」、「イワシ」、「アスパラ」、「氷見の寒ブリ」、「黒毛和牛のカイノミは辛子ソース」、「海老芋」、「パルマハム トマトの串揚げ」、「芽キャベツ」、「和牛のメンチカツ」、「大黒シメジ」、「三つ葉のキス巻き」、「下仁田ネギ」、「金目鯛」、「新ゴボウ」、「黒毛和牛の赤身 トリュフチーズ」、「北海道のインカの目覚め」、「カチュカバロチーズ」と続き、締めは「大山鶏の鳥ゴボウご飯」と味噌汁、そして香の物で、デザートは、揚げ物3種と苺のシャーベットの中から選ぶ。
 ソムリエ兼サービススタッフの対応は、昔で言うホテル的な感じで、いまいちホスピタリティを感じないが、串揚げ自体は芦屋の名店「あーぽん(→ 神戸グルメバイブル・串カツの頁を参照)」の味を受け継いでおり、軽くて美味しい。 (2020年2月追加)
http://www.kitchen-dan.jp

中央区銀座8丁目2-8 銀座高本ビル3階  
電話番号:03-6274-6649
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:12時〜13時(日曜、月曜、火曜を除く)、17時半〜22時
予算:13000円~18000円
アクセス:JR新橋駅・銀座口を出て、外堀通りを数寄屋橋方面へ向かう。「すしざんまい新橋店」と過ぎて高速の下を通り、「リクルート スタッフィング本社」を過ぎた交差点を左折する。すぐに狭い小路があるので右折すると、すぐ左側にあるビル。JR新橋駅から徒歩4分
最寄りのランドマーク:リクルート スタッフィング本社
お勧めポイント:ミシュランガイドの星を獲得した串カツ店

このビルです エレベーターで3階まで上がります コの字型のカウンター席とテーブル席、そして個室がある。カウンターの中央には銅板で覆われた揚げ場がある 串カツの味つけは、(左から)「出汁割り醤油」、「辛子ソース」、「黒ソース」、「塩」の4つが基本(右は梅) この日のコースは、「穴道湖の白魚」からスタート 5匹くらいを串に刺して、筏状にして揚げている 「赤酢の酢飯の串揚げ」に、中トロの漬けと葉ワサビの醤油漬けをのせたもの。まるで温かいマグロの握りのよう 「魚介のいろいろ詰め」は、中は魚介のクリームコロッケ。黒ソースでいただく 「山形牛のシャトーブリアン」は柔らかく、噛まなくても溶けてしまう。最高! 「堀川ゴボウ」は、割り醤油でいただく。ゴボウの中には煮付けたタラが入っており、この組み合わせはなかなか良い 「車海老」は、レモンと塩で。レアな火の通し方なので、非常に甘みを感じる 「椎茸の肉詰め」は、片面のみがパン粉が塗されている。薄い醤油味が付いている「アボカドのクリームコロッケ」は、黒ソースで 「子持ち昆布のウニとキャビアのせ」。意外にも、この2つは相性がいい「フォアグラとズッキーニ」は、そのままいただく。ほんのりと酸味があり、2つの素材のハーモニーも素晴らしい 口直しの「豚汁うどん」。味はかなり薄めで、口直しにしては麺が太すぎで、イマイチ
「タラの芽」は、割り醤油でいただく。シンプルに美味しい 「牡蠣の昆布締め」は、タルタルソースで。これは思った通りの味 「北海道八雲豚」は、辛子ソースで。とてもジューシーで美味しい 「オニオンヌーボー(新玉ねぎの芽)」は、まるで青ネギ。黒ソースで 「イワシ」。皿の串カツの文字が梅ソースで、凡がバジルソース。どちらもソースも美味しい 「アスパラ」は、お好みのソースで 「氷見の寒ブリ」は、黒ソースで 「黒毛和牛のカイノミ」は、辛子ソースで。味が濃く、脂身の甘みも感じる肉質 「海老芋」は、割り醤油で。これも素直に美味しいと思えるが、「串揚げ あもん」の方が、とろけるように美味しい 「パルマハムとトマトの串揚げ バジルチーズ」。これも「串揚げ あもん」と同じであるが、こちらの方が生ハムが美味しい分旨い 「芽キャベツ」は、黒ソースで 「和牛のメンチカツ」「大黒シメジ」には、酸味のある天つゆが塗られている「三つ葉のキス巻き」は、割り醤油で 中味はこんな感じ 「下仁田ネギ」は、黒ソースで 「金目鯛」は、塩でいただく
「新ゴボウ」は、割り醤油でいただく。4本並んだ新ゴボウは、香り良し、食感良し 「黒毛和牛の赤身 トリュフチーズ」は、チーズとのバランスが良くない 「素揚げにされた北海道のインカの目覚め(ジャガイモ)」は、塩で 最後の「カチュカバロチーズ」塩で。粘り気があり、胡椒と良く合う 締めは、「大山鶏の鳥ゴボウご飯」と味噌汁、香の物 「大山鶏の鳥ゴボウご飯」のアップ デザートは揚げ物と苺のシャーベットから選ぶ。揚げ物は、「桜餅」、「フォンダンショコラ」、「アイスクリーム」の3種類。選んだのは「フォンダンショコラのアイス添え」割ってみると・・・チョコがとろける

銀座かつかみ

 京都の「三芳(→ 京都グルメバイブル・肉料理の頁を参照)」や東京の「おりにく 花柳(旧・和牛銘菜 然 → 銀座グルメバイブル・焼き鳥の頁を参照)」、名古屋の「肉屋 雪月花 NAGOYA(→ 名古屋グルメバイブル・肉料理の頁を参照)」などのように、牛肉のいろいろな部位をコース仕立てにして供する店が増えてきたが、この店は日本初のコース専門のとんかつ店である。豚肉のいろいろな部位や牛肉、シーフードなどをカツにして、一切れずつコース仕立てで味わえる。
 この店は完全予約制となっており、予約は店のホームページから行う必要がある。コースは昼が4コース、夜が3コースで、昼と夜とではメニューが異なる。夜のコースは2名か以上から予約が可能で、18時からと20時からの一斉スタートの入れ替え制なので、遅刻は厳禁である。
 食べ方や肉の部位の説明書きを読んでいると、「アメーラトマトの出汁ジュレ」と「千切りキャベツ」が運ばれてきた。出汁ジュレは、土佐酢のようなジュレで、サッパリとしていてフルーツトマトと良く合う。それにしても、千切りキャベツのフレンチドレッシングが妙に美味しい。続いて、“藤九郎(とうくろう)”という品種の「素揚げ銀杏」、「A5ランク山形牛の生ハム」が出てきた。和牛の生ハムは全く脱水しておらず、ほぼ生肉状態なので美味しい。オレンジが添えられているが、繊細な味わいなのでそのまま食べた方がいい。
 ここからはカツとなる。淡いロゼ色に揚げられたヒレの中心部分だけを使った「ヒレカツ」は、先ずは表面に溢れ出した肉汁を啜って飲み、肉を塩でいただくと、肉の旨みがより引き立つ。箸休めは「キウイのリンゴソース」。「メンチカツ」は、バンズに挟んでミニバーガーとしていただく。目の前で作ってくれるので、非常にインスタ映えする。ソースはスパイシーで、バンズも柔らか。メンチカツ自体は、肉汁と玉ねぎの甘みが感じられる。「ナカシン」は豚肉の希少部位で、塩でいただく。歯応えがあって味も濃厚。口直しの「パイナップルジュース」は、ドロっとしていて摺り下ろしたような感じ。「牛カツ」は「ザブトン」の部位を使用しているが、プラス4000円で「シャトーブリアン」に変更が可能。さらに、素揚げして香りを増幅したイタリアントリュフもトッピングできる。出てきた「牛カツ」は、思っていたよりかなり霜降りたったので、赤身といえどもかなり脂っこい。取材なのでイタリアントリュフを付けたが、実際には味が増幅されるわけでないので全く不要である。むしろ、トリュフを付けるくらいなら、シャトーブリアンにした方が良いくらい。まずはそのまま食べ、さらにウニ黄身ソースで味変させていただく。脳味噌付きの「海老フライ」は、思った通りの美味しさ。選択できる揚げ物は「カニクリームコロッケ」をチョイスしたが、これは全く普通だった。締めの「ロース」は、塩ワサビで、脂身からいただく。これは素直に脂身が旨い!と思える美味しさ。
 締めのご飯は、「カツカレー」、「ポークカレー」、「カツ丼」、「ソースカツ丼」、「生姜焼き丼」、「コンビーフ卵かけご飯」の6種類から選べる。一番人気は「カツカレー」で、これは美味しかったが、新明先生が注文した「カツ丼」はダメだった。
 最後のデザートは意表を突く「かき氷」で、「苺ミルク」、「パイナップル」、「ブルーベリーミルク」、「カフェラテ」、「ミルクティー」の5種類から選べる。僕が注文した「苺ミルク」は、サッパリとしていて懐かしい美味しさ。(2020年2月追加)
https://katsukami.com

中央区銀座5丁目6-10 銀座ミヤコビル5階 
電話番号:050-5596-6013
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:11時半〜14時、18時〜と20時〜(同時スタートの2回転制)
予算:【ランチ】2600円、3100円、3600円、4100円、【ディナー】5000円、7000円、12000円、みつくろいワイン4種3500円
アクセス:東京メトロ銀座線、日比谷線・銀座駅A2出口を出て、「TASAKI」、「GU」を過ぎた交差点を右折した、1つ目の交差点の右角のビル。銀座駅から徒歩2分
最寄りのランドマーク:TASAKI銀座本店、GU
お勧めポイント:様々なカツをコースがいただける店

このビルの5階です ココです! 食べ方や肉の部位の説明書きを読んでいると・・・ 「アメーラトマトの出汁ジュレ」と・・・ 「千切りキャベツ」が運ばれてきた。それにしても、千切りキャベツのフレンチドレッシングが妙に美味しい “藤九郎(とうくろう)”という品種の「素揚げ銀杏」「A5ランク山形牛の生ハム」。和牛の生ハムは全く脱水しておらず、ほぼ生肉状態なので美味しい。オレンジが添えられているが、繊細な味わいなのでそのまま食べた方がいいここからはカツとなる。淡いロゼ色に揚げられたヒレの中心部分だけを使った「ヒレカツ」は、先ずは表面に溢れ出した肉汁を啜って飲み、肉を塩でいただくと、肉の旨みがより引き立つ 「ナカシン」は豚肉の希少部位で、塩でいただく。歯応えがあって味も濃厚「メンチカツ」は、バンズに挟んでミニバーガーとしていただく 目の前で作ってくれるので、非常にインスタ映えする 完成。。ソースはスパイシーで、バンズも柔らか。メンチカツ自体は、肉汁と玉ねぎの甘みが感じられる 口直しの「パイナップルジュース」は、ドロっとしていて摺り下ろしたような感じ 「牛カツ」は「ザブトン」の部位を使用しているが、プラス4000円で「シャトーブリアン」に変更が可能。さらに、素揚げして香りを増幅したイタリアントリュフもトッピングできる。出てきた「牛カツ」は、思っていたよりかなり霜降りたったので、赤身といえどもかなり脂っこい取材なのでイタリアントリュフを付けた 実際には味が増幅されるわけでないので全く不要である。むしろ、トリュフを付けるくらいなら、シャトーブリアンにした方が良いくらい。まずはそのまま食べ、さらにウニ黄身ソースで味変させていただく 脳味噌付きの「海老フライ」は、思った通りの美味しさ 選択できる揚げ物は「カニクリームコロッケ」をチョイス これは全く普通だった 締めの「ロース」は、塩ワサビで、脂身からいただく。これは素直に脂身が旨い!と思える美味しさ 締めのご飯は、「カツカレー」、「ポークカレー」、「カツ丼」、「ソースカツ丼」、「生姜焼き丼」、「コンビーフ卵かけご飯」の6種類から選べる。一番人気は「カツカレー」で、これは美味しかった 新明先生が注文した「カツ丼」はダメだった最後のデザートは意表を突く「かき氷」で、「苺ミルク」、「パイナップル」、「ブルーベリーミルク」、「カフェラテ」、「ミルクティー」の5種類から選べる。僕が注文した「苺ミルク」は、サッパリとしていて懐かしい美味しさ

銀座Toriya Premium本店

 有名飲食店の集まる銀座のビルにある人気の焼鳥店。グループ4店舗の中で、赤坂(→ 銀座グルメバイブル・焼き鳥の頁を参照)と、この銀座にある“Toriya Premium”は、秋田高原・比内地鶏の雌を使用した焼鳥とともにワインが楽しめる店なのである。
 店内は鈎型に配置されたカウンター席の他、半個室を含むテーブル席があり、焼鳥店としては大箱である。赤坂店よりも広いうえに、照明が明るいのがいい。ワインはグラスワインの他、分厚いワインリストがある。メニューは、アラカルトメニューの他にコースメニューがあるが、コースの方が圧倒的にお得なようである。コースは、串だけの「テイスティング9本コース」と「テイスティング7本コース」、さらに、串に食事とデザートが付いたフルコースである「Premiumコース」と「Toriyaコース」がある。
 今回も別な焼鳥店のコースを食べた後だったので、「テイスティング9本コース」を注文。アラカルトはどうしても割高となってしまうため、まずはコースで注文し、後で好みのものを追加した方が良いだろう。
 焼鳥はどれも表面がカリッと焼かれ、塩加減も申し分なかった。もちろん、比内地鶏なので歯ごたえもあり、ブロイラーとは違った濃厚な味わい。また、赤坂店とは異なり、締めのカレーもデザートも焼鳥店としてはかなり美味しかった。ちなみに、予約は電話だけでなく、下記からwebサイトから予約可能である。(2020年2月追加)
http://www.toriya-premium.com/shop/ginza

中央区銀座6丁目5-15 銀座能楽堂ビル5階 
電話番号:050-3503-8320
定休日:祝日
営業時間:【月曜〜金曜】17時半〜23時、【土曜、日曜】17時〜22時
予算:Premiumコース7000円、Toriyaコース6000円、テイスティング9本コース3900円、テイスティング7本コース2900円
アクセス:東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線)銀座駅から「Ginza Sony Park」や「不二家」、「東急プラザ銀座」のある数寄屋橋交差点へ向かう。数寄屋橋交差点から外堀通りをJR新橋駅方面に進み、1つ目の交差点を過ぎた左側にあるビル。銀座駅(数寄屋橋交差点)から徒歩2分
最寄りのランドマーク:数寄屋橋交差点、外堀通り
お勧めポイント:比内地鶏使った焼鳥とワインが楽しめる

有名飲食店が集まるこのビルです 右がこの店。左隣には、銀座グルメバイブル3つ星のバー「テンダー」があります 店内は鈎型に配置されたカウンター席の他、半個室を含むテーブル席があり、焼鳥店としては大箱である。赤坂店よりも広いうえに、照明が明るいのがいい店のこだわりが書かれた説明書き メニュー1(アラカルトメニューと串だけのコース) メニュー1のアップ メニュー1のアップ コースメニュー 季節のメニューこの日のグラスの赤ワインは3種 「ささみ山葵」から「テイスティング9本コース」がスタート「ふりそで」 「大黒本しめじ」。これがジューシーでお代わりしたくなるほど美味しかった。お勧め! 「たれつくね」で「テイスティング9本コース」が終了となったここから追加注文の2本「せせり」 「ぼんじり」 カレーは、赤坂店よりもスパイス感があっていいクレームブリュレも美味しい

赤坂Toriya Premium

 一ツ木通りの古いビルの2階にある人気の焼鳥店。グループ4店舗の中で、赤坂と銀座(→ 銀座グルメバイブル・焼鳥の頁を参照)にある“Toriya Premium”だけが、契約農場の秋田高原・比内地鶏の雌を使用した焼鳥とワインが楽しめる店なのである。
 まずは、ソムリエールの柿崎さんがご挨拶。店内はキャンドルの灯が揺らめき、ジャズが流れる。バーのように薄暗いので、写真撮影には向かない(このため、露出の関係でピンぼけ写真が多くなった)。入って左側にオープンキッチンのカウンター席があり、右側にテーブル席がある。
 メニューを見ると、アラカルトメニューの他にコースメニューがあるが、コースの方が圧倒的にお得なようである。コースは焼鳥の串がメインの「炭火焼きセット」と、串に食事とデザートが付いたフルコースの「Premiumコース」がある。本日は日本料理のコースを食べた後の取材なので、アラカルトメニューから注文することに。ボトルワインは7000円からと、比較的リーズナブルなワインが揃っているが、銀座店の方が品揃えが良い。この日の赤のグラスワインは3種であった。
 極めて美味しいというほどのものはなかったが、焼鳥は塩味にブレがなく、思ったよりも美味しかった。ワインバー的な使い方もでき、ユーティリティーの高い焼鳥店と言えよう。(2020年2月追加)
http://www.toriya-premium.com/shop/akasaka

港区赤坂3丁目14-7 ユニ赤坂2階 
電話番号:050-3188-1466
定休日:土日・祝日
営業時間:17時半〜23時
予算:Premiumコース7000円、炭火焼きセット5500円
アクセス:東京メトロ・銀座線、丸ノ内線・赤坂見附駅10番出口から赤坂方面に出る。「パチンコ&スロット エスパス日拓」の前を通り、「富士そば」の角を右折する。突き当たりの一ツ木通りを左折し、「アパ・ヴィラホテル」、「上島珈琲店」、「スーパーホテル・ロハス」、「カラオケ館」を過ぎ、「CoCo壱番屋」のあるビル(赤坂Bizタワー前)。赤坂見附駅から徒歩7分
最寄りのランドマーク:赤坂Bizタワー(TBS)、一ツ木通り
お勧めポイント:ワインバーの雰囲気で美味しい焼鳥が食べられる

古いビルの2階の扉を開けると・・・ 手通路を挟むように、テーブル席とカウンター席がある 暗いのでピンぼけているが、アラカルトメニュー1アラカルトメニュー2アラカルトメニュー3 アラカルトメニュー4 Premiumコース 炭火焼きセット お通しは「鶏胸肉とジャガイモのサラダ」。肉がパサついてイマイチ 「ささみの山葵のせ」。塩加減もレアな火の通し方も良い。もう少しワサビをのせて欲しい気がするが 「ソリレス」。皮がカリッとしてジューシー。お勧め!「ふりそで」。カリッと焼かれたモモ肉と手羽先を足して2で割ったように歯応え。しかしながら、若干ジューシーさに欠ける 「せせり」。首肉独特有の歯応えと濃厚な味がいい。お勧め!「まるはつ」。思っていたほどジューシー感はなかったが、塩加減は抜群「塩つくね」。軟骨入りで、塩がしっかりと効いている。これは「たれつくね」の方が良いかも この間に写真を撮り忘れた「レバー」はタレでいただく。レアな感じも含めて悪くない。写真は「半熟うずら卵」。そのまま食べるよりも、添えられたトリュフパウダーに付けて食べた方が圧倒的に美味しかった
名物の「チキンカレー(ハーフ)」。フルーツの甘みがあるが、スパイシーさと深みに欠け水っぽい。銀座店のカレーの方がスパイス感があって美味しい

とんかつ檍(あおき) 銀座店

 東京・蒲田に本店がある人気のとんかつ店。支店はこの銀座店の他、関東では大門店や浅草橋店、そして横浜馬車道店がある。さらに、何と札幌にも2店舗(→ 札幌グルメバイブル・トンカツの頁を参照)あるのだ。銀座店は、銀座中央通り沿いにある古いビルの地下にある。店内に入ると、手前にオープンキッチンのカウンター席、右側奥にテーブル席がある。
メニューを見ると、「上ロースかつ定食(200g)」、「特ロースかつ定食(300g)」、「カタロースかつ定食(300g)」、「リブロースかつ定食(400g)」、「ひれかつ定食(170g)」、「特ひれかつ定食(230g)」の6種類。この他に、冬期間限定の「カキフライ定食」もある。何と言っても「とんかつ檍」の特徴は、旨味が強いことで知られる無菌豚「林SPFポーク」を使用しているということ。また、肉によほどの自信があるのか、店では塩で食べることを勧めている。塩も、ヒマラヤの岩塩ナマック、アメリカテキサスのロックソルト、沖縄の粟国の塩、ボリビアのアンデスの紅塩という4種類の塩を揃えているのだ。
どの肉も揚げてから、じっくりと寝かせて火を通してから供される。ほんのりロゼ色に揚げられたカツを食べると、旨味が凄いというのは言い過ぎかもしれないが、確かに肉質が柔らかく、脂身は甘くて美味しい。なので、僕のお勧めは「上ロースかつ定食(200g)」か「特ロースかつ定食(300g)」である。特に、200gの「上ロースかつ定食」が肉と脂肪のバランスが良く一押し。サクッとした衣は油切れもよく、軽く感じられる。塩と辛子で食べても美味しいが、トッピングの薬味「茎わさび(50円)」と塩で食べても旨い。ちなみに、4種の塩による味の差はほとんど感じられなかったが、アンデスの紅塩が若干良かった。定食に付いてくる豚汁には、大根やタマネギ、ゴボウなどが入っている。札幌店の豚肉はゴロッと厚く僕好みではないが、こちらの方は薄く、大根の割合も少ないので美味しい。さらに、お代わりできるご飯も銀座店の方が美味しかった。
ちなみに、食べ終えて外に出てみると、開店30分後にも関わらず、既に階段の上まで20人以上の行列ができていた。土曜日はかなり並ぶので、開店30分前くらいでなければ、1回転目には入れないのでご注意を。(2020年1月追加)

中央区銀座8丁目8-7 第3ソワレ・ドビル地下1階 
電話番号:03-3573-1600
定休日:日曜・月曜
営業時間:11時~15時、17時~20時
予算:上ロースかつ定食(200g)1500円
アクセス:JR新橋駅・銀座口を出て信号を右側へ渡り、「カラオケBIG ECHO」、「ファミリーマート」、「つるつる饂飩」を過ぎ、「新橋 玉木屋」の角を左折する。高速道路の下を通り、「博品館トイパーク」を過ぎると左側にある。JR新橋駅・銀座口から徒歩8分
最寄りのランドマーク:博品館トイパーク
お勧めポイント:脂身が美味しいサクサクのとんかつ

銀座中央通り沿いの・・・ このビルです 眼鏡店横の通路を進み・・・ 奥の地下への階段を下ります この日は土曜日だったので、開店前30分前にも関わらずこの行列 開店しました 手前にカウンター席があり、奥にテーブル席がある 奥のテーブル席 スタンバイ 200gの「上ロースかつ定食」が、肉と脂肪のバランスが良くお勧め! ほんのりロゼ色に揚げられたカツを食べると、旨味が凄いというのは言い過ぎかもしれないが、確かに肉質が柔らかく、脂身は甘くて美味しい ご飯も札幌店よりも美味しく炊かれている定食に付いてくる豚汁には大根や生姜、タマネギ、ゴボウなどが入っている。札幌店の豚肉はゴロッと厚く僕好みではないが、こちらの方は薄く大根の割合が少ないので美味しい

串揚げ あもん

 ミシュランガイド1つ星の日本料理店「あざぶ 一期(いちご)」が経営している人気の串カツ店。エレベータで3階まで上がり、店内に入ると、今年で9年目を迎えたという店内は、オープンキッチンのカウンター席とテーブル席がある。照明はかなり暗めで、ゆったりとした時間が流れる素敵な空間である。ペア席がある窓側のテーブル席は、見晴らしが良くデート向き。しかし、串カツを美味しく食べたいという方は、やっぱり、すぐに食べられるカウンター席でいただきたい。
 コースは2コースあるが、11,800円のコースがお勧めである。ドリンクメニューを見ると、一部のお手頃なボトルワイン以外に料金表示がない。しかし、後でレシートを見てみると、グラスシャンパンが2,000円で、生ビールが780円であった。ワインの種類こそ少ないが、日本酒から焼酎、カクテルまで万遍なく揃っている。しかも、バーテンダーでもいるのか?何故かカクテルの種類が多い。グラスシャンパンは、姉妹店である「あざぶ 一期」と共通のもので、そのリッチなテイストがいい。
  まずは、口直しのキャベツと根菜類、さらに、赤ワインが入った「黒ソース」と「山椒塩」、「辛子マヨソー ス」が出てきた。どれを付けて食べるかは、料理長が指示してくれる。暗めの照明は、串カツをのせる皿を、ダウンライトで照らしだし、舞台のような美しさを演出するためだという。しかし、逆に客側のテーブルは、かなり暗くなってしまうのが欠点である。また、皿の上にある油切りの金属模様は、麻をイメージした伝統的デザインらしい。
 どの串カツも火の通し方が抜群に良く、衣がサクッと軽く、油切れが良い。素材も申し分なく、一流の天ぷら店に勝るとも劣らないレベル。聞くところによると、「あざぶ 一期」出身の料理長をはじめとするスタッフ全員が、芦屋の名店「串かつ あーぽん(→ 神戸グルメバイブル・串カツの頁を参照)」で研修を受け、しかも油やパン粉は 、「串かつ あーぽん」と全く同じものを使用しているという。なるほど!この洗練された美味しさの理由に、思わず納得!!現時点でのこの店の人気は、未だブレイクしているとは言えないが、もしも関西にあれば、大人気店になること間違いなしである。加えて、サービスを担当する女性の気配りも淀みなく、とても素晴らしい。ラストオーダーは10時なので、東京に遅く到着した時にもお勧めの店である。(
2020年1月追加)

港区麻布十番2-5-14 マイコーナービ3階 
電話番号:050-3490-3763
定休日:火曜日、第2・第4水曜日
営業時間:17時半~22時
予算:お任せコース8800円と11800円
アクセス:都営大江戸線・麻布十番駅の南3出入口を出て、すぐに鳥居坂下交差点を左折する。1つ目の信号のある交差点の角のビル。麻布十番駅の南3出入口から徒歩1分
最寄りのランドマーク:鳥居坂下交差点
お勧めポイント:芦屋の名店「串かつ あーぽん」を体感できる串カツ店

このビル 1階に京都の鼓月が入っています エレベータで3階まで上がり・・・ 店内に入ると・・・ オープンキッチンのカウンター席と テーブル席がある ペア席がある窓側のテーブル席は、見晴らしが良くデート向き 本日の食材の一部(左からクルマエビ、松阪牛、海老芋、帆立貝、フルーツトマト) まず、口直しのキャベツと根菜類 さらに、赤ワインが入った「黒ソース」と「山椒塩」、「辛子マヨソース」が出てきた フグの白子は熱々。ポン酢でいただく 松坂牛のヒレは辛子マヨソースで。柔らかくて赤肉の旨みもある 車海老はレモンと塩で。レアに揚げられているので、海老の甘さが引き立つ 海老芋はトロトロで最高の美味しさ。これは柚味噌で ズワイガニの湯葉巻きは、スダチと塩で。素材の組み合わせのが絶妙で、互いの素材が生かされている 生ハムとフルーツトマトはレモンのみで。中に入っているチーズとバジルの相性がいい ヒラメの菜の花巻きはスダチ塩と辛子マヨソースで 箸休めは「鯛の蕪蒸し」。さがは日本料理店出身の調理長が作っただけあってレベルは高い 松坂牛のカイノミは塩で。ヒレよりも脂の甘みを感じる 堀川ゴボウと鶏ツクネは、塩か黒ソースでいただくのだが、やはり塩が良かった 帆立は2つに切られていて、ウニがのった方は味が付いているのでそのまま、のっていない方は塩でいただく どちらもレアなので帆立が甘く感じれる。素材が良いので、ウニがのってない方がむしろ美味しいくらい マッシュしたジャガイモの串揚げにフォアグラをのせたもの。バルサミコソースと黒トリュフがかかっている。意外にも美味しい 最後の食事は、鯛茶漬けと冷たい蕎麦から選べるが、迷わず対茶漬けに。味は平均レベルデザートは、クリームチーズと苺入りのパンナコッタ。これは普通

丸山吉平

 2018年に店主が交通事故に遭い、閉店となってしまった秋葉原の名店が、ついに神田で復活。店舗はマンションの1階にあり、「TONKATSU」と大きく書かれたその端っこに、小さく「丸山吉平」と書かれている。
 店内は換気が良く、油臭さもなくとても清潔感がある。雰囲気はどこかしら前の店と似ている。カウンターが6席とテーブルが2卓、そして待ち席4席だけの小さな店である。以前は店主一人だけでやっていたが、現在は従業員がおり、店主の雰囲気も幾分穏やかになったような気がする。
 まずは、自動券売機で食券購入。メニューはお勧めの「リブロース」の他、「ロース」、「肩ロース」、「ベリーリブかつ」、「ヒレかつ」、「アジフライ」、「チキンカツ」、「かつカレーライス」など。ネットに掲載されていた肉の断面写真で比較すると、肩ロー ス〈 ロース〈 リブロース〈 ベリーリブロースの順で、脂身が多くなっていく。
 今回は「リブロース」の250gを購入。豚汁は無料で付いてくるが、ご飯は有料である。テーブル前には、前店と同様に番号が書かれているが、客が使ってもいいパーソナルスペースを示す境界線はなくなった。卓上にはレッド(ヒマラヤ・ナマック)とブラック(ナマック)という2種の岩塩が置かれ、以前あった藻塩はなくなった。「おしんこ」と「レモン」は無料であるが、食券を渡すときにあらかじめ申し出なければならない。また、ワサビは50円で有料。
 この店の特徴は、何と言っても火の通し方にある。厚めに切られたリブロースは、ミディアム〜ミディアムレアに揚げられ、衣はサクッとして歯切れが良く、柔らかでジューシー。脂肪の甘みが感じられる最高レベルのとんかつである。いろいろなポーションの中で、「リブロース」が脂身と赤身のバランスが良く、僕のお勧めである。塩とソース、2種類の食べ方で食べることをお勧めしたいが、ワサビと辛子では、やはり辛子の方がいい。この時のご飯は新米だったのか?以前に比べるとツヤツヤで水分が多めであった。 ちなみに、土日はかなり混み合うが、10分前から店内で食券を購入でき、しかも開店前に入店できたので、開店10分前に到着するのがお勧めである。 (2020年1月更新)

千代田区神田富山町29   
電話番号:非公開
定休日:月曜と火曜
営業時間:【水曜〜土曜】11時~14時、17時~20時、【日曜】11時~15時
予算:リブロースかつ(200g)2000円、(250g)2500円、(300g)3000円、丸山リブロース3900円、吉平リブロース4900円
アクセス:JR神田駅東口を出て、「神田駅前交差点」をファミリーマート側へ渡る。ファミリーマートとみずほ銀行の間の通りを進み、「パチンコ&スロット・ガイア 神田東口店」、「止まれ」と「通学路」の表示のある交差点を過ぎ、T字路を2つ過ぎた交差点(三井のリパークあり)を左折する。「もつ焼き 富士屋」、「天ぷら さいとう」を過ぎた3つ目の交差点の右手前。JR神田駅東口から徒歩10分
最寄りのランドマーク:ガイア 神田東口店、もつ焼き 富士屋 神田店、神田・尾張屋
お勧めポイント:リブロースが美味しい日本トップクラスのとんかつ店

店舗は、「神田・尾張屋」の斜め向かいのマンションの1階にある。TONKATSUと大きく表示された端に、小さく「丸山吉平」と書かれているので、ちょっと分かりづらい まずは自動券売機で食券購入 メニューは、お勧めの「リブロース」の他、「ロース」、「肩ロース」、「ベリーリブかつ」、「ヒレかつ」、「アジフライ」、「チキンカツ」、「かつカレーライス」などがある テーブルなどの雰囲気は、どこかしら前の店と似ている 卓上には、レッド(ヒマラヤ・ナマック)とブラック(ナマック)の2種の岩塩が置かれ、以前あった藻塩はなくなった 今回はリブロースの250gを購入 この店の特徴は、火の通し方がミディアム〜ミディアムレアであるということ。厚切りにされたリブロースは衣はサクッとして、歯切れが良く柔らかくてジューシー。脂肪の甘み感じる最高レベルのとんかつ 豚汁は無料で付くが、ご飯は有料である 秋だったこの時のご飯は新米だったのか、以前に比べてツヤツヤで水分多めであったメインの具材が大根である豚汁に、一味を入れて食べると更に美味しくなる上ロースかつ見事なミディアムレア

本家 ぽん多

 上野のトンカツ御三家の1つである高級トンカツ店。この店は、故・荻 昌弘氏の名著「味で勝負」で知って以来、35年間通い続けている。店名に「本家」とあるが、実はこの店の近くに「ぽん多」という紛らわしい無関係なトンカツ店がある。現在の店舗は平成になってリニューアルされたもので、モダンかつ和風のインテリア。1階が カウンター席、2階がテーブル席となっている。
 まずは、キリンラガーの中瓶を注文すると、突き出しに「イカのぬた」が出てきた。驚くべきことに、メニューの中には「むしあわび(蒸しアワビ)」や「アワビバタヤキ(アワビのバター焼き)」といった時価(この日は5,000円)のつまみもあった。中でも。「蛤バタヤキ(ハマグリのバター焼き)」が人気だという。
 この店の名物は、ロースの芯だけを使った「カツレツ」と、じっくりと煮込まれた「タンシチュー」。とくに、「カツレツ」は自家製ラードを使い、低温でじっくりと煮るように揚げられる。なので、通常のカツような茶色でなく、白っぽい黄色である。実は僕のお勧めは、名物の「カツレツ」や「タンシチュー」ではなく、シーフードのフライである。サクッと軽めの衣の食感が抜群に美味しく、火の通し方も抜群。「車エビフライ」は大ぶりの車エビを2本使用し、頭の部分まで食べられる。 時価ということで、注文するのがちょっと怖いが、レモンを搾って塩をふり、タルタルソースをのせて食べれば最高に美味しい。「穴子フライ」は、かなり大ぶりなものが2匹出てくる。ボリュームがあり、外がカリッとしていて、レモンを搾ってソースをかけて食べると間違いのない美味しさ。「いかフライ」は甲イカを使用しているのだろうか?ネットリとレアな食感で、甘くて美味しい。そのまま塩をつけて食べても、塩にレモンを搾って食べても、ソースをかけて食べても美味しい。また、この店の魚のフライは定番は、「アジフライ」ではなく「きすフライ」。白身で厚めのホクホクとした食感が美味しく、レモンを搾っ てソースをかけると堪えられない美味しさ。さらに、レアなシーフードメニューとして「小柱フライ」などがある。魚と海老のフライにはドレッシングのかかったレタスが添えられ、これがまたサッパリとしていて美味しい。また、「カツレツ」や「いかフライ」には、通常のキャベツの千切りが添えら れている。
 ちなみに、この店のソースは中濃ソースやトンカツソースではなく、サッパリとしたウスターソースなのである。素材は生で食べられるくらい上質な素材を使用しているが、これをリーズナブルとするか、高いと判断するかは、意見が分かれるところ。いずれにせよ、これでもっと値段が安かったら2 つ星を上げても良いくらいの素晴らしい店である。(2013年6月追加)

台東区上野3-23-3  
電話番号:03-3831-2351
定休日:月曜 
営業時間:11時〜14時、16時半〜20時 
予算:きすフライ3675円、いかフライ2625円、穴子フライ3675円 
アクセス:①東京メトロ銀座線・上野広小路駅A1出口を出て中央通りを末広町駅方向(JR上野駅と逆方向)へ進む。「松坂屋上野店」の前を通り、一つ目の信号を左折するとすぐ左側。上野広小路駅から徒歩1分。②JR御徒町駅南口を出て「松坂屋上野店」方向へ進む。中央通りに出たら末広町駅方向(JR上野駅と逆方向)へ進む。「松坂屋上野店」の前を通り、一つ目の信号を左折するとすぐ左側。JR御徒町駅から徒歩2分。 
最寄りのランドマーク:松坂屋上野店 
お勧めポイント:シーフードカツが美味しい老舗カツレツ店

掲載保留 蘭奢待(らんじゃたい)

 神田にあるミシュラン1つ星の焼鳥店である。以前は好きな部位を単品で注文することができたが、その後、お任せのコースのみとなってしまった。しかしながら、コースを食べた後にもっと食べたいという方は、単品注文も可能だという。単品のお勧めは「抱き身」「ふりそで」、「アカ」、「ボンペタ」、「ハラミ」、「ソリレス」、「ハツ」、「わさび焼き」「ネック」、「ツクネ」の順。
  かつては長谷川酒店が経営していたこともあり、山形の「十四代」や「上喜元」などの他、福井の「黒龍」、岐阜の「醴泉(れいせん)」などがあり、日本酒のセレクトはかなりのもの。また、生ビールは福島の「アウグスビール」で、焼酎には宮崎の「中々」や「山翡翠」、大分の「泰明」や「兼八」、喜界島の「喜界島」や「朝日」 などがある。ワインもニューワールドを中心とした3500円〜6500円のお手ごろなものが揃っており、 白だけは勝沼産にこだわっている。
 御飯もののお勧めは「親子丼」で、他に乾き物の「ささみの風干し」などが日本酒と良く合う。肉は上質な比内地鶏を使用しており、価格設定も比較的良心的で、何よりも美味しい。店が狭いので、 早い時間は予約するのが難しいが、2回転目となる9時以降は比較的予約できる。
 ちなみに、店主は近々この店を閉じて、秋田で比内地鶏の養鶏場を経営するという噂がある。なので、行くのなら早い方が良いかも。

千代田区神田神保町2-12-3  
電話:03-3263-0596
定休日:日曜、祝日
営業時間:月曜~金曜:17時~24時、土曜:17時~22時 
予算:おまかせコース4500円
アクセス:東京メトロ(半蔵門線)、都営地下鉄(新宿線)神保町駅A6出口を出て左へ進み、セレクトインキムラヤ側へ信号を渡り、次の角(「梅もと」がある)を左折して1分歩くとすぐ右側(「ラーメン二郎神田神保町店」の手前)。東京メトロ神保町駅から徒歩1分 
最寄りのランドマーク:セレクトインキムラヤ
お勧めポイント:素晴らしい比内地鶏の焼き鳥が食べられる

おりにく 花柳(旧・和牛銘菜 然)

 東京で肉料理をコースで食べたくなった思ったら、まずはこの店を思い浮かべてほしい。なぜなら、この店の料理は、和牛本来の美味しさを最大限に引き出しているからである。
 コースの肉はどれも一皿ずつの少量なので、普段は脂身を敬遠しがちな我々でも抵抗なく美味しいただける。また、開店当初とは異なる点が2つある。1つ目は、ミシュランガイドの1つ星を獲得した現在は、2名以上の「おまかせ」コース1本だけとなってしまったこと。2つめは、アルコール類がさらに充実したことである。この種のいわゆる肉割烹店は、現在ではさほど珍しくはなくなったが、それでもこの店は満足度の高いマニア垂涎の店なのである。

中央区日本橋小舟町11-11 K1ビル1階   
電話: 03-3249-7776 
定休日:日曜、祝日、年末、8月中旬
営業時間:月曜〜金曜:17時半~翌1時、土曜::17時半~22時半
予算:おまかせで22000円〜
アクセス:東京メトロ(日比谷線)、(都営浅草線)人形町駅A6エレベーターを出て右に進み、広い通りをすぐ左折。右にファミリーマート、「ホテル日本橋サイボー」を見ながら進み、セブンイレブンへ信号を渡る。「西鉄イン」の角を右折し、「住庄ほてる」、「Times」を過ぎ、「東横イン」の隣。東京メトロ人形町から徒歩4分。
最寄りのランドマーク:東横イン日本橋三越前A4
お勧めポイント:満足度の高い肉マニア垂涎の店

炭火串焼き 銀座 荻

 エレベーターを降りて店内に入ると、右側にオープンキッチンのカウンター席があり、左側にテーブル席がある。古いビルにあった前店よりも、幾分スタイリッシュになったような気がする。店名の通り、この店は焼鳥店としてはワインが充実しているのが売りである。グラスワインのセレクトも良く、気軽にワインと焼鳥とのマリアージュを楽しむことができる。ワインはお手軽なニューワールドワインから高級ワインまで揃っており、店内が全面禁煙なのもいい。
 この店では、とくに特定のブランド鶏を使用しているわけではなく、京紅地鶏や水郷赤鶏などの地鶏や銘柄鶏を、部位ごとに使いわけているという。どの串も塩加減ピッタリで、火の通し方にもブレがない。値段がリーズナブルでありながら、銀座エリアのトップクラス店と言ってもいい焼鳥店である。
 アラカルトメニューは、コースを食べた後に注文が可能なので、まずは最も安い5本の「おためしコース」を注文し、その後に好みの部位を注文するのがベスト。アラカルトは季節によって変わるものもあるが、一番のお勧めは「つくね」である。「つくね」はとてもジューシーで軟らかい、いわゆる「塩つくね」であり、他店の追随を許さない至高の塩つくねである。また、「トマト巻き」や「手羽先」などもお勧め。 (2020年1月追加)
https://www.teki.net

中央区銀座4丁目12-1 GINZA12 3階
電話番号:03-6278-7119
定休日:日曜・祝日
営業時間:【月曜〜木曜】18時〜22時半、【金曜】18時〜23時、【土曜】17時半〜21時
予算:おためしコース3680円、荻TEKIコース4980円、フルコース6300円
アクセス:東京メトロ銀座線・銀座駅あるいは日比谷線・東銀座駅を出て、晴海通りを築地方向に向かう。歌舞伎座のある晴海通りと昭和通りの交差点(三原橋交差点)を左折するとすぐ右側のビル。銀座駅から徒歩5分(歌舞伎座の隣のビル)
最寄りのランドマーク:歌舞伎座
お勧めポイント:美味しい焼鳥とワインが楽しめる素晴らしい店

歌舞伎座ビルの隣の このビルです 3階です エレベーターを降りて扉を開けると・・・ 右側にオープンキッチンのカウンター席があり、左側にテーブル席がある コースメニュー 本日のグラスワイン ボトルワイン。この他にもたくさんあります 本日の突き出し これがお勧めの「つくね」 ぼんぽち 万願寺唐辛子 羊チーズだったかな コラーゲンスープも付いています

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移転 丈参(たけさん)
新しい移転先はここをクリック

 大きな通りから少し入った小さな焼鳥店であるが、実はこの店、 日本最高レベルの焼鳥を食べさせてくれる店なのである。 店内はコの字型のカウンター席しかなく、かなり狭い。独特の仕切りで囲まれた焼き場は、煙が外に漏れることがなく、換気は完璧。なので、服に臭いが付くこともなく、女性客も安心して入れる。銀座周辺エリアで創作系の焼鳥を食べるなら「ワインと炭火串焼 銀座 荻(→ 銀座グルメバイブル・焼鳥の頁を参照)」がお勧めだが、内臓系を含む焼鳥を食べるならこの店がいい。
 席に着くと。まず口直しの野菜スティックと大根おろしが出される。焼鳥のお勧めは、脂のようにトロッとした「おたふく(胸腺)」、肉の味が濃厚な「そろばん(首の肉)」、歯ごたえとジューシーさが堪らない「丸ハツ」、プリッとした「みさき(メス鶏のテール)」、独特の歯ごたえの「さえずり(食道)」など。野菜では「ズッキーニ」や「本日の野菜」などがお勧め。単品でも注文できるが、値段を考えれば、まずはコースでいただき、さらに食べたいものを追加するのがいい。また、一品料理では、「白レバーのたたき」や「砂肝の汐昆布和え」などもある。さらに、締めの一品には「親子丼」よりも「鶏飯」の方がサッパリとしていい。
 この店も「ワインと炭火串焼 銀座 荻」と同じように、焼鳥店としてはワインが充実している。ニューワールド系が中心であるが、そのセレクトが良い。また、生ビールはサントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」で、コースの価格設定やワインの値段などを考えると、比較的コストパフォーマンスの良い焼鳥店と言えよう。ちなみに、この店ではカードは使えない。また、予約なしで入ることは難しいので、早めに予約をすることをお勧めしたい。(2014年4月更新)

中央区日本橋人形町2-25-11     
電話番号:03-3639-1129
定休日:日曜、祝日の月曜
営業時間:17時半~24時(品切れに次第閉店)
予算:お任せ7本1800円、お任せ10本2500円 (いずれも税抜き)
アクセス:東京メトロ(日比谷線)、(都営浅草線)人形町駅A3番出口を出て右へ。「天下一ラーメン」、「中央内科クリニック」を過ぎ、「久松警察署」信号の1本手前にある「ゆで太郎」の角を右折するとすぐ右側。東京メトロ人形町から徒歩4分。
最寄りのランドマーク:中央内科クリニック、久松警察署
お勧めポイント:日本最高レベルの焼き鳥店

まつじん(松尾ジンギスカン)

 北海道のジンギスカンには、焼いた肉をタレにつけて食べるものと、肉があらかじめタレに浸った味付きジンギスカンがある。松尾ジンギスカンは、北海道ナンバーワンの味付きジンギスカンであり、フランチャイズや直営店などで食べることができる。
 この店は、松尾ジンギスカンの直営店である。北海道以外では「銀座店」の他、「新宿三丁目店」や「赤坂店」、「秋葉原店」、「赤坂パルコ店」などで食べることができる。肉は本店のある北海道滝川市から毎日直送され、北海道と全く同じ状態で食べられる。なので、食べたことのない方は、是非一度味わってみてほしい。僕のお勧めは、ズバリ「特上ラムジンギスカン(商品名・チョッちゃんラム)」である。

中央区銀座5-9-5 チアーズ銀座2階   
電話:03-3572-2989
定休日:無休(12/30~1/3を除く)
営業時間:11時~14時半、17時~23時
予算:特上ラムジンギスカン1280円
アクセス:東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線)銀座駅A5番出口を出て「SONOKO美白銀座」を過ぎ、次の「ミヤマ商会」の角を右に曲がると、右手に見えるビル。東京メトロ銀座駅(4丁目交差点)から徒歩2分。
最寄りのランドマーク:NISSAN CROSSING
お勧めポイント:北海道ナンバーワンの味付きジンギスカン

串揚げとワイン 銀座六覺燈(ろっかくてい) 銀座店

 テレビやマスコミに何かと露出が多い大阪の有名串カツ店。実は銀座には、大阪北新地にある「最上」や「串かつ凡(→ 銀座グルメバイブル・カツの頁を参照)」といった有名串カツ店の支店もある。銀座六覺燈は、この「銀座店」の他に、銀座に「ワインと串カツ GINZA 六覺燈 Vin」と麻布十番に「六覺燈 麻布十番店」がある。
 この店コンセプトは、名前の通り”ワインと串カツ”である。なので、もちろんワインが充実している。串カツは素材や火の通し方は良いが、揚げ油のせいなのか?パン粉のせいなのか?はよく分からないが、素材によっては後味に僅かな苦みが残るのが気になった。サービスも申し分なく、入って左の禁煙席と右の喫煙席に分煙されている点も良い(2020年4月からは完全禁煙になる)。平日は予約がないと入れないほど混み合うが、日曜日は比較的入りやすいようだ。

中央区銀座6-8-7 交詢ビル4階   
電話:03-5537-6008
定休日:火曜
営業時間:17時~22時
予算:15000円
アクセス:東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線)銀座駅A2番出口を出て直進し、2つめの「フェラガモ」ある交差点を右折。東京メトロ銀座駅(4丁目交差点)から徒歩2分。
最寄りのランドマーク:フェラガモ
お勧めポイント:串カツとワインが楽しめる

ブラジリアンバーベキュー「シュラスコ」の3店

シュラスカリア バッカーナ デマイス
シュラスカリア スーペル バッカーナ 銀座
バルバッコア クラシコ 丸の内店

 “シュラスコ”とは、鉄串に牛肉や豚肉、鶏肉、果物などを刺して炭火の遠赤外線でじっくりと焼かれたもの。軽く塩味が付いており、ニンニクやハーブなどで香り付けしているものもある。そのまま食べても美味しいが、どの店も2種類くらいのソースが付いてくる。これまで、“シュラスコ”というものは知っていたが、ブラジルに行ったことのない僕は今まで食べたことがなかった。しかし、東京で初めて本格的なシュラスコを体験して以来、アメリカで初めて美味しいステーキを食べた時以来の肉の旨さに感動。和牛で味わう脂肪の甘さとは全くの別物で、肉をよく知る肉文化だからこそ生まれたシンプルな料理である。店のシステムは、基本料金の中には肉の食べ放題とデザート・サラダの食べ放題が含まれる。デザート・サラダは自分で取りに行くが、肉はプラスチックの札をスタートにするとストップに変えない限り、鉄串を持った店員が何度でもやって来て切り分けてくれる。特に牛肉はいろいろな部位を楽しむことができ、特に「ピッカーニャ(腰から尻にかけての部位=イチボ)」や「コステラ・デ・ボイ(スペアリブ)」が美味しい。また、日本では販売していないゼブ牛のコブ「クッピン」は意外に美味しくない。
 今回は銀座エリアの中から3つの店を紹介する。 3店舗とも味的にはほぼ同じであるが、2つある「バッカーナ」の方が少し値段が安い。しかし、箱が大きくて人気の高い「バルバッコア クラシコ 丸の内店」は、消費する肉の回転が良いため、肉の焼き上がりが多少ジューシーである。また、サラダやフィジョーダなどといった肉以外の食べ物も充実している。

【シュラスカリア バッカーナ デマイス】
住所:中央区銀座8-8-1  第七セントラルビル(旧・出雲ビル)地下1階
電話番号:03-6228-5627
定休日:無休
営業時間:【ランチ】月曜〜金曜:11時半〜14時半、土日・祝日11時半〜15時、【ディナー】月曜〜土曜17時半〜22時、日曜・祝日 17時半〜21時半
予算:【ランチ】2,408円〜4,600円 、【ディナー】4,500円〜10,185円
アクセス:①東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線)銀座駅A2番出口を 出て、銀座中央通りを新橋方面へ進む。「フェラガモ」、「とらや」の前を通り、赤褐色の「銀座資生堂ビル」を右折してすぐ左側。東京メトロ銀座駅(4丁目交差点)から徒歩3分。②東京メトロ新橋駅1番出口を出て、野村証券の前を通り、次の信号を左折して中央通りに出る。銀座方面に進み、高速道路の下をくぐって「博品館トイパーク」の前を進み、「銀座資生堂ビル」を左折するとすぐ左側。東京メトロ新橋駅から徒歩3分。
最寄りのランドマーク:銀座資生堂ビル
お勧めポイント:銀座中心部で味わえるシュラスコの店

【シュラスカリア スーペル バッカーナ 銀座】
住所:中央区銀座2-5-19 PUZZLE銀座10階
電話番号:03-6264-4968
定休日:無休
営業時間:【ランチ】月曜〜金曜:11時半〜14時半、土日・祝日11時半〜15時、【ディナー】月曜〜土曜17時半〜22時、日曜・祝日 17時半〜21時半
予算:【ランチ】2,400円〜4,600円 、【ディナー】5,400円〜11,600円
アクセス:東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線)銀座駅B2出口を出て、「グッチ」の角を右折し、銀座レンガ通りを進む。「BEAMS」、「SHIPS」、「無印良品 銀座(裏口)」、「MaxMara」、「銀座ロフト(裏口)」を過ぎた右側のビル。銀座駅(数寄屋橋交差点)から徒歩5分。最寄りのランドマーク:銀座レンガ通り、無印良品 銀座、銀座ロフト
お勧めポイント:銀座中心部で味わえるシュラスコの店

【バルバッコア クラシコ 丸の内店】
住所:千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビル6階
電話番号:03-5224-5050
定休日:不定休(新丸の内 ビルに準じる)
営業時間:【ランチ】平日11時〜14時、土日・祝日11時〜15時、【ディナー】月曜〜土曜17時〜22時、日曜・祝日17時〜21時
予算:【ランチ】4,200円 、【ディナー】6,100円
アクセス:東京メトロ(丸ノ内線)東京駅、JR東京駅の丸の内北口を出て、「丸の内オアゾ」隣の正面のビル。駅の地下道からも直結。東京駅から徒歩2分。
最寄りのランドマーク:東京駅丸の内北口
お勧めポイント:学会場からも徒歩で行ける本格的シュラスコの店

みすじ

 南青山にある人気焼肉店「よろにく」の2号店である。焼肉屋にしてはかなり小綺麗な店で、客のほとんどはサラリーマンである。僕の一押しは「並じゃないミスジ」。しゃぶしゃぶの肉のように薄い肩ロースなので、片面をサッと焼いて、タレにちょっとつけて、味付葱を挟んで食べるのがお勧め。他に、「厚切り上タン」、「シャトーブリアン」、「ハツ」、「ぶつ切りユッケ」、「赤スープ」なども外せない。この店のタレは基本的に甘めなので、タレよりも塩コショウがお勧め。場所柄からなのか、焼肉店にしてはワインもそれなりに置いている。

港区赤坂3-16-3 伊勢幸ビル2階   
電話:03-5573-8929
定休日:無休
営業時間:17時~23時
予算:シャトーブリアン2780円、厚切り上タン2280円、ぶつ切りユッケ1180円、並じゃないミスジ1480円、ハツ880円
アクセス:東京メトロ(丸ノ内線、銀座線)赤坂見附駅のエスカレーターを上り、ベルビー赤坂1階に出る。赤坂エクセル東急ホテルが見える広い外堀通りとは逆の右の裏通りに出て左へ。すぐ右手に「富士そば」が見えるので、その角を右折。次の「Daily YAMAZAKI」、「ダイコクドラッグ」の交差点を左折し、「土佐料理・祢保希」を過ぎると右角にあるビルの2階。東京メトロ赤坂見附駅から徒歩4分。
最寄りのランドマーク:ベルビー赤坂
お勧めポイント:ひとランク上の焼肉を体験したい方に

プロカンジャンケジャン 赤坂店

 この店は「プロカンジャンケジャン」の日本1号店である。入口には“ソウルでしか食べられなかったあのプロカンジャンケジャンが、ついに赤坂に上陸!”というキャッチコピーが。
 この店の「カンジャンケジャン」とは、生のワタリガニを使ったニンニク生姜風味の醤油漬けである。韓国西海産のワタリガニを使用しているとのことだが、日本のものに比べると小ぶりであるが、オレンジ色の内子と身がビッシリと詰まっていて美味しい。 この他に、辛口の「ヤンニョムケジャン」もある。また、ワタリガニ料理だけでなく、アンコウ料理や韓国名物のテナガダコ料理などもある。ちなみに、ディナータイムに比べてランチタイムの方が若干割安となっている。

港区赤坂3-11-7 ソシアル赤坂ビル2階   
電話:03-3588-8778
定休日:無休
営業時間:月曜~金曜11時半~14時半、17時~23時、土日・祝日11時半~22時半
予算:カンジャンケジャン1匹3570円、2匹6825円
アクセス:東京メトロ(丸ノ内線、銀座線)赤坂見附駅のエスカレーターを上り、ベルビー赤坂1階に出る。赤坂エクセル東急ホテルが見える広い外堀通りとは逆の右の裏通りに出て左へ。「赤坂アルトビル」を過ぎ、「三菱東京UFJ銀行」を過ぎ、「サンクス」を過ぎるとすぐ右のビル。東京メトロ赤坂見附駅から徒歩4分。
最寄りのランドマーク:ベルビー赤坂、三菱東京UFJ銀行
お勧めポイント:ケジャンや中華の「酔っぱらい蟹」が好きな方に