11.焼鳥、タン焼き

中央区

 今年1月26日に移転オープンした銀座グルメバイブル3つ星(→ 銀座グルメバイブル・焼鳥の頁を参照)を獲得した東京人形町の人気焼鳥店。この店は札幌支店というわけではなく、あくまでも本店である。わざわざ人形町の店を閉店してまで移転してきた理由は不明であるが、いずれにせよ札幌に住む我々にとっては朗報である。
 たこ焼き店横の小路を入ると、黒い扉にかかる白い暖簾が見える。扉をあけると、縦長のカウンター席が広がる。コの字のカウンター席だった前店よりも更に狭くなり、白木を使うことで、より和食色が強くなった。
 新しい店舗になってからはお任せ1コースのみとなり、コースを一通り食べた終えた後で、食べたい品を追加注文できるスタイルとなった。この店の特徴ともいえる内臓系メインという方向性は全く変わりなく、お酒の主体はワインであるというのも同じである。また、泡物以外のワインは、ヴィンテージの新しいニューワールド系ワインが多い。
 この日のコースの突き出しは、「レバーペースト入りのモナカ」。ブルーベリージャムと鶏レバーが、カリッとしたモナカの皮とよく合う。続く2品目は、「行者ニンニクと鶏胸肉のぬた和え」。行者ニンニクはネギよりも食感が良く、甘めの味付けながら、通常のぬた和えよりも味にインパクトがあった。ここからは焼鳥となるが、人形町の店に比べてかなり換気が悪くなり、煙が席エリアまで押し寄せるようになった。
 「そろばん(首肉)」は、鉄分を感じさせる赤身の旨味を味わえる。「おたふく(リンパ腺)」は柔らかく、ふっくらとジューシーで、ニューワールドワインとよく合う。「せぎも(副腎)」も柔らかいが、スジっぽいレバーのような感じだ。タレも甘くなくて美味しい。「スナップエンドウ」は、甘くシャキシャキとした食感。「マルハツ(切って開いていない心臓)」も、噛むと美味しい肉汁が溢れ出す。「さえずり(気管)」は、軟骨のコリコリ感が何とも言えない美味しさ。また、カンズリとの相性も抜群。「砂肝」は火の通し方が素晴らしく、独特な食感。「ねぎま」はモモ肉がジューシーで、タレと山椒の香りがよく合う。「プチトマト」は、塩味と甘みのバランスがとてもいい。「ホワイトアスパラ 粒マスタード添え」は、粒マスタードが甘くてイマイチ。「キンカン(未成熟卵)」は、プチッ・トロッとした卵黄の濃厚さがいい。「ふりそで(肩)」は柚子胡椒の香りこそ良かったが、脂とジューシー感に欠ける。そして、最後の締めを飾るのが「ラーメン」。鶏白湯スープは鶏の旨味たっぷりで、飲み干したくなるくらい美味しい。また、海苔と細麺との相性も抜群である。麺だけで物足りないという方には、スープにライス追加して鶏飯にすることもできる。
 それにしても、ブランド鶏を使用する有名店が多い中で、東京から仕入れているという普通の鶏を使用していながら、このレベルの焼鳥を出すとは凄い。しかしながら、人形町時代に比べると、アラカルトメニューがなくなったことやコスパが悪くなったことは残念である。なお、小さな店なので、行く時は早めに予約してから行くことをお勧めしたい。(2022年7月追加)

中央区南五条西6-12 五條新町   
電話番号:011-551-4129
定休日:火曜日(不定休あり)
営業時間:18時〜20時半
予算:コースのみ6600円
アクセス:地下鉄南北線・すすきの駅4番出口のエレベーターを出て、月寒通を東急REIホテル方面(薄野交差点とは逆方向)に進む。ジャンボ1000の交差点を左折し、次をすぐに右折すると「桂和パーキング」が見えるので、「たこ焼き・すすきの屋台秀ちゃん」の小路を入るとすぐ
最寄りのランドマーク:東急REIホテル、ジャンボ1000
お勧めポイント:札幌すすきのに移転してきた人形町の焼鳥の名店

たこ焼き店横の小路を入ると・・・ 黒い扉にかかる白い暖簾が見える 扉をあけると・・・ 縦長のカウンター席が広がる。コの字のカウンター席だった前店よりも更に狭くなり、白木を使うことで、より和食色が強くなった 新しい店舗になってからはお任せ1コースのみとなり、コースを一通り食べた終えた後で、食べたい品を追加注文できるスタイルとなった 飲み物のメニュー アルコールもいろいろあるが、お酒のメインはワイン 泡物以外のワインは、ヴィンテージの新しいニューワールド系ワインが多い この日のコースの突き出しは、「レバーペースト入りのモナカ」 ブルーベリージャムと鶏レバーが、カリッとしたモナカの皮とよく合う 続く2品目は「行者ニンニクと鶏胸肉のぬた和え」。行者ニンニクはネギよりも食感が良く、甘めの味付けながら、通常のぬた和えよりも味にインパクトがあった 「そろばん(首肉)」は、鉄分を感じさせる赤身の旨味を味わえる (撮り忘れたが、この前に「せぎも(副腎)」が出た)「おたふく(リンパ腺)」は柔らかく、ふっくらとジューシーで、ニューワールドワインとよく合う 「スナップエンドウ」は、甘くシャキシャキとした食感 「マルハツ(切って開いていない心臓)」も、噛むと美味しい肉汁が溢れ出す (撮り忘れたが、この前に「さえずり(気管)」が出た)。「砂肝」は火の通し方が素晴らしく、独特な食感 「ねぎま」はモモ肉がジューシーで、タレと山椒の香りがよく合う「プチトマト」は、塩味と甘みのバランスがとてもいい 「ホワイトアスパラ 粒マスタード添え」は、粒マスタードが甘くてイマイチ 「キンカン(未成熟卵)」は、プチッ・トロッとした卵黄の濃厚さがいい「ふりそで(肩)」は柚子胡椒の香りこそ良かったが、脂とジューシー感に欠ける 最後の締めを飾るのが「ラーメン」 鶏白湯スープは鶏の旨味たっぷりで、飲み干したくなるくらい美味しい。また、海苔と細麺との相性も抜群である。麺だけで物足りないという方には、スープにライス追加して鶏飯にすることもできる

モツの朝立ち

  「焼肉 グルマンズいとう(→ 札幌グルメバイブル・焼肉の頁を参照)」 系列の串焼き店。女性と一緒に行くとセクハラともとられかねないこのネーミングから、ホルモン専門の焼肉2号店かと思いきや、内臓料理が豊富な串焼き店なのである。実はこのエリア、 「生ラムジンギスカン 山小屋(→ 札幌グルメバイブル・ジンギスカンの頁を参照)」 や「焼肉世界チャンピオン南4条店」などの有名焼肉店がひしめく激戦区。この激戦区の中で、今やナンバーワンの人気店なのである。
 店内は串焼き店とは思えない白と白木を基調とした明るいインテリア。右にはオープンキッチンのL字型のカウンター席が、そして左側にテーブル席がある。壁には店名をイメージしているのか天狗のお面が飾られ、カウンターにはハブ酒やまむし酒が置いてある。サービスの女性は、「焼肉 グルマンズいとう」と同じような割烹着の和服姿だ。メニューを見ると、いろいろな焼き串や生肉を使ったメニューの他、中華料理?と思われるようなメニューもあった。
 まずは、生ビールのサッポロクラシックを注文。そして、この店の名物である「モツの煮込み・玉子入り」と「韮菜炒牛肚(レバテキ)」も注文。「モツの煮込み・玉子入り」は、良質なモツがトロトロと煮込まれており、ユッケジャンのようなピリ辛のスープと良く合う。「韮菜炒牛肚」はまさに美味しいレバニラ炒めで、火の通し方や鷹の爪のピリ辛も最高。これら2つはお勧めである。この他のお勧めは、「香酥炸鶏支羽(手羽先の香り揚げ)」や「五香粉 とん足」、串では「赤せん」や「さがり」など。串はそのまま何もつけずに食べるものとタレをつけて食べるものがあるが、基本的には味がついているので、あとは好み次第。
 さすが「焼肉 グルマンズいとう」の系列店だけあって、どのメニューも外れなく美味しい。とくに、中華メニューが美味しいので、もしかすると中華料理の経験のあるスタッフがいるのかもしれない。ちなみに、予約は受け付けておらず、満員の場合には外で待たなければならないのでご注意を。(2015年8月追加)

中央区南3条西4-9 カミヤビル1階  
電話番号:011-233-0088
定休日:月曜、第2火曜
営業時間:【火曜〜土曜】18時~翌2時、【日曜・祝日】17時~23時半
予算:モツの煮込み・玉子入り600円、韮菜炒牛肚(レバテキ)550円
アクセス:地下鉄南北線・すすきの駅2番出口を出て「すずらんビル」を過ぎ、サンクスの信号を右折。すぐに「かつや」が見えので、さらに右折するとすぐ左側。すすきの駅より徒歩2分
最寄りのランドマーク:すずらんビル
お勧めポイント:「焼肉 グルマンズいとう」系列のワンランク上の串焼き店

赤線で囲まれたドリンクメニューには「まむし」や「ハブ」、「高麗人参」などが・・・

白菜キムチ

「モツの煮込み・玉子入り」は、良質なモツがトロトロと煮込まれており、ユッケジャンのようなピリ辛のスープと良く合う

「韮菜炒牛肚」は、まさに美味しいレバニラ炒めで、火の通し方や鷹の爪のピリ辛も最高

中国の代表的な混合香辛料である「五香粉」の八角とシナモンの香りが僕は大の苦手。でも、「五香粉 とん足」は香りのバランスとゼラチン状のトロトロ感が絶妙で、美味しい!!

「香酥炸鶏支羽(手羽先の香り揚げ)」は表面がカリッと中がシットリとしていてビールにベストマッチ

「はちのすの和え物」は塩と辛和えをチョイスできるが、今回は辛和え

生肉はちょっと怖いので、今回は湯引きした薄造りのミノをフグに、センマイを皮に見立てた「ふぐもどき」を注文

ミノ串

タレに漬けていただく

しっかりとした歯ごたえの「こめかみ」

牛タン入りの「つくね」

「赤せん」は豚足のようにコラーゲンを感じる

「さがり」は赤身の旨さが濃厚

じき 南2条店

 “近江軍鶏(おおみしゃも)”を使った高級焼鳥店である。18丁目にある「近江軍鶏と和食の店 直(じき)」2店目の店舗としてオープンして以来、既に3年目になるという。18丁目店の方は女性店長に任せ、店主はこの大箱の新店舗の方で調理している。なので、名乗ってはいないものの、実質的にこの新店舗の方が本店という位置づけであろう。
 重い大きなドアを開けると、中にもう一つの扉があり、それを開けて店内に入ると、焼鳥店とは思えないほど広くモダンなインテリアが広がる。BGMに流れるジャズがとても似合う店だ。 「焼き鳥&ワイン しろ(→ 札幌グルメバイブル・焼鳥の頁を参照)) や 「Qキュウ(→ 札幌グルメバイブル・焼鳥の頁を参照)」 など、最近こういうハイセンスなインテリアの焼鳥店が増えたおかげで、女性客も入りやすくなった。この店の入口側にはオープンキッチンのL字型のカウンター席があり、奥にテーブル席がある。さらに、トイレの横には個室も完備されており、18丁目店と比べると倍以上の広さとなった。
 この店で使用している鶏は、日本最高峰との呼び声の高い滋賀県産の“近江軍鶏”。この高級地鶏を北海道で初めて使用したことで一躍有名になったが、これを1羽丸ごと仕入れて使用しているため、メニューに載っていないようなレアな部位でも、予約時などに要望すれば食することができる。また、この店は焼鳥だけでなく、刺身など季節の食材を使ったメニューもレベルが高い。それもそのはず、この店の店主は和食出身なのである。そのため、サイドメニューである「鶏の炊き込みご飯(時間がかかるので最初に注文すべき)」や博多風の「鶏の水炊き(予約が望ましい)」などが特にいい。「鶏の水炊き」は博多で食べた鶏の水炊きを遙かに凌ぐ美味しさで、とりわけ、具の“つくね”が美味しいので、僕は予約時に「つくねを多めにして!」と注文している。「鶏の炊き込みご飯」は、鶏の内臓が入ることで以前にも増して深く濃厚な味わいとなった。
 焼鳥のお勧めは、限定品の「白レバー」や「ささみワサビ」、「つくね」、「ハツ」、「ネック」、「カタ」、「ソリ」など。しかし予め断っておくが、近江軍鶏自体がかなり高価であるため、単品での価格は1本250〜500円と北海道の焼鳥店としてはかなり高めである。なので、よほどグルメな方でないかぎり、基本的にコースで注文し、後で好みの物を追加する方がベターだと思う。
 西18丁目店と比べて良くなった点は、日本酒の品揃えが圧倒的に良くなったこととワインを置くようになったこと。「十四代」は6種類、「磯自慢」はブルーボトルも含めて4種類もあり、薄野の日本酒バー顔負けの品揃えである。悪くなった点は「親子丼」が美味しくなくなったこと。以前は黒七味を使った出汁の効いた京風の親子丼であったが、ランチに出てきた親子丼は味が薄く、肉以外にとくに特徴のない味がぼやけた親子丼であった。しかしながら、焼鳥店としては珍しく全面禁煙なので、タバコを吸わないものにとって快適でいい。2015年5月追加・更新)

中央区南2条西9丁目1-27 Riche reve1階  
電話番号:011-200-9396
定休日:日曜
営業時間:【ランチ(火曜〜土曜)】11時半〜13時【、ディナー(月曜〜土曜)】18時〜24時
予算:【ランチ】親子丼1000円、極上親子丼(内臓やつくね入り)1500円、【ディナー】串コース2500円と4000円、本日おまかせコース5500円、おまかせコース8000円、水炊きコース6500円
アクセス:地下鉄東西線・3番出口を出て通りを渡らず右へ、大通に沿って進む。「SoftBank」を過ぎ、「SIMONS」の交差点を右折する。電車通りを渡り進むと左に見えるマンションの1階
最寄りのランドマーク:北海道銀行南一条支店
お勧めポイント:厳選された日本酒と近江軍鶏を使った焼鳥

入ってすぐにあるオープンキッチンのカウンター席

奥のテーブル席

トイレ横の個室

ランチメニュー

夜のおすすめ日替わりメニュー

焼鳥のアラカルトメニュー

飲み物のメニューに日本酒はこれだけ?と思ったら・・・

ズラッ〜とこんなにありました

更にめくってもまだあります

ワインメニュー。よく見ると左頁の下に・・・

ビックリ!オーパスワンやムートン、ラフィットまであるが、一体誰が飲むの?

生ビールと突き出し

本日のメニューから、刺身は左から蒸しアワビ、のどぐろ、鮪の3点

日本酒はワイングラスで供される。この「十四代・白鶴錦・生詰」は、十四代とは思えないくらい、柔らかで気品のある香りが最高

「十四代・槽垂れ・おりがらみ」は、十四代らしい華やかな香りとコクがあり、あまり面白みがない

白レバーは美味しい

「しり皮」はボンボチ(ポンポチ)と鶏皮の中間くらいの食感

「かた」はプリッとした弾力がある

「スカモルツアチーズ串」は、「焼き鳥&ワイン しろ」の方が完成度が高い

焼く前の「和牛A5白老」

焼いた後は、左からトリュフ塩、柚子こしょう、塩、ワサビ、山ワサビの何れかでいただく

(焼き)穴子

軍鶏のタタキ

牛すじ煮込み

この日は「新生姜の炊き込みご飯」もあったが、定番の「鶏の炊き込みご飯」を注文

蓋を開けると鶏肉と臓物がいっぱい

お昼のランチに訪問

親子丼はかつての黒七味ではなく、青のりがかかっていた

以前の親子丼は黒七味がかかっていて、出汁が効いた京都風の親子丼だった

焼き鳥&ワイン しろSHIRO

 「しろ SHIRO」という店名のとおり、店内は白を基調としたインテリアで、とても焼鳥店とは思えないくらいスタイリッシュ。特に、広いL字型のカウンター席か手前のテーブル席がいい(ワインセラー奥のテーブル席はお勧めではない)。
 店主・石川さんの焼きの技術は円熟期迎えようとしており、今まさに旬な焼き鳥店である。鶏肉は秋田産の比内地鶏を丸ごと仕入れ、店で部位別に捌いて使用している。なので、稀少な限定部位も多い。
 まずは、シャンパンか日本酒、ビールを、そしてそれに合う「カラスミのあぶり」や「本干しシシャモ」、「大人のポテトサラダ」などを注文。お勧めは、限定品の「カタ」、「ソリ」、「アカ」、「ネック」、「胸肉わさび」の他、「丸ハツ」、「ボンポチ」、「豚しょうが巻き」、「スカモルツアチーズ串焼き」、「味付けうずら卵の串焼き」、「イベリコ豚の串焼き」、「穴子焼きのタップナードのせ」、「道産和牛の串焼き」など。また、滅多にお目にかかれない予約限定メニューでは、「塩つくね」や「イベリコハムのブッラータ添え」がいい。「ブッラータ」は、 「ファットリア・ビオ北海道(→ 札幌グルメバイブル・お土産の頁を参照)」 が作るイタリアチーズで、是非一度味わってもらいたい至高のフレッシュチーズだ。野菜では、「金針菜」や「ヤングコーン(春~夏)」、「ナス焼き」、「竹の子(春)」などがお勧め。最近メニューに掲載されるようになった「(黒豚を使った)ポークライス」も締めとしては最高の逸品。
 店内には大きなワインセラーがあり、ソムリエの佐藤さんがセレクトしたワインリストも充実している。さらに、種類は多くないものの、日本酒や焼酎など も厳選されていていい。酒や食べ物は焼鳥店の枠を超えており、唯一無二の、ありそうでない、まさに日本最高レベルの焼鳥店だ。限定ものはすぐになくなって しまうので、もしも食べたければ必ず予約してほしい。(2015年3月更新)
http://www.yakitori-shiro.com

中央区南4条西24丁目1-24  
電話番号:011-521-4060
営業時間:【火曜~土曜】18時~翌1時半、【日曜、祝日】18時~翌0時半
定休日:月曜
予算:コース4000円と5000円、カタ300円、豚しょうが巻き250円
アクセス:地下鉄東西線円山公園駅4番出口を出て右へ、大通を進み、西25丁目の信号を右折して南へ向かう。「愛育病院」が見えたらすぐ左向かいの白い建物。地下鉄東西線円山公園駅より10分 
最寄りのランドマーク:愛育病院
お勧めポイント:日本最高レベルの焼鳥店

これがワインセラー

厚切りのカラスミの炙り

道産和牛の串焼きに擦った本ワサビを添えて

胸肉ワサビには擦りたての本ワサビをのせて

左がカタ、右がネック(首の肉)

左がソリ、右がアカ

穴子焼きのタップナード(黒オリーブ)のせ

北海道白糠酪恵舎に特注したスカモルツアチーズの串焼き

北海道産黒豚を使用したポークライス

親子丼

「ファットリア・ビオ北海道」のブッラータを使用した「イベリコハムのブッラータ添え」。ブッラータには味が付いていないので、生ハムの塩味とオリーブオイルをかけていただく

北区

とりきん

 この店は「室蘭焼き鳥」の店である。室蘭焼き鳥は「美唄焼き鳥」と並び、北海道を代表するB級グルメ。しかし、焼き鳥とは言っても、室蘭焼き鳥の素材は豚である。つまり、東京で言う「焼きとん」なのだ。室蘭焼き鳥は、豚と玉葱を交互に串に刺してタレで焼き、辛子をつけて食べるのが特徴。地元室蘭以外で本格的な室蘭焼き鳥を食べさせる店は少ないが、「とりきん」は室蘭の老舗焼き鳥店の暖簾分けなのである。しかし、この店は豚だけではなく、ちゃんと通常の鶏の焼き鳥もあるのでご心配なく。
 店の雰囲気は、どこにでもありそうなごく普通の焼き鳥店で、正面にカウンター席、右側にテーブル席がある。使用している素材も、特にブランド鶏や豚を使用しているわけではないが美味しい。基本的に豚はタレで、鶏は塩で頂くのがお勧め。必ず食べてほしいのは、「豚精肉(タレで頂くのが室蘭焼き鳥)」、「とり首小肉(塩)」、「とり精肉(塩)」、「手羽先(塩)」、「豚カシラ(タレ)」など。この店のもう一つの魅力は日本酒。店主の佐々木さんは日本酒に造詣が深く、種類こそそれほど多くはないが、クオリティが非常に高いのである。お勧めは「十四代」、「磯自慢」、「飛露喜」、「遊穂」、「而今」など。特に、三重県の「而今」を常時飲める店は、僕の知る限り北海道ではここだけ。日本酒は通常の“ぐい呑み”ではなく、ワンカップくらいありそうなコップにたっぷりと注がれ、非常にお得感がある。日本酒はちょっとという方には、日本酒で作られた「鶴梅 ゆず」の炭酸割りがお勧め。お酒とは思えないくらいフレッシュな柚子の香りがいい。(2012年88月更新)

北区北32条西3丁目2-13-102    
電話番号:011-756-8510
営業時間:17時半~22時半 
定休日:日曜・祝日 
予算:豚精肉、とり首小肉150円/本、十四代本丸650円、而今純米吟醸800円
アクセス:地下鉄南北線・北34条駅4番出口を出てすぐ左側。北34条駅より徒歩1分。 
最寄りのランドマーク:地下鉄南北線・北34条駅 
お勧めポイント:日本酒のクオリティが高い室蘭焼き鳥店