25.テイクアウト・デリバリー

中央区

はらっぱカレー店

 古いビルの1階にある人気のカレー店。1階とはいっても、実際には階段を上った半2階にある。廊下を進むと、「はらっぱカレー店」と書かれたプレートがかけられた木彫りのクマが見える。店内に入ると、中はL字型のカウンター席だけの小さな空間。しかしながら、木の温もりを感じるナチュラルなインテリアが心地よく、とても居心地の良い店だ。また、現在だけなのかもしれないが、窓と入口のドアが開け放たれていて換気が良く、席の間隔も十分とられており、さらに、食事中以外のマスク着用の注意書きもなされているなど、コロナ対策も合格点である。
 メニューを見ると、カレーは「チキンカレー」、「サグチキンカレー」、「マトンカレー」、「キーマカレー」、「やさいカレー」の5種類。この店は、“タマネギが命”と言い切るほどタマネギにこだわっており、カレーには3つの契約農園から仕入れたタマネギをタップリと使用しているらしい。何れのカレーも辛さは選ぶことはできず、全てが中辛以下のそれほど辛さが感じられないレベル。なので、物足りないと思う方は、テーブル上に置かれた「辛いスパイス」をかけて調整する。
 中でも僕のお勧めは、好みの2種類のルーを合いがけにできる「ハーフ&ハーフ」。とくに、濃厚系の「マトンカレー」と「キーマカレー」がいい。大きさは、スモール、レギュラー、ビッグの3サイズから選ぶことができ、「チキンカレー」と「やさいカレー」、「キーマカレー」の3つは追加料金がかからないが、「サグチキンカレー」と「マトンカレー」は追加料金が必要となる。
 出てきた「ハーフ&ハーフ」は、真ん中に舟形のライスが盛られ、両側に2種類のカレーがかけられている。ライス上にはフライドオニオン、奥の小皿にはピクルスの「アチャール」とマッシュポテトの「ボッタ」、トルティーヤのような味わいの三角形の「チャパティ」が添えられている。「チキンカレー」は、この店一番人気なだけあってバランスが良く、万人受けするような味わい。「サグチキンカレー」は、チキンカレーに青菜をトッピングしてシャキシャキ感を加えたカレー。「マトンカレー」は、パクチーとの相性が抜群で、スパイシーで濃厚。「キーマカレー」は、豚肉よりも牛肉の重厚な風味を感じる。濃厚な味わいなので、添えられた茹でジャガイモとも良く合う。「やさいカレー」は、南インドカレーの様なサラサラのマイルドで優しい味。その中にも、ちゃんとスパイシーさが感じられる。まずは、それぞれのカレーをそのまま味わい、後半に酸味のあるピクルス「アチャール」や水っぽいマッシュポテト「ボッタ」を混ぜて味変させて食べるのがお勧め。(2021年9月追加)

中央区南1条西11丁目327-19 下妻ビル1階
電話番号:011-839-5780
定休日:日曜・祝日(不定休あり)
営業時間:【月曜〜金曜】11時半〜20時15分、【土曜】11時半〜17時15分
予算:ハーフ&ハーフ(スモール)1120円、(レギュラー)1240円、(ビッグ)1530円(ザグチキン+100円、マトン+300円)
アクセス:地下鉄東西線・西11丁目駅を出て石山通(国道230号)を右へ。北洋銀行を過ぎ、南1条通り(電車通り)の次の通りを右折する。ビル1階の郵便局を過ぎたら右のビル。西11丁目駅から徒歩4分
最寄りのランドマーク:北洋銀行札幌西支店、札幌南一条中郵便局
お勧めポイント:辛さを抑えながらスパイシーさを味わえる良質なカレー

このビルの・・・ 1階です。1階とはいっても、半地下の駐車場があるので、実際には階段を上った半2階にあります ココです! 階段を上がり・・・ 廊下を進むと、「はらっぱカレー店」と書かれたプレートがかけられた木彫りのクマが見える 店内に入ると、中はL字型のカウンター席だけの小さな空間。しかしながら、木の温もりを感じるナチュラルなインテリアが心地よく、とても居心地の良い店だ メニューを見ると、カレーは「チキンカレー」、「サグチキンカレー」、「マトンカレー」、「キーマカレー」、「やさいカレー」の5種類。この店は、“タマネギが命”と言い切るほどタマネギにこだわっており、カレーには3つの契約農園から仕入れたタマネギをタップリと使用しているらしい 「ハーフ&ハーフ」の盛り付け解説 何れのカレーも辛さは選ぶことはできず、全てが中辛以下のそれほど辛さが感じられないレベル。なので、物足りないと思う方は、テーブル上に置かれた「辛いスパイス」をかけて調整する 「キーマカレー」と「やさいカレー」の「ハーフ&ハーフ」レギュラーサイズ 真ん中に舟形のライスが盛られ、両側に2種類のカレーがかけられている 「キーマカレー」。豚肉よりも牛肉の重厚な風味を感じる。濃厚な味わいなので、添えられた茹でジャガイモとも良く合う 「やさいカレー」。南インドカレーの様なサラサラのマイルドで優しい味。その中にも、ちゃんとスパイシーさが感じられる 奥の小皿にはピクルスの「アチャール」とマッシュポテトの「ボッタ」、トルティーヤのような味わいの三角形の「チャパティ」が添えられている 「チキンカレー」と「マトンカレー」の「ハーフ&ハーフ」レギュラーサイズ チキンカレー」。この店一番人気なだけあってバランスが良く、万人受けするような味わい 「マトンカレー」。パクチーとの相性が抜群で、スパイシーで濃厚 本日の一口デザート「きなこプリン」は、ごく普通の味

カオスヘブンChaos Heaven

 薄野の外れにある人気のスープカレー専門店。古い建物の階段を上がり、2階にある店舗に入ると、正面にオープンキッチンのカウンター席があり、両側にテーブル席がある。外観から想像していたよりも、かなりキャパが大きめだ。
 メニューを見ると、基本の具材は9種類あり、「ザンギカレー」や「味付ジンギスカンカレー」などといったローカルフードっぽい具材や、月替わりの「マンスリーカレー」などもある。
 鶏ガラベースのスープは、基本の「カオススタイル」とプラス100円の「トマトスタイル」、そしてプラス150円の「ミルクスタイル」と「ココナッツスタイル」の4種類。一番人気は、北海道牛乳が入ったこの店オリジナルの「ミルクスタイル」らしいが、僕のお勧めは「カオススタイル」の「ラムキーマ」。基本の辛さは1〜10までの10段階で、有料で30まで辛さをアップできる。お勧めの辛さは、店でいう中辛の4番。トッピンの種類は29種類と、スープカレー店の中ではかなり充実している。もしも、他の具材のカレーを注文したときには、「ラムキーマ」のトッピングも選択肢に入れてほしい。
 全ての基本となる「カオススタイル」スープは濃厚で、ホールスパイス感もしっかりと感じられる。また、ライスは雑穀米であるが、この雑穀米とスープとの相性は抜群である。
 間違いなく、薄野エリアでは「スープカリー yellow(→ 札幌グルメバイブル・カレーの頁を参照)」と並ぶトップレベルのスープカレー店である。現在では、「Uber Eats」、「Wolt」、「出前館」、「Foodpanda」の4つのデリバリーサービスからも注文できるので便利。(2020年10月取材)

中央区南5条東2丁目12-3  
電話番号:011-562-1555
定休日:水曜(月に1度不定休あり)
営業時間:11時半~21時半
予算:ラムキーマ1280円
アクセス:地下鉄南北線・すすきの駅3番出口を出て右へ進む。メルキュールホテル札幌、アパホテル札幌・すすきの駅前、ダイワロイネットホテルを過ぎ、創成川の交差点を渡って進むとすぐ右側にある。すすきの駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:ダイワロイネットホテル・札幌すすきの
お勧めポイント:薄野エリアのトップレベルのスープカレー専門店

薄野交差点から続く月寒通沿いにあります ココです! 古い建物の階段を上がり、2階にある店舗に入ると・・・ 正面にオープンキッチンのカウンター席があり 両側にテーブル席がある。外観から想像していたよりも、かなりキャパが大きめだ 基本の具材は9種類 ザンギカレー」や「味付ジンギスカンカレー」などといったローカルフードっぽい具材や、月替わりの「マンスリーカレー」などもある 鶏ガラベースのスープは、基本の「カオススタイル」とプラス100円の「トマトスタイル」、そしてプラス150円の「ミルクスタイル」と「ココナッツスタイル」の4種類 ライスは200gまでは無料 基本の辛さは1〜10までの10段階で、有料で30まで辛さをアップできる。お勧めの辛さは、店でいう中辛の4番 トッピンの種類は29種類と、スープカレー店の中ではかなり充実している。もしも、他の具材のカレーを注文したときには、「ラムキーマ」のトッピングも選択肢に入れてほしい スパイスの香りを大切にするため、注文を受けてから1人前ずつ作るので時間がかかるという説明文が・・・ 「チキチキ」の「カオススタイル」 「チキチキ」のチキンは硬めで、スープに浸されいる。僕は煮込まれた柔らかい方が好み ライスは雑穀米であるが、この雑穀米とスープとの相性は抜群

椿さんど 円山本店

 「椿サロン」は、桑園エリアにあるオシャレなカフェ。日高の新冠町や東京の銀座そして渋谷、さらには台北などにも多店舗展開している。また、姉妹店の 「椿サロン・赤れんがテラス店」は、パンケーキが美味しいと評判の店である。しかしながら、フワフワ感を追求するあまりメレンゲの風味が小麦の風味を上回り、バランスが悪く、グルメバイブルの掲載を見送った。一方、2020年3月にオープンした「椿さんど 円山本店」は、「椿サロン・赤れんがテラス店」のような焼きたてのパンケーキを食べさせるカフェではなく、テイクアウト専門店である。
 販売しているパンケーキは、フルーツをサンドした、いわゆるフルーツサンドパンケーキである。予めカットされている「椿さんど」と、カットされていないホールタイプの「椿けーき」の2タイプがあり、何れも焼きたてではなく、焼いた後に一晩寝かせたものだ。そうすることで、シットリと味が凝縮するという。実際に食べてみると、確かに焼きたてとは異なる何とも言えないシルキーなフンワリ感があり、これもありだなと思わせる美味しさ。加えて、生クリームがさっぱりと軽くピュアで、フルーツが入っていなくても旨いやつである。
 販売されている商品は、フルーツ入手の関係上、季節によって入れ替わる。これまでの「椿さんど」は、「バナナ」、「キウイ」、「ゴールデンキウイ」、「いちご」、「でこぽん」、「ルビーグレープフルーツ」、「ゴールデンパイン」など、「椿けーき」は、「ベリーベリー」、「チョコばなな」、「モンブラン」、「いちご」などである。僕のお勧めは、「椿さんど」は、「ゴールデンキウイ」と「バナナ」、「椿けーき」なら、「ベリーベリー」と「モンブラン」である。とくに注意しておきたい点は、「椿けーき」の販売は開店時の午前10時ではなく、11時からであること、そして、人気の「ベリーベリー」すぐに売り切れるので、前日までに予約することである。
 ちなみに、今年の12月には、2店舗目となる「椿さんど ポールタウン店」が街の中心部にオープンした。それでも行くのがめんどうだという方は、「Wolt」によるデリバリーも可能である。(2020年9月取材)
https://tsubakisando.wixsite.com/website

中央区大通西23丁目1-14  
電話番号:011-616-7855
定休日:不定休
営業時間:10時〜18時(椿けーきの販売は11時から)
予算:椿さんど320〜370円(季節の素材により価格は変動)、椿けーき・ベリーベリー1750円、モンブラン1650円
アクセス:地下鉄東西線・円山公園駅5番出口を出て、西25丁目通の交差点を過ぎ、フードセンター円山店の交差点を左折すると右側。円山公園駅から徒歩3分
最寄りのランドマーク:フードセンター円山店
お勧めポイント:シットリふわふわの美味しいパンケーキ

【椿さんど・ポールタウン店】 
中央区大通西4丁目 ポールタウン内
電話番号:011-596-0700
定休日:不定休
営業時間:10時〜20時
アクセス:地下鉄大通駅からすぐ

西24丁目と23丁目の間の通りにあります ココです!時計修理で全国的にも有名な石橋時計店の隣です テイクアウト専門なので、店はコンパクトです 入口ではパンケーキが焼かれています ショーケースの「椿さんど」 椿サンドは横長の箱に入っています オープンするとこんな感じ 僕の一押しの「椿さんど・ゴールデンキウイ」 裏から見たところ。メープルシロップをかけています 僕の一押しの「椿けーき・モンブラン」 もう一つの僕の一押し「椿けーき・ベリーベリー」 「椿けーき・チョコばなな」 「椿けーき・いちご」 ショーケースの右側では、「椿サロン」のコーヒー豆が販売されている「椿けーき」の販売は開店時の午前10時ではなく11時からであるので、ご注意を!

CHINESE DINING 楽○

 「札幌四川飯店(→ 札幌グルメバイブル・中華料理の頁を参照)」の店長をしていた金子さんが、料理人を引き連れて独立した薄野の四川料理店。立ち退きに伴い、今年移転してリニューアルオープンした。
 この店の料理は基本的に札幌四川飯店とほぼ同じであるが、メニューにない料理もリクエストすれば、可能な限り作ってもらえる。これまで、この店を札幌グルメバイブルに掲載しなかった理由は、店内が禁煙でないことである。オーナーの金子さん自身が愛煙家であるせいか、多くの客が喫煙する環境なのである。今回、「テイクアウト・デリバリー」のコーナーを新たに新設したことで、やっと掲載できることに。
 この店の料理は、提携している宅配の「Wolt」からも注文できる。しかし、Woltの宅配メニューは品数が少なく限られているので、この店の魅力が半減してしまう。なので、可能であれば、車で店の前まで行って商品を受け取った方が、いろいろな料理を楽しむことができる。
 僕のお勧めは、「陳麻婆豆腐(Woltでは、麻婆豆腐をオプションで辛の陳麻婆豆腐に変更して注文可能)、「大海老チリソース(Woltでも注文可能)」、「麻婆茄子」、「豚肉と搾菜の細切り炒め」、「豚肉と高菜の細切り炒め」、「牛ロースのカレー炒め」、「四川風春雨の煮込み」、「鶏肉とカーシュナッツのピリ辛炒め」、「鶏肉の唐辛子炒め」、「干し貝柱入り白菜の煮込み」、「イカと黄ニラの炒め物」、「ザーサイとレタスの炒飯」、「蟹あんかけチャーハン」など。味付けは全体にやや甘めではあるが、デリバリー中華としてはかなり美味しい。今回、デリバリーでの評価は2つ星としたが、実店舗としての評価はギリギリ1つ星くらいと考えてほしい。
 ちなみに、10万円以上のパーティーコース(10万円で、大皿15品くらい)をオーダーすれば、オーナー自ら車でデリバリーしてくれるので、親戚や友人などの集まり、職場などのパーティーにも利用できる。(2020年12月追加)

中央区南五条西4丁目 コウチャンビル1階  
電話番号:050-5456-1703
定休日:日曜
営業時間:【月曜〜木曜】、【金曜、土曜】
予算:陳麻婆豆腐1000円(小)、大海老チリソース1600円(小)
アクセス:札幌地下鉄南北線・すすきの駅4番出口を出て、札幌東急REIホテルの角を左折する。最初の信号のない交差点を左折するとすぐ右側のビル。すすきの駅から徒歩2分
最寄りのランドマーク:札幌東急REIホテル
お勧めポイント:デリバリーで本格的な中華料理を味わえる

左が「豚肉と高菜の細切り炒め」、右が「牛肉の黒コショウ炒め」(いすれも小) 左が「鶏肉の辛子炒め」、右が「イカのオイスター炒め」(いすれも小) 左が「陳麻婆豆腐」,右が「四川風春雨の煮込み」(いすれも小) 左が「麻婆茄子」、右が「大海老チリソース」(いすれも小)「ザーサイとチャーシューのチャーハン」(いすれも小)

万屋(よろずや)マイキー

 サッポロファクトリーの近くにあった人気のスープカレー店。2020年に元の店舗から数百メートルのところに移転し、リニューアルオープンした。入って右側に調理場があり、左側にカウンター席とテーブル席がある。以前よりもスペースがやや狭くなり、スタッフも店主と女性の2名となった。
 この店のスープカレーのスープは基本1種類のみで、これにココナッツミルクをトッピングできる。この店のスープは濃厚でありながらも、後味がスッキリしている。また、スープは動物由来の旨味と野菜由来の旨味が合体した良質なスープである。
 メニューはスープカレーとドライカレーの二本立てで、これは以前と変わらない。しかし、日替わりのカレーがなくなってしまったことと、このコロナ禍で、新たにデリバリーサービスにも対応するようになった。
 スープカレーでは、「チキンレッグCURRY」と「牛すじ煮込みCURRY」がお勧め。辛さはお子様向けの0から獄辛の10までであり、何れも無料である。店の中辛は1.5だが、それほど辛くないので、3くらいが丁度良いかも。ライスは白米に少量の麦飯が混じっており、炙りチーズや目玉焼きをトッピングすることもできる。また、2種類の具を楽しみたいという方には「スペシャルコンビカレー」、3種類の具を楽しみたいという方には「スペシャルトリオカレー」がある。ドライカレーは、限りなくルーカレーのイメージに近いカレー。「チキンキーマドライカリー」と「ポークキーマドライカレー」、「牛すじ煮込みのドライカリー」の3種類あるが、 どちらかと言えば、軟骨が入った「チキンキーマドライカリー」がいい。また、ラッシーを飲むなら「マンゴーラッシー」がいい。(2020年10月〜11月取材)

中央区北1条東7丁目10-6 ミロブレード北一条1階 
電話番号:080-3268-4649
定休日:日曜
営業時間:【月曜】17時半〜21時、【火曜〜金曜】12時〜14時、17時半〜21時、【土曜】12時〜品切れまで
予算:チキンレッグCURRY1000円、牛すじ煮込みCURRY1100円
アクセス:地下鉄東西線・バスセンター駅10番出口を出て、中央小学校前を過ぎた交差点(EAST7ビル、東8丁目篠路通り)をすぐに左折する。テレビ北海道のある北1条・雁木通を過ぎ、次の信号を右折すると右側にある。バスセンター駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:中央小学校、テレビ北海道、サッポロファクトリー
お勧めポイント:濃厚でありながら後味サッパリの美味しいスープカレー

<!-- --> このビルの1階の・・・ ココです! 奥が厨房で、手前にテーブル席とカウンター席がある テーブル席 メニュー スープカレーのメニュー 2種類の具を楽しみたいという方には「スペシャルコンビカレー」、3種類の具を楽しみたいという方には「スペシャルトリオカレー」がある トッピングメニュー 辛さは、お子様向けの0から獄辛の10までであり、何れも無料である。店の中辛は1.5だが、それほど辛くないので、3くらいが丁度良いかも。ライスは白米に少量の麦飯が混じっており、炙りチーズや目玉焼きをトッピングすることもできる ドライカレーは、限りなくルーカレーのイメージに近いカレー。「チキンキーマドライカリー」と「ポークキーマドライカレー」、「牛すじ煮込みのドライカリー」の3種類 「手羽先ペッパー」も新たに加わった  スープは基本1種類のみで、これにココナッツミルクをトッピングできる こちらも新メニューの「マトン角煮CURRY」 「牛すじ煮込みCURRY」 この店のスープは濃厚でありながらも、後味がスッキリという難題を見事にクリアしている。スープは動物由来の旨味と野菜由来の旨味が合体した良質なスープである ライスは白米に少量の麦飯が混じっている新メニューの「手羽先ペッパー」はイマイチ 「チキンレッグCURRY ライスに炙りチーズをトッピング 炙りチーズは、スープカレーには合わない気がする 「牛すじ煮込みのドライカリー」 「チキンキーマドライカリー」 「マンゴーラッシー」 と「ブルーベリーラッシー」

東区

十勝豚丼 いっぴん

 「豚丼」は昭和初期にその原型が生み出され、50年くらい前から十勝地方の食堂メニューとして登場した。初めは鰻の蒲焼きをイメージした代用品だったのかも知れないが、豚肉という異なった素材と甘タレが組み合わさることで別次元の美味しさとなり、一度食べるとクセになる。
 この「いっぴん」は、実は帯広にある人気の豚丼専門店。これまで、元祖と名乗る店も含めていろいろな帯広の豚丼店を食べてきたが、僕はこの店が最も美味しいと思う。最近、札幌駅の「札幌ステラプレイス」に支店ができ、とても行きやすくなったが、両店ともファストフード店としては狭めだ。メニューは基本的に豚丼1本だが、ご飯の上に盛られた「豚丼」と肉だけの「豚皿」の2種類がある。これは牛丼店のスタイルと同じであるが、香ばしさを大事にしているため、炭火焼きにこだわっている。確かに、肉はタレにつけて炭火で重ね焼きにされているせいかとても香ばしい。肉は国産豚肉のロース肉を使用し、毎日帯広の精肉店から輸送しているという。
 僕のお勧めは、肉だけを大盛りにした「特盛り豚丼」。ロース肉は脂身がほどほどあり、厚さも絶妙で、柔らかく味が染みていて美味しい。一般に十勝の店では、一口サイズにカットされた豚肉を1枚1枚焼くのが普通であるが、この店は大きめのロース肉を焼いてからカットしているのが特徴。なので、肉の大きさを注文することができるのだ。肉のカットの仕方は何も言わなければ「普通(写真のカット)」となり、他に「小さめ」、「大きめ」、「カットなし (ミニステーキ状態)」の計4タイプある。タレは甘さが絶妙で、香ばしく焼かれた豚丼にマッチしている。これは、ジンギスカンのタレメーカー「ソラチ」が、低温熟成させて作っているという。ドンブリにかけるタレの量は通常の他、「なし」、「少なめ」、「多め」に変更できる。途中で食べ飽きたら、山椒や七味、コショウなどのスパイスをかけて食べれば、さらに味にバリエーションが生まれる。メニューは肉の量とご飯の量によって、「特盛り(肉1.5倍・ご飯普通)」、「特特(肉1.5倍・ご飯大盛り)」、「大盛り(肉普通・ご飯大盛り)」、「ハーフ(肉半分・ご飯少なめ)」、「ハーフ大盛り(肉半分・ご飯普通)」、「豚丼ご飯少なめ(肉普通・ご飯少なめ)」となっている。
 「味噌汁」と「豚汁」は、栃木県産の無添加味噌を使っており、煮玉子が半分入っている。「豚汁」は普通に美味しいので、「豚丼」と一緒に注文してもいいかも。しかし、デザートの「もちもち杏仁豆腐」だけはお勧めできない。ちなみに、店で使用している豚丼のタレは店頭でも販売しているので、北海道土産としてお勧めである。(2015年3月更新)

【札幌北10条店】
東区北9条東4丁目19  
電話番号:011-741-8555
定休日:無休 
営業時間:11時〜23時 
予算:特盛り豚丼1,029円、豚汁210円 
アクセス:地下鉄東豊線・北13条東駅2番出口を出て右へ向かう。「天使病院」を過ぎ、次の「INTEC」の信号を右折する。「GEO」と「ツルハ」を過ぎたら右角にある。「ホーマック」の西向かい。北13条東駅より徒歩10分
最寄りのランドマーク:天使病院、INTEC、GEO、ツルハ 
お勧めポイント:北海道ナンバーワンの美味しい豚丼

【札幌ステラプレイス店】
中央区北5西2 札幌ステラプレイス6階  
電話番号:011-209-5298
定休日:不定休(札幌ステラプレイスに準ずる)
営業時間:11時〜22時半
アクセス:JR札幌駅から直結
最寄りのランドマーク:JR札幌駅

札幌北10条店」は郊外型のファストフードタイプの店舗

狭い店内はいつも混んでいます

肉だけ増量した「特盛り豚丼(カット普通)」と「豚汁」

蓋を開けるとこんな感じ

肉の上には白髪ネギがのっている

ネギをどけて肉を再構成すると、「カット普通」はこの大きさ

豚汁の中には煮玉子が入っている

お勧めではないけど、「杏仁豆腐」も一応掲載しておきます

札幌駅と直結した「札幌ステラプレイス店」

焼いているところが見られます。ガラスで仕切られているので、「札幌北10条店」よりも油臭くなく快適

客席は縦長で狭い

北区

スープカリーディップ soup curry dip

 北大通沿いにあるスープカリー店。店舗は古いマンションの1階にある。縦長の構造となっているため、入って見ると外観の印象よりもやや広めに感じる。入口を入って左側にキッチンとカウンター席があり、そして右側にテーブル席がある。
 メニューを見ると、スープは「あっさり」、「濃厚」、「クリーム」の3種類があり、「クリーム」だけは50円増しとなっている。続いてメインの具材を選ぶ。メインの具材は「チキンレッグ」、「牛すじ煮込み」、「北海道産舞茸」、「フライドチキン」、「たっぷり野菜」、「厚切り炙りベーコン」、「マトンレッグの赤ワイン煮込み」、「もち豚の角煮」、「牛しゃぶしゃぶ」、「ぷりぷり海老のバターソテー(5本)」、「ベーシックベジタブル(基本具材のみ)」、「ベーシックチキンレッグ(チキンレッグのみ)」の計12種類。これらの具材はトッピングとしても追加が可能だ。辛さは0〜7番まで選べ、4番からは有料となる(4番+100円、5〜6番+200円、7番+300円)。4番からはピッキーヌが、7番からはハバネロが入るようだ。ライスの量は普通が200gで、少なめ150g、半分100g、少量70g、大盛り350gと細かく選ぶことができるが、大盛りは100円増しとなる。
 スープは「クリーム」、「濃厚」、「あっさり」の順にお勧めで、特にマイルドな「クリーム」がいい。「あっさり」は、混じりっけのないピュアな味自体は悪くないが、スパイス感がない分インパクトに欠け、どうしても物足りなさを感じてしまう。メインの具材は、「チキンレッグ」か「ぷりぷり海老のバターソテー」、「もち豚の角煮」などがお勧めである。「チキンレッグ」は簡単にほぐれてしまうほど柔らかいが、鶏の旨味が十分残っている。「ぷりぷり海老のバターソテー」はその名の通り、プリップリで最高。なので、僕の考える最強のタッグは、メイン具材「チキンレッグ」に「ぷりぷり海老380円」をトッピングするという組み合わせだ。さらに、辛さは「3番」がベストだと思うが、中辛〜辛口程度の辛さなので、辛いものが好きな方は4番以上が良いのかもしれない。
 スープカレー店としては価格が高めであるが、その分素材が美味しく、まろやかな味わいのスープカレーである。(2018年3月追加)

北区北29条西4丁目2−1 ファミール札幌110 
電話番号:011-299-3242
定休日:不定休
営業時間:11時半~21時
予算:チキンレッグ1080円
アクセス:地下鉄南北線・北34条駅5番出口を出て右へ進む。最初の信号を右折し(セイコーマートあり)、すぐに「北海道信用金庫」の信号を左折する。西4丁目樽川通(北大通)を進むと、左側に見えるマンションの1階。北34条駅より徒歩5分
最寄りのランドマーク:北海道信用金庫・幌北支店
お勧めポイント:素材が美味しく、まろやかな味わいのスープカレー

このマンションの1階です ココです! 入って左側にあるカウンター席 入って右側にあるテーブル席(パーティションの奥にもテーブル席があります) メニュー メニュー ランチタイムには、ドリンクがつきます。ドリンクをトッピングかライス大盛りに変えることもできます スープ「アッサリ」で、具材は「チキンレッグ」と「牛すじ煮込み」 「チキンレッグ」は簡単にほぐれてしまうほど柔らかい「牛すじ煮込み」は、味付けが甘過ぎでお勧めではない 「あっさり」は、混じりっけのないピュアな味自体は悪くないが、スパイス感がない分インパクトに欠け、どうしても物足りなさを感じてしまう ターメリックライスの米は日本米 スープ「濃厚」で、具材は「北海道産舞茸」と「もち豚の角煮」 「もち豚の角煮」はトロトロで美味しいが、「北海道産舞茸」は火が入りすぎでパサパサしていた 「濃厚」は「あっさり」を正に濃厚にしたようなスープで美味しい スープ「クリーム」で、具材は「厚切り炙りベーコン」と「ぷりぷり海老のバターソテー」 「クリーム」はマイルドかつ濃厚でバランスが最高

豊平区

SOUP CURRY KING

 

 2017年に大通・薄野エリアに新たにセントラル店がオープンし、とても便利になった。さらに、「Uber Eats」、「Wolt」、「出前館」、「Foodpanda」、「dデリバリー」などといった宅配サービスとも提携したため、店舗に行かなくても自宅で食べられるようになった。
 本店はカフェのような雰囲気。左側にカウンター席、右側にテーブル席があり、真ん中に広めの通路がある。また、セントラル店は街中のビルの地下にあり、手前にカウンター席、奥にテーブル席があって本店よりやや広めだ。
 どちらの店舗もスープは1種類のみで、ココナッツミルクが入っているのか?と思うくらい黄色っぽい色をしている。薄野にある 「soup curry yellow(→ 札幌グルメバイブル・カレーの頁を)」 のスープの色にやや近い。豚骨と鶏ガラを2日間煮込んで作られたという上質なスープは、魚介系の風味と野菜の甘さが感じられる。柚子と黒酢を使っているらしいが、全く気にならない。いや、全く感じられないと言っていいくらいスープに溶け込んでいて美味しい。メニューは、本店とセントラル店では若干異なる。本店のみのメニューは、「牛スジ豆腐カリー」と「ラムカリー」、「ラム野菜カリー」、セントラル店のみのメニューは、「粗挽きラムと豆腐のニラキーマカリー」と「ビーフカリー」、「ビーフ野菜カリー」である。「チキンカリー」、「チキン野菜カリー」、「ポーク角煮カリー」、「ポーク角煮野菜カリー」、「納豆挽肉カリー」、「シーフードカリー」、「野菜カリー」などは共通メニューで、この他に両店ともに月替わりの「マンスリーカリー」もある。
 本店のお勧めは、柔らかい牛スジと豆腐が入った「牛スジ豆腐カリー」と「チキンカリー」、セントラル店のお勧めは、「粗挽きラムと豆腐のニラキーマカリー」と「チキンカリー」である。辛さは全く辛くない0番からJoker(+250円)まで15段階あり、中辛は2番であるが、このスープには2〜3番が最も良く合うと思う。ライスは麦入りのターメリックライスで、全てのカレーはテイクアウトが可能。(2020年12月更新)
http://soupcurry-king.shop/menu/index.html

豊平区平岸3条16丁目1-1  

電話番号:011-821-0044
営業時間:平日11時半~15時、17時~22時半 土日・祝日11時半~21時半
定休日:不定休
予算:チキンカリー1100円、牛スジ豆腐カリー(本店のみ)1250円
アクセス:地下鉄南北線・南平岸駅西出口を出て左へ。「マックスバリュー」角を右折して200mほど進み、平岸通の信号を左折。平岸小学校前の歩道橋を過ぎ、Y字路の交差点の左側にある。南平岸駅より徒歩10分
最寄りのランドマーク:マックスバリュー、平岸小学校
お勧めポイント:魚介系テイストの美味しいスープカレー

【セントラル】
中央区南二条西3丁目13-4 カタオカビル地下1階
電話番号:050-5304-7425
定休日:不定休
営業時間:【月曜〜金曜】11時半〜14時半、17時半〜21時、【土日・祝日】11時半〜21時
予算:チキンカリー1100円、粗挽きラムと豆腐のニラキーマカリー(セントラル店のみ)1300円
アクセス:地下鉄大通駅・ポールタウンPARCO前の出口を出て、路面電車が走る駅前通を薄野方向へ進む。北海道信用金庫本店のある一つ目の信号を左折すると、すぐ左側にあるビル。大通駅から徒歩2分
最寄りのランドマーク:北海道信用金庫本店

本店です!本店はカフェのような雰囲気ラッシー本店のみのメニュー「牛スジ豆腐カリー」ライスは麦入りのターメリックライス「牛スジ豆腐カリー」のアップ 「牛スジ豆腐カリー」を更にアップ 「チキンカリー」「チキンカリー」のアップ北海道信用金庫本店のある一つ目の信号を左折すると、すぐ左側にあるこのビル 地下への階段を下りると・・・ ココです! セントラル店は、手前にカウンター席があり、コロナ対策の衝立が置かれている 奥にテーブル席があるが、テーブル間隔も広くとられている セントラル店 メニュー1 セントラル店 メニュー2 セントラル店 メニュー2 今年3月のマンスリーカリーは、「炭炙り豚角煮カリー」 英語メニューもあります 韓国語メニューもありますセントラル店限定のお勧めメニュー「粗挽きラムと豆腐のニラキーマカリー」