カレー専門店 円山教授。
積丹町にある人気のウニ丼店「田村岩太郎商店」がプロデュースする人気のカレー店。この店のカレーは、今流行りの南インド風やスリランカ風などといったスパイシーカレーではなく、かといってスープカレーでもない独自のルーカレー。もともと、積丹の海鮮をふんだんに使用したカレーをウニのオフシーズンに提供していたが、非常に好評だったため、円山の住宅街にカレー専門店をオープンさせたという。
店内は純喫茶風のインテリアで、水道管の様な鉄パイプがさらに独特の雰囲気を醸し出している。メニューを見ると、この店の一番人気である「浜カレー」や「煮込み浜カレー」の他、「しびれ鶏カレー」、「野菜とポークのカレー」、「牡蠣とひき肉のカレー」、「チーズとポークのカレー」、「ひき肉とキノコのカレー」などがある。値段は全体的に高めであるが、とにかく若者に人気のようで、土日はもちろんこと、平日のお昼時にも行列ができるほど。ルーは全て甘エビからとったエビ出汁を使用しているので、全てのルーに共通する魚介系のうま味とコクがある。方向性は異なるものの、「クロック(→ 札幌グルメバイブル・カレーの頁を参照)」並ぶ濃厚系のルーカレーである。ライスは小150g、中200g、高280gまでは無料で、短330gと大400gは有料(高がルーとのバランス良し)。また、辛さは1~10番まで選べ、中辛が3、辛口が4、激辛が5となっている。4が実際の中辛くらいの辛さなのでお勧め。さらに、「しびれ鶏カレー」は、辛さの他に痺れの元となる花椒の量を選択できる。1〜5まで選択できるが、まずは3番から試していただきたい。
どのカレーも前述のように海老を中心とした魚介系の旨味があり、濃厚な深みがあって美味しいが、コスパ的には良くない。また、「しびれ鶏カレー」以外は味に大きな違いがないので、特にお勧めという一品もない。今のところカツカレーはメニューにないが、このルー(特にひき肉のカレールー)は、絶対に豚カツに合いそうだ。ちなみに、テイクアウトもやっており、しかもルーだけの販売もあるので、自宅でカツカレーを作ってみても良いかも。昨年、この店の2号店(中央市場食堂長屋にある「カレーの子 くろしお 」を含めると3号店となる)「Curry restaurant 北円山教授」が、昨年西28丁目駅近くにオープンした。(2023年3月追加)
中央区南4条西21丁目1-27 第5籐栄ビル1階
電話番号:011-522-8886
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:11時〜21時45分
予算:煮込み浜カレー1550円
アクセス:地下鉄東西線・西18丁目駅の札幌市医師会館・夜間急病センター前の出口を出て、西20丁目通の交差点を左折する。札幌同交会病院を過ぎた交差点を右折し、1つ目の交差点を過ぎた左側にある。西18丁目駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:札幌市医師会館・夜間急病センター、札幌同交会病院
お勧めポイント:唯一無二の魚介系ルーカレーが味わえる
円山の住宅街にある ココです!店の前に2台の駐車スペースがあります 店の前にあるカレーメニュー。この店の一番人気である「浜カレー」や「煮込み浜カレー」の他、「しびれ鶏カレー」、「野菜とポークのカレー」、「牡蠣とひき肉のカレー」、「チーズとポークのカレー」、「ひき肉とキノコのカレー」などがある 一番人気の「浜カレー」は、具材がソテーされていてルーとは別盛り状態に 「煮込み浜カレー」は、ほとんどの具材がルーの中に煮込まれている 店内は純喫茶風のインテリアで、水道管の様な鉄パイプがさらに独特の雰囲気を醸し出している 「煮込み浜カレー」 殻付きの海老だけはソテーされ、ライスの上に別盛りにされている その他のシーフードはルーと一緒に煮込まれている 「ひき肉とキノコのカレー」 素揚げされたキノコや野菜が別盛りに 豚ひき肉のやキノコの風味がさらにルーに深みを与え、カツカレーのルーとして食べたいなあと思った 「しびれ鶏カレー」。店お勧めの痺れ2にしたが、物足りないので3以上にした方が良いかも ルーには細かく切った鶏肉がゴロゴロ入っていて、素揚げされたレンコンやブロッコリーとの相性もいい