鉄板バル ろくROKU
実は、オーナーシェフの千原さんは、「テッパン ヨイチヤ TEPPAN YOICHIYA」のシェフだった方。ソムリエやSAKE DIPLOMAの資格も持っているそうで、この店は鉄板焼き店とは言っても、よくあるステーキ店の延長線上にあるような店ではなく、ワインなどといったお酒に合う料理がコンセプトの店なのである。
エレベーターでビルの4階まで上がると、ビルの内部が吹き抜けとなっており、冬は寒くないなのか?とちょっと心配になる。扉を開けて店内に入ると、L字型のカウンター席が8席。「テッパン ヨイチヤ TEPPAN YOICHIYA」と比べるとキャパが小さくなったが、この店は店主一人のワンオペなので、このくらいの広さがちょうど良いのかも。
この日のメニューを見ると、「おつまみ」、「鉄板焼き」、「(冷たい)前菜」、「メイン」、「麺・飯」など、魅力的なメニューが並んでいた。基本はアラカルトメニューであるが、4400円と6600円のコースメニューもある。
まず注文したいのは、おつまみの「平取和牛 スジぽん」と「手羽先の燻製」、そして冷菜である「レバームース」と「サバのマリネ リンゴと茗荷のサラダ」。「平取和牛 スジぽん」は、ポン酢がサッパリとしていて平取牛の牛スジも臭みなくて美味しい。「手羽先の燻製」は、一度温燻してある手羽中(手羽先の根元の部分)を、鉄板上で追いスモークしてから供する。桜チップの香りに塩味が加わることで、ビールにジャストフィットする。「レバームース」は、ボソボソとした食感や臭みなどが一切なく、実に滑らかでみずみずしい。口に入れるとさっと消えてしまい、レバーが苦手な人でも食べられるのではないかと思うくらい。「サバのマリネ リンゴと茗荷のサラダ」には細切りのリンゴが入っていて、甘みとその食感がいい。さらに、バジルとマスタードによって、イタリアンテイストに仕上がっている。
鉄板焼きでお勧めしたいのは、「ファットリア・ビオ北海道 Fattoria Bio Hokkaido(→ 札幌グルメバイブル・お土産の頁を参照)」のチーズを使った「カチョカバロ」と「トマトとバジルのオムレツ」、そして「空心菜の炒め」、「お好み焼き」など。「カチョカバロ」は表面がカリッと焼かれ、ブラックペッパーが香る。また、バゲットの食感とアンチョビの塩味も絶妙。「トマトとバジルのオムレツ」は玉子がトロトロで、バジルが香るオリジナリティ溢れるオムレツだ。また、トマトの旨味と玉子の風味がよくマッチしている。「空心菜の炒め」はニンニクが香り、塩味がしっかりと効いていてシャキシャキトロトロ。「お好み焼き」はいわゆる豚玉であるが、山芋入りなのか?ふわふわトロトロである。
メインでお勧めしたいのは「ハンキングテンダー」。いわゆるサガリのことで、チルドのアメリカンビーフを使用しているという。火の通しはミディアムで、熟成されているのか、赤身の旨味が十分感じられる。また、添えられた南蛮の醤油漬けや山ワサビとの相性も抜群。
麺・ご飯でお勧めしたいのは、「牛タンのスパイスカレー」と「MEN Eiji(→ 札幌グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」の特注麺を使用したという「ソース焼きそば」。「牛タンのスパイスカレー」は肉が柔らかく、スパイスの使い方も専門店並みにハイレベル。「ソース焼きそば」の特注麺は太麺で独特のコシがあり、現在は万人受けするマイルドな味に仕上げているが、今後さらにバリエーションを増やしていく予定だという。換気システムや冷房能力が弱いという設備上の問題点があるものの、酒に合う鉄板焼きをコンセプトとした貴重な店である。(2023年9月追加)
中央区南5条西3丁目8 Nグランデビル4階
電話番号:011-200-0169
定休日:日曜・祝日
営業時間:18時〜翌1時
予算:レバームース700円、トマトとバジルのオムレツ800円、ハンキングテンダー1650円
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅5番出口を出て右へ、RAUND1の交差点を目指す。交差点の信号をファミリーマート側(東側)へ渡って進むと、「元祖さっぽろラーメン横丁」が見えるので、その隣のビル。すすきの駅から徒歩3分
最寄りのランドマーク:RAUND1、元祖さっぽろラーメン横丁
お勧めポイント:お酒に合う料理がコンセプトとした北海道では少ない鉄板焼き店
このビルです エレベーターでビルの4階まで上がると、ビルの内部が吹き抜けとなっており、冬は寒くないなのか?とちょっと心配になる 扉を開けて店内に入ると、L字型のカウンター席が8席。「テッパン ヨイチヤ TEPPAN YOICHIYA」と比べるとキャパが小さくなったが、この店は店主一人のワンオペなので、このくらいの広さがちょうど良いのかも ワインリスト(スパークリング) ワインリスト(白) ワインリスト(赤) ドリンクメニュー アラカルトメニュー1
アラカルトメニュー2 「平取和牛 スジぽん」は、ポン酢がサッパリとしていて平取牛の牛スジも臭みなくて美味しい 「手羽先の燻製」は、一度温燻してある手羽中(手羽先の根元の部分)を、鉄板上で追いスモークしてから供する。桜チップの香りに塩味が加わることで、ビールにジャストフィットする 「レバームース」は、ボソボソとした食感や臭みなどが一切なく、実に滑らかでみずみずしい。口に入れるとさっと消えてしまい、レバーが苦手な人でも食べられるのではないかと思うくらい 「サバのマリネ リンゴと茗荷のサラダ」には細切りのリンゴが入っていて、甘みとその食感がいい。さらに、バジルとマスタードによって、イタリアンテイストに仕上がっている 「カチョカバロ」は表面がカリッと焼かれ、ブラックペッパーが香る。また、バゲットの食感とアンチョビの塩味も絶妙 トマトとバジルのオムレツ」は玉子がトロトロで、バジルが香るオリジナリティ溢れるオムレツだ。また、トマトの旨味と玉子の風味がよくマッチしている 「空心菜の炒め」はニンニクが香り、塩味がしっかりと効いていてシャキシャキトロトロ
「お好み焼き」はいわゆる豚玉であるが、山芋入りなのか?ふわふわトロトロである メインでお勧めしたいのは「ハンキングテンダー」。いわゆるサガリのことで、チルドのアメリカンビーフを使用しているという 火の通しはミディアムで、熟成されているのか、赤身の旨味が十分感じられる。また、添えられた南蛮の醤油漬けや山ワサビとの相性も抜群 「牛タンのスパイスカレー」 肉が柔らかく、スパイスの使い方も専門店並みにハイレベル 「MEN Eiji」の特注麺を使用したという「ソース焼きそば」 特注麺は太麺で独特のコシがあり、現在は万人受けするマイルドな味に仕上げているが、今後さらにバリエーションを増やしていく予定だという「牛タンステーキ」もアメリカンチルド牛をしている。生黒胡椒とスダチのネギのタルタルが添えられているが、想像以上の味ではない 「厚切り豚肩ロースのとん平焼き」は、これってトンテキ?と思えるくらい肉が分厚い。そのトンテキにトロトロのスクランブルエッグをのせたもので、美味しいことは間違いないが、大阪のとん平をイメージして食べると微妙な感じがする「お酒のあてのポテトサラダ」は、ポテトサラダに燻製玉子やクリームチーズ、粒山椒などが入っている。 「きゅーり麻辣ソース」は、ネギラー油がパンチに欠ける 「ホタテバターコーン」は、紫色のトウモロコシを使用している。ニンニク風味で美味しいが、ホタテが小ぶりなので火が入り過ぎだった