18. スイーツ、パン

中央区

ボン ヴィヴァン Bon Vivant

 龍谷学園高校前のマンションの1階にある人気のスイーツ店。以前は札幌パークホテルの近くにあった店だが、2022年10月に北円山に移転してきた。実はこのエリアは、グルメバイブル3つ星スイーツ店「パティスリーASAKA(→ 札幌グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」「ショコラティエ・マサール(→ 札幌グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」、2つ星の「パティスリーSHIIYA(→ 札幌グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」「椿さんど 円山本店(→ 札幌グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」などがひしめきあうスイーツ激戦区なのである。
 開店当初は店の前にいつも行列ができていたが、最近は徐々に落ち着いてきたようだ。しかしながら、土日には今も行列ができており、その一因は、“入店は3組まで”というレギュレーションにある。また、駐車場はなく、店の前に路上駐車すると、すぐにパトカーの取り締まりがあるので注意されたい(近所の方が通報でもしているのか?この日も店の前で駐禁で捕まっていたドライバーが2人もいた)。
 この店の僕のお勧めは、ムース系のケーキ。中でも、チョコレート系のケーキがとくにお勧めである。何故かパンも大人気のようで、とくにデニッシュ系のパンが、開店とともに飛ぶように売れていく。チョコ系ケーキでとくにお勧めしたいのは、「エルザ」と「グラッパ」、そして「タイノリ」、「ラムデピス」、「アールグレイ」である。「エルザ」は冬季限定のケーキであるが、見つけたら是非購入してほしいアイテム。ドイツのグリューワインを使用した口溶けの滑らかなチョコムースとアングレーズソースのムース、それをラズベリーのジュレでコーティングしている。とにかく、口溶けの良さと味の重層感が最高な逸品だ。「グラッパ」は、イタリアワインの蒸留酒であるグラッパが香るチョコムースケーキ。シットリと滑らかで、甘さもちょうど良い。但し、グラッパの香りは独特なので、多少好みが分かれるかも。「タイノリ」は三角形のチョコレートケーキであるが、小麦粉の生地は一切使用していないらしい。食感の異なるチョコクリームの重層感が良く、口溶けも滑らか。カカオの酸味と香り、苦みのバランスが素晴らしい。「ラムデピス」は、バニララムを使用したババロアと、シナモンっぽいスパイシー感を醸し出す何とも言えない個性的なチョコケーキ。口溶け滑らかなムースがとろけて美味しい。「アールグレイ」は、チョコムースの中に、水分多めでトロトロのアールグレイクリームが入っていて、ベルガモットのクリームがアクセントになっている。この他のお勧めケーキは、「フロマージュ」と「モンブラン」。「フロマージュ」は、貴腐ワインが香る泡雪のようなレアチーズケーキ。下は硬めのクッキー生地であるが、これだけフワッとしているのであれば、下はメレンゲ生地の方が合うような気がする。「モンブラン」はほんのりと酒が香り、中心には刻んだ栗が入っている。それを囲むように生クリームとマロンクリームが包み込み、甘さも控えめでいい。下の生地はメレンゲではなく焼き菓子であったが、外がカリッと中がシットリとしていて、意外にも合っていた。
 パンでお勧めなのは、「クロワッサン」と「パン スイス」、「マロン」など。「クロワッサン」は、外側がかなりカリッとしている。バターの香りが豊かで、塩味も感じる。これに対して、これをベースにした「パン・オ・ショコラ」は、オレンジピールがバターの香りを吹き飛ばしてしまっていて良くない。また、「クロワッサン・シトロン」は、シトロングラス(レモン風味の砂糖)が合わないとまでは言わないが、少なくとも僕好みではない。「パン スイス」は、生地がクロワッサンより濃密で、さらにカリッとしている。チョコチップが入ることで味に深みが出て、塩味と甘味のバランスもいい。「マロン」は外側がデニッシュ生地で、砂糖をまぶしてキャラメリゼしているのでカリッと甘く、まるでクイニーアマンのよう。さらに、中がシットリとした生地とマロンクリームが、絶妙な食感と甘さのコントラストを演出している。
 焼き菓子でお勧めなのは、「フィナンシェ ナチュール」と「フィナンシェ メープル」、「ダクワーズ ジャンドゥジャノワゼットレ」など。「フィナンシェ ナチュール」は、シットリとした食感と豊かなバターの香りがする一番のお勧め。「フィナンシェ メープル」は、メイプルの香りに焦がし砂糖の風味が加わり、甘さも控えめで美味しい。「ダクワーズ ジャンドゥジャノワゼットレ」は、やや厚めのしっかりとした食感で、ネットリとしたチョコクリームとの相性も良い。
ちなみに。チョコレートボンボンはどれも悪くないが、お勧めと言うほどのレベルではなかった。(2023年4月追加)
https://bon-vivant22.com

中央区北4条西20丁目1−1 スペチアーレ420  
電話番号:011-676-4403
定休日:月曜、火曜(月曜が祝日の場合には営業)
営業時間:11時〜18時
予算:エルザ580円、フロマージュ580円、パンスイス400円
アクセス:地下鉄東西線・西18丁目駅の1番出口(夜間急病センター出口)を出て右へ、西20丁目通り交差点を右折する。札幌市社会福祉総合センター、北海道開発局札幌開発建設部、北海道森林組合連合会、西本願寺札幌別院を過ぎると、札幌龍谷学園高校前の左側の角のマンション。西18丁目駅より徒歩5分
最寄りのランドマーク:札幌龍谷学園高校、西本願寺札幌別院
お勧めポイント:ムース系ケーキが美味しいスイーツ店

龍谷学園高校前のマンションの1階にあります ココです!開店当初は店の前にいつも行列ができていたが、最近は徐々に落ち着いてきた しかしながら、土日には今も行列ができており、その一因は、“入店は3組まで”というレギュレーションに 駐車場はなく、店の前に路上駐車すると、すぐにパトカーの取り締まりがあるので注意されたい(近所の方が通報でもしているのか?この日も店の前で駐禁で捕まっていたドライバーが2人もいた) ケーキとチョコレートボンボンのショーケース 焼き菓子の置かれた棚 「エルザ」は冬季限定のケーキであるが、見つけたら是非購入してほしいアイテム。ドイツのグリューワインを使用した口溶けの滑らかなチョコムースとアングレーズソースのムース、それをラズベリーのジュレでコーティングしている。とにかく、口溶けの良さと味の重層感が最高な逸品 「グラッパ」は、イタリアワインの蒸留酒であるグラッパが香るチョコムースケーキ。シットリと滑らかで、甘さもちょうど良い。但し、グラッパの香りは独特なので、多少好みが分かれるかも 「タイノリ」は三角形のチョコレートケーキであるが、小麦粉の生地は一切使用していないらしい。食感の異なるチョコクリームの重層感が良く、口溶けも滑らか。カカオの酸味と香り、苦みのバランスが素晴らしい 「ラムデピス」は、バニララムを使用したババロアと、シナモンっぽいスパイシー感を醸し出す何とも言えない個性的なチョコケーキ。口溶け滑らかなムースがとろけて美味しい 「アールグレイ」は、チョコムースの中に、水分多めでトロトロのアールグレイクリームが入っていて、ベルガモットのクリームがアクセントになっている 「フロマージュ」は、貴腐ワインが香る泡雪のようなレアチーズケーキ。下は硬めのクッキー生地であるが、これだけフワッとしているのであれば、下はメレンゲ生地の方が合うような気がする
「モンブラン」 ほんのりと酒が香り、中心には刻んだ栗が入っている。それを囲むように生クリームとマロンクリームが包み込み、甘さも控えめでいい。下の生地はメレンゲではなく焼き菓子であったが、外がカリッと中がシットリとしていて、意外にも合っていた 「クロワッサン」 外側がかなりカリッとしている。バターの香りが豊かで、塩味も感じる これに対して、これをベースにした「パン・オ・ショコラ」は、オレンジピールがバターの香りを吹き飛ばしてしまっていて良くない 「クロワッサン・シトロン」は、シトロングラス(レモン風味の砂糖)が合わないとまでは言わないが、少なくとも僕好みではない 「パン スイス」 生地がクロワッサンより濃密で、さらにカリッとしている。チョコチップが入ることで味に深みが出て、塩味と甘味のバランスもいい 「マロン」 .外側がデニッシュ生地で、砂糖をまぶしてキャラメリゼしているのでカリッと甘く、まるでクイニーアマンのよう。さらに、中がシットリとした生地とマロンクリームが、絶妙な食感と甘さのコントラストを演出している 焼き菓子でお勧めなのは、「フィナンシェ ナチュール」と「フィナンシェ メープル」、「ダクワーズ ジャンドゥジャノワゼットレ」など。「フィナンシェ ナチュール」は、シットリとした食感と豊かなバターの香りがする一番のお勧め。「フィナンシェ メープル」は、メイプルの香りに焦がし砂糖の風味が加わり、甘さも控えめで美味しい。「ダクワーズ ジャンドゥジャノワゼットレ」は、やや厚めのしっかりとした食感で、ネットリとしたチョコクリームとの相性も良い この店のチョコレートボンボンの種類 この店を代表する5種類を食べてみた。どれも悪くないが、お勧めと言うほどのレベルではなかった。ミスマッチとも思えた「バナナ胡椒」がインパクトがあり、最も美味しかった

氷屋mococo

 日本でかき氷店が登場したのは明治2年とのことであるが、我々昭和世代のかき氷と言えば、イチゴやメロンなど鮮やかな色のシロップと練乳を使ったかき氷であろう。これらは、主に和風甘味処やフルーツパーラーなどで、暑い季節に提供されていた。しかし、2003年に通年してかき氷を提供する専門店が出現するようになると、これまでの定番かき氷に加えて、自家製のフルーツソースや果肉を使ったかき氷が登場するようになった。さらにその後のインスタ映えブームによって、クリームやエスプーマなどを使った色鮮やかなフルーツパフェのようなかき氷へと進化した。これにより、ジェラートとフルーツパフェの両方を食べたような満足感が得られ、今や若者を中心に大人気のスイーツとなっている。
 氷屋mococoは、今年6月に円山にオープンしたかき氷専門店である。店内はウッディな落ち着いたインテリアで、イートインスペースがある。壁に沿ってパーティション付きのカウンター席が5席と、中央に4人掛けのテーブル席が1つという小さな店であるが、店外のテラス席でも食べることもできる。しかしその場合はテイクアウト用の使い捨て容器となってしまうので、フォトジェニックな写真を撮りたいという方は、是非店内でいただきたい。
 先ずは注文カウンターでオーダーし、支払いを済ませ、番号札を受け取る。これは札幌で一番人気のかき氷店「氷処さゆり(現在取材中)」と同じスタイル。メニューを見ると、全てが季節のフルーツを使ったかき氷で、8月現在は「いちごミルク」、「ブルーベリーチーズ」、「オレンジレアチーズ」、「グレープフルーツティー」、「カシスミルクティー」の5種類がある。店の一番人気は「いちごミルク」と「ブルーベリーチーズ」であるが、僕のお勧めは、「オレンジレアチーズ」、「グレープフルーツティー」、「いちごミルク」、「ブルーベリーチーズ」、「カシスミルクティー」の順である。かき氷は小さな容器からはみ出すようにボリューミーに盛られているので、一方から食べ進めると、もれなく崩れて容器外に落下してしまう。なので、その場合は食べるバランスこそ良くないが、頂上から食べ進めながら内側に崩して食べなければならない。
 「いちごミルク」のソースは、クラッシックなイチゴシロップではなく、果実のフレッシュ感を残したイチゴソースである。イチゴジャムとは全く異なり、くどくなく甘さも絶妙。「ブルーベリーチーズ」のソースはかなり濃厚で、甘みも強い。中に入っているグラノーラの硬い食感も良くない。僕の一押しの「オレンジレアチーズ」は、上にミルクエスプーマがのり、レアチーズミルクとオレンジソースがかかった氷の中には、ゴロゴロとしたサイコロ大のオレンジ果肉とヨーグルトクリームが入っている。フルーツパフェのような果実感とオレンジやヨーグルトの爽快感が相まって最高である。「グレープフルーツティー」は、最上部にアールグレイエスプーマと果肉がのり、かき氷のベースとなる味は、グレープフルーツソースと練乳ミルクである。甘酸っぱいグレープフルーツソースを練乳ミルクが包み込んで爽やかに仕上がっている。「カシスミルクティー」は、氷にかかっているミルクティーシロップが味薄めで、言われなければ何だか分からないくらいカシスクリームとのバランスが悪い。
 かき氷を評価する上での最大のポイントは、削った氷のフワフワ感にあるが、それは台湾かき氷の様な薄くドライなフワフワ感ではダメである。インスタ映えするような大きな盛り付けは、どうしても削った氷を圧して形成する必要があるため、削った氷のふわふわ食感が犠牲になってしまう。シロップがこれだけ美味しいソースへと進化し、素晴らしい味わいなったにも関わらず、3つ星になれない理由は正にここにある。僕的には、仙台の「かき氷 梵くら(→ その他日本の旨い店・宮城県を参照)」のような、必要最低限の圧を加えただけのかき氷の方が好みである。
 ちなみに、札幌で大人気の「氷処さゆり」は前日のネット予約が必要であり、予約も瞬時に一杯となってしまうため、ハードルが高く行く気が失せてしまう。現時点で同等な評価であり、ネット予約の必要のないこちらの店の方がお勧めである。しかしながら、こちらの店も1杯作るのに5分くらいを要するため、時間に余裕のない方は、開店10分前に行くことをお勧めしたい。(2022年月追加)

中央区南3条西20丁目3-27  
電話番号:011-676-5012
定休日:不定休
営業時間:10時〜19時(売り切れ終了)
予算:いちごミルク1200円、オレンジレアチーズ900円
アクセス:地下鉄東西線・西18丁目駅1番出口を出て、大通を「札幌市医師会館」方向へ向かう。「ホンマ矯正歯科」の交差点を左折し、西20丁目通を南へ進む。セイコマートのある裏参道(南1条通)を右折し、「PASS BYビル」前のT字路を左折する。和菓子店「嘉心」、「瑞龍寺」を過ぎると左にある。地下鉄東西線・西18丁目駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:裏参道(南1条通)、瑞龍寺
お勧めポイント:今流行のインスタ映えするフルーツかき氷店

今年6月に円山にオープンしたかき氷専門店 マンションの1階にあるココです! 店内はウッディな落ち着いたインテリアで、イートインスペースがある壁に沿ってパーティション付きのカウンター席が5席と、中央に4人掛けのテーブル席が1つという小さな店 メニューを見ると、全てが季節のフルーツを使ったかき氷で、8月現在は「いちごミルク」、「ブルーベリーチーズ」、「オレンジレアチーズ」、「グレープフルーツティー」、「カシスミルクティー」の5種類がある 先ずは注文カウンターでオーダーし、支払いを済ませ、番号札を受け取る。これは札幌で一番人気のかき氷店「氷処さゆり(現在取材中)」と同じスタイル 「いちごミルク」。ソースは、クラッシックなイチゴシロップではなく、果実のフレッシュ感を残したイチゴソースである。イチゴジャムとは全く異なり、くどくなく甘さも絶妙「ブルーベリーチーズ」。ソースはかなり濃厚で、甘みも強い。中に入っているグラノーラの硬い食感も良くない 僕の一押しの「オレンジレアチーズ」上にミルクエスプーマがのり、レアチーズミルクとオレンジソースがかかった氷の中には、ゴロゴロとしたサイコロ大のオレンジ果肉とヨーグルトクリームが入っている。フルーツパフェのような果実感とオレンジやヨーグルトの爽快感が相まって最高 「グレープフルーツティー」。最上部にアールグレイエスプーマと果肉がのり、かき氷のベースとなる味は、グレープフルーツソースと練乳ミルクである。甘酸っぱいグレープフルーツソースを練乳ミルクが包み込んで爽やかに仕上がっている「カシスミルクティー」。氷にかかっているミルクティーシロップが味薄めで、言われなければ何だか分からないくらいカシスクリームとのバランスが悪い 比較対象である、札幌で一番人気のかき氷店「氷処さゆり(現在取材中)」の「プラムヨーグルト」 「氷屋mococo」よりも氷の削り方が若干であるが柔らか

清水屋の生クリームパン

 岡山県発の生クリームパン。生クリームパンと言えば、隣の広島県の「八天堂」が有名であり、グルメバイブル(→ 大阪グルメバイブル・お土産の頁を参照、→ 神戸グルメバイブル・おみやげの頁を参照、→ 札幌グルメバイブル・お土産の頁を参照)でも度々登場している。
 実は、初めてこの生クリームパンを食べたのは、コロナ以前の羽田空港の国際線ターミナル。当時、銀座グルメバイブルの取材のため、5階にあるドンキホーテ「ソラドンキ羽田空港店」の中をブラブラしていたところ、ガラス張りの冷蔵庫の中にあったこの生クリームパンが目にとまった。試しに購入してその場で食べてみたところ、あまりに美味しく、八天堂以外にもこんな美味しいクリームパンがあったんだと感激した記憶がある。その後忘れてしまっていたが、今回「マルヤマ クラス」のスーパー「マックスバリュ」で偶然見つけ、購入して食べてみた。
 マックスバリュでは現在、「カスタード」、「生クリーム」、「小倉」の3種類の生クリームパンが販売されているが、清水屋のホームページや楽天市場の販売サイトによると、「チョコ」や「抹茶」、「苺」」なども発売されているようだ。八天堂の方が、いろいろな味のバリエーションがあって良いが、味的には清水屋の方が僕好みである。 
 お勧めは、ズバリ「カスタード」。パン生地は共通して白くフワフワで、シットリときめ細やか。口の中に入れると、小麦の香りと共に溶けてしぼんでいく感じだ。八天堂と似ているといえば似ているが、こちらのクリームの方が堂島ロールのように軽く、いくらでも食べられる。「生クリーム」のクリームも、基本的に「カスタード」と大きな違いは無い。軽く滑らかで、よりミルク感を強くした感じだが、「カスタード」の方が味に奥行きがあって完成度が高い。「小倉」は、小豆餡の割合が多めで、折角のクリームの美味しさが生かされていない。
 札幌の「マルヤマ クラス」にある「マックスバリュ」の他、楽天市場の販売サイトや清水屋のホームページからも購入できる。(2022年6月追加)

アクセス  
【マルヤマ クラス(マックスバリュ)】
中央区南1条西27丁目1-1
電話番号:011−614−4147
営業時間:7時〜23時
予算:生クリームパン各198円(税込み213円)

【楽天市場】
https://item.rakuten.co.jp/reno-kodawari/sw03custard/

【清水屋】
https://shimizuyanet.thebase.in

現在、マルヤマクラスで販売されているのは、「カスタード」、「生クリーム」、「小倉」の3種 僕の一押しは「カスタード」 パン生地は共通して白くフワフワで、シットリときめ細やか。口の中に入れると、小麦の香りと共に溶けてしぼんでいく感じ 八点堂と似ているが、こちらのクリームの方が堂島ロールのように軽く、いくらでも食べられる

ゴゾGOZO

 バスク風チーズケーキは、スペインのサン・セバスチャンにある料理店「ラ・ビーニャ」のレシピをもとに作られたベイクドチーズらしいが、ローソンが2019年に「バスクチーズケーキ」を発売したのをきっかけに、全国的なブームとなった。その後、セブンイレブンもなども追随し、今や一般的な街の洋菓子店でも見かけるほどのメジャー商品に成長した。
 このGOZOは、札幌唯一のバスクチーズケーキ専門店である。販売されているバスクチーズケーキは1〜2名用の9㎝と6〜8名用の15㎝の2種類のみ。この他に、「ブルーチーズのバスクケーキケーキ」もあるが、これはネット販売用の冷凍品。
 バスク風チーズケーキは、外側を茶色く焦がしているため、濃厚なクリームチーズにキャラメルの風味が加わったようなイメージであったが、この店のものは、それほどキャラメル感が強くない。チーズの風味は濃厚だが、意外にサッパリとしているのでいくらでも食べられる。食感は真ん中がトロトロで、周りがシットリとしており、ベイクドチーズケーキとレアチーズケーキの中間のような感じである。9㎝の小さなサイズでも、見た目よりもボリュームがあり、2名でちょうど良いくらい。
 冷凍となってしまうが、下記のネットショップからは宅配もしてもらえる。(2020年4月取材)
https://webshop.gozo.jp

中央区南6条西17丁目2-5   
電話番号:011-252-9533
定休日:水曜
営業時間:9時〜19時
予算: 9㎝(1〜2名用)900円、15㎝(6〜8名用)3800円
アクセス:地下鉄東西線・西18丁目駅2番出口を出て右へ。次の信号(ピタットハウス、アパマンショップあり)を右折し、札幌医科大学附属病院、ファミリーマート、北星女子中学高等学校、渥美工業を過ぎたらすぐ右側にある。地下鉄東西線・西18丁目駅より徒歩10分
最寄りのランドマーク:北星女子中学高等学校
お勧めポイント:バスクチーズケーキの専門店

住宅街の・・・ ココです! 店頭販売の他に、冷凍にして全国発送してもらえます 販売されているバスクチーズケーキは1〜2名用の9㎝と6〜8名用の15㎝の2種類のみ 9㎝の小さなサイズでも、見た目よりもボリュームがあり、2名でちょうど良いくらい

椿さんど 円山本店

 「椿サロン」は、桑園エリアにあるオシャレなカフェ。日高の新冠町や東京の銀座そして渋谷、さらには台北などにも多店舗展開している。また、姉妹店の 「椿サロン・赤れんがテラス店」は、パンケーキが美味しいと評判の店である。しかしながら、フワフワ感を追求するあまりメレンゲの風味が小麦の風味を上回り、バランスが悪く、グルメバイブルの掲載を見送った。一方、2020年3月にオープンした「椿さんど 円山本店」は、「椿サロン・赤れんがテラス店」のような焼きたてのパンケーキを食べさせるカフェではなく、テイクアウト専門店である。
 販売しているパンケーキは、フルーツをサンドした、いわゆるフルーツサンドパンケーキである。予めカットされている「椿さんど」と、カットされていないホールタイプの「椿けーき」の2タイプがあり、何れも焼きたてではなく、焼いた後に一晩寝かせたものだ。そうすることで、シットリと味が凝縮するという。実際に食べてみると、確かに焼きたてとは異なる何とも言えないシルキーなフンワリ感があり、これもありだなと思わせる美味しさ。加えて、生クリームがさっぱりと軽くピュアで、フルーツが入っていなくても旨いやつである。
 販売されている商品は、フルーツ入手の関係上、季節によって入れ替わる。これまでの「椿さんど」は、「バナナ」、「キウイ」、「ゴールデンキウイ」、「いちご」、「でこぽん」、「ルビーグレープフルーツ」、「ゴールデンパイン」など、「椿けーき」は、「ベリーベリー」、「チョコばなな」、「モンブラン」、「いちご」などである。僕のお勧めは、「椿さんど」は、「ゴールデンキウイ」と「バナナ」、「椿けーき」なら、「ベリーベリー」と「モンブラン」である。とくに注意しておきたい点は、「椿けーき」の販売は開店時の午前10時ではなく、11時からであること、そして、人気の「ベリーベリー」すぐに売り切れるので、前日までに予約することである。
 ちなみに、今年の12月には、2店舗目となる「椿さんど ポールタウン店」が街の中心部にオープンした。それでも行くのがめんどうだという方は、「Wolt」によるデリバリーも可能である。(2020年9月取材)
https://tsubakisando.wixsite.com/website

中央区大通西23丁目1-14  
電話番号:011-616-7855
定休日:不定休
営業時間:10時〜18時(椿けーきの販売は11時から)
予算:椿さんど320〜370円(季節の素材により価格は変動)、椿けーき・ベリーベリー1750円、モンブラン1650円
アクセス:地下鉄東西線・円山公園駅5番出口を出て、西25丁目通の交差点を過ぎ、フードセンター円山店の交差点を左折すると右側。円山公園駅から徒歩3分
最寄りのランドマーク:フードセンター円山店
お勧めポイント:シットリふわふわの美味しいパンケーキ

【椿さんど・ポールタウン店】 
中央区大通西4丁目 ポールタウン内
電話番号:011-596-0700
定休日:不定休
営業時間:10時〜20時
アクセス:地下鉄大通駅からすぐ

西24丁目と23丁目の間の通りにあります ココです!時計修理で全国的にも有名な石橋時計店の隣です テイクアウト専門なので、店はコンパクトです 入口ではパンケーキが焼かれています ショーケースの「椿さんど」 椿サンドは横長の箱に入っています オープンするとこんな感じ 僕の一押しの「椿さんど・ゴールデンキウイ」 裏から見たところ。メープルシロップをかけています 僕の一押しの「椿けーき・モンブラン」 もう一つの僕の一押し「椿けーき・ベリーベリー」 「椿けーき・チョコばなな」 「椿けーき・いちご」 ショーケースの右側では、「椿サロン」のコーヒー豆が販売されている「椿けーき」の販売は開店時の午前10時ではなく11時からであるので、ご注意を!

パティスリー ASAKA

 2019年秋に大通・円山エリアにオープンした洋菓子店。パティシエの安積さんは、「ザ・ペニンシュラ東京(→ 銀座グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」をかわきりに、「オーベルジュ・ド・リル サッポロ(→ 札幌グルメバイブル・フレンチの頁を参照)」を経て独立した方である。
 シックなチョコレートカラーの外観の店内に入ると、ガラスケースの中には宝石のような美しい品々が並んでいる。どの品も、思わずどれを買おうか悩んでしまうほど美しい。店内は狭めなので、イートインスペースは設けられていない。
 僕のお勧めは、ムース系のケーキと「モンブラン」である。「モンブラン」は、注文を受けてから作られるので、多少時間を要する。土台のメレンゲがサクッと軽く、フランス産マロンペーストと生クリームの甘さが抑えられていていい。函館の「ペシェ・ミニョン乃木本店(→ その他北海道の旨い店・道南を参照)」のモンブランを彷彿とさせる逸品である。その他のお勧めは、キャラメルと洋梨の相性が絶妙なムースケーキ「ポワール キャラメル」、フワッと滑らかなチョコムースとヘーゼルナッツのカリッとした食感が素晴らしい「トリュフ オ カフェ」、とろけるマスカルポーネムースがタルト仕立てにされた「ティラミス オ モデルヌ」、挟まれた厚めのガナッシュ(チョコクリーム)がシットリ滑らかで、まるでクッキーケーキのような「オタール ショコラ」など。但し、「オタール ショコラ」のフランボワーズ版である「フランボワーズ ショコラ」は、酸味が強くお勧めできない。また、「ボンボンショコラ」は細い棒状で、中はトロッとしている。味的には悪くはないが、お勧めというレベルではない。もしも買うなら、フルーツ系よりも塩味が効いたキャラメルやコーヒーの方がいい。
 ちなみに、「ザ・ペニンシュラ東京」名物の「マンゴープリン」を模した「ココ マングー」は、何故か酸味が勝ってバランスが悪かった。(2020年3月〜5月取材)

札幌市中央区大通西17丁目2-1 大久保ビル1階  
電話番号:011-215-6222
定休日:月曜、火曜
営業時間:11時〜19時
予算:モンブラン550円
アクセス:地下鉄東西線・西18丁目6番出口を出て右へ。札幌日産自動車の交差点を左折する。一つ目の信号の手前左側にある。西18丁目駅から徒歩2分
最寄りのランドマーク:札幌日産自動車・本店
お勧めポイント: 繊細かつ洗練されたケーキが味わえる店

シックなチョコレートカラーの外観 ガラスケースの中には宝石のような美しい品々が並んでいる。どの品も、思わずどれを買おうか悩んでしまうほど美しい。店内は狭めなので、イートインスペースは設けられていない 「モンブラン」は、注文を受けてから作られるので、多少時間を要する。土台のメレンゲがサクッと軽く、フランス産マロンペーストと生クリームの甘さが抑えられていていい。函館の「ペシェ・ミニョン乃木本店」のモンブランを彷彿とさせる逸品である キャラメルと洋梨の相性が絶妙なムースケーキ「ポワール キャラメル」 「ショコラ アールグレイ フランボワーズ」は、アールグレイは香らずないが、フランボワーズの酸味とチョコレートのバランスは良い 「プラリネ 柚子」は、柚子の酸味と香りが前面に出過ぎていてバランス悪い とろけるマスカルポーネムースがタルト仕立てにされた「ティラミス オ モデルヌ」 「サンフォニー」は、4層のビターチョコケーキ。とろけてそれなりに美味しいが、4層とは思えない単調な味。酸味などが加わった複雑であれば良いのだが 「プランタン」。蜂蜜のムースとピンクグレープフルーツの爽やかな組み合わせ ワッと滑らかなチョコムースとヘーゼルナッツのカリッとした食感が素晴らしい「トリュフ オ カフェ」「ボンボンショコラ」は細い棒状で、中はトロッとしている。味的には悪くはないが、お勧めというレベルではない。もしも買うなら、フルーツ系よりも塩味が効いたキャラメルやコーヒーの方がいい「オタール ショコラ」挟まれた厚めのガナッシュ(チョコクリーム)がシットリ滑らかで、まるでクッキーケーキのよう

「みるくsan 札幌PARCO店」

 札幌パルコ地下の「FOODIES MARKET」に、昨年オープンしたミルク専門店。この店では、「土地や作り手毎に異なるミルクの美味しさを伝えたい」というコンセプトで、全道各地から選りすぐった牧場直送ミルクを取り扱っている。
 店の前に掲げられたメニューを見ると、この日扱っていたのは「天塩町・宇野牧場のホルスタイン&ジャージー種」、「浜中町・浜中ブレンド」、「根室市・伊藤牧場のホルスタイン種」、「帯広市・十勝加藤牧場のジャージ種」、「滝上町・井上牧場のブラウンスイス種」、「阿蘇市・阿部牧場」、「大沼町・山川牧場」など計7つ。商品の内訳は、牛乳が5種類とソフトクリームが3種類、さらにシェイクやサンデーなどもあった。さらに、夏期にはイチゴソースで味わうフワフワの「みるくかき氷」も登場するらしい。
 今回、時期を変え、計2回にわたってソフトクリーム食べ比べてみた。その結果、それぞれが非常に個性的であり、その違いが分かって面白かった。
 食品のミシュランと称される「世界味覚検査機構」で3つ星を獲得した熊本県・阿蘇市「阿部牧場」の牛乳を使ったソフトクリームは、口に含むと鮮烈な生クリームのような濃厚な香りが口一杯に広がる。とにかくリッチで味わい深く、余韻がとても長い。例えて言うなら、ワインのフルボディのような味わいであり、3つ星だ。タカナシ乳業が使用していることで知られる浜中町「浜中ブレンド」のソフトクリームは、サッパリとした中にもしっかりとしたミルクのコクがあり、バランスも良くこちらも3つ星である。函館に近い七飯町「山川牧場」のソフトクリームは、北海道におけるスタンダードな牛乳ソフトの味であるが、乳脂肪分のバランスが若干悪く1つ星。別な日に味わった滝上町「井上牧場ブレンド」のソフトは、サッパリと甘さ控えめで、ピュアな牛乳そのものの味がして1つ星。「帯広市・十勝加藤牧場のジャージ種」は、乳脂肪分が高く、独特のクセのある味がして星なし。
 それにしても、季節によっていろいろなソフトクリームと牛乳を味わうことができ、今までありそうでなかった素晴らしいコンセプトの店である。(2019年3月追加)
http://milk-san.com

中央区南1条西3丁目3 札幌パルコ地下2階 FOODIES MARKET
電話番号:090-8904-5517
定休日:札幌パルコに準ずる
営業時間:10時~20時(土曜のみ10時~20時半)
予算:ソフト食べ比べ730円
アクセス:地下鉄大通駅から三越、地下街ポールタウンへ向かい、パルコ出口に直結
最寄りのランドマーク:4丁目交差点、三越、地下街ポールタウン
お勧めポイント:最高レベルのソフトクリームと牛乳が味わえる

地下街ポールタウンのパルコ出口から直結しています 地下2階のFOODIES MARKETにあります ココです! 牧場紹介のまとめ 牧場紹介・浜中町・浜中ブレンド 牧場紹介・根室市・伊藤牧場 牧場紹介・滝上町・井上牧場 牧場紹介・帯広市・十勝加藤牧場 牧場紹介・熊本県・阿蘇市・阿部牧場 牧場紹介・七飯町・山川牧場 牧場紹介・天塩町・宇野牧場 ソフトクリーム関連メニュー 牛乳のドリンクメニューは、50mlと150mlの2種類 お勧めメニュー ソフト食べ比べ1ソフト食べ比べ2

カフェレストラン ヒュッゲ hygge

 「hygge(ヒュッゲ)」とは、デンマーク語で「人と人のふれあいから生まれる、温かな居心地の良い場所」という意味らしいが、まさに宮の森にある居心地のいいカフェである。店の前にある駐車場に車を止めて店内に入ると、優しい色調のインテリア。外観から受ける印象よりもずっと広い感じがする。
 メニューを見ると、カフェというよりもレストランといった方が良いくらいフードメニューが充実している。特にディナータイムメニューには、本格的な料理が並んでいる。中でも、僕のお勧めは「リコッタ(チーズ)パンケーキ」であるが、パスタなど他のフードメニューもカフェと思えないくらい美味しい。
 リコッタパンケーキには、レギュラーメニューと月替わりメニューの2種類があり、さらに、リコッタパンケーキは、メニューによって3枚ものと2枚ものがある。この店のパンケーキは、とにかく生地が美味しい。豆腐を使っているせいなのか、フワッとしていながらメレンゲっぽくなく、パンケーキ本来の小麦の香りや食感、そして、しっとり感や厚みなどバランスが最高なのである。
1番人気の「ティラミスパンケーキ(2枚)」は、パンケーキの上にマスカルポーネチーズで作られたティラミスのクリームがのっており、エスプレッソをかけて食べる。甘さも丁度良く悪くはないが、お勧めというほどではない。むしろ僕のお勧めは、2番人気の「ナッツと塩キャラメルソースのパンケーキ(3枚)」と「マカダミアンナッツパンケーキ(2枚)」である。「ナッツと塩キャラメルソースのパンケーキ」は、キャラメルの風味がもう少し強くても良いかなと思わせるが、程よいキャラメルの塩味が心地よくお勧めだ。最初はクリームで、後はメープルシロップで食べるともう最高である。「マカダミアンナッツパンケーキ」は、まろやかなクリームが美味しく、添えられたバナナと絶妙にマッチしている。さらに、サクサクで塩気のあるマカダミアンナッツがアクセントとなっている。また、札幌では珍しいフレンチプレスで供される「フレンチプレズコーヒー」の「さわやか“空”ブレンド」は、程よい酸味とロースト香のバランスが良くお勧めである。
 ちなみに、開店後の11時〜12時までの時間帯は予約が可能なので、混み合う土日には是非予約をしてから出かけたい。また、この店はカードが使えなので現金のみの精算となる。(2019年1月追加)
https://www.sawai-k.co.jp/hygge/

中央区宮の森2条14丁目1-14  地図 
電話番号:011-613-3820
定休日:月曜(祝日の場合には火曜)
営業時間:【平日】11時~15時、17時~20時、【土日】11時~15時、17時半~20時
予算:ナッツと塩キャラメルソースのパンケーキ(3枚)1100円、マカダミアンナッツパンケーキ(2枚)1110円
アクセス:地下鉄東西線・円山公園駅から環状通を進み、北1条宮の沢通を西へ向かう。北海道神宮を過ぎ、宮の森フランセス教会のある「宮の森4−10」交差点の信号を左折し、進むと左側にある。円山公園駅から徒歩15分
最寄りのランドマーク:北1条宮の沢通、北海道神宮、宮の森フランセス教会
お勧めポイント:パンケーキだけでなく、料理も美味しいカフェレストラン

店の前には駐車場があります ココです! 優しい色調のインテリア。外観から受ける印象よりもずっと広い感じがする リコッタパンケーキのメニュー パフェメニュー 人気のパスタメニュー その他のフードメニュー 一番人気の「ティラミスパンケーキ(2枚)」 パンケーキの上にマスカルポーネチーズで作られたティラミスのクリームがのっており、エスプレッソをかけて食べる。甘さも丁度良く悪くはないが、お勧めというほどではない 2番人気の「ナッツと塩キャラメルソースのパンケーキ(3枚)」 キャラメルの風味がもう少し強くても良いかなと思わせるが、程よいキャラメルの塩味が心地よくお勧めだ 「ナッツと塩キャラメルソースのパンケーキ」 まろやかなクリームが美味しく、添えられたバナナと絶妙にマッチしている。さらに、サクサクで塩気のあるマカダミアンナッツがアクセントとなっている 添えられたチョコレートアイスとは合わない 月替わりの「ピオーネとクリームチーズのパンケーキ」 ピオーネの香りが強すぎてイマイチ ランチのサラダとスープ。サラダの自家製ドレッシングは酸味が抑えられていて美味しい 「オムライス・デミグラスソース」 トロトロのオムレツの中のライスは、チキンライスやバターライスではなく白米だある週の限定ランチ「オーストラリア産・ラム肩ロースの完熟トマト煮込み」 トマトとチーズ、ラム肉が三位一体となった美味しさ ランチに付いてくるコーヒーは香りがイマイチ 単品のフレンチプレズコーヒー「さわやか“空”ブレンド」は、程よい酸味とロースト香のバランスが良くお勧めである 札幌では珍しいフレンチプレスで供される アイスコーヒーは普通人気の「ストロベリー&ローズ」アイスティーは、爽やかで美味しい

幸せのパンケーキ 札幌店

 全国展開している大人気のパンケーキ専門店。大阪グルメバイブル作成時に、「南船場店(→ 大阪グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」を初めて取材したが、その後も店舗を増やし、今や関東エリアに11店舗、関西エリアに6店舗、その他のエリアを含めると、計26店舗を展開している。この札幌店を含めて、土日・祝日は相当混み合う人気店なので、開店10分くらいに行くか、15時〜16時のオフタイムに行くのがお勧めである。
 エレベーターでビルの2階に上がると、白を基調とした明るく女子受けしそうな店内。まずは自動発券機で順番が印刷されたチケットを発行して待つ(開店前でも発行が可能)。店舗によってシステムが若干異なるが、札幌店であれば平日3組限定で、ホームページから2週間先までの先着順のオンライン予約ができる。
 番号が呼ばれ、店員に券を渡して席に案内される。メニューを見ると、パンケーキは通常のスイートパンケーキと食事のミールパンケーキがある。スイーツパンケーキは、レギュラーメニューが7種類、そして季節限定メニューが1種類ある。プラス200円でドリンクとセットにすることができる。スイーツパンケーキのソースやクリームはパンケーキ毎に予め決まっているが、ホイップクリームとアイスクリープだけは、プラス100円で追加できる。僕のお勧めは、やはり店名を冠した「幸せのパンケーキ」にホイップクリームをトッピングしたもの。
 パンケーキの生地は、最近流行のメレンゲが入ったフワフワタイプのパンケーキ。しかし、それらパンケーキとの決定的な違いは、カステラのような玉子感と小麦の風味が感じられることだ。スフレタイプのパンケーキは、食感が良くなる一方、小麦の香りが乏しく味が単調になってしまう。ベーキングパウダーを加えず、これほどまでにシットリフワフワで深みのあるパンケーキはなかなかないだろう。加えて、「幸せのパンケーキ」に添えられたアイスクリームのような姿のホイップバターが最高に美味しい。このホイップバターは、ニュージーランド産のマヌカハニーと北海道産の発酵バターを使用して作れているというが、このパンケーキとの相性は抜群である。しかしながら、ビターテイストのカラメルシロップとの相性は微妙で、何故メイプルシロップにしなかったのか?という疑問が残る。それ故にそれを補うために、プラス100円でホイップクリームを追加することを是非お勧めしたい。(2018年12月追加)
https://magia.tokyo/shop

中央区南1条西4丁目15−1 第21ビッグビル2階  
電話番号:011-251-6666
定休日:不定休(基本的に無休)
営業時間:【平日】10時〜19時15分、【土日・祝日】10時〜19時40分
予算:幸せのパンケーキ1100円(ドリンクセットはプラス200円、ホイップクリームやアイスクリームのトッピングはプラス100円)
アクセス:地下鉄・大通駅10番出口を出て反対方向の「4丁目プラザ」と「TSUTAYA」のある交差点へ向かう。「TSUTAYA」交差点を右折するとすぐ右側。大通駅から徒歩1分
最寄りのランドマーク:4丁目プラザ、TSUTAYA
お勧めポイント:シットリフンワリとした最高レベルのパンケーキ

4丁目交差点が見えるココです エレベーターで2階に上がると、白を基調とした明るい店内 店内はかなりの大箱で、ガラス張りの調理室が見える エレベーター前にある自動発券機 まずは自動発券機で番号順の券を発行する 予約客は優先となる パンケーキの写真メニュー スイーツパンケーキのメニュー ミールパンケーキのメニュー 10月からの季節メニューである「かぼちゃのパンケーキ 国産栗のレーズンパターのせ」 最近、季節メニューからレギュラーメニューに格上げされた人気の「ティラミスパンケーキ」 順番に焼くため、すぐに焼いても20分以上かかる 2杯目からの水は、セルフサービスとなる 「幸せのパンケーキ」に、ホイップクリームをトッピングしたもの アイスクリームのような姿をしたホイップバターが最高に美味しい。このホイップバターは、ニュージーランド産のマヌカハニーと北海道産の発酵バターを使用して作れているというが、このパンケーキとの相性は抜群 ビターテイストのカラメルシロップとの相性は微妙で、何故メイプルシロップにしなかったのか?という疑問が。それを補うために、プラス100円でホイップクリームを追加するのがお勧め 「紅茶ミルクのパンケーキ 自家製グラノーラがけ」 ソースはアールグレイにミルクを加えたような感じだ。決して悪くはないが、お勧めと言うほどではない。グラノーラはアップルシナモンの風味 裏から見たところ。アールグレイソースの他にホイップクリームがのっている 「濃厚クリームチーズムースパンケーキベリーソースがけ」 クリームチーズムースは、ほんのり酸味があって、思ったよりも軽い。一緒にのっているホイップクリームもフレッシュミルクの香りがしてお互いに相乗効果を発揮している。但し、甘酸っぱいブルーベリーソースは、これに合うかどうかは微妙なところだ 「ホットチョコパンケーキ」をベースに作られた人気の「ティラミスパンケーキ」 ほんのりと酸味のあるティラミスのクリームはインパクトがなく、どうしてもホットチョコレートソースとホイップクリームの味が支配してしまう。しかし、エスプレッソをかけて食べると、あら不思議!キリッとした苦みが味に輪郭を与えてティラミスの味に変貌する。エスプレッソをかけなければ、ホットチョコレートソースが甘すぎていただけない 10月〜11月の季節のパンケーキ「かぼちゃのパンケーキ 栗のレーズンパターのせ」はお勧め 栗のレーズンパターは、ラムレーズ味のクリームでかなり美味しい。ホイップクリームとの相性も絶妙。かぼちゃのソースはカボチャの風味はあまり感じらず、ローズマリーの葉も含めて、これらはあってもなくても良い感じだ。これに対して、レッドペッパーはインパクトがある

紫陽花珈琲

 円山西町にある人気のカフェ。基本的に駐車スペースは4台分しかないので、駐車場を確保したい方は、開店10分以上前に到着していなければならない。階段を上って2階にある入口のドアを開けると、店員さんから「タバコを吸いますか?」と聞かれる。「吸いません」と答えると、3階に案内された。もしかすると、3階だけが禁煙スペースなのかも。フロアのフローリングは古めかしい木の床になっており、全体的に民家をイメージしたようなシックなインテリアとなっている。
 この店のお勧めは何と言ってもパンケーキ。基本のパンケーキ(3枚)に、お好みのソース(100円)とトッピング(200円)を組み合わせて注文するスタイルである。北海道牛乳で作ったという自家製リコッタチーズを使用したパンケーキの生地は、ベイクドチーズケーキとスフレを合わせたような細やかで独特の食感。ソースはカスタードクリームのような「アングレーズソース」の他、蜂蜜を使った「ハニーソース」、「メイプルソース」、「ミックスベリーソース」、「キャラメルソース」、「チョコレートソース」の6種類。トッピングは、「バナナ」、「イチゴ」、「ローストナッツ」、「マロン」、「アイスクリーム」の5種類であるが、一緒にドリンクを注文すれば「アイスクリーム」のトッピングは無料となる。
 今回は、一番人気のアングレーズソースにバナナをトッピングしたパンケーキを注文。一緒に「フレンチブレンド」のホットを注文したので、アイスクリームのトッピングが無料でついてきた。パンケーキには、この他にホイップクリームも付いてくる。自家製リコッタチーズを使用したパンケーキの生地は、シットリ、ネットリとしていてホイップクリームと良く合って美味しいが、アングレーズソースやアイスクリームは、特徴がなくごく普通。自家焙煎のコーヒーも可もなく不可もなしといった感じだ。他店のように、ホイップクリームをもっと多めにするか、トッピングでもいいのでホイップクリームを追加できれば、2つ星にしても良いかも。(2018年10月追加)

中央区円山西町7丁目1-18  
電話番号:011-215-5101
定休日:水曜(不定休あり)
営業時間:11時〜18時
予算:パンケーキ(3枚)700円+ソース100円+トッピング200円+ドリンク300円
アクセス:札幌中心部から「円山動物園」を目指し、「円山動物園」の西横を左折して「宮ヶ丘交差点」を通って「藻岩山麓通」を上る。「道立特殊教育センター」を過ぎ、「円山西町3交差点」を左折すると、すぐ右側にある。地下鉄東西線・円山公園駅から車で5分
最寄りのランドマーク:円山動物園、道立特殊教育センター
お勧めポイント:パンケーキが美味しいカフェ

コンクリートの打ちっ放しのモダンな外観入口には人気店らしい張り紙が  2階から3階へ上がる階段 3階のフロア 木の椅子以外にこの様なローテーブルと椅子が・・・ パンケーキのメニューパンケーキのメニュー「生地とソース」 パンケーキのメニュー「トッピング」 コーヒーメニュー1 コーヒーメニュー2 「フレンチブレンド」 注文したパンケーキは、一番人気の「アングレーズソースにバナナをトッピングしたパンケーキ」 パンケーキのアップ。一緒に「フレンチブレンド」のホットを注文したので、アイスクリームのトッピングが無料でついてきた。パンケーキには、この他にホイップクリームも付いてくる 自家製リコッタチーズを使用したパンケーキの生地は、シットリ、ネットリとしていてホイップクリームと良く合って美味しいが、アングレーズソースやアイスクリームは、特徴がなくごく普通北海道牛乳で作ったという自家製リコッタチーズを使用したパンケーキの生地は、ベイクドチーズケーキとスフレを合わせたような細やかで独特の食感

奏春楼(そうしゅんろう)

 「ジャルダン・ドゥ・ボヌール」や「ピエトラ・セレーナ」などの人気結婚式場を運営する(株)創和プロジェクトが新たに展開するスイーツ店。これら結婚式場で食べたことがある方なら分かると思うが、結婚式場なのに意外とスイーツが美味しい!と感じられたことがないだろうか。それもそのはず、この会社はフランス料理だけではなく、スイーツにも力を注いでいるのである。
 店舗は札幌中心部から定山渓へ向かう通り沿いにある。白い外観の店舗に入ると、右側にケーキが並ぶガラスのショーケースがあり、真ん中にデニッシュやクロワッサンなどのパンが並ぶテーブルが、そして左側にはカフェスペースがある。
 お勧めは、現時点で僕が北海道ナンバーワンだと思っている「なめらかプリン」。口に含むと、食感がトロトロで、プリンの持つ美味しさだけを凝縮したような味だ。僕が日本一だと思う「エスコヤマ es koyama(→ 神戸グルメバイブル・お土産の頁を参照)」の「養老牛プレミアム 小山ぷりん」を彷彿させるような美味しさである。
 まずはそのまま食べてみて欲しい。食感のみならず甘さも絶妙で、甘いもの好きでなくとも素直に旨い!!と思えるような美味しさである。後半にカラメルソースを垂らして食べると、さらに味に深みが増し、これまた堪えられない至高の美味しさへと変化する。これに対し、ケーキ類は、スポンジが良くないせいか、どれもお勧めというほどのレベルには達していない。また、チョコレート類も、トリュフを除けばそれほど悪くはないが、お勧めというほどではない。デニッシュやクロワッサンなどもごく普通であり、あくまでも、2つ星は「なめらかプリン」の評価だと思っていただきたい。(2018年4月追加)
http://soushunro.co.jp

中央区南16条西10丁目3ー21  
電話番号:011-522-5851
定休日:水曜
営業時間:10時~19時(カフェは平日のみ10時〜17時)
予算:なめらかプリン320円
アクセス:札幌中心部から車で石山通を定山渓方向(南)へ進む。「ガスト札幌石山通店」、「札幌中央病院」、「山鼻公園」を過ぎたらすぐ左側。大通から車で4分
最寄りのランドマーク:石山通
お勧めポイント:北海道ナンバーワンのトロトロプリン

石山通沿いにある白い建物です 入口を入ると、右側にガラスのショーケースがある 真ん中にはデニッシュやクロワッサンなどのパンが並び、左側にカフェスペースがある。 ショーケースには、美味しそうなボンボンショコラも 僕のお勧めは「なめらかプリン」。現時点で北海道ナンバーワンのプリンだ 見た目通り、食感はトロトロで滑らか プリンが美味しいだけに「シュークリーム」のカスタードも美味しいかなと思ったが・・・ 意外なことにイマイチだった イチゴのタルト イチゴのショートケーキ

セ・ボー・エ・ボン C'est BO et BON

 2016年9月にオープンしたスイーツ店。西25丁目通りの裏通りに面したマンションの1階にあるため、偶然通りがかるということはまずない店だ。また、駐車場はあるものの、冬期は道幅が極めて狭く、車で行くのに躊躇してしまうかもしれない。
 店の前の駐車場に駐め、ドアを開けると、そこは白を基調とした明るい店内。透明なガラスケースの中には色鮮やかなケーキやマカロン、そしてケースの上にはクロワッサンやブリオッシュなどの美しいパンが並ぶ。
 聞くところによると、オーナーパティシエである藤井さんは北見出身で、東京・青山の 「ピエール・エルメ パリ(https://www.pierreherme.co.jp)」 でスーシェフをしていたという。マカロンで有名な「ピエール・エルメ パリ」はフランスを代表する洋菓子店であり、フランス以外では日本を中心に世界展開している。「ピエール・エルメ パリ」と同様に、この店のマカロンも美味しいといえば美味しいが、僕のお勧めと言うほどのものではない。また、ケーキはどれも洗練はされてはいるものの、味の重層感がバラバラで調和していないので、こちらもお勧めではない。お勧めは、4種類あるクロワッサンのうちの「クロワッサン」と「クロワッサン・ショコラ」。この店のクロワッサンは外がカリッとしていて、かむと口の中に芳醇なバターの香りが広がる。このレベルのクロワッサンは、北海道では小樽の忍路にある 「Aigues vivesエグ・ヴィヴ(→ その他北海道の旨い店・小樽市を参照)」と、真狩村にある「ブーランジェリー ジンBoulangerie JIN(→ その他北海道の旨い店・真狩村を参照)」でしか味わったことがないくらい素晴らしい。もしも、クロワッサンだけで評価するなら3つ星店にしたいくらいの美味しさ。しかしながら、クロワッサンはこの店の人気アイテムなので、もしも確実に購入したければ、開店間もない午前中に訪れたい。さらに、もう一つお勧めしたいのが「ガレット・デ・ロワ」。クロワッサン同様、パイ生地がサクサクしており、スイートポテトのような優しいアーモンドクリームが甘過ぎず美味しい。(2017年1月追加)

中央区南7条西24丁目2−3 カルムマルヤマ1階  
電話番号:011-213-1065
定休日:火曜
営業時間:10時〜19時
予算:クロワッサン200円、ガレット・デ・ロワ(ワンホール)2500円
アクセス:地下鉄東西線・円山公園駅4番出口を出て右へ、大通を進み、西25丁目の信号を右折して南へ向かう。「愛育病院」、「信広寺」を過ぎると、左に「セイコーマート」が見えるのでその手前の信号を左折し、そして1つ目の交差点を右折すると右に見えるマンションの1階
最寄りのランドマーク:信広寺、セイコーマート旭ヶ丘店
お勧めポイント:ピエール・エルメ出身のパティシエが作る札幌ナンバーワンのクロワッサン

このマンションの1階です ココです 白を基調とした明るい店内 透明なガラスケースに入った色鮮やかなケーキやマカロン、そしてケースの上にはクロワッサンやブリオッシュなどの美しいパンが並ぶ お勧めの「クロワッサン」 外がカリッとしていて、かむと口の中に芳醇なバターの香りが広がる。このレベルのクロワッサンは、北海道では小樽の忍路にある「Aigues vivesエグ・ヴィヴ」や、真狩村にある「ブーランジェリー ジンBoulangerie JIN」でしか味わったことがないくらい素晴らしい。もしも、クロワッサンだけで評価するなら3つ星店にしたいくらいの美味しさ もう一つのお勧め「クロワッサン・ショコラ」 「クロワッサン・シュクレ」 ソーセージ入りの「クロワッサン・ソーシソン」 さらに、もう一つお勧めしたいのが「ガレット・デ・ロワ」 クロワッサン同様、パイ生地がサクサクしており、スイートポテトのような優しいアーモンドクリームが甘過ぎず美味しい マカロン全種類と「マドレーヌ」、「マドレーヌ・ミエル・エ・シトロン」。「ピエール・エルメ パリ」と同様、この店のマカロンも美味しいといえば美味しいが、僕のお勧めと言うほどのものではない クリスマスの名物「シュトーレン」 「Aigues vivesエグ・ヴィヴ」のシュトーレンのように、もう少し生地の美味しさを出してくれれば完璧なのだが・・・ 「ミルフィーユ・タヒチ」は、クリームがパイの美味しさを生かし切れていない キャラメル風味のクリームを使った「ミルフィーユ・エビス・フランボワーズ」もバランス悪し 熊本産の和栗を使った「モンブラン熊本」 和栗を生かすにはもっとシンプルで良いのでは? 「タルト・カフェ みちみち」 バルサミコバニラクリームとドライフルーツジュレの「モデナ」は微妙な味 「クレーム・キャラメル」 チョコレート・トリフのように濃厚な「アンタンス」も味のバランスが微妙 「ロン・サカバ」 「サバラン」や「ババ」のようなラム酒が効いたケーキだが、この種のケーキにしては意外と洗練された味がする 「シャン・ドウ・ラ・ネージュ・ケベック」は、メープルシロップベースの味に、ナッツ、ドライフルーツが入っている 「ノーブル」はカルダモン風味のクリームをのせたチョコケーキ 

ジェラテリア クレメリーチェ

 栃木県の「Gelateria 伊達いちご園」で修業した店主が、2016年7月にオープンした人気のジェラート店。北海道の新鮮な低温殺菌牛乳と全国の厳選素材を使用し、季節ごとに16種類のフレーバーが並ぶ。店内に入ると、左にイートインスペースがあり、右側にレジとジェラートのショーケースがある。まずは、レジでお金を支払い、希望のジェラートを注文する。
 この店のジェラートは、シットリと滑らかで軽く、甘さも丁度良い。どちらかと言えば、北広島の名店 「アルトラーチェ ARTLACZÉ(→ 札幌グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」 のジェラートに近いイメージだ。
 この店の僕のお勧めは、「バナナ」と「ミルク」、「抹茶」、「フロマージュ」など。「バナナ」はバナナの濃厚さとミルクのバランスが良く、「抹茶」は香り高い。「ミルク」は想像通りの美味しさで、「バニラ」よりもピュアで良かった。「フロマージュ」は、クリームチーズのリッチな美味しさが何とも言えずクセになる。この他では、「レモンヨーグルト」はサッパリと爽やかで、夏には良いかも。「メロン」やコーヒー(名前は忘れたがエスプレッソだったかな?)は普通の美味しさで、「アールグレイ」や「チャイ」などの紅茶系はやや甘めだ。プラス50円の「ピスタチオ(ピスタッキオ)」はやや塩辛く、バランスが悪かった。
 ちなみに、この店では日本初となる「チョコレート・ディスペンサー」を売りにしている。要するに、蛇口からトロトロのチョコレートが流れ落ちる循環型の器械で、ビュッフェ(バイキング)でよく見かけるチョコレートファウンテンの改良版のようなもの。これをアイスクリームにかけてトッピングするわけだが、ジェラートそのものが美味しいだけにこれは不要だと思う。(2016年8月追加)

中央区南7条西25-3-1  
電話番号:011-200-999
定休日:木曜(祝日の 場合は営業)
営業時間:11時〜21時
予算:デュオ(2種)450円、トリオ(3種)500円
アクセス:地下鉄東西線・円山公園駅4番出口を出て右へ、大通を進み、西25丁目の信号を右折して南へ向かう。「愛育病院」、「信広寺」を過ぎると、左に「セイコーマート」が見えるので、その向かいの建物(つぼみ幼稚園の隣)
最寄りのランドマーク:信広寺、つぼみ幼稚園
お勧めポイント:南円山の美味しいジェラート店

西25丁目の通り沿いにありますここです入口を入って左側にあるイートインスペース右側にレジとジェラートのショーケースがあります本日のジェラートはこんな感じこれが日本初というチョコレート・ディスペンサー。蛇口からトロトロのチョコレートが流れっぱなしになっている循環型のマシンです

パンの店 アンジュ

 電車通りから少し入ったところにあるかわいらしいパン屋さん。この店はかつて札幌グルメバイブルに3つ星で掲載されていた店であるが、その後の改訂で取材する機会がなく、そのまま未掲載でいた店である。
 この店の人気はハード系パンで、とりわけ「バゲット」が人気である。以前取材したときには、外がカリッと香ばしい小麦の香りがして、中がシットリとモチモチした「バゲット」という風に表現した。しかし、今回改めて何度か食してみると、小麦粉を変えたのか?まず小麦が以前ほど香らず、モチッとした感じもそれ程感じられなかった。オーブンで温めてみても同様で、少しガッカリ。とは言っても一定レベル以上の美味しいパンであることには変わりない。
 僕のお勧めは「バタール」と全粒粉を使った小さめの「スコーン」。「バタール」と「バゲット」は基本的に同じハード系パンだが、「バゲット」は細く長いため、外のカリカリ感とした食感と小麦の香りを楽しみたい方向け。ズングリとした「バタール」は、モチモチした食感を楽しみたい方向けである。「スコーン」は、「プレーンスコーン」と「チョコスコーン」の2種類があるが、「プレーンスコーン」の方がお勧め。外がカリッと中がサックリシットリしていて、粒々の全粒粉の香りが感じられる。甘さも丁度良く、このレベルのスコーンには中々出会えない。「クロワッサン」もカリッとしてバターの香り豊かで美味しい。「パン・オ・オランジュ」は、クロワッサン生地の上にクッキー生地が載せられ、バターの香りとクッキー生地の歯ごたえが何ともいい。「ヌスボーゲン」はギザギザの奇妙な形をしたパンで、「パン・オ・オランジュ」より更に多くのクッキー生地が載っており、クロワッサン生地にヘーゼルナッツペーストが入っていてとても美味しい。2種類ある「リュスティック」は、どちらもカリッと香ばしくて深い味わいがある。「バターロール・レザン」は、まさにバターロールの王道を行くシットリ感とソフトタッチが何とも言えない。しかしながら、ネットで評判のアルザス地方のリング状パン「クグロフ」は普通で、特にコメントするほどのものではない。
 ちなみに、この店の最大の欠点は、店主1人で焼いているためか、全ての商品が一同に揃う時間帯がないことである。つまり、時間帯を選んで行かないと希望のパンを買えないのである。店員によると、人気の「バタール」や「バゲット」は、15時半〜16時頃に焼き上がるので、購入したい方は電話予約して夕方に来店すれば良いとのこと。また、ネット情報によると、午前中にクロワッサンやスコーン、昼過ぎに食パン、タルトなど、夕方に惣菜パンやバゲットやバタールが焼き上がるそうである。(2014年12月追加)

中央区南19条西14-2-7 仲通り南向き  
電話番号:011-563-0083
定休日:日曜・祝日
営業時間:9時〜19時頃(売切れ 次第閉店)
予算:バタール270円、バゲット270円、プレーンスコーン108円
アクセス:市電・ロープウェイ入口電停から徒歩1分
最寄りのランドマーク:市電・ロープウェイ入口電停
お勧めポイント:ハード系パンが人気の有名店

お勧めのバタール

リュスティック

バターロール・レザン

バゲット

ブーランジェリー カキザワ

 STVの近くにある小さなパン屋で、以前は「リヨンドール カキザワ」と名乗っていた店である。先月、「メルキュールホテル札幌」で食事をしたときに、出できたパンがとても美味しかったので「自家製ですか?」と尋ねてみると、実はこの店から購入しているとのこと。
 早速伺ってみると、失礼ながら、外観や店内の様子からは決して本格的で美味しいパン屋とは思えないような雰囲気。また、調理パンなども揃っていて、商店街などにありがちなパン屋なのである。しかしながら実際に食してみると、特に天然酵母と道産小麦を使ったハード系パンの出来が素晴らしく、それぞれが実に個性的な味わいなのである。例えば、昔風の呼び名で表示されている「フランスパン(バゲット)」は、天然酵母に由来するほんのりと酸味があり、実に小麦らしい心地よい香りがする。食べる前に軽くトースターで温め、バターを塗って食べると美味しい。
 中でも僕の一押しは「フロマージュ ブロード」と「ベーコン エピ」、「クルミ・レーズン・チーズ」、「スモークチーズ」など。「フロマージュ ブロード」はドライレーズンとカマンベールチーズが入った楕円形のハード系パンで、とても濃厚な味。「ベーコン エピ」は6つのポーションが繋がったハード系パンで、ベーコンとコショウの香りが食欲をそそり、噛めば噛むほど旨味が増す美味しさ。「クルミ・レーズン・チーズ」は四角い小ぶりのパンで、中の生地がフワッと柔らかくクリーミーなチーズとよく合う。「スモークチーズ」は香ばしいチーズの香りのハード系パンで、後からジンワリと美味しさがこみ上げてくる。
 調理パンは特に際立って美味しいものはないが、「ムーントースト」だけはかなりお勧めだ。食パンに目玉焼きをのせて焼いたありそうでなかった調理パンで、耳の部分がカリッとしていてマヨネーズ風味もベストマッチ。更に追加するとすれば、オレンジピールの香りがいい「オレンジピール・クランベリーとチーズパン」や焼きチーズの香りが良いハード系パン「チーズフランス」など。また、変わり種では、中に道産黒豆と餅が入った「塩豆大福」やマヨネーズゴボウが入った「ゴボウサラダチーズ」などもある。これらに対し、黒パンなどのライ麦系パンやシフォンケーキなどはイマイチで、お勧めできない。
 見た目や雰囲気はともかく、価格も良心的で、コストパフォーマンスに優れた素晴らしいパン屋である。しかも、平日の朝は8時から営業している点もマルである。それにしても、マスコミへの露出がないせいなのか見た目の雰囲気が良くないせいかは不明だが、店はいつも閑散としている。この店のポテンシャルを考えると、もっと評価されても良い店である。(2014年3月追加)

中央区北1条西10丁目 フラッツ北1条1階  
電話番号:011-261-4741
定休日:日曜・祝日
営業時間:8時〜18時半(土曜は8時半〜18時)
予算:フロマージュ ブロード252円、ベーコン エピ210円、ムーントースト157円
アクセス:地下鉄東西線・西11丁目駅4番出口を出て右へ進む。「ロイトン札幌」や「合同庁舎」のある北1条宮の沢通を右折。「一番堂」を過ぎた信号を左折するとすぐ左側。西11丁目駅から徒歩4分
最寄りのランドマーク:ロイトン札幌、合同庁舎
お勧めポイント:コストパフォーマンスが抜群な街中の美味しいパン屋

ブランジェリー ラ・フォンティヌ・ドゥ・ルルド

 宮の森の高級住宅街にひっそりと店を構える小さなパン店。天然酵母「ルヴァン」を使用したフレンチスタイルにこだわって作っているという。この店の女性店主と「ブーランジェリー ジン(→ その他北海道の旨い店・道央版を参照)」の店主・神さんは、共にザ・ウィンザーホテル洞爺の「オテル・ド・カイザー」で一緒に働いていたらしい。「オテル・ド・カイザー」と言えば、クロワッサンが有名である。この店のクロワッサンは、通常のものと全粒粉の2種類がある。しかし、何れもサクッと感やバターの香りに欠け、僕のお勧めではない。むしろ、僕がおすすめしたいのは「フィグ」、「ノア・レザン」、「セモリナ」、「イタリアン」、「ブリオッシュ・ブレッサン」、「クランベリー・ヘーゼルナッツ」、「パン・ドゥ・ミ」、「ドゥ・ミ・バゲット」など。
 特に、「フィグ」はトルコ産イチジクを使ったハード系パンで、1番のお勧め。「ノア・レザン」は、クルミとレーズン入りのハード系パンで、これも香りと甘さのバランスが良かった。「セモリナ」は中が黄色のパンで、シットリとした中に小麦の旨味がある。「イタリアン」は外がビスケットのようにカリッとしていて、何とも言えないシットリとした食感が味わえる。「ブリオッシュ・ブレッサン」はフワッサクッとしていてバターの香りが口一杯に広がる。これに洋梨がのった「ブリオッシュ・ポワール」ももちろん美味しい。「クランベリー・ヘーゼルナッツ」は甘みと酸味、カリッとした食感が絶妙なハーモニーを醸し出す。「パン・ドゥ・ミ」はいわゆる食パンであるが、通常のものと全粒粉で作られたものの2種類がある。お勧めは通常の方で、外がかなりカリッと焼かれているため、切ったときのザクッとした感覚が何とも言えない。また、中もフックラとしていて美味しい。「ドゥ・ミ・バゲット」は外の皮がパリッと香ばしく風味が豊か。
 また、この店ではアルザスで修行した真狩村在住の有名コンフィチュール(ジャムのこと)職人・MASAKOさんのコンフィチュールも販売している。季節によって種類が入れ替わり、この日販売されていた「ぶどう・ナイアガラ」と「りんごとバニラ」を購入してみたが、両品ともフルーツの凝縮感が半端なく凄かった。「ぶどうのナイアガラ」は、ぶどうのジュレをそのまま食べているような瑞々しさがいい。「りんごとバニラ」は甘みと酸味が程良く、シャリシャリとしたリンゴの果肉の食感が残されている。いずれもどちらかと言えば少し甘めなので好みが分かれるかもしれないが、是非一度パンと共に味わってみてはいかがだろうか。(2013年12月 追加)

中央区宮の森4条12丁目10-1
電話番号:011-616-2320
定休日:火曜と水曜
営業時間:平日10時〜18時、土日・祝日8時半〜18時
予算:フィグ230円、ノア・レザン240円、ブリオッシュ180円
アクセス:中心部から宮の森「札幌彫刻美術館」を目指し、その先を真っ直ぐ大倉山シャンツェ方向に坂を上る。「札幌彫刻美術館」より車で2分。
最寄りのランドマーク:札幌彫刻美術館
お勧めポイント:ハード系パンが美味しい

ブーランジェリー コロン(本店)

 マンションの1階にあるスタイリッシュなベーカリーショップ。この店は東京・世田谷の「シニフィアン・シニフィエ」が経営するショップである。若きシェフ・ブーランジェである高崎氏は、「ユーハイム」が経営している銀座・赤坂「ペルティエ」、銀座・日本橋の「フォートナム・アンド・メイソン」、丸ビルの「ユーハイム・ディー・マイスター」で経験を重ね、その後「ユーハイム」時代に彼の師匠であった志賀勝栄氏が立ち上げた「シニフィアン・シニフィエ」に参加し、この店をオープンさせた。
 外壁には大きめのガラスを使用しているため、店内は明るく、外からも中を見渡すことができる。この店のパンを一言で表現するなら、非常に洗練されているということ。甘み、塩味、小麦の香り、全てが絶妙なバランスなのである。また、北海道素材にもこだわっており、もちろん小麦は北海道産小麦を100%使用している。しかも、パンは自然酵母を使用し、低温で長時間発酵させて作られているのだ。
 店内には目移りするくらい多くのパンが綺麗に並べられている。その半分以上がハード系のパンで、多くのパンは小ぶりなスモールサイズ。今回は8月に販売されていたほとんどのパンを試食してみた。その中から僕のお勧めの商品をご紹介すると、まず、甘いパンの一押しは、クリームが円やかな「山中牧場クリームパン」とブランデーが香るドーナッツのような「ほろ酔いサヴァラン」。その他に、アーモンドのサクサク感が何とも言えない「クロワッサン・ノワゼット」やオレンジピールがアクセントになっている「メロンパン」、バターの香りがリッチなブリオッシュ生地の「シュクルカスター」などもいい。さらに、パンではないがデニッシュ生地の中にキャラメルカスタードが入った「シュー coron」もお土産として最高の逸品。それ以外のパンのお勧めは、「もっちリュスティック」というモチッとしたパンで、具材はオリーブ、(函館産)枝豆、インカの目覚め(8月にはなかった)などがいい。極めつけはレーズンやクルミ、クリームチーズが入った「カンパーニュ・フリュイ」で、「もっちリュスティック」と共にワインのお供にはピッタリ。さらに、外がカリッとした「焼きカレーパン」や「2種のオリーブパン」なども悪くない。それにしても、どのパンもハズレのない美味しさで、パン好きでない僕でも全種類を試してみたいと思わせた店である。(2013年9月追加)

中央区北2条東3丁目2-4 prod.23 1階  
電話番号:011-221-5566
定休日:火曜、年末年始
営業時間:9時〜18時半
予算:シューcoron 200円、カンパーニュ・フリュイ840円(スライスした小パッケージ270円)
アクセス:JR札幌駅南口・地下鉄さっぽろ駅を出て(手稲)北5条通を東へ進む。「東急百貨店」、「ベガスベガス」、「札幌ホテル モントレ」、「アメリカ屋漁具」を過ぎた次の信号(南への一方通行)を右折し、3つ目の信号の北東角。JR札幌駅南口・地下鉄さっぽろ駅から徒歩12分。
最寄りのランドマーク:東急百貨店、ベガスベガス、札幌ホテル モントレ、アメリカ屋漁具
お勧めポイント:クリームパンやメロンパンなどの甘いパンからワインにピッタリパンまでバラエティに富んだいろいろなパンが揃っている

フルーツケーキファクトリー 総本店

 札幌に10店舗を展開するフルーツタルトの専門店。静岡から全国展開するフルーツタルトの専門店「キルフェボン」にスタイルが似ており、大きな違いと言えばタルト生地くらい。この総本店には奥にカフェが併設さてており、店内でもタルトを味わうことが出来る。フルーツタルトの値段は高めだが、店内で飲み物とセットにすれば安く。タルト1つと飲み物で700円、タルト2つと飲み物で1000円なのである。飲み物では温かい「ロイヤルミルクティー」がお勧め。決して紅茶に深みがあるわけではないが、上にのっているホイップクリームとの組み合わせが美味しい。まずは入り口近くのショーケースでタルトを選び、奥のレジで会計するする。タルトはフルーツによってカスタードクリームと生クリーム、パイ生地とタルト生地を使い分けている。特に、「チョコバナナ」や「日向夏とヨーグルトのタルト」などの季節のフルーツタルトは、レギュラータルトよりも味に変化があって美味しい。なので、例えばレギュラータルトの1番人気「いちごのタルト」を食べるなら、春限定の「福岡産あまおうのタルト」の方を選ぼう。タルトはどれも甘さを抑えたクリームが美味しいものの、生地の香りや風味がイマイチなので、ぎりぎり1つ星といった感じである。ちなみに、レギュラータルトの中では、唯一「ブルーベリーのタルト」がお勧めできない。(2013年4月追加) 

中央区南1条西4丁目  
電話番号:011-251-0311
定休日: 無休 
営業時間:10時半〜21時 
予算:ケーキ1つと飲み物のセット700円、ケーキ2つと飲み物のセット1000円 
アクセス:地下鉄・大通駅10番出口を出て反対方向の「4丁目プラザ」と「TSUTAYA」のある交差点へ向かう。「TSUTAYA」交差点を右折するとすぐ右側。地下鉄・大通駅から徒歩1分。 
最寄りのランドマーク:4丁目プラザ、TSUTAYA
お勧めポイント:季節のフレッシュフルーツを使ったタルトが美味しい

HOKKAIDOミルク村
  (ミルク村SAPPORO本店)

 アイスクリーム(ソフトクリーム)とお酒のマリアージュをコンセプトにした店。かつて銀座にも支店があったが、現在は閉店してしまったので、もうここ薄野でしか味わえなくなった。ソフトクリームは凄く美味しいと言うほどのものではないが、とてもサッパリしていて、どこかしら「札幌 新倉屋本店」のソフトに似てなくもない。しかし、このサッパリ感が食べて飲んだ後に丁度良いのである。僕のお勧めは「Bセット シェルトワ」で、カップに入った ソフトクリームとお酒(蒸留酒やリキュール)が3種、そしてコーヒーとクッキーが付いてくる。ソフトクリームはもう1杯お代わり可能で、お酒の中で高価なものだけは追加料金を支払わなければならない。
 ソフトクリームに合わせるお酒は約100種類あり、追加料金を要するお酒の中には「ヘネシー・リシャール」や「レミーマルタン・ルイ13世」といった目が飛び出るほどの高価なコニャックも。僕のお勧めの酒は「どんぐり」や「テキーラ」、「ブラックベリー」などであるが、実はサービスで付いてくる「紅茶」のリキュールが最も美味しい。食べ方はまずはスプーンでソフトクリームをすくい、そこに小さなスプーンですくったお酒をかけて食べる。お酒によって味が次々と変化するため、飽きることなくいくらでも食べられ、気がつくとソフトをお代わりしているのである。ちなみに、昼からも、そして日曜日も営業している。行列が出来る人気店なので、必ず電話で予約して行くことをお勧めする。(2013年4月追加)

中央区南4条西3丁目7−1 ニュー北星ビル6階  
電話番号:011-219-6455
定休日:月曜 
営業時間:12時〜23時 
予算:Bセット シェルトワ1390円 
アクセス:地下鉄南北線・すすきの駅1番出口の階段を上り、出たら「ケンタッキーフライドチキン」とは反対方向の薄野交差点へ向かう。薄野交差点を左折すると「すしざんまい」が見えるので、その隣のビル。南北線・すすきの駅から徒歩1分。 
最寄りのランドマーク:地下鉄南北線・すすきの駅1番出口、北海道すしざんまい 
お勧めポイント:お酒とソフトクリームのマリアージュが楽しめる店

クィーンズ ソフトクリームカフェ

 エスタの最上階にあるソフトクリーム店。この店のソフトは、小樽の近くの赤井川村にある“山中牧場”の牛乳を使用したもの。山中牧場のミルクを使用したソフトクリームは、 「札幌ミルクハウス本店(→ 札幌グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」 が有名であるが、この店のソフトもそれに負けないくらい美味しい。最もシンプルな「ソフトクリーム」がお勧めであるが、コーヒーを入れた「エスプレッソソフト」や小豆をトッピングした「あずきソフト」なども美味しい。さらに、山中牧場の牛乳も風味が良く濃厚で美味しい。しかしながら、「牧場プリン」は食感が悪くお勧めできない。もしも、同じ階にある「四川飯店」や「ら〜めん共和国」で食事を取った後に、デザートを食べたくなったら是非寄ってみては。(2013年4月追加)

中央区北5条西2丁目 エスタ10階  
電話番号:011-213-2603
定休日:無休(エスタに準ずる) 
営業時間:11時〜22時 
予算:ソフトクリーム250円(コーン、カップ)、山中牧場牛乳120円 
アクセス:JR札幌駅直結 
最寄りのランドマーク:JR札幌駅 
お勧めポイント:赤井川の山中牧場のソフトクリームが味わえる

ミッシュハウスと
     PARFAIT TERRACE

 札幌の藻岩山麓通にあるアイスクリーム店。JRの車内販売でこの店の“季節のアイスクリーム”が販売さているので、僕はいつも食べている。(3月現在は「さくらアイス」)。建物1階にアイスクリームショップ、2階には手作りパフェの専門店「PARFAIT TERRACE」がある。
 アイスクリームは1階のショップでわざわざ食べるほどではなく、お持ち帰り用や下記インターネットショップから購入出来るカップアイスでも十分美味しい。その中には「ご当地アイスグランプリ2012」で最高金賞を受賞したナッツのようなアイス「ひまわり」や甘じょっぱい「かに」などといった変わり種のアイスもある。僕のお勧めは、「PARFAIT TERRACE」で食べるこの店のアイスクリームとソフトクリームを使ったパフェ。パフェはレギュラーメニューの「アールグレイパフェ」、「抹茶パフェ」、「木イチゴのヨーグルトパフェ」、「カカオパフェ」と、月替わり(抹茶ティラミスパフェ)と期間限定(この日はレアチーズパフェ)のパフェがある。アイスクリームは含気率が低くとても滑らかで、甘さも絶妙。特に、「抹茶アイス」は抹茶の香りが高く、文句のつけようもないくらい美味しい。「アールグレイパフェ」は、上にのっているアールグレイアイスの香りが心地よく、その下にソフトクリームとゼリーが入っている。パフェのベースとなっているソフトクリームがピュアでサッパリとして美味しいだけに、どのパフェも美味しい。週末には限定の「伏見の森プレート」が登場し、アイスクリーム1種のミニパフェと手作りケーキ(この日はサクラロールケーキ)、焼き菓子、ムースやゼリーなどが2〜3種類が盛り合わせとなる。また、平日はかなり空いているが、週末はカップルや家族連れで賑わう。大通の丸井今井百貨店の地下にも支店があり、こちらでもパフェと同じようなアイスクリームとソフトの盛り合わせが頂ける。(2013年3月追加)

中央区伏見2-2-20  
電話番号:011-552-5531
定休日:月曜(祝日の場合には翌日休み) 
営業時間:【夏期】11時〜18時、【冬期】11時〜17時 半
予算:アールグレイパフェ830円、伏見の森プレート1000円 
アクセス:札幌中心部から旭ヶ丘、そして藻岩山麓通を通り、「いわ山ロープウェイ」を目指して行くと右側にある。 
最寄りのランドマーク:藻岩山麓通、もいわ山ロープウェイ 
お勧めポイント:アイスクリームとソフトクリームが美味しいパフェ専門店

バーラー ペンギン堂

 グルメバイブルでも紹介した 「またたび餃子(→ 札幌グルメバイブル・B級グルメの頁を参照)」 など、個性的な店舗を展開するオガコーポレーションの店。店名の“バーラー”とは誤植ではなく、「バー」と「パーラー」を掛け合わせた造語である。お酒を飲む人とパフェを食べる人が一緒に楽しんでほしいという新しいコンセプトの店なのである。昼間は「アイスクリーム・ペンギン堂」としてソフトクリームとジェラートのテイクアウト店、そして夜は「バーラー ペンギン堂」という2つの顔を持つ。
 入り口にはカウンター席があり、雰囲気は本当にバーのよう。客のほとんどは女性客かカップルで、深夜でもほぼ全員がパフェを食べており、2軒目、3軒目を回った“締めのパフェ”としてこの店を利用しているのである。パフェのベースとなっているのが、厳選された良質な道東産ミルクで作ったソフトクリームと自家製ジェラート。ジェラートは季節によって変わり、アイスクリームと果物を使ったソルベがある。どちらも甘さが控えめで、特に「ほうじ茶」と「メイプル」のアイスが美味しい。トッピングとしてチョコ、キャラメル、マンゴーなどのソースを追加できる。ソフトクリーム自体は濃厚な生乳の味がするので、ソフトクリーム単体として食べるよりも、昼間は「ソフトクリームとアイスのコンビ」を注文してジェラートと一緒に食べるか、夜なら「パフェ」として食べることをお勧めする。「パルフェ」は「グレープフルーツとメイプルのパルフェ」や「マンゴーとヨーグルトのパルフェ」などが美味しい。飲み物はウイスキーやブランデー、カルバドス、グラッパなどの蒸留酒の品揃えが良く、パフェと飲み物のセット「パルフェのセット」で注文すればお得。
 お勧めの食べ方は、先ずはパフェをそのまま半分くらい食し、残りのソフトクリームをスプーンにすくい、様々な蒸留酒を少しずつ垂らして食べると、ラムレーズンアイスのような味に変化し、この店の素晴らしさを余すことなく堪能できる。(2013年3月追加) 

中央区南4条西1丁目6-1左  
電話番号:011-261-2320
定休日:日曜 
営業時間:12時半〜16時45分、19時〜翌2時半 
予算:【昼】ソフトクリームとアイスのコンビ400円、【夜】パルフェのセット1360円 
アクセス:南北線すすきの駅1番出口の階段を上り、出たら「ケンタッキーフライドチキン」とは反対方向の薄野交差点へ向かう。薄野交差点を左折して直進し、「かに将軍」を過ぎ、次の信号を過ぎると左に「スガイビル(東豊線すすきの駅1番出口)」が見える。信号を渡ってさらに進み、次の小路を左折するとすぐ左側。南北線すすきの駅から徒歩2分。 
最寄りのランドマーク:地下鉄南北線・すすきの駅1番出口、スガイビル
お勧めポイント:深夜まで美味しいパフェが食べられる

千歳鶴 酒ミュージアムの
      「酒粕ソフトクリーム」

 千歳鶴は札幌唯一の地酒。この蔵を代表する最高峰の「大吟醸 吉翔」は、僕の日本酒ベスト30に入るくらい好きなお酒。この千歳鶴の「酒ミュージアム」内で販売されている「酒粕ソフトクリーム」がまた美味しい。酒粕と言えば、どうしても甘酒を連想してしまい、ソフトクリームとしてはミスマッチなように思えるが、この店の酒粕ソフトは酒粕が入ることでむしろ味に深みが出ている。アイスミルクと言っても良いほど乳脂肪分が少なく、ジェラートのように瑞々しく甘さも絶妙なのである。向かいにある 「すみれ南3条店(→ ラーメンの頁を参照)」 で味噌ラーメンを食べた後のデザートとしても最高である。酒粕ソフトはその場でしか食べることができないが、お土産品として「酒粕アイス」がある。これは酒粕ソフトクリームを冷凍したものではなく、レシピが若干異なり、やや甘めで含気率も高い。しかし、室温で少し放置し、押して柔らかくなるタイミングで食べると結構美味しく、お土産としては僕の2つ星のお勧めである。この酒ミュージアムでしか入手できない日本酒は、「大吟醸原酒 興次右衛門」や9年熟成古酒「越冬酒」など。店内の試飲コーナーではこれら日本酒も試飲できるので、試してみてから購入するのがお勧め(有料と無料のものがある)。この他に「千歳鶴大吟醸 新酒粕」や寿みその「塩こうじの素」などのレアアイテムもある。入り口では千歳鶴の仕込み水を飲むことができる。(2012年9月追加)

中央区南3条東5丁目1  
電話番号:011-221-7570
営業時間:10時~17時 
定休日:無休
予算:酒粕ソフトクリーム300円(入場無料)
アクセス:地下鉄南北線、東西線、東豊線・大通駅1番出口(大通バスセンター)を出て創成川通を左(南)へ。2つ目の信号(二条市場手前の信号)を左折。400mほど進むと右角。地下鉄大通駅より徒歩10分 
最寄りのランドマーク:二条市場
おすすめポイント:酒粕を使った完成度の高いソフトクリーム

札幌ミルクハウス本店

 小樽近郊の赤井川村にある山中牧場の牛乳を使ったソフトクリームが味わえる。僕のお勧めは定番の「バニラソフト」。バニラソフトは天然バニラを使用しているそうだが、バニラの香りはほとんどせず、フレッシュな牛乳そのものの味わいである。それもそのはず、この店のソフトは牛乳100%で、水を一滴も加えていないのである。その他のお勧めは、バニラソフトにマンゴーソースを加えた「マンゴーサンデー」や、ハーシーチョコソースをかけた「チョコサンデー」。もしも、その場で食べずにテイクアウトしたい場合には、冷凍ソフトがお勧め。冷凍ソフトには「バニラ」、「カフェオレ」、「チョコサンデー」、「イチゴサンデー」の4種類(下記通販ではこの他に「白いチーズ」も)がある。「プレミアムアイスクリーム」なるものも販売しているが、サッパリとしたミルク感のある冷凍ソフトの方が圧倒的にいい。お土産として、あるいは道外へのお中元ギフトとしても最適である。但し、冷凍して長期保存すると粒子が粗くなって舌触りが悪くなるので、到着後早めに食べるのがお勧め。また、食べ方は冷蔵庫で30~40分解凍するか、室温で溶かし、容器を押して柔らかくなったのを確認してから食べよう。
 息子さんがやっているインターヴィレッジ内の「札幌ミルクハウス大曲店」もあるので、 恵庭や北広島近郊の方はそちらが便利。本店では山中牧場の瓶牛乳も販売しており、値段は張るがこちらもお勧めである。  
(2012年9月更新)

中央区大通西17丁目2-38   
電話番号:011-642-2264
営業時間:11時~18時 
定休日:月曜(祝日の場合には火曜日)
予算:バニラシングル280円、バニラワッフル330円、マンゴーサンデー400円、冷凍ソフトクリーム(バニラ)280円 
アクセス:地下鉄東西線・西18丁目駅4番出口を出て右へ。信号を右折するとすぐ右側。西18丁目駅から徒歩2分。 
最寄りのランドマーク:地下鉄西18丁目駅
お勧めポイント:赤井川村にある山中牧場の牛乳を使ったソフトクリームが味わえる店

BARNES

 円山テニスコート向かいにあった人気のソフトクリームカフェが、今年2016年6月に移転してリニューアルオープンした。この場所はたしか蕎麦店「デナリ」があった「浄國寺」の駐車場である。店内に入ると、オーソドックスな喫茶店風だった前店とは異なり、今風のロハスカフェのような雰囲気だ。
 この店は女性店主がやっており、僕のお勧めはテイクアウトできる「濃厚ミルクソフトクリーム」。まるでショートケーキのクリームのように滑らかでコクがあり、 デル・レイ銀座店の「クレーム・ド・ショコラ(→ 銀座グルメバイブル、スイーツの頁を参照) 」 を彷彿させる味わい。それでいて後味もくどくなく、僅かに塩分を感じる。恐らく、よほど使用している原材料を厳選しているのであろう。北海道のソフトクリームはどちらかというと、ミルク味を前面に出したサッパリ系牛乳ソフトが多いだけに、この店のオリジナリティは際立っている。
 ソフトクリームはレギュラーの「濃厚ミルク」と「季節のソフト」の2種類があり、値段はコーンの種類(カップとサクサクコーンは320円、シュガーコーンは340円、ワッフルコーンはソフトクリームの量が1.5倍で420円)によって異なる。ちなみに、「キッズソフトクリーム」というカップに少量のソフトクリームに、コーンフレークやワッフルバーがトッピングされたソフトもある。(2016年8月更新)

中央区宮の森4条10-4-16 地図 
電話番号: 011-621-2580
営業時間:10時~18時(17時40分〜テイクアウトのみ) 
定休日:火曜日(臨時休業あり)
予算:濃厚ミルクソフトクリーム350円(通常のコーン)、キッズ ソフトクリーム350円
アクセス:地下鉄東西線・円山公園駅3番出口を出て、西28丁目の環状通を右折。「富士メガネ」、「すし善本店」を過ぎ、北1条宮の沢通の信号を左折して西へ向かう。「スターバックスコーヒー」、「北海道神宮」、「ケンタッキーフライドチキン」、「宮の森フランセス」、「ココス」を過ぎ、道を下ると右側の「浄國寺」の駐車場内にある。円山公園駅から徒歩20分
最寄りのランドマーク:宮の森フランセス、浄國寺
お勧めポイント:ショートケーキのクリームのように滑らかな濃厚系ソフトクリーム

この駐車場にあるチョコレート色の建物浄國寺の駐車場内のようですこれが入口中のインテリアはシンプルかつモダンですコーンのメニュー7月はレギュラーの「濃厚ミルク」と月替わりの「アプリマクチョコレート」ペルーのアプリマク産カカオマスを使って作ったというチョコレートソフトは、ほんのりとした酸味と芳醇なカカオの香りがいい「濃厚ミルク」は、ショートケーキのクリームをなめているように滑らか

ショコラティエ・マサール

 2007年度版で最後まで載せるかどうか迷い、結局掲載しなかったが、最近何回かに分けてほぼ全てのケーキを食べてみた。その結果、飛び抜けたケーキこそないものの、どれもかなりのハイレベルで、前回なぜ載せなかったのか?と思ったほど。僕がスイーツ店を選ぶ基準として、店の商品の半分くらいが美味しければ合格としているが、今回食べたケーキのうち、実に2/3以上が美味しかった。最高級チョコレートを使ったビターな「マリアテレサ」、フランボワーズのジュレとピスタチオのクリームの「フレポワ」、日高産フレッシュチーズとフランボワーズが爽やかな「フロマージュ」、アールグレイのブリュレの「マリー」、サクサクな食感のチョコが美味しい「F.ポワン」などがお勧め。電子レンジで温めて食べる冷凍フォンダンショコラ「ショコラショー」は、お土産としても家庭での保存用デザートとしてもいい。デニッシュも標準以上の出来。なお、本店にはカフェが併設されており、JR札幌駅パセオ(JR札幌駅の北海道新幹線工事に伴い、現在休業中)と札幌三越と千歳空港に支店がある。

中央区南11条西18丁目1-30   
電話番号:011-551-7001
営業時間:10時~20時  
定休日:火曜日 
アクセス:地下鉄東西線西18丁目駅の1番出口を出て、西20丁目の交差点をホンマ矯正歯科の方に渡る。西20丁目通りを南に向かい、南11条角のMITSUIガソリンスタンドが見えたら、その手前左側にある。徒歩15分。

Monic モニク

 注意して探さなければ通り過ぎてしまうほどのひっそりとした佇まい。女性パティシィエが作るケーキは、日替わりで10種類くらいとかなり少なめ。ケーキは、どれもプロっぽさを感じさせないホームメイドタイプのケーキ。基本的にはタルト中心の品揃えだが、一押しはフランボワーズソースをかけて食べる「洋なしのシャルロット」。「ブルーベリーのクリームタルト」や「チーズケーキ」などもいい。ケーキは季節によって変わるので、また食べたいと思っても同じケーキに出会えないことも。また、夕方には売り切れとなってしまうので、買うなら昼に行くべき。

中央区南2条西25丁目1-21   
電話番号:011-611-7540
営業時間:12時~18時  
定休日:月曜日、火曜日(水曜日はオーダーメイドの日) 
アクセス:地下鉄東西線円山公園駅4番出口を出て、南の裏参道側へ進む。少し右へずれて南へ向かう通りを進むとすぐ左側。徒歩2分。

パティスリーSHIIYA

 ショコラティエ・マサール出身のパティシエ椎谷さんの店。店内にはタルトや焼き菓子がたくさん並んでいるのでそちらに目が行ってしまいがちだが、ムース系ケーキが秀でている。とくにフレッシュなムースの中に苺を閉じ込めた「フロマージュブラン」、アプリコットを閉じ込めた「ポーテ・ダブリコ」がお勧め。他にティラミス風の「ドウスール」、バニラビーンズとココナッツ風味の「フランボワジェ」、チョコ系の「タルトショコラフォンダン」もいい。カフェも併設されているので、その場で頂くことも出来る。また、店内には様々な自家製ジャムも販売されている。

中央区北5条西21丁目1-15   
電話番号:011-611-7003
営業時間:10時~20時  
定休日:水曜日、第3木曜日 
アクセス:地下鉄東西線西18丁目駅の1番出口を出て、西20丁目通りを北に向かい、北5条通り交差点(マクドナルド)を左折。そして、次の交差点を北に右折してすぐ左側。徒歩15分。

キャセロール

 円山、その後JR札幌駅近くに移り、そしてこの閑静な住宅街にカフェを併設した店を開いた。ケーキは半分が季節限定の旬のものであるため、季節によって商品の半分が入れ替わる。今流行の野菜を使ったスイーツも登場する。一見垢抜けない素朴な外見とは裏腹に、どのケーキも素材の味が丁寧に上手く引き出されている。苺のショートケーキはホームメイドケーキのような柔らかいスポンジと香り高い生クリームがいい。ニセコ産のゆり根を使い、和のテイストに仕上げた「ゆりねのモンブラン」、フランボワーズソースで頂くレアチーズケーキ「フロマージュブラン」、カボチャがしっかりと香る「カボチャのティラミス」、ダークチョコの「チョコレート」などがお勧め。

中央区南13条西23丁目2-3   
電話番号: 011-596-0525 
営業時間:10時~19時  
定休日:木曜、第1・第3水曜 
アクセス:西28丁目環状通を南に進み、西友旭ヶ丘通り店、ラルズマート、マクドナルドを過ぎ、伏見啓明整形外科の交差点を右折。そして、すぐ次の角を右折したら左。 
最寄りのランドマーク:ラルズマート、マクドナルド、伏見啓明整形外科 
お勧めポイント:素材の味が上手く引き出されたホームメイドケーキ

東区

たいやき札幌柳屋(やなぎや)

 屯田の住宅街の小さな通りにある行列が絶えない超人気の鯛焼き店。店舗は、ほぼ建築現場にあるようなプレハブの建物で、とても狭い。中では老店主と奥さんが、阿吽の呼吸で淀みなく鯛焼きを作っている。店主は30年前に日本橋の「柳屋」から独立して現在の場所に店を開いたという。
 この店の鯛焼きは驚くほど強火のガスで一気に焼き上げる。作り方が15秒に1個と非常にスピーディーかつリズミカルに焼き上げる。そのため、見ていると、焼き方はかなり雑で、焦げや皮の欠損、尻尾が折れることもしばしば。尻尾が折れると商品にならないため、奥さんが皮を捨て中の餡を戻すといった具合。また、焦げた部分やはみ出した部分は、奥さんがハサミで切って整えた後、包んでくれる。
 しかし意外なことに、食べてみると皮が極薄で香ばしく、ビッシリと入った粒餡の甘さがシットリとして美味しい。餡の小豆も香り、140円という値段もリーズナブルで買いやすい。車に乗ってわざわざ買いに行くほどのものではないが、近くを通ったときにはまた是非購入してみたいと思う鯛焼きである。(2015年4月追加)

東区北46条東4丁目3-1  
電話番号:011-721-6567
定休日:水曜、木曜
営業時間:14時〜18時(餡がなくなり次第終了)
予算:鯛焼き140円
アクセス:JR新琴似駅から直線距離で1kmくらい
最寄りのランドマーク:ジェイアール生鮮市場北45条店
お勧めポイント:極薄の皮と粒餡が絶妙に美味しい

道路の左に見えるオレンジの庇の建物

この日も行列で(店内にも行列)、待ち時間は15分くらい

ドアに描かれた店主の似顔絵

スピーディーかつリズミカルに作業をするご夫婦

このように強火のバーナーで一気呵成に焼き上げる名人技

ビジュアルはともかく香ばしくて美味しい

薄皮で中は粒餡がビッシリ

スウィングキッチン

 東区の人気女性パティシエ松浦さんが作る「昭和天皇の愛した幻の苺ババロア」は、カスタードクリーム?と思えるほどのクリーミー感と苺のフレッシュ感がとても美味しい。他に、フワッときめ細かな「キャラメルシフォンケーキ」やしっとりとほろ苦い「キャラメル2000」などもお勧め。また、アンパンマンなどのキャラクターケーキも制作してくれるので、子供の誕生日ケーキにオーダーすれば喜ばれるかも。

東区北21条東2丁目2-21   
電話番号:011-743-5825
営業時間:10時半~19時  
定休日:日曜
アクセス:地下鉄南北線北24条駅3番出口を出て南へ進む。セブンイレブンの信号を過ぎ、次の信号を左折。創成川通を渡り、東3南向き一方通行の交差点を右折してすぐ。徒歩15分。

西区

パティスリー YOSHI


西野のアイスクリーム屋さん
          YOSHI YOSHI

 札幌郊外にある人気のスイーツ店。2013年度版に比べて変わった点は、ジェラート店「西野のアイスクリーム屋さんYOSHI YOSHI」が同じ建物に移転してきたこと。なので、「パティスリー YOSHI」の建物が少し広くなり、2テーブルだけではあるがイートインコーナーも併設された。
 「西野のアイスクリーム屋さんYOSHI YOSHI」では、アイスクリームを最大5種盛りまでできるが、5フレーバーになると量が多過ぎて、1人で食べるのは困難となるので要注意。どのジェラートも滑らかで甘さも控えめで悪くないが、近くにある 「ジェラテリア ジェリーム(→ 札幌グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」 ほどの美味しさではない。
 「パティスリー YOSHI」のケーキは、ケーキにとどまらず、デニッシュなどのパンからフィナンシエなどの焼き菓子に至るまでどれもが美味しい。特に、クロワッサンやデニッシュ類がお勧めで、この店の最も素朴な焼き菓子「シューケット」を食べればその実力が分かる。ケーキでは、夏にお目見えする「マンゴープリン」が僕の一押し。僕の考える世界最高峰マンゴープリン 「ザ・ペニンシュラ東京のブティック&カフェ(→ 銀座グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」 ものにかなり近い感じだ。その他のお勧めは、シットリとしたチョコスポンジとコーヒースポンジに、サクサクとしたチョコがコーティングされた「ロッシュ」、チョコスポンジとチョコクリームの表面に木苺のジャムが塗られた「アメリ」、ミルク&ビターチョコの美味しさが溢れる「ガーナ」や「クレームショコラ」、サプライズなチョコケーキ「タルトショコラ・サントノーレ」、バターの香り高い「ミルフィーユ」などがいい。(2015年3月更新)
http://yoshi2.com

西区西野10条8丁目2-23   
電話番号:011-666-7467 
営業時間:11時~20時
予算:マンゴープリン380円(ゴールデンウィークあたりから9月くらいまで)
定休日:9時〜19時(アイスは18時ま で)
アクセス:北1条宮の沢通を西へ向かい、西野4-2の信号(びっくりドンキー、COSMO石油GS)を左折。途中、「JAさっぽろ西野」のあるY字路を、右のセブンイレブンが見える手稲右股通へ進む。左前に「東光ストア」が見える信号を右折し、西野通の次の信号を左折して右側角。 
最寄りのランドマーク:JAさっぽろ西野、東光ストア、西野通 
お勧めポイント:ケーキにとどまらず、デニッシュなどのパンからフィナンシエなどの焼き菓子に至るまでどれもが美味しい

緑色の建物が「西野のアイスクリーム屋さんYOSHI YOSHI」です

こちらが「パティスリー YOSHI」

ショーケースの中は美味しいケーキで一杯

右側を見るともう一つケーキのショーケース、そして更に奥にはジェラートのショーケースが

「西野のアイスクリーム屋さんYOSHI YOSHI」のメニュー

「西野のアイスクリーム屋さんYOSHI YOSHI」のメニュー

緑色の建物の「西野のアイスクリーム屋さんYOSHI YOSHI」のエリアでは、焼き菓子やデニッシュ、キッシュ、パンなどが販売されている

これが僕の一押しの「マンゴープリン」

左の四角いのが「ロッシュ」

左の盛り上がっているのが「ガーナ」

かつてのイチゴがフルポーションだった時代の「アメリ」

右がミルフィーユ

デニッシュ

デニッシュ

ジェラテリア ジェリーム
      GELATERIA Geream

 「 担担(→ 札幌グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」 へ行く途中、偶然見つけたイタリアンジェラート店。近くの「担担」へは何度も足を運んでいたはずだが、それまで全く気がつかなかった。最近、豊平区の環状通沿いに「平岸店」がオープンし、札幌の南エリアに住んでいる方も行きやすくなった。
 店内に入ると、イートインスペースに4人掛けのテーブル席が2つある。この店は基本的にはジェラート店であるが、シュークリームやロールケーキ、プリンなども販売している。シュークリームはその場でクリームを詰めてくれるので、シュー生地はビスケットのようにカリカリだ。カスタードクリームには蟹の甲羅や鮭などに含まれる抗酸化作用を持つ天然色素・アスタキサンチンが入っているため、オレンジ色をしている。カスタードクリームはとても美味しいものの、シュー生地は僕好みではない。同じようにオレンジ色をしたプリンも普通に美味しい。しかし、僕のお勧めは、やはり、12種類ある日替わりのジェラート。滑らかで甘さ控えめなジェラートは秀逸だ。その秘密は、北海道中標津町で作られる「養老牛放牧牛乳」を使用しているため。この牛乳には、兵庫県三田市の有名パティシエ・小山さんも惚れ込み、 「養老牛プレミアム 小山ぷりん(→ 神戸グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」 のメイン素材としてわざわざ北海道から取り寄せているほど。
 シャキシャキした冷凍苺が入った「いちごミルク」やミルクにラムレーズンの深みが上手くマッチした「ラムレーズン」、ミルキーな抹茶の香りがいい「抹茶」などが僕の一押し。この他、キャラメルでコーティングしたカリカリのアーモンドの食感が面白い「アーモンドプラリネ」やシンプルでフレッシュな「ミルクミルク」などもいい。8月の変わり種は和風テイストの「きなこ」。ちなみに、季節のフルーツを使ったシャーベットは、それほどお勧めではない。失礼ながら、これほどの本格的なジェラート店が、札幌郊外の西野にあるのが不思議なくらい。街の中心部にあればかなりの人気店になるはず。これでフルーツを使ったシャーベットが美味しければ、3つ星のパーフェクトである。(2016年8月更新)

【本店】
西区西野3条7丁目5番11-3  
電話番号:011-661-0395
定休日:不定休 
営業時間:11時~21時終了 
予算:カップorコーン:シングル340円、ダブル420円、トリプル470円(ワッフルコーンは20円増し) 
アクセス:中心部から北1条宮の沢通を西に向かい、びっくりドンキー、ダイソーを過ぎて3つ目の信号の右角。ホーマック手前
最寄りのランドマーク:びっくりドンキー、ダイソー、ホーマック 
お勧めポイント:「養老牛放牧牛乳」を使用したイタリアンジェラート店


【平岸店】
豊平区平岸5条10-5-1  
電話番号:011-826-3455
定休日:不定休 
営業時間:10時半~21時終了 
アクセス:地下鉄南北線・南平岸駅東出口を出て左へ。環状通に出たら右折して豊平区役所方向へ進むと200m(札幌日産・平岸店向かい)。南平岸駅から徒歩15分
最寄りのランドマーク:環状通、豊平区役所

外観が地味な上に、看板の表記がアルファベットであるせいか、店の存在に気づきにくい西区にある本店の店内店内には、中標津町の牧場で作られる究極の牛乳「養老牛 放牧牛乳」のポスターが環状通沿いにある平岸店平岸店の入口平岸店の店内平岸店のイートインスペースは明るく、本店よりも広め

南区

やきいも工藤

 開店して18年を迎える「やきいも工藤」は、南区にある焼き芋専門店である。以前から石山通を通る度に真っ赤な看板が気になっていたものの、暑い季節には食べる気にならず、今回初めての訪問。一軒家の店内に入ると、焼き芋や大学芋、スイートポテト、干し芋の他、生の各種サツマイモ販売されている。この日の焼き芋は、九州産「べにはるか」、種子島産「安納紅」、徳島産「なると金時・里むすめ」、鹿児島産「紫いも」の計4種類が販売されていたが、この店では年間を通して10種類以上の焼き芋が売られているという。焼き芋は量り売りで、全て130円/100gとリーズナブルな価格である。
 焼き芋の1番のお勧めは「べにはるか」。ズングリとした外観のサツマイモで、中は黄色い。この日食べた4種類中最も甘く、テクスチャーはとてもシルキー。糖度も高く、まるで入念に練り込まれた和菓子のように美味しかった。また、「安納紅」は鮮やかなオレンジ色をした芋で、とても水分が多くシットリとしている。今まで食べたことのない食感で、ほのかな甘さも丁度良く、これもお勧め。「なると金時・里むすめ」は、想像通りのオーソドックスなサツマイモで、水分が少なめで優しい甘さ。皮が白っぽく中が紫色した「紫いも」は、芋の風味がしっかりとしていてジャガイモに近い感じ。糖度が劣り、ボソボソとした食感でお勧めできない。
 「スイートポテト」はシットリと滑らかなポテトで、キャラメルやバニラのような風味がする。「焼きいもの干いも」は、珍しい焼き芋を使った干し芋で、通常の茨城県産干し芋と比べるとかなり硬く、電子レンジで温めて食べることをお勧めする。「焼いも風味 だいがく芋」は、予想に反して外がカリっとしたタイプではなく、シットリとしたソフトタイプの大学芋である。ごまの風味に加え,甘さも丁度良いが、これらは残念ながら何れもお勧めというほどのレベルではなかった。ちなみに、2013年は大晦日の15時までの営業で、正月は4日から通常営業するという。(2013年12月追加)

南区川沿12条2-2-4
電話番号:011-572-2591
定休日:第2火曜
営業時間:9時〜18時半
予算:焼き芋130円/100g
アクセス:札幌中心部から石山通を定山渓方向へ向かう。「イオン札幌藻岩店」、「ラッキー川沿店」を過ぎるとすぐ右側。
最寄りのランドマーク:イオン札幌藻岩店、ラッキー川沿店
お勧めポイント:北海道では珍しい焼き芋専門店

北区

みるくsan 麻生店

 札幌グルメバイブルに掲載されている「みるくsan 札幌PARCO店(→ 札幌グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」の2番目の店舗である。店は地下鉄南北線・麻生駅からほど近い西5丁目・樽川通(北大通り)沿いにある。以前はパンや弁当なども販売され、イートインスペースも広かったが、現在は縮小され、販売されている商品も絞られるようになった。現在の主力商品は、ソフトクリームや牛乳ドリンクの他、トゥンカロン(マカロン)やプリンなどである。さらに最近になって、「超生シュークリーム」も発売されるようになった。
 この店の僕のお勧めは、あくまでもソフトクリーム。本店にあたる「みるくsan 札幌PARCO店」と同様に、3種類のミニピュアそふと(取材時は、熊本市の阿部牧場と千歳市の細澤牧場、みるくsanオリジナル)が味わえる。登場するソフトは時期によって異なり、現在のメニューを見ると、熊本の阿部牧場が西興部村の萩原牧場に変わっていた。また、「超生シュークリーム」は、生クリーム100%の「上級者向け」、生クリーム72%・カスタードクリーム28%の「中級者向け」、そして生クリーム50%・カスタードクリーム50%の「初級者向け」の3種類がある。シュー皮は柔らかいシットリタイプではなく、クッキーシューのサクサクタイプで、オーダーしてからクリームを注入するため、多少時間がかかる。
 この店のソフトクリームを初めて食べられる方は、3種類のソフトを一度に味わえる「ピュアそふと食べ比べ」からトライしてみて欲しい。阿部牧場は、異次元の濃さと強い香りが感じられ、本当に凄い!の一言。細澤牧場はサッパリとしていながらも牛乳の風味十分で、僕の一押し。また、他の2つがホルスタイン種の牛乳を原料としているのに対し、「みるくsanオリジナル」ソフトは、ジャージー種やブラウンスイスなど4種のミルクがブレンドされている。サッパリとしていてバランスが良い分、ブレンドしているせいか?それぞれの相乗効果が感じられない。また、「超生シュークリーム」も「トゥンカロン」も悪くはないが、どちらのクリームもお勧めできるレベルではない。(2021年〜2023年取材/2023年3月追加)
https://milk-san.com

北区北39条西5丁目2-8 カルム麻生1階 地図 
電話番号:011-839-5733
定休日:不定休
営業時間:10時半〜21時
予算:ピュアそふと食べ比べ(3種)880円、ピュアそふと(コーン/カップ)450〜500円、(ワッフルコーン)490〜540円
アクセス:地下鉄南北線・麻生駅5番出口を出て、西5丁目・樽川通を右へ進むとすぐ右側にある(イオン札幌麻生店の向かい)。麻生駅から徒歩1分
最寄りのランドマーク:イオン札幌麻生店
お勧めポイント:3種のソフトクリームが味わえる専門店

地下鉄南北線・麻生駅からほど近い西5丁目・樽川通(北大通り)沿いにある ココです 以前はイートインスペースが広かったが現在は縮小され、手前側のカウンター席と右側のテーブル席1つだけとなった 現在の主力商品は、ソフトクリームや牛乳ドリンクの他、トゥンカロン(マカロン)とプリンなど さらに最近になって、「超生シュークリーム」も発売されるようになった 現在のメニューは、以前の1/3くらいに絞られている 3種類のミニピュアそふと(取材時は、熊本市の阿部牧場と千歳市の細澤牧場、みるくsanオリジナル) 他の2つがホルスタイン種の牛乳を原料としているのに対し、「みるくsanオリジナル」ソフトは、ジャージー種やブラウンスイスなど4種のミルクがブレンドされている。サッパリとしていてバランスが良い分、ブレンドしているせいか?それぞれの相乗効果が感じられない点が残念 細澤牧場はサッパリとしていながら、牛乳の風味も十分感じられ、僕の一押し 阿部牧場は、異次元の濃さと強い香りがあり、本当に凄い!の一言「ピュアそふと(細澤牧場のコーン)」。コーンやカップ、ワッフルコーンの中から選べる 「超生シュークリーム」 生クリーム100%の「上級者向け」 生クリーム72%・カスタードクリーム28%の「中級者向け」 生クリーム50%・カスタードクリーム50%の「初級者向け」 「みるくのトゥンカロン」。トゥンカロンは9種類販売されている。皮は通常のマカロンよりもフンワリと厚めで良いが、クリームはまるでソフトバターを食べているかのようにくどい

アンシャルロットの「生成りロール」

 この店の唯一のお勧めは「生成ロール」。最近のロールケーキブームで、どのスイーツ店にも必ずロールケーキがおかれるようになった。しかし、札幌のロールケーキ専門店も含めて生成ロールを越えたのは、大阪「堂島ロール」だけ。フレッシュな生クリームとカスタードクリームのダブルクリーム、しっとりと卵の香りを感じるきめ細かいスポンジ、このシンプルなバランスがいい感じにまとまっている。名古屋や京都を取材したときにも有名ロールケーキを幾つも食べ比べてみたが、生成ロールを越えるものはなかった。現時点で僕の北海道ナンバーワンロールケーキなだけに、いつかは堂島ロールのような売り切れ必至の行列店になってほしい。

北区北35条西10丁目3-15   
電話番号:011-738-8088
営業時間:10時~19時半 
定休日:不定休
予算:生成りロール1050円 
アクセス:地下鉄南北線麻生駅の8番出口を出て、左にあるローソンの交差点を右折し、斜め通りを北西に進む。琴似栄町通りとの交差点を左折し、GEOを過ぎたらすぐ左側にある2階建て煉瓦色の建物。

ププリエ

 北区にある老舗の洋菓子店。店内にはカフェが併設されており、4人用のテーブル席が3つある。カウンターもあるが配膳用に使用しているため、基本的には使っていないようだ。ケーキは毎日20種類くらい作られ、店内でケーキを食べると飲み物が100円引きとなる。この店の名物は「チョコレートケーキ」。フワッとしていて濃厚ながら、甘さ控えめなビターテイストであるので後味もサッパリしている。シットリとしたチョコクリームとスポンジの重層感が何とも言えない。この他のお勧めは、滅多に作られない「キャラメルのフォレストケーキ」や定番の「チョコバナナ」など。「チョコブリュレ」はアールグレイの風味のマスカルポーネクリームとチョコが絶妙。「ピスタチオ・チョコ・アプリコットオレンジのシュークリーム」は、一口サイズのピスタチオクリーム・エクレアで、ラム酒漬けのブラックチェリーの食感がいい。上にオレンジが、中に細かく切ったアプリコットとレーズンが入っていて複雑な味である。「レアチーズケーキ」は、酸味のあるクリームチーズがフワッとして滑らか。店内は狭く、お世辞にも雰囲気が良いとは言えないが、ケーキはどれもハズレがなく美味しい。(2013年4月追加)

北区北12条西2丁目1-7  
電話番号:011-736-0079
定休日:月曜 
営業時間:11時〜19時 
予算:チョコレートケーキ390円、チョコバナナ380円、チョコブリュレ420円 
アクセス:地下鉄南北線・北12条駅1番出口を出てすぐ右角を右折する。「100 YEN SHOP」を過ぎ、信号を1つ渡ると左側にある黄色い建物。北12条駅から徒歩2分。 
最寄りのランドマーク:北12条駅 
お勧めポイント:北区にあるハイレベルな老舗洋菓子店

ぱん吉

 北大正門前の通りにある小さなパン屋さん。実はこの店、後輩の新明先生から教えてもらった店。小さくて目立たず、あまりマスコミにも登場しないため、知る人ぞ知る店なのである。かつての札幌グルメバイブルに掲載されたこともあったが、継続的な追加取材が出来なかったため、その後の新しい札幌グルメバ イブルでの掲載がペンディングとなっていた。今回、ある日にこの店で販売していたパンのほとんどを試食する機会があったので、その中から美味しかったものを厳選して紹介したい。
 この店は何と言ってもデニッシュ類とキッシュなどを含む調理パンが美味しい。まず、1番のお勧めはフルーツを使ったデニッシュ。果物のフレッシュな美味しさとサクッとしたパイ生地が絶妙で、まさにベストマリッジな美味しさ。中でも「デニッシュ・ベリーベリー」は必食の逸品。また、「クリームコルネ」もバターが香り、サクッとした生地の中にタップリのカスタードクリームが詰まっていて、こちらも期待を裏切らない美味しさ。「キッシュ」は通常2〜3種類くらいあるが(この日は「海の幸のキッシュ」と「きのこのキッシュ」)、どれも個性的で美味しく、ワインと合わせて食べても美味しい。また、ハード系パンの中では「フィグ・ノア」が良く、クルミの塩味が効いて風味も豊か。また、「カンパーニュ」は外がカリッと香ばしく、中はシットリとライ麦の香りがしてなかなかの出来だ。「カマンベール」は、フランスパンの中にカマンベールチーズとコロポックル村のベーコンが入っていて美味しい。(2013年11月追加)

北区北8条西4丁目18  
電話番号:011-756-6230
定休日:日曜・祝日
営業時間:9時〜19時
予算:デニッシュ・ベリーベリー230円、キッシュ280円
アクセス:JR札幌駅北口を出てサンクス前の信号を渡り北へ進む。さらに、「docomoショップ」、「北洋銀行」を過ぎて信号を渡る。「四谷学院札幌校」を過ぎ、「いただきコッコちゃん」の信号を左折するとすぐ左側。JR札幌駅北口より徒歩5分。
最寄りのランドマーク:北海道大学正門、北洋銀行、いただきコッコちゃん
お勧めポイント:デニッシュと調理パンが美味しいパン屋さん

豊平区

ロータスM

 地下鉄南郷7丁目駅からほど近いところにあるスイーツ店。全てのお菓子を女性パティシエ1人が作っているため、種類や品数はそれほど多くない。なので、休日の昼頃には売り切れになってしまうケーキも。ケーキの他に、中に詰め物をした一口サイズのチョコレート「ボンボンショコラ」や焼き菓子なども販売している。
 店内にはカフェが併設されていて禁煙である。この店の焼き菓子は、マカロンを含めて正直イマイチだが、ムース系ケーキとチョコレート(ボンボンショコラ)は北海道トップクラスである。中でも、この店の名前を冠した「ロータスエム」が1番のお勧め。このケーキはエクアドル産高級チョコを使用した重層感のあるチョコレートムースケーキで、紅茶のムースとチョコレートムースのハーモニーも、シットリとした瑞々しさもいい。これでさらに滑らかになればパーフェクトである。スポンジ系のお勧めは「クラシック」と「ショートケーキ」。「クラシック」はカカオの苦みと甘さのバランスが良く、シットリとした食感もいい。「ショートケーキ」のスポンジは焼き菓子同様イマイチだが、甘さ控えめな生クリームは最高に美味しい。この他にイートイン限定の「本日のデザートセット(飲み物付き)」もある。小菓子との盛り合わせになっており、この日は「ホワイトチョコのムース」。シットリときめ細やかなホワイトチョコムースにフランボワーズの酸味が絶妙に絡み、こちらもお勧め。「ロータスエム」と共に是非購入してほしいのが、ベルギー産とフランス産チョコレートを使用した「ボンボンショコラ」。全部で10種類あり、中でも「バニラ」やキャラメル「バニラ」、「スイート」などがいい。銀座グルメバイブルでも紹介した  「ラ・メゾン・デュ・ショコラ(→ 銀座グルメバイブル・スーツの頁参照)」  のボンボンショコラを彷彿させるような、中がトロッと濃厚でキレがあるチョコだ。かなりハイレベルな逸品なので、チョコレート好きなら是非一度購入すべきである。ちなみに、人気のエクレアは皮が美味しいが、肝心のクリームがネットリし過ぎでクラシックな感じなのでお勧めできない。飲み物はフレーバー紅茶が結構揃っている。(2013年3月追加)

豊平区月寒東5条8丁目1-5  
電話番号:011-853-5837
定休日:火曜、水曜 
営業時間:11時〜19時 
予算:ロータスエム530円、チョコレート(ボンボンショコラ)5個1350円、本日のデザート(飲み物付き)1100円 
アクセス:地下鉄東西線・南郷7丁目駅4番出口を出て左へ。水源地通りを南へ進み、「旭川信用金庫」のある信号を過ぎたらすぐ左側。南郷7丁目駅から徒歩10分。 
最寄りのランドマーク:旭川信用金庫・東北通支店 
お勧めポイント:チョコレートとケーキが美味しいスイーツ店

白石区

カノンパンケーキ KANON PANCAKES

 東札幌のマンションの1階にあるパンケーキの美味しいカフェ。もともと和風喫茶「茶房かのん」という店名であったが、「カノンパンケーキ」に店名を変更後、何故か人気がブレイクした。
 店内に入るとジャズが流れ、天井が高くゆったりと落ち着いた空間が広がる。どこかしら、雰囲気が「ファビュラス(→ 札幌グルメバイブル・カフェの頁を参照)」にも似ており、圧倒的に女性客とカップル客が多い点も類似している。道路側を見渡せるガラス側にカウンター席があり、壁側には1人用のソファーが、そして中央には複数掛けのテーブル席がある。
 ブック型のメニューを開いて見ると、スイーツパンケーキやドリンクメニューの他に、ミールパンケーキ(クロックムッシュ、エッグベネディクト、クリームチーズとマッシュポテト)や「焼きキーマカレー」などがある。人気のスイーツパンケーキは、「ブルーベリーフロマージュ」、「ハニーマスカルポーネ」、「キャラメル」、「抹茶ティラミス」、「ピーナッツバターと焦がしバナナ」、「はちみつ」、「チョコレート」、「プレーン」の計8種類。スイーツパンケーキには、生クリームやホイップバター、あんこ、キャラメルソース、チョコレートソース、クリームチーズなどを各100円でトッピングできる。スイーツパンケーキで使用される乳製品は全てよつば乳業のもので、ソースは全て手作りだという。
 この店のパンケーキ生地は、どれも小麦粉とメレンゲの割合が絶妙でいい。「幸せのパンケーキ(→ 札幌グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」よりも食感がしっかりとしており、フワッとシットリとしていながら、小麦の風味が残されているのだ。欠点としては、塩分がやや強めで、後味にかすかな苦みを感じること。
 中でも僕のお勧めは、「ブルーベリーフロマージュ」と「ハニーマスカルポーネ」、「抹茶ティラミス」の3つ。「ブルーベリーフロマージュ」のクリームはクリームチーズ感が強いので、「幸せのパンケーキ」くらいの軽めにした方がいいと思う。なので、それを補うために、このパンケーキには是非「生クリーム」をトッピングしてほしい。このクリームに対し、洞爺産無農薬ブルーベリーを赤ワインで煮込んで作られたブルーベリーソースは最高レベルの美味しさであり、「幸せのパンケーキ」よりも遙かに旨い。ブルーベリーの食感を残しながら、酸味と甘味が絶妙なのだ。また、テーブル上にあるメープルシロップも美味しいので、残りのパンケーキにかけてトッピングの生クリームと共にいただきたい。「ハニーマスカルポーネ」のマスカルポーネクリームは、独特のハチミツの香りがして、軽めでありながら実に深みのある味だ。トッピングした「ホイップバター」はちょっとザラついた食感だが、すぐに溶けてなくなり、これもトッピングにお勧めである。「抹茶ティラミス」は、生地に練り込まれた抹茶の香りと苦味がいい。添えられた北海道・日高産のマスカルポーネクリームは、ラム酒の香りがしていい。このトッピングには、「あんこ」がお勧め。ところで、魅力的とも思えた富良野和牛を使った「焼きキーマカレー」は、とてもマイルドであり、特に中毒性もなくお勧めではない。プラス250円でドリンクをセットにできるが、お勧めは冷たい「抹茶入り茎煎茶」である。
 ちなみに、この店は静かな癒やしの空間を保つため、未就学の子供は入店できないのでご注意を。(2019年1月追加)
http://kanon-pancakes.com

白石区菊水3条5丁目5-18  
電話番号:011-556-0141
定休日:基本無休であるが臨時休業あり(公式サイトや公式SNSにて通知)
営業時間:11時〜16時
予算:ブルーベリーフロマージュ・パンケーキ1400円、ハニーマスカルポーネ・パンケーキ1300円、抹茶ティラミス・パンケーキ1500円、生クリームとホイップバターのトッピング各100円
アクセス:地下鉄東西線・東札幌駅1番出口を出て右へ。「イオン東札幌店」、「ラソラ札幌」を過ぎ、「札幌トヨタ東札幌店」が見えたら、向かい側(左側)のマンションの1階にある。東札幌駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:ラソラ札幌(旧:イーアス札幌)
お勧めポイント:パンケーキが美味しい素敵なカフェ

南郷通沿いのマンションにあります ココです!未就学の子供は入れません パンケーキは20分くらいかかります ソースは全て手作りです ドリンクメニュー 「ブルーベリーフロマージュ」 クリームはクリームチーズ感が強いので、「幸せのパンケーキ」くらいの軽めにした方がいいと思う。なので、それを補うために、このパンケーキには是非「生クリーム」をトッピングしてほしい。このクリームに対し、洞爺産無農薬ブルーベリーを赤ワインで煮込んで作られたブルーベリーソースは最高レベルの美味しさであり、「幸せのパンケーキ」よりも遙かに旨い。ブルーベリーの食感を残しながら、酸味と甘味が絶妙なのだ
テーブル上にあるメープルシロップも美味しい 残りのパンケーキにかけてトッピングの生クリームと共にいただきたい 「ハニーマスカルポーネ」 マスカルポーネクリームは、独特のハチミツの香りがして、軽めでありながら実に深みのある味 「抹茶ティラミス」 添えられた北海道・日高産のマスカルポーネクリームは、ラム酒の香りがしていい 生地に練り込まれた抹茶の香りと苦味がいい 「キャラメル」 キャラメルソースはサッパリとしていて甘さ控えめ。今回はアンコをトッピングしたが、このアンコとホイップバター、キャラメルの3者が絶妙な相性を見せる。また、ハチミツ漬けのアーモンドもカリッとしていい トッピングした「あんこ」は粒あん 「ホイップバター」はちょっとザラついた食感だが、すぐに溶けてなくなって美味しい 魅力的とも思えた富良野和牛を使った「焼きキーマカレー」とてもマイルドで、特に中毒性もなくお勧めではない

厚別区

パティスリー ブール

 厚別区にある小さなシュークリーム専門店。扉を開けると、まずは左側のショーケースの中にあるシュークリームが、目に飛び込んでくる。どれも彩り豊かで創作性に富んでおり、とても魅力的である。さらに、右側のテーブルには焼き菓子も並んでいる。実は、この店の僕のお勧めは、店の看板であるシュークリームではなく、焼き菓子の方。シュークリームは素材の組み合わせが面白いものの、シュー皮もクリームも特に秀でているとは感じられない。
 これに対し、クッキーはどれもサクッとした食感が心地良く、お勧めである。特にお勧めなのは、「ディアマン・抹茶」と「シューケット・チーズ」、「アールグレイ」、「サブレ・ショコラ」など。「ディアマン・抹茶」は、初めにバターの香りが口の中を包み込み、後から微かな抹茶の苦みを感じられる。甘さが少なく濃厚さに欠けるものの、全体的によくまとまっており、銀座の資生堂パーラーのクッキーを彷彿させる。「シューケット・チーズ」は、シュー皮の食感を残しつつも軽くサクサクで、ワインやビールなどにも合いそう。塩味も絶妙に良い。「アールグレイ」は、食べた瞬間はバターの風味が前面に出て、さほどアールグレイの香りを感じられないが、後にアールグレイの微かな余韻が残る。「サブレ・ショコラ」の食感はかなり粗めで、クルミの食感が加わることで、サクサクというよりもザクザクとした食感が特徴的。ココナッツの香りとカカオの酸味が、後を引く美味しさとなる。この他の焼き菓子では「キャラメル」がお勧め。シットリとしたバターとキャラメルの重層感に加えて、風味豊かな苦味が絶妙。(2022年3月追加)

厚別区厚別西3条2丁目1-11 
電話番号:011-375-1406
定休日:水曜、第1・第3木曜
営業時間:10時〜19時
予算:シューケット・チーズ300円 、ディアマン・抹茶150円
アクセス:JR厚別駅北口を出て右へ。線路に沿って進み、立体交差が見えたらそれに沿って右折する。すき家のある交差点を過ぎたら右に見える赤い建物。JR厚別駅から徒歩10分
最寄りのランドマーク:すき家・札幌厚別西店
お勧めポイント:焼き菓子が美味しいシュークリーム専門店

シュークリーム専門店と書かれた赤い建物 そうココです! 「シューケット・チーズ」シュー皮の食感を残しつつも軽くサクサクで、ワインやビールなどにも合いそう。塩味も絶妙に良い 「シューケット・チョコチップ」
「シューケット・シュガー」 シューケットをストロベリーチョコでコーティングした「シューポップ・ストロベリー」 「アールグレイ」。食べた瞬間はバターの風味が前面に出て、さほどアールグレイの香りを感じられないが、後にアールグレイの微かな余韻が残る 「キャラメル」。シットリとしたバターとキャラメルの重層感に加えて、風味豊かな苦味が絶妙 「ショコラレザン」

その他の地域

アルトラーチェ ARTLACZÉ

 野幌森林公園ほど近いコンクリートづくりの瀟洒なジェラート店。ジェラートの他、焼き菓子やプリン、シュークリームなども販売している。店内にはイートインスペースもあり、2人用のテーブル席が4つある。この店のジェラートは、とにかくきめ細やかで驚くほど滑らか。使っている素材が厳選されているのに加え、含気率と温度管理が絶妙なのである。北海道でこれほど美味しいジェラートを食べたのは初めてで、まさかこの様な素晴らしい店が北広島にあろうとは思ってもみなかった。北海道ナンバーワンであることはもちろん、恐らく日本でもトップレベルのジェラート店であろう。北海道でこれに近いレベルの店は現在のところ、「西野のアイスクリーム屋さん YOSHI YOSHI」と「ジェラテリア ジェリーム」くらいしか思い当たらない。 
 この店のジェラートは常時10〜12種類くらいあり、毎日少しずつ入れ替わる。どのジェラートもお勧めであるが、特に、杏仁の香りの「杏仁豆腐」やしっかりとラムが香る「ラムレーズン」、バナナの旨味タップリの「キャラメルバナナ」や「チョコバナナ」、フレッシュなミルクの香りがする「江別小林牧場ノンホモミルク」、濃厚なピスタチオの味がする「ピスタチオ」、リッチなキャラメルが印象的な「塩キャラメル」とそれをサッパリとさせた「ミルクキャラメル」、エスプレッソが香る「アフォガード」、サクサクしたパイの食感が何とも言えない「ストロベリーミルフィーユ」などが特に良い。通常のジェラートの価格は全て同じであるが、イタリアから輸入している「ピスタチオ」だけは割増料金がある。ちなみに、店内ではテイクアウト用の冷凍アイスも300円で販売してい るが、冷凍アイスは脂肪分がざらつき食感が良くない。(2013年4月追加)

北広島市西の里798-5 Farm SALLUZA  
電話番号:011-374-3636
定休日:月曜、火曜 
営業時間:11時〜18時 
予算:シングル350円、ダブル430円、スーパーファイブ720円
アクセス:地下鉄東西線・大谷地駅あるいは新さっぽろ駅(JR新札幌駅)から車で、平和通り(274号線)をJR上野幌駅方面へ向かう。「新札幌自動車学園」手前の信号(西の里東4)を左折し、「止まれ」表示のある西の里中学校通を右折して600mほど走るとすぐ左側。大谷地駅あるいは新さっぽろ駅から約5㎞。 
最寄りのランドマーク:新札幌自動車学園、立命館慶祥高校、北広島西高校、野幌森林公園 
お勧めポイント:北海道ナンバーワンのジェラート店