4.イタリアン 、イタリアンダイニングバール

アンティカ・オステリア・デル・ポンテ

 イタリアで2番目にミシュラン3つ星を獲得したことで知られるミラノの名店「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ」。ビルの最上階である36階でエレベーターを降り、店内に入ると、受付の左手にウェイティングスペースある。 そして、右側の通路に沿ってワインセラーがあり、通路を抜けると、天井が高く明るく落ち着いたダイニングがある。客席は窓に面しているので、36階からの眺望は抜群。しかし、残念ながら皇居側でなく八重洲・京橋側に向いているので、最高というレベルではない。
  ドリンクメニューを見ると、スパークリングウオーターとミネラルウオーターは600円で飲み放題となっている。先ずはイタリアビールを注文。ビールは僅かに甘みを感じて、フルーティーなクラフトビールのよう。グラスワインは1500円〜6200円という幅広い品揃えで、高級なワインは抜栓しないで注ぐコラヴァンシステムを採用している。また、ディナータイムのコースは15000円 〜30000円と高めなのに対し、ランチタイムは5000円〜16000円と半額近い設定になっているので、ランチタイムの方が圧倒的にお値打ちである。
  料理は華やかさや装飾性が一切なく、インスタ映え全盛の時代からは取り残されたようなビジュアルである。しかし、料理は驚くほどの複雑さの中に素晴らしい素材の調和がみられ、久々に美味しいと思えたイタリアンであった。ちなみに、イタリア人サービスマンによる日本語の料理説明が、テーブル毎に微妙に変わっていて、しかも聞き取りづらいのが難点ではあるが、これはご愛敬であろう。。(2020年2月追加)
https://www.anticaosteriadelponte.jp

千代田区丸の内2丁目4-1丸の内ビルディング36階  
電話番号:03-5220-4686
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:11時半〜14時(土日・祝日は14時半まで)、17時半〜21時(日曜・祝日は20時半まで)
予算:【ランチ】5000円、7200円、13000円、16000円、【ディナー】15000円、19000円、27000円、30000円
アクセス:JR東京駅の丸の内側の出口前にあるビル。東京メトロ・丸ノ内線東京駅の地下出口から直結している。
最寄りのランドマーク:JR東京駅丸の内側
お勧めポイント:シンプルかつ洗練されたモダンイタリアン

36階でエレベーターを降り、入口を抜けると、受付左手にウェイティングスペースがある。右側の通路に沿ってワインセラーがあり、通路を抜けると・・・ 天井が高く明るく落ち着いたインテリアのダイニングが。客席は窓に面しているので、36階からの眺望は抜群 しかし、残念ながら皇居側でなく八重洲・京橋側に向いているので、最高というわけではない グラスワインは1500円〜6200円の高級品まである 高級品のワインは抜栓しないで注ぐコラヴァンシステムを採用している 本日のランチは黒トリュフを使ったランチ。ディナータイムのコースは15000円〜30000円と高めなのに対し、ランチタイムは5000円〜16000円と半額近い設定になっているので、ランチタイムの方が圧倒的にお値打ちだ。 シェフからの最初のアミューズは、パイ生地にのった「仔牛肉のリエット」 パンは「フォカッチャ」、「ミルク」、「白米粉」、「胡麻やひまわりのたね全粒粉」の4種。イタリアに行ったときにも思ったのだが、フレンチとは違ってイタリアンのパンは冷たく香りに欠け、ガッカリする 2つ目のアミューズは、「カリフラワーのムース」。フワッと軽く、ドライトマトの複雑さもあり、洗練された味わい 前菜の「帆立貝のソテー ローストしたトビナンブールとピエモンテ産ヘーゼルナッツのペースト・黒トリュフ」 帆立の貝柱が小さめだったせいか、やや火が入り過ぎだったが、塩味はピッタリ。とてもシンプルな料理ではあるが、シェフのセンスを感じさせる。黒トリュフはナッツのような食感で、付け合わせのヘーゼルナッツは、生なのか?柔らかなペーストが最高に美味。初めて味わう組み合わせであり、これはいい! パスタは、「ヴェッリーニのショートパスタ“ソクワドリ” グリーンアスパラと黒トリュフのペースト和え」 四角いパスタは初めてだが、独特なアルデンテの食感が実に面白い。薄く切られたアスパラのシャキシャキとした食感、黒トリュフやチーズ、刻んだ生ハムの味が複雑に絡み合っている。これまで食べたパスタの中でも最高の逸品であり、黒トリュフが生かされている料理魚料理の「石垣島産ハタ(アカジン・ミーバイ)のヴァポーレ 黒トリュフとチポロッティーのクレーマ」 モダンフレンチのような装飾的なものは一切ないが、全てに無駄がなく美味しい。ハタの持つ弾力とオリーブオイルの香りの組み合わせが素晴らしく、塩味ベースのシンプルな味でありながら、実に奥深い。これぞイタリアンといった感じだ「厳選した和牛フィレ肉のインボルティーニ カプラチーズとリコッタチーズ、黒トリュフを巻いて」 スライスした和牛の赤身に、山羊のチーズとリコッタチーズ、そして野菜が巻かれている、蕪のピューレのソースはほんのりと甘い。最高というほどのレベルではないが、添えられている野菜も含めて、これも美味しいデザートの「チョコレートのクレームブリュレ」には、マダガスカル産バニラを使ったジェラートが添えられている 見た目通りの濃厚なチョコレートムースであるが、甘さも丁度良く美味しい。ジェラートもとろけるように滑らかであったエスプレッソは、酸味、香りともに申し分ない美味しさ。小菓子は甘さ控えめで悪くないが、レベル的には普通

インカント incanto

 広尾駅からほど近いところにある人気のイタリアン。この店の素晴らしいところは、料理はもちろんのこと、何と言っても40種類のイタリアワインがグラスワインとして飲めるということであろう。 オーナーソムリエの竹石さんは、イタリア本国のソムリエ協会認定プロフェッショナル資格を持つワインのエキスパー ト。ワインの好みを伝えると的確なセレクトをしてくれ、しかも、テイスティングしてから決めさせてくれるという嬉しいサービスも。
  外の階段を上り、自動ドアに続く2枚目の扉を開けると、手前にバーのようなカウンター席があり、 左奥にガラス張りのワインカーヴと右側にテーブル席がある。照明は全体的に暗めであるが、隠れ家的な大人の雰囲気がいい。メニューは、好みの料理を選べる「プリフィクスコース」とお任せの「シェフのおまかせの季節コース」の2つがあり、もちろんアラカルトでの注文も可能だ。僕のお勧めは「プリフィクスコース」。アミューズ、前菜1、前菜2、パスタ or リゾット2種、メイン料理、デザート or チーズ、カフェ、小菓子という少量多皿の構成となっており、それぞれ複数の料理から選択できる。しかも、価格は7500円とお値打ちなのである。
 料理はどれもハズレがなく、食べたことがないイタリアの郷土料理もあった。とくに、ロングパスタがお勧めである。また、40種類あるグラスワインは単に数が揃っているというだけではなく、そのセレクションが素晴らしい。グラスワインでありながら、市場価格が8,000〜9,000円くらいのボトルまであり、価格も非常に良心的である。なので、ワインバー的な使い方もできるのだ。但し、ワインバーとして利用する場合、当日の混み具合にもよるが、簡単な前菜やつまみ以外のパスタやアラカルト料理をオーダーできるのは、コース料理が一段落する21時近くになるとのこと。
  それにしても、広尾という一等地にありながら、この店のように、雰囲気良し、料理良し、さらにはグラスワインが充実していてコスパ良しという店は、ありそうでなかなかない。(201711月追加)
http://incanto.jp

港区南麻布4-12-2 ピュアーレ広尾2階 
電話番号:03-3473-0567
定休日:日曜、第1月曜
営業時間:【月曜〜金曜】18時〜25時、【土曜・祝日】18時〜23時(ディナー料理は21時がラストオーダー)
予算: プリフィクスコース7500円、シェフのおまかせの季節コース9000円〜、グラスワイン1000円〜(別途10%のサービス料がかかる)
アクセス:東京メトロ日比谷線・広尾駅1番出口を出て左側に進む。広尾橋交差点を渡り、歩道橋のある天現寺交差点を左折するとすぐ左にあるビル。広尾駅より徒歩6分
最寄りのランドマーク:天現寺
お勧めポイント:グラスワインが充実したイタリアン

このビルの2階です 2つある最初のドアは自動ドアです 入口側にあるワインバーのようなカウンター席 テーブル席から見たガラス張りのワインカーヴ コルク栓が上がっているのが、グラスワイン用のワインボトル コースメニュー アラカルトメニュー・前菜。プリフィクスメニューは、この中から選択できる アラカルトメニュー・第1の皿(パスタ、リゾット、スープ)。プリフィクスメニューは、この中から選択できる アラカルトメニュー・第2の皿(メインの料理)。プリフィクスメニューは、この中から選択できる 突き出し・アンティパスト​​​​が出てきたが、照明が暗すぎてピンぼけに アップで取り直す。鶏と麦の前菜 カポナータ(野菜のトマト煮冷菜) 全粒粉のパン ワインビネガーでしっかり締めた北海道産大羽イワシ(フルーツトマト、ケッパーのソース、ルッコラとからすみで) 野菜をどけるとこんな感じ 真鯛を炊いたチュッピン・ほんのり唐辛子を効かせて。このリグーリアの郷土料理が素晴らしく美味しかったので、翌日のバータイムの時に、このソースでスパゲッティを作ってもらったほど スパゲティーニ・パンチェッタとたっぷり玉葱のアマトリチャーナ。これも美味しい!お勧め!! 名前は忘れたが、サルシッチャのような肉とブッラータ(モッツァレラチーズのようなもの)が入ったこれも美味しかった 宮城県・純血バークシャー黒豚のビスカッテ(ロースト)、マスタード、レモン、ルッコラ定番の組み合わせで トロトロのキャラメル風味のパンナコッタ エスプレッソ

エリオ・ロカンダ・イタリアーナ

 半蔵門にある1996年創業の人気イタリアン。日本人はもちろんのこと、日本在住のイタリア人や外国人にも大人気の店である。店内では色々な言葉が飛び交い、ここが日本であるということを忘れてしまうほど。「ロカンダlocanda」とはイタリア語でいう旅館のことで、この店のオーナーであるエリオさんのおばあちゃんが、南イタリアのカラブリア州(長靴の形をしたイタリアのつま先の部分にあたる州)でロカンダをやっていたという。この祖母から受け継いだマンマの味とおもてなしを日本人にも是非味わってもらいたいと思い、この店をオープンさせたのだ。店の入口に重厚な木の扉と階段があり、レストランにしては不思議な造りにも思えるが、これはおばあちゃんのロカンダの入口を再現させたもの。
 扉を開けると再び階段があり、階上にメインダイニングが見える。スマートかつフランクなサービス、客同士の会話のざわめき、そして飛び交うイタリア語のオーダーなどは、人気漫画「バンビーノ」を彷彿させる賑わい。この店で是非味わっていただきたいものは、オーナーのエリオさんが札幌の 「ファットリア・ビオ北海道(→ 札幌グルメバイブル・お土産の頁を参照)」 で作らせているフレッシュチーズ「ブッラータ」を使った「パルマ産生ハムとブッラータ」。客の目の前でチーズの塊が切られると、そこからミルクがあふれ出てくる。ミルキーなチーズと塩気のあるパルマハムとの相性は抜群で、お勧めである。また、ニョッキもフワフワとしていて最高であった。しかしながら、ワゴンサービスされる豊富なデザートだけはどれもイマイチでお勧めできない。(2015年5月追加)

千代田区麹町2-5-2 半蔵門ハウス1階  
電話番号:03-3239-6771
定休日:日曜
営業時間:【ランチ】11時45分~14時15分、【ディナー】17時45分~22時15分
予算:【ランチ】コース1600円、2500円、3800円、【ディナー】コース5500円、7000円、8500円、10000円
アクセス:東京メトロ半蔵門線・半蔵門駅1番出口を出て右へ進む。すぐに信号を右折し「ローソン」を過ぎると、「ファミリーマート」の手前にある。半蔵門駅より徒歩2分
最寄りのランドマーク:新宿通・麹町1丁目交差点、半蔵門ビル(半蔵門駅の1番あるいは2番出口のビル)
お勧めポイント:イタリア現地のレストランにいるかのような賑わいと美味しさ

入口の前に階段がある

これがおばあちゃんのロカンダの扉を模して作られたもの

中にも階段がある。奥に見えるのがメインダイニング

店内は常に混み合うので、事前予約は必須

パンはまあまあ

これが新しい名物の「パルマ産生ハムとブッラータ」

ブッラータにナイフを入れると中からミルクが

ブッラータの中身はトロトロのフレッシュチーズ

南イタリア風ブルスケッタはパンが独特で美味しい

「仔牛の薄切りアンチョビ、ケッパー、ツナソース」に、ブラックペッパーをサーブしているところ

ソースの下には仔牛のローストのスライスが

牛肉のカルパッチョ、ルコラとパルメザンチーズ

海の幸のスパゲッティ

ジャガイモのニョッキ モッツアレラチーズとトマト

見た目もフワフワで美味しそう

この店の定番メニュー「パルメザンチーズのリゾット」

本日の鮮魚のグリルは太刀魚

ヒナ鶏のグリル小悪魔風

デザートはフレンチの様にワゴンでサービスされます

苺のミルフィーユの盛りつけ前

イタリア菓子

イタリア菓子

ティラミス盛りつけ前

ベイクドチーズケーキだったかなあ

ティラミスを盛りつけたところ

アップルパイのようなイタリア菓子

苺のミルフィーユを盛りつけたところ

アップルパイの様な菓子を盛りつけたところ

ベイクドチーズケーキを盛りつけたところ

小菓子

RESTAURANT DAZZLE ダズル

 エレベーターに乗り、8階の扉が開くと、いきなり目の前にキッチンが出現する。これがこの店のファーストサプライズ。忙しそうに調理しているキッチンの横を通り抜け、まずはこの階にあるウェイティングバーで生ビール(キリンのハートランド)を飲む。このバーでもメインダイニングと同じ食事やワインを頂けるため、ダイニングバーとして利用しても良さそうだ。メインダイニングは禁煙であるが、このバースペースだけは喫煙可能とのこと。その後エレベーターを乗り換えて上の9階へ。到着するとエレベーター内の照明が一瞬暗くなり、もう一つの別なドアが開くと、巨大なガラス張りのワインカーブが目に飛び込んでくる。これがセカンドサプライズである。コンラット東京の中華料理店「チャイナブルー」のワインカーブも大きかったが、それよりも更に大きくど派手である。また、天井も9mと高く、窓側にはピンクにライトアップされたレースのカーテンが揺らめく。天井にはダイヤモンドのようなスワロフスキーのライトが160個吊され、ヴォーカルの音楽が大音量で流れる。まるでニューヨークにでもいるような大人の雰囲気で、デートなどにはうってつけかもしれない。
 この店の料理は“コンテンポラリーキュイジーヌ”という国籍を越えたいわゆる無国籍に近い料理であるが、今回はイタリアン・イタリアンダイニングバーに分類させて頂いた。メニューを見ると、プリフィックスコースが6500円と銀座にしては良心的である。アラカルトメニューは一品一品のボリュームがあるので、2人でシェアして食べるのに丁度良い。予めシェアして供してくれるので、2人で行くときにはアラカルトメニューから注文するのがお勧め。パンに付いてくるオリーブオイルは、ローズマリーとラベンダーが香るシェフのスペシャルオイル。どの料理もハーブが香り、どうやらこの店の若きシェフ・滝島さんはハーブを使うのが得意なようだ。
 まずは、グラスワインとマドンナが愛飲するノルウェーのミネラルウォーター「VOSS」を注文。すると、プランターに入ったミニ野菜が運ばれてきた。実はこれがサードサプライズ。土に見えたのは特製調味料で、各自が生の野菜を小皿の上に収穫して食べるのだ。この日良かった料理はパスタの「自家製ピチと牛テール・ラグー ペコリーノ・トスカーノ」とメインの「岩中豚肩肉のロースト」。「自家製ピチと牛テール・ラグー ペコリーノ・トスカーノ」はうどんのような太麺で、赤ワインが香るソースがコクがあって良かった。さらに、「岩中豚肩肉のロースト」はローズマリーが香り、筋のある肩ロースだったにもかかわらず、ロースローストビーフのような火の入り方が抜群に良かった。
 全部で2000本あるワインはボトルで3900円からあり、フランスやイタリアからニューワールドまで、偏りない品揃えであった。ヴィンテージはどれも若いものの、その分値段も安く設定されている。この日のグラスワインはデザートワインを含めて17種類。特に目を引いたのがDRCとアンリジャイエで、もちろん目が飛び出るほど値段は高いが、楽天価格と比較しても安くお買い得である。ちなみに、土日・祝日はメンタリスト・ダイゴ似のマジシャンによる無料のテーブルマジックのサービスもあるので、誕生日などの御祝いの席にも使えそう。(2013年10月追加)

中央区銀座2-4-12 ミキモト ギンザ2 8階〜9階  
電話番号:03-5159-0991
定休日:無休
営業時間:17時半〜10時半(バーは翌1時まで)
予算:プリフィックスコース6500円
アクセス:東京メトロ(銀座線、 丸ノ内線、日比谷線)銀座駅B4出口を出て「テイジン・メンズショップ」と「GAP」がある交差点を右折する。並木通りを進み、「無印良品 銀座」を過ぎた交差点の右角のビル。銀座駅から徒歩4分
最寄りのランドマーク:GAP、並木通り、無印良品 銀座
お勧めポイント:ニューヨークにありそうな大人のカジュアルイタリアン

テルミニ

 東銀座・木挽町の小路にあるイタリアン。真っ赤な壁にイタリア国旗の暖簾というインパクトのある外観。外の掲示板には何故か、この店はレストランではないと表示されている。つまり、この店のコンセプトは、ワインをガブガブ飲んで料理を楽しんでもらいたいということなので、料理だけの方はお断りということらしい。なので、ソフトドリンクも置いていないという潔さ。ワインはイタリアワインが中心で、値付けはほぼ市場価格に近い激安価格。値段が安い分、クレジットカードは使えない。また、ワインリストはなく、店の随所に置かれたワインの空瓶に、白色マジックでそのワインの値段が書かれてある。もちろん、それを見て注文しても良いが、常連客はまず鍵を借りて地下のワインセラーへ行き、選んだワインを持ってきて店員に見せるのである。地下のワインセラーには何故かソファが置かれており、スチールラックにはズラリとワインが並んでいる。
 レストラン内は思っていた以上に窮屈で狭い。8席あるL字型カウンターは入り口ギリギリまであり、テーブル席は4人席と3人席が1つずつしかない。また、オープンキッチンになっていて、日替わりメニューが黒板にチョークで書かれている。メニューには赤白どちらのワインに合うのかの表示もあり、ワイン初心者にとってはとても親切。ワインのお通しはフランスパン(バゲット)で、これはお代わりができる。料理はチーフである男性シェフと女性シェフの2人で作っており、どの料理もワインと一緒に食べることを意識しているのか、割と塩味がしっかりとしている。ボリュームもかなりあり、若者向きの体育会系イタリアンである。この店の名物はローマの名物パスタ「アマトリチャーナ・ブカティーニ」。ブカティーニとは中が空洞になった太麺で、スパゲッティとマカロニを足して2で割ったような食感だ。これは結構美味しかったので、行ったら必ず注文すべき。
 ちなみに、ワインを飲むというコンセプトの店なだけに店内は禁煙で、子連れも入店できない。飲みきれなかったワインは持ち帰りもでき、2階にはワインと炭火焼きがコンセプトの姉妹店「ジジーノ」がある。(2013年7月追加)

中央区銀座3-11-6 鈴木ビル1階  
電話番号:03-6278-7676
定休日:日曜、隔週月曜 
営業時間:【平日】17時半〜24時、【土曜・祝日】16時〜22時 
予算:アマトリチャーナ・ブカティーニ1300円 
アクセス:東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線)銀座駅A6番出口を出て、反対側の築地側に向かう。広い昭和通りの信号を渡ってすぐ、歌舞伎座の昭和通り側角を左へ進む。信号を渡り、「ドトール」、「ファミリーマート」を過ぎた小路を右折するとすぐ左側。東京メトロ銀座駅(4丁目交差点)から徒歩6分。 
最寄りのランドマーク:歌舞伎座ビル 
お勧めポイント:ワインが激安の体育会系イタリアン

オステリア オルティージャ ORTIGIA

 JR有楽町駅から程近いオステリア(イタリアン居酒屋)。店名はシチリア島にあるオルティージャ島から名付けたという。
 小さなビルの地下のドアを開けると、店内はほぼカウンターだけと言っても良いくらい狭く、カウンター席が僅か9つと3〜4人用のテーブル席が1つだけしかない。どちらでも同じかも知れないが、もしもオステリアと書いていなければ、誰もがイタリアンバールだと思うはず。サービスはマダムが担当し、シェフは料理を作るだけでなくソムリエも担当。イタリアワインは100種類とそれほど多くはないが、古いヴィンテージのものまであり、品揃えも悪くない。しかしながら、グラスワインは赤白1種類ずつしかなく、この点はちょっと寂しい。
 料理は「りょくけん野菜」や「ブルターニュ産小鴨」、「岩手短角牛」などといったこだわりの素材を使用するだけでなく、イタリアのローカルな手打ちパスタがあったり、肉は炭火焼きにするなど、随所にこだわりがみてとれる。リストランテレベルと言っても良いスキルの高い料理は、美味しいだけでなくボリュームもあるが、1人飯でも量を調整してくれる。
 前菜からデザート、そして最後の香り高いエスプレッソに至るまで、高い満足度とホスピタリティが得られる良質な店である。しかも、JR有楽町駅や銀座駅にも近く、日曜日もやっているので、とても使い勝手がいい。(2013年4月追加)  

中央区京橋3-4-1 TM銀座ビル地下1階  
電話番号:03-3516-6843
定休日:月曜 
営業時間:18時〜22時 
予算:岩手産短角和牛のグリル3800円 
アクセス:①東京メトロ(銀座線、丸 ノ内線、日比谷線)銀座駅B4出口を出て、「テイジン・メンズショップ」と「GAP」の交差点を右折し、並木通りを進む。 「無印良品 銀座」 、「銀座ロフト」、「 幸 稲 荷 神 社 」 を 過 ぎ 、 高 速 道 路 の 高架下を過ぎた「JOY SOUND」の手前右角のビル。銀座駅(数寄屋橋交差点)から徒歩5分。②JR有楽町駅・国際フォーラム出口を出て右へ進む。高速高架下の「GINZA INZ」を過ぎて信号を渡り、「銀座わしたショップ」を過ぎた2つめの交差点を左折。「幸稲荷神社」を過ぎ、高速道路の高架下を過ぎた「JOY SOUND」の手前右角のビル。JR有楽町駅から徒歩4分
最寄りのランドマーク:銀座ロフト、幸稲荷神社
お勧めポイント:ワインバーのように使えて料理も美味しいオステリア(イタリアン居酒屋)

オッジ ダルマット

 西麻布にある超人気のイタリアン。地下には本店の「ダルマット」があり、1階に支店の「オッジ ダルマット」がある。両者は基本的にメニューも値段も同じだが、営業時間が異なっている。支店の「オッジ ダルマット」は、ランチとディナーの両方を やっているが、本店の「ダルマット」はディナーのみの営業となっており、その分ラストオーダーが深夜2時までと長い。また、支店のせいか、「オッジ ダルマット」の方が当日予約が取りやすくなっている。
 今回は本店が満員だったので、支店である「オッジ ダルマット」の方を訪問。オープンキッチンの店内 は、この日も多くの客で賑わっていた。カウンター席はキッチン前の僅かな席だけで、ほとんどがテーブル席である。テーブル席は間隔が狭く、サービス担当もいないようだ。この店の人気の秘密は、とにかくコストパフォーマンスが良いことであろう。
 店の雰囲気は、同じくコスパの良いことで知られる東銀座の「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」にも似ているが、パスタ以外はこの店の方がワンランク上の料理を出す。どの料理にも、タップリの野菜が添えられていていい。唯一残念だったのは、折角火の通し方は良かったのに塩味がビシッと決まっていないため、料理の味の輪郭がボンヤリしていたことだ。なので、この点に関しては、本店である「ダルマット」の方が良いのかも知れない。コースの中には冷製パスタが組み込まれていたが、“お腹に余裕があれば、コースの最後に温かいパスタも無料でお出ししますよ!”という嬉しいサービスも。確かに、人気があるのもうなずける。ちなみに、ディナーコースの料金にはデザートや飲み物は含まれていないので、ご注意を。(2013年2月追加)

港区西麻布1-10-8 第2大晃ビル  
電話番号:03-6406-0771(ダルマット03-3470-9899) 
定休日:月曜 
営業時間:ランチ11時半〜13時半、ディナー17時半〜22時半(火曜はディナー営業のみ) 
予算:ランチ2300円、2800円、3500円(土日・祝日は3500円のみ)、ディナー5500円(+1500円でハウスワイン飲み放題) 
アクセス:東京メトロ(日比谷線)、都営地下鉄(大江戸線)六本木駅2番出口を出て、「明治屋」、「zaboo」を過ぎ、さらに2つめの「ファミリーマート」、「ハレノヒ」を過ぎた次の角を右折。「TOUSUKA戸塚食品」前のT字路を右折するとすぐ左側。地下鉄六本木駅から徒歩5分。 
最寄りのランドマーク:明治屋 ・六本木ストア 
お勧めポイント:コストパフォーマンスの良い人気イタリアン

アロマフレスカ

 エレベーターで12階まで上がると、店内は中央に植物があり、シャンデリアを取り囲むよう席がゆったりと配置されている。ドレスコードがあってもよいくら いの上質な空間で、接待やデートなどのあらゆるシチュエーションにも使えそうだ。
 コースは、定番料理と季節の新作料理がミックスされた2コースからなる。原田慎次シェフの作る創作イタリアンは、素材の持ち味を上手く引き出した軽めの料理。とくに、原田シェフのスペシャリティ「和牛のビスティッカ・アロマフレスカスタイル」は、一見すると肉がレアのようだが、実は約1時間かけて遠赤外線でじっくりと火を通した逸品。「あら皮」系ステーキ店を彷彿させるような肉の旨味があり、ぜひ塩だけでいただきたい。
 この店のワインリストは、ヴィンテー ジチャート付きで、ヴィンテージ毎にワインがリストアップされているのも面白い。この日のグラスワインは、泡が1種、白が5種、赤が4種であった。エレベーターを挟んで同じフロアに隣接するこの店のカジュアル店「サーラ アマービレ Sala AMABILE(03-3535-6669)」は、アロマフレスカより も値段が安く、料理は同じ厨房で作られているので、お値打ちである。こちらの店は照明が暗く、ガラス張りのワインセラーが見え、レストランというよりワインバーのようである。

中央区銀座2-6-5 銀座トレシャスビル12階   
電話:03-3535-6667
定休日:日曜、月曜
営業時間:17時半~20時半
予算:16000円、20000円
アクセス:東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線)銀座駅A9番出口を出て京橋方面に進む。「松屋銀座」、「シャネル」、「カルティエ」を過ぎ、「ダンヒル」の並びのビル。東京メトロ銀座駅(4丁目交差点)から徒歩3分。

最寄りのランドマーク:松屋銀座、カルティエ

お勧めポイント:華のある銀座のイタリアン。同じ階に、昼や夜遅くまで営業するカジュアル店がある。

イル・ギオットーネ IL GHIOTTONE 丸の内店

 オーナーの笹島シェフは、京都・智積院横の「イル・パッパラルド」からスタートし、後に八坂の塔近くに「イル・ギオットーネ」をオープン。現在では京都に3軒のグループ店を率いる人気オーナーシェフである。この店のメニューには京都の素材は少ないようだが、味は京都の本店とほぼ変わらない。ロケーション的には東京国際フォーラム東京駅側向かいのビルにあり、学会場から最もアクセスの良いイタリアンだ。

千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA1階   
電話:03-5220-2006
定休日:不定休
営業時間:11時~14時、18時~22時
予算:活オマールエビまるごと1匹スパゲティ(2~3人前)5250円、ランチ3675円、5250円、7875円、10500円、ディナー7875円、10500円、12600円
アクセス:①東京メトロ(銀座線)京橋駅5番出口を出て、明治製菓本社ビルを過ぎ、広い外堀通りの信号を渡る。首都高速とJR高架下を過ぎるとすぐ右の角のビルの1階外側。②東京メトロ京橋駅から徒歩5分。東京国際フォーラムから東京駅側に向かうと隣のビル。東京国際フォーラムから徒歩1分。

最寄りのランドマーク:東京国際フォーラム

カーザ ヴィニタリア Casa Vinitalia

 店舗は、1階がセラー兼イタリアワインショップで、2階がレストランとなっている。階段を上がると中庭が見渡せ、店内は開放感があってリゾートレストランのよう。中庭に面したエリアはガラス張りなので、冬だと寒さを覚悟しなければならないかも。
 料理はどれもしっかりと味付けされており悪くないが、とりわけ秀でたものはなかった。とくに、パスタには力を入れているようで、日替わりパスタは全てが手打ち麺といったこだわりよう。むしろ、この店の真価は、深夜まで営業していることと、ワインショップを持つほどイタリアワインが充実していることであろう。なので、ここで食事をするというよりも、食事をした後でワインバーとして使いたい。ちなみに、この日のグラスワインは15種類あった。コース料理は2名からで、1人で行くとアラカルトメニューのみとなる。アラカルト料理は通常の店の1.5人前くらいボリュームがあるので、2〜3人でシェアして食べればよい。この店はいつも混んでいるので予約を取るのは難しいが、日曜日だけは、ディナータイム前の14時半からの特別枠があるので、その時間帯が狙い目だ。

港区南麻布1-7-31 M. TOWER2階   
電話:03-5439-4110
定休日:月曜 
営業時間:火曜〜土曜:17時半~翌1時、日曜:14時半~20時半 
予算:デギュスタシオン (プリフィックス スタイル)8250円
アクセス:東京メトロ(南北線)、都営地下鉄(大江戸線)麻布十番駅の2番出口を出てそのまま二の橋方面は進む。二の橋交差点を過ぎ、200mほど進むと左に見える。東京メトロ麻布十番駅から徒歩5分。 

最寄りのランドマーク:二の橋交差点 

お勧めポイント:良質なイタリアワインが充実しているリストランテ

イタリアンバル ピッコロ PICCOLO

 びっくりするほど安く、しかもボリューム感のある体育会系イタリアンバール。椅子席は僅か16席だけで、他は立ち飲みエリアとなっている。ワインはボトルで2000円〜3000円台が中心。
 まずは、白ワインとともに、ビシッと塩味の効いたこの店の名物「カルパッチョ」を注文。カルパッチョは、旬の魚介6種類それぞれに異なった味付けがされていて美味しい。それにしてもこの店の料理は、どれも2〜3人前くらいはありそうだ。料理はどれも格安でボリュームがあるだけではなく、肉や魚などの素材や調理のクオリティが高い。全国的に見ても、これだけコストパフォーマンスの良いバールは、僕の知る限り、大阪の立ち飲み居酒屋「大安」くらいしか思いつかないほど。店員の対応も良く、また来たいと思わせる素晴らしい店だ。
 ちなみに、新橋のサラリーマンの超人気スポットなので、早めの予約が必須。 残念ながら、予約が取れなかった方でも20時半頃に1回転目が空くので、20時を過ぎたら試しに何度か電話をかけてみる価値はある。

港区新橋3-18-2   
電話:03-5473-0676
定休日:無休 
営業時間:月曜〜土曜:17時~22時半、日曜・祝日:16時半~22時 
予算:海のカルパッチョ6点盛680円、パテ・ド・カンパーニュ&鶏レバーのテリーヌ2種盛り480円、中トロとアボガドのタルタル580円 
アクセス:東京メトロ(銀座線)新橋駅、JR新橋駅の烏森口を出ると、ニュー新橋ビルの浜松町側にパチンコ&スロットの「UNO」と「TOP’S」が見える。その間の通りを左折して進み、通りを一つ過ぎるとすぐ右。新橋駅から徒歩2分。 

最寄りのランドマーク:ニュー新橋ビル、UNO、TOP’S

お勧めポイント:安さ爆発の美味しい体育会系イタリアンバル

ラ・ニュイ・ブランシュ La Nuit Blanche

 ドアを開けて店内に入ると、あまりの狭さに一瞬“この店大丈夫?”と思わせるほど。数えてみると、カウンター8席、テーブル8席、個室2席しかない。看板には“ワインバー”とあるが、メニューをみるとフード類がかなり充実しており、イタリアン・ダイニングバールと言っても過言でない。グラスワインはデザートワインも含めて14種類ある。ボトルワインはブルゴーニュを中心に有名な新進の作り手のものもラインナップされている。この日のメニューには、冷たい前菜4種、温かい前菜5種、パスタ7種、メインが5種、軽いつまみが7種、デザート4種が掲載。高級感などは全くない店だが、季節感のある料理も含めてとても良心的で良い店である。

中央区銀座7-2-8 東建ビル地下1階    
電話:03-6909-9561
定休日:日曜(月曜が祝日の場合には日曜営業・月曜休み) 
営業時間:18時~翌3時 
予算:8000円前後 
アクセス:①JR有楽町駅を出て、有楽町マリオン前の数寄屋橋交差点を「東急プラザ銀座」側へ渡る。東急プラザ銀座の右側にある「数寄屋通り」を新橋側へ進み、2本交差点を渡るとすぐ右側。②東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線)銀座駅C2番出口を出て、東急プラザ銀座の横の数寄屋通りを新橋側へ進み、2本交差点を渡るとすぐ右側。JR有楽町駅、数寄屋橋交差点から徒歩5分、東京メトロ銀座駅から徒歩3分。 
最寄りのランドマーク:銀座ベルビューホテル 
お勧めポイント:銀座の良心的なワインバル

ファロ資生堂

 ファロfaroとはイタリア語で灯台のこと。英語で言うならファロスpharos(古代エジプト・アレキサンドリアのファロス島の灯台が語源)だ。その名の通り、このレストランのある資生堂ビルの最上階部分を、床から天井までの2階分を1つのガラス窓とし、夜の灯台をモチーフにこのビルを建設したという。店内は吹き抜けのため、垂直空間がとても広く開放感がある。しかし、テーブル間隔がやや狭い点や、ペアシートやトリオシートなどカジュアル店風のインテリアには少し違和感を覚えるかもしれない。料理長は北イタリア料理を得意とする中尾崇宏氏。これだけではさほど驚かないが、この店は、僕が最も敬愛する「ロオジエ(→ 銀座グルメバイブル・フレンチの頁を参照)」の元総料理長・ジャック・ボリー氏が監修しており、たまに店にも姿を現すというから驚き。この2人のコラボを想像するだけでもワクワクするではないか。料理はどれも想像力あふれた素晴らしいもので、資生堂グループ「ロオジエ」同様、サービスも最高レベル。むしろ、「ロオジエ」よりも気さくな感じで良いくらい。グラスワインは15種と充実しており、デザートワインも 3種類あった。特に、フィナーレを飾るデザートは、ロオジエではなくなってしまったワゴンサービスが健在で、しかも食べ放題。とりわけ、ジェラートが美味しいので、盛り合わせの際には必ずジェラートも添えるようオーダーを。店内は全面禁煙な点もいい(喫煙スペースあり)。

中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル10階   
電話:03-3572-3911
定休日:日曜・祝日
営業時間:11時半~14時半、17時半~21時半
予算:ランチ2800円、3800円、8000円、ディナー6800円、10000円、15000円
アクセス:①東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線)銀座駅A2番出口を出て、銀座中央通りを新橋方面に進む。「フェラガモ」、「とらや」の前を通り、少し進むと角にある赤褐色の建物。東京メトロ銀座駅(4丁目交差点)から徒歩3分。②東京メトロ新橋駅1番出口を出て野村証券の前を通り、次の信号を左折して中央通りに出る。銀座方面に進み、高速道路の下をくぐって「博品館」の前を少し進むと角にある赤褐色の建物。東京メトロ新橋駅から徒歩3分。

最寄りのランドマーク:トイパーク博品館(玩具店)

お勧めポイント:最後のデザートに至るまで至福のイタリアン

トルナヴェント Tornavento

 西麻布にある隠れ家のようなイタリアン。料理は北イタリアのピエモンテ州の地方料理である。この店は、地味な存在のグリッシーニやバーニャカウダーからして美味しい。もちろん、前菜の盛り合わせなども美しいだけでなく、一品一品が個性的で美味しいし、メイン料理やパスタも上出来。ワインも手頃なバローロ、バルバレスコを中心とした品揃えでいい。サービススタッフが少ないのが唯一の難点だが、マダムの軽やかなサービスはいい。写真撮影は禁止なので注意。

港区西麻布3-21-14 覚張ビル地下1階   
電話:03-5775-2355
定休日:月曜、ランチは不定休
営業時間:12時~13時、18時~22時
予算:ランチ:3800円、6800円、ディナー:8500円
アクセス:東京メトロ(日比谷線)、都営地下鉄(大江戸線)六本木駅1A出口を出て左へ進み、六本木ヒルズ前を過ぎ、「博多ラーメン・赤のれん」を過ぎる。西麻布交差点手前に赤い看板の「鶏繁」があるので、その角を左折し、次のT字路をすぐ左折すると突き当たり。東京メトロ六本木駅から徒歩10分。

最寄りのランドマーク:六本木ヒルズ

お勧めポイント:美味しい北イタリア料理

イル・テアトリーノ・ダ・サローネ
IL TEATRINO DA SALONE

 地下に降りてドアを開けると、左には個室、右にはバブル時のバーの様なカウンターが広がっている。リストランテにしては、照明はやや暗めだ。料理は少量多皿で、前菜が3皿、パスタが2皿、魚料理、肉料理、デザートというメニュー構成。素直に素材の味を引き出しているというよりは、斬新さやサプライズを狙った感じの料理だ。但し、この日の料理の半分以上がその意図に反していたので、評価は低くなった。しかし、シェフのメッセージは十分伝わっているので、今後に期待できそうだ。また、この日はやたら誕生日客がいて、店員にバースデーケーキで祝ってもらっていたので、どうせなら、誕生日に行くのが良いのかも。
 ちなみに、新しい姉妹店「SALONE TOKYO」が、「東京ミッドタウン日比谷」の3階にオープンした。こちらも同じような感じの料理であったので、敢えて記事にはしていないが、アクセスのことを考えると「SALONE TOKYO」の方が良いかも。

港区南青山7-11-5 HOUSE7115ビル地下1階   
電話:03-3400-5077
定休日:日曜、第1・第3月曜
営業時間:12時~13時、18時~20時
予算:【ランチ】8,500円(税・サービス料別)、【ディナー】12,000円(税・サービス料別)
アクセス:東京メトロ(日比谷線)、都営地下鉄(大江戸線)六本木駅1A出口を出て左へ進み、六本木ヒルズ前を過ぎ、「博多ラーメン・赤のれん」を過ぎる。西麻布交差点を「Hobson’s」側に渡り、更に進む。「アマンド」、「成城石井」を過ぎ、高樹町信号のある「西麻布三井ビルディング」角を左折し、数十メートル先「三井リパーク」前向かいのビル。東京メトロ六本木駅から徒歩12分。

最寄りのランドマーク:六本木ヒルズ、西麻布三井ビルディング

お勧めポイント:サプライズを狙った斬新なイタリアン