コムシコムサ
東山二条のマンションの1階にあった大人気のフレンチ店。2015年に東山動物園の北側路地奥に移転した。僕はまだ新しい店舗には行ったことはないが、ホームページで見る限り、前店と比べるとかなり広くなり、シックで落ち着いた雰囲気になったようだ。厨房では禅僧のように口数の少ないシェフが黙々と調理をしており、サービス担当のマダムの軽妙なトークとのコントラストが何ともいい。
ランチ、ディナーともお任せの1コースのみで、この日頂いたディナーは、前菜が4品、メインの魚料理と肉料理、そして締めのお茶漬け(あるいはチース盛り合わせ)、デザート、コーヒー、小菓子という内容。ソースは全体的に軽めだが、どれも塩味のしっかりとしたメリハリのある料理である。それにしても、全国各地から仕入れた厳選素材と、その魅力をとことん引き出すシェフのスキルが素晴らしい。また、ほうじ茶と鰹出汁で引かれた貝茶漬けも実に京都らしい一品。素材や料理内容を考えると、日本でもトップクラスのコストパフォーマンスのフレンチであろう。加えて、グラスワインやマールなどのチョイスもなかなか良い。
ちなみに、予約は2カ月前から受け付けるが、サービス担当がマダムしかいないため、予約できる時間帯はオフタイムに限定される(10時〜11時半、16時〜17時半、22時〜22時半がベスト)。また、店内ではシャッター音のする写真撮影やフラッシュを使った撮影は禁止なのでご注意を。(2019年9月追加)
http://comme-ci-comme-ca.net/
左京区岡崎法勝寺町124-4
電話番号:075-771-0296
定休日:月曜・火曜
営業時間:【水曜〜木曜】18時〜20時、【金曜〜日曜】12時〜13時、18時〜17時半
予算:【ランチ】お昼のおまかせコース5440円、【ディナー】夜のおまかせコース10800円
アクセス: 地下鉄東西線・東山駅1番出口を出て三条通りを左へ進む。「白川橋」を渡り、「三条神宮道交差点」の信号を過ぎ、さらに左にある小さな鳥居を過ぎたすぐの信号(「お好み焼・鉄板焼 きらく」があり)を左折して、岡崎通りを進む。細い岡崎通りを300mほど進むと急に開けて通りが広くなり、左に「京都市美術館」、右に「京都市動物園」が見える。「岡崎公園」手前の信号を右折して二条通りを進むとすぐ左に「権太呂・岡崎店」があり、その角を左折するとすぐ右側の住宅。東山駅から徒歩15分
最寄りのランドマーク:京都市美術館、京都市動物園、岡崎公園、二条通り
お勧めポイント:コスパのいい秀逸なフレンチ
ホタルイカと生ハムの盛り合わせ、静岡産掛川トマトを添えて
一つ目のパンにタップナード(黒オリーブとアンチョビペースト)を添えて
アワビと椎茸のオーブン焼き(アワビの肝ソース)
あまりに美味しかったので肝ソースをパンをつけて食べた
フォアグラとアンディーブのソテー(食べかけ)
2つめのパン(バゲット)
詳しくは忘れたが魚料理
仏シャラン産窒息鴨のローストココナッツソース
ほうじ茶と出汁を使った貝茶漬け(or チーズをチョイス可)