8.うどん、蕎麦、餃子

京都市上京区

蕎麦屋 にこら

 京都の蕎麦屋と言えば、「かね井」や「蕎麦工房 膳」、「蕎麦切塩釜」などが有名であるが、お酒を飲んで蕎麦をたぐるならこの店である。店は西陣の一角にあり、町家をリノベーションしたスタイリッシュな雰囲気。店を入ると左側にカウンター席、そして右側にテーブル席がある。トイレは奥の箱庭に一度出て入るという町家スタイル。
 この店のメニューを見ると、蕎麦屋とは思えないくらい酒とつまみが豊富。日本酒は静岡の「磯自慢・純米吟醸」や愛知の「醸し人九平次・純米大吟醸」、山口「獺祭・純米大吟醸」、福井の「黒龍・純米吟醸」など15種類、焼酎は鹿児島の「富乃宝山」や宮崎の「中々」など7種類、さらに赤ワインと白ワインは各2種類ずつある。また、この日のつまみは、「京赤地鶏花椒焼き」、「あぶり京鴨・九条葱ソース」、「生桜海老のかき揚げ」、「自家製 にしん棒」、「真鯛の昆布〆カルパッチョからすみ和え」など22種類。この他に、「仁挽き杏仁豆腐・そば蜜シロップ」と「そば白玉入りぜんざい」の2種類のデザートと蕎麦メニューがある。つまみはどれも蕎麦屋とは思えないくらいバラエティーに富み、そして美味しい。
 この店の蕎麦は、茨城県三和町の契約農家で無農薬栽培された「常陸秋蕎麦」の玄蕎麦を使用している。それを温度7℃、湿度60%の専用冷蔵庫で保管し、毎日石臼で挽きぐるみにして蕎麦粉100%の生粉打ちで供している。蕎麦は細めで食感はザラザラしている。生粉打ちなので、冷たい蕎麦がお勧めである。この日頂いた「ざるそば(せいろ)」は、たまたまだったのかも知れないが、以前と異なり、少しベチャッとした喉越しの良くないものだったため、今回は下げて評価した。蕎麦もつまみも全体的に価格設定が高めであるが、これは素材にこだわっているためとご理解頂きたい。
 ちなみに、デザートの「仁挽き杏仁豆腐・そば蜜シロップ」は独特のコクと香りがあり、お勧めである。また、店内は禁煙であり、クレジットカードは利用できないのでご注意を。(2014年5月追加)

上京区智恵光院通五辻上ル五辻町69-3   
電話番号:075-431-7567
定休日:木曜、第3火曜
営業時間:11時半〜14時、17時半〜20時半
予算:ざるそば950円、あぶり京鴨・九条葱ソース1300円、真鯛の昆布〆カルパッチョからすみ和え1200円
アクセス:地下鉄烏丸線・今出川駅6番出口を出て左へ進み、すぐに「烏丸今出川交差点」を左折する。今出川通を進み、「白峯神宮」、「堀川今出川交差点」、「鶴屋吉信京都本店」、「京都市考古資料館」、「スズキアリーナ西陣」を過ぎた信号を右折する。智恵光院通を進み、交差点を1つ過ぎるとすぐ左側にある(本隆寺本坊の手前)。今出川駅から徒歩18分。 
最寄りのランドマーク:鶴屋吉信京都本店、京都市考古資料館、スズキアリーナ西陣
お勧めポイント:お酒を飲んで蕎麦をたぐるならこの店

あぶり京鴨・九条葱ソース

自家製 にしん棒

京赤地鶏花椒焼き

生桜海老のかき揚げ

真鯛の昆布〆カルパッチョからすみ和え

ざるそば(せいろ)

仁挽き杏仁豆腐・そば蜜シロップ

京都市左京区

山元麺蔵

 京都一行列のできるうどん店である。どの時間帯に行っても常に行列ができており、そのもの凄い人気ぶりが窺える。平日お昼の平均待ち時間は約1.5時間、土日・祝日のお昼の平均待ち時間は2時間くらいの覚悟が必要。夕方の4時半〜5時くらいが最も空いているが、場合によっては売り切れになっていることもあるので、夕方の訪問には電話での確認が必要だ。
 この店のお勧めは人気の「鶏ささみ天ざる」。麵は讃岐うどんらしい角張った太麺である。表面がツルツルしていてコシがあり、歯ごたえ十分。麵だけなら全国的に見てもトップクラスの美味しさである。しかしながら、ほぼ一般的な麵の長さの温かいうどんに比べると、冷たい「ざるうどん」の麵は何故か異様に長く、コシがある分切りづらい。このため、プラスチック製の麵切り道具が付いてくる。つけ汁は出汁の香りや甘みもほどほどで、口当たりが良く食べやすい。最後にサービスでミニ杏仁豆腐が付くが、これは食べても食べなくても良いくらいのレベル。人気の温かいうどん「京カレーうどん」は、店員からスパイシーで辛いと説明されていたが、実際はそれほどではなく中辛程度の辛さ。具材の刻み揚げは甘過ぎで、総合的にお勧めではない。また、人気の「土ゴボウ天丼」の“ごぼう天”は悪くはないものの、特にお勧めというレベルではない。さらに、コショウが効いた「鶏ささみ天」もそれなりに美味しいが、外側がカリッとして中がシットリした東京の 「うどん 丸香(→ 銀座グルメバイブル・うどんの頁を参照)」 や札幌の 「手打ちうどん 寺屋(→ 札幌グルメバイブル・うどんの頁を参照)」 のものには残念ながら及ばない。
 外で待っている客に対しておしぼりやお茶のサービスがあるなど、店員の接客はこの種の人気店にしてはすこぶる良い。ちなみに、僕が思うお昼の最も効率的な並び方は、開店1時間前に並ぶことである。およそ1時間前に店が開くため、もしも先頭から10人くらいであれば、外でなく店内の椅子に座って待つことが出来るため楽なのである。いずれにせよ、待ってまでも食べたいか?と聞かれれば、僕は正直それほどではないと思う。(2014年6月追加)

左京区岡崎南御所町34  
電話番号:075-751-0677
定休日:木曜、第4水曜(祝日の場合には翌日休業)
営業時間:11時〜19時45分(水曜日は11時〜14時半、売り切れ次第終了)
予算:鶏ささみ天ざる945円
アクセス: 地下鉄東西線・東山駅1番出口を出て三条通を左へ進む。「白川橋」を渡り、「三条神宮道交差点」の信号を過ぎ、さらに左にある小さな鳥居を過ぎたすぐの信号(岡崎通、「お好み焼・鉄板焼 きらく」があり)を左折する。細い岡崎通を300mほど進むと急に開けて通りが広くなり、左に「京都市美術館」、右に「京都市動物園」が見える。さらに進むと、左に「岡崎公園」のテニスコートが見え、右に「山元麺蔵」の行列が見えるので、その先。東山駅から徒歩15分
最寄りのランドマーク:岡崎公園地下駐車場・動物園側出入り口、岡崎通沿い 
お勧めポイント:京都で頂ける本格的な讃岐うどん

日曜日の午前11時半の行列

平日午後5時の行列

鶏ささみ天ざる

鶏ささみ天

プラスチック製の麵切り道具

京カレーうどん

土ゴボウ天丼

土ゴボウ天の下には卵の黄身と刻み海苔が

薬味

サービスのミニ杏仁豆腐

京都市中京区

京都夷餃子 なかじま

 夷川児童公園前の住宅街にある格安餃子店。今年2月にオープンしたという店内は、カウンター席とテーブル席が26席と意外に広い。印刷会社をリノベーションして造ったという店内は、所々にその面影が残るレトロな大衆食堂のような雰囲気。さすがはデザイン会社が経営しているというだけあって、インテリアやアイデアに関してはなかなかいい。例えば、瓶ビールは壁に固定された栓抜きを使って自分で栓を抜き、栓を床に落とすシステムで、飲み物のジョッキに芸能人の名前が書かれてあるのも面白い。
 メニューを見ると、餃子は「ディープ」と「フレンチ」2種類があり、「ディープ」はニンニク入りで、「フレンチ」はニンニクなしである。この他の人気メニューは、「ポテトサラダ」、「エッグチャーシュー」、「なかじまの鳥肝煮」、「肉味噌炒め」、カレー風味の「天津飯」、生麺を使用した「焼きそば」など。
 餃子は京都らしい小ぶりな餃子で、5個で270円と格安。餃子は2種類あり、「ディープ」はニンニクありで、「フレンチ」はニンニクなしである。しかし、ニンニク入りの「ディープ」はそれほどニンニクの風味が強くないため、「ディープ」と「フレンチ」には大きな差はない。餡はキャベツのシャキシャキ感があるが、京都ポークの食感はあまり感じられない。皮はカリッと焼かれていて良いが、皮が低加水なのか、食感がイマイチだ。また、酢は黒酢と普通の酢の2種があり、黒酢は「ク」、醤油は「シ」と容器に書かれている。店員からは辛子あるいは酢・胡椒で食べることを勧められたが、やはり、酢・醤油とラー油の組み合わせがベストであった。また、ゆで卵が入った「ポテトサラダ」は、カリカリとしたポテトチップスのような玉葱フレークがかけられており、その食感が何とも言えない。タレがかかった「エッグチャーシュー」は、煮豚ではなくローストされた本格的なチャーシューの香りがする。卵黄と絡めて食べると美味しく、お勧めである。さらに、「なかじまの鳥肝煮」は意外にも冷製のつまみであり、酒のアテには良かった。
 ちなみに、昼は比較的空いているが、夜は行列ができるほどの人気店なので、夜に行くなら開店時の17時くらいが確実。また、この店では、10個単位で生餃子や焼き餃子をテイクアウトもできる。(2019年10月追加)

中京区西洞院通夷川下る薬師町652-1  
電話番号:075-223-0141
定休日:火曜
営業時間:11時〜13時、17時〜21時半
予算:ぎょうざ(ディープ、フレンチ)270円、エッグチャーシュー580円
アクセス:地下鉄東西線・二条城前駅1番出口を出て、右斜め前にある建物「ANAクラウンプラザ京都」を目指して進む。二条城に沿って広い東堀川通りを北に進み、押小路通り、二条通りを過ぎて、次の夷川通りを右折する。油小路通り、小川通りを過ぎると、左に「夷川児童公園」が見えるのでその右側。二条城前駅から徒歩10分
最寄りのランドマーク:二条城、ANAクラウンプラザ京都、東堀川通り、夷川通り、夷川児童公園
お勧めポイント:小振りな京都餃子を格安で食べられるB級居酒

夷川通りを進むと「夷川児童公園」が見えるが・・・
ココです!(開店前に到着) お持ち帰りのメニュー 開店した カウンター席とテーブル席が26席と意外に広い メニューはどの品も格安 酢は黒酢と普通の酢の2種があり、黒酢には「ク」、醤油は「シ」と容器に書かれている 飲み物のジョッキに芸能人の名前が書かれてあるのも面白い ゆで卵が入った「ポテトサラダ」は、カリカリとしたポテトチップスのような玉葱フレークがかけられており、その食感が何とも言えない タレがかかった「エッグチャーシュー」 煮豚ではなくローストされた本格的なチャーシューの香りがする。卵黄と絡めて食べると美味しく、お勧め! 「なかじまの鳥肝煮」は意外にも冷製のつまみであり、酒のアテには良かった ニンニク入りの「ディープ」 ニンニクなしの「フレンチ」店員からは辛子あるいは酢・胡椒で食べることを勧められたが、やはり、酢・醤油とラー油の組み合わせがベストであった

京都市東山区

マルシン飯店

 東大路通にある人気の中華料理店。中華料理店とは言っても、本格的なものではなく、いわゆる町中華の店である。油で薄汚れた看板と店の前の料理サンプルが何とも印象的で、まるで昭和にタイムスリップしたかのようだ。店の横には駐輪場と生餃子のテイクアウト専門店もある。
 今回は開店10分前に到着したが、店の前には既に行列ができていた。開店の11時となり、幸運にも1回転目に入店することができた。店内も外観と同様に昭和を感じさせる佇まい。テーブルが6つと狭いので、基本は相席である。
 まずは、餃子に合うよう開発されたというオリジナルクラフトビール「GYO-SEN」を注文。原料に八朔を入れているというが、特に柑橘系のフルーティーさが増しているというわけではなく、よくあるホップの香りのするドライタイプのドラフトビールだ。餃子に合うかと問われれば、もちろん、ビールなだけに間違いなく合う。
 名物の焼き餃子は、通常の「ギョーザ」と「熟成豚肉ギョーザ」の2つがある。「熟成豚肉ギョーザ」は、京都産の厳選された熟成豚肉を使用しているという。京都らしい小振りな餃子は、表面がカリッと焼かれ、野菜や肉の繊維をあまり感じない餃子だ。味的に大きな差はないものの、やはり熟成豚肉の方が肉のコクがあって美味しい。もう一つの名物「天津飯」は、餡掛けがたっぷりとかけられている。玉子は半熟トロトロで、餡も酸味がなくて美味しい。「京都 王将」の京風ダレの天津飯と共通する味ではあるが、玉子の柔らかさも含めて、こちらの方が完成度は高い。
 それにしても、午前11時から朝の6時までの通し営業なので、とても使い勝手がいい。また、隣にある「マルシン生餃子直売店」では、冷凍餃子を全国配送してくれるので、お土産としてもいいかも。この店オリジナルの餃子のタレ「餃子醤」も、1袋30円(20g)でお持ち帰りできる。(2019年8月追加)
https://marushinhanten.com

東山区東大路三条下ル南西海子町431-3
電話番号:075-561-4825
定休日:火曜
営業時間:11時~翌6時
予算:マルシン熟成豚肉ギョーザ380円、ギョーザ300円
アクセス:地下鉄東西線・東山駅エレベーター側の出口を出て左へ。「東山三条交差点」を左折して東大路通り(ひがしおおじどおり)を進むと、すぐ右側にある。東山駅から徒歩2分
最寄りのランドマーク:東山三条交差点、東大路通り
お勧めポイント:焼き餃子と天津飯が美味しい町中華

東大路通り(ひがしおおじどおり)沿いにあります 隣にある「マルシン生餃子直売店」 冷凍餃子を全国配送してくれるので、お土産としてもいいかも 今回は開店10分前に到着したが、店の前には既に行列ができていた 店の前には食品サンプルがあり、昭和の町中華の雰囲気 店内も外観と同様に昭和を感じさせる佇まい。テーブルが6つと狭いので、基本は相席 まずは、餃子に合うよう開発されたというオリジナルクラフトビール「GYO-SEN」を注文 メニュー1 メニュー2 原料に八朔を入れているというが、特に柑橘系のフルーティーさが増しているというわけではなく、よくあるホップの香りのするドライタイプのドラフトビールだ。餃子に合うかと問われれば、もちろん、ビールなだけに間違いなく合う 「熟成豚肉ギョーザ」は、京都産の厳選された熟成豚肉を使用しているという。京都らしい小振りな餃子は、表面がカリッと焼かれ、野菜や肉の繊維をあまり感じない餃子だ。味的に大きな差はないものの、やはり熟成豚肉の方が肉のコクがあって美味しい 通常の「ギョーザ」もう一つの名物「天津飯」は、餡掛けがたっぷりとかけられている。玉子は半熟トロトロで、餡も酸味がなくて美味しい。「京都 王将」の京風ダレの天津飯と共通する味ではあるが、玉子の柔らかさも含めて、こちらの方が完成度は高い

泉門天

 京都に来て、いつも深夜に食べたくなるのが、祇園にある「泉門天」の焼き餃子。「京都グルメバイブル2015」を作成した時には、残念ながら閉店してしまっていたが、その後復活したと聞きつけての再訪。
 店内に入ると、以前と変わらず右側にカウンター席があり、左奥にテーブル席があった。果たして、焼いていた高齢の店員も以前と同じであった。まずは、生ビールと餃子20個、胡瓜の浅漬けを注文。餃子は通常の「餃子」とサッパリとしたシソ入りの「しそ餃子」があるが、お勧めはあくまでも「餃子」である。 
 この店の「餃子」は、大阪の「点天」や「天平」と似た平べったい一口餃子。片面がカリッと焼かれており、このクリスピーさがビールと良く合う。餡にはニンニクを使用しておらず、ニラの風味がアクセントになっている。「点天」や「天平」に比べると、よりジューシーで野菜の甘みとコクがあり、飲んで食べた後でも思わず食べたくなるのだ。冷凍で全国発送もしてもらえるので、興味のある方は是非一度食べてみては。(2016年12月追加)
http://www.g-food.co.jp/senmonten/

東山区花見小路新橋下ル東側 竹会館1階  
電話番号:075-532-0820
定休日:日曜・祝日(お盆・年末年始も)
営業時間:18時~翌2時、【金曜・土曜・祝日前】18時~翌3時
予算:餃子(10個)530円
アクセス:阪急河原町駅の出入り口1を出て、四条通を鴨川・八坂神社方面に進む。京都四條南座の前を過ぎて進むと、朱色の壁の大きな建物(お茶屋一力亭)が見えるので、その交差点を左折。100mほど進むと右側に見える。阪急河原町駅より徒歩5分
最寄りのランドマーク:祇園花見小路、お茶屋一力亭
お勧めポイント:飲んで食べた後でも思わず食べたくなるクリスピー餃子

このビルの1階ですココです奥のテーブル席から入口側のカウンター席を眺めたところカウンター奥では、熟練の店員が以前と変わらず餃子を焼いていたメニューはこれだけタレはラー油、酢、醤油を自分好みにブレンドする「餃子」片面がパリッとクリスピーに焼き上がっているほとんど見て目は変わらないが、こちらは「しそ餃子」 

ぎょうざ 歩兵

 僕の行きつけだった祇園花見小路の「泉門天」が2014年10月をもって閉店したため、飲んだ後に行けるような餃子店がないかと捜していたところ、この店を発見。意外なことに、かつての「泉門天」と目と鼻の先にある。店は町家を改造しているが、店内は全くそれを感じさせない今風の造りである。L字型のカウンター席の他、手前にテーブル席が2つだけと非常に狭い。
 先ずは生ビールを注文し、アテに「肉味噌もやし」と「壺きゅうり」、「ポテトサラダ」を注文。「肉味噌もやし」は茹でモヤシにピリ辛の肉味噌をタップリとかけたもので、これは美味しい。「壺きゅうり」は、キュウリをゴマ油と醤油味をサッと和えた中華風のテイストで、これはまあまあ美味しい。「ポテトサラダ」は、生のタマネギが多すぎで微妙。
 餃子はニラ入り餃子である「ぎょうざ」と、生姜テイストの「生姜ぎょうざ」の2種類。「泉門天」の餃子は、大阪のひとくち餃子「点天」と同じ薄いタイプの餃子で、皮をしっかりと焼いたクリスピーな食感が信条である。これに対し、この店の餃子は同じ一口餃子とは言っても、通常の餃子の一口タイプで、博多の鉄鍋餃子に近い感じだ。通常の「ぎょうざ」はラー油入りの酢醤油で頂くが、「生姜ぎょうざ」は味噌ダレで頂く。両方とも食べて比べてみたが、「ぎょうざ」の方が「泉門天」の餡に近く美味しいので、お勧めである。近くにあった「泉門天」を意識しているわけではないと思うが、この店の餃子も相当カリッとしていてクリスピーだ。薄皮でかつ片面だけをカリッと焼いているだけに、クリスピーさが際立つ。繁華街の祇園で夜遅くまで営業しているので、2軒目や3軒目の店としてもいい。(2014年11月追加)

東山区清本町373-3  
電話番号:075-533-7133
定休日:日曜・祝日
営業時間:18時~翌3時
予算:ぎょうざ420円、肉味噌もやし420円
アクセス:阪急河原町駅の出入り口1を出て、四条通を鴨川・八坂神社方面に進む。「京都四條南座」、大和大路通(縄手通)を過ぎ、次の角の小路(切り通し)を左折し、一つ目の交差点の右角にある。阪急河原町駅より徒歩5分。
最寄りのランドマーク:京都四條南座、大和大路通(縄手通)
お勧めポイント:深夜までやっているカリッカリの一口餃子

外国人もOKのようです

確かに、メニューに英語表記もあります

カウンター席には生姜が高く積まれています

ポテトサラダにはハムと生タマネギが入っていて、ブラックペッパーがかかっています

「壺きゅうり」は、キュウリをゴマ油と醤油味をサッと和えた中華風のテイスト

肉味噌もやし」は茹でモヤシにピリ辛の肉味噌をタップリとかけたもので、これは美味しい

酢、醤油、ラー油

手前がニラ入り餃子である「ぎょうざ」。 奥が生姜テイストの「生姜ぎょうざ」。タレはラー油入りの酢醤油と味噌ダレ

京都市南区

ミスター・ギョーザ

 昭和46年創業の人気の餃子専門店である。店は有名観光スポットである東寺のすぐ近くにある。この店はフジテレビの番組「テレビ社会実験・あすなろラボ」で、「U字工事」が全国トップ3の浜松餃子、宇都宮餃子、京都餃子を食べ比べ、京都餃子代表の「ミスターギョーザ」が一番美味しいと答えたことで更に人気がヒートアップしたという。
 店はごく普通のラーメン店のような佇まいで、入口左にテイクアウト専門の窓口がある。日曜の昼に外で順番待ちをしていると、近所の常連客と思われる客が次から次へと訪れ、大量の生餃子を購入していく。この店ではその日に仕込んだ餃子のみ販売しているため、売り切れ次第終了となる。なので、遠方から客が押し寄せる週末には閉店時間を待たずに終了となってしまうため、夜に訪れる場合は事前の電話確認が必要である。
 店内はオープンキッチンのカウンター席の他、窓側にテーブル席がある。真ニューを見ると、意外なことにラーメンなどの麺類もあったが、まずは生ビールと名物の「キュウリの丸漬け」を注文し、本命の餃子が焼き上がるのを待つ。出てきた小振りの餃子は、焼き面がキツネ色に焼き上がっており、皮は薄くカリカリでクリスピー。ニンニク、ネギ、キャベツ、牛豚赤身の合い挽き肉などの国産素材にこだわっているという具材は、どちらかと言えばオーソドックスな餡だが、コクがあるわりには軽めに仕上がっていていい。この日は既にラーメン店を1軒取材してきたにもかかわらず、2人前をペロリと平らげることができた。 「泉門天 祇園本店(→ 京都グルメバイブル・餃子の頁を参照)」 ほど餡には深みがないものの、飲んだ後の締めの餃子としては良いかも。2つ星でも良いかなとも思ったが、焼くときに配慮が足りないためか、餃子同士がくっついてしまって食べづらかったので、今回は1つ星とした。
 また、この店のタレは、通常の酢醤油の他に、京都では珍しく 神戸餃子(→ 神戸グルメバイブル・餃子の頁を参照) のような味噌ダレ(こちらの店はゴマ油入り)もある。
 ちなみに、この店の生餃子は「大丸京都店」と「タカシマヤ京都店」の地下食品売り場でも購入ができるが、京都までは行けないという方は、下記サイトから冷凍餃子が購入出来る。(2014年10月追加)
http://www.mr-gyo-za.com/

南区唐橋高田町42  
電話番号:075-691-1991
定休日:木曜
営業時間:11時半〜20時半(餃子が売り切れ次第終了)
予算:ギョーザ1人前270円、キュウリの丸漬け200円
アクセス:JR東寺駅から九条通を「東寺」方向へ向かう。「東寺」を過ぎて400mほど進むと左に「京都九条病院」が見えるのでその「九条新千本交差点」を右折するとすぐ右角。JR東寺駅から徒歩15分。JR京都駅八条口から車で4分。
最寄りのランドマーク:東寺、京都九条病院
お勧めポイント:京都で今最も人気の餃子専門店

日曜の開店30分後の状態

入口横にあるテイクアウト専門の窓口

タレは、通常の酢醤油の他に、京都では珍しく神戸餃子のような味噌ダレ(こちらの店はゴマ油入り)もある。

この店の名物「キュウリの丸漬け」