おきな
嵐山の住宅街にひっそりとある日本料理店。かつて京都に住んでいたことがある「銀座 鮨 青木」の店主・青木利勝さんからいいと教えてもらった店である。店の看板には嵐山らしく「湯豆腐、京料理」の看板があるので、湯豆腐専門店かと思いきや、普通の日本料理店であった。入ってすぐ手前に個室があり、奥にカウンター席がある。2階には20名までの座敷もあるらしい。
今回は初めての訪問だったので、おまかせコースを注文したが、常連客はアラカルトメニューから好みのものを注文していた。しかし、ビッシリと料理名が書かれていた手書きのメニューには価格表示がないので、常連客でなければ注文しにくいと思うが、恐らくそれほど高くはないものと思われる。
まず出てきたのは、八寸のような「松茸のおひたし」と「鯖の棒寿司」、「子持ち鮎の甘露煮」、「手長海老と銀杏の素揚げ」などの盛り合わせ。そして、一品目のお造りは「ハタとバフンウニ」。トロみのある醤油ダレと弾力のあるハタの組み合わせがいい。二品目のお造り「ヨコワとブリ」は素材も良いが、厚く切られているので食感が抜群。お椀は「海老芋と蟹」で、汁が餡かけのようにトロミがあって美味しい。焼き物の「マナガツオの西京味噌焼きと鴨ロース」の鴨ロースが、ジューシーで肉の旨みがあって最高だった。特に、この厚く切られた鴨と芽ネギと一緒に食べると絶品である。揚げ物は「穴子と赤万願寺唐辛子の天ぷら」。藻塩でいただいたが、これはまあまあの味。特別に出してくれたご近所のものだという絹ごし豆腐は、非常に柔らかくて滑らかだったが、大豆の甘みや香りがあまりなかった。そして最後のご飯は、白米とじゃこ山椒、香の物であるが、今回はアラカルトメニューの中から単品で、「琵琶湖産・天然鰻の蒲焼き」を追加注文した。身が厚くものは良かったが、火が通り過ぎていて多少脱水気味だったのが残念。そして最後の水菓子「カラメルでコーティングしたアイスクリームと完熟した柿」で終了となった。
この嵐山エリアの中では至極まっとうな日本料理店であり、嵐山で食事をとる際の選択肢に入れてもいい店である。(2019年9月追加)
右京区嵯峨釈迦堂大門町11
電話番号:075-861-0604
定休日:水曜(祝日の場合には翌日)
営業時間:11時半~14時、17時~20時
予算:【昼】おまかせ料理6000円〜、【夜】10000円〜
アクセス:JR嵯峨嵐山駅・北口から出て直進し、2つ目の信号のある交差点を左折する。府道187号をしばらく進み、歩道橋のある交差点を右折する。「嵯峨嵐山・田中クリニック」、「京都愛宕郵便局」を過ぎ、「甘春堂」の交差点を左折すると左にある。JR嵯峨嵐山駅から徒歩15分
最寄りのランドマーク:JR嵯峨嵐山駅、京都愛宕郵便局、甘春堂嵯峨店
お勧めポイント:嵐山エリアの優良日本料理店
嵐山の住宅街にひっそりとある ココです! コース、定食、お弁当 奥にあるカウンター席 入ってすぐ手前にある個室。2階には20名までの座敷もあるらしい 常連客はこのアラカルトメニューから好みのものを注文していた。手書きのメニューには価格表示がないので、常連客でなければ注文しにくいと思うが、恐らくそれほど高くはないものと思われる まず出てきたのは、八寸のような「松茸のおひたし」と「鯖の棒寿司」、「子持ち鮎の甘露煮」、「手長海老と銀杏の素揚げ」などの盛り合わせ 「松茸のおひたし」 「鯖の棒寿司」、「子持ち鮎の甘露煮」、「手長海老と銀杏の素揚げ」 一品目のお造りは「ハタとバフンウニ」 トロみのある醤油ダレと弾力のあるハタの組み合わせがいい 二品目のお造り「ヨコワとブリ」 素材も良いが、厚く切られているので食感が抜群 お椀は「海老芋と蟹」で、汁が餡かけのようにトロミがあって美味しい 焼き物の「マナガツオの西京味噌焼きと鴨ロース」
「マナガツオの西京味噌焼き」 この「鴨ロース」が、ジューシーで肉の旨みがあって最高だった。特に、この厚く切られた鴨と芽ネギと一緒に食べると絶品である 揚げ物は「穴子と赤万願寺唐辛子の天ぷら」 藻塩でいただいたが、これはまあまあの味 特別に出してくれたご近所のものだという絹ごし豆腐は、非常に柔らかくて滑らかだったが、大豆の甘みや香りがあまりなかった 最後のご飯は、白米とじゃこ山椒、香の物であるが、今回はアラカルトメニューの中から単品で、「琵琶湖産・天然鰻の蒲焼き」を追加注文した 天然鰻は身が厚くものは良かったが、火が通り過ぎていて多少脱水気味だったのが残念 ご飯は悪くない最後の水菓子「カラメルでコーティングしたアイスクリームと完熟した柿」で終了となった