キッチン ごりら
叡山電鉄・元田中駅近くにある人気の洋食店。住宅街の中にポツンとあり、店舗の照明も暗いため、夜に訪れると分かりづらい。店舗は住宅の1階を改造したもので、店の前にはゴリラのウェルカムボードがある。店内は洋食屋とは思えないくらい木の優しさが漂うモダンなインテリア。右側にオープンキッチンのカウンター席、そして左側にテーブル席がある。調理は全て若い店主1人で行っているが、非常にスキルが高いため、見事なくらい手際よく次々と仕上げていく。
メニューを見ると、品数はそれほどない。肉は「丹波鶏のグリル」や「ポークステーキ」、「ロースカツ」、「ビフカツ」、「ハンバーグ」の他、銘柄牛である島根産「たちすずかビーフ」のステーキ(サーロイン、ミスジ、モモ)のみ。魚は「エビフライ」と「カキフライ(季節メニュー)」しかないが、1個から追加でできるサイドメニューとして、「ホタテフライ」と「サーモンフライ(季節メニュー)」、「エビフライ」、「カニクリームコロッケ(2個)」がある。
この店の一番人気は「ロースカツ」と「ポークステーキ」であるが、僕のお勧めは「ポークステーキ」。どちらも同じ厚めの豚ロースを使用しているが、「ロースカツ」は脂身を取り除いた芯の部分のみを使用し、「ポークステーキ」は敢えて脂身を入れ、焼いたときに収縮しないようスジ切りをしている点が異なる。「ポークステーキ」は「バルサミコ」か「にんにく醤油」のいずれかのソースを選べるが、今回は和風の「にんにく醤油」をチョイス。説明によると、「ハンバーグ」はつなぎを使っていないため、ミンチ肉そのものの食感で、しかも豚肉なので好みが分かれるという。
見ていると、「ポークステーキ」は最初強火で焼き、後は蓋をかぶせてゆっくりと蒸し焼き状態にしている。出てきた「ポークステーキ」は火の通し方が絶妙で、中心部がほんのりと僅かなピンク色をしていた。にんにく醤油ソースもニンニクの味が出過ぎておらず、塩加減も丁度良く、ツヤツヤの白米や味噌汁とも良く合っていた。次回は、島根産黒毛和牛の「たちすずかビーフ(ミスジ)ステーキ」や「丹波鶏のグリル」なども試してみたいと思わせるようなステーキであった。
一方、揚げ物では、「ビフカツ」の火の通し方が良く、半分をオリーブオイルと塩で、もう半分をデミグラスソースで頂ける様に盛られていた。また、サイドメニューの「サーモンフライ」と「カニクリームコロッケ」も追加して食べてみたが、どちらも高いレベルにあった。ちなみに、ビールは瓶ビールのみで、「サッポロ」、「アサヒ」、「キリン」の3つ。「キリン」はハートランドビールであった。(2014年11月追加)
https://www.facebook.com/kitchen.golira
左京区田中樋ノ口町17-3
電話番号:075-702-3905
定休日:不定休(電話あるいはFacebookで要確認)
営業時間:12時~14時半、18時~21時半
予算:ポークステーキ1300円、丹波鶏のグリル1100円、島根産黒毛和牛の「たちすずかビーフ(ミスジ)ステーキ3000円/200g(いずれもご飯、味噌汁付き)
アクセス:今出川通を東に進み、東大路通との交差点「百万遍」を左折して北に進む。「田中里ノ前」交差点を右折して3筋目を左折すると、2つ目の交差点の角。地下鉄烏丸線・今出川駅から車で5分
最寄りのランドマーク:東大路通、田中里ノ前交差点、京都田中樋ノ口郵便局
お勧めポイント:京都トップレベルの洋食店
昼の店舗
メニュー
追加のサイドメニュー
島根産黒毛和牛「たちすずかビーフ」ステーキのメニュー
キリンのハートランドビールでまずは一杯
ポークステーキ
ビフカツは半分はデミグラスソースで、もう半分をオリーブオイルがかけられた塩でいただく
サイドメニューの「サーモンフライ」にはほんのりと酸味のあるタルタルソースが
サイドメニューの「カニクリームコロッケ(2個)は火傷するくらい熱々