14.京都で見る

京都市

錦市場

 長らく京都市民の市場として親しまれてきた市場であるが、大阪の黒門市場や金沢の近江町市場と同様に、最近ではどちらかというと外国人客と中心とした観光客で賑わっている。
 今回は寺町・京極商店街のある寺町通りから見てみよう。まず、右側にある「有次(ありつぐ)」は、料理人あこがれの有名包丁店。右の「湯波吉」は、1790年創業の錦市場唯一の京ゆば専門店。右の「麩房 老舗」は、天保年間創業の生麩専門店。左の「錦 川政」は、京野菜や松茸で有名な八百屋。右の「田中鶏卵(→ 京都グルメバイブル・お土産の頁を参照)」の京出汁巻き玉子は、京都ナンバーワンの美味しさ(お勧め!)。左の「箸や万作本店」は、人気の京竹箸シリーズを販売する店。右の「三木鶏卵」は、出汁巻きだけでなく、各種卵製品を販売する人気店。左の「錦 もちつき屋」は、店頭でついたいろいろな餅をその場で食べることができる。左の「SNOOPY茶屋」は、スヌーピーに特化したものを販売している。1階では食べ物のテイクアウトや京都伝統工芸とのコラボ製品などが販売され、2階はレストランとなっている。左の「打田漬物 西店」は、僕の一押しの漬物専門店。通年販売している「長いもわさび味」や「おんぶ漬」、春から初夏限定の「ぐりーんぼーるきむち」などがお勧め。店内では全ての商品を試食できるので、自分好みの漬物を購入しよう。左の「おちゃのこさいさい」は唐辛子の専門店。京都丹波産のハバネロなども販売している。左の「手作り箸工房 きっちん遊膳」は、800種類の箸が揃っている箸の専門店。右の「抹茶スイーツ処 茶和々 錦市場店」は、宇治茶にこだわったスイーツを販売する店。

〒604-8054 京都府京都市中京区西大文字町609番地   

「有次(ありつぐ)」は、料理人あこがれの有名包丁店 「麩房 老舗」は、天保年間創業の生麩専門店 「錦 川政」は、京野菜や松茸で有名な八百屋 田中鶏卵(→ 京都グルメバイブル・お土産の頁を参照)」の京出汁巻き玉子は、京都ナンバーワンの美味しさ(お勧め!) 「三木鶏卵」は、出汁巻きだけでなく、各種卵製品を販売する人気店 「錦 もちつき屋」は、店頭でついたいろいろな餅をその場で食べることができる 「打田漬物 西店」は、僕の一押しの漬物専門店 通年販売している「長いもわさび味」や「おんぶ漬」、春の「竹の子山椒」、春から初夏限定の「ぐりーんぼーるきむち」などがお勧め。店内では全ての商品を試食できるので、自分好みの漬物を購入しよう 「手作り箸工房 きっちん遊膳」は、800種類の箸が揃っている箸の専門店「抹茶スイーツ処 茶和々 錦市場店」は、宇治茶にこだわったスイーツを販売する店

寺町・京極商店街〜
 三条名店街・新京極商店街を
        ぶらりショッピング

 四条通りと御池通りの間にある「寺町・京極商店街」と三条通りと四条通りの間にある「新京極商店街・三条名店街」の2つは、昭和のテイストが漂う京都を代表する商店街である。
 四条通り側から順に「寺町・京極商店街」を見てみよう。まず、入口には焼き栗で有名な「林万昌堂」があり、さらに進むと右に黒糖タピオカティーが大人気の「辰杏珠Shinanju京都寺町店」がある。その左のコアビル2階には、韓流グッズショップ「K DOL PARK」、右には北海道で大人気の焼きたてチーズタルト店「BAKE京都寺町店」、右にはミリタリーグッズやモデルガンなどが人気の「トイガン&ミリタリーコレクションショップやまもと寺町店」、右にレアなビーフカツの専門店「京都 勝牛」、左に外国人に大人気の浮世絵や版画を販売する「大書堂」、右に衣類にワッペンや家紋などを入れてくれる「川上ネーム店」と靴修理専門店「RESH.」がある。さらに、右に温泉街の遊技場の雰囲気が味わえる「大衆娯楽遊技場」、右にアニメフィギアやお面などを販売する「人参倶楽部」、右にオシャレスニーカー専門店「DRAGON BEARD京都店」、左に1683年創業の念珠専門店「安田念珠店」、右に明治6年創業のすきやき店「三嶋亭」があり、左に扇子の「白竹堂・三条寺町店(→ 京都グルメバイブル・お土産の頁を参照)」がある。ここで三条通りを通過すると、左に京都の有名甘味処である「梅園」、右に松茸や筍の季節になると賑わう「とり市老舗」、右に銀座の伊東屋のようなオシャレ文具店「文房具店tag寺町三条店」、右に仮店舗営業中の「京都鳩居堂本店(→ 京都グルメバイブル・お土産の頁を参照)」がある。
 次は、河原町通り側から「三条名店街商店街」、そしてそれに続く「新京極商店街」を見てみよう。右にある「吉田源之丞老舗」は、450年続く仏具・仏壇の専門店。両側にある「BIGBOSS京都」は、京都最大級のギター・ベースの専門店。右にある「大西京扇堂」は、天保年間から続く有名扇子店で、右の「伊織 京都三条通店」は今治タオルの専門店。左角の「永楽屋 細辻伊兵衛商店」は、復刻版手ぬぐいやアレンジ手ぬぐいを販売する店。左角の「つえ屋」は、世界中の杖や和の匠による杖まで、いろいろと取り揃えている。角を曲がって新京極商店街に入ると、左に関西最大のスクリーン数を誇る映画館「MOVIX京都」、右に箸で有名な「箸ギャラリー門・小夏」、左に外人受けしそうな和テイストのお土産品が揃っている「京極 井和井」、左にインスタ映えするデコレーションドーナッツで有名な「コエ ドーナッツkoe donuts」などがある。

〒604-8091 京都府京都市中京区永楽町  

「寺町・京極商店街」 黒糖タピオカティーが大人気の「辰杏珠Shinanju京都寺町店」 「黒糖ミルクティーM」 階段を上がった右側にあるのが、韓流グッズショップ「K DOL PARK」 北海道で大人気の焼きたてチーズタルト店「BAKE京都寺町店」 ミリタリーグッズやモデルガンなどが人気の「トイガン&ミリタリーコレクションショップやまもと寺町店」 レアなビーフカツの専門店「京都 勝牛」 外国人に大人気の浮世絵や版画を販売する「大書堂」 靴修理専門店「RESH.」 明治6年創業のすきやき店「三嶋亭」 京都の有名甘味処である「梅園」 松茸や筍の季節になると賑わう「とり市老舗」 銀座の伊東屋のようなオシャレ文具店「文房具店tag寺町三条店」 仮店舗営業中の「京都鳩居堂本店」 「三条名店街商店街」から、それに続く「新京極商店街」を見てみよう 「吉田源之丞老舗」は、450年続く仏具・仏壇の専門店 両側にある「BIGBOSS京都」は、京都最大級のギター・ベースの専門店 「伊織 京都三条通店」は今治タオルの専門店 「永楽屋 細辻伊兵衛商店」は、復刻版手ぬぐいやアレンジ手ぬぐいを販売する店 「つえ屋」は、世界中の杖や和の匠による杖まで、いろいろと取り揃えている 角を曲がって新京極商店街に入ると、左に関西最大のスクリーン数を誇る映画館「MOVIX京都」がある
外人受けしそうな和テイストのお土産品が揃っている「京極 井和井」インスタ映えするデコレーションドーナッツで有名な「コエ ドーナッツkoe donuts」

京都市下京区

京都タワーサンドKYOTO TOWER SANDO

 京都タワーと言えば、京都観光の定番中の定番スポットであるが、タワー下のビルが改装されたのはご存じだろうか。地下1階から地上2階までは「京都タワーサンドKYOTO TOWER SANDO」としてリニューアルされ、かつて昭和の香りが漂っていた寂しげな店内は、劇的な変化を遂げた。
 地下1階にあるフードコート「FOOD HALL」には、京都の有名B級グルメ店が集まっている。お勧めは、二条城近くに本店がある「ラーメン しゃかりき」。この店を含めて4店舗を展開しているが、何故か、タンドリーチキンがメニューにあるのが不思議である。ラーメンはトッピングの違いにより、「座」、「洛」、「紫」の3種類があり、この他に「つけそば」と「まぜそば」がある。ラーメンは冷めないよう、真空のステンレスドンブリに入っている。麺はストレートの平太麺で、コシもほどほどあり、表面は滑らか。鶏油が浮かぶ醤油スープは色が濃いめで、新福菜館に似た感じのスープだ。具材では、豚チャーシューが美味しかった。わざわざ本店まで食べに行くという程のレベルではないが、京都駅から帰るときに時間があれば食べてもいいくらいのレベル。もう一つのお勧めは「ぎょうざ処 亮昌」。かつて、京都グルメバイブル2015の取材で本店を取材したことがあるが、結果的に掲載されず、今回も掲載しなかった。しかし、京都駅を出発する前に、もしも時間があればビールと一緒に食べてもいいかも。この店の餃子は、京都らしく「和だし餃子」を売りにしているのだが、実際には出汁の風味はあまり感じられない。表面がカリッと焼かれていて、小振りの京都らしい餃子ではあるが、餃子の餡は僕好みではない。
 1階には各種お土産品店があり、中でも僕のお勧めは、「KISSHOKARYO KYOTO吉祥菓寮(→ 京都グルメバイブル・お土産の頁を参照)」の「本わらび餅」と「きなの宮サンド」、さらに「洋菓子ぎをん さかい(→ 京都グルメバイブル・お土産の頁を参照)」の「京さんど」と「鞠すふれ」、「花くるみ」などである。
 2階は今流行の体験型観光施設となっており、和菓子の老舗「七條甘春堂」の和菓子作り教室や、寿司握り体験ができる「大起水産」の寿司セミナー、「清水焼」の窯元「あかね屋」がプロデュースする絵付けワークショップ、食品サンプルの「でざいんぽけっと」がプロデュースする食品サンプル作り体験などで、これらはインバウンドの外国人客に受けること間違いなし。さらに、地下2階には大浴場「YUU」があり、7時~21時半までお風呂を楽しむことができる。
 京都タワー展望室からは、京都市内360度を見渡すことができるが、今時のタワーとしては俯瞰視点が低いため、どうしても満足度は低くなる。ちなみに、世界緑内障週間の「日本緑内障学会 ライトアップ in グリーン運動」の時には、京都タワーが緑にライトアップされる
(2019年9月追加)
(下記アドレスを参照)。
http://www.ryokunaisho.jp/infomation/wgwgreenlightup2019.html#Kyoto
https://www.kyoto-tower-sando.jp

下京区烏丸通七条下る 東塩小路町 721-1
電話番号:075-361-3215
定休日:無休
営業時間:【地下1階FOOD HALL】11時〜23時、【1階・2階】9時〜21時、【京都タワー展望室】9時〜20時40分
予算:京都タワー展望券770円
アクセス:地下鉄烏丸線・京都駅、JR京都駅中央口を出ると目の前
最寄りのランドマーク:JR京都駅中央口(烏丸口)
お勧めポイント:リニューアルされたビル施設と定番の京都タワー

京都タワーと京都タワーサンド、京都タワーホテル地下1階にあるフードコート「FOOD HALL」には、京都の有名B級グルメ店が集まっている お勧めは、二条城近くに本店がある「ラーメン しゃかりき」。この店を含めて4店舗を展開しているが、何故か、タンドリーチキンがメニューにあるのが不思議 ラーメンはトッピングの違いにより、「座」、「洛」、「紫」の3種類があり、この他に「つけそば」と「まぜそば」がある もちろん、外国語メニューもある ラーメン(座)は冷めないよう、真空のステンレスドンブリに入っている 鶏油が浮かぶ醤油スープは色が濃いめで、新福菜館に似た感じのスープだ。具材では、豚チャーシューが美味しかった 麺はストレートの平太麺で、コシもほどほどあり、表面は滑らか。わざわざ本店まで食べに行くという程のレベルではないが、京都駅から帰るときに時間があれば食べてもいいくらいのレベル フードコート共用席 もう一つのお勧めは「ぎょうざ処 亮昌」 メニュー 餃子以外のつまみ 店のこだわり 「ビールセット」 京都らしく「和だし餃子」を売りにしているのだが、実際には出汁の風味はあまり感じられない。表面がカリッと焼かれていて、小振りの京都らしい餃子ではあるが、餃子の餡は僕好みではない 京都タワーのチケット売り場 自動券売機もある 大人770円は高い? このエレベーターで11階へ向かう ここで展望台へのエレベーターに乗り換える 世界緑内障週間の「日本緑内障学会 ライトアップ in グリーン運動」の時には、京都タワーが緑にライトアップされる展望台京都タワーから北方向を望む(手前に東本願寺が見える)

京都市東山区

南座

 400年の歴史を誇る日本最古の劇場「京都四條南座」。現在は「松竹」が運営する劇場となっているが、この度、約3年におよぶ耐震補強改修工事を終え、2018年11月にリニューアルオープンした。
 今回の工事では、国の登録有形文化財に指定されている1929年創建の建物を可能な限り保存し、修復したという。舞台の格子天井や桟敷席の欄干などを事前に3Dスキャンで読み取って保存し、通路にあるアール・デコ調の照明も含めて細部に至るまで復元した。さらに、劇場内の客席をゆったりした椅子に変更し、お年寄り向けにエレベーターを設置するなどしてバリアフリー化し、より快適な劇場に変貌を遂げた。
 2階の西ロビーには「なだ万茶寮 京都四條南座店」があり、観劇の合間に食事することができる。また、1階の東ロビーでは「なだ万茶寮」の観劇弁当も販売されている。
 残念ながら本学会期間中には歌舞伎興行は行われず、藤山直美(主演)、林与一、三林京子、石倉三郎、松村雄基、鈴木杏樹などが出演する「喜劇 道頓堀ものがらり」の舞台が上演される予定である。なお、下記のウェブサイトからもチケットの購入ができる。(2019年9月追加)
https://www.shochiku.co.jp/play/theater/minamiza/

京都市東山区四条大橋東詰
電話番号:075-561-1155
定休日:不定休
営業時間:不定休
予算:興行演目により異なる
アクセス:阪急河原町駅の出入り口1を出て、四条通りを鴨川・八坂神社方面に進む。四条大橋を渡ると目の前に見える建物。阪急河原町駅から徒歩3分
最寄りのランドマーク:四条通り、四条大橋
お勧めポイント:400年の歴史を誇る日本最古の劇場

よしもと 祇園花月

 ご存じ吉本興業の京都劇場である。席数は502席あり、京都らしく内桟敷席も18席ある。人気の若手芸人から有名ベテラン芸人までがいろいろ出演するので、もしも時間のあるときには、京都でお笑いライブを楽しむのも良いかも。
 ちなみに、出演者などの詳細な情報は吉本興業の下記ホームページから確認できる。(2014年12月追加)
http://www.yoshimoto.co.jp/gion/index.php

東山区祇園町北側323 祇園会館内  
電話番号: 0570-550-100(チケットよしもと)
定休日:不定休
営業時間:劇場公演のある日の朝11時~当日最終の公演終演まで(チケットは公演がある日のみ引取可能)
予算:4200円(公演内容によって異なる)
アクセス:阪急河原町駅の出入り口1を出て、四条通を鴨川・八坂神社方面に進む。「京都四條南座」、縄手通(大和大路通)、花見小路通を過ぎ、八坂神社前「祇園交差点」を左折するとすぐ左側。阪急河原町駅より徒歩9分
最寄りのランドマーク:京都四條南座、八坂神社