エルヴェ
麻布十番の一の橋交差点にほど近い小さなダイニングバー。メインの料理はフレンチで、お任せコースの他、アラカルトメニューもある。基本的に料理の提供は21時半までであるが、チーズとワインはラストオーダーまで注文できるので、ワインバー的な使い方も可能。
店内は、キッチンが見えるカウンター席が7席と2名用のテーブル席が1つ(計9席)だけという小さな店。また、料理人は2名で、サービスはオーナーであるソムリエの松田さんが一人で行っている。松田さんのワインに対する見識は素晴らしく、好みに合った的確なワインを勧めてくれる。また、チーズに対する知識も豊富で、チーズに関してもプロフェッショナルである。
分厚いワインリストを見ると、この日のグラスワインは、シャンパンが1種類、白が3種類、赤が3種類、デザートワインが12種類。2000本以上あるというワインはブルゴーニュのみ。リストには載っていない1950年代までの古いヴィンテージもあるようだ。店内にあるセラーは冷蔵庫タイプの小さなもので、ボトルワインの注文があると、店の近くにある保管場所まで松田さんがワインを取りに向かう。
それにしても、料理を担当する川面シェフの料理も洗練されており、ワインのセレクトや品揃えも西麻布の「ツバキ(→ 銀座グルメバイブル・バーの頁を参照)」や「エスペランス」、「UTAKATA」、銀座の「ラ・カーヴ・デ・ランパール(→ 銀座グルメバイブル・バーの頁を参照)」や「シノワ銀座店(→ 銀座グルメバイブル・バーの頁を参照)」、麻布十番の「エートス」に匹敵するくらい素晴らしい。また、チーズはどれも美味しく、もしも「モン・ドール」が入荷する時期であれば、是非注文してほしい。(2024年8月追加)
https://eleve-azabu.com
港区三田1丁目2-20 エルヴェ1階
電話番号:03-4361-5447
定休日:水曜と日曜
営業時間:【月、火、木】18時〜翌3時(料理は21時半まで、ラストオーダーは23時半まで)、【金、土】18時〜翌5時(料理は21時半まで、ラストオーダーは翌3時まで)、【土曜はランチ営業あり】11時半〜12時半
予算:お任せコース13200円 、グラスワイン1430円〜
アクセス:都営大江戸線、東京メトロ南北線・麻布十番駅5b出口を出て、「一の橋公園」に隣接する「一の橋交番」側へ信号を渡る。公衆便所の前を通って高速の下をくぐり抜ける。「メルセデス・ベンツ麻布」と押しボタン式信号を過ぎた次の小路を左折するとすぐ左側にある。麻布十番駅から徒歩3分
最寄りのランドマーク:一の橋交差点、一の橋交番、メルセデス・ベンツ麻布
お勧めポイント:ワインの品揃えが素晴らしいだけでなく料理も美味しいワインバー
高速道路の横のココです
扉を開けると・・・
キッチンが見えるカウンター席が7席と2名用のテーブル席が1つ(計9席)だけという小さな店
分厚いワインリストを見ると・・・
この日のグラスワインは、シャンパンが1種類、白が3種類、赤が3種類、デザートワインが12種類。さらに食後酒は11種類あった
2000本以上あるというブルゴーニュワインは、リストに載っていない古いヴィンテージもかなりあるようだ。最も高かったのは、ルロワの1級畑レ・ボーモン1993年の996820円
ソムリエが選んでくれた白は、ジャン・マルク・ボワイヨのピュリニー・モンラッシェ1er Cruシャン・カネ2013年
最初に樽が香るが、徐々にトロピカルフルーツや果実の蜜のような濃厚さが出てきて、重厚かつ最高の1本だった
アミューズは「生のイカと海苔 柑橘系の風味」
2品目は「甘エビとボタンエビのタルタル」。2種類の生海老とライムの皮、レーズンバター、セロリなどが複雑に絡まりながら調和しており、塩味もピッタリ
パンもカリッとして美味しい
選んでくれた赤は、ドメーヌ・ラフェのジュヴレ・シャンベルタン1er Cruオー・コンボット1992年
3品目は「エスカルゴの春巻き」。パセリニンニクソースとマスタードが添えられている
4品目は「ホタテのムースのレタス包み」
上にのったホタテのソテーの食感と紫蘇の花がアクセントになっている
5品目は「アンコウのベーコン巻き ウイキョウの香り」
弾力のあるアンコウの身とバターソースがよくマッチしており、キャベツの食感もいい
「うなぎと海苔のリゾット 赤ワイン風味」。レタスのシャキシャキ感と海苔の風味が、何とも言えぬ相乗効果を生み出している
「小鳩のソテー」
火の通し方がドンピシャで、醤油が入ったソースとの相性も最高。また食べたい逸品
小菓子の「ラズベリージャム入りピスタチオのマドレーヌ」
小菓子の「フィナンシェ」
小菓子の「カヌレ」
ここがバーの入口
店内は広く、ホテルらしい重厚感のあるシックなインテリア
この店のオリジナルカクテルのメニュー
スタンダードカクテルのメニュー
チャームは、オリーブとおかき
「ギムレット」は、オールドタイプとフレッシュライムの2つから選べる。「ギムレット」は、キレがあって爽やか
「マティーニ」は、とろけるように香り高い
「金柑モスコミュール」
「サイドカー」は、ブランデーとホワイトキュラソーがマイルドに調和されており、お勧め
「フローズンダイキリ」だけは、イマイチだった
JR東京駅の丸の内側にあります
ここが東京ステーションホテルのエントランス
2階にあるバーのドアを開けると・・・
プライバシーの関係で、広角写真は撮れないが・・・天井が高く、東京ステーションホテル同様、クラッシックかつ重厚感のある落ち着いた佇まいがいい
経営母体であるJRホテルのメンバーズ会員専用だけが飲める希少なウィスキーリスト
今や幻とも言われているサントリーの「響30年」を含む、響3種類を飲むことができる
その他、希少性の高いウィスキー
響の2種あるいは3種のテイステングセットメニュー
日本ウィスキーと台湾ウィスキーのリスト
ホテルオリジナルカクテル
充実したフードメニュー
「ギムレット」は、氷片の浮かばないタイプで、レベル的には標準
チャーム
お勧めの「土佐あかうしのメンチカツサンド」のハーフサイズ
メンチがジューシーで、付け合わせのフライドポテトも美味しい
「マティーニ」。カクテルを樽で寝かせたバレルエイジドカクテル。何故かロックで供するというこの店のオリジナルスタイル。意外なことにアルコールは舌触りが硬く、残念ながら樽で貯蔵したことによるメリットはあまり感じられなかった
このビルです
地下への階段を下ります
ココです!外にカンパリのネオンサインが・・・
店内はカウンター席と・・・
テーブル席が1つだけという狭い店
「ギムレット」。ライムジュースが良いのか、ジンのチョイスが良いのか分からないが、ジンのしつこさを感じさせない洗練されたカクテルに仕上がっている
表面に微細な氷片浮かんでいる
「マティーニ」は、とろけるような口あたりで、ジンのリッチでグラマラスなボリュームを引き出している
女性バーテンダー・池上さんの受賞カクテル「玉響(たまゆら)」は、ウイスキーベースらしいが、ホワイトチョコのリキュールと抹茶リキュールが香るクリーミーな口あたり。まるで、ウイスキーラム味の溶けたソフトクリームを液体にして飲んでいるかのようで、お勧め
この店の名物「カンパリソーダ」は、想像通りの胃薬のような味で、確かに通常のものよりとても飲みやすいが、絶品と言うほどのものではない
このビルの地下への階段を下りると・・・
奥に見えます
ココです
扉を開けると、左手前にL字型のカウンター席があり、奥にテーブル席がある。適度な照明と落ち着きのあるインテリア
この日のグラスワイン
分厚いボトルのワインリスト
本日のフードメニュー
赤のグラスワイン
「ひとくちブータンノワール」は、甘めのソースとよく合う
「バターナッツかぼちゃのムースと海老のカクテル コンソメジュレ」は、バターナッツかぼちゃの特徴を見事に引き出している。とろける様な美味しさで、お勧め
グラスの白ワイン
仏リヨン料理のような、大腸に大腸を詰めたようなソーセージ仕立ての内臓料理。皮がカリッと焼かれトリッパのような臭みがあるが、黒胡椒とパセリをかけて食べると赤ワインに良く合う。添えられたマッシュポテトも滑らかで美味しい
切って取り分けた断面はこんな感じ
「シラスのリゾット」は、フュメ・ド・ポワソンにチーズの濃厚さが加わり、更にシラスからの塩分も出ているのでやや塩辛いが、ワインとは合う
30分じっくりローストしたという「仏ブレス産プーレのロースト」は、皮や身がしっかりとしていながらジューシーで美味しい



























































この角のビルです
1階に東京ラスクが入っています
横が入口
地下への階段を下りると・・・
奥にカウンター席があり、手前の壁側にカウンター席、さらにテーブル席がある。店内は天井が高く、地下とは思えない快適な空間
以下、ドリンクメニュー
以下、フードメニュー
突き出しは「トリュフのスープ」。素直に美味しいと思える味
而今のにごり生・特別純米は、優しいタッチの洗練された絶妙なバランスで、お勧め!
「トリュフ入りポテトサラダ」は、トリュフが必要かどうか疑問だ。むしろ、ポテトがごろっとしていてタマネギが入り、もう少し塩味が明確であれば完成度が高まるのだが
「エビとアボガドのサラダ 土佐酢ジュレがけ」は、海老の素材はいいが、ポン酢ジュレの柚子風味と酸味が強く、調和が取れていない
「鮮魚の胡麻薬味和え(大分のりゅうきゅう」)は、白身の漬けに卵黄とミョウガ、シソなどが入っていたが、味はイマイチ
「沖縄の炙り軟骨そーキー(ハーフサイズ)」は、一度煮たスペアリブを炙って出される。コラーゲンたっぷりなので、紅生姜と一緒に食べると美味しい。お勧め
まず、卵かけご飯がスタンバイ
トリュフをスライサーで擦ります
完成







