12.朝から食べる

京都市左京区

瓢亭本店

 2005年以来の7年ぶりの訪問。僕が夏に京都を訪れたときの楽しみは、この店での朝粥を食べること。通常のコースに比べるとお手頃な価格で「瓢亭 本店」の味と雰囲気が楽しめ、しかも午前8時から頂ける。庭に面した離れで頂く朝粥は、味も風情も日本最高の朝粥である。夏季に京都を訪れたときには必ず食べてみてほしい。入り口には草わらじが掛けられ、南禅寺を訪れる参拝客をもてなしていた頃そのままの往時が偲ばれる佇まい。
 「瓢亭」は本店の他、隣りにカジュアルな別館があるが、やはりお勧めは本店である。本店の庭には3つの離れがあり、それぞれ互いに見えないような草庵になっている。最も大きい一番奥の離れだけは左右3つの部屋に分かれており、畳みの茶室とテーブル席の茶室、そして広間がある。従って、奥の離れだけは隣や奥の部屋の声が聞こえるが、入り口近くの2つは、お膳を運ぶ仲居さんの下駄の音と鳥の鳴き声だけが聞こえる完全個室となっている。静寂さを求めるなら手前の離れの方が良いだろう。但し、奥の離れ以外は座布団に座って寄りかかれないので、お年寄りや外国人はかなりつらいかも。一番奥の離れの向かいには400年前に建てられた草葺きの建物があり、現在はお手洗いとして使用されている。男性用の自動小便器の中には、小便の跳ねよけと臭いよけのための杉の葉が入れられていて面白い。自動小便器になる前からの古来の知恵らしいが、自動となってからもそのまま受け継がれているのは京都らしい。トイレも含め、離れの室内はどこも暗いので、本店の離れで食べるのなら、朝か昼の明るい時間帯に訪れるのをお勧めしたい。この日の昼のコースのお椀は、鱧とジュンサイのお吸い物。奇しくも昨日の「阪川」の椀と同じ素材。素材こそ「阪川」の方が上質であったが、出汁に関しては「京都吉兆」同様の深遠さを感じさせる旨味があった。この店の刺身で必ず出る明石鯛は本当に旨い。プリプリ感に加え、旨味があるのだ。刺身には土佐醤油、トマト醤油、塩がつくが、刺身をトマト醤油につけて食べると、塩とグルタミン酸の旨味だけがして、トマトの青臭さなどは感じられない。しかし、直接舐めてみると僅かにトマトを感じて不思議な味だ。この店を訪れていつも感心するのは料理を入れる器の素晴らしさ。そして、鮎は予め骨が抜いてあるなどの細かな配慮。それにしても、美味しい店は何を食べても美味しい。例え添えられた枝豆に至るまで隙が無いくらい美味しいのだ。しかも、伝統に裏打ちされた中にも斬新さを感じさせるような料理なのである。この「瓢亭」と「菊乃井本店」、「京都吉兆嵐山本店」の3店は同じ共通点を感じさせ、僕も認める真の3つ星店といえる。本店は空いていれば今回の僕のように1人でもOKだが、基本的には2人からとなっている。 (2012年7月)

左京区南禅寺草川町35  
電話:075-771-4116
定休日:第2,第4火曜日(都合により変更となることも)
営業時間:11時~19時半(朝粥は8時~10時までの2時間)
予算:朝粥(7/1~8/31)6000円(12月~3/15うずら粥12100円)。昼:23000円~ 、夜27000円~
アクセス:。地下鉄東西線・蹴上駅の2番出口を出て左へ向かい、右に南禅寺を見ながら直進する。ウェスティン都ホテル前の信号を渡り、右に南禅寺を見ながらさらに細い仁王門通を進む。右に白壁を見ながら直進すると、右側に見える。南禅寺前の信号が見えたら、交番の角を左折する。地下鉄東西線蹴上駅より徒歩7分。 
最寄りのランドマーク:南禅寺、ウェスティン都ホテル 
お勧めポイント:伝統に裏打ちされた中にも斬新さを感じさせるような料理。日本最高峰の朝粥もお勧め。

京都市下京区

エッグスンシングス
  Eggs ‘n Things 京都四条

 ある日街をブラブラしていると、長い行列が目に止まった。聞いたことのある名前だったのでホテルに帰って調べてみると、やはりハワイで人気のパンケーキ店であった。 海外初出店となった東京「原宿店」が、かつてあまりの人気ぶりにニュースや番組で何度も取り上げられたため、記憶に残っていたのだ。関東では「原宿店」の他、「横浜山下公園店」、「湘南江の島店」、「お台場店」、「銀座店」が、そして関西では、大阪「心斎橋店」と「神戸ハーバーランド店」、そしてこの「京都四条店」がある。この店のコンセプトは“All Day Breakfast”ということで、朝に限らず、昼でも夜でも美昧しくボリューム感のあるブレックファーストメニューを楽しめるのである。ホームページによれば、料理は朝食アラカルトを中心としたボリューム感のあるグランドメニュー、17時以降のディナータイムには、ハワイを感じられるロコフードやボリュームのあるアメリカンな料理など等が楽しめるらしい。
 店のコンセプト通り、この店は朝の9時から営業しているため、朝食を食べるにはうってつけの店なのである。しかしながら、平日でも開店前から店の前には行列ができ、土日・祝日は子供連れ客で長い行列となる。
 店内は白を基調とした明るい雰囲気で、1階だけでなく2階にもテーブル席があり、かなりの大箱店である。入店すると「おはようございます!アロハ〜!!」というディズニーランドのキャストのようなノリで、明るい声をかけられる。
 メニューを見ると、人気のパンケーキやワッフル、クレープの他、肉卵料理、オムレツ、そして地元ハワイアンに人気のスペシャルメニューなどがある。もちろん、この店の名物はホイップクリームが山盛りのパンケーキであるが、朝から山盛りのホイップクリームはちょいと厳しいので、朝食にお勧めしたいのが、もう一つの人気商品「エッグス・ベネディクト」。これはイングリッシュマフィン(食べてみるとほぼ食パンのよう)にベーコンとホウレン草の炒めものをのせ、そこに更にポーチドエッグをのせてオランデーズソース(薄いマヨネーズのようなソース)をかけたもの。これが意外にも美味しく、朝食としてはお勧めである。付け合わせに皮付きのフライドポテトが大量に付いてくるが、塩味だけだと飽きるので、後半はハインツのケチャップをつけて食べるといい。飲み物の定番は、ブラジル原産のアサイーを使った「アサイーバナナヨーグルト」。アサイー自体には若干香りがあるものの、酸味や甘みなどの個性はないので、バナナとヨーグルトがそれを補っていて飲みやすい。ちなみに、パンケーキには生地がプレーンのものと、生地に好みのフルーツやチョコなどを入れて焼いたものの2種類がある。生地に素材を入れたパンケーキにはホイップクリームが付かないが、プラス200円で追加することも可能。この店の一番人気は「ストロベリーホイップクリームとマカデミアナッツ」のパンケーキである。
 この日の店内はほぼ満員状態だったにもかかわらず、料理は注文後10分くらいで出てきた。この種の店としては回転が早い方なので、行列に並んでも思ったほど待たされないかも。しかしながら、開店15分前の8時45分に並べば、ほぼ1回転目で食べられるので、その方がより確実かも知れない。店内は禁煙であり、ベビーカーも利用できるなど、子供連れの客に対する細かな配慮がなされているのもいい。(2014年11月追加)
https://www.eggsnthingsjapan.com/

下京区東洞院通四条下る元悪王子町47-4  
電話番号:075-353-5009
定休日:不定休
営業時間:9時~21時
予算:エッグスベネディクト1200円、アサイーバナナヨーグルトドリンク700円
アクセス:阪急京都線・烏丸駅、地下鉄烏丸線・四条駅の出入口5番を出て、四条通を河原町方向へ進む。「TOKYU HANDS」を過ぎた交差点を右折し、東洞院通を進むとすぐ左側。烏丸駅、四条駅より徒歩2分
最寄りのランドマーク:TOKYU HANDS、東洞院通
お勧めポイント:本格的なハワイアン・ブレックファーストが食べられる

開店1時間前は全く人の気配が無し

しかし、開店10分前になると既に長い行列が

開店10分前に行列最後尾に並ぶ

「おはようございます!アロハ〜!!」というディズニーランドのキャストのような明るい声が

2階の客席

赤ちゃん用の椅子が用意されている

オムレツメニュー

肉卵料理のメニュー

この店の3大人気メニュー

パンケーキ用ソース

アサイーバナナヨーグルト

エッグス・ベネディクト

ポーチドエッグを割ると・・・

全体の断面はこんな感じ

皮付きフライドポテトにハインツのケチャップを

他の客が注文した「ストロベリーホイップクリームとマカデミアナッツ」のパンケーキ

レジ横で販売されている店のグッズ

新福菜館 本店

 京都駅近くの「たかばし」にある老舗ラーメン店。この店は、京都を代表して「新横浜ラーメン博物館」にも出店したほどの有名店。隣にある「本家 第一旭」とともに、早朝から多くの客で賑わっている。両店とも、早朝から比較的夜遅くまで通しでやっているので、とても便利。以前はこの店の方が圧倒的に人気だったが、今回改めて行ってみると何故か逆転し、「本家 第一旭」の方が更なる行列店となっていた。また、テレビや雑誌にでも取り上げられたのか?この店の方は、以前と違って若い女性客が目に付く。しかも、女性客なのに、「中華そば(小)」と「ヤキメシ」の両方を食べているのだ。
 “京都ラーメン”は、緑色の九条ネギがタップリとのっているのが特徴の一つ。この店も他のラーメン店と同様、京都産の九条ネギがのっているが、スープの色は他店とは異なり、「伊勢うどん」のように“タマリ醤油”を彷彿させる真っ黒な色なのである。一見濃くてクセがありそうだが、魚介系の味はごく僅かで動物系スープも強くなく、味は意外にサッパリとしている。中太ストレートの麺も悪くない。今回訪れたときには、前述のように「中華そば(小)」を注文している女性客が目立った。隣の「本家 第一旭 たかばし本店」にも小さいサイズのラーメンがあるが、これは、両店を同時に食べ比べてみたい方や、量が食べられない女性客や年配客にとっては嬉しいサービス。もちろん「中華そば」も美味しいが、僕はここの黒い ヤキメシ(チャーハン)が大好物で、京都に来るとよく朝食代わりに食べている。若い頃には、「ヤキメシ」と「中華そば」の両方を食べていたほど美味しい。 パラパラに炒められた「ヤキメシ」は、味が濃いめで香ばしいチャーシューと醤油の香りが何とも言えない。「まかないどん」なる新作メニューも登場し、今回新たにトライしてみた。御飯の上に薄く切られたチャーシューとモヤシ、そして九条葱がのっている。それに、チャーシューを煮たタレとタップリのコショウがかけられていて、これは美味しい!また、スープを取る一番ダシを使って作られたテイクアウト専用の「冷凍まかないカレー(300円)」も登場した。ちなみに、京都市内にはいくつかの支店があるが、早朝から営業しているのはこ

下京区東塩小路向畑町569  
電話:075-371-7648 
定休日:水曜 
営業時間:9時~22時 
予算:中華そば(並)650円、中華そば(小)550円、ヤキメシ500円 
アクセス:JR京都駅の中央口を出て右へ向かう。「メルパルク京都」を過ぎ、塩小路通沿いの線路側の歩道の信号を渡る。「TOPΣ京進」前を過ぎ、次の高倉塩小路交差点を右折すると上りの「たかばし」が見えるので、その右側。JR京都駅より徒歩3分。 
最寄りのランドマーク:JR京都駅、TOPΣ京進、たかばし

フルーツパーラー ヤオイソ

 フルーツサンドで有名な人気のスイーツ店。元々この店の数軒隣りにある本店の果物屋2階にあったパーラー部門が独立した店である。店内は暖色系のポップなインテリアで、いつもに女性客で溢れている。また、本店(ヤオイソ四条大宮店)では果物の他、テイクアウト用のフルーツサンドも販売されている。
 季節によってメインとなるフルーツの種類が変わり、春はイチゴ、夏は桃やマンゴーとなる。この日の季節の果物はイチゴ。メニューを見てみると、「いちごパフェ」や「いちごサンド」、「いちごフロート」、「いちごジュース」等の他、「いちごづくし」のようなフルコースセットもあった。
 この店を一躍有名にしたフルーツサンドは、通常の「フルーツサンド」の他、マスクメロンとマンゴーが入った「ロイヤルフルーツサンド」やフルーツサンドの具材を大きめにカットにした「スペシャルフルーツサンド」などいろいろある。さらに、高級フルーツで知られる静岡産のマスクメロンを使用した「静岡マスクメロンサンド」なるものもある。どのフルーツサンドも、シットリと軽い生クリームがフルーツと良く合い、いくら食べても食べ飽きない美味しさ。もちろん、これまで僕が食べたフルーツサンドの中でナンバーワンであり、僕的には「ロイヤルフルーツサンド」が一押しである。
 パフェはマスクマロンを使った「静岡マスクメロンパフェ」や店員お勧めの「季節のフルーツパフェ」などいろいろあるが、今回は折角なので旬の「いちごパフェ」をチョイス。また、「いちごパフェ」にはMサイズとLサイズがあるが、Mサイズの方を選択。「いちごパフェ」は生クリームとバニラアイスを取り囲むようにイチゴが並べられ、生クリームやアイスクリームも甘さ抑えめでいい。また、関西以外の客なら、やはり関西名物の「ミックスジュース」が気になると思うが、口に含むとバナナやリンゴの香りが広がり、トロッと濃厚でありがら後味はサッパリとしている。店員お勧めの「完熟パインフロート」はやはりドロッと濃厚で悪くはないが、お勧めというほどではない。
 客のほとんどはフルーツサンドと生ジュースの両方を注文しているが、これらが予めセットになったお得なメニューもいろいろある。ちなみに、昼を過ぎるとかなり混み合うため、もしも並ぶのが嫌なら10時前か夕方ぐらいの方が良い。しかしながら、喫茶店の様に長居する客は少ないので、並んでいても比較的回転は早い方だ。また、朝の9時半からやっているので、京都へ来たときの朝食としてもいいかも。(2014年5月追加)

下京区四条大宮東立中町496  
電話番号:075-841-0353
定休日:無休
営業時間:9時半〜16時45分
予算:ロイヤルフルーツサンド1080円
アクセス:地下鉄烏丸線・四条駅(阪急烏丸駅)2番出口を出て、四条通を西に進む。新町通、西洞院通、堀川通を過ぎ、「須磨屋」を過ぎたらすぐ左側。四条駅から徒歩10分。阪急京都線・大宮駅や京福電気鉄道嵐山本線・四条大宮駅の目の前。
最寄りのランドマーク:阪急京都線・大宮駅、京福電気鉄道嵐山本線・四条大宮駅
お勧めポイント:至高のフルーツサンド「ロイヤルフルーツサンド」が食べられる

ロイヤルフルーツサンド

いちごパフェ

ミックスジュース

完熟パインフロート

本店(ヤオイソ四条大宮店)

マールブランシュ カフェ

 「マールブランシュMALEBRANCHE」は、京都限定菓子・お濃茶ラングドシャ「茶の菓」で知られる北山の有名菓子店。実はこのカフェは、その名の通り「マールブランシュ」が経営する店なのである。
 カフェはショップの横にあり、木と白を基調としたインテリアである。木製の家具は特注品?と思うほど素敵なつくりで、随所に和を意識した間接光や暖色系照明を取り入れているのでとても落ち着いた感じだ。また、テーブル上ののミルクや砂糖入れなども直接見えないよう木の箱の中にスッキリと収まっていてオシャレ。
 先ずは、入り口にあるレジで注文と会計を済ませ、番号が書かれたプレートを受け取って好きなテーブルに座る。注文した品は店員が運んできてくれる。僕の一押しは「お濃茶・ケーキソフト」。抹茶のソフトクリームにサクサクの抹茶のラングドシャを砕いて振り掛けたもので、抹茶の香りや苦みがほどほどで、何よりもサッパリとした甘さがいい。「ケーキソフト」はこの他に「モンブラン・ケーキソフト」と季節のケーキソフトがある。また、この店の名物「お濃茶フォンダンショコラ・生茶の菓」は、宇治・白川の濃茶を使った抹茶テリーヌである。ネットリとしており、ホイップクリームや柚子ソースにつけて食べる。まるで抹茶の生チョコのような食感で、濃厚なだけに好みが分かれるところ。しかしながら、濃茶や抹茶好きの方にとっては良いと思う。セットに付く飲み物はコーヒーか紅茶であるが、どうせなら、京都らしい鉄瓶で供される紅茶の方をお勧めしたい。
 わざわざこの店のために来るほどではないが、早朝からやっており、JR京都駅の八条口側の1階にあるので、待ち合わせや待ち時間があるときに使える店である。(2014年2月追加)

京都府京都市下京区東塩小路釜殿町31-1 近鉄名店街みやこみち  
電話番号:075-661-3808
定休日:不定休(近鉄名店街みやこみちに準じる)
営業時間:9時〜20時半
予算:お濃茶・ケーキソフト480円(この品だけは11時からの注文となる)
アクセス:JR京都駅八条口、近鉄京都駅1階の「近鉄名店街みやこみち」にある
最寄りのランドマーク:JR京都駅八条口、近鉄京都駅
お勧めポイント:有名菓子店が経営するJR、近鉄京都駅にあるカフェ

京都市中京区

西富家 要庵

 「ミシュラン京都・大阪・神戸・奈良」で、7年連続で1つ星を獲得している有名旅館。このためか、客の8割が外国人客だという。実は、この旅館では宿泊しなくても、数寄屋造りの個室で朝食を味わえるのである。個室は最大10名まで収容可能で、1日5組が朝食をいただくことができる。また、来年の2020年3月15日からは、6席限定のカウンター席の店「要・Kaname」がオープン予定であり、夜に10品コース(20000円)が味わえるという。
 「ミシュラン京都・大阪・神戸・奈良」で、7年連続で1つ星を獲得している有名旅館。このためか、客の8割が外国人客だという。実は、この旅館では宿泊しなくても、数寄屋造りの個室で朝食を味わえる。個室は最大10名まで収容可能で、1日5組が朝食をいただくことができるのである。また、来年の2020年3月15日からは、6席限定のカウンター席の店「要・Kaname」がオープン予定であり、夜に10品コース(20000円)が味わえるという。
 この日は、もちろん予約したうえでの訪問。名前を告げて上がり框で靴を脱ぎ、2階にある食事専用の個室へ案内される。この日は一人飯であったが、広い個室でゆったりと食事ができた。この旅館の主人はよほどの酒好きなのか、一階にある2つのワインセラーにはブルゴーニュとボルドーワインが、さらに黒龍の「石田屋」と「仁左衛門」などがあった。2階のセラーにはシャンパンやイタリアワインなどがあり、ガラス越しにジャックセロスやジャクソンなどの有名シャンパン、サッシカイアやティニャネロなどの有名イタリアワインなどが見られた。(2019年10月追加)
https://www.kanamean.co.jp/meal/bf.html

中京区富小路通六角下る  
電話番号:075-211-2411
定休日:無休
営業時間:8時〜10時
予算:朝食4000円(税・サービス料別)
アクセス:地下鉄烏丸線・四条駅20番出口を出て左へ進み、5本目の富小路通りを左折する。錦市場を過ぎ、蛸薬師通りを過ぎたら左側にある(生祥小学校の向かい)。四条駅から徒歩8分
最寄りのランドマーク:富小路通り、錦市場、生祥小学校
お勧めポイント:ミシュランガイド1つ星旅館の個室でゆったりと味わえる朝食

富小路通り沿いの・・・ ココです! 入口を入って通路を進む 上がり框で靴を脱ぎ、1階のレセプションにあるワインセラーには、ブルゴーニュとボルドーワインがある 2階のセラーにはシャンパンやイタリアワインなどがあり、ガラス越しにジャックセロスやジャクソンなどの有名シャンパン、サッシカイアやティニャネロなどの有名イタリアワインなどが見られた。
食事用の個室へ案内された。この日は一人飯であったが、広い個室での食事となった 出てきた朝食は、「茄子の煮浸し」、「出汁巻玉子」、「青菜のおひたし」、「豆とヒジキ」、「車海老、満願寺唐辛子、冬瓜の冷やしに煮物」、「鱧の白焼き」、「ちりめんじゃこ」、「香の物」
「茄子の煮浸し」は、間違いのない美味しさ 「香の物」は、長芋の漬物、梅干し、しば漬け。シャキシャキしたピリ辛の長芋の漬け物が美味しい 「車海老、満願寺唐辛子、冬瓜の冷やし煮物」は美味しい! 「豆とヒジキ」も、ヒジキの食感が柔らかくて塩梅も絶妙 「青菜のおひたし」は、辛子が効いている 「ちりめんじゃこ」は、間違いのない美味しい 木の芽の香りの「鱧の白焼き」は、可もなく不可もなしの普通 「出汁巻玉子」は、比較的美味しい お櫃に入れられて出てきたご飯 お櫃に入って出てきたご飯は炊きたてなのか、ネットリとしてツヤツヤしていて美味しい 「ワカメの味噌汁」は、深みがあって最高 水菓子紅茶

旬菜いまり

 六角通りにある人気の朝食店。正確には居酒屋であるが、今回のお勧めは、この居酒屋がやっている「京の朝ごはん」である。店内は縦長のレイアウトで、手前にテーブル席、奥にカウンター席とテーブル席がある。オペレーションの関係上、朝食時には入口側のテーブル席は使用せず、奥だけを使用しているようだ。
 開店時間の7時半に伺うと、既に店の前には行列が。予約せずに並んでいた客もいたが、空いていても予約がない場合には全て断られていた。その理由は、客が来店する時間に合わせて土鍋ご飯を炊き、料理を用意しているからである。なので、たとえ予約していたとしても時間厳守なのである。
 着席して10分くらいですぐに料理と土鍋ご飯が出てきた。「ナスのオランダ煮」は、味がよく染みていて柔らかくて美味しい。「鮭の西京味噌焼き」は、バーナーで温めなおして出てくるが、味噌はやや甘め。「菜っ葉のおひたし」と「出汁巻き玉子」は、どちらも美味しい。「ナスとミョウガの味噌汁」と「水菜のサラダ梅ドレッシング」は、まあまあの出来。「ミョウガとパプリカのぬか漬け」は意外と美味しい。そして、メインの土鍋ご飯であるが、土鍋ご飯は味の変化を少しずつ楽しむべきだということを、「朝食 喜心(→ 京都グルメバイブル・朝から食べるの頁を参照)」で学んだ。最初の1杯は水分多めで僅かに芯が残るが、時間が経った2杯目からは丁度良くなってくる。
 あくまでも居酒屋の朝食なので、完璧な朝食というには程遠いが、値段を考えればギリギリ1つ星といったところである。それにしても、オプションでもよいので、僕的には白米には生卵や納豆などが欲しいところ。(2019年9月追加)
https://kyoto-imari.com

中京区六角通り新町西入ル西六角町108
電話番号:075-231-1354
定休日:火曜
営業時間:7時半〜10時(京の朝ご飯)
予算:京の朝ごはん1500円(完全予約制)
アクセス:地下鉄烏丸線・四条22番出口を出て、烏丸通りを北(御池通り方向)へ進む。錦小路通り、蛸薬師通りを過ぎ、次の六角通りを左折する。1つ目の交差点、T字路、2つ目の交差点を過ぎると、左の京都逓信病院が見えるので、その向かい側。四条駅から徒歩10分
最寄りのランドマーク:六角通り、京都逓信病院
お勧めポイント:居酒屋が作る良質な朝食

開店前から行列ができています 開店時間となりました 手前通路の右にテーブル席がありますが、朝食時には使わないようです カウンター席の奥にもテーブル席があります カウンター席から入口側を見たところ 朝食からビールも飲めます 本日の朝食の説明図 実際の朝食 炊きたての土鍋ご飯(一人用) 炊きたてなのでツヤツヤ 「水菜のサラダ梅ドレッシング 」はまあまあで、「出汁巻き」はふっくらしていて美味しい 「鮭の西京味噌焼」きはやや甘めの味付けで、焼きたてでなく、バーナーで温めなおしているのでイマイチ 「ミョウガとパプリカのぬか漬け」は美味しい。「昆布の佃煮とカツオふりかけ」は普通「菜っ葉のおひたし」は美味しい。「ナスのオランダ煮」は味がよく染みていて柔らかく旨い。「ナスとミョウガの味噌汁」はまあまあ

松之助 京都本店

  有名パティシエ・平野顕子さんがプロデュースするスイーツカフェ。この店では、彼女が得意とするアップルパイやパンケーキ、スコーン、チーズケーキなどのアメリカンスイーツなどを食べることができる。町家をリノベーションした店内は、白と黒を基調としたシンプルなインテリアで、BGMにジャズが流れる。店の奥にはパイの入ったガラスケースがあり、客はその日のパイを見てから注文する。10月から3月までは「紅玉」を使った「ビックアップルパイ」をやっているため、この日あった9種類のパイのうち、アップルパイが何と5種類もあった。「ビックアップルパイ」はリンゴがタップリ入っているので、多少パイが水っぽくなる。また、紅玉を使用しているため、そのまま食べると酸が強すぎるような気がするが、添えられたバニラアイスと一緒に食べると最高のパフォーマンスを発揮する。リンゴ好きなら「ビックアップルパイ」を、パイの食感を楽しみたければそれ以外のアップルパイをチョイスしたい。 
 この店は朝8時から営業しており、10時までのドリンク付きモーニングメニューは、「プレーンパンケーキ」、「ホームメイド・スコーン・クリームジャム」、「ホームメイド・グラノーラヨーグルト」、「ホームメイドビスケット2個」の4種類。これに「ソーセージエッグ」を追加する場合にはプラス250円、「ベーコンエッグ」を加える場合にはプラス150円となる。この日は「ホームメイド・スコーン・クリームジャム」にベーコンエッグをトッピング。スコーンは通常見かけるスコーンよりも一回り大きく、外がカリッと、中は温かくホロホロとした食感。リンゴのコンフィチュール(ジャム)とホイップクリームをのせて食べると思った以上に美味しかった。目玉焼きは“サニーサイドアップ(片面焼き)・スティームド(蒸し焼きで表面に熱を通す)”で焼かれ、塩とコショウを振って食べるとこちらも普通に美味しい。もちろん、セットメニューとは別にパイやケーキ、キッシュなども朝から食べることができる。
 僕の一押しはパンケーキで、ランチメニューの中では「バナナキャラメルパンケーキ」がいい。厚めのパンケーキはフンワリと滑らかな食感で実に美味しい。パンケーキは焼き上がるまで15分くらいかかるので、時間に余裕のあるときに頂きたい。僕の好物の「バナナクリームパイ」は、意外にも甘くなくサッパリとしたテイストだ。生クリームがフンワリとシルキーで独特の食感。カスタードクリームがもう少し濃厚で、パイがサクッとバターの香りが高ければ完璧なのだが。ちなみに、この店のパイやケーキ、スコーンなどはテイクアウトも可能である。
http://www.matsunosukepie.com

中京区高倉御池下ル亀甲屋町605  
電話番号:075-253-1058
定休日:無休
営業時間:8時〜20時(カフェは17時半まで)、【モーニングメニュー】8時~10時、【ランチメニュー】11時半〜14時
予算:モーニングメニュー680円、バナナキャラメルパンケーキ880円、ビックアップルパイ(バニラアイス添え)720円
アクセス:地下鉄烏丸線、東西線・烏丸御池駅3−1出口を出て、御池通を市役所方面(東側)へ進む。車屋町通、東洞院通、間之町通を過ぎ、「ホテルギンモンド京都」を過ぎた次の高倉通を右折すると、すぐ左側に見える。烏丸御池駅から徒歩2分
最寄りのランドマーク:御池通、ホテルギンモンド京都、高倉通
お勧めポイント:京都唯一のアメリカンスイーツ専門店

奥にあるショーケースにはその日のパイが入っている。ケースの上にはビスケットやスコーン、キッシュなどがのっている

この日選んだ朝ご飯は、「ホームメイド・スコーン・クリームジャム」にベーコンエッグをトッピング

目玉焼きは“サニーサイドアップ(片面焼き)・スティームド(蒸し焼きで表面に熱を通す)”で焼かれ、塩とコショウを振って食べるとこちらも普通に美味しい

ホットコーヒー

ビックアップルパイのバニラアイス添え

バナナキャラメルパンケーキ

バナナクリームパイとカフェラテ

京都ホテルオークラ
   カフェ・レックコート

 京都ホテルオークラ1階ロビー前にあるカフェ。ウィンドウ越しに京都市庁舎と停車する観光バスが見え、カフェ前は観光バスの出発拠点となっているようだ。実は、この店の「フレンチトースト」が独特で美味しく、朝食としてお勧めなのである。
 店内はクリーム色を基調としたヨーロッパ風の明るいインテリア。ゆったりとしたイージーリスニングが流れ、静かな1日をスタートするにはピッタリの雰囲気なのである。名物の「フレンチトースト」はホテルオークラ伝統のものらしく、卵と牛乳を一晩染み込ませたトーストを、オーブンでふんわりと焼き上げた逸品。
 まずは、セットに含まれるフレッシュフルーツが出てくる。さらに、飲み物が出てくるのだが、ホテルなのでコーヒーも紅茶もポットサービスである(コーヒーのポットは置いていかないが、お替わり自由で、その都度ポットでサービスされる)。焼き上がるまでに約20分を要する「フレンチトースト」は、厚い部分がゆうに数㎝くらいはありそう。まずは何もつけずにそのまま食べると、ほんのりと甘く、中まで玉子が染みていて玉子の風味を感じる。初めて味わう食感で、シットリとしていてまるでトロトロのオムレツと厚焼き玉子を足して2で割った様な感じだ。しかも、外はカリッとしていて、シナモンやバターの香りが心地よい。添えられたバターやメイプルシロップをつけなくても十分美味しいと思えるほど。この他、モーニングメニューには、「クロワッサンサンド」や「ウェイクアップセット」などもあるが、こちらはごく普通のビジュアル。
 ちなみに、「フレンチトースト」は1日10食限定となっているため、電話で予約してから行くことをお勧めしたい。フレンチトーストにこの価格は高いと思われる方もいるかもしれないが、一流ホテルのカフェで、カットフルーツが付いて、コーヒーがお替わり自由予約であることを考えると、まあありかなと思う。しかしながら、焼き上がるまでに約20分を要するため、時間に余裕のあるときに訪れたい。(2014年11月追加)

中京区河原町二条南入ル一之船入町53 京都ホテルオークラ 1階  
電話番号:075-254-1140
定休日:無休
営業時間:8時〜23時
予算:1500円(税・サービス料込みで1782円)
アクセス:地下鉄東西線・京都市役所前駅から直結
最寄りのランドマーク:京都市役所
お勧めポイント:朝からホテルオークラ伝統のフレンチトーストが食べられ

京都ホテルオークラの1階ロビー前ににあります

店の入口

離れの個室

朝食のメニューは3つ

11時からはミラノ風のパンケーキも食べられます

まずはフレッシュフルーツが出てきます

注文後20分くらいで真打ちのフレンチトーストが登場

分厚いじゃないか!!

断面はまるで出汁巻き卵のよう

パターとメイプルシロップが付きますが、 そのまま食べても十分美味しいフレンチトーストです

京料理 入船の「すっぽん小鍋のこだわり朝食」

 京都グルメバイブルの巻頭でも述べたが、現在、1年という長い期間をかけて2015年度版・京都グルメバイブルを作成中である。ある日、「朝から食べる」に掲載できそうな店をネットで探していたら、「京都ホテルオークラ」の6階にあるこの店の記事が目にとまった。それによると、どうやらこの店では朝から至高の食事が頂けるらしい。調べてみると、入店時間は7時〜9時で、早めの予約客があると2回転目の予約も受けているようだ。早速電話で予約し、後日受付で予約の旨を告げると、一般の朝食客のテーブル席を通過し、奥の離れの個室に通されるではないか・・・。鴨川に面した離れは2部屋しかないため、もしも2回転でなければ、1日2組限定の朝食ということになる。窓から眺める鴨川の向こうには東山が見え、ロケーション的にも素晴らしい。この部屋の広さとロケーションを考えると、この値段でも納得できるかもしれない。
 料理は本来少しずついろいろと運ばれてくるらしいが、僕はこの後に新幹線に乗って名古屋へ行かなければならなかったため、水菓子以外は出来上がり次第順次運んでもらった。すると、写真の様に僕1人分の朝食であるにもかかわらず、テーブル一杯に料理が並んだ。中でも素晴らしかったのはスッポンを使ったミニ丸鍋「すっぽん小鍋」。生姜が効いたスープは、味に何とも言えない深みがあり、量は少ないがスッポンの旨味を十分堪能できた。この他に、客の来店時間に合わせて土鍋でご飯が炊かれ、焼き海苔を炭火で炙って食べたり、鮎の塩焼きが付いたり、味噌汁は「赤出汁」、「白味噌」、「合わせ味噌」の3つから選ぶことができるなど、朝からゆったりと豪華な朝食を頂くことができた。
 ちなみに、「朝粥定食」や「和朝食」は予約なしでも頂けるが、こちらの「すっぽん小鍋のこだわり朝食」だけは2日前までの完全予約制であるのでご注意を。(2014年7月追加)

中京区河原町御池 ホテルオークラ6階  
電話番号:075-254-2537
定休日:無休
営業時間:【朝食】7時〜9時
予算:すっぽん小鍋のこだわり朝食5000円(税・サ料込み5940円)
アクセス:地下鉄東西線「京都市役所前駅」直結(京都市役所の東隣)
最寄りのランドマーク:京都市役所
お勧めポイント:離れの個室で豪華な朝食が頂ける

エレベーターを降りたところから(人の立っているところが店)

店の入口

離れの個室

小鉢いろいろ

鱧の子玉〆

じゃこ山椒

トマト、生帆立、キュウリの黄身酢

枝豆豆腐 新じゅんさいとイクラ、山葵添え

香の物

鮎の塩焼き

湯葉と丸茄子の炊き合わせ

焼き海苔

スッポンの小鍋仕立て

出汁巻き卵

炊きたての土鍋ご飯

季節の果物とシャンパンゼリー

京都市東山区

朝食 喜心(きしん)

 祇園の小さなホテルの1階にある完全予約制の朝食専門店。ホテルの1階にあるとは言っても、ホテルとは全く関係のない店である。実はこの店、「日本の朝食」という食の体験を提案する新しいコンセプトの料理店。つまり、食事を提供するだけという従来の店とは異なり、作っているところを見せたり、土鍋ご飯の変化を楽しませてくれたりといった、体験型の食事を提供してくれる店なのだ。現在は京都と鎌倉に2店舗あり、各店舗とも時間枠ごとの完全予約制となっているので、フラリと訪れても食べることはできない。
 店内に入ると、左側にカウンター席があり、右側にテーブル席が1つある。カウンター内では、若い女性料理人が調理を担当し、もう一人の若い女性がサービスを担当するという2名体制である。客の人数に合わせて土鍋ご飯を炊き上げるため、前述のように時間枠による完全予約制となっている。
 先ずは冷たい京番茶が出て、朝食のコース内容の説明をしてくれる。コースは、向付の「汲み上げ湯葉」と一汁一菜形式のシンプルなもので、京名物の出汁巻き玉子などといった手の込んだものはない。この日の汁は、夏季限定の「夏野菜と鯖の冷汁」の他、「京白味噌の豚汁」と「季節野菜の汁物」の3つあり、この中から選ぶ。あとは有料オプションの中から選ぶというスタイル。オプションには、「山田農園の卵」、「揚げジャガイモ」、「ちりめん山椒」、「古都の無添加ソーセージ」、「焼き海苔」、「オリーブ昆布」などいろいろあるが、今回は、汁を「京白味噌の豚汁」、オプションには、「山田農園の卵」と「ちりめん山椒」を選んだ。
 向付の「汲み上げ湯葉」は、京都「ゆば工房 半升」のものらしい。大粒の結晶塩とワサビ、オリーブオイルでいただくと、クリーミーかつ濃厚な湯葉の味に加え、甘味が感じられて美味しい。続いて、ご飯を盛るお椀を選ぶ。全国の作家ものの茶碗らしいが、僕が選んだのは奈良県の作家のもの。そして、炊き上がったご飯を見せてくれる。ここからは、炊いた白米の変化も味わってもらいたいという趣旨らしい。まずは、一口量のご飯を、何も加えずそのままでいただく。水分がかなり残っているのでツヤツヤで、ほんのりと米の食感が残っていて甘味を感じる。続いて、香の物と2回目のご飯が少量出てきた。先程より水分が落ち着いてきたのがハッキリと分かる。3回目になるといつもの銀舎利の水分と柔らかい食感に近くなった。最期のおこげは、まさに黄金色をした見事なもの。岩塩が振られているので、そのままいただく。カリカリと香ばしく、まさにかき餅の原形である。豚汁は京都らしく白味噌仕立てで、ミョウガや揚げた賀茂茄子、豚肉、揚げた刻んだナスの皮、和がらしなどが入っている。ほんのり甘い白味噌は、いつもの豚汁とは全く異なる京都らしいテイスト。ウルメイワシはお腹の方が苦いので、尻尾の方からいただく。「山田農園の卵」は、生卵の黄身だけがご飯にのせられて出てきた。醤油をかけて食べるとまさに濃厚で、残った黄身に「ちりめん山椒」を入れて食べると更に美味しかった。
 それにしても、ショーの要素を取り入れたこのような体験型の日本食は、外国人だけでなく、インスタ映えを意識する日本人女性にも間違いなく受けるであろう。シンプルな朝食なので、料理の基本を習得したくらいの若い料理人にもオペレーションを任せることができ、しかも、仕込みがほとんどいらない料理なので、17時に終了できるという働き方改革にも合致している。食べた後に歩きながら、よくぞ、このようなニッチな専門店を考え出したなあと感心しきり。ちなみに、予約は電話だけでなく、ネットからウェブ予約もできる。(2019年9月追加)
https://www.kishin.world

東山区小松町555 花とうろホテル祇園1階  
電話番号:075-525-8500
定休日:木曜
営業時間:【第一枠】7時半〜8時50分、【第二枠】9時から10時20分、【第三枠】10時半〜11時50分、【第四枠】12時〜13時20分、【第五枠】13時半〜14時50分
予算:喜心の朝食2500円
アクセス:阪急河原町駅の出入り口1を出て、四条通を鴨川・八坂神社方面に進む。京都四條南座の前を過ぎて進むと、朱色の壁の大きな建物(お茶屋一力亭)が見えるので、その角を右折。花見小路を進み、右側の2つ目の交差点を右折すると常光院が見えるので、その前のホテル。阪急河原町駅より徒歩6分
最寄りのランドマーク:祇園花見小路、お茶屋一力亭、常光院
お勧めポイント:ショーの要素を取り入れた体験型の日本食が味わえる

小さなホテル「花とうろホテル祇園」の1階にありますが、ホテルの施設ではありません。完全予約制の朝食専門店です 開店の7時半までは、鍵が閉まっています カウンター席の周りにはテーブル席がある。カウンター内では、若い女性料理人が調理を担当し、もう一人の若い女性がサービスを担当するという2名体制 テーブル席 先ずは冷たい京番茶が出て、朝食のコース内容の説明をしてくれる。コースは、向付の「汲み上げ湯葉」と一汁一菜形式のシンプルなもので、京名物の出汁巻き玉子などといった手の込んだものはない
この日の汁は、夏季限定の「夏野菜と鯖の冷汁」の他、「京白味噌の豚汁」と「季節野菜の汁物」の3つあり、この中から選ぶ
ご飯以外のおかわりは有料となる 追加のオプションには、「山田農園の卵」、「揚げジャガイモ」、「ちりめん山椒」、「古都の無添加ソーセージ」、「焼き海苔」、「オリーブ昆布」などいろいろある
向付の「汲み上げ湯葉」は、京都「ゆば工房 半升」のものらしい 大粒の結晶塩とワサビ、オリーブオイルでいただくと、クリーミーかつ濃厚な湯葉の味に加え、甘味が感じられて美味しい炊き上がったご飯を見せてくれる ここからは、炊いた白米の変化も味わってもらいたいという趣旨らしい。まずは、一口量のご飯を、何も加えずそのままでいただく 水分がかなり残っているのでツヤツヤで、ほんのりと米の食感が残っていて甘味を感じる 続いて、香の物と2回目のご飯が少量出てきた。先程より水分が落ち着いてきたのがハッキリと分かる 「京白味噌の豚汁」は、豚汁は京都らしく白味噌仕立てで、ミョウガや揚げた賀茂茄子、豚肉、揚げた刻んだナスの皮、和がらしなどが入っている。ほんのり甘い白味噌は、いつもの豚汁とは全く異なる京都らしいテイスト 3回目になるといつもの銀舎利の水分と柔らかい食感に近くなった ウルメイワシはお腹の方が苦いので、尻尾の方からいただく オプションの「ちりめん山椒」 こちらもオプションの「山田農園の卵」は、生卵の黄身だけがご飯にのせられて出てきた 醤油をかけて食べるとまさに濃厚 残った黄身に「ちりめん山椒」を入れて食べると更に美味しかった 最期のおこげは、まさに黄金色をした見事なもの岩塩が振られているので、そのままいただく。カリカリと香ばしく、まさにかき餅の原形である