13.朝から食べる

中央区

たこやき座

 難波にあるたこ焼き店で、土日・祝日は朝9時からたこ焼きが食べられる店。場所は「千日前商店街」と「なんば南海通商店街」が交差するところにある。 
 通常のたこ焼き店のように外で焼かれているが、左側に縦長のイートインスペースが用意されている。メニューを見ると、たこ焼きのサイズは6個の「特小」から15個の「大」までの4サイズ。味付けは、「ソース」、「しょうゆ」、「にんにくしょうゆ」、「塩」、「ポン酢」、「激辛ソース」、「素(そのまま)」の7パターンあるが、店の一押しは「にんにくしょうゆ」。しかし、「にんにくしょうゆ」は意外とニンニクのインパクトがなく、ほんのり香る程度。なので、お勧めはやはり王道の「ソース」。できたてのたこ焼きは、大阪にしては外がカリッと焼かれて中はトロトロだが、時間が経つとすぐにシナッとなってしまう。生地も美味しく、このエリアのたこ焼き店としては美味しいと思う。
 ちなみに、通常の営業時間は朝10時からであるが、土日・祝日だけは朝の9時から食べることができていい。たこ焼き以外のメニューには、「とん平焼き」や「山芋焼き」の他、「どて焼き」、「やきとり」、「地鶏のたたき」、「生だこポン酢」、「ずりモヤシ炒め」、「ホルモン焼き」などの居酒屋メニューもあり、居酒屋的な使い方もできるようだ。(2016年2月追加)

大阪市中央区難波千日前12-2  
電話番号:06-6644-0086
定休日:無休
営業時間:【月曜~金曜】10時~24時、【土日・祝日】9時~24時
予算:たこやき(6個)350円、(9個)500円
アクセス:地下鉄御堂筋線・なんば駅、南海本線・難波駅から「大阪タカシマヤ」1階の正面出口へ出て、「なんばマルイ」の右側にあるにある「なんば南海通」のアーケードに入る。「二見の豚まん」、「がんこ・なんば本店」、「吉野家」を過ぎた交差点(千日前商店街との交差点「なんばオリエンタルホテル」あり)を右折すると、すぐ右側にある。なんば駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:大阪タカシマヤ、なんばマルイ、なんば南海通、なんばオリエンタルホテル
お勧めポイント:土日・祝日は朝からたこ焼きが食べられる

「千日前商店街」と「なんば南海通商店街」が交差するところにある「炉ばた たよし」の隣ですココです外でたこ焼きを焼いているオーソドックスなスタイルたこ焼きの味付けメニュードリンクメニュー左横にあるイートインスペース居酒屋メニュー1居酒屋メニュー2たこ焼き(ソース)と生ビールの小「にんにくしょうゆ」は意外とニンニクのインパクトが強くない

エッグスンシングス
   Eggs ‘n Things 心斎橋店

 京都グルメバイブルで取り上げた「エッグスンシングスEggs ‘n Things」の大阪店である。大阪にはこの心斎橋店の他に、ユニバーサルスタジオ前の「ザ パーク フロント ホテル店」がある。また、関西には「京都四条店」や「神戸ハーバーランド店」が、関東には第1号店である「原宿店」の他、「横浜山下公園店」、「湘南江の島店」、「お台場店」、「銀座店」、「さいたま新都市店」などが、さらにその他のエリアでは、「名古屋PARCO店」と「福岡天神店」がある。
 店のコンセプトは“All Day Breakfast”。つまり、朝に限らず、昼でも夜でも美昧しくボリュームのあるブレックファーストメニューが楽しめるのだ。ホームページによれば、料理は朝食アラカルトを中心としたボリューム感のあるグランドメニューで、17時以降のディナータイムは、ハワイを感じられるロコフードやボリュームのあるアメリカンメニューも楽しめるらしい。
 店のコンセプトのそのままに朝の9時から営業しているため、朝食を食べるのにもうってつけな店なのである。しかも意外なことに、京都店とは違って平日には行列ができないため、とても入りやすい。
 店内は白を基調とした明るい雰囲気で、結構な大箱店である。メニューを見ると、人気のパンケーキやワッフル、クレープの他、肉卵料理、オムレツ、そして地元ハワイアンに人気のスペシャルメニューなどいろいろある。この店の名物はホイップクリーム山盛りのパンケーキであるが、朝から山盛りのホイップクリームはちょいときつい。なので、僕が朝食にお勧めしたいのは、もう一つの人気商品「エッグスベネディクト」。これはイングリッシュマフィン(食べてみるとほぼ食パンのよう)にベーコンとホウレン草の炒めものをのせ、そこにポーチドエッグをのせてオランデーズソース(薄いマヨネーズのようなソース)をかけたもの。これが意外にも美味しかったので、ついつい他の店のエッグベネディクトも食べてみたくなった。
 そこで調べてみると、この店の他に大阪にはハワイやアメリカで人気の朝食店、いや、正確には朝食メニューのある有名店がいくつか見つかった。まずは、国際会議場がある福島のハワイの店「ボガーツカフェBOGART’S CAFE」を訪れた。この店はダイアモンドヘッドの麓にあるカフェの支店で、マクドナルドのようなセルフ方式である。メニューを見ると。複数店を取材する僕にとって嬉しいハーフサイズのモーニングメニューがあったのでそれを注文。この店のオランデーズソースはトリュフ風味が特徴とのことであったが、全体的な味も含めて星なしの評価となった。続けて2店目の「サラベスSarabeth’s大阪店」を訪問。この店は「ニューヨークの朝食の女王」と賞され、多くのセレブリティに愛される人気のレストランである。この日を含めて2日間にわたって、この店の名物の「クラッシックエッグベネディクト」と大阪限定発売の「バターミルクパンケーキ」を食べてみたが、結果はどちらも星なしの評価となった。
 話がそれてしまったが、「エッグスンシングス」で人気のパンケーキは、生地がプレーンのものと生地に好みのフルーツやチョコなどを入れて焼いたものの2種類がある。生地に素材を入れたパンケーキにはホイップクリームが付かないが、プラス200円で追加することも可能だ。一番人気の「ストロベリーホイップクリームとマカデミアナッツ」は、ホイップクリームは軽くて良いのだが、イチゴがフレッシュなものではなく、煮たいわゆるコンポートなので食べ飽きてしまう。しかも、生地は薄いタイプで、フワッとした厚めの生地が好みの僕の評価はどうしても低くなってしまう。
 この店の飲み物の定番は、ブラジル原産のアサイーを使った「アサイーバナナヨーグルト」。アサイー自体には若干香りがあるものの、酸味や甘みなどの個性がないので、バナナとヨーグルトがそれを補っていて飲みやすい。しかし、僕のドリンクのお勧めは、パイナップルとマンゴーのスムージーにパッションフルーツソースをかけた「ハワイアンスムージー」である。ちなみに、料理は注文後10分くらいで出てくるため、客の回転が早く、たとえ、休日の混む時間帯であったとしても思ったほど待たされない。(2015年10月追加)
https://www.eggsnthingsjapan.com/

大阪市中央区西心斎橋2-10-2 Crice Nikko西心斎橋1階  
電話番号:06-6214-6214
定休日:不定休
営業時間:9時~21時
予算:エッグスベネディクト(スタンダード)1250円、(カナディアンベーコン)1350円、(スモークサーモン)1400円
アクセス:地下鉄御堂筋線、長堀鶴見緑地線・心斎橋駅4B出口を出て、「心斎橋OPA」側へ信号を渡って御堂筋を左(南側)へ進む。「アップルストア心斎橋」と「東京三菱UFJ銀行」の間の交差点を右折し、次の交差点をすぐに左折すると右側にある。心斎橋駅より徒歩4分
最寄りのランドマーク:心斎橋OPA、アップルストア心斎橋
お勧めポイント:エッグスベネディクトが美味しいハワイの人気レストラン

店内は白を基調とした明るい雰囲気パンケーキ用ソースアサイーバナナヨーグルトエッグス・ベネディクトポーチドエッグを割ると・・・全体の断面はこんな感じ皮付きフライドポテトにハインツのケチャップをパイナップルとマンゴーのスムージーにパッションフルーツソースをかけた「ハワイアンスムージー」一番人気の「ストロベリーホイップクリームとマカデミアナッツ」ホイップクリームは軽くて食べやすいイチゴはフレッシュなものではなく、煮たいわゆるコンポートなので食べ飽きてしまうダイアモンドヘッドの麓にあるカフェの支店「ボガーツカフェBOGART’S CAFE」セルフなのでまずはレジで注文ハーフサイズの「エッグベネディクト」マフィン生地は普通の角切りトーストのようアボガドが入っている「サラベスSarabeth’s大阪店」は、「ニューヨークの朝食の女王」と賞され、多くのセレブリティに愛される人気のレストランの支店名物の「クラッシックエッグベネディクト」マフィンは3店中もっとも厚くフワッとしているが、この生地がエッグベネディクトとマッチしているか?といえば、微妙だ

城東区

らーめん 豚吉(とんきち) 本店

 京橋からほど近い蒲生四丁目にある24時間営業のラーメン店。この店は業務用食肉や食材を販売する「アラカワポーク」が運営するラーメン店である。調べてみると、フランチャイズチェーン店も展開しているらしい。店内は左側にカウンター席、右側にテーブル席がある。テーブルの上には関西のラーメン店ではよく見かける、白菜キムチとニラ、さらに「とんこつラーメン」用なのか?紅ショウガもある。
 メニューを見ると、店の一番人気は「こってりしょうゆラーメン」のようだ。この他に、サッパリ系の「中華そば」や「塩ラーメン」、「とんこつラーメン」、「みそラーメン」、「チャンポン麺」などもあった。初めてとなる今回は「こってりしょうゆラーメン」を注文。
 出てきた「こってりしょうゆラーメン」の麺は中細のストレート麺で、これはなかなかコシがあっていい。スープは薄濁りの豚骨スープで、表面に僅かに背脂が浮いている。京都の 「本家 第一旭 たかばし本店(→ 京都グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」 のラーメンを彷彿させるようなスープである。さすがに肉屋が経営するだけあって、この店のチャーシューはトロトロで美味しい。なので、チャーシューのトッピングを追加した方が良いかも。なんでも、チリ産のアンデス高原豚なるものを使用しているそうだが、全く臭みのない美味しい豚である。しかし、人によってはスープが脂っこい感じがするかもしれないので、もしかすると「中華そば」の方が良いのかも。
 ちなみに、昼ご飯にわざわざ行くほどでもないが、朝食や飲んだ後に食べるときの選択肢としては十分アリだと思う。(2016年2月追加)
http://arakawapork.com/index.html

大阪市城東区中央1-12-17  
電話番号:06-6939-5751
定休日:無休
営業時間:24時間営業
予算:こってりしょうゆラーメン730円、チャーシュー250円
アクセス:地下鉄長堀鶴見緑地線、今里筋線・蒲生四丁目駅1番出口(蒲生4交差点)を出て左へ、今里筋を進む。「ドコモショップ」、「千鳥屋宗家」を過ぎると、「賃貸住宅」の並びにある。
最寄りのランドマーク:蒲生4交差点
お勧めポイント:24時間いつでも美味しい豚骨ラーメンが食べられる

地下鉄長堀鶴見緑地線、今里筋線・蒲生四丁目駅1番出口(蒲生4交差点)を出て左へ、今里筋を進むと、ドコモショップが見えます更に進むと黄色い看板が見えますココですメニュー居酒屋的な使い方もできるようで、サイドメニューでは餃子が一番人気だそうですテーブルの上には関西のラーメン店ではよく見かける、白菜キムチとニラ、さらに「とんこつラーメン」用なのか?紅ショウガもこれが「こってりしょうゆラーメン」スープは薄濁りの豚骨スープで、表面に僅かに背脂が浮いています麺は中細のストレート麺で、これはなかなかコシがあっていい

浪速区

Micasadeco & Cafe

 難波にある人気のカフェ。この店のパンケーキが美味しいという噂を聞きつけ、早速取材してみた。この店は平日でも開店前から行列ができ、開店後10分くらいで満席となってしまう。なので、長時間待つのがイヤなら、是非とも開店前に訪れたい。店内は照明が暗いものの、女性受けしそうなリゾート風インテリアで、客のほとんどは女性客である。メニューを見ると、パンケーキやパスタなどいろいろあるが、僕のお勧めは「リコッタチーズパンケーキ」。
 「リコッタチーズパンケーキ」は、リコッタチーズの他に卵白でも入っているのか?小麦粉の風味があまり感じられないフワッとした厚めのパンケーキ。パンケーキ自体もかなり美味しいのだが、添えられたホイップクリームが劇旨で、実にパンケーキと合うのだ。ホイップクリームとパンケーキの組み合わせだけでも旨いのに、それにメイプルシロップが加わると超旨いのである。恐らく、甘いもの好きでなくても3枚のパンケーキをペロリと平らげてしまうであろう。これに対して、2番人気の「ココナッツカスタードパンケーキ」は、ココナッツカスタードクリームは最高に美味しいものの、パンケーキ自体は薄くて食感もごく普通であった。
 ちなみに、この店は朝9時から営業しているので朝食の店としても使え、メニューも豊富なとてもユーティリティの高い店である。(2016年1月追加)
http://micasadecoandcafe.com

大阪市浪速区幸町1-2-8 Minatomachi82bld 1階  
電話番号:06-6561-1191
定休日:水曜
営業時間:【平日】9時~ 16時半、【土日】9時~18時(但し、パンケーキは無くなり次第終了となる)
予算:リコッタチーズパンケーキ1200円
アクセス:地下鉄四つ橋線、御堂筋線、千日前線・なんば駅30番出口(ホテルモントレ・グラスミア大阪の出口)を出て左へ、高速道に沿って進む。「OCAT」を過ぎ、「富永病院」前の交差点を左折すると、左側角にある。なんば駅から徒歩2分
最寄りのランドマーク:ホテルモントレ・グラスミア大阪、OCAT、富永病院
お勧めポイント:絶品のリコッタチーズパンケーキが食べられる

地下の30番出口から出る地上に出ると高速が目の前に左へ進むと「OCAT]が見えるさらに進むと「富永病院」とその関連施設である「エルカーサ富永」が見えるのでその交差点を右折する交差点の向こうに見えるクリーム色の建物の1階がカフェこのビル店の外観店内はトロピカルリゾート風のインテリアメニューの1番人気は「リコッタチーズパンケーキ」2番人気は「ココナッツカスタードパンケーキ」新商品の「グラノーラパンケーキ」エッグベネディクトもありますパスタもありますカプチーノは普通これが僕のお勧めの「リコッタチーズパンケーキ」通常のパンケーキよりも厚めの3枚これが「ココナッツカスタードパンケーキ」ココナッツカスタードクリームは最高に美味しいパンケーキは薄く通常の厚さホットのアールグレイはポットでサービス

「うどん 大和」と「大阪木津卸売市場」

 市場が大好きな僕は、各地へ旅をする度に必ずと言っていいほどその土地の市場を訪れる。京都の「錦市場」や金沢の「近江町市場」のような街の市場も魅力的だが、「築地市場」のような卸売市場も大好きである。大阪にも面白そうな市場がないかなあと思っていたところ、何と僕が泊まっているホテルのすぐ裏にあるではないか。名前は「大阪木津卸売市場」。非常に歴史のある市場のようで、1710年にその原型ができあがったらしい。
 訪れてみると、現在の市場は近代的な建物の中にあり、「湯源郷・太平のゆ」というスーパー銭湯なども併設されている。「大阪木津卸売市場」は、卸売市場とは言っても築地の場内市場と同じシステムで、一般客や観光客でも買うことができる。市場のメインは水産物であり、その他に塩干物、乾物、青果、食肉などの店舗がある。もしも訪れるなら、8時よりも前に訪れた方がいい。
 この市場の敷地内には数店舗の飲食店があるが、中でもいつも行列ができていて人気なのが「うどん 大和」。行列ができている場合には、まずメニューと注文書が渡され、順番が来たらオーダーを取りに来るダミ声のお母さんが案内をしてくれる。店内にはテーブル席が4つしかなく、かなり狭い。お母さんがサービスを、同じハースキーボイスの息子さんらしき方が調理を担当している。この店の人気は大きなエビ天が1本入った「海老天カレーうどん」と大阪名物の「和牛肉巻き定食」の2つであるが、僕は「(肉)カレーうどん」が最もバランスが良くお勧めだ。カレーうどんとは言っても、「和牛肉巻き定食」の甘辛く炊かれた美味しい和牛がタップリと入ったカレーうどんである。うどんはコシのない大阪によくあるうどんであるが、中辛の汁は、フルーツによる酸味とスパイス、出汁が上手くマッチしていてボリュームもあり、朝食として悪くない。
 一方、大阪名物の「和牛肉巻き定食」は、甘辛く炊かれた薄切りの和牛を玉子焼きで包んだようなもの。実に大阪らしい食べ物ではあるが、味付けが甘めなので、一味をかけて食べないとすぐに食べ飽きてしまう。さらに、定食にはご飯と天かすの入ったうどんも付くので、ボリュームがありすぎて半分くらい残してしまった。(2015年10月追加)
http://kizu-ichiba.com

大阪市浪速区敷津東2-2-8 木津卸売市場  
電話番号:06-6632-0494
定休日:日曜・祝日、水曜日(木津市場の休場日)
営業時間:5時~14時
予算:(肉)カレーうどん970円
アクセス:地下鉄御堂筋線、四つ橋線・大国町駅1番出口を出て、反対方向の「かごの屋」の看板が見える方向へ向かう。すぐに、「NTT西日本・大国町ビル」と「REGAL」の間を右折して進むと突き当たりにある。大国町駅から徒歩3分
最寄りのランドマーク:大阪木津卸売市場内
お勧めポイント:朝から食べられるボリューム満点のカレーうどん

「NTT西日本・大国町ビル」を過ぎ「REGAL」の通りを右折すると、突き当たりに見える茶色い建物が市場メインエントランスの左側が市場と飲食店、右側がスーパー銭湯こちらがスーパー銭湯「湯源郷・太平のゆ」メインエントランスの通路水産物のエリア青果エリア国産松茸が出回っていた珍しい香茸が売っていた青果エリアでは中国人観光客が買い物をしていた牛肉専門店鶏肉専門店これが「うどん 大和」行列に並んでいるとメニューを渡された行列のルールが書いたお願いも渡された注文書に数を書いて渡すサービス満点な元気なお母さん狭い店内紙エプロンをもらえるこれが「(肉)カレーうどん」。凄いボリューム!甘辛く炊かれた薄切りの和牛が美味しいこれが大阪名物「和牛肉巻き定食」の全貌簡単に言えば、甘辛く炊かれた薄切りの和牛を玉子焼きで包んだようなもの天かす入りのうどんも通常のボリューム

西成区

釜揚げうどん 一紀

 JR今宮駅からほど近いところにある人気の釜揚げうどん店。この店は日曜日の朝は7時半から営業しており、朝食としてうどんが食べられるのだ。しかも、通常価格よりかなり安くなっていてお得なのである。店舗はマンションの1階にあり、左にカウンター席、右側にテーブル席があり、計26席あるようだ。
 この店のメインは店名の通り「釜揚げうどん」であるが、僕の一押しは「カレーうどん」。麺は大阪らしく力強いというほどのコシはない。しかしながら、汁のスパイシーさや魚介系出汁の旨みのバランスが絶妙で、名古屋カレーうどんを彷彿させる美味しさなのである。また、甘辛く炊かれた牛肉や揚げなどの味付けも素晴らしい。辛さはカレーの中辛程度であるが、それでも辛さが苦手だという方は、新たにメニューに加わった「カレー釜玉うどん」をお勧めしたい。こちらの方は予め麺を生卵で絡めていてカレーのルーも少なめなので、味がよりマイルドに仕上がっている。
 ちなみに、店内は禁煙である。また、日曜の朝は開店10分前の7時20分までに到着するのがベスト。この店の奥さんや店主はとても元気が良く、しかも客対応も良いので気持ちよく食べられる。(2015年8月追加)

大阪市西成区南開1-6-10  
電話番号:06-6568-1919
定休日:水曜(祝日を含む)
営業時間:【平日】11時~13時45分、18時~20時45分、【日曜】7時半~9時45分(売り切れ次第終了)、11時~13時45分
予算:カレーうどん550円(通常850円)
アクセス:JR今宮駅の西出口を出て左へ進む。「コーナンJR今宮駅前店」とその立体駐車場の間の通りを右折し、進入禁止の通りを進んで「スズキ自販近畿スズキアリーナ今宮」のある国道43号「南開西交差点」へ向かう。交差点を右折して「ナニワ交通」、「木津運送」前を過ぎ、「いすゞ自動車」が見えたらその裏通りのマンションの1階にある。JR今宮駅から徒歩7分
最寄りのランドマーク:スズキ自販近畿スズキアリーナ今宮、いすゞ自動車近畿・南大阪事業所
お勧めポイント:日曜の朝から美味しいカレーうどんが食べられる

「コーナンJR今宮駅前店」とこの立体駐車場の間の通りを右折します進入禁止の通りを進んで奥に見える「スズキ自販近畿スズキアリーナ今宮」へ向かいます「いすゞ自動車」の1本裏通りにありますので、左折します置くに見える高いマンションの1階です午前7時15分に到着したときには既に10人くらい並んでいました夜メニュー1 チゲ風の辛口焼きうどん「ちりとり焼うどん」をやっているようです夜メニュー2 「うどんすき」もやっているようですレジの横でうどんを打っている「カレーうどん」の手前にあるのは紙エプロン。「紙エプロンは必要ですか?」と聞かれたのでもらいましたこれが「カレーうどん」具材は甘辛く炊かれた牛肉とお揚げ、ネギネギの上にもカレーパウダーがかけられていた食べ終わって出てきた8時頃の様子(2回転目が始まる頃)。10名くらい待っていた

東成区

ロックヴィラ

 下ろされたシャッターが目立つ鶴橋商店街にある人気の喫茶店。店内は右側にカウンター席、左側にテーブル席があり、昭和の面影を残すどこか懐かしい雰囲気がいい。客のほとんどは地元の常連客で、店のスタッフも恐らく全員家族なのであろう。この店の名物は、コリアンタウン鶴橋らしい「特製キムチサンド」。何と、この「特製キムチサンド」を朝食として食べられるのだ。この他のフードメニューとして、「ミックスサンド」、「玉子サンド」、「キムチピラフ」、「オムライス」、「ピラフ」などがある。
 出てきた「特製キムチサンド」は、厚みがあってかなりのボリューム。断面を見ると、キュウリ、ハム、キムチ、玉子、ハム、キュウリの順で5層になっており、これがトーストされた食パンに挟まれて迫力ある見事なサンドイッチとなっている。乳酸発酵したキムチの酸味が後を引き、大阪らしい朝食としてなかなかいいのではと思う。今回は飲みたかった「しぼりたて生ジュース」が売り切れだったのでコーヒーにしたが、サイフォンで入れられたコーヒーは香りに乏しかった。(2016年2月追加)

大阪市東成区東小橋3-17-23  
電話番号:06-6975-0315
定休日:水曜
営業時間:8時~18時半
予算:特製キムチサンド650円
アクセス:地下鉄千日前線・鶴橋駅6・7番出口、JR環状線・鶴橋駅を出て、千日前通を右へ。1つ目の「鶴橋商店街」のアーケード、「ファミリーマート」、「吉野家」を過ぎて、2つ目の「鶴橋商店街」のアーケードに入る(右折する)と左側にある。鶴橋駅から徒歩3分
最寄りのランドマーク:鶴橋商店街
お勧めポイント:コリアンタウン鶴橋らしい朝食が食べられる

地下鉄で行った場合は6、7番出口から出る。鶴橋は分かりにくいので、出口を間違えないように注意したいここら辺に店があります地下鉄の6、7番出口はJR鶴橋駅の出口とほぼ同じです千日前通を右へ進み、2つ目の「鶴橋商店街」のアーケードに入るとこんな感じココです入口には名物の「特製キムチサンド」の看板が・・・店内の様子。コーヒーは最近珍しくなったサイフォンで入れられていますメニューは少なくこれだけこれが名物の「特製キムチサンド」厚みがあって意外とボリュームがあるキュウリ、ハム、キムチ、玉子サラダ、ハム、キュウリの5層になった迫力のサンドイッチ「しぼりたて生ジュース」が売り切れだったので、コーヒーにした

中華そば 住吉

 大阪市東部と東大阪市西部に根ざしたラーメンである「高井田(たかいだ)系中華そば」の店である。ウィキペディアによると「高井田系中華そばとは、麺は沖縄そばのような極太ストレートで、スープは鶏ガラと昆布を使用し、醤油味で供される」そうである。
 店内はL字型のカウンター席のみで、かなり狭い。カウンターの中には2人のおばちゃんがいて手際よく作っている。客のほとんどは常連客のようだ。メニューは、「中華そば」と「大玉(大盛り)中華そば」、「チャーシューメン」、「大玉(大盛り)チャーシューメン」、「ワンタン」、「ワンタンメン」のみで、スープが同じのワンテイストメニューである。
 タップリと注がれたスープを口に含むと、コンソメスープのような優しい野菜の甘味を感じる。また、脂がほとんど浮いておらず、蕎麦つゆのような魚介系の香りも感じられる。スープ単独で飲むとあまり感じないが、スパゲッティのような極太麺と一緒になるとパワーが増して、後を引くクセになるスープとなる。ネギとの相性が良いので、ネギを大盛りで注文したいくらい。チャーシューは味が濃いめで硬くイマイチ。
 この店は朝から営業しているため、ワンコインで”朝ラー“を食べるのには最適な店だ。(2016年1月追加)

大阪市東成区深江南3-20-8  
電話番号:06-6981-5205
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
営業時間:8時半~18時(売り切れ次第終了)
予算:中華そば500円
アクセス:地下鉄千日前線・新深江駅3番出口を出て左へ。「ドギーマン・ハヤシ」、「新深江」交差点、「野崎病院」を過ぎ、「りそな銀行」が見えたらその左向かい側にある。新深江駅から徒歩8分
最寄りのランドマーク:新深江交差点、りそな銀行布施口支店
お勧めポイント:ワンコインで”朝ラー“を食べるのには最適な店

地下鉄千日前線・新深江駅3番出口を出ると「コクヨ」とセブンイレブンが見えるので左へ進む右に「りそな銀行」が見えるともうすぐこの黄色の看板の店ですこのヴィジュアルがいい味出しています店内はこんな感じメニューはこれだけ「中華そば」はワンコインなのにチャーシューが4枚も入っていたスープにはほとんど脂が浮いていない。まるで和風コンソメスープのよう麺はまるでスパゲッティのような極太麺