11.フレンチ、イタリアン、ピッツア

イル アオヤマ

 開店して5年目を迎えた高岳にある創作イタリアンの店。高岳駅からの住宅街の暗い道を進むと、左側に白く縦に細長いビルが見える。1階にある店内に入ると、すぐに4名用のテーブル席が1つあり、右側にオープンキッチンのカウンター席が8つある。白壁と木を組み合わせたインテリアは、シックで落ち着いた感じがしていい。ご主人が料理を作り、奥様がサービスを担当するという夫婦2人だけの小さな店である。
 料理はどれもビジュアル的に美しいだけでなく、シェフのセンスや創造力を感じさせる料理である。常連客の話によると、開店当初に比べると、素材の味をより引き出すようなシンプルな調理の仕方に変わってきているという。しかし、素材の組み合わせや火の通し方、食感など、文章で例えるなら、推敲に推敲を重ねられて作られたような料理なのである。それは机上の空論として空回りするのではなく、実際に食べてみても実に美味しいのである。キャパの小さな超人気店なので、早めに予約して出かけよう。(2018年9月追加)

名古屋市東区泉2丁目8−7  
電話番号:052-508-7967
定休日:不定休
営業時間:18時〜と20時〜(完全予約制)
予算:15000円のおまかせのコース料理のみ
アクセス:地下鉄桜通線・高岳駅2番出口を出て歩道橋を過ぎ、白い「ビアンカーラ・ヒルサイドテラス」手前の交差点を左折する。高岳郵便局を過ぎ、信号のある交差点を過ぎたら左側にある。高岳駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:ビアンカーラ・ヒルサイドテラス
お勧めポイント:シェフのセンスを感じさせる創作イタリアン

この幅の狭い白いビルです ビルの1階にあります 入口近くにあるテーブル席 右側にあるオープンキッチンのカウンター席。今回は名古屋在住のグルメ仲間・臼井先生と、この店の常連客である浜松の高田先生との食事会 まずは「浜名湖のドウマンカニ(ノコギリガザミ)の冷製ジュレ」 紫蘇の花がアクセントになっていて美味しい! 「新サンマの炙りとネギのタルト仕立て」 生臭さのないシットリとしたサンマとタルトのほんのりとした甘味がいい 自家製のフォカッチャはシットリとしているが、歯通りとい言おうか食感がイマイチだったのが残念 「スモークした戻り鰹と冬瓜のソース」 香り高い刻んだ茶豆がまぶしてある 中には、塩分のあるキャビアと、腹身の部分を厚く、そして背の部分を薄く切られた2種類の鰹の刺身が・・・ 今回一番だったのがこの「甘鯛のソテー」 ウロコの付いた皮の部分をフライパンを用いてカリッとソテーするのが一般的であるが、まるで北京ダックでも作るように、低温から徐々に熱した油を何度も何度もかけて仕上げていた。このため、ウロコの食感が均一なクリスピー状態となり、身はレアでなく火が通っている状態にもかかわらず、シットリとジューシーな食感に仕上がっていた。甘鯛が浸された落花生入りのスープは、サッパリとしていて、甘鯛と一緒に食べると丁度良い塩加減となっていた 「アワビのフェットチーネ」 アワビのスライスの食感とアワビの肝ソースの苦み、オーストラリア産のサマートリュフの香り、フルーティーかつスパイシーなオリーブオイルと生パスタが絶妙な相性をみせる。このパスタだけ大盛りで食べたいと思った 今回のコースで2番目に美味しかった「ビーツとトリュフ入りペコリーノチーズのリゾット」 青森の「けの汁」のように細かく刻まれたビーツの食感とトリュフ入りペコリーノチーズの香りが何とも言えず旨い!! メインの肉料理は、プラス料金で選択できる。この日は、地元の「熟成知多牛」の他、「夏のエゾ鹿」、「鹿児島産黒豚」の3種類あったが、この店の名物である「熟成知多牛」のローストをチョイス 赤身でありながら熟成した旨味があり、とても美味しい 高田先生と臼井先生が注文したのは、掟破りの「夏のエゾ鹿と鹿児島産黒豚の2種ローストの盛り合わせ」。常連客ならではの注文の仕方だ どちらの肉も見事な焼き上がりだ!特に、右の「夏のエゾ鹿のロースト」の色は、ほれぼれするほど美しい!! デザートは「巨峰のデザート」 エスプレッソも香り高く美味しい

Piatto stagionale かわ村

 本山駅からほど近い住宅地にあるイタリアン。この店のイタリアンは少量多皿料理が基本。“お凌ぎ”に握り寿司が出るなど、随所に和を感じさせるイタリアンである。京都でならありそうな感じの店であるが、ここは尾張名古屋である。非常に面白いとは思うが、果たして地元の人たちに理解されるかどうかは微妙である。
 店内に入ると、左側に最大6名までの個室と右側にオープンキッチンのカウンター席が6席ある。調理は物静かな職人タイプのシェフが一人で行い、サービスは若い男性が担当。メニューを見ると、ランチは「Aコース」、「Bコース」、「Specaleコース」、そして最も高額な「記念日のスペシャルコース」の4コース。その中から今回はBコースを注文。お酒はイタリアビールが何種類かあったので、その中から「La Petrognla Bianca al Farroラ・ペトロニョーラ ビアンカ・アル・ファッロ」をチョイスした。
 まず出てきた1つめの前菜は「旬の鮮魚前菜の盛り合わせ5種類」。いわゆる鮮魚のカルパッチョであるが、5種類のそれぞれの魚に合わせた味付けがお見事。素材の鮮度が抜群で、しかもバラエティに富んでおり、これは美味しい!続いて出てきた2つめの前菜・お凌ぎ「天然鰻の握りゾット」は、まあ予想通りの味。3つめの前菜「里芋のスフォルマート・ワタリガニのほぐし身・白バルサミコソース」は、和食として出されても分からないくらい和に同化していた。パスタ「鰻とポルチーニ茸のトレネッテ・洋酒と軽いクリームのソース」は、悪くはないがちょっと微妙だ。「フォカッチャ」は最高レベルの美味しさで、「サンマの焼きリゾット・その肝とアンチョビのソースみぞれ添え」はリゾット自体は美味しいものの、ソースのえぐ味が完成度を落としていた。そして、口直しの「ソルベ」、さらにメインへと続くが、メインだけは肉2種類と魚1種類から選ぶことができる。今回僕が選んだ「黒毛和牛肉のタリアータ・マデラ酒と米麹のソース」は、火の通し方、ソースとも完璧な美味しさで、お勧めである。デザートの「マンゴーのレアチーズケーキ・パッションフルーツのソース」は、少し硬めのマンゴープリンのような感じで、その濃厚さが何とも言えず美味しかった。(2015年9月追加)
http://www.ps-kawamura.com/index.html

千種区猫洞通4-34 ベルグレイKI 1階  
電話番号:052-781-8222
定休日:水曜
営業時間:11時〜14時、18時〜21時
予算:【ランチ】4170円、6020円、8610円、9260円、【ディナー】8610円、13800円(税別)
アクセス:地下鉄東山線、名城線・本山駅1番出口を出て「マックスバリュ」前を左へ。すぐに交差点を左折し、「俵屋工芸館」、「中村眼科クリニック」、「猫洞保育園」、「POLA THE BEAUTY」を過ぎ、次の交差点(小林医院)を右折するとすぐ右側。本山駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:猫洞保育園
お勧めポイント:和食を意識した素材を生かしたイタリアン

本日のBコースオープンキッチンのカウンター席でいただきましたイタリアビール「La Petrognla Bianca al Farroラ・ペトロニョーラ ビアンカ・アル・ファッロ」はまあまあの味1つめの前菜は「旬の鮮魚前菜の盛り合わせ5種類」。いわゆる鮮魚のカルパッチョ2つめの前菜・お凌ぎ「天然鰻の握りゾット」は、まあ予想通りの味3つめの前菜「里芋のスフォルマート・ワタリガニのほぐし身・白バルサミコソース」は、和食として出されても分からないくらい和に同化パスタ「鰻とポルチーニ茸のトレネッテ・洋酒と軽いクリームのソース」は、悪くはないがちょっと微妙です「フォカッチャ」は最高レベルの美味しさ「サンマの焼きリゾット・その肝とアンチョビのソースみぞれ添え」はリゾット自体は美味しいものの、ソースのえぐ味が問題口直しのソルベ黒毛和牛肉のタリアータ・マデラ酒と米麹のソース」は、火の通し方、ソースとも完璧な美味しさ食後の飲み物のメニューデザートの「マンゴーのレアチーズケーキ・パッションフルーツのソース」は、少し硬めのマンゴープリンのような感じで、その濃厚さが何とも言えず美味しいエスプレッソは普通

シンジ コガ Shinji Koga

 

 石川橋にあった「リヴェールドール」の古賀シェフが、昨年3月末にオープンしたフレンチの店。ビルの1階にあるドアを開けるとマダムがにこやかに出迎えてくれる。店内は白を基調としたインテリアで、天井も高く、なかなかゴージャスな雰囲気。偶然にも1周年を迎えたこの日は、1周年記念特別価格という幸運にも恵まれた。
 この店のメニューはランチ、ディナーとも2コースあり、安いコースでも満足できるよう組まれている。料理のソースはどれも軽めで、塩味も若干弱めである。また、メインディッシュのように素材の味をストレートに引き出したものもあれば、前菜に出てきた「鮎のスモークしたフランと白魚、凍ったパッションフルーツの泡」や口直しの「懸濁したグリンピースとコンソメ」などのように、一見すると何だか分からない様なサプライズ的な料理もあって、そのコントラストが面白い。
 ボトルワインはそれなりに揃っているものの、全体的に若めの品揃えで、値段は市場価格の2倍から3倍くらいと高めの設定である。なので、この店ではグラスワインがお勧め。また、サービス陣にスキルの差が見られるのが若干気になったので正直なところ、総合的な評価としては1.5つ星くらいというところであるが、料理のコスパが良いことやサービス陣のこれからのキルアップに期待してこの評価となった。(2014年4月追加)

中区栄2-4-18 岡谷鋼機1階  
電話番号:052-265-7705
定休日:月曜、第2火曜(祝日の場合には翌日)
営業時間:11時半〜13時半、18時〜20時半
予算:【ランチ】5000円と10000円(税・サービス料別)、【ディナー】10000円と15000円(税・サービス料別)
アクセス:地下鉄東山線、鶴舞線・伏見駅4番出口を出て右へ、広小路通を栄方面に進む。「TOTO」、「長者町通」を過ぎ、次の信号の「本町通」を右折すると「イトマス有料駐車場」と「名古屋栄ワシントンホテルプラザ」が見えるのでその向かい側のビル(タカラショールームが入っているビル)。
最寄りのランドマーク:名古屋栄ワシントンホテルプラザ
お勧めポイント:本格的で斬新なフレンチが頂ける

鮎のスモークしたフランと白魚、凍ったパッションフルーツの泡

乳飲み仔羊のポジャルスキー

無塩バター(塩ありと塩無し)

4種のパン 

フルーツトマトのソルベを作成中

完成した「フルーツトマトの温度差とトリ貝」

ホットゼラチンとオマール

本日の鮮魚のポワレ、ヴィネグレットオリーブ

懸濁したグリンピースとコンソメ

ブレス産鶏のガストン ジェラール風

牛フィレ肉のポアレ、ピノ・ノアールのソース

フロマージュ(ナチュラルチーズ)いろいろ

ホワイトアスパラガスのタルト

パリパリパッションフルーツとプラムのアイスクリーム

エスプレッソと小菓子

ル・タン・ベルデュ

 どこなのか分かりにくい入り口を抜けると、正面奥には薄暗いバーが、そして手前には1000本を収容するワインセラーが見える。手前の階段を上るとロフトのようなダイニングがあり、ダイニングを2つに仕切るように半オープンキッチンの調理場が見える。以前の建物は一体何だったのだろうか?レストランにしてはダイニングスペースが異様に細く、妙な間取りだ。インテリアはどちらかというとチープな感じで、ダイニングバーのようなイメージ。メニューを見ると、ビストロ的な内蔵を使ったものが多く、ポーションは小さめ。どれも可もなく不可もなくと言ったような無難な料理である。この店は食べログで大変な人気店であるが、その理由を考えてみると、まずはコストパフォーマンスが良いこと、そして味がしっかりとしていて分かりやすいこと、さらにヌーベル・キュイジーヌの店のように小ポーションで盛りつけが美しいことであろう。しかし、僕の全体的な印象としてはあまり記憶に残らない料理で、ギリギリ1つ星といった感じだ。帰りに1階のバーを見せてもらったが、壁一面に蒸留酒が並べられていて素敵だが、ダイニングと同様に狭めだ。そういえば、今回はお酒をあまり飲まない臼井先生と一緒だったので、ワインリストをチェックし忘れていたことに今で気づいた。(2012年10月追加)

中区栄2-1-14 コモングランドビル2階  
電話:052-204-2114
定休日:日曜
営業時間:18時~23時
予算:5000円(客が値段を指定してお任せコースも組める)
アクセス:市営地下鉄・東山線「伏見駅」4番出口を出て右へ進み、「日動画廊」の入っているビルの交差点を右折すると「ダイアパレス伏見」が見えるので、その並びのビル。伏見駅から徒歩3分。 
最寄りのランドマーク: 日動画廊、ダイアパレス伏見 
お勧めポイント:名古屋の人気フレンチ店

セーエヌエフ 
マルコンソール 
 CNF MALCONSORTS

 グルメとして、ワイン通としても知られる名古屋の渥美先生から御紹介頂いたフレンチレストラン。ドアを開けるとカウンター席が一直線に10席と、フレンチレストランとしてはかなり狭め。コースは6300円の1コースだけである。実はこの店、オーナーシェフの藤井さんが料理からサービスまでの全てを1人でこなしているため、この数がマックスとのこと。なので、料理やサービスにもおのずと限界が見えてしまうのだが、彼の力量はそれをはね除けるくらい高いのである。1人で全てをやっているとは思えないくらい料理もテンポ良く出される。また、塩味には全くブレがなく、素材の火の通し方もほぼ完璧。しかし、1人で調理しているためか、凝った調理法のものはなく、料理は極めてシンプルである。この値段でこのレベルの料理を考えるとコストパフォーマンスは抜群である。なので、彼の力量なら、もう1人料理人を雇えばもっと凝った素晴らしい料理が出てくるのでは?と思うのは欲張りすぎだろうか。(2012年7月追加)

中区新栄2-10-21 カーサ新栄1階  
電話:052-242-1915
定休日:月曜
営業時間:18時~22時
予算:コース6300円
アクセス:市営地下鉄・東山線「新栄駅」2番出口を出て、錦通を出口の反対方向へ向かう。次の信号を左折し、「トランクルームのQuraz」の看板の方向へ信号を渡る。そしてすぐに左斜めの飯田街道に左折し、「くるみ」を過ぎたらすぐ左側。新栄駅から徒歩6分
最寄りのランドマーク:トランクルームQuraz

ラ・ヴァガボンド
  LA VAGABONDE

 まず入って驚いたのは、シェフだけでなくスタッフ全員が若いこと。料理もストレートな味重視の料理かと思いきや、実際は繊細かつアーティスティックな料理で、本当に彼が作ったの?ともう一度シェフの作る姿を確認したほど。塩味も火の通し方もほぼ完璧だ。敢えて問題点を言うなら、温かい料理の皿がぬるかった事くらい。インテリアは高級感がないがシックで上品な感じ。特に、席と席の間隔が十分取られており、ゆったりとしていてとても居心地が良い。カウンター席がある他、奥には8席の半個室もある。ほぼ一人でサービスを担当するソムリエの態度もすこぶる良い。料理は選べるプリフィクスタイプ。ちなみに、昼のランチタイムの支払いは現金のみなので注意。

中区千代田2-14-24 キャノンビア鶴舞1階   
電話:052-253-7343
定休日:月曜、月1回連休(不定休) 
営業時間:11時半~13時半、18時~21時 
予算:ランチコース4200円、ディナーコース5250円 
アクセス:市営地下鉄・鶴舞線「鶴舞駅」1番出口を出て「東京三菱UFJ銀行」角を左へ高速に沿って進み、次の角を左折するとすぐ右角。鶴舞駅から徒歩1分。 
最寄りのランドマーク:東京三菱UFJ銀行
お勧めポイント:若手シェフが作る繊細で美しいフレンチ

ソラメントウーノ
SOLAMENT’UNO

 白い店のドアを開けると、入り口にはテーブル席が、そして奥には4席だけオープンキッチンのカウンター席がある。上杉シェフとマダムの2人だけでやっているリストランテなので、テンポ良い料理や快適なサービスは期待できないが、上杉シェフは全て1人で作っているとは思えないほど手際よく料理を作り上げる。この日は特にパスタが美味しかったが、他の料理もどれも確かな良質なものであった。そして、やはり1人でサービスを担当するマダムも、多忙の中にもきめ細やかな配慮をしてくれて好感が持てる。サービス料を10%取られるが、発泡水を含めたミネラルウオーターが無料であることを考えると、とても良心的で安いと感じた。

東区代官町10-7 山本ビル1階   
電話:052-508-6721
定休日:水曜
営業時間:11時半~13時半、18時~21時
予算:ランチ:2800円、5000円
アクセス:市営地下鉄・桜通線「高岳駅」2番出口を出て直進。二つ目の広いとおりの信号を左折。左にサークルKを見て進むと、右に中京銀行の赤い看板が見えるので、右折すると「マックスバリュー」が見える。「マックスバリュー」を過ぎて代官町商店街を進むと、信号があるのでそこを左折するとすぐ。高岳駅から徒歩15分。
最寄りのランドマーク:マックスバリュー代官店、東警察署、東消防署
お勧めポイント: 名古屋の良質なイタリアン。特に2800円のランチがいい

ビストロ ル ボル Bistro Le Bol

 予め言っておくが、この店に繊細なフレンチのイメージは似合わない。まさにこの企画にピッタリのB級フレンチビストロだからである。店内は狭く、コートや荷物を預かるようなスペースもないが、サービス担当は説明も丁寧でいい感じ。このキツキツな環境にもかかわらず、休日などはかなり早くから予約をしなければ入れないほどの人気店なのである。その秘密は、まず安いこと。何と!ランチコースは1200円、ディナーコースは3500円なのだ(アラカルトはない)。従って、ランチはデザートこそ付かないがお勧めである。そして次にボリュームがあること。どの皿も2人でシェアできるのでは?と思うくらいのボリュームである。特に、メインの炭火焼き肉料理は人気のメニュー。ちなみに、カウンター席が1つだけあるが、そこはカウンター席と言うよりワイン置き場と考えた方が良いくらい狭いので、予約時にはそこだけは避けるべき。

中区千代田2-7-5   
電話:052-264-0061
定休日:月曜、第1第3火曜日
営業時間:11時半~13時半、18時~22時

予算:ランチコース1200円、ディナーコース3500円
アクセス:市営地下鉄・鶴舞線「鶴舞駅」4番出口を出て「東京三菱UFJ銀行」角を左へ高速に沿って進む。「岡崎信用金庫」、「中電千代田ビル」を過ぎ、ローソンのある「松ヶ枝」信号を左折。信号をを過ぎると右に公園が見えるのでその左側。鶴舞駅から徒歩5分。
最寄りのランドマーク:中電千代田ビル、岡崎信用金庫
お勧めポイント:ランチがお勧めの良質な体育会系ビストロ

ルパン・ミュラ 
Le-pin-mur

 夜に行くとチョット分かりづらい住宅街にある。辺りを歩いていると高級マンションや立派な住宅が建ち並び、名古屋の中でもハイソなエリアであることを伺わせる。入り口は半地下になっており、ドアを開けるとカウンターとオープンキッチンが見える。天井は高くカジュアルなソーホーをイメージしたようなインテリア。若いシェフの作る料理は、かなり軽い和風テイストのフレンチでとても美味しい。ライ麦入りのパンの香りもよく、目につかないトイレのインテリアも素敵。細部にまでこだわりが見え、B級グルメ企画で取り上げるにはもったいない格安フレンチ店。

天白区表山1-112 山口ビル地下1階   
電話:052-893-7414
定休日:火曜(祝日の場合には翌日)
営業時間:11時半~14時、18時~21時
予算:ランチ:2500円、3800円、5000円、ディナー:5500円、8500円
アクセス:2番出口を左へ進み「清水ヶ岡歩道橋」を渡る。「かにや」の信号を右折して道なりに進むと突き当たり「表山クリニック」を左折して三叉路を右折。やや左側へ100mくらい進むと左側にある。総合リハビリセンター駅から徒歩10分。
最寄りのランドマーク:表山1丁目バス停
お勧めポイント:和風テイストの洗練されたフレンチ

ビストロ ダイア

 オーナーシェフの水口さんは、北海道の登別市出身である。そんな縁で、北海道産素材には並々ならぬ思い入れがあり、自ら北海道素材を取り扱う会社を設立したほど。なので、この店は北海道素材にこだわった安心安全な料理を提供するネオ・ビストロなのである。しかし、ビストロと言ってもフランス定番のビストロメニューではなく、水口シェフ独自のオリジナルメニューが多い。もちろん目移りするようなアラカルトのメニューから選んでも良いが、予算と好みを伝えればコースを組んでくれる。学会の時期には、恐らくジビエ料理が揃っていることだろう。オープンキッチンの前にはカウンターもあり、一人メシもOKである。名古屋の超人気ビストロ店なので、予約はお早めに!ちなみに、ランチタイムは禁煙である。

早中区葵2-13-30 アマーレ葵1階   
電話:052-934-1011
定休日:水曜、第3火曜
営業時間:11時半~14時、18時~23時
予算:ランチ2000円、3500円、5000円、多種盛りカルパッチョ1890円(二人盛り)、雉とフォアグラのテリーヌ2600円
アクセス:市営地下鉄・東山線「新栄駅」2番出口を出て次の角の信号を右折。広い広小路通の信号を左折し、200mほど進むと「広小路新栄」の信号が見えるので、その左角。新栄駅より徒歩3分。
最寄りのランドマーク:ネッツトヨタ東名古屋
お勧めポイント:北海道素材を用いたネオ・ビストロめに!ちなみに、ランチタイムは禁煙である。

ソロピッツァ ナポレターナ、
トラットリア チェザリ大須店

 大須にあるナポリピッツァの人気店。開店前から行列ができ、これが終日絶え間なく続く。この人気の秘密は、同店の牧島氏が“ピッツァナポレターナS.T.G.部門2010年のチャンピオンになったこと。店内入り口近くにはセルフサービスの「ソロピッツァ ナポレターナ チェザリ」が、奥にはフルサービスの「トラットリア チェザリ」がある。トラットリアの方は多少値段が高くなるが、それほど並ばなくても入れるので、トラットリアの方で食べることをお勧めする。この店の名物「ピッツァナポレターナ マルゲリータ S.T.G」は、水牛のモッツァレラチーズを使用する真のマルゲリータとして有名。ガラス越しに厨房を覗くと、この日は牧島氏が不在で、若いスタッフが一生懸命に生地を練ってピザを焼いていた。実際に食べてみると、生地は塩味がかなり効いている。見た目は上手く焼かれていたが、裏側はかなり焦げていて食べると少し塩辛くて苦かった。この大須の他、矢場にあるパルコ南館裏に2号店「ソロピッツァ ナポレターナ矢場店(052-238-1200)」もできた。

中区大須3-36-44   
電話:052-238-0372
定休日: 水曜、第1第3火曜
営業時間:平日:11時~14時半、18時~22時
予算:ピッツァナポレターナ マルゲリータ S.T.G(トラットリア,27㎝)1350円
アクセス:市営地下鉄鶴舞線・名城線「上前津駅」12番出口を出ると「安間眼科」が見える。その信号を左折して「万松寺通商店街」へ進み、1つめの「ABCマート」を過ぎ、2つ目の「ABCマート」角を左折するとすぐ左角。上前津駅から徒歩5分。
最寄りのランドマーク:万松寺
お勧めポイント:本格的ナポリピッツア

サンタキアラ Santa Chiara

 

 徳川園の北西角にある小さなイタリアンの店。オープンキッチンの店内は、若いシェフ1人(ガッルーラ出身)とサービス担当が1人でやっているため、料理が出てくるのに多少時間がかかる。しかし、ランチは値段が安く、割安感のある実直なイタリアンである。ランチは、2400円(前菜、パスタ、デザート、カフェ)とこれにメインが付く3600円の2種類がある。コースはプリフィクスになっており、前菜2種、パスタ3種、メイン2種、デザート2種の中から選ぶことができる。

東区徳川町1904   
電話:052-933-5070
定休日:水曜
営業時間:11時半~13時半、18時~21時半
予算:ランチ2400円、3600円、ディナー6000円、8500円(要予約)
アクセス:名鉄瀬戸線「森下駅」出口を出て、南側(徳川園、徳川美術館方面)へ出る。左側へ進んで最初の信号を右折。セブンイレブンを過ぎ、次の信号を左折。次の交差点の右角マンションの1階。森下駅から徒歩5分。
最寄りのランドマーク:徳川園、徳川美術館
お勧めポイント: 割安感のある実直なイタリアン