台湾の焼き包子
“万松寺(ばんしょうじ)通商店街”から“新天地通商店街”は、まるで京都“新京極”のような昭和の香り漂う僕の好きな雰囲気。この辺りにある織田家の菩提寺「万松寺」は、織田信長の父である信秀が開基した寺。実はこの寺の並びに、宮崎でブレイクした肉巻き焼きおにぎりの名古屋版「おむすび屋本舗」と「台湾の焼き包子」という2大B級行列店がある。焼き包子(ぱおず)とは、上海では「生煎饅頭」、台湾や香港では「生煎包」あるいは「水煎包」と呼ばれていて、小籠包を焼いた信州の“おやき”の様なもの。この店のものは、台湾B級グルメの殿堂・台北の士林夜市の「大上海生煎包」がモデルらしい。東京町屋にある「小陽生煎饅頭屋」などの上海風は、最近街中でよく見かけるが、台湾風は僕の知る限り、ここ名古屋にしかないのでは。僕のお勧めは肉包(ロンパオ)。熱々でジューシーな小ぶりの焼き饅頭をその場で頬ばると、B級史上最高レベルの美味しさ!味は多少落ちるが、お土産として持ち帰りも出来る。
中区大須3-20-14
電話:052-242-3803 (電話予約可)
定休日:火曜(祝日の場合は翌日)
営業時間:11時半~19時以降売り切れまで (土、日、祝日は11時~)
予算:焼き包子(肉包:肉まん、菜包:野菜まん)160円
アクセス:地下鉄鶴舞線・名城線「上前津駅」12番出口を出ると「安間眼科」が見える。その信号を左折して「万松寺通商店街」へ進み、ABCマートを右に曲がると「新天地通商店街」に出る。すぐに目につく織田家の菩提寺「万松寺」の並び。上前津駅から徒歩4分。
最寄りのランドマーク:万松寺
お勧めポイント:熱々でジューシーな小ぶりの焼き饅頭