名古屋の中華料理店には、台湾料理を標榜する店が多い。名古屋メシの一つである“台湾ラーメン”は、台湾料理店「味仙(みせん)」が発祥である。その原型は台湾南部の“担仔麺(タンツーメン)”であるが、実際の台南の担仔麺は辛くはない。どうやら、味仙の台湾人店主が名古屋人の好みに合わせて辛めにアレンジしたものらしい。たっぷりの豚挽肉、ニラ、もやし、長ネギなどを唐辛子で辛めに味付けして炒め、それに醤油ベースのスープを加えて麺にかけたラーメンなのだ。最近では、台湾ラーメンのニューウェイブ店が続々と登場している。その流れからか、挽肉辛子炒めがメインの具材たっぷりの油そば“台湾まぜそば”や“担々麺”などピリ辛系麺のレベルも非常に高い。
麺の坊 五月晴れ
愛知県の“つけ麺”ブームを牽引する愛知県大府市「晴レル屋」の名古屋初出店の店。従って、この店の一押しも“つけ麺”であるが、この名古屋店の目玉は濃厚な塩白湯の台湾ラーメン「名古屋ラーメン」である。一般的な醤油味の台湾ラーメンからはかなり逸脱しており、ここまで来ると “担々麺?”と勘違いするくらい。見た目とは裏腹にそれほど辛くないので、台湾ラーメン好きにはやや物足りなく感じてしまうかもしれない。麺は「如水」のように細麺で、濃厚な豚骨スープと魚介系風味が上手くマッチしている。麺をすすると“まあ、こんなもんか”という感じだが、スープを飲みながら麺を食べると止まらなくなる美味しさがある。この店の“台湾系”には、他に「名古屋つけめん」なる辛つけ麺もある。13席しかないため、ランチタイム時には行列ができてしまうので、できればこの時間帯を避けて行きたい。
中区栄1-4-33
電話:052-222-1881
定休日:日曜
営業時間:11時半~15時、18時~22時
予算:名古屋ラーメン(全部入り)1150円、名古屋つけめん(全部入り)1150円
アクセス:市営地下鉄・東山線、鶴舞線「伏見駅」7番出口を出て広小路通りを直進し、ヒルトンホテル手前信号を左折するとすぐ左側。伏見駅から徒歩3分。
最寄りのランドマーク:ヒルトンホテル
お勧めポイント:名古屋では珍しい塩白湯の台湾ラーメン
如水
食通で知られる愛知医大・岩城教授から教えてもらった店。化学調味料を一切使わず、魚介風味を効かせた極細ストレートの「塩ラーメン」が有名。塩ラーメンはもちろん美味しいのだが、この如水が作った如水流「たいわん(ラーメン)」も意外と美味しい。知多ハッピーポークのモモ肉を飛騨牛の牛脂で炒めた辛めの具がのっており、元祖台湾ラーメンの「味仙」でみられるようなニラはのっておらず、ネギと玉葱が入っている。ラー油色のスープは辛さが押さえられており、舌が麻痺せず繊細な旨みを感じられる辛さである。麺は博多ラーメン以上に極細ながらちゃんとコシがあり、スープとの絡みを計算したものだ。“これも台湾ラーメン?”と思わず呟いてしまいそうだが、もちろんアリだろう。数十メートル並びに“わらび餅”の「芳光」があるので、食べる前に予約して、お土産に買って帰ろう。なお、名駅前や栄にある味噌ラーメン専門の直営店「力丸」は、旨味調味料の味がして「如水」とは全く別物なので、お勧めできない。
東区徳川町201
電話:052-937-9228
定休日:火曜日
営業時間:11時半~14時半、18時~24時
予算:煮たまごラーメン塩800円、煮たまごたいわんラーメン850円
アクセス:名鉄瀬戸線「森下駅」出口を出て、南側(徳川園、徳川美術館方面)へ出る。左側へ進んで最初の信号を右折。セブンイレブン、サークルKを過ぎ、大きな通りに出たら、左折して進むと最初の角ビル。森下駅から徒歩10分。
最寄りのランドマーク:徳川園、徳川美術館
お勧めポイント:「塩(ラーメン)全部のせ」が一押しだが、台湾ラーメン「たいわん」もいい
ピカイチ
中日ドラゴンズを中心とした各球団名が入った真っ赤な暖簾が、出迎えてくれる。中に入ると、ドラゴンズの選手のサインや写真が壁を埋め尽くしている。試合経過を表示するスコアボードまであるところを見ると、どうやら竜党の店のようだ。看板の「ピカイチラーメン」は台湾ラーメンだが、味仙と違って辛さが選べる。ニンニクの風味が強くない分、代わりにドライニンニクスライスが入っている。辛さは10段階から選べるが、中辛は3。店の標準とされる5は味仙と同じくらい辛いので注意。名古屋名物の手羽先とは異なるが、甘辛く煮た手羽先はとても柔らかく、ビールにとてもよく合う。注文したものを運んでくれたときや、会計を済ませたときに“お疲れ様でした”、“ご苦労様でした”と声をかけられるのが何とも新鮮に感じられていい。
千種区今池1-14-5
電話:052-731-8413
定休日:日曜
営業時間:平日:18時~翌1時半、土曜と祝日:17時半~翌1時
予算:ピカイチラーメン600円、手羽先3個400円
アクセス:市営地下鉄・東山線、桜通線「今池駅」9番出口を出てすぐに右折し、「今池南3番通」へ進む。焼き餃子で有名な「百老亭」を過ぎると、突き当たりに見える。今池駅から徒歩1分。
最寄りのランドマーク:パチンコ&スロット フジ今池店 お勧めポイント:ドラゴンズファンの聖地とも言える中華料理店
味仙
ピカイチから僅か数十メートルのところにある“名古屋台湾ラーメン”発祥の店。ピカイチと比べるとスープに深みがあり、かなりニンニクと豆板醤の風味が感じられる。ピカイチのように辛さを選ぶことができないので、辛さが苦手な人は避けた方がいい。今回取材の対象となったのは、今池の本店とセントレア店であるが、本店の方がスープの完成度が高かった。北大の西坂先生いわく、“藤が丘店の台湾ラーメンが最も美味しい!”とのこと。と言うことは、藤が丘店>本店>セントレア店の順に美味しいということになる。この様に書くとラーメン店と思われがちだが、実はちゃんととした台湾料理店である。台湾ラーメン以外では、手羽先は甘めで揚げ方も強くお勧めできないが、青菜の炒め、コブクロ、アサリ炒めなどは、ビールのつまみにピッタリ。
【味仙今池本店】
千種区今池1-12-10
電話:052-733-7670
定休日:年中無休
営業時間:17時半~翌2時
予算:台湾ラーメン630円
アクセス:市営地下鉄・東山線、桜通線「今池駅」9番出口を出て2つ目の角を右折し、「今池南4番通」方向へ進む。「スギ薬局」を過ぎるとすぐ左にある。最寄りのランドマーク:カラオケJOYJOY今池店
【中部国際空港店 】
中部国際空港ちょうちん横町内
電話:0569-38-1515
定休日:年中無休
営業時間:10時~20時45分
予算:台湾ラーメン700円
アクセス:出発カウンター奥のエスカレーターを上った右奥にある
お勧めポイント:台湾ラーメン発祥の店
ゆきちゃんラーメン 千早本店
JR中央線鶴舞駅の名大病院口を出て数百メートルの高架線下にある小さな店。自家製の中太ストレート麺はコシがあり、スープに良くマッチしている。醤油味のスープには、ニラとザク切りのニンニクがたっぷり入っていて寒い季節には最高の一杯である。辛さも、しっかりとスープのコクと旨味を感じ取れる程度でちょうどいい。まずは、セルフサービスの名古屋おでん(味噌煮)をつまみながら、生ビールをグイッと飲むのがこの店の醍醐味。
中区千代田5-12-27
電話:052-243-0405
定休日:日曜、祝日
営業時間:月曜~金曜:11時~14時 (昼の営業については電話で要確認)、 月曜~木曜:17時~翌4時、金曜~土曜:17時~翌4時半
台湾ラーメン700円、おでん各110円
アクセス:市営地下鉄・鶴舞線「鶴舞駅」4番出口、JR中央線鶴舞駅の名大病院口(22時で閉鎖、22時以降は公園口から出る)を出て、名古屋大学病院側へ高架線下に沿って500m進むと見える。
最寄りのランドマーク:名古屋大学病院
お勧めポイント:台湾ラーメンと名古屋味噌おでんが深夜まで楽しめる
餃子苑
この地区には、「四川」や「中華料理 桂花」(今回は落選)などの食べログで評判の四川料理店が多い。この店もジャンル的には四川料理のようだが、店の雰囲気も含めて、メニューリストもどちらかと言えば、中華料理店というより街のラーメン店といった感じだ。噂によると、「ダンダン亭」の店主と兄弟弟子であるらしい。“食べログ”上で評判の「麻婆豆腐」は、今では幻となった「ダンダン亭」の「正宗麻婆豆腐(かつて夜も営業していた頃のメニューとして評判だった)」に近いということで食べてみたが、豆鼓が効いた少し甘い味付けで、花山椒は好みで振りかけるというスタイル。結論としては、お勧めと言うほどではない。評判の「焼き餃子」も同様にお勧めではなかった。むしろ、お勧めは「担々麺」で、久しぶりにサッパリ系の旨い担々麺に出会えた。スープは日本風にかなりアレンジされた味ながら、サッパリした中にも十分な旨味を感じさせる。麺は中太よりやや細めながら、ちゃんとコシがある。濃厚かつスパイシーな「ダンダン亭」とは対極にあるが、共に美味しいことは間違いない。他にもう一品注文するなら、ピリ辛のオリジナルメニュー「赤い天津飯」がお勧め。店主は仕事が丁寧なのか仕事が遅いのか分からないが、ディナータイムに十数人くらい入ると、出てくるのが極端に遅くなる。
中川区宮脇町2-71-2
電話:052-361-5108
定休日:月曜
営業時間:平日:11時半~14時、17時半~22時半、日曜・祝日:11時半~15時、17時半~22時半
予算:担々麺800円
アクセス:あおなみ線「南荒子(みなみあらこ)」駅出口を出て、右の北方面へ進み、1つ目の交差点を右折し、一方通行の道を進む。高架橋をくぐり、左に中学校、右に「フクハラデンキ」、「丸久米穀」を見て進み、「奥村内科」の看板のある“止まれ”を左折。中学校に沿って進むと信号が見えるので、交差点を左斜めに進むとすぐ。南荒子駅から徒歩10分。
最寄りのランドマーク:ヨシヅヤ太平通店 お勧めポイント:担々麺が美味しい中華料理店
ダンダン亭
かつて眼科杉田病院にいた北大・西坂先生お勧めの担々麺専門店。店に入ると、マリオ似の強面店主の指示に従い、まずは着席。元々は昼夜の営業で、夜メニューの「正宗麻婆豆腐」が有名だったが、現在は担々麺一本の昼のみの営業となっている。担々麺には汁ありと汁ナシの2タイプがあり、汁ありは、基本の「担々麺」から「香(シャン)担々麺」、「花椒(ホワジャオ)担々麺」、「麻辣(マーラー)麺」へと辛みと深みがアップして行く。「香担々麺」と「花椒担々麺」は、白ゴマと黒ゴマのどちらかを選択できるが、白がお勧め。僕は辛さにさほど強くないので、中辛の白ゴマ「花椒担々麺」をチョイス。麺は中太よりやや細めの縮れ麺で、スープによくマッチしている。初めに感じる辛さは適度で心地よいが、次第に花山椒の辛みによる痺れが舌全体を支配する。そして、食べた後に水を飲むと、無味な水にテイストを感じるほど舌が痺れていることに気付く。担々麺には、御飯と漬け物がついてくるので、残ったスープに入れて食べると、この上ない満足感が得られる。しかも濃厚でありながらもくどくなく、全国的に見ても、これほど完璧な担々麺を食べたのは初めて。辛さに自信のある方は、西坂先生お勧めの「麻辣麺」にチャレンジしてみてほしい。きっと、今まで味わったことのない新感覚の美味しさを体感できるはず。11時半からの営業であるが、完璧主義の店主の準備が間に合わない場合には、遅れて開店することも。なお、店内では、辛さ別(小辛:基本、中辛、大辛、特辛)の自家製薬膳ラー油も販売しているので、近くの「中津からあげ」と共に、お土産にもいい。
東区代官町16-7
電話:052-932-0101
定休日:日曜
営業時間:11時半~14時半
予算:花椒担々麺(白ゴマ)900円
アクセス:市営地下鉄・桜通線「高岳駅」2番出口を出て直進。二つ目の広いとおりの信号を左折。左にサークルKを見て進むと、右に中京銀行の赤い看板が見えるので、右折すると「マックスバリュー」が見える。その交差点を左折するとすぐ左にある。高岳駅から徒歩10分。
最寄りのランドマーク:マックスバリュー代官店
お勧めポイント:日本最高峰の担々麺専門店
麺屋 はなび
塩ラーメンが人気の行列店だが、近頃は辛い「元祖台湾まぜそば」が大人気。「元祖台湾まぜそば」とは、つけ麺に使用する極太麺に、辛い台湾ミンチと魚粉、玉子の黄味、刻み海苔、ネギ、ニラ、ニンニクなどをのせ、これに花山椒の香るスパイシーな特製合わせダレがかかった“油そば”のようなもの。これを箸とレンゲを使って良くかき混ぜて食べる。後で、自家製“昆布酢”を入れるとサッパリとした甘みが出て、また違った味わいになる。麺を食べ終え“追い飯(無料の少量ライス)”を頼み、残ったタレに絡めて食べると、締めを飾る最高の混ぜ御飯に変身する。コッテリ派の方には、“こってり(+100円)”と“ど肉(+300円)”の組み合わせがトッピングとして最高とのこと。「台湾まぜそば」にはこの他、「カレー台湾まぜそば」なる名古屋らしいメニューもある。それにしても、この店の「元祖台湾まぜそば」を食べると、滴り落ちる爽快な汗に、名古屋B級グルメの底知れないディープさを感じる。人気店のため、通常は30~40分並ぶことを覚悟しなくてはならないので、行くなら開店10分前がお勧め。なお、お土産用の「元祖台湾まぜそば」と「トロ肉」は、並ばなくてもお土産としてお持ち帰りできる。最近、三重県桑名と海部郡蟹江町に支店がオープンした。
中川区高畑1-170
電話:052-354-1119
定休日:月曜、第3火曜日
営業時間:11時半~14時(土日は11時~)、18時~21時
予算:元祖台湾まぜそば750円(お土産用:2食入り1000円)、お土産用トロ肉(2人前)600円
アクセス:①市営地下鉄・東山線「高畑駅」3番出口を出て左「中川区役所」方面へ進み、パチンコ「大統領」のすぐ裏。高畑駅から徒歩3分。②あおなみ線「荒子(あらこ)」駅出口を出て、“ミニストップ”、“牛角”方向へ進む。「四川料理 相翔」、「御かど屋」を過ぎ、「トヨタレンタリース」、「吉野家」の角を右折するとすぐ。荒子駅から徒歩5分。
最寄りのランドマーク:大統領
お勧めポイント:「元祖台湾まぜそば」の衝撃的な中毒性に注意!
麺屋 桜
塩ラーメンが人気の行列店だが、近頃は辛い「元祖台湾まぜそば」が大人気。「元祖台湾まぜそば」とは、つけ麺に使用する極太麺に、辛い台湾ミンチと魚粉、玉子の黄味、刻み海苔、ネギ、ニラ、ニンニクなどをのせ、これに花山椒の香るスパイシーな特製合わせダレがかかった“油そば”のようなもの。これを箸とレンゲを使って良くかき混ぜて食べる。後で、自家製“昆布酢”を入れるとサッパリとした甘みが出て、また違った味わいになる。麺を食べ終え“追い飯(無料の少量ライス)”を頼み、残ったタレに絡めて食べると、締めを飾る最高の混ぜ御飯に変身する。コッテリ派の方には、“こってり(+100円)”と“ど肉(+300円)”の組み合わせがトッピングとして最高とのこと。“こってり”はトロトロの豚肉の背脂で、混ぜると溶けて濃厚な味にパワーアップする。「台湾まぜそば」にはこの他、「カレー台湾まぜそば」なる名古屋らしいメニューもあるが、これもスパイシーで悪くない。それにしても、この店の「元祖台湾まぜそば」を食べると、滴り落ちる爽快な汗に、名古屋B級グルメの底知れないディープさを感じる。人気店のため、通常は30~40分並ぶことを覚悟しなくてはならないので、行くなら開店10分前がお勧め。なお、お土産用の「元祖台湾まぜそば」と「トロ肉」は、並ばなくてもお土産としてお持ち帰りできる。最近、三重県桑名と海部郡蟹江町に支店がオープンした。
昭和区阿由知通3-14
電話:052-732-3355
定休日:月曜
営業時間:11時~15時、17時~23時
予算:味玉入りつけ麺850円、台湾油そば800円
アクセス:市営地下鉄・鶴舞線、桜通線「御器所(ごきそ)駅」7番出口を出て左折するとすぐに見える。御器所駅から徒歩1分。
最寄りのランドマーク:昭和区役所
お勧めポイント:つけ麺と油そばが美味しい店
麺屋 誠 本店
もともとは海老粉をかけた“塩そば”で有名となった店だが、最近の“油そば(名古屋では“まぜそば”)・汁なしそばブーム”にのって「台湾まぜそば」が人気となっている。さらに、この勢いにのって御器所店の他、大須には屋台のような“まぜそば“専門店まで作ったほど(→ エクスカーション&アクティビティ:大須散歩の頁を参照)。「台湾まぜそば」には、チャーシューの入った通常のものと「牛すじまぜそば」の2つがあるが、お勧めは「牛すじまぜそば」。「麺家 はなび」に比べると、辛さも含めてかなり大人しい味になっている。従って、ニンニクを入れた方が深い味わいになるが、当日診療する場合はマスクが必要となる。本店は郊外の八田駅近くにあるが、今回は本店とアクセスの良い御器所店の両方を食べ比べてみた。結果は、ジャンクフードのせいかそれほど味に違いはなかった。しかし、御器所店は牛すじが売り切れてないこともあるので、事前に電話で確認が必要。
四川担々麺 杏亭(あんずてい)
この店の名物は、2種類の山椒(花山椒、青山椒)を使う「四川マーラー担々麺」である。「四川マーラー担々麺」には、“汁有り”と“汁無し”の2種類がある。ストレートの細麺を使った“汁有り”も濃厚でいいが、平打ち麺を使った「汁無し四川マーラー担々麺」の方が、よりインパクトがあってお勧めだ。食べていると、次第に舌の感覚が麻痺していくのが分かるが、唐辛子と違って後を引かないのがいい。そして、麺を食べ終えた後に残った汁に御飯を入れて食べると、もう大満足。もう一つのお勧めである「杏仁豆腐」は、2種類の杏の仁(種の中身)を使った本格的なもの。マーラー担々麺を食べた後のクールダウンの必食アイテムである。ちなみに、ランチタイムには麺類しかやっていないが、ディナータイムには、通常の中華料理もやっている。ディナータイムにもう一品注文するなら、あまり辛くない「紅油水餃子」か、マーラー担々麺よりも更に辛い「四川式陳マーボー豆腐」が良いだろう。
中村区亀島2-11-1
電話:052-453-2344
定休日:日曜・祝日
営業時間:平日:11時半~14時、17時半~21時、土曜:11時半~14時
予算:四川マーラー汁無し担々麺850円(ランチタイムには、御飯とサラダが付く。杏仁豆腐はプラス100円)、四川式陳マーボー豆腐950円
アクセス:JR、名鉄、近鉄、市営地下鉄「名古屋駅」の新幹線側の太閤通口を出て右に向かい、自転車・バイク置き場を通り、左側に「河合塾」と「吉野家」が見えたら、吉野家側に信号を渡る。そして、さらにセブンイレブンの方に渡り、セブンイレブンと「Sugakiya」の間の小路を進む。岩田病院を過ぎ、「世界のやまちゃん」のある突き当たり角を右折。通りを渡り直進すると、「焼肉 蘭」の向かいにある。JR名古屋駅太閤通口(新幹線側)から徒歩5分。
最寄りのランドマーク:名鉄名古屋駅、河合塾
お勧めポイント:痺れる辛さの汁ナシ担々麺が魅力