(2016年)

松本 悠介

 

 私は北大86期卒で、卒後7年目となります。今年か ら北大眼科に入局し、研修させていただいております が、他科からの転科のため眼科医としても1年生という ことになります。
 2月に研修を開始した際には眼科の基本的な知識すら 全くない状態したので、最初は上級医の先生について 眼科の基本的な検査や診察方法などを教えていただき ました。ほどなく4月から月曜再来を担当することとな りましたが、外来の限られた時間の中で診察を進めてい くことは思った以上に難しく、眼底所見にもなかなか自 信が持てませんでした。しかしながら眼底の診察は他の先生方も最初に経験した壁であることを知り、焦ることなくじっくり診察するよう心掛けました。あまり物覚えの良い方ではありませんが、周りの先生方のご指導もあり、眼底の診察と所見の理解が少しずつできるよう になりました。

 外来での仕事にようやく慣れてきた頃、病棟への配置換えとなり、現在は病棟管理や手術助手を中心に、症例を選んで執刀もさせていただくなど、覚えることが多く 忙しいながらも充実した研修生活を送っています。毎日1つずつできることを増やしていくことが今の目標です。

 眼科への入局に際しては不安や心配も多くありまし たが、素晴らしい先生方に囲まれて、自分が恵まれた環 境で研修させていただいていることを日々実感してお ります。北大眼科に足を運ぶきっかけを作っていただ いた水門先生、並びに日々ご指導いただいております先 生方にこの場を借りて感謝申し上げます。皆さまのお力になれるように努力してまいりますので、今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。