緑内障外来 Glaucoma

 

【責任医師】木嶋 理紀

【担当医師】董 震宇、鈴木 佳代、清野 修平、陳 進輝 、菊地 香澄

 

 緑内障外来は、2025年度は木嶋、菊地先生、若林先生の常勤3人+陳先生、韓先生の非常勤2人体制で運営しています。2024年同様、陳先生に主に新患を、韓先生に再来をお手伝いして頂いております。毎週水曜日の午前・午後に診療を行っており、検査があまり要らない方は月曜午前にも診療しています。外来患者数の増加とそれによる待ち時間の増加が問題となっており、術後落ち着いた患者さんは紹介元へ積極的にお返しするよう努めております。

 臨床面では、24時間眼圧検査は、引き続き大塚眼科病院にご協力を頂いております。関連病院の協力もあり、緑内障手術の待ち時間は2~3か月待ちを維持しています。緑内障メインの術者は2人ですが、硝子体手術を併用する患者さんは董先生、ぶどう膜炎緑内障の患者さんは鈴木先生、角膜移植後の患者さんは田川先生に主に執刀いただいています。2025年の緑内障件数は480件(うちトリプル49件、iStent®73件)と2024年と比較して件数は減りました。関連病院で可能な術式は、なるべく地元で完結できるように配慮し、より難治な症例や他科の協力が不可欠な症例、緊急性の高い症例に対応できるよう体制を変更しています(インプラントは2024年112件から2025年132件と増加しています)。また従来のトラベクレクトミーだけではなく、チューブシャント手術、北大オリジナルのスーチャートラベクロトミー変法、iStent injectW®などの流出路再建術、さらに経強膜的マイクロパルス毛様体光凝固術、内視鏡的毛様体凝固術など多様な術式にも対応しつつ、小児緑内障などで必要とされる従来のトラベクロトミー等も大切にしながら治療を行っております。

 研究面では引き続き新明先生が実務を担当し、基礎研究プロジェクトは東京都神経科学総合研究所・部門長の原田 高幸先生の協力を得て行なっております。また、臨床研究は菊地先生を中心に活動中です。

 これからも最先端の緑内障治療を提供できるよう、精進してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

  
内視鏡的毛様体凝固術(ECP)の内視鏡写真。無水晶体眼あるいはIOL眼に適応が限定されますが、経強膜的な光凝固と比較し、疼痛や炎症を抑えて施行が可能であり、難治性の症例に効果が期待できます。