緑内障外来 Glaucoma
【責任医師】木嶋 理紀
【担当医師】陳 進輝、菊地 香澄、若林 彩乃、韓 昇煕

緑内障外来は、2024年度は5人体制で運営しています。2023年同様、陳先生に主に新患を、藤田先生に再来をお手伝いして頂いております。毎週水曜日の午前・午後に診療を行っています。外来患者数の増加とそれによる待ち時間の増加が問題となっており、術後落ち着いた患者は紹介元へ積極的にお返しするよう努めております。
臨床面では、24時間眼圧検査は、引き続き大塚眼科病院にご協力を頂いております。手術件数の増加のため、緑内障手術は2~3か月待ちに短縮してきました。また、手術数についても、術者数は4人でがんばっています。2024年の入院を要する緑内障件数は559件(うちトリプル61件、 iStent inject® W98件)と全国でもトップクラスの件数でした。従来のト ラベクレクトミーだけではなく、チューブシャント手術、北大オリジ ナ ルのスーチャートラベクロトミー変法、iStent inject® Wなどの流出路再建術、さらに経強膜的マイクロパルス毛様体光凝固術など多様な術式にも対応しつつ、小児緑内障などで必要とされる従来のトラベクロトミー等も大切にしがら治療を行っております。
研究面では引き続き新明先生が実務を担当し、基礎研究プロジェクトは東京都神経科学総合研究所・部門長の原田 高幸先生の協力を得て行なっております。また、臨床研究は菊地先生、韓先生を中心に活動中です。
これからも最先端の緑内障治療を提供できるよう、精進してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
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アーメド緑内障バルブのチューブ先端を毛様溝に留置している症例。 角膜内皮細胞への影響を考慮して、無硝子体眼・有水晶体眼以外には、この方法で施行することが増えました。 |