(2014年)

北尾 仁奈

 眼科2年目の北尾仁奈です。高校まで札幌で過ごし、島根大学を卒業後、北大病院の初期研修プログラムを選択し、卒後1年目はKKR 札幌医療センター斗南病院、2年目は北大病院で研修しました。学生の頃に眼科に興味は持ったものの、漠然と将来は内科系へ進もうと思いながら研修しているうちに、やっぱり面白かった眼科も回ってから進路を決めようと、9カ月間眼科を回りました。
 外来では忙しい診察の合間にカルテの解読から診察の際に覚えておくといいちょっとしたことなど、大変気さくに親切に教えて下さり、困った時に絶妙なタイミングで声をかけて頂いたときには、驚きとともに何て居心地のいい科なのだ!と感動し、眼科への入局を決めました。病棟では手術の助手が楽しく、元々顕微鏡実習で酔う?ことがあり、手術が若干不安でしたが、全く心配いりませんでした。
 妊娠後はつわりがひどくて手術の助手も務まらないことが度々ありましたが、体調に合わせて仕事を軽減して下さいました。私が重いものを持たなくてすむように回診のときはカルテをすすんで運んで下さり、体調が悪いときには気兼ねなく休めるように「本当に急ぎの仕事はそんなにないし、先生じゃないとできない仕事はほとんどないから無理しなくてもいいんだよ、勿論いい意味で(笑)」と言って頂き、入局早々何もできない不甲斐無さを感じつつも、こんな優しい人達に囲まれて働けて本当に幸せだなと感じました。育休後、仕事を復帰するのに一番いい方法を一緒に考えて下さったり、復職後も子供の高頻度な発熱に一つも嫌な顔をせずに「大変だね、先生も体調崩さないようにね。」と言って頂いたり、仕事をこっそり手伝って下さっていたり、時間の合わない中発表の指導をして下さったり、本当に感謝しています。日々ご迷惑をおかけしていますが、少しずつでもできることを増やしていこうと思いますので、今後ともご指導頂けますよう宜しくお願い申し上げます。