支援プログラムの対象
対象は就学前の子供がいる、もしくは家族の介護や自身の疾患などの理由でこのプログラムを希望することを申し出た医員以下の医師とする。医局からの代理医師派遣が可能な場合や関連病院の理解が得られる場合には、関連病院出向中の者もこれに含まれる。スタッフ以上の医師は大学職員育児休業・介護休業等規程に従う。
産休と育休
妊娠中、体調がすぐれないなどの理由で希望した場合、当直および外勤を免除または減じることが可能。外勤が減った分は産休明けに多く当てることも可能とする。産休は公休の産前6週から産後8週まで。その後は希望に応じて育休を取得可能(大学の規定では無給だが関連病院についてはその規定に従う)。休暇後は下記の2種のコースにより復帰する。但し、育休中の外勤については、個々の事情により相談しながら支援していく。
休暇後の勤務体系
休暇後の勤務は、フルタイムコース、時間短縮コースを選択できるが、やむを得ず、上記のコースでの復帰が叶わない場合は、眼科医としてのキャリア継続のためカンファレンスや学会参加等をお勧めする。勤務体系については要相談。
フルタイムコース
- 勤務時間は原則、定時の始業(8:30)・終業(17:00)とするが、子供を預ける時間、迎えに行く時間を考慮し変動を可能とする。その前後の仕事(時間外診療や臨時手術など)は他の医師がサポートする。
- 病院の規定では、子供(小学生まで)の病気などでの欠勤は年間5日間(その養育する子が2人以上の場合は10日間)まであるが(1時間単位で取得可能)、それ以上の欠勤には研究日(年間2週間)を充てる。研究日がなくなった状態でも、病院の規定する有給は取得可能。
- 出産後1年までは日当直を免除する。それ以降は、日当直半年分免除=研究日1週間分を放棄とするが、日当直を行う場合は主に日直を担当するなどの配慮をする。(原則9歳以下の子を持つ医師を対象とする)
- コロナウイルス等の感染拡大防止などのために、小学校・保育所などが休業を行った場合は子の看護休暇として別途認められる。
時間短縮コース
- 北海道大学病院 男女共同参画推進事業『すくすく育児支援プラン』を利用する。
- 希望すれば、翌年度から通常のフルタイム勤務に復帰できる。
- 時間外労働及び宿日直業務には従事しない。
- 定められた勤務日数(外勤含め4日以上)を満たせば専門医の研修期間と認める。
- 研究日、欠勤に関する取り決めは、フルタイムコースと同様とする。
※以上の事項は父子家庭や、夫婦が北大眼科所属で妻が産後8週後から通常勤務を行い、夫が主に育児を行う場合にも適用される。
※介護支援、療養支援が必要な医師については、スタッフ会議で事情を考慮ながら個別に支援していく。