眼免疫学

グループチーフ:北市 伸義

 現在取り組んでいる眼免疫研究グループの主な研究テーマを紹介します。

◎ ぶどう膜炎モデル:実験的自己免疫性ぶどう膜網膜炎(EAU)を用いて、新薬候補の評価に挑戦しています。NF-κB 阻害薬、iPS由来マクロファージ細胞、血管内皮細胞関連局所炎症増幅回路などを検討しています。

◎ 紫外線角膜炎モデル:マウス紫外線角膜炎モデルを用いて、天然由来色素の抗酸化作用を利用した軽症化に挑戦しています。

◎ 国際共同研究:ベーチェット病やフォークト-小柳-原田病に対する研究として、ロシア、カザフスタン、キルギズスタン、モンゴルなどを調査しています。

◎ 分子遺伝学的研究:ベーチェット病は口腔内症状が必発です。国内、海外の唾液検体から患者のDNA、口腔内細菌叢の DNA を同時に抽出、次世代シーケンサーを用いて口腔環境の違い、口腔環境と全身状態の関連を解析しています。

◎ 臨床検体研究:ぶどう膜炎患者検体を用いて、終末糖化産物や上皮増殖因子とエピレグリンの関連を調べています。

◎ ウイルスのバイオインフォマティクス:バイオインフォマティクスを駆使してアデノウイルスD種の分子進化の解明に取り組んでいます。同時に定点調査の結果も解析しています。

 今や多くの眼疾患に炎症機序が関与していると言われており、研究テーマは尽きることがなく、今後も研究を推進したいと思います。