眼免疫学

グループチーフ:北市 伸義

 

現在取り組んでいる眼免疫研究グループの主な研究テーマを紹介します。

◎ぶどう膜炎モデル:実験的自己免疫性ぶどう膜網膜炎(EAU)を用い て、新薬候補の評価に挑戦しています。NF-κB 阻害薬、iPS由来マクロファージ様免疫抑制細胞による効果を検討しています。

◎国際共同研究:ベーチェット病を中心に、ロシア、カザフスタン、キ ルギスタン、モンゴルなどを調査しています。2019年はヨルダンを対象にする予定です。

◎分子遺伝学的研究:ベーチェット病は口腔内症状が必発です。国内、海外の唾液検体から患者の DNA、口腔内細菌叢の DNA を同時に抽 出、次世代シーケンサーを用いて口腔環境と全身状態の関連を解析し ています。

◎臨床検体研究:ぶどう膜炎患者検体を用いて、終末糖化産物や上皮増殖因子とエピレグリンの関連を調べています。

◎ウイルスのバイオインフォマティクス:バイオインフォマティクス を駆使してアデノウイルス D 種の分子進化の解明に取り組んでいま す。同時に定点調査の結果も解析しています。

◎ウイルス感染制御:アデノウイルスに対する抗ウイルス薬は存在せず、 しばしば大流行や院内感染を起こします。診療器具やプラスチック、 布などにも使えてアデノウイルスをほぼ完全に排除できるマルチパー パスソリューションが世に出ております。その効果を検討しています。

◎食品因子:食品因子には眼精疲労などの微小炎症に有効なものがあ ります。エビデンスレベルの高い プラセボ対照ランダム化前向き試 験を行い、2018年は新品種の茶 でカテキンとアントシアニンの有効性を発表しました。 今や多くの眼疾患に炎症機序が関与 していると言われており、研究テー マは尽きることがなく、今後も研究 を推進したいと思います。

今や多くの眼疾患に炎症機序が関与していると言われており、研究テーマは尽きることがなく、今後も研究を推進したいと思います。