教授挨拶

「安定した実績を継続した活気あふれる 北大眼科チーム2016」

 北海道大学大学院医学研究科眼科学分野の教室運営を2009年4月に担当させて頂いてから早8年の歳月が流れようとしています。まず、北大眼科同門会をはじめ多くの方々からのご支援・ご助言に心から感謝申し上げます。2016年の北大眼科は活気にあふれ、安定した実績を継続できたと感じております。 以下、2016年の北大眼科の診療・教育・研究における活動をご報告いたします。
 診療面では、陳 進輝 診療教授のもと診療委員会による堅実な運営が行われました。安定した収益が維持された外来では、新明 康弘外来医長による包括同意書の導入により、リスク管理の整備とともに臨床研究の推進につながりました。また、眼腫瘍外来が新設され、難治疾患への対応を広げました。病棟では、大口 剛司 病棟医長の采配により、過去最高の手術件数2100件を超過しました。また、石川 薫 病棟師長の率いる看護師チームの緑内障患者への献身的な取り組みが病院より表彰されました。膨大な術前・術後の検査数に対応できているのは、溝口 亜矢子 視能訓練士(ORT)主任・阿部 朋子 副主任・橋本 勇 希 副主任を中心とするORTイレブンの機動力あってこそだと思います。加瀬 諭財務医長の尽力もあり、こうしたチームワークの成果として、病院収益への貢献が2011年から継続して2部門で表彰されました。
 教育面では、岩田 大樹教育主任によるカンファレンスの内容整備に加え、「臨床指導 医育成プログラム」も順調に機能しています。この教育プログラムにより、専門分野の技術を持つ将来の指導者が育成過程にあります。
 学部教育にも力を入れてきた結果、本学出身者の2017年度入局応募数は5名にも登っています。 研究面では、野田 航介研究主任と神田 敦宏 研究副主任により、眼細胞生物学視覚科学研究室と眼循環代謝学寄付講座が円滑に 運営され、研究費の安定した獲得によって充 実した研究室環境と精力的な研究活動が維持 されています。それは、数多くの英文論文報告や栄誉あるRohto Awardをはじめとする学術賞受賞 にも明確に表れています。
 大学院卒業生の留学や海外大学院生の受け入れなど研究室の国際化も進みました。 このように、手術件数・外来収益・研究報告・学位指導など我々に課せられた使命は、満足できる実績とそれに伴う数々の受賞をもって全うされました。これらの活動の成功は、なんといっても、診療・教育・研究の全てに関与する南場 研一 医局長の的確な指揮に大きく依存しています。さて、2017年の 北大眼科も、これまで数々の改革により構築されたシステムを堅持しつつ、さらに一層、気を引き締めて診療・教育・研究に邁進していく所存です。 今後とも皆様からご指導・ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。