眼アレルギー外来

【責任医師】:南場 研一

【担当医師】:北市 伸義、伊東 崇子、西堀 宗樹

 

眼アレルギー外来では、主に春季カタル、重症アトピー性角結膜炎を中心に診断・治療をおこなっています。これらの疾患は角膜上皮障害から角膜混濁に至り恒久的な視機能障害が生じることがある重篤な疾患ですが、近年、免疫抑制点眼薬の適切な使用により重篤な症例も点眼のみで治療できるようになってきました。また、最近では改善後の治療として「プロアクティブ療法」がおこなわれています。

「プロアクティブ」とは「問題が発生してから対応するのでなく、問題が起こる前に率先して行動すること」を意味します。重症な春季カタル患者においては、免疫抑制点眼薬により病変が改善した後にも、一旦休薬するのではなく、免疫抑制点眼薬を週に1回から2回点眼して経過を見ていくことを、「プロアクティブ療法」といいます。実際、休薬により再び増殖性変化を生じることが予想される重症例でも、プロアクティブ療法をおこなうことで長期にわたって良好な状態を維持することができます。

春季カタル、重症アトピー性角結膜炎でお困りの症例がございましたらご紹介いただけますと幸いです。

アトピー性皮膚炎を伴う春季カタル

タクロリムス点眼治療により増殖性変化は消失し角膜病変も改善した。改善後もプロアクティブ療法としてタクロリムス点眼薬2x/週を継続中。