網膜硝子体外来

【責任医師】森  祥平

【担当医師】野田 航介、加瀬  諭、安藤  亮、藤谷 顕雄、鈴木 智浩

 今年度は、時計台記念病院と手稲渓仁会病院で研鑽を積んできた藤谷顕雄先生が加わり、6人体制で診察しております。時計台記念病院の清水啓史先生には時々手伝いにきてもらっています。
 Surgical retinaに関しては、硝子体手術ではコンスティレーションとリサイトを使用し、25ゲージもしくは27ゲージで症例に応じて使い分けて行っております。巨大黄斑円孔や黄斑円孔網膜剥離には、inverted ILM flap法を行っており、良好な円孔閉鎖率、網膜復位率を得ています。裂孔原性網膜剥離に対しては、硝子体手術と網膜復位術を症例により使い分けて行っております。我々は、これからも病態に応じて適切な方法を使い分けながら手術することを心がけていく所存です。
 Medical retina(AMD、RVO、DRを除く)ですが、神田特任講師のご尽力のもと、抗網膜抗体の検索によって、多数例が自己免疫性網膜症と診断でき、非常に興味深い知見が得られております。今後、学会や論文で結果を発表していく予定です。我々は、これからも網膜疾患に対して、病態を考えながら診察し、かつsurgicalとmedical retina両方を診ることができる専門医を育成していきたいと考えております。外来でよくわからないなと思っている疾患がございましたらご紹介していただけますと幸いです。

30歳男性。左眼アトピー性網膜剥離で視力は手動弁。耳側広範囲に鋸状縁裂孔を認め、黄斑部を含んで増殖硝子体網膜症となっていたため、全身麻酔下で硝子体手術+水晶体再建術+輪状締結術+シリコンオイル注入施行

術後2か月後シリコンオイル下で網膜は復位し視力は(0.06)