斜視・小児眼科外来 Strabismus and Pediatric Ophthalmology 

 

【責任医師】安藤 亮

【担当医師】福津 佳苗、清野 有紀子、秦 雅貴、庄子 尚子

 

 

 いつも患者さんをご紹介いただき、誠にありがとうございます。

 2021年度から引き続いて、2022年度も斜視・小児眼科外来は火曜日午前・午後(午前は主に新患)に行っております。常勤医師は安藤 亮、清野 有紀子先生、福津 佳苗先生、庄子 尚子先生に、新たに木野田 さくら先生が加わりました。非常勤医師は2021年同様、中村 佳代子先生、門 郁先生の2名です。総勢7名と過去最大人数となりました。まだお子さんの小さい3名が頑張っている姿には励まされます。中村先生は午後の忙しい時間帯を、門 郁先生は午前の新患の時間帯を担ってくれていて有難いです。火曜だけでは患者が溢れる状況であったため、今年度からは木曜午後にも月2回ほど外来を開いて対応しております。

 斜視手術は2021年度が37件、2022年度は半年で20件でした(神経眼科での斜視手術を除く)。小児白内障手術は2021年度が2件、2022年度は半年で5件でした。2022年はCOVID-19による入院制限などはありませんでしたが、しばしば手術予定の患者さんがコロナに感染して手術ができないことがあります。

 斜視や小児白内障の治療が可能な施設が減ってきているようです。北大だけではキャパシティに限界があるため、手術を地元で行うなどで対応していければと考えています。実際、函館で数件斜視手術をしておりますが、今後さらに施設数を増やしていきたいです。

 今後とも、当外来をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

1歳3か月の朝顔症候群の眼底写真。生後3か月から右内斜視、頻度が増加し眼科を受診した。右眼の視神経乳頭上に白い膜が形成され、放射状に広がる網膜血管がみられ、朝顔症候群と診断。増殖膜のすぐ上の赤い部分は陥凹しているが、3か月後には白い膜によって閉鎖された。朝顔症候群ではもやもや病を伴うことがあるため脳MRIを行ったが異常はなかった。1歳3か月の朝顔症候群の眼底写真。生後3か月から右内斜視、頻度が増加し眼科を受診した。右眼の視神経乳頭上に白い膜が形成され、放射状に広がる網膜血管がみられ、朝顔症候群と診断。増殖膜のすぐ上の赤い部分は陥凹しているが、3か月後には白い膜によって閉鎖された。朝顔症候群ではもやもや病を伴うことがあるため脳MRIを行ったが異常はなかった。