(2013年)

鈴木 佳代

 初期研修医時代に私が一番学んだことは、同期の大切さでした。仕事で辛いことがあっても、研修医室に戻れば、「今から飲みに行こう!」と誘ってくれる仲間達がいて、そんな彼らに支えられ、2年間過ごしていました。そんな中、一番の飲み友達だった同期の一人が、北大眼科への入局を決めていた北尾先生を紹介してくれました。どこで後期研修医を行うか迷っていた私は、北尾先生と連絡を取り合ううちに、同期の重要さを再実感し、北大眼科への入局を決めました。
 全4名で後期研修医生活をスタートし、浦木先生と品川先生が病棟組に、私と北尾先生が外来組になりました。外来では週2回の新患、週1回の再来、そして専門外来のお手伝いを行いました。北尾先生が産休・育休に入ってからは、1人外来組となり、若干騙された感と孤独感を感じつつも、周りに支えられ楽しく過ごすことができました。また、上の先生方もとても忙しい中、私が困っていると声をかけて下さったり、質問しても嫌な顔ひとつせずに答えて下さったり、本当に心強かったです。
 10月より病棟組へ移動となり、また慣れない環境となり、自分の不甲斐なさに涙することもあります。しかし、仕事に疲れた時は育休中の北尾先生に愚痴メールを送り、優しい品川先生に励まして貰い、浦木先生に八つ当たりに耐えて貰い、同期に支えられながら頑張っています。
 私は今、最高の環境で後期研修医生活をしていると思っています。そして、出来ることならば、今後眼科医になる後輩達にもそう思って貰えるように、彼らを支えられるような眼科医になれるよう、これから頑張っていきたいです。