(2021年)

五十嵐 崇文


 私は2019年に大阪医科大学を卒業し、北大病院の初期研修プログラムにて、1年目はKKR札幌医療センタ ー斗南病院、2年目は北海道大学病院で研修しました。元々眼科に興味があり北大では半年以上眼科にて研修をさせて頂き、その際に北大眼科のやわらかい雰囲気に居心地の良さを感じ、あっという間に入局を決めておりました。
 2021年に北大眼科に入局し、4月から9月は病棟係、10月からは外来係に配属となりました。 病棟では多くの手術で助手をした事が良い経験となりました。顕微鏡越しに眼に水をかけようと必死なあまり、執刀医の先生の手に水をかけ続けて指先を冷やしてしまったり、縫合糸を短く切ろうとして結び目ごと切 ってしまうことを3回程繰り返したりと、たくさんのご迷惑をおかけしましたが、先生方は嫌な顔一つせず(多分)手技について丁寧に教えて頂き、また実際に手技をやらせていただける機会も多く頂き本当に勉強になりました。
 外来では毎日様々な患者さんの初診を取ることに不安と楽しさを覚えています。病棟の時と比べて、自分がどこまで所見がとれるのか試されている緊張感があり、特に初めの頃は患者さんの貴重な時間の多くを私の診察に費やしてしまいました。今でも不安を感じつつ診察をしておりますが、診察のコツや見るべき重要なポイントなどについてたくさん御指導頂いたおかげで少しずつ自信がついてきました。
 最後に、日々の業務を行う中で大変な思いをすることもありますが、ちょっとした隙間時間に笑い合える同期に恵まれたことも本当に嬉しく感じています。これからも互いに高め合いながら日々学んでいければと思っております。今後もご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。