前期研修医体験記(2021年)

(2021年)

武田 知佳

こんにちは。私は北大の94期生で初期研修医2年目の武田 知佳と申します。卒業後2年の国試浪人を経て、現在釧路赤十字病院で初期研修をしています。2年目で逆たすきがけ研修を利用して、北大眼科では5~6、2月の合計3か月間研修をさせていただきました。

 

父が眼科のクリニックをしていることもあり、小さな頃から眼科の手術に興味を持っておりました。学生の頃はCLARK ophthalmologyや眼科サマーキャンプに参加させていただき、ウェットラボで白内障手術を体験したり、先生方のいろいろな眼科医ライフを聞くにつれ、より眼科に興味を持つようになりました。

 

今回、医師になってから今一度眼科研修をさせていただきました。研修医を1年経験し、それなりに仕事も覚えて自信もついてきた頃でしたが、眼科研修を始めた当初は、カルテも略語のオンパレードでろくに読めず、他の科と異なり所見をとるのも技術が必要なため、全く何もできない自分に絶望しておりました。しかし、コロナ禍で入院症例が少ない中でもたくさん症例を当てていただき、上級医の先生方の熱心なご指導のもと、後期研修の先生方にもフォローしていただくうち、だんだんと分かること、できることが増えていったように感じました。自分の成長を感じることができ、非常に充実した研修をさせていただいたと思っております。

 

日々お世話になっている先生方にはこの場をお借りして御礼申し上げます。同期の入局者も沢山いますので、2022年以降もお互いに切磋琢磨しながら研修できたらと思っています。今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。