(2015年)

北原 あゆみ

 私は北大90期で北大病院で初期臨床研修を行っています。2年目の6、7月に北大眼科で研修させていただきました。
はじめの2週間は外来で先生につかせていただき、その後は病棟で研修させていただきました。
最も心に残ったのは 角膜キレーティング術の執刀をさせていただいたことです。初めはどれくらいの力でこすったらよいのかわからず、慎重に進めていきました。少しずつ、病変が溶けていくのが面白かったです。
 先生方がしっかりフォローしてくださり、勉強になりました。また、患者さんが「見やすくなった。」といってくださりうれしかったです。
 眼科診察は専門性が高く、短期研修ではうまく所見を取れないことも多々ありますが、少しずつでも所見を取れるようになると、他の科と違い、病気を直接見ること
ができるのが面白いと感じるようになりました。顕微鏡では角膜の表面から眼底までさらに微細な構造を見ることができ、感動しました。
 さまざまな経験をさせていただくことができ、学生時代にはわからなかった眼科の面白さを実感することができ、将来眼科を専攻したいと思うようになりました。ご指導してくださった先生方ありがとうございました。