アントン・レニコフ 大学院卒業 2012年

 大野教授のお陰で北海道大学で勉強ができることなり、いつの間にか4年がたちました。入学したばかりの頃は、語学だけではなく実験技術に自信がなく、不安なこともありました。北海道大学で勉強をする前に基礎研究の経験がなく、最初からほぼ何もわからない状態でした。大野教授引退後、石田教授に私を受け入れていだだき、いろいろと指導していただけたことを大変幸運に思います。

 色々なご迷惑とご面倒をかけましたが、研究室の皆様から色々とアドバイスを頂いたお陰で、少しずつ成長出来たと感じています。先生方の指摘はきびしいこともありますが毎回とても勉強になります。北市准教授のご指導のお陰で、動物を用いた実験では論文を書くことに成功し、2012 年に「Astaxanthin 投与による紫外線急性角膜炎の軽症化」と「IKK 阻害薬IMD0354によるラットEIU の軽症化」がアクセプトされまして、自信を持つことができました。

 これで博士課程の卒業を出来るようになりました。色々と私にご指導頂いた研究室の皆様に心から感謝いたします。これからも初心を忘れずに眼科学の勉強を続け、卒業した後も、今までの研究経験を生かし、色々なことに挑戦し、難しい問題を自分の力でクリアしていきたいです。